JP6035794B2 - ムラ情報生成装置、ムラ情報生成プログラム及びムラ情報生成方法 - Google Patents

ムラ情報生成装置、ムラ情報生成プログラム及びムラ情報生成方法 Download PDF

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Description

本発明は、カラーフィルタの製造過程においてカラーフィルタに生じうるインキの塗布ムラに関する情報を生成するムラ情報生成装置等の技術分野に関する。
カラーフィルタの製造過程では、カラーフィルタの基材に対してRGB各色のインキが塗布される。このインキを塗布する方式の一つにインクジェット方式がある。インクジェット方式はインクジェットヘッドからRGB各色のインキを吐出させることにより塗布する方式である。インクジェット方式においては、インクジェットヘッドを構成する複数のノズルから吐出されるインキの量が不均一であることや、塗布したインキを乾燥させる乾燥機の不具合が原因となってインキの塗布ムラが発生する場合がある。具体的には、インキの吐出量が不均一である場合にはスジムラ(インキがスジ状になる塗布ムラ)が発生し、乾燥機に不具合があった場合にはシミムラ(インキがシミ状になる塗布ムラ)が発生する。こうした塗布ムラはカラーフィルタの品質を決める重要な要素であり、塗布ムラの度合いが大きい場合にはカラーフィルタが組み込まれる上位製品(例えば、液晶テレビ)の品質低下を招いてしまう。従って、塗布ムラの度合いを一定基準以下に抑えるために、スジムラが発生した場合には、インキの吐出量が均一となるようにインクジェットヘッドに対するメンテナンスを行い、シミムラが発生した場合には、適切にインキの乾燥が実行されるように乾燥機に対するメンテナンスを行う必要がある。
そのため、カラーフィルタの製造過程ではインキの塗布ムラの度合いを適切に管理することが重要となる。そこで、このような塗布ムラを検査する検査装置についての提案が多数ある。例えば、一般的な検査方法として、カラーフィルタを撮像して得られた撮像画像の明暗情報をもとに、ムラを数値評価し、良否基準と比較することにより良否判定を行う方法が知られている。また、インキが塗布されたカラーフィルタを撮像して、撮像画像データに含まれる光分布情報に対してフーリエ変換による周期解析を行う検査方法が特許文献1に開示されている。
特開2008−139027号公報
しかしながら、上述した撮像画像の明暗情報をもとに塗布ムラを数値評価する方法では、発生原因の異なる塗布ムラが2種類以上発生している場合には、発生原因別に塗布ムラを個別評価することができないため、発生原因となっている装置の経時的な条件の変化を数値管理することが難しく、発生原因に応じた対策を迅速に実施することができなかった。また、特許文献1に開示された技術は、光分布情報に対してフーリエ変換を行うことで、周期を解析する手法のため、周期性のあるスジムラの検出は可能であるが、シミムラを検出することが困難であるという問題がある。
本発明は、このような問題等に鑑みて為されたもので、カラーフィルタにおけるシミムラ及びスジムラの双方の評価を容易に行うことができるように、双方の塗布ムラに関する情報を生成することのできるムラ情報生成装置等を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、カラーフィルタにおけるインキの塗布ムラに関する情報を生成するムラ情報生成装置であって、インキが塗布されたカラーフィルタを撮像して得られた撮像画像に対してスジムラのスジを基準方向に対して垂直方向に向けた状態でフーリエ変換処理を行うことによりフーリエ変換後画像を生成する変換手段と、前記フーリエ変換後画像におけるシミムラ周波数成分以外の部分をマスクし、マスクした部分を除去することにより、シミムラ周波数成分を抽出した画像に対してフーリエ逆変換処理を行うことによりシミムラ画像を生成するシミムラ画像生成手段と、前記フーリエ変換後画像におけるスジムラ周波数成分以外の部分をマスクし、マスクした部分を除去することにより、スジムラ周波数成分を抽出した画像に対してフーリエ逆変換処理を行うことによりスジムラ画像を生成するスジムラ画像生成手段と、備え、前記シミムラ画像生成手段は、前記フーリエ変換処理が行われた向きのままの状態の前記フーリエ変換後画像において、画像重心部を前記基準方向に伸びる周波数成分と、画像重心部を前記基準方向と垂直方向に伸びる周波数成分をマスクすることを特徴とする。なお、シミムラ画像生成手段がフーリエ変換後画像からシミムラ周波数成分を抽出した画像に対してフーリエ逆変換処理を行うことは、シミムラ画像生成手段がフーリエ変換後画像からシミムラ周波数成分以外の部分を除去し、シミムラ周波数成分を残すことと同義である。
この発明によれば、シミムラ及びスジムラが発生しているカラーフィルタの撮像画像から、シミムラ成分からなるシミムラ画像と、スジムラ成分からなるスジムラ画像を生成することからできる。よって、シミムラ及びスジムラが発生しているカラーフィルタについて、シミムラに対する評価とスジムラに対する評価をそれぞれ容易に行うことができるようになる。また、フーリエ変換後画像からシミムラ周波数成分からなるシミムラ画像と、スジムラ周波数成分からなるスジムラ画像を作成することができる。更に、シミムラ周波数成分以外の部分、すなわち、フーリエ変換後画像において、画像重心部を基準方向に伸びる周波数成分と、画像重心部を基準方向と垂直方向に伸びる周波数成分をマスクすることで、シミムラ周波数成分を適切に抽出することができる。
