JP2007225158A - 除霜運転制御装置および除霜運転制御方法 - Google Patents

除霜運転制御装置および除霜運転制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007225158A
JP2007225158A JP2006044489A JP2006044489A JP2007225158A JP 2007225158 A JP2007225158 A JP 2007225158A JP 2006044489 A JP2006044489 A JP 2006044489A JP 2006044489 A JP2006044489 A JP 2006044489A JP 2007225158 A JP2007225158 A JP 2007225158A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
air
heat exchanger
value
refrigerant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006044489A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Toyoshima
正樹 豊島
Koji Yamashita
浩司 山下
Hiroshi Nakada
浩 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2006044489A priority Critical patent/JP2007225158A/ja
Publication of JP2007225158A publication Critical patent/JP2007225158A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】複雑な計算を必要とすることなく、除霜運転開始時期の判定精度が高良く、実用的で、最適除霜時期の判定を確実に行い、最適な時期における除霜運転が可能な除霜運転制御装置を得る。
【解決手段】蒸発温度センサ16、空気吸込側温度センサ17、空気吹出側温度センサ18は、それぞれ蒸発器10の内部を流れる冷媒の蒸発温度、蒸発器10の空気吸込側温度、蒸発器10の空気吹出側温度を測定する。コントローラ4は、これらの温度情報を基に温度効率を算出し、算出した温度効率の着霜運転開始からの変化傾向に基づいて蒸発器10のへの着霜量を予測し、この着霜量に基づいて最適除霜開始時期や終了時期を判定し、圧縮機モータのオンオフや回転数を制御するとともにヒーター13をオンにする。
【選択図】図2

