JPH1145337A - 塗装システム - Google Patents

塗装システム

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JPH1145337A
JPH1145337A JP9201967A JP20196797A JPH1145337A JP H1145337 A JPH1145337 A JP H1145337A JP 9201967 A JP9201967 A JP 9201967A JP 20196797 A JP20196797 A JP 20196797A JP H1145337 A JPH1145337 A JP H1145337A
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JP
Japan
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coating
image
image feature
coating system
particulate
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JP9201967A
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Inventor
Tatsuo Sakai
龍雄 酒井
Shinji Hatazawa
新治 畑澤
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】粒子状模様の塗装または粒子状物の塗布におい
て、その塗装または塗布結果を評価する手段、さらに、
塗装または塗布装置を制御する手段を提供する。 【解決手段】粒子状模様の塗装または粒子状物の塗布を
行うシステムにおいて、その塗装または塗布結果を撮像
する撮像手段2と、撮像した画像を処理して画像特徴量
を求める画像処理手段3と、予め見本を撮像した画像を
処理して求めた画像特徴量を記憶しておく記憶手段4
と、見本の画像特徴量と検査対象の画像特徴量を比較す
ることにより塗装または塗布結果を評価する評価手段5
とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スプレー等による
粒子状模様の塗装または粒子状物の塗布における、塗装
または塗布の品質検査を定量的に行い、また、塗装また
は塗布装置に適切な操作量を与える塗装システムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、スプレー等による粒子状模様の塗
装または粒子状物の塗布における、塗装または塗布の品
質検査は、塗装または塗布後に作業員が良品見本と比較
することによる目視検査で行われていた。そして、目視
検査結果に従い、作業員はノウハウによって塗装または
塗布装置を制御していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、作業員
の目視による検査では、良品見本と検査する品物とにど
の程度の違いがあれば不良と判定するかの検査基準が定
量化されておらず、作業員の感覚によるため、検査する
度に基準が変化したり、作業員間の個人差があり、品質
が安定しないという問題があった。例えば、壁材などに
スプレーで粒子状の塗装をする場合、異なるロットの壁
材を壁に貼ると、壁全体にむらが生じるという問題点が
ある。
【0004】また、不良が発生した場合にはスプレーの
制御を行うが、制御にとりかかるまでに時間がかかり、
最適な操作量が得られない場合には、試行錯誤のための
時間が必要となり、その間は不良品が生産されることに
なるという問題点がある。
【0005】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、粒子状模様の塗装
または粒子状物の塗布において、その塗装または塗布結
果を評価する手段を提供し、また、塗装または塗布装置
を制御する手段を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にあっては、上記
の課題を解決するために、図1に示すように、粒子状模
様の塗装または粒子状物の塗布を行うシステムにおい
て、その塗装または塗布結果を撮像する撮像手段2と、
撮像した画像を処理して画像特徴量を求める画像処理手
段3と、予め見本を撮像した画像を処理して求めた画像
