JP2001280782A - オープンショーケース - Google Patents

オープンショーケース

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JP2001280782A
JP2001280782A JP2000097274A JP2000097274A JP2001280782A JP 2001280782 A JP2001280782 A JP 2001280782A JP 2000097274 A JP2000097274 A JP 2000097274A JP 2000097274 A JP2000097274 A JP 2000097274A JP 2001280782 A JP2001280782 A JP 2001280782A
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rotation speed
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Yoshiki Makishima
芳樹 巻島
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数台の送風機を備えたオープンショーケー
スの電源負担を軽減する。 【解決手段】 オープンショーケース1は、貯蔵室39
の開口部51にエアーカーテンを形成するための複数台
の送風機45A、45Bを備えたものであって、各送風
機をそれぞれ駆動するDCモータ56、57と、各DC
モータを制御する制御装置とを備え、この制御装置は、
各DCモータを起動する際、所定のDCモータから順次
起動して行くと共に、既に起動したDCモータの回転数
を低く維持した状態で、他のDCモータを起動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開口部にエアーカ
ーテンを形成する複数台の送風機を備えたオープンショ
ーケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のオープンショーケースは、例えば
特公平7−1135号公報に示される。即ち、この種オ
ープンショーケースにおいては、貯蔵室(商品収納室)
の前面開口に冷気エアーカーテンと、その外側の保護用
のエアーカーテンを形成しており、この場合、内側の冷
気エアーカーテンは複数台の内層用送風機により形成す
ると共に、保護用のエアーカーテンは複数台の外層用送
風機にて形成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、従来のオープ
ンショーケースの内層用送風機及び外層用送風機は、そ
れぞれ単相誘導モータが使用されており、このモータを
定格電圧にて駆動すると共に、当該モータとそれに取り
付けられるファン(プロペラ羽根)の選択やファンの形
状調整などによって必要とされる風量を得ていた。
【0004】そのため、負荷変動によって内層用送風
機、外層用送風機の回転数が変化する問題があり、安定
した冷却性能を維持することが難しく、運転効率的にも
理想的なものではなかった。
【0005】また、従来では各送風機(モータ)の起動
時、全て同時に起動されていた。そのため、極めて大な
る起動電流を必要とし、電源負担が大きくなって大容量
の電源装置を必要とする問題があった。
【0006】そこで、従来では図6に示す如く例えば三
台の送風機のモータ1、モータ2、モータ3がある場
合、それらをモータ1から順次起動する方式を採ってい
た。係る方法によれば同時起動よりも入力電流のピーク
値を下げることが可能となるが、それでもモータ3の時
点では起動時のピーク値が定格電流を大きく上回ってし
まう問題があった。
【0007】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、複数台の送風機を備えた
オープンショーケースの電源負担を軽減することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のオープ
ンショーケースは、貯蔵室の開口部にエアーカーテンを
形成するための複数台の送風機を備えたものであって、
各送風機をそれぞれ駆動するDCモータと、各DCモー
タを制御する制御装置とを備え、この制御装置は、各D
Cモータを起動する際、所定のDCモータから順次起動
して行くと共に、既に起動したDCモータの回転数を低
く維持した状態で、他のDCモータを起動させることを
特徴とする。
【0009】請求項2の発明のオープンショーケース
は、上記において何れかのDCモータに起動不良が生じ
た場合、当該DCモータの起動を取り止め、他のDCモ