Description

本発明は冷凍、冷蔵、空気調和装置の除霜運転制御装置および除霜運転制御方法に関するものであり、特に熱交換器である蒸発器の除霜運転制御装置および除霜運転制御方法に関する。
従来の除霜運転制御装置の例として、熱交換器の蒸発能力Qeを凝縮能力Qc(=空気質量流量×比熱×熱交換器出入口温度差)と圧縮機入力Wとの差、すなわちQe=Qc-Wから算出し、さらに、空気の乾球温度と湿球温度から空気のエンタルピHaを、さらに熱交換器の蒸発温度Teからその温度相当の飽和空気エンタルピHeを求め、これらに基づいて熱交換器の熱交換性能に関する指数 K=Qe/(Ha-He)を算出して、Kの変化から着霜状態を判断し、除霜運転開始時期を判定する方法が知られている(特許文献1参照)。
特開平4−131645号公報(図3)
また、従来の除霜運転制御装置の別の例として、熱交換器の蒸発能力Qeと、外気温度Taと、蒸発温度Teから、熱交換器の熱通過率Kと伝熱面積Aとを乗じたAK値=Qe/(Ta-Te)を算出し、その変化から除霜運転開始時期を判定する方法が知られている(特許文献2参照)。
特開2002−147904号公報(図4)
従来の除霜運転制御装置による除霜時期判定方法では、冷凍能力やAK値を算出する際に複雑な計算を必要とし、演算負荷が大きかった。また、近似式を多用していたため、近似式の誤差により演算精度が落ちる可能性があった。このため、これらのパラメータによる判定では判定精度が低くなる恐れがあった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、複雑な計算を必要とすることなく、除霜運転開始時期の判定精度が高い除霜運転制御装置を得ることを目的としている。
本発明に関わる除霜運転制御装置は、熱交換器の内部を流れる冷媒の温度と、上記熱交換器の空気の吸込側温度および吹出側温度とに基づいて温度効率を演算手段によって算出し、上記算出された温度効率の着霜運転開始からの変化傾向に基づいて熱交換器への着霜量を予測し、この予測された着霜量を基に最適除霜開始時期を判定するようにしたものである。
この発明によれば、冷凍機もしくは空調機の蒸発器の熱交換特性を表す温度効率を演算し、この温度効率を用いて最適除霜開始時期を判定するようにしたので、複雑な計算を必要とすることなく、除霜運転開始時期の判定精度が高良く、実用的で、最適除霜時期の判定が確実に行われる。これにより、最適な時期における除霜運転が可能となり、省エネルギーを図ることができる。
実施の形態1.
はじめに本発明の実施の形態1の除霜開始時期判定手段50の内容について説明し、後に本発明の特徴である外気温湿度と庫内の空気吸込側温度によって決定される蒸発器10の着霜部位を着霜型として分類した場合の除霜制御対応方法について説明する。
除霜開始時期判定手段50の構成について図1〜図4を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態1における冷却システムの全体構成図であり、冷凍倉庫1および冷凍装置を含む。冷凍倉庫1は断熱壁にて構成されており、外からの熱の侵入を極力抑える構造となっている。また、冷凍倉庫1には扉6が設けられており、人の出入りや冷却対象物の搬入搬出が可能である。なお、扉は手でロックを解除して開閉するタイプのほか、自動開閉タイプなどもある。冷凍倉庫1の内部(以下、庫内という)には冷却装置2が、冷凍倉庫1の外部(以下、庫外という)には室外機3、そしてこれらを制御するコントローラ4が設けられている。冷却装置2と室外機3とは冷媒配管7で接続されており、冷却装置2は庫内の冷却を行い、室外機3は冷却装置2が熱交換により吸熱した庫内の熱を熱交換により外部に捨てるものである。上記冷却装置2と室外機3と冷媒配管7とから冷凍装置が構成されている。冷却装置2は天井から吊り下げるタイプでもよいし、天井、側壁などに埋め込んで固定するタイプなどでもよい。また室外機3は天井に据え付けるタイプや、屋外に設置するタイプでもよい。コントローラ4は庫内の温度を調整したり、除霜運転制御のタイミングを調整したりする制御装置であり、庫内温度などの設定が可能である。なお、コントローラ4の機能は冷却装置2や室外機3の内蔵されている図示しないマイコンなどに含ませる構成としてもよい。
冷却装置2を横方向から見た断面図を図2に示す。冷却装置2は空気を冷却する金属製のフィンおよびパイプからなる蒸発器10と、蒸発器10に送風する送風ファン11と、送風ファン11を駆動するモーター12と、除霜運転時に蒸発器10およびドレンパン15を加熱するヒーター13と、除霜運転時に除霜された水を排出するドレンパイプ14とからなる。冷却装置2は、空気と熱交換を行う熱交換器である蒸発器10の冷媒蒸発温度を測定する蒸発温度センサ16と、空気の吸込側温度を測定する空気吸込側温度センサ17と、空気の吹出側温度を測定する空気吹出側温度センサ18とを備えており、各部の温度測定が可能である。なお、蒸発器10に取り付けられているヒーター13は蒸発器10のフィンもしくはパイプに密着されており、蒸発器10のフィンおよびパイプに着いている霜を効率よく溶かすことが可能な構成となっている。
図3は冷凍装置の冷凍サイクルを表す図である。冷凍装置内には冷媒が封入されており、圧縮機20、凝縮器21、膨張弁22、蒸発器10を順次配管で接続して構成されている。冷凍装置には前記蒸発温度センサ16のほかに、冷媒の圧力を測定する膨張弁前圧力センサ31、圧縮機吸入圧力センサ34、温度を測定する蒸発器出口温度センサ32、圧縮機吸入温度センサ33の各センサが設けられ、冷凍サイクルの運転状態が把握可能な構成となっている。なお、冷凍装置に使用する冷媒はR22などの単一冷媒や、R404Aなどの複数冷媒からなる混合冷媒でもよい。
図4は、図1〜図3に示すコントローラ4の構成図である。次にコントローラ4について図4に基づき説明する。コントローラ4は、各温度センサおよび各圧力センサから得られる情報を演算処理する演算手段41と、各種演算値や予め定められた値などを記憶する記憶手段42と、これらの値の大小などを比較する比較手段43と、除霜開始時期や終了時期を判断する判断手段44と、ユーザーからの入力や演算結果などの画面表示出力や音声出力を行う入出力手段45と、圧縮機モーターのオンオフや回転数を制御する制御手段46とから構成される。また、最適な除霜時期を判定する除霜時期判定手段50は、上記演算手段41と記憶手段42と比較手段43と判断手段44と入出力手段45とによって構成されている。
コントローラ4は、具体的には冷凍装置の圧縮機20などを統括制御するCPU(中央演算装置)と、プログラムやデータを記憶するメモリと、タッチパネルやキーボードなどの外部入出力装置と、ディスプレイ等の表示部とを備えたマイクロコンピュータ等であり。このうちのCPUと所定のプログラムにより上記演算手段41、比較手段43、判断手段44が構成されている。また、メモリにより記憶手段42が構成され、キーボードやタッチパネル、ディスプレイ等の表示部により入出力手段45が構成され、リレー、パワートランジスタなどにより制御手段46が構成される。また、この入出力手段45を利用して冷凍倉庫1の設定温度の変更等を容易に行なうことが可能である。また、除霜時期の判定結果や演算内容、各センサの値は、有線または無線の信号を介して上記設置機器から離れた場所、例えばサービスセンターなどの遠隔地に送受信される構成としてもよく、この場合には遠隔地から運転状態の監視や機器の操作、設定値の変更などが可能である。
次に、冷凍装置の冷凍サイクル動作について説明する。圧縮機20から吐出された高温高圧の冷媒は、凝縮器21にて室外空気と熱交換し、冷媒は凝縮液化する。膨張弁22にて減圧されて低圧低温の二相状態となった冷媒は蒸発器10にて冷凍倉庫1内の空気と熱交換し、冷媒は蒸発・ガス化し、庫内空気は冷却される。蒸発器10を出た低圧ガス状の冷媒は、圧縮機20に吸込まれて圧縮され、再び高温高圧の冷媒となって吐出されるというサイクルを繰り返す。これにより冷凍倉庫1内の空気が冷却され、庫内を低温状態に保つことが可能となる。
上記動作により冷凍倉庫1内では、冷却装置2による冷却が行われる。冷凍倉庫1内の温度は一定に保つ必要があり、その温度調節方法について説明する。圧縮機20が固定周波数運転方式(ノンインバータ)の場合には、制御手段46からの指令による圧縮機20のオンオフ動作により温度を調整する。冷凍倉庫1の温度は庫内温度センサ5により監視されており、庫内温度が所定の温度より低下した場合には圧縮機20をオフする。そして、庫内温度が上昇した場合には再び圧縮機20をオンして冷却運転を開始する。なお、このオンとオフの温度差および庫内設定温度はコントローラ4の入出力手段45から設定可能である。
また、圧縮機20がインバータ方式の場合には、図4の制御手段46からの指令により圧縮機20の運転周波数を変更することが可能である。インバータ方式の場合には、蒸発温度が一定となるように圧縮機20の運転周波数を制御し、圧縮機周波数を下限値で運転しても冷却能力が過剰で、冷凍倉庫1内の温度が設定温度よりも低下する場合には圧縮機20をオフする。そして、庫内温度が上昇した場合には再び圧縮機20をオンして冷却運転を開始することにより、冷凍倉庫1内温度を一定に保つことが可能となる。
次に、蒸発器10に霜が多く付いた場合に行う除霜運転方法について説明する。蒸発器10の温度が氷点下の条件で長時間冷却運転を行うと、蒸発器10には空気中の水分が凍結して付着し、送風路を塞いで風路圧損の原因となったり、冷媒と空気が熱交換を行う際の熱抵抗となって、伝熱性能を低下させる。そして、着霜量が過度の場合には、冷却能力が不足して、冷凍倉庫1内を設定温度に保つことができない、という不都合に至る。そこで、蒸発器10に付着した霜を溶かして除去する除霜運転を行い、冷却能力が本来の性能を発揮できる状態に戻す。冷却運転中の蒸発器10への着霜状態は、除霜時期判定手段50により監視され、エネルギー消費効率が最大で最も省エネとなる最適な除霜時期になった時点で除霜開始指令が制御手段46に伝えられる。制御手段46では、圧縮機20と送風ファン11の運転を停止し、除霜のための熱源であるヒーター13をオンにする。ヒーター13は蒸発器10とドレンパン15を加熱し、付着した霜を溶かして液体のドレン水の状態にし、ドレン水はドレンパイプ14から、庫外へ排出される。そして、霜が解け終わる除霜完了時期を蒸発温度センサ16が所定の温度に達したことにより判定し、ヒーター13をオフにして、圧縮機20および送風ファン11の運転を再開し、再び冷却運転へ移行する。