特徴量を記憶しておく記憶手段4と、見本の画像特徴量
と検査対象の画像特徴量を比較することにより塗装また
は塗布結果を評価する評価手段5とを有することを特徴
とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施例1の概略構
成図である。この実施例は、請求項1に対応しており、
粒子状模様の塗装または粒子状物の塗布を行うシステム
において、その塗装または塗布結果を撮像し、撮像した
画像を処理して求めた画像特徴量を、予め見本を撮像し
た画像を処理して求めた画像特徴量と比較することによ
り、塗装または塗布結果を評価するものである。図中、
1は検査品であり、例えば、表面に粒子状模様をスプレ
ー塗装した壁材のようなものである。2はCCDカメラ
のような撮像手段であり、検査品1の表面を撮像して映
像信号を出力する。3は画像処理装置であり、カメラ2
から取り込んだ映像信号を処理して、様々な画像特徴量
を出力する。例えば、粒子状部の密度(個数/面積)、
粒子状部の面積分布、粒子状部とそれ以外の部分の面積
比、粒子状部の色、粒子状部以外の色、などの特徴量を
出力する。4は見本画像データであり、検査品1として
良品見本をカメラ2で撮像したときに、画像処理装置3
から得られた画像特徴量を予め記憶している。5は評価
装置であり、検査品1をカメラで撮像したときに、画像
処理装置3から得られる画像特徴量を、予め記憶された
見本画像データ4と比較して、塗装または塗布の品質を
定量的に評価する。6は出力装置であり、評価結果を数
値データとして定量的に出力したり、あるいは、良/不
良の判定結果として出力する。このシステムを用いる
と、塗装または塗布の品質を定量的に評価することがで
きる。
【0008】図2は本発明の実施例2における検査画像
表示画面の一例を示す説明図である。この実施例は、請
求項1、2に対応するものであり、上述の実施例1にお
いて、カメラ2により得られた撮像画像を画像処理装置
3で2値化して、粒子状部を決定し、少なくとも、粒子
状部の密度、及び面積分布を画像特徴量のデータとし、
見本品の画像特徴量のデータとともに画面に表示する。
図2の表示例では、粒子状部の密度は、単位面積当たり
の個数として表示されており、検査品の密度、見本品の
密度、両者の差が並べて表示されている。また、粒子状
部の面積分布については、面積を縦軸、個数を横軸にと
ってグラフ化して表示すると共に、面積の平均値も併せ
て表示している。この方法を用いると、作業員が出力装
置6の表示画面を見て塗装結果の特徴量を定量的に把握
することができる。
【0009】図3は本発明の実施例3の概略構成図であ
る。この実施例は、請求項1、3に対応しており、上述
の実施例1において、検査品と見本品の複数の画像特徴
量を基に演算して良/不良の評価を行うものである。図
中、見本品画像特徴量1,2,…,nは、図1の見本画
像データ4として予め記憶された画像特徴量のデータで
あり、良品見本における粒子状部の密度(個数/面
積)、粒子状部の面積分布、粒子状部とそれ以外の部分
の面積比、粒子状部の色、粒子状部以外の色、…などで
ある。検査品画像特徴量1,2,…,nは、図1の画像
処理装置3から得られる検査品1の画像特徴量のデータ
であり、検査品における粒子状部の密度(個数/面
積)、粒子状部の面積分布、粒子状部とそれ以外の部分
の面積比、粒子状部の色、粒子状部以外の色、…などで
ある。評価演算部5aでは、見本品と検査品の複数の画
像特徴量1,2,…,nをそれぞれ対比した結果として
良/不良判定のデータを出力するものであり、これによ
り、人間の感覚に近い総合的な評価を行うことができ
る。複数の画像特徴量1,2,…,nを総合的に考慮し
て良/不良判定を行う手段の具体例については、実施例
4〜6として以下に説明する。
【0010】まず、実施例4は良/不良判定の演算に線
型判別関数を用いるものであり、請求項1、3、4に対
応する。この実施例では、実施例3において、良/不良
判定の演算に用いる画像特徴量として、粒子状部の密度
D=(個数/面積)、及び、粒子状部とそれ以外の部分
の面積比S=(粒子状部の面積)/(粒子状部以外の部
分の面積)を採用し、それぞれ良品見本画像特徴量と検
査品画像特徴量との差をとりΔD、ΔSとする。予め、
複数の検査対象を用いてΔD、ΔS及びそのとき作業員
が行った良/不良判定結果のデータを集める。集めたデ
ータを用いて線形判別関数を求める。得られる線形判別
