JP2001286177A - モータ制御装置 - Google Patents

モータ制御装置

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JP2001286177A
JP2001286177A JP2000101019A JP2000101019A JP2001286177A JP 2001286177 A JP2001286177 A JP 2001286177A JP 2000101019 A JP2000101019 A JP 2000101019A JP 2000101019 A JP2000101019 A JP 2000101019A JP 2001286177 A JP2001286177 A JP 2001286177A
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Masanobu Takeuchi
正信 竹内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータの出力短絡故障に伴う損害の発生を未
然に回避することができるモータ制御装置を提供する。 【解決手段】 固定子巻線71を備える固定子72と回
転子73から構成されるモータ56、57を運転制御す
る。モータが停止している状態で、固定子巻線の各相の
出力端子76〜78間に所定のインパルス電圧を印加す
ると共に、基準値を越える電流が出力端子間に流れた場
合には、モータ出力短絡と判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばオープンシ
ョーケースの開口部にエアーカーテンを形成する送風機
などを駆動するためのモータを制御するためのモータ制
御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばスーパーマーケットなどに設置さ
れる従来のオープンショーケースは、例えば特公平7−
1135号公報に示される。即ち、この種オープンショ
ーケースにおいては、貯蔵室(商品収納室)の前面開口
に冷気エアーカーテンと、その外側の保護用のエアーカ
ーテンを形成しており、この場合、内側の冷気エアーカ
ーテンは複数台の内層用送風機により形成すると共に、
保護用のエアーカーテンは複数台の外層用送風機にて形
成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、係るオープン
ショーケースの内層用送風機及び外層用送風機は、それ
ぞれモータによって駆動されているが、係るモータにお
いて何らかの原因で出力端子に短絡故障が発生すると、
モータの駆動回路には異常過電流が流れ、放置すればモ
ータの駆動制御用スイッチング素子が過熱して破壊され
る危険性もある。
【0004】そこで、従来よりこの種モータの制御装置
では電源入力部に電流ヒューズを介設したり、スイッチ
ング素子の過熱保護のために温度ヒューズを用いるなど
の保護機能が設けられるが、係る過電流が流れ続けると
上記温度ヒューズや電流ヒューズは溶断してしまうた
め、これら保護部品の交換が必要となると共に、場合に
よっては制御装置を基板ごと交換しなければならなくな
る問題もあった。
【0005】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、モータの出力短絡故障に
伴う損害の発生を未然に回避することができるモータ制
御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の制御装置は、固
定子巻線を備える固定子と回転子から構成されるモータ
を運転制御するものであって、モータが停止している状
態で、固定子巻線の各相の出力端子間に所定のインパル
ス電圧を印加すると共に、基準値を越える電流が出力端
子間に流れた場合には、モータ出力短絡と判定すること
を特徴とする。
【0007】請求項2の発明のモータ制御装置は、上記
においてモータ出力短絡と判定した場合には、当該モー
タの起動を禁止することを特徴とする。
【0008】請求項3の発明のモータ制御装置は、上記
各発明においてモータ出力短絡と判定した場合には、所
定の警報を発生することを特徴とする。
【0009】即ち、正常時にモータの固定子巻線の各相
の出力端子間に直流電圧を印加しても、巻線がコイルで
あるために電流は流れないが、各相の出力端子間が短絡
していると、出力端子間には電流が流れるようになる。
【0010】そこで本発明は、固定子巻線を備える固定
子と回転子から構成されるモータを運転制御するモータ
制御装置において、モータが停止している状態で、固定
子巻線の各相の出力端子間に所定のインパルス電圧を印