なお、上記除霜運転は、ヒーター加熱方式の場合について説明したが、圧縮機20の吐出ガスを直接蒸発器10に戻すように冷媒配管7を接続してホットガスを流す、あるいは圧縮機20の吐出と吸入配管に四方弁を設け、蒸発器10と凝縮器21の冷媒が流れる向きを逆転させて、すなわち、四方弁を切り替えることにより、圧縮機20から出た吐出冷媒が蒸発器10、膨張弁22、凝縮器21の順に循環し、再び圧縮機20に戻る回路構成として除霜運転を行う、ホットガス方式で除霜を行う構成としてもかまわない。
次に、除霜時期判定手段50の判定方法について図2と図5と図6に基づき説明する。図2に示すように冷却装置2では、蒸発器10の冷媒蒸発温度を測定する蒸発温度センサ16と、空気の吸込側温度を測定する空気吸込側温度センサ17と、空気の吹出側温度を測定する空気吹出側温度センサ18とを備えており、各部の温度測定が可能である。演算手段41は、これらの温度情報を基に、下記式(1)により温度効率を算出する。
温度効率 =(空気吸込側温度−空気吹出側温度)/(空気吸込側温度−蒸発温度))
・・・式(1)
ここで、/は除算を表す。
温度効率は、蒸発器10における冷媒と空気の熱交換の効率を表すパラメータであり、着霜時の蒸発器10の伝熱面への霜付着による熱抵抗増加の影響、風路閉塞による風量変化の両面の影響を加味したパラメータである。空気吹出側温度が蒸発温度に等しい場合に温度効率=1となり、最も効率がよくなる。空気線図上では空気吸込側温度をAT、蒸発温度をET、空気吹出側温度をToとすると、温度効率の概念は図6のように表せる。ATからETまでの乾球温度差を1(100%)とすると温度効率はZ(式(1)より)となる。
図5の上図は、冷却装置運転中の、着霜量と温度効率との関係を表したグラフであり、横軸は蒸発器10の着霜量を表している。図中、矢印で示される範囲は温度効率の閾値の候補として適当なゾーンを示す。なお、図中、温度効率がゼロになる部分が多々あるが、これは対象とした冷凍装置の圧縮機20が固定周波数運転方式のため、庫内温度が目標温度に達したときに圧縮機20がオフするサーモオフと、庫内温度が設定値よりも上昇して再び圧縮機20がオンする温度調整制御を繰り返しているためである。同図からわかるように、蒸発器10の着霜量が増加するにしたがい、温度効率は徐々に低下する。
一方、図5の下図は、冷却装置2運転中の着霜量と温度効率との関係を表したグラフであり、横軸に着霜量をとり、縦軸に横軸の値のタイミングで除霜運転を開始した場合の平均入力(ここで、入力とは消費電力または消費エネルギーのことであり、平均入力とは、冷凍機の冷却除霜の1サイクル、すなわち「冷却運転中の合計入力+除霜運転中の合計入力」の平均入力)の下限値(もっとも省エネの場合)を100%として、何%増加したのかを表した図である。図からわかるように、着霜量が少ない段階で除霜運転を開始した場合には、除霜に関わるエネルギー、すなわち消費電力の大きいヒーター13を無駄に多く使用するため平均入力が大きく、或るところで平均入力は下限のピークを迎える。そして、着霜量が過度に増大すると蒸発器10の冷却効率が低下するために圧縮機入力を多く消費するために平均入力は増加する傾向となる。以上のことから、除霜運転を開始する時期には最適な着霜量が存在し、最適な着霜量のときに除霜運転を開始することによって冷凍機平均入力が少ない省エネ運転が可能になることがわかる。
図5にて、冷凍機平均入力が最も少ない着霜量のときの温度効率は約0.4であり、本冷凍機の場合には温度効率=0.4になった時点で除霜運転を開始すればもっとも省エネな状態で冷凍機を運転することが可能となる。このように温度効率をパラメータとして、適切な閾値を設定し、温度効率が閾値に達した時点で除霜運転を開始するようにすれば、省エネに最適な除霜開始時期を判定することが可能となり、冷凍機を省エネ運転することができる。なお、図5の下図中、矢印で示される範囲は平均入力上昇率が少ない適当なゾーンであることを示す。
図7は最適温度効率を用いた場合のコントローラ4による除霜時期判定処理を示すフローチャートである。上記温度効率による除霜開始時期判定の流れを図7のフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップST1にて、初期据付後もしくは除霜運転後の冷却運転が開始されたか否かの判定を行う。この判定はコントローラ4にて把握されている圧縮機20およびヒーター13のオンオフ状態から判定され、ヒーター13がオフの状態で圧縮機20がオンの状態になれば冷却運転が開始されたと判定できる。冷却運転が開始された場合はステップST2に移り、コントローラ4は運転データの測定と温度効率の演算を行う。ステップST3では温度効率が閾値以上か否かを判定し、閾値以上の場合にはステップST4へ移り、コントローラ4は除霜運転開始を指示する。
上記の省エネ除霜時期判定の動作は、コントローラ4の除霜時期判定手段50にて行われる。即ち、演算手段41にて各温度センサの情報から温度効率を演算し、比較手段43にて演算結果と、記憶手段42に予め記憶された、もしくは実機の実運転特性に基づき適宜修正記憶された温度効率の閾値とを比較し、判断手段44にて除霜を開始するか否かを判断し、入出力手段45にて判定結果を制御手段46に出力する。そして制御手段46の制御の下に圧縮機20、ヒーター13、送風ファン11のモーター12などの制御操作が行われる。
なお、温度効率の閾値は、送風ファン11の回転数(以下、ファン回転数という)や圧縮機20の運転周波数が変更可能な場合には、温度効率をファン回転数や圧縮機運転周波数に関する関数として設定値を変更してもよいし、冷凍機の機種に応じて閾値を変更するようにしてもよい。また、これらの閾値変更は、予めメモリなどの記憶手段42に変更されたデータを記憶しておいてもよいし、冷凍機設置後にサービスマンが必要に応じて入出力手段45から変更するようにしてもよいし、遠隔地から有線もしくは無線などの通信手段を介して変更できる構成としてもよい。
また、除霜運転開始タイミングの検出の方法として、温度効率の初期状態からの偏差が閾値以上となった場合に除霜運転を開始する方式としてもよい。この場合には機器据付後に無着霜状態の初期の温度効率を初期学習しておき、初期温度効率と現在の温度効率の差が設定閾値以上となった時点で除霜運転開始とする。このように対象機器に合わせて初期学習を行うことにより、蒸発器10の個々の個体差に合わせた最適な除霜時期判定が可能となる。
初期学習を行う場合のコントローラ4による除霜開始時期判定の流れを図8のフローチャートに示す。
ステップST1において、コントローラ4の判断手段44は初期据付後もしくは除霜運転後の冷却運転が開始されたか否かの判定を行う。冷却運転が開始された場合はステップST2に移り、演算手段41は運転データの測定と温度効率の演算を行う。ステップST3において、判断手段44は学習済みか否かの判定を行い、学習済みでない場合にはステップST4へ移り、蒸発器10に着霜していない冷却運転初期段階の正常安定運転中の運転データを基準データとして基準状態を学習する。ステップST4で学習が完了した場合には、以降ステップST3の判定ではyesのループ、すなわちステップST5以降のループに入る。ステップST5において、演算手段41は現在の温度効率演算値Zと初期学習値Z0との差dZを計算する。そしてステップST6において、判断手段44はdZが設定閾値以上か否かを判定し、閾値より大きい場合には、ステップST7へ移り除霜時期判定手段50は制御手段46に除霜運転を開始を指令する。制御手段46は、除霜時期判定手段50からの除霜運転開始指令により圧縮機20、ヒーター13、送風ファン11のモーター12などの制御操作を行う。
以上のように、この実施の形態1によれば、温度効率を演算し、この温度効率を用いて最適除霜開始時期を判定するようにしたので、複雑な計算を必要とすることなく、除霜運転開始時期の判定精度が高く、実用的で、最適除霜時期の判定が確実に行われる。これにより、最適な時期における除霜運転が可能となり、省エネルギーを図ることができる。
実施の形態2.
実施の形態1の除霜時期判定方法では、単一のパラメータのみにより判定を行っているが、単一のパラメータのみでは、実機の時々刻々変化する複雑な動作に追従できず、場合によっては誤判定を招く恐れがある。この実施の形態2では、このような場合に対処できるように複数のパラメータで判定するものである。
次に、温度効率に他のパラメータを加えた複数のパラメータにより除霜開始時期を判定する方法について説明する。図9は図2の冷却装置2に、ファン回転センサ61、ファン電流センサ62を追加した図である。ファン回転センサ61は、送風ファン11のファン回転数を検知するセンサであり、送風ファン11の一部に設けた反射面に照射した赤外線などの光が送風ファン11が1回転する毎に1回反射するので反射光の回数をカウントすることで送風ファン11のファン回転数を検知する方式や、ホール素子などを用いてモーター12の回転子の位置を検出して回転数を検知する方式、このほか磁束を利用する方式などでもよい。ファン電流センサ62は送風ファン11の電流(以下、ファン電流という)を検出するものであり、CT(コイル式)などを用いて電流値を測定するものである。これらファン回転センサ61、ファン電流センサ62により送風ファン11のファン回転数やファン電流の運転状態を把握することができる。送風ファン11のファン回転数やファン電流は蒸発器10が霜により閉塞してくると、風路圧損が増加することにより変化するパラメータであり、これらのパラメータを利用することにより着霜による蒸発器10の閉塞状態を把握することが可能になる。なお、着霜時の蒸発器10の変化として風路圧損変化と伝熱特性の変化がある。送風ファン11のファン回転数もしくはファン電流では伝熱特性の変化を検知することはできないが、この伝熱特性の変化は着霜時の変化を把握するパラメータのひとつにはなりうる。