関数は、z=A1×ΔD+A2×ΔS+A0となる。た
だし、A0〜A2は重み付けのための係数である。生産
を行う場合は、ΔD,ΔSを式に代入し、zの正負で良
/不良判定を実施する。zの値は判別得点と呼ばれ、良
/不良の度合いを知ることができる。また、マハラノビ
スの距離を用いても、良/不良判定を実施できる。この
方法を用いると、複数の条件から簡単な演算で良/不良
の判定ができ、その度合いも知ることができる。
【0011】次に、実施例5は良/不良判定の演算にフ
ァジィ推論を用いるものであり、請求項1、3、5に対
応する。この実施例でも、良/不良判定の演算に用いる
画像特徴量として、粒子状部の密度D=(個数/面
積)、及び、粒子状部とそれ以外の部分の面積比S=
(粒子状部の面積)/(粒子状部以外の部分の面積)を
採用し、それぞれ良品見本画像特徴量と検査品画像特徴
量との差をとりΔD,ΔSとする。そして、図4に示す
ように、ΔD,ΔSをファジィ推論規則の前件部入力変
数とし、判定データを後件部出力変数とする。判定デー
タは、例えば、不良(NG)を0点、良品(OK)を1
00点とした場合の、作業者の付けた点数を用いる。作
業者の判定規則を用いて以下のようなルールを作成し、
複数のデータを用いてメンバーシップ関数のチューニン
グを行う。
【0012】 実際に検査を行う場合には、ΔD,ΔSを求めて、チュ
ーニング後のメンバーシップ関数を用いて判定データを
演算し、予め設定したしきい値により良/不良の判定を
行う。この方法を用いると、作業者の規則に応じた良/
不良の判定ができ、また、その度合いも知ることができ
る。
【0013】次に、実施例6は良/不良判定の演算にニ
ューラルネットワーク(NN)を用いるものであり、請
求項1、3、6に対応する。この実施例でも、良/不良
判定の演算に用いる画像特徴量として、粒子状部の密度
D=(個数/面積)、及び、粒子状部とそれ以外の部分
の面積比S=(粒子状部の面積)/(粒子状部以外の部
分の面積)を採用し、それぞれ良品見本画像特徴量と検
査品画像特徴量との差をとりΔD,ΔSとする。そし
て、図5に示すように、ΔD,ΔSをニューラルネット
ワークの入力変数とし、判定データを教師データとして
ニューラルネットワークを学習させる。判定データは、
例えば、不良を0点、良品を100点とした場合の、作
業者の付けた点数を用いる。
【0014】実際に検査を行う場合には、ΔD,ΔSを
求めて、学習後のニューラルネットワークを用いて判定
データを演算し、予め設定したしきい値により良/不良
の判定を行う。この方法を用いると、ΔD,ΔSと判定
データとの関係が非線形であっても良/不良の判定がで
き、また、その度合いも知ることができる。
【0015】図6は本発明の実施例7における検査画像
表示画面の一例を示す説明図である。この実施例は、請
求項1〜9に対応しており、上述の実施例1〜6におい
て、画像特徴量および評価結果を時系列的にモニター表
示するものである。この表示例では、良品見本と検査品
の画像特徴量として、粒子状部の密度D、及び、粒子状
部とそれ以外の部分の面積比Sを比較して、それぞれの
差ΔD,ΔSの時間的な変化を画面に表示している。ま
た、判定データとして良/不良(OK/NG)の度合い
を時系列的に画面に表示している。この方法を用いる
と、判定データの変動を予測することができ、したがっ
て、不良品が出る前に、作業者の判断で塗布装置の調整
が可能となる。
【0016】図7は本発明の実施例8の概略構成図であ
る。この実施例は、請求項1、2、11に対応してお
り、図1に示した実施例1の塗装システムにおいて、出
力装置6に代えて、塗装制御変数操作量生成装置7を設
けて、評価装置5の評価結果に基づいて塗装制御変数操
作量を生成し、コントローラ8を介して塗装装置9を制
御するようにしたものである。このようにすれば、塗装
結果の評価に応じて塗装装置9をリアルタイムに調整で
き、高品質の塗装が実現できる。
【0017】ここで、塗装制御変数としては、例えば、
塗料噴射圧P、塗料噴射高さHなどが考えられる。これ
らの塗装制御変数の操作量を生成する手段の具体例につ
いて、以下、実施例9〜11として説明する。
【0018】まず、実施例9は塗装制御変数操作量の演
算に重回帰式を用いるものであり、請求項1、2、1
1、12に対応する。この実施例では、実施例8におい
て、画像特徴量として、粒子状部の密度D=(個数/面