加すると共に、基準値を越える電流が出力端子間に流れ
た場合には、モータ出力短絡と判定するようにしたの
で、モータの出力短絡故障を、印加されたインパルス電
圧によって各相の出力端子間に流れる電流値として捉
え、これをモータの停止中に判定することが可能とな
る。
【0011】これにより、請求項2の如くモータの起動
を禁止するなどの措置をとることが可能となり、過電流
によって制御装置を構成するスイッチング素子や保護部
品などに発生する損傷を未然に回避することができるよ
うになる。
【0012】特に、判定に用いる電圧はインパルス電圧
であるので、そのパルス幅や電流値を制御装置の各回路
部品の許容範囲に設定すれば、インパルス電圧によって
スイッチング素子や保護部品が悪影響を受ける問題も無
くなる。そして、請求項3の如く出力短絡判定が成され
た場合に警報を発生させるようにすれば、故障の修復も
迅速に行われるようになるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明を適用した実施例として
のオープンショーケース1の縦断側面図、図2は図1の
オープンショーケース1の制御装置Cの電気回路のブロ
ック図を示している。
【0014】実施例のオープンショーケース1はスーパ
ーマーケットなどの店舗内に設置される縦型オープンシ
ョーケースであり、断面略コ字状の断熱壁32と、据え
付け現場においてこの断熱壁32の両側に取り付けられ
る側板(図示せず)とから構成されている。断熱壁32
の内側にはそれぞれ間隔を存して外層仕切板34と内層
仕切板36が取り付けられており、断熱壁32と外層仕
切板34間が外層ダクト37、内外層仕切板36、34
間が内層ダクト38とされ、内層仕切板36の内側が貯
蔵室39とされている。
【0015】この貯蔵室39内には複数段の棚41・・
が架設されると共に、各棚41・・の下面前部と貯蔵室
39の天井部、及び、庇35内には照明灯としても蛍光
灯40・・が取り付けられている。貯蔵室39の底部に
はデックパン42が取り付けられ、このデックパン42
の下方は前記両ダクト37、38に連通した底部ダクト
43とされている。そして、この底部ダクト43内には
後述する内層用送風機45A及び外層用送風機45Bを
それぞれ複数台(実施例では6台ずつ。合計12台)内
蔵したファンケース44が設置される。また、貯蔵室3
9の背方に位置する内層ダクト38内の下部には蒸発器
46が縦設されている。
【0016】尚、前記庇35の前面には貯蔵室39内の
温度表示などを行うための表示部55が取り付けられて
いる。
【0017】貯蔵室39の前面開口部51の上縁には外
層吐出口52と内層吐出口53が前後に並設されてお
り、外層吐出口52は外層ダクト37に、内層吐出口5
3は内層ダクト38にそれぞれ連通している。また、開
口部51の下縁には吸込口54が形成され、前記底部ダ
クト43に連通している。
【0018】更に、ファンケース44内は内層用領域と
外層用領域に区画されており、内層用領域は内層ダクト
38と吸込口54に連通し、外層用領域は外層ダクト3
7と吸込口54に連通している。更にまた、前記内層用
送風機45Aは前記内層用領域に設けられ、外層用送風
機45Bは前記外層用領域に設けられる。
【0019】前記ファンケース44内の内層用送風機4
5Aが運転されると、吸込口54からの空気は後方の内
層ダクト38に向けて吹き出されると共に、外層用送風
機45Bが運転されると、吸込口54からの空気は後方
の外層ダクト37に向けて吹き出される。
【0020】そして、外層ダクト37においてはそのま
ま吹き上げられると共に、内層ダクト38においては蒸
発器46と熱交換した後吹き上げられ、開口部51上縁
の内外層吐出口52、53から、下縁の吸込口54に向
けてそれぞれ吹き出される。
【0021】これによって、貯蔵室39の開口部51に
は内側の冷気エアーカーテンとそれを保護する外側のエ
アーカーテンとが形成され、開口部51からの外気の侵
入が阻止、若しくは、抑制されると共に、内側の冷気エ
アーカーテンの一部が貯蔵室39内に循環して貯蔵室3
9内は冷却される。そして、これらの冷気などは吸込口
54から底部ダクト43に帰還し、送風機45A、45
Bに再び吸い込まれることになる。
【0022】尚、図1において56は前記内層用送風機
45Aを駆動するセンサレスDCモータ、57は前記外
層用送風機45Bを駆動するセンサレスDCモータであ
り、実施例のオープンショーケース1では6台のDCモ
ータ56と6台のDCモータ57が取り付けられ、それ
ぞれ6台ずつ(合計12台)の内層用送風機45A及び
外層用送風機45Bを駆動する。
【0023】そして、内層用送風機45Aは上記DCモ
ータ56にプロペラファンを取り付けて構成され、外層