複数のパラメータを処理する方法の一例として、一般周知である"マハラノビスの距離"が挙げられる。"マハラノビスの距離"とは、例えば、1992年10月26日に東京図書株式会社から発行された「すぐわかる多変量解析」(非特許文献1)に記載があり、多変量解析の分野で使われている手法である。マハラノビスの距離は正常状態を複数のパラメータの集合体としてとらえ、正常なパラメータの集合体からの距離を表しており、マハラノビスの距離が大きいと正常状態から離れているということを表す。
先に温度効率を初期学習する説明を行ったが、温度効率を他のパラメータ、例えば空気吸込側温度、送風ファン11のファン回転数なども合わせて正常状態の集合体として初期学習させればマハラノビスの距離を使って除霜時期を判定することも可能となる。
マハラノビスの距離を利用して最適な除霜開始時期判定を行う流れを図10のフローチャートにて説明する。なお、図10のフローチャートでは、冷却運転が開始される度に、運転初期段階の蒸発器10が無着霜の状態を基準状態として学習し、以降は運転中の蒸発器10の着霜状態をマハラノビスの距離の変化で監視し、マハラノビスの距離が閾値を超えた時点で除霜を開始するという制御内容に基づいている。
ステップST1にて、初期据付後もしくは除霜運転後の冷却運転が開始されたか否かの判定を行う。この判定はコントローラ4にて把握されている圧縮機20およびヒーター13のオンオフ状態から判定され、ヒーター13がオフの状態で圧縮機20がオンの状態になれば冷却運転が開始されたと判定できる。冷却運転が開始された場合はステップST2に移り、温度効率、ファン回転数、ファン電流、空気吸込側温度などの運転データ、を測定演算する。ステップST3では学習済みか否かの判定を行い、学習済みでない場合にはステップST4へ移り、蒸発器10に着霜していない冷却運転初期段階の正常安定運転中の運転データを基に平均値mi、分散σiおよび相関行列の逆行列Aijを基に基準状態におけるマハラノビスの距離を演算し、演算結果の学習値を基準データとして設定する。ステップST4で学習が完了した場合には、以降ステップST3の判定ではyesのループ、すなわちステップST5以降のループに入る。ステップST5では平均値miおよび分散σiを基にステップST2で測定したデータの基準化を行う。そしてステップST6にて基準化されたデータとステップST4で用いた相関行列の逆行列Aijを基にマハラノビスの距離を演算し、ステップST7にてマハラノビスの距離の演算値と上記マハラノビスの距離の学習値(基準データ)との偏差を記憶手段42に記憶させた閾値と大小比較して、マハラノビスの距離の偏差が閾値より大きい場合には、ステップST8へ移り除霜運転を開始する。ここで、閾値は例えば4程度に設定する。
なお、上記の例では、マハラノビスの距離を相関行列の逆行列を用いて演算したが、分散共分散行列の逆行列を用いて演算してもよい。この場合には、基準化されたデータを使用せず元のデータを使用するため、ステップST5の処理は不要になる。また、ステップST4では相関行列の逆行列の代わりに分散共分散行列の逆行列を用いる。詳細については上記非特許文献1に記載されている。
また、上記の例では複数のパラメータを処理する方法の一例としてマハラノビスの距離を用いたが、これに限らない。例えば、線型判別関数を用いてもよい。この詳細については上記非特許文献1に記載されている。
以上のように、冷却運転開始時の無着霜状態を基準として、複数のパラメータを利用したマハラノビスの距離の増加により着霜状態を把握して、除霜運転開始時期を検知するようにしたので、対象とする機器の個体差および設置条件を考慮した除霜時期の判定が可能となり、実施の形態1より精度の良い除霜時期判定が可能となる。
なお、図10では冷却運転が開始される度に、運転初期段階の蒸発器10に無着霜の状態を基準状態として学習する方法としたが、このほか、据付後から数回の冷却運転データから平均的な基準状態を学習し、以降はこの基準状態をベースとする方式や、機種ごとに予め試験を行い、基準状態をコントローラ4に記憶させた状態で出荷する方式などとしてもよい。
また、上記説明のマハラノビスの距離を用いた除霜運転開始時期検知方法では、複合変数として温度効率、ファン回転数、ファン電流、空気吸込側温度の4つのパラメータを利用したが、パラメータはこれに限るものではなく、蒸発器10の冷凍能力や、蒸発器10の熱交換性能を表すAK値など着霜時に変化するその他パラメータを加えても用いてもよい。例えば、冷凍能力と、ファン回転数と、空気吸込側温度の組合せや、AK値と、ファン電流と、空気吸込側温度の組合せなどでもよく、これらパラメータは除霜運転開始時期の検出特性に合せて全てのパラメータを用いてもよいし、一部を用いた組合せでも、また、このほか蒸発器10の着霜時に変化するパラメータをさらに追加しても良い。
この場合も複数のパラメータを利用したマハラノビスの距離の増加により着霜状態を把握して、除霜運転開始時期を検知するようにしたので、上記と同様またはパラメータの数が多いほどより精度の良い除霜時期判定が可能となる。
以下、上記説明した冷凍能力とAK値の算出方法について説明する。まず、冷凍能力の算出方法について説明する。冷凍能力は蒸発器10における能力であり、空気側から算出する方法と冷媒側から算出する方法があるが、空気側は冷凍能力算出に風量が必要である。着霜時は風量の変化が大きく、正確な予測や低温条件での測定が困難であるため、冷媒側の計算方法について説明する。
冷凍能力Qe[kcal/h]は、
冷凍能力Qe=冷媒流量Gr×(蒸発器入口冷媒エンタルピHein−蒸発器出口冷媒エンタルピHeout) ・・・式(2)
から求めることができる。冷媒流量Gr[kg/h]は圧縮機20の特性に合せて、次式にて求められる。
Gr=冷媒ガス密度ρ×圧縮機回転数×圧縮機押しのけ容積[m3]×体積効率ηv
・・・式(3)
ここで、×は乗算を示している。また、冷媒ガス密度ρ[kg/m3]は使用する冷媒の物性値から蒸発温度Teと圧縮機入口温度Tsの関数(近似式)として表すことができ、ρ=f(Te,Tsuc)となる。圧縮機回転数[1/h]は圧縮機20の運転周波数[Hz=1/sec](1秒あたりの回転数)を3600倍して時間当たりの回転数にて表したものである。圧縮機押しのけ容積[m3]は圧縮機20の1回転あたりの排除体積である。体積効率ηvは圧縮機20の流量を補正する係数であり、使用する圧縮機20の特性に合わせて値を決定する。また、入口冷媒エンタルピHein[kcal/kg]と出口冷媒エンタルピHeout[kcal/kg]は、それぞれ冷媒物性から決定する値であり、物性値の近似式を用いて冷媒の飽和圧力と温度の関数として、冷媒エンタルピH=f(飽和圧力P,冷媒温度T)にて表される。Heinは図3の膨張弁前圧力センサ31によって測定される飽和圧力と、膨張弁前温度センサ30の温度から求めることができ、Heoutは、圧縮機吸入圧力センサ34と、蒸発器出口温度センサ32から求めることができる。
次に、AK値の算出方法について説明する。AK値は、
AK値[kcal/(h・℃)]=冷凍能力Qe/(空気吸込側温度Tae−蒸発温度Te)
から算出される。AK値は蒸発器10における熱通過率Kと伝熱面積Aとを乗じた値であり、蒸発器10の伝熱特性を表すものである。なお、/は除算を示す。
以上説明したように冷凍能力Qeや、AK値をマハラノビスの距離を用いた複合変数による除霜運転開始時期判定の項目に加えることにより、複数のパラメータを用いた総合的な判断が可能となり、判定精度をより向上させることが可能となる。
また、冷凍能力QeやAK値などの単独パラメータのみを判定閾値として、除霜運転開始時期の判定を行うことも可能であり、その方法は上述した温度効率による方法と同様である。
本発明の実施の形態1における冷却システムの全体構成図である。 本発明の実施の形態1の冷却装置の断面図である。 本発明の実施の形態1における冷凍装置の冷凍サイクルを表す図である。 本発明の実施の形態1におけるコントローラの構成図である。 本発明の実施の形態1および3における着霜量と温度効率、冷凍機平均入力上昇率の関係を示す図である。 本発明の実施の形態1の温度効率を空気線図上に表した図である。 本発明の実施の形態1の温度効率を用いた場合の除霜時期判定処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1の温度効率を用いた場合で、かつ初期学習を行う場合の除霜時期判定処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2の冷却装置の断面図である。 本発明の実施の形態2の複合変数を用いた場合の除霜時期判定方法を示すフローチャートである。
符号の説明
1 冷凍倉庫、2 冷却装置、3 室外機、4 コントローラ、5 庫内温度センサ、6 扉、7 冷媒配管、10 蒸発器、11 送風ファン、12 モーター、13 ヒーター、14 ドレンパイプ、15 ドレンパン、16 蒸発温度センサ、17 空気吸込側温度センサ、18 空気吹出側温度センサ、20 圧縮機、21 凝縮器、22 膨張弁、30 膨張弁前温度センサ、31 膨張弁前圧力センサ、32 蒸発器出口温度センサ、33 圧縮機吸入温度センサ、34 圧縮機吸入圧力センサ、41 演算手段、42 記憶手段、43 比較手段、44 判断手段、45 入出力手段、46 制御手段、50 除霜時期判定手段、61 ファン回転センサ、62 ファン電流センサ。