積)、及び、粒子状部とそれ以外の部分の面積比S=
(粒子状部の面積)/(粒子状部以外の部分の面積)を
使用し、また、塗装制御変数として、塗料噴射圧Pと塗
料噴射高さHを用いる。そして、塗装制御変数設定値
(ΔP,ΔH)を変化させたときの画像特徴量の変化量
(ΔD,ΔS)のデータを複数収集し、回帰用データと
する。回帰用データを基に次の重回帰式を求める。
【0019】 ΔP=A11×ΔD+A12×ΔS+A10 ΔH=A21×ΔD+A22×ΔS+A20 ただし、Aij(i=1,2;j=0,1,2)は求め
る係数である。実際に生産を行う場合には、上式のΔD
とΔSに良品見本画像特徴量と検査品画像特徴量との差
を代入し、ΔP,ΔHを求めて、これらを塗装制御変数
の操作量とする。生産する対象によって、塗装制御変数
操作量生成装置7へ入力される画像特徴量データの種類
や塗装制御変数の数を変更する必要があるが、それに応
じて、重回帰式中の変数の種類・数を変化させて、制御
変数の数の分だけ重回帰式を導けば良い。このようにす
れば、複数の画像特徴量から、簡単な演算で塗装制御操
作量が得られる。
【0020】次に、実施例10は塗装制御変数操作量の
演算にファジイ推論を用いるものであり、請求項1、
2、11、13に対応する。この実施例でも、画像特徴
量として、粒子状部の密度D=(個数/面積)、及び、
粒子状部とそれ以外の部分の面積比S=(粒子状部の面
積)/(粒子状部以外の部分の面積)を使用し、また、
塗装制御変数として、塗料噴射圧Pと塗料噴射高さHを
用いる。そして、検査品画像特徴量と良品見本画像特徴
量との間に差(ΔD,ΔS)がある場合に、塗装制御変
数の操作量(ΔP,ΔH)を設定する作業者のノウハウ
から、ΔD・ΔSを前件部、ΔP・ΔHを後件部とした
ルールを作成する。例えば、次のようなルールを作成す
る。
【0021】 if ΔD=大 then 塗装噴射高さHを上げる if ΔS=大 then 塗装噴射圧Pを下げる …(後略)… 次に、塗装制御変数設定値を所定の操作量(ΔP,Δ
H)で変化させたときの画像特徴量の変化量(ΔD,Δ
S)のデータを複数収集し、チューニング用データとす
る。このチューニング用データで上のルールに基づき、
図8に示すようなメンバーシップ関数をチューニングす
る。
【0022】実際に生産を行う場合には、画像特徴量の
変化量(ΔD,ΔS)として、良品見本画像特徴量と検
査品画像特徴量との差を用いてファジィ推論を行い、塗
装制御変数の操作量(ΔP,ΔH)を求める。生産する
対象によって、塗装制御変数操作量生成装置7へ入力さ
れる画像特徴量データの種類や塗装制御変数の数を変更
する必要があるが、それに応じて、前件部入力及び後件
部出力の数を変更してファジィ推論部を構成する。本実
施例によれば、複数の画像特徴量から、簡単な演算で塗
装制御操作量が得られる。
【0023】次に、実施例11は塗装制御変数操作量の
演算にニューラルネットワークを用いるものであり、請
求項1、2、11、14に対応する。この実施例でも、
画像特徴量として、粒子状部の密度D=(個数/面
積)、及び、粒子状部とそれ以外の部分の面積比S=
(粒子状部の面積)/(粒子状部以外の部分の面積)を
使用し、また、塗装制御変数として、塗料噴射圧Pと塗
料噴射高さHを用いる。そして、塗装制御変数の設定値
を所定の操作量(ΔP,ΔH)で変化させたときの画像
特徴量の変化量(ΔD,ΔS)のデータを複数収集し、
学習データとする。この学習データを基にバックプロパ
ゲーション等の方法を用いてニューラルネットワークの
学習を行う。
【0024】実際に生産を行う場合には、図9に示すよ
うに、学習済みニューラルネットワークの入力(ΔD,
ΔS)に良品見本画像特徴量と検査品画像特徴量との差
を代入し、ニューラルネットワークからの出力(ΔP,
ΔH)を塗装制御変数の操作量とする。生産する対象に
よって、塗装制御変数操作量生成装置7へ入力される画
像特徴量データの種類や塗装制御変数の数を変更する必
要があるが、それに応じて、ニューラルネットワークの
入力・出力の数を変更する。本実施例では、画像特徴量
と塗装制御変数操作量との関係が非線形であっても適切
な塗装制御操作量が得られる。
【0025】図10は本発明の実施例12の概略構成図
である。この実施例は、請求項1、2、11〜18に対
応しており、図7に示した実施例8〜11の塗装システ
ムにおいて、塗装制御変数操作量生成装置7での演算則
を構築するために使用したデータ(実施例9では回帰用