用送風機45Bは上記DCモータ57にプロペラファン
を取り付けて構成される。
【0024】次に、図2において、制御装置Cは運転制
御部(基板)2とモータ制御部(基板)3とから構成さ
れている。そして、この運転制御部2とモータ制御部3
にはマイクロコンピュータMC1、MC2がそれぞれ取
り付けられている。各マイクロコンピュータMC1、M
C2はワンチップICから構成された汎用マイクロコン
ピュータであり、それぞれ運転制御用のプログラムとモ
ータ制御用のプログラムが予め書き込まれているが、マ
イクロコンピュータMC1においては運転制御用のプロ
グラムが機能し、マイクロコンピュータMC2において
はモータ制御用のプログラムが機能する。
【0025】運転制御部2には、マイクロコンピュータ
MC1の他、入力制御手段4A〜4D、出力制御手段6
A、6B、送受信手段8、9、時刻に関する制御を行う
ためのリアルタイムクロック5、各種設定値の記憶を行
う不揮発性メモリであるEEPROM10が取り付けら
れており、基板の配線パターンによりそれぞれマイクロ
コンピュータMC1の所定のポートに配線接続されてい
る。
【0026】前記入力制御手段4A〜4Dには、キース
イッチ11、ディップスイッチ27、AC信号1、2・
・(外部タイマなど)から成るAC信号回路12や、貯
蔵室39内の温度(実際には吐出冷気温度)を検出する
温度センサ1や蒸発器46の霜取復帰温度を検出するた
めの温度センサ2から成るセンサ回路13の出力がそれ
ぞれ接続されている。
【0027】前記出力制御手段6B、6Aには、オープ
ンショーケース1の蒸発器46への冷媒供給を制御する
電磁弁またはコンプレッサを駆動し、或いは、蒸発器4
6の霜取ヒータを通電するためのリレー1、2から成る
リレー回路14と、LEDから構成されるデジタル式の
前記表示部55がそれぞれ接続されている。また、送受
信手段9はオープンショーケース1が所属する集中制御
装置との通信を行い、また、送受信手段8は各モータ制
御部3・・・のマイクロコンピュータMC2と送受信手
段17を介して通信を行い、マイクロコンピュータMC
1からマイクロコンピュータMC2に各種運転状態・運
転モードに応じたモータの起動・停止指示、回転速度な
どのデータの伝送・通信を行うものである。
【0028】一方、モータ制御部3には、マイクロコン
ピュータMC2の他、入力制御手段21及び出力制御手
段23と、後述するPWM回路28(図4)から成る出
力制御手段(1〜3)及びモータ駆動回路29(図4)
から成る速度制御手段(1〜3)から構成される三つの
ドライバ回路22A〜22Cが取り付けられており、基
板の配線パターンによりそれぞれマイクロコンピュータ
MC2の所定のポートに配線接続されている。そして、
各モータ56、57は三相の固定子巻線71が巻設され
た固定子72とこの固定子72にて構成される回転磁界
により回転すると共に、永久磁石を備えた回転子73か
ら構成されており、固定子巻線71のU相、V相、W相
それぞれの出力端子76、77、78がモータ駆動回路
29に接続されている(図4)。
【0029】前記入力制御手段21には、設定手段とし
てのディップスイッチ26が接続されている。前記出力
制御手段23には、LED表示部16が接続されてい
る。また、送受信手段17は運転制御部2のマイクロコ
ンピュータMC1と送受信手段8を介して通信する。
【0030】そして、前記ドライバ回路22A〜22C
にはそれぞれ前記DCモータ56(或いは57)が一台
ずつ接続され、回転速度制御が為される。尚、係るモー
タ制御部3は図3に示す如く一台の運転制御部2に対し
て四つまで接続可能とされている。従って、実施例の合
計12台のDCモータ56(或いは57。図3にファン
モータ1〜12で示す)を運転制御部2で制御可能であ
る。
【0031】そして、ドライバ回路22A〜22CがD
Cモータ56・・・を制御するか、DCモータ57・・
・を制御するかはディップスイッチ26によって設定さ
れる(実施例では図3に示すファンモータ1〜6が内層
用、ファンモータ7〜12が外層用に設定される)。
【0032】ここで、前記ドライバ回路22A(22
B、22Cも同様)とマイクロコンピュータMC2の機
能ブロックを図4に示す。この図において、58はPL
L制御部、59は周波数演算部、61は回転基準周波数
発生部、62は異常監視部、63は異常処理部、64は
短絡検知電流制限部、66は点弧モード制御部、67は
DCモータ56、57の電流検出回路、68は同じく位
置検出回路である。
【0033】マイクロコンピュータMC2は、DCモー
タ56、57の回転子整列、開ループ加速、閉ループ速
度制御の起動シーケンスを実行する。回転子73の整列
及び閉ループ加速の際、起動に必要なトルクを得るため