Claims (15)

  1. 冷凍機または空調機の冷凍サイクルの一部を構成する熱交換器の内部を流れる冷媒の温度と前記熱交換器の空気の吸込側温度と吹出側温度とを測定する手段(以下、測定手段という)と、
    この測定手段の測定結果に基づいて冷媒と空気の熱交換の効率を表す温度効率を算出する手段(以下、演算手段という)と、
    この演算手段によって算出された前記温度効率の着霜運転開始からの変化傾向に基づいて前記熱交換器への着霜量を予測し、この着霜量に基づいて最適除霜開始時期を判定する手段(以下、判断手段という)と、
    を備えたことを特徴とする除霜運転制御装置。
  2. 前記熱交換器に着霜がない、あるいは着霜量が少ない状態における前記温度効率の値を予め前記演算手段によって初期学習し、前記温度効率の初期学習値を記憶する手段(以下、記憶手段という)と、
    この記憶手段に記憶された温度効率の初期学習値と前記演算手段によって得られた温度効率の現在値とを比較する手段(以下、比較手段という)と、を備え、
    前記判断手段は、前記温度効率の変化傾向の代わりに前記比較手段による比較結果に基づき、除霜開始時期を判定することを特徴とする請求項1に記載の除霜運転制御装置。
  3. 前記測定手段は、さらに前記冷凍機または空調機の熱交換器用ファンモータの電流もしくは回転数を測定し、
    前記演算手段は、無着霜状態における前記測定手段によって測定された前記ファンモータの電流と回転数と前記熱交換器の空気吸込側温度の少なくともいずれかと前記温度効率の演算値とに基づいて無着霜状態の複合変数を算出して前記記憶手段に記憶し、
    前記比較手段は、前記記憶手段に記憶された無着霜状態の複合変数と、前記測定手段によって新たに測定された前記ファンモータの電流測定値と回転数と前記熱交換器の空気吸込側温度の少なくともいずれかと前記温度効率とに基づいて前記演算手段により算出される現在の複合変数と、を比較し、
    前記判断手段は、前記温度効率の変化傾向の代わりに前記比較手段による比較結果が前記記憶手段に予め記憶された閾値を超えるか否かの情報に基づき、前記熱交換器が着霜しているか否かの判定と着霜量の予測を行うことを特徴とする請求項2に記載の除霜運転制御装置。
  4. 前記温度効率演算手段は、機器設置初期における状態を無着霜状態として初期学習して前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項3に記載の除霜運転制御装置。
  5. 圧縮機と凝縮器と膨張弁と空冷蒸発器とから構成される冷凍機もしくは空調機で用いられる除霜運転制御装置であって、
    前記圧縮機への冷媒吸入ガスの圧力と温度と、前記圧縮機から吐出される冷媒の圧力もしくは膨張弁手前の冷媒圧力と膨張弁手前冷媒温度と蒸発器出口冷媒温度を測定する手段(以下、測定手段という)と、
    この測定手段が測定した結果に基づいて前記空冷蒸発器の冷凍能力を算出する手段(以下、演算手段という)と、
    この演算手段によって算出された前記冷凍能力の着霜運転開始からの変化傾向より前記空冷蒸発器への着霜量を予測し、この着霜量情報に基づき除霜開始時期を判定する手段(以下、判断手段という)と、
    を備え、
    前記測定手段は、さらに前記冷凍機または空調機の熱交換器用ファンモータの電流もしくは回転数を測定し、
    前記演算手段は、無着霜状態における前記測定手段によって測定された前記ファンモータの電流と回転数と前記熱交換器の空気吸込側温度の少なくともいずれかと前記冷凍能力の演算値とに基づいて無着霜状態の複合変数を算出し、
    この無着霜状態の複合変数を記憶する手段(以下、記憶手段という)と、
    この記憶手段に記憶された無着霜状態の複合変数と、前記測定手段によって新たに測定された前記ファンモータの電流測定値と回転数と前記熱交換器の空気吸込側温度の少なくともいずれかと前記冷凍能力とに基づいて前記演算手段により算出される現在の複合変数と、を比較する手段(以下、比較手段という)とを備え、
    前記判断手段は、前記冷凍能力の変化傾向の代わりに前記比較手段による比較結果が前記記憶手段に予め記憶された閾値を超えるか否かの情報に基づき、前記熱交換器が着霜しているか否かの判定と着霜量の予測を行うことを特徴とする除霜運転制御装置。
  6. 前記演算手段は、機器設置初期における状態を無着霜状態として初期学習して前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項5に記載の除霜運転制御装置。
  7. 圧縮機と凝縮器と膨張弁と空冷蒸発器とから構成される冷凍機もしくは空調機で用いられる除霜運転制御装置であって、
    前記空冷蒸発器と熱交換する空気温度と蒸発熱交換器の蒸発温度と、圧縮機への冷媒吸入ガスの圧力と温度と、圧縮機吐出冷媒の圧力もしくは膨張弁手前の冷媒圧力と膨張弁手前冷媒温度と蒸発器出口冷媒温度を測定する手段(以下、測定手段という)と、
    前記測定手段が測定した結果に基づいて前記空冷蒸発器の冷凍能力を算出し、前記冷凍能力と前記空冷蒸発器の伝熱面積と熱通過率とに基づいてAK値を算出する手段(以下、演算手段という)と、
    この演算手段によって算出された前記AK値の着霜運転開始からの変化傾向より前記空冷蒸発器への着霜量を予測し、この着霜量情報に基づき除霜開始時期を判定する手段(以下、判断手段という)と、
    を備え、
    前記測定手段は、さらに前記冷凍機または空調機の空気熱交換器用ファンモータの電流もしくは回転数を測定し、
    前記演算手段は、無着霜状態における前記測定手段によって測定された前記ファンモータの電流と回転数と前記熱交換器の空気吸込側温度の少なくともいずれかと前記AK値の演算値とに基づいて無着霜状態の複合変数を算出し、
    この無着霜状態の複合変数を記憶する手段(以下、記憶手段という)と、
    この記憶手段に記憶された無着霜状態の複合変数と、測定手段によって新たに測定された前記ファンモータの電流測定値と回転数と前記熱交換器の空気吸込側温度の少なくともいずれかと前記AK値とに基づいて前記演算手段により算出される現在の複合変数と、を比較する手段(以下、比較手段という)とを備え、
    前記判断手段は、前記AK値の変化傾向の代わりに前記比較手段による比較結果が前記記憶手段に予め記憶された閾値を超えるか否かの情報に基づき、前記熱交換器が着霜しているか否かの判定と着霜量の予測を行うことを特徴とする除霜運転制御装置。
  8. 前記演算手段は、機器設置初期における状態を無着霜状態として初期学習して前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項7に記載の除霜運転制御装置。
  9. 前記現在の複合変数および前記無着霜状態の複合変数は、マハラノビスの距離であることを特徴とする請求項3から8のいずれかに記載の除霜運転制御装置。
  10. 前記現在の複合変数および前記無着霜状態の複合変数は、線型判別関数であることを特徴とする請求項3から8のいずれかに記載の除霜運転制御装置。
  11. 前記判断手段によって判定された除霜開始時期に基づいて除霜運転を制御する手段を備えたことを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の除霜運転制御装置。
  12. 冷凍機または空調機の冷凍サイクルの一部を構成する熱交換器の内部を流れる冷媒の温度と前記熱交換器の空気の吸込側温度と吹出側温度とを測定するステップ(以下、測定ステップという)と、
    この測定ステップによる測定結果に基づいて冷媒と空気の熱交換の効率を表す温度効率を算出するステップ(以下、演算ステップという)と、
    この演算ステップによって算出された前記温度効率の着霜運転開始からの変化傾向に基づいて前記熱交換器への着霜量を予測し、この着霜量に基づいて最適除霜開始時期を判定するステップ(以下、判断ステップという)と、
    を備えたことを特徴とする除霜運転制御方法。
  13. 前記測定ステップでは、さらに前記冷凍機もしくは空調機の熱交換器用ファンモータの電流もしくは回転数を測定し、
    前記演算ステップでは、無着霜状態における前記ファンモータの電流と回転数と前記熱交換器の空気吸込側温度の少なくともいずれかと前記温度効率の演算値とに基づいて無着霜状態の複合変数を算出して保存し、
    前記保存された無着霜状態複合変数と、前記測定ステップにより新たに測定された前記ファンモータの電流測定値と回転数と前記熱交換器の空気吸込側温度の少なくともいずれかと前記温度効率とに基づいて前記演算ステップにより算出される現在の複合変数と、を比較するステップ(以下、比較ステップという)を備え、
    前記判断ステップでは、前記温度効率の変化傾向の代わりに前記比較ステップにおける比較結果が予め保存された閾値を超えるか否かの情報に基づき、前記熱交換器が着霜しているか否かの判定と着霜量の予測を行うことを特徴とする請求項12に記載の除霜運転制御方法。
  14. 圧縮機と凝縮器と膨張弁と空冷蒸発器とから構成される冷凍機もしくは空調機で用いられる除霜運転制御方法であって、
    前記圧縮機への冷媒吸入ガスの圧力と温度と、前記圧縮機から吐出される冷媒の圧力もしくは膨張弁手前の冷媒圧力と膨張弁手前冷媒温度と蒸発器出口冷媒温度を測定するステップ(以下、測定ステップという)と、
    この測定ステップにより測定された結果に基づいて前記空冷蒸発器の冷凍能力を算出するステップ(以下、演算ステップという)と、
    この演算ステップによって算出された冷凍能力の着霜運転開始からの変化傾向より前記空冷蒸発器への着霜量を予測し、この着霜量情報に基づき除霜開始時期を判定するステップ(以下、判断ステップという)と、
    を備え、
    前記測定ステップでは、さらに前記冷凍機もしくは空調機の空気熱交換器用ファンモータの電流もしくは回転数を測定し、
    前記演算ステップでは、無着霜状態における前記ファンモータの電流と回転数と前記熱交換器の空気吸込側温度の少なくともいずれかの測定値と前記冷凍能力の演算値とに基づいて無着霜状態の複合変数を算出して保存し、
    前記保存された無着霜状態の複合変数と、前記測定ステップにより新たに測定された前記ファンモータの電流測定値と回転数と前記熱交換器の空気吸込側温度の少なくともいずれかと前記冷凍能力とに基づいて前記演算ステップにより算出される現在の複合変数と、を比較するステップ(以下、比較ステップという)をさらに備え、
    前記判断ステップでは、前記冷凍能力の変化傾向の代わりに前記比較ステップによる比較結果が予め保存された閾値を超えるか否かの情報に基づき、前記熱交換器が着霜しているか否かの判定と着霜量の予測を行うことを特徴とする除霜運転制御方法。
  15. 圧縮機と凝縮器と膨張弁と空冷蒸発器とから構成される冷凍機もしくは空調機で用いられる除霜運転制御方法であって、
    前記空冷蒸発器と熱交換する空気温度と蒸発熱交換器の蒸発温度と、圧縮機への冷媒吸入ガスの圧力と温度と、圧縮機吐出冷媒の圧力もしくは膨張弁手前の冷媒圧力と膨張弁手前冷媒温度と蒸発器出口冷媒温度を測定するステップ(以下、測定ステップという)と、
    前記測定ステップにより測定された結果に基づいて前記空冷蒸発器の冷凍能力を算出し、前記冷凍能力と前記空冷蒸発器の伝熱面積と熱通過率とに基づいてAK値を算出するステップ(以下、演算ステップという)と、
    この演算ステップによって算出された前記AK値の着霜運転開始からの変化傾向より前記空冷蒸発器への着霜量を予測し、この着霜量情報に基づき除霜開始時期を判定するステップ(以下、判断ステップという)と、
    を備え、
    前記測定ステップでは、さらに前記冷凍機もしくは空調機の空気熱交換器用ファンモータの電流もしくは回転数を測定し、
    前記演算ステップでは、無着霜状態における前記ファンモータの電流と回転数と前記熱交換器の空気吸込側温度の少なくともいずれかと前記AK値の演算値とに基づいて無着霜状態の複合変数を算出して保存し、
    前記保存された無着霜状態の複合変数と、前記測定ステップにより新たに測定された前記ファンモータの電流測定値と回転数と前記熱交換器の空気吸込側温度の少なくともいずれかと前記AK値とに基づいて前記演算ステップにより算出される現在の複合変数と、を比較するステップ(以下、比較ステップという)をさらに備え、
    前記判断ステップでは、前記AK値の変化傾向の代わりに前記比較ステップによる比較結果が予め保存された閾値を超えるか否かの情報に基づき、前記熱交換器が着霜しているか否かの判定と着霜量の予測を行うことを特徴とする除霜運転制御方法。
JP2006044489A 2006-02-21 2006-02-21 除霜運転制御装置および除霜運転制御方法 Pending JP2007225158A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006044489A JP2007225158A (ja) 2006-02-21 2006-02-21 除霜運転制御装置および除霜運転制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006044489A JP2007225158A (ja) 2006-02-21 2006-02-21 除霜運転制御装置および除霜運転制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007225158A true JP2007225158A (ja) 2007-09-06