データ、実施例10ではチューニング用データ、実施例
11では学習用データ)を実績データとして保存してお
くものである。実績データ生成装置10では、生産時に
おいて、塗装制御変数操作量と検査品画像特徴量をモニ
ターしておき、操作量が一つでも変化した場合に、全て
の操作量の変化量と、それに対応する画像特徴量の変化
量を生成し、実績データ11に加える。適切な操作量が
得られなくなった場合、あるいは定期的な更新の機会な
どに、実績データ11を用いて演算則を再構築する。す
なわち、実施例9の重回帰分析、実施例10のファジィ
チューニング、実施例11のニューラルネットワーク学
習等を再度行う。実績データ11は蓄積したデータを全
て使う必要はなく、最近のもの等、必要なものだけを使
っても良い。この実施例によれば、生産条件やシステム
の経時変化等があっても、演算則が更新されるため、適
切な操作量が得られる。
【0026】図11は本発明の実施例13の概略構成図
である。この実施例は、請求項1、2、11〜19に対
応しており、図10に示した実施例12の塗装システム
において、塗装装置9がスプレーによる塗料の吹き付け
塗装を行う場合、塗料の粘性を画像特徴量データと同
様、塗装制御変数操作量生成装置7の入力とするもので
ある。この実施例によると、塗装品質に影響を与える塗
料の粘度が塗料のロット間で変動したり、同一ロットで
も最初と最後で変化する場合でも、適切な塗装制御変数
操作量が得られる。
【0027】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、検査工程の自
動化ができ、塗装または塗布品質を定量的に評価できる
という効果がある。請求項2の発明によれば、作業員が
塗装品質を定量的に評価できるという効果がある。請求
項3の発明によれば、複数の画像特徴量を考慮でき、人
間の感覚に近い総合的な評価を行うことができるという
効果がある。請求項4の発明によれば、複数の条件から
簡単な演算で良/不良の判定ができるという効果があ
る。請求項5の発明によれば、判定規則を簡単に演算則
に置き換えることができるという効果がある。請求項6
の発明によれば、画像特徴量と判定の関係が非線形であ
っても演算ができるという効果がある。
【0028】請求項10の発明によれば、熟練作業者の
ノウハウにより塗装条件の微妙な調整が行えるという効
果がある。請求項11の発明によれば、塗装または塗布
条件を結果に応じてリアルタイムに調整でき、高品質の
塗装が実現できるという効果がある。請求項12の発明
によれば、複数の条件から簡単な演算で塗装制御変数操
作量が得られるという効果がある。請求項13の発明に
よれば、作業者の塗装制御則を演算に簡単に取り込むこ
とができるという効果がある。請求項14の発明によれ
ば、画像特徴量と塗装制御量との関係が非線形であって
も演算できるという効果がある。
【0029】請求項18の発明によれば、より適切な塗
装制御操作量が得られるという効果がある。請求項19
の発明によれば、塗料もしくは粒子状物の特性値が安定
していない場合でも適切な塗装ができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の概略構成図である。
【図2】本発明の実施例2における検査画像表示画面の
一例を示す説明図である。
【図3】本発明の実施例3の概略構成図である。
【図4】本発明の実施例5に用いるメンバーシップ関数
の説明図である。
【図5】本発明の実施例6に用いるニューラルネットワ
ークの説明図である。
【図6】本発明の実施例7における検査画像表示画面の
一例を示す説明図である。
【図7】本発明の実施例8の概略構成図である。
【図8】本発明の実施例10に用いるメンバーシップ関
数の説明図である。
【図9】本発明の実施例11に用いるニューラルネット
ワークの説明図である。
【図10】本発明の実施例12の概略構成図である。
【図11】本発明の実施例13の概略構成図である。
【符号の説明】
1 検査品(被検査物) 2 カメラ 3 画像処理装置 4 見本画像(特徴量)データ 5 評価装置 6 出力装置

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粒子状模様の塗装または粒子状物の塗
    布を行うシステムにおいて、その塗装または塗布結果を
    撮像する撮像手段と、撮像した画像を処理して画像特徴