ータの回転数を上昇させることを特徴とする。
【0010】本発明によれば、貯蔵室の開口部にエアー
カーテンを形成するための複数台の送風機を備えたオー
プンショーケースにおいて、各送風機をそれぞれ駆動す
るDCモータと、各DCモータを制御する制御装置とを
備えたので、状況に応じて制御装置により各送風機のD
Cモータの回転数を制御することにより、オープンショ
ーケースの運転状態に適した風量のエアーカーテンを形
成することができるようになる。
【0011】特に、この制御装置は各DCモータを起動
する際、所定のDCモータから順次起動して行くと共
に、既に起動したDCモータの回転数を低く維持した状
態で、他のDCモータを起動させるようにしたので、複
数台の送風機を起動する際のピーク電流を低く抑えるこ
とができるようになり、電源負担が軽減される。これに
より、比較的小容量の電源にてDCモータを駆動できる
ようになり、コストの著しい軽減を図ることが可能とな
る。
【0012】また、請求項2の発明によれば、これに加
えて何れかのDCモータに起動不良が生じた場合、当該
DCモータの起動を取り止め、他のDCモータの回転数
を上昇させるようにしたので、複数台の送風機のうちの
いずれかの送風機のDCモータが起動できない場合に
は、他の送風機のDCモータの回転数を低く抑える制御
を解除して回転数を上昇させ、それらによるオープンシ
ョーケースのエアーカーテン風量の確保を行うことがで
きるようになる。これにより、送風機起動時のピーク電
流を低く抑えながらオープンショーケースの冷却性能及
びエアーカーテン機能の維持を図ることが可能となるも
のである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明のオープンショーケース
1の縦断側面図、図2はオープンショーケース1の制御
装置Cの電気回路のブロック図を示している。
【0014】実施例のオープンショーケース1はスーパ
ーマーケットなどの店舗内に設置される縦型オープンシ
ョーケースであり、断面略コ字状の断熱壁32と、据え
付け現場においてこの断熱壁32の両側に取り付けられ
る側板(図示せず)とから構成されている。断熱壁32
の内側にはそれぞれ間隔を存して外層仕切板34と内層
仕切板36が取り付けられており、断熱壁32と外層仕
切板34間が外層ダクト37、内外層仕切板36、34
間が内層ダクト38とされ、内層仕切板36の内側が貯
蔵室39とされている。
【0015】この貯蔵室39内には複数段の棚41・・
が架設されると共に、各棚41・・の下面前部と貯蔵室
39の天井部、及び、庇35内には照明灯としても蛍光
灯40・・が取り付けられている。貯蔵室39の底部に
はデックパン42が取り付けられ、このデックパン42
の下方は前記両ダクト37、38に連通した底部ダクト
43とされている。そして、この底部ダクト43内には
後述する内層用送風機45A及び外層用送風機45Bを
それぞれ複数台(実施例では6台ずつ。合計12台)内
蔵したファンケース44が設置される。また、貯蔵室3
9の背方に位置する内層ダクト38内の下部には蒸発器
46が縦設されている。
【0016】尚、前記庇35の前面には貯蔵室39内の
温度表示などを行うための表示部55が取り付けられて
いる。
【0017】貯蔵室39の前面開口部51の上縁には外
層吐出口52と内層吐出口53が前後に並設されてお
り、外層吐出口52は外層ダクト37に、内層吐出口5
3は内層ダクト38にそれぞれ連通している。また、開
口部51の下縁には吸込口54が形成され、前記底部ダ
クト43に連通している。
【0018】更に、ファンケース44内は内層用領域と
外層用領域に区画されており、内層用領域は内層ダクト
38と吸込口54に連通し、外層用領域は外層ダクト3
7と吸込口54に連通している。更にまた、前記内層用
送風機45Aは前記内層用領域に設けられ、外層用送風
機45Bは前記外層用領域に設けられる。
【0019】前記ファンケース44内の内層用送風機4
5Aが運転されると、吸込口54からの空気は後方の内
層ダクト38に向けて吹き出されると共に、外層用送風
機45Bが運転されると、吸込口54からの空気は後方
の外層ダクト37に向けて吹き出される。
【0020】そして、外層ダクト37においてはそのま
ま吹き上げられると共に、内層ダクト38においては蒸
発器46と熱交換した後吹き上げられ、開口部51上縁
の内外層吐出口52、53から、下縁の吸込口54に向
けてそれぞれ吹き出される。
【0021】これによって、貯蔵室39の開口部51に
は内側の冷気エアーカーテンとそれを保護する外側のエ
アーカーテンとが形成され、開口部51からの外気の侵
入が阻止、若しくは、抑制されると共に、内側の冷気エ