Family

ID=38547137

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006044489A Pending JP2007225158A (ja) 2006-02-21 2006-02-21 除霜運転制御装置および除霜運転制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007225158A (ja)

Cited By (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010002090A (ja) * 2008-06-19 2010-01-07 Panasonic Corp 冷凍サイクル装置
WO2010023975A1 (ja) * 2008-09-01 2010-03-04 三菱電機株式会社 ヒートポンプ装置
JP2010127568A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Mitsubishi Electric Corp 異常検出装置およびそれを備えた冷凍サイクル装置
WO2010076858A1 (ja) * 2009-01-05 2010-07-08 三菱電機株式会社 ヒートポンプ式給湯器
CN101929780A (zh) * 2009-06-26 2010-12-29 三菱电机株式会社 冰箱
JP2011127853A (ja) * 2009-12-18 2011-06-30 Mitsubishi Electric Corp ヒートポンプ装置
KR101145080B1 (ko) 2011-08-29 2012-05-11 (주)쿨테이너 냉각관의 제상 시점 검출 및 제상 시스템, 냉각관의 제상 시점 검출 및 제상 시스템의 제상 방법
WO2014022269A2 (en) * 2012-07-31 2014-02-06 Carrier Corporation Frozen evaporator coil detection and defrost initiation
WO2014073691A1 (ja) * 2012-11-09 2014-05-15 サンデン株式会社 車両用空気調和装置
KR101396693B1 (ko) * 2013-12-23 2014-05-16 주식회사 지엠에스 의료용 냉장고 및 의료용 냉장고의 성에 제상방법
JP2014169802A (ja) * 2013-03-01 2014-09-18 Mitsubishi Electric Corp 空気調和装置
KR101550533B1 (ko) 2014-02-19 2015-09-04 한온시스템 주식회사 자동차의 공조 시스템 열교환기를 제상하는 방법
WO2015162696A1 (ja) * 2014-04-22 2015-10-29 日立アプライアンス株式会社 空気調和機及びその除霜運転方法
WO2017056212A1 (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 三菱電機株式会社 冷蔵庫
EP3222939A1 (en) * 2016-03-23 2017-09-27 Honeywell spol s.r.o. Frost management of an evaporator
WO2017179210A1 (ja) * 2016-04-15 2017-10-19 三菱電機株式会社 冷凍装置
JP2017534833A (ja) * 2014-11-14 2017-11-24 ソラロニックス ショファージュ エンジンヒートポンプの熱エネルギーの回収方法
WO2018037496A1 (ja) * 2016-08-24 2018-03-01 三菱電機株式会社 空気調和装置
JP2018179380A (ja) * 2017-04-11 2018-11-15 株式会社リズ・トーチク 温度調整設備
US10458688B2 (en) 2017-03-22 2019-10-29 Honeywell International Inc. Frost management of an evaporator
JP2020051722A (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 ダイキン工業株式会社 異常判定装置、この異常判定装置を備える冷凍装置、及び圧縮機の異常判定方法
JP2020056509A (ja) * 2018-09-28 2020-04-09 ダイキン工業株式会社 冷媒漏洩判定装置、この冷媒漏洩判定装置を備える冷凍装置、及び冷媒漏洩判定方法
CN111141008A (zh) * 2019-12-30 2020-05-12 宁波奥克斯电气股份有限公司 一种空调化霜的控制方法、控制装置、存储介质及空调
CN112013609A (zh) * 2019-05-28 2020-12-01 青岛海尔特种电冰柜有限公司 具有自动化霜功能的风冷式机组及具有该机组的展示柜
CN113124623A (zh) * 2021-04-26 2021-07-16 珠海格力电器股份有限公司 制冷设备化霜控制方法、装置及冷凝机组
CN113237258A (zh) * 2021-05-31 2021-08-10 青岛海尔空调电子有限公司 空调机组及其除霜控制方法
CN114427694A (zh) * 2022-01-27 2022-05-03 北能合创(北京)科技有限公司 一种空气源热泵机组除霜控制方法及空气源热泵
JPWO2022162776A1 (ja) * 2021-01-27 2022-08-04
JP2022126605A (ja) * 2021-02-18 2022-08-30 株式会社ソーゴ 倉庫型冷凍冷蔵庫
CN115265070A (zh) * 2022-06-23 2022-11-01 深圳市美晶科技有限公司 一种双通道恒温恒湿冷风机及其的制造方法
WO2023105574A1 (ja) * 2021-12-06 2023-06-15 株式会社日立製作所 冷凍倉庫管理システム、除霜判定処理装置、および、冷凍倉庫管理方法
CN116697875A (zh) * 2023-08-07 2023-09-05 湖南大学 一种基于电学特性的热泵霜监测系统及其化霜方法
JP7339570B1 (ja) 2022-05-20 2023-09-06 ダイキン工業株式会社 予測装置、冷凍システム、予測方法及び予測プログラム
CN115265070B (zh) * 2022-06-23 2024-04-26 深圳市美晶科技有限公司 一种双通道恒温恒湿冷风机及其的制造方法