    量を求める画像処理手段と、予め見本を撮像した画像を
    処理して求めた画像特徴量を記憶しておく記憶手段と、
    見本の画像特徴量と検査対象の画像特徴量を比較するこ
    とにより塗装または塗布結果を評価する評価手段とを有
    することを特徴とする塗装システム。
  2. 【請求項2】 画像処理手段は、撮像した画像中の粒
    子状部を計数し、少なくとも単位面積当たりの粒子状部
    の個数を画像特徴量とすることを特徴とする請求項1記
    載の塗装システム。
  3. 【請求項3】 評価手段は、複数の種類の画像特徴量
    に基づいて検査対象の良/不良の判定を行うことを特徴
    とする請求項1記載の塗装システム。
  4. 【請求項4】 評価手段は、検査対象の良/不良の判
    定に、複数の種類の画像特徴量に個別の重み付けを与え
    る線形関数を用いることを特徴とする請求項3記載の塗
    装システム。
  5. 【請求項5】 評価手段は、複数の種類の画像特徴量
    に基づく検査対象の良/不良の判定に、ファジィ推論を
    用いることを特徴とする請求項3記載の塗装システム。
  6. 【請求項6】 評価手段は、複数の種類の画像特徴量
    に基づく検査対象の良/不良の判定に、学習済みのニュ
    ーラルネットワークを用いることを特徴とする請求項3
    記載の塗装システム。
  7. 【請求項7】 画像特徴量として、少なくとも粒子状
    部の単位面積当たりの個数を用いることを特徴とする請
    求項3乃至6のいずれかに記載の塗装システム。
  8. 【請求項8】 画像特徴量として、少なくとも粒子状
    部の面積分布を用いることを特徴とする請求項3乃至7
    のいずれかに記載の塗装システム。
  9. 【請求項9】 画像特徴量として、少なくとも粒子状
    部とそれ以外の部分の面積比を用いることを特徴とする
    請求項3乃至8のいずれかに記載の塗装システム。
  10. 【請求項10】 画像処理手段により得られた画像特
    徴量、及び評価手段により得られた評価結果を時系列的
    に表示する出力手段を更に備えることを特徴とする請求
    項1乃至9のいずれかに記載の塗装システム。
  11. 【請求項11】 評価手段の出力に基づいて塗装制御
    変数の操作量を生成する演算手段と、該操作量に従って
    塗装条件を変更する制御手段を更に備えることを特徴と
    する請求項1又は2に記載の塗装システム。
  12. 【請求項12】 操作量生成演算に重回帰分析を用い
    ることを特徴とする請求項1又は2又は11に記載の塗
    装システム。
  13. 【請求項13】 操作量生成演算にファジィ推論を用
    いることを特徴とする請求項1又は2又は11に記載の
    塗装システム。
  14. 【請求項14】 操作量生成演算に学習済みのニュー
    ラルネットワークを用いることを特徴とする請求項1又
    は2又は11に記載の塗装システム。
  15. 【請求項15】 塗装制御変数として、少なくとも塗
    料噴射圧を用いることを特徴とする請求項12又は13
    又は14に記載の塗装システム。
  16. 【請求項16】 塗装制御変数として、少なくとも塗
    料噴射高さを用いることを特徴とする請求項12又は1
    3又は14に記載の塗装システム。
  17. 【請求項17】 塗装制御変数として、塗料噴射圧と
    塗料噴射高さの組み合わせを用いることを特徴とする請
    求項12又は13又は14に記載の塗装システム。
  18. 【請求項18】 操作量が変化した場合に、操作量変
    化量とそれに対応する画像特徴量の変化を実績データと
    して蓄積する手段と、蓄積された実績データを用いて操
    作量生成演算の更新を行う手段を更に備えることを特徴
    とする請求項11乃至17のいずれかに記載の塗装シス
    テム。
  19. 【請求項19】 塗料もしくは粒子状物の特性値を操
    作量生成演算に用いることを特徴とする請求項1又は2
    又は11乃至18のいずれかに記載の塗装システム。
JP9201967A 1997-07-28 1997-07-28 塗装システム Pending JPH1145337A (ja)

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