アーカーテンの一部が貯蔵室39内に循環して貯蔵室3
9内は冷却される。そして、これらの冷気などは吸込口
54から底部ダクト43に帰還し、送風機45A、45
Bに再び吸い込まれることになる。
【0022】尚、図1において56は前記内層用送風機
45Aを駆動するセンサレスDCモータ、57は前記外
層用送風機45Bを駆動するセンサレスDCモータであ
り、実施例のオープンショーケース1では6台のDCモ
ータ56と6台のDCモータ57が取り付けられ、それ
ぞれ6台ずつ(合計12台)の内層用送風機45A及び
外層用送風機45Bを駆動する。
【0023】そして、内層用送風機45Aは上記DCモ
ータ56にプロペラファンを取り付けて構成され、外層
用送風機45Bは上記DCモータ57にプロペラファン
を取り付けて構成される。
【0024】次に、図2において、制御装置Cは運転制
御部(基板)2とモータ制御部(基板)3とから構成さ
れている。そして、この運転制御部2とモータ制御部3
にはマイクロコンピュータMC1、MC2がそれぞれ取
り付けられている。各マイクロコンピュータMC1、M
C2はワンチップICから構成された汎用マイクロコン
ピュータであり、それぞれ運転制御用のプログラムとモ
ータ制御用のプログラムが予め書き込まれているが、マ
イクロコンピュータMC1においては運転制御用のプロ
グラムが機能し、マイクロコンピュータMC2において
はモータ制御用のプログラムが機能する。
【0025】運転制御部2には、マイクロコンピュータ
MC1の他、入力制御手段4A〜4D、出力制御手段6
A、6B、送受信手段8、9、時刻に関する制御を行う
ためのリアルタイムクロック5、各種設定値の記憶を行
う不揮発性メモリであるEEPROM10が取り付けら
れており、基板の配線パターンによりそれぞれマイクロ
コンピュータMC1の所定のポートに配線接続されてい
る。
【0026】前記入力制御手段4A〜4Dには、キース
イッチ11、ディップスイッチ27、AC信号1、2・
・(外部タイマなど)から成るAC信号回路12や、貯
蔵室39内の温度(実際には吐出冷気温度)を検出する
温度センサ1や蒸発器46の霜取復帰温度を検出するた
めの温度センサ2から成るセンサ回路13の出力がそれ
ぞれ接続されている。
【0027】前記出力制御手段6B、6Aには、オープ
ンショーケース1の蒸発器46への冷媒供給を制御する
電磁弁またはコンプレッサを駆動し、或いは、蒸発器4
6の霜取ヒータを通電するためのリレー1、2から成る
リレー回路14と、LEDから構成されるデジタル式の
前記表示部55がそれぞれ接続されている。また、送受
信手段9はオープンショーケース1が所属する集中制御
装置との通信を行い、また、送受信手段8は各モータ制
御部3・・・のマイクロコンピュータMC2と送受信手
段17を介して通信を行い、マイクロコンピュータMC
1からマイクロコンピュータMC2に各種運転状態・運
転モードに応じたモータの起動・停止指示、回転数など
のデータの伝送・通信を行うものである。
【0028】一方、モータ制御部3には、マイクロコン
ピュータMC2の他、入力制御手段21及び出力制御手
段23と、後述するPWM回路28から成る出力制御手
段(1〜3)及びモータドライバ29から成る速度制御
手段(1〜3)から構成される三つのドライバ回路22
A〜22Cが取り付けられており、基板の配線パターン
によりそれぞれマイクロコンピュータMC2の所定のポ
ートに配線接続されている。
【0029】前記入力制御手段21には、設定手段とし
てのディップスイッチ26が接続されている。前記出力
制御手段23には、LED表示部16が接続されてい
る。また、送受信手段17は運転制御部2のマイクロコ
ンピュータMC1と送受信手段8を介して通信する。
【0030】そして、前記ドライバ回路22A〜22C
にはそれぞれ前記DCモータ56(或いは57)が一台
ずつ接続され、回転数制御が為される。尚、係るモータ
制御部3は図3に示す如く一台の運転制御部2に対して
四つまで接続可能とされている。従って、実施例の合計
12台のDCモータ56(或いは57。図3にファンモ
ータ1〜12で示す)を運転制御部2で制御可能であ
る。
【0031】そして、ドライバ回路22A〜22CがD
Cモータ56・・・を制御するか、DCモータ57・・
・を制御するかはディップスイッチ26によって設定さ
れる(実施例では図3に示すファンモータ1〜6が内層
用、ファンモータ7〜12が外層用に設定される)。
【0032】ここで、前記ドライバ回路22A(22
B、22Cも同様)とマイクロコンピュータMC2の機
能ブロックを図4に示す。この図において、58はPL
L制御部、59は周波数演算部、61は回転基準周波数
発生部、62は異常監視部、63は異常処理部、64は