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0350470A (ja) * 1989-07-14 1991-03-05 Toshiba Corp ヒートポンプシステムおよびこのシステム内の蒸発装置の着氷検出方法
JPH0498059A (ja) * 1990-08-10 1992-03-30 Daikin Ind Ltd 冷凍装置の蒸発器の凍結検知装置
JPH0979710A (ja) * 1995-09-19 1997-03-28 Hitachi Ltd 冷凍装置の除霜制御装置
JPH10111050A (ja) * 1996-10-08 1998-04-28 Daikin Ind Ltd 空気調和機
JPH1145337A (ja) * 1997-07-28 1999-02-16 Matsushita Electric Works Ltd 塗装システム
JPH11287538A (ja) * 1998-03-31 1999-10-19 Sanyo Electric Co Ltd 空気調和機
JP2000259222A (ja) * 1999-03-04 2000-09-22 Hitachi Ltd 機器監視・予防保全システム
JP2002147907A (ja) * 2000-11-13 2002-05-22 Daikin Ind Ltd 冷凍装置
JP2002147904A (ja) * 2000-11-13 2002-05-22 Daikin Ind Ltd 熱交換器の着霜検知方法および冷凍装置
JP2002277115A (ja) * 2001-03-21 2002-09-25 Daikin Ind Ltd 冷凍装置
JP2003207188A (ja) * 2002-01-16 2003-07-25 Mitsubishi Electric Corp 冷凍空気調和装置およびその運転制御方法

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0350470A (ja) * 1989-07-14 1991-03-05 Toshiba Corp ヒートポンプシステムおよびこのシステム内の蒸発装置の着氷検出方法
JPH0498059A (ja) * 1990-08-10 1992-03-30 Daikin Ind Ltd 冷凍装置の蒸発器の凍結検知装置
JPH0979710A (ja) * 1995-09-19 1997-03-28 Hitachi Ltd 冷凍装置の除霜制御装置
JPH10111050A (ja) * 1996-10-08 1998-04-28 Daikin Ind Ltd 空気調和機
JPH1145337A (ja) * 1997-07-28 1999-02-16 Matsushita Electric Works Ltd 塗装システム
JPH11287538A (ja) * 1998-03-31 1999-10-19 Sanyo Electric Co Ltd 空気調和機
JP2000259222A (ja) * 1999-03-04 2000-09-22 Hitachi Ltd 機器監視・予防保全システム
JP2002147907A (ja) * 2000-11-13 2002-05-22 Daikin Ind Ltd 冷凍装置
JP2002147904A (ja) * 2000-11-13 2002-05-22 Daikin Ind Ltd 熱交換器の着霜検知方法および冷凍装置
JP2002277115A (ja) * 2001-03-21 2002-09-25 Daikin Ind Ltd 冷凍装置
JP2003207188A (ja) * 2002-01-16 2003-07-25 Mitsubishi Electric Corp 冷凍空気調和装置およびその運転制御方法