に大きな起動電流を必要とするが、モータ負荷及び電源
容量を考慮し、必要な起動電流を流す。起動電流の調整
は、PWM回路28によるPWM制御により駆動電圧の
デューティー比を変化させて実行する。
【0034】実際にはファンや使用環境などによるモー
タ負荷を考慮し、起動電流を調整する。また、閉ループ
速度制御では、位置検出回路68によるモータ56、5
7の位置検出信号から回転速度を演算し、PWM制御及
びPLL制御によって目標回転速度に保つように定速制
御を行う。
【0035】以上の構成で次にオープンショーケース1
の動作を説明する。制御装置Cの運転制御部2のマイク
ロコンピュータMC1は、温調温度の設定値とセンサ回
路13から送られてくる貯蔵室39内の温度を比較し、
貯蔵室39内の温度が上記温調温度の設定値となるよう
にリレー回路14にて圧縮機或いは電磁弁の動作を制御
する。
【0036】次に、制御装置Cによる内層用送風機45
A・・・及び外層用送風機45B・・・の起動制御を説
明する。尚、以下の説明では一台のモータ制御部3につ
いて説明するが、他のモータ制御部3についても同様で
ある。
【0037】モータ制御部3のマイクロコンピュータM
C2は、送受信手段8、17にて運転制御部2のマイク
ロコンピュータMC1から各送風機45A(45B)の
起動データを受信すると、先ず図2(図3)に示したフ
ァンモータ1を起動し、最低回転速度とする。
【0038】このモータ1の起動から例えば2秒経過す
ると、マイクロコンピュータMC2は次にファンモータ
2を起動し、最低回転速度とする。そして、このモータ
2の起動から2秒経過すると、今度はファンモータ3を
起動し、最低回転速度とする。
【0039】そして、モータ3の起動から2秒後に全モ
ータの回転速度を上げて加速し、目標回転速度に到達さ
せる。
【0040】これによって、各DCモータ56(57)
の起動時のピーク電流は、極めて低く抑えられるように
なり、電源負担が軽減されて比較的小容量の電源にてD
Cモータ56(57)を駆動できるようになる。
【0041】次に、オープンショーケース1の蒸発器4
6の霜取後の送風機制御を説明する。運転制御部2のマ
イクロコンピュータMC1は、リアルタイムクロック5
に基づき、一日に一回若しくは二回前記霜取ヒータを通
電し、蒸発器46の霜取を行う。そして、その場合は外
層用送風機45BのDCモータ57を停止するデータを
モータ制御部3のマイクロコンピュータMC2に送信す
る。
【0042】マイクロコンピュータMC2はこれを受け
て外層用送風機45B・・のDCモータ57のみを停止
する。即ち、蒸発器46の霜取中は内層用送風機45A
を通常通り運転すると共に、外層用送風機45Bは停止
するので、蒸発器46の霜取効率が向上する。
【0043】そして、係る霜取が終了した場合、マイク
ロコンピュータMC1は外層用送風機45BのDCモー
タ57を起動するデータをマイクロコンピュータMC2
に送信する。マイクロコンピュータMC2は係るデータ
を受信すると、先ず運転中の内層用送風機45AのDC
モータ56の回転速度を低下させる(減速)。その後、
外層用送風機45BのDCモータ57を起動し、所定時
間経過後に全モータの回転速度を上げて加速し、目標回
転速度に到達させる。
【0044】これによって、DCモータ57の再起動時
のピーク電流は、極めて低く抑えられるようになり、電
源負担が軽減されて比較的小容量の電源にてDCモータ
56(57)を駆動できるようになる。
【0045】次に、DCモータ56、57の短絡判定に
ついて説明する。モータ制御部3のマイクロコンピュー
タMC2は、DCモータ56、57を停止している状態
から起動する際、前記回転子整列の前段階(DCモータ
56、57は未だ停止中)において、モータ駆動回路2
9により各出力端子76〜78間にインパルス電圧を印
加する。即ち、マイクロコンピュータMC2はDCモー
タ56、57の停止中に駆動回路29により、例えば先
ず固定子巻線71のU相−V相の出力端子76−77間
にインパルス電圧を印加し、次にV相−W相の出力端子
77−78間にインパルス電圧を印加し、最後にW相−
U相の出力端子78−76間にインパルス電圧を印加す
る。
【0046】尚、このインパルス電圧のパルス幅及びそ
れによって流れるであろう電流値はモータ制御部3のド
ライバ回路22A〜22Cを構成するスイッチング素子
その他の各素子の最大定格以下に抑える。
【0047】ここで、正常時にDCモータ56、57の
固定子巻線71の各相(U相、V相、W相)の出力端子
76〜78間にインパルス電圧を印加しても、固定子巻
線71はコイルであるから電流は流れない。しかしなが
ら、各相の出力端子76−77或いは77−78若しく
は78−76間が短絡していると、それの間に電流が流