電流制限部、66は点弧モード制御部、67はDCモー
タ56、57の電流検出回路、68は同じく位置検出回
路である。
【0033】マイクロコンピュータMC2は、DCモー
タ56、57のロータ整列、開ループ加速、閉ループ速
度制御の起動シーケンスを実行する。ロータの整列及び
閉ループ加速の際、起動に必要なトルクを得るために大
きな起動電流を必要とするが、モータ負荷及び電源容量
を考慮し、必要な起動電流を流す。起動電流の調整は、
PWM回路28によるPWM制御により駆動電圧のデュ
ーティー比を変化させて実行する。
【0034】実際にはファンや使用環境などによるモー
タ負荷を考慮し、起動電流を調整する。また、閉ループ
速度制御では、位置検出回路68によるモータ56、5
7の位置検出信号から回転数を演算し、PWM制御及び
PLL制御によって目標回転数に保つように定速制御を
行う。
【0035】以上の構成で次にオープンショーケース1
の動作を説明する。制御装置Cの運転制御部2のマイク
ロコンピュータMC1は、温調温度の設定値とセンサ回
路13から送られてくる貯蔵室39内の温度を比較し、
貯蔵室39内の温度が上記温調温度の設定値となるよう
にリレー回路14にて圧縮機或いは電磁弁の動作を制御
する。
【0036】次に、図5を参照しながら制御装置Cによ
る内層用送風機45A・・・及び外層用送風機45B・
・・の起動制御を説明する。尚、図5では一台のモータ
制御部3について説明するが、他のモータ制御部3につ
いても同様である。
【0037】モータ制御部3のマイクロコンピュータM
C2は、送受信手段8、17にて運転制御部2のマイク
ロコンピュータMC1から各送風機45A(45B)の
起動データを受信すると、図5に示す如く、先ず図2
(図3)に示したファンモータ1を起動し、例えば最低
回転数に維持する。
【0038】このモータ1の起動から例えば2秒経過す
ると、マイクロコンピュータMC2は次にファンモータ
2を起動し、最低回転数に維持する。そして、このモー
タ2の起動から2秒経過すると、今度はファンモータ3
を起動し、最低回転数とする。
【0039】そして、モータ3の起動から2秒後に全モ
ータの回転数を上げて加速し、目標回転数に到達させ
る。
【0040】これによって、各DCモータ56(57)
の起動時の入力電流のピーク値(ピーク電流)は、図5
に示される如く定格電流以下に抑えられるようになり、
電源負担が軽減されて比較的小容量の電源にてDCモー
タ56(57)を駆動できるようになる。
【0041】次に、上記の如き起動中、例えば図5のモ
ータ3が駆動する送風機56の周辺が氷結し、或いは、
底部ダクト43内に異物が落下して当該異物が送風機5
6に衝突するなどして、モータ3が起動できない場合、
マイクロコンピュータMC2は直ちに当該モータDの起
動を取り止める。そして、既に起動しているモータ1及
びモータ2の回転数を目標回転数に向けて上昇させる。
【0042】これによって、内層用送風機56、若しく
は、外層用送風機57の風量を確保し、オープンショー
ケース1の冷却性能とエアーカーテン機能を維持を図
る。尚、このとき、マイクロコンピュータMC2が通常
の回転数よりも目標回転数を上げるようにすれば、正常
な(起動できた)送風機56、57による風量を増大さ
せ、全体としては正常時と代わらないエアーカーテン風
量を確保することも可能となる。
【0043】また、マイクロコンピュータMC2は、起
動を取り止めたモータ3については一定期間経過後、再
度を起動を試みる。その際も、他の運転中のモータ1、
2については最低回転数に低下させ、モータ3の起動完
了後(例えば前記2秒後)に全モータの回転数を目標回
転数に上昇させることにより、ピーク電流を低く維持す
ることは当然である。
【0044】更に、運転制御部2のマイクロコンピュー
タMC1は、リアルタイムクロック5に基づき、一日に
一回若しくは二回前記霜取ヒータを通電し、蒸発器46
の霜取を行う。そして、その場合は外層用送風機45B
のDCモータ57を停止するデータをモータ制御部3の
マイクロコンピュータMC2に送信する。
【0045】マイクロコンピュータMC2はこれを受け
て外層用送風機45B・・のDCモータ57のみを停止
する。即ち、蒸発器46の霜取中は内層用送風機45A
を通常通り運転すると共に、外層用送風機45Bは停止
するので、蒸発器46の霜取効率が向上する。
【0046】そして、係る霜取が終了した場合、マイク
ロコンピュータMC1は外層用送風機45BのDCモー
タ57を起動するデータをマイクロコンピュータMC2
に送信する。マイクロコンピュータMC2は係るデータ
を受信すると、先ず運転中の内層用送風機45AのDC