Cited By (66)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010002090A (ja) * 2008-06-19 2010-01-07 Panasonic Corp 冷凍サイクル装置
JP4642100B2 (ja) * 2008-09-01 2011-03-02 三菱電機株式会社 ヒートポンプ装置
WO2010023975A1 (ja) * 2008-09-01 2010-03-04 三菱電機株式会社 ヒートポンプ装置
JP2010060150A (ja) * 2008-09-01 2010-03-18 Mitsubishi Electric Corp ヒートポンプ装置
US8745999B2 (en) 2008-09-01 2014-06-10 Mitsubishi Electric Corporation Heat pump apparatus
JP2010127568A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Mitsubishi Electric Corp 異常検出装置およびそれを備えた冷凍サイクル装置
US20110214444A1 (en) * 2009-01-05 2011-09-08 Mitsubishi Electric Corporation Heat pump water heater
JP2010156523A (ja) * 2009-01-05 2010-07-15 Mitsubishi Electric Corp ヒートポンプ式給湯器
WO2010076858A1 (ja) * 2009-01-05 2010-07-08 三菱電機株式会社 ヒートポンプ式給湯器
CN101929780A (zh) * 2009-06-26 2010-12-29 三菱电机株式会社 冰箱
JP2011007435A (ja) * 2009-06-26 2011-01-13 Mitsubishi Electric Corp 冷蔵庫
CN101929780B (zh) * 2009-06-26 2012-09-05 三菱电机株式会社 冰箱
TWI398612B (zh) * 2009-06-26 2013-06-11 Mitsubishi Electric Corp 冰箱
JP2011127853A (ja) * 2009-12-18 2011-06-30 Mitsubishi Electric Corp ヒートポンプ装置
KR101145080B1 (ko) 2011-08-29 2012-05-11 (주)쿨테이너 냉각관의 제상 시점 검출 및 제상 시스템, 냉각관의 제상 시점 검출 및 제상 시스템의 제상 방법
CN104813119A (zh) * 2012-07-31 2015-07-29 开利公司 冻结蒸发器盘管检测以及除霜起始
US9995515B2 (en) 2012-07-31 2018-06-12 Carrier Corporation Frozen evaporator coil detection and defrost initiation
WO2014022269A3 (en) * 2012-07-31 2014-05-15 Carrier Corporation Frozen evaporator coil detection and defrost initiation
CN104813119B (zh) * 2012-07-31 2017-05-17 开利公司 冻结蒸发器盘管检测以及除霜起始
WO2014022269A2 (en) * 2012-07-31 2014-02-06 Carrier Corporation Frozen evaporator coil detection and defrost initiation
JP2014094676A (ja) * 2012-11-09 2014-05-22 Sanden Corp 車両用空気調和装置
CN104822551A (zh) * 2012-11-09 2015-08-05 三电控股株式会社 车辆用空调装置
WO2014073691A1 (ja) * 2012-11-09 2014-05-15 サンデン株式会社 車両用空気調和装置
US9944256B2 (en) 2012-11-09 2018-04-17 Sanden Holdings Corporation Vehicle air conditioner with a controller for judging frost formation
JP2014169802A (ja) * 2013-03-01 2014-09-18 Mitsubishi Electric Corp 空気調和装置
KR101396693B1 (ko) * 2013-12-23 2014-05-16 주식회사 지엠에스 의료용 냉장고 및 의료용 냉장고의 성에 제상방법
KR101550533B1 (ko) 2014-02-19 2015-09-04 한온시스템 주식회사 자동차의 공조 시스템 열교환기를 제상하는 방법
CN106461253B (zh) * 2014-04-22 2020-01-14 日立江森自控空调有限公司 空调机及其除霜运行方法
JPWO2015162696A1 (ja) * 2014-04-22 2017-04-13 ジョンソンコントロールズ ヒタチ エア コンディショニング テクノロジー(ホンコン)リミテッド 空気調和機及びその除霜運転方法
CN106461253A (zh) * 2014-04-22 2017-02-22 江森自控日立空调技术(香港)有限公司 空调机及其除霜运行方法
WO2015162696A1 (ja) * 2014-04-22 2015-10-29 日立アプライアンス株式会社 空気調和機及びその除霜運転方法
US10473353B2 (en) 2014-04-22 2019-11-12 Hitachi-Johnson Controls Air Conditioning, Inc. Air conditioner and defrosting operation method therefor
JP2017534833A (ja) * 2014-11-14 2017-11-24 ソラロニックス ショファージュ エンジンヒートポンプの熱エネルギーの回収方法
AU2015410544B2 (en) * 2015-09-30 2018-12-13 Mitsubishi Electric Corporation Refrigerator
WO2017056212A1 (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 三菱電機株式会社 冷蔵庫
EP3222939A1 (en) * 2016-03-23 2017-09-27 Honeywell spol s.r.o. Frost management of an evaporator
CN107228513A (zh) * 2016-03-23 2017-10-03 霍尼韦尔(捷克)有限责任公司 蒸发器的霜管理
WO2017179210A1 (ja) * 2016-04-15 2017-10-19 三菱電機株式会社 冷凍装置
JPWO2017179210A1 (ja) * 2016-04-15 2018-11-08 三菱電機株式会社 冷凍装置
JPWO2018037496A1 (ja) * 2016-08-24 2019-04-11 三菱電機株式会社 空気調和装置
GB2567973A (en) * 2016-08-24 2019-05-01 Mitsubishi Electric Corp Air conditioning device
WO2018037496A1 (ja) * 2016-08-24 2018-03-01 三菱電機株式会社 空気調和装置
GB2567973B (en) * 2016-08-24 2021-04-21 Mitsubishi Electric Corp Air-conditioning apparatus
US10458688B2 (en) 2017-03-22 2019-10-29 Honeywell International Inc. Frost management of an evaporator
JP2018179380A (ja) * 2017-04-11 2018-11-15 株式会社リズ・トーチク 温度調整設備
JP2020051722A (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 ダイキン工業株式会社 異常判定装置、この異常判定装置を備える冷凍装置、及び圧縮機の異常判定方法
JP2020056509A (ja) * 2018-09-28 2020-04-09 ダイキン工業株式会社 冷媒漏洩判定装置、この冷媒漏洩判定装置を備える冷凍装置、及び冷媒漏洩判定方法
CN112013609A (zh) * 2019-05-28 2020-12-01 青岛海尔特种电冰柜有限公司 具有自动化霜功能的风冷式机组及具有该机组的展示柜
CN112013609B (zh) * 2019-05-28 2022-12-30 青岛海尔特种电冰柜有限公司 具有自动化霜功能的风冷式机组及具有该机组的展示柜
CN111141008A (zh) * 2019-12-30 2020-05-12 宁波奥克斯电气股份有限公司 一种空调化霜的控制方法、控制装置、存储介质及空调
JPWO2022162776A1 (ja) * 2021-01-27 2022-08-04
WO2022162776A1 (ja) * 2021-01-27 2022-08-04 三菱電機株式会社 冷凍システム
JP7412608B2 (ja) 2021-01-27 2024-01-12 三菱電機株式会社 冷凍システム
JP2022126605A (ja) * 2021-02-18 2022-08-30 株式会社ソーゴ 倉庫型冷凍冷蔵庫
CN113124623A (zh) * 2021-04-26 2021-07-16 珠海格力电器股份有限公司 制冷设备化霜控制方法、装置及冷凝机组
CN113237258A (zh) * 2021-05-31 2021-08-10 青岛海尔空调电子有限公司 空调机组及其除霜控制方法
WO2023105574A1 (ja) * 2021-12-06 2023-06-15 株式会社日立製作所 冷凍倉庫管理システム、除霜判定処理装置、および、冷凍倉庫管理方法
CN114427694A (zh) * 2022-01-27 2022-05-03 北能合创(北京)科技有限公司 一种空气源热泵机组除霜控制方法及空气源热泵
CN114427694B (zh) * 2022-01-27 2023-09-29 北能合创(北京)科技有限公司 一种空气源热泵机组除霜控制方法及空气源热泵
JP7339570B1 (ja) 2022-05-20 2023-09-06 ダイキン工業株式会社 予測装置、冷凍システム、予測方法及び予測プログラム
WO2023223594A1 (ja) * 2022-05-20 2023-11-23 ダイキン工業株式会社 予測装置、冷凍システム、予測方法及び予測プログラム
JP2023170830A (ja) * 2022-05-20 2023-12-01 ダイキン工業株式会社 予測装置、冷凍システム、予測方法及び予測プログラム
CN115265070A (zh) * 2022-06-23 2022-11-01 深圳市美晶科技有限公司 一种双通道恒温恒湿冷风机及其的制造方法
CN115265070B (zh) * 2022-06-23 2024-04-26 深圳市美晶科技有限公司 一种双通道恒温恒湿冷风机及其的制造方法
CN116697875A (zh) * 2023-08-07 2023-09-05 湖南大学 一种基于电学特性的热泵霜监测系统及其化霜方法
CN116697875B (zh) * 2023-08-07 2023-10-13 湖南大学 一种基于电学特性的热泵霜监测系统及其化霜方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4365378B2 (ja) 除霜運転制御装置および除霜運転制御方法
JP2007225158A (ja) 除霜運転制御装置および除霜運転制御方法
CN108613473B (zh) 风冷冰箱及其化霜的控制方法、控制系统、控制器
JP5334909B2 (ja) 冷凍空調装置並びに冷凍空調システム
JP5092829B2 (ja) 空気調和装置
JP5405076B2 (ja) 空調冷凍システム
US20090044551A1 (en) Air conditioner
JP2013228130A (ja) 冷凍装置
JP2014062732A (ja) 冷凍装置
KR20190040671A (ko) 공기 조화기 및 그 제어방법
JP5558132B2 (ja) 冷凍機及びこの冷凍機が接続された冷凍装置
CN112032941A (zh) 空调器的控制方法
JP2008138915A (ja) 冷凍装置
WO2017179210A1 (ja) 冷凍装置
JP2019035579A (ja) 冷凍装置
JP5718629B2 (ja) 冷媒量検知装置
JP5602519B2 (ja) 冷凍装置
JP4435226B2 (ja) 冷凍装置
US11549740B2 (en) Refrigerator and controlling method for the same
JP2006183987A (ja) 冷凍装置
US7513125B2 (en) Method for controlling air conditioner
JP6076173B2 (ja) 冷凍装置
JP2020051722A (ja) 異常判定装置、この異常判定装置を備える冷凍装置、及び圧縮機の異常判定方法
JP6449979B2 (ja) 冷凍装置
CN115095956A (zh) 空调器和空调器除霜控制方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090602

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090626

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090818

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091009

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091215

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100108

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100223