れるようになる。
【0048】マイクロコンピュータMC2の短絡検知電
流制限部64は、電流検出回路67にて係るインパルス
電圧印加時に各相の出力端子76〜78間に流れる電流
を検出し、その電流値が所定の基準値を越えた場合に
は、当該DCモータ56、57の出力端子間に短絡故障
が発生しているものと判断し、当該DCモータ56、5
7の起動を禁止する。
【0049】そして、モータ制御部3のマイクロコンピ
ュータMC2は、係る出力短絡故障が発生した場合、送
受信手段17、8にて運転制御部2のマイクロコンピュ
ータMC1に出力短絡故障発生のデータを送信する。マ
イクロコンピュータMC1は係る故障に関するデータを
受信すると、表示部55にモータ出力短絡故障が発生し
ている旨の所定の警報表示を行う。
【0050】これにより、使用者は当該DCモータ56
或いは57において出力短絡故障が発生していることを
確実に把握し、迅速に交換・修理などを実行することが
できるようになる。尚、モータ制御部3のマイクロコン
ピュータMC2は一定の周期毎に係るモータ出力短絡判
定を実行し、上記の如き交換・修理によって正常に復帰
した場合には、自動的に当該モータ56或いは57の起
動を再開するものである。
【0051】尚、実施例では内外二層のエアーカーテン
を形成するオープンショーケースについて説明したが、
更に多層のエアーカーテンを形成する場合にも、本発明
は有効である。また、本発明は係るオープンショーケー
スに限らず、種々の機器に用いられるモータ制御に対し
て適用できるものである。
【0052】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、固定
子巻線を備える固定子と回転子から構成されるモータを
運転制御するモータ制御装置において、モータが停止し
ている状態で、固定子巻線の各相の出力端子間に所定の
インパルス電圧を印加すると共に、基準値を越える電流
が出力端子間に流れた場合には、モータ出力短絡と判定
するようにしたので、モータの出力短絡故障を、印加さ
れたインパルス電圧によって各相の出力端子間に流れる
電流値として捉え、これをモータの停止中に判定するこ
とが可能となる。
【0053】これにより、請求項2の如くモータの起動
を禁止するなどの措置をとることが可能となり、過電流
によって制御装置を構成するスイッチング素子や保護部
品などに発生する損傷を未然に回避することができるよ
うになる。
【0054】特に、判定に用いる電圧はインパルス電圧
であるので、そのパルス幅や電流値を制御装置の各回路
部品の許容範囲に設定すれば、インパルス電圧によって
スイッチング素子や保護部品が悪影響を受ける問題も無
くなる。そして、請求項3の如く出力短絡判定が成され
た場合に警報を発生させるようにすれば、故障の修復も
迅速に行われるようになるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施例のオープンショーケー
スの縦断側面図である。
【図2】図1のオープンショーケースの制御装置を構成
する運転制御部並びにモータ制御部の電気回路のブロッ
ク図である。
【図3】同じく図1のオープンショーケースの電気回路
のブロック図である。
【図4】図2及び図3のモータ制御部の電気回路のブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 オープンショーケース 2 運転制御部 3 モータ制御部 13 センサ回路 14 リレー回路 22A〜22c ドライバ回路 45A 内層用送風機 45B 外層用送風機 56、57 DCモータ 71 固定子巻線 72 固定子 73 回転子 76〜78 出力端子 C 制御装置 MC1、MC2 マイクロコンピュータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子巻線を備える固定子と回転子から
    構成されるモータを運転制御するモータ制御装置におい
    て、 前記モータが停止している状態で、前記固定子巻線の各
    相の出力端子間に所定のインパルス電圧を印加すると共
    に、基準値を越える電流が前記出力端子間に流れた場合
    には、モータ出力短絡と判定することを特徴とするモー
    タ制御装置。
  2. 【請求項2】 モータ出力短絡と判定した場合には、当
    該モータの起動を禁止することを特徴とする請求項1の
    モータ制御装置。
  3. 【請求項3】 モータ出力短絡と判定した場合には、所
    定の警報を発生することを特徴とする請求項1又は請求
    項2のモータ制御装置。
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