モータ56の回転数を最低回転数に低下させる。その
後、外層用送風機45BのDCモータ57を起動し、所
定時間経過後に全モータの回転数を上げて加速し、目標
回転数に到達させる。
【0047】これによって、DCモータ57の再起動時
のピーク電流は、図6に示される如く極めて低く抑えら
れるようになり、電源負担が軽減されて比較的小容量の
電源にてDCモータ56(57)を駆動できるようにな
る。
【0048】尚、実施例では内外二層のエアーカーテン
を形成するオープンショーケースについて説明したが、
一層若しくは更に多層のエアーカーテンを形成する場合
にも、本発明は有効である。
【0049】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、貯蔵
室の開口部にエアーカーテンを形成するための複数台の
送風機を備えたオープンショーケースにおいて、各送風
機をそれぞれ駆動するDCモータと、各DCモータを制
御する制御装置とを備えたので、状況に応じて制御装置
により各送風機のDCモータの回転数を制御することに
より、オープンショーケースの運転状態に適した風量の
エアーカーテンを形成することができるようになる。
【0050】特に、この制御装置は各DCモータを起動
する際、所定のDCモータから順次起動して行くと共
に、既に起動したDCモータの回転数を低く維持した状
態で、他のDCモータを起動させるようにしたので、複
数台の送風機を起動する際のピーク電流を低く抑えるこ
とができるようになり、電源負担が軽減される。これに
より、比較的小容量の電源にてDCモータを駆動できる
ようになり、コストの著しい軽減を図ることが可能とな
る。
【0051】また、請求項2の発明によれば、これに加
えて何れかのDCモータに起動不良が生じた場合、当該
DCモータの起動を取り止め、他のDCモータの回転数
を上昇させるようにしたので、複数台の送風機のうちの
いずれかの送風機のDCモータが起動できない場合に
は、他の送風機のDCモータの回転数を低く抑える制御
を解除して回転数を上昇させ、それらによるオープンシ
ョーケースのエアーカーテン風量の確保を行うことがで
きるようになる。これにより、送風機起動時のピーク電
流を低く抑えながらオープンショーケースの冷却性能及
びエアーカーテン機能の維持を図ることが可能となるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオープンショーケースの縦断側面図で
ある。
【図2】本発明のオープンショーケースの制御装置を構
成する運転制御部並びにモータ制御部の電気回路のブロ
ック図である。
【図3】同じく本発明のオープンショーケースの電気回
路のブロック図である。
【図4】図2及び図3のモータ制御部の電気回路のブロ
ック図である。
【図5】図2及び図3のモータ制御部のマイクロコンピ
ュータによるDCモータ起動時の電流の推移を示す図で
ある。
【図6】従来のオープンショーケースの送風機起動時の
電流の推移を示す図である。
【符号の説明】
1 オープンショーケース 2 運転制御部 3 モータ制御部 13 センサ回路 14 リレー回路 22A〜22c ドライバ回路 45A 内層用送風機 45B 外層用送風機 56、57 DCモータ C 制御装置 MC1、MC2 マイクロコンピュータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯蔵室の開口部にエアーカーテンを形成
    するための複数台の送風機を備えたオープンショーケー
    スにおいて、 前記各送風機をそれぞれ駆動するDCモータと、各DC
    モータを制御する制御装置とを備え、この制御装置は、
    各DCモータを起動する際、所定のDCモータから順次
    起動して行くと共に、既に起動した前記DCモータの回
    転数を低く維持した状態で、他の前記DCモータを起動
    させることを特徴とするオープンショーケース。
  2. 【請求項2】 何れかのDCモータに起動不良が生じた
    場合、当該DCモータの起動を取り止め、他のDCモー
    タの回転数を上昇させることを特徴とする請求項1のオ
    ープンショーケース。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011033337A (ja) * 2010-11-15 2011-02-17 Daikin Industries Ltd ファン駆動装置及び空調機
WO2019244208A1 (ja) * 2018-06-18 2019-12-26 三菱電機株式会社 送風装置

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