この発明によれば、シミムラ及びスジムラが発生しているカラーフィルタの撮像画像から、シミムラ成分からなるシミムラ画像と、スジムラ成分からなるスジムラ画像を生成することからできる。よって、シミムラ及びスジムラが発生しているカラーフィルタについて、シミムラに対する評価とスジムラに対する評価をそれぞれ容易に行うことができるようになる。また、フーリエ変換後画像からシミムラ周波数成分からなるシミムラ画像と、スジムラ周波数成分からなるスジムラ画像を作成することができる。更に、スジムラ周波数成分以外の部分、すなわち、フーリエ変換後画像において、画像重心部を基準方向に伸びる周波数成分以外の部分をマスクすることで、スジムラ周波数成分を適切に抽出することができる。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載のムラ情報生成装置であって、前記シミムラ画像に基づいてシミムラの度合いを示すムラ値、又は、前記スジムラ画像に基づいてスジムラの度合いを示すムラ値を算出するムラ値算出手段を更に備え、前記ムラ値算出手段は、算出すべきムラ値の基となるムラ画像における当該ムラ画像の平均輝度値に設定値を加算した輝度値以上の輝度値である全ての明部ピクセルから明部平均輝度値を算出するとともに、当該ムラ画像の平均輝度値から設定値を減算した輝度値以下の輝度値である全ての暗部ピクセルから暗部平均輝度値を算出し、前記ムラ画像における前記明部平均輝度値と前記暗部平均輝度値の差分であるムラ輝度差を算出し、前記ムラ輝度差に対して、前記ムラ画像を構成する全ピクセル数に占める前記明部ピクセル数と前記暗部ピクセル数の合計ピクセル数の割合を乗じた値を、前記ムラ値として算出することを特徴とする。
この発明によれば、シミムラ画像からシミムラ値を、又、スジムラ画像からスジムラ値を、それぞれ算出することができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のムラ情報生成装置であって、前記ムラ値算出手段により算出されたシミムラ値又はスジムラ値の少なくとも何れか一方のムラ値を日時情報とともに記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された日時情報に基づいて、時間の経過に伴う前記ムラ値の変化を示すグラフを表示手段に表示させるグラフ表示制御手段と、を更に備えることを特徴とする。なお、日時情報としては、ムラ値を算出した日時、検査対象のカラーフィルタにインキを塗布した日時、カラーフィルタを撮像した日時などを用いることができる。
この発明によれば、ムラ値の経時的な変化を示すグラフが表示手段に表示されることから、オペレータはムラ値がどのように変化し、いつ頃許容値を超えてしまうかを予測ができる。また、例えば、シミムラ値が許容値を超えた場合に(或いは超える前までに)乾燥機のメンテナンスを行ったり、シミムラ値が許容値を超えた場合に(或いは超える前までに)インクジェットヘッドに対するメンテナンスを行ったりすることができる。このように、塗布ムラの発生原因となっている装置の経時的な条件の変化を管理することができる。
請求項に記載の発明は、請求項1乃至の何れか一項に記載のムラ情報生成装置であって、前記シミムラ画像又は前記スジムラ画像の少なくとも何れか一方のムラ画像に基づいて、当該ムラ画像における、当該ムラ画像の平均輝度値に設定値を加算した輝度値以上の輝度値である明部ピクセルを第1の色で示すとともに、当該ムラ画像における、当該ムラ画像の平均輝度値から設定値を減算した輝度値以下の輝度値である暗部ピクセルを第2の色で示す確認用ムラ画像を作成する作成手段と、前記作成された確認用ムラ画像を表示手段に表示させる確認用ムラ画像表示制御手段と、を更に備えることを特徴とする。
この発明によれば、ムラ画像における明るい部分を第1の色で示し、暗い部分を第2の色で示す確認用ムラ画像が表示手段に表示されることから、オペレータは塗布ムラが発生している部分の位置や大きさを一目で把握することができる。
請求項に記載の発明は、カラーフィルタにおけるインキの塗布ムラに関する情報を生成するムラ情報生成装置を構成するコンピュータを、インキが塗布されたカラーフィルタを撮像して得られた撮像画像に対してスジムラのスジを基準方向に対して垂直方向に向けた状態でフーリエ変換処理を行うことによりフーリエ変換後画像を生成する変換手段、前記フーリエ変換後画像におけるシミムラ周波数成分以外の部分をマスクし、マスクした部分を除去することにより、シミムラ周波数成分を抽出した画像に対してフーリエ逆変換処理を行うことによりシミムラ画像を生成するシミムラ画像生成手段、前記フーリエ変換後画像におけるスジムラ周波数成分以外の部分をマスクし、マスクした部分を除去することにより、スジムラ周波数成分を抽出した画像に対してフーリエ逆変換処理を行うことによりスジムラ画像を生成するスジムラ画像生成手段、として機能させ、前記シミムラ画像生成手段は、前記フーリエ変換処理が行われた向きのままの状態の前記フーリエ変換後画像において、画像重心部を前記基準方向に伸びる周波数成分と、画像重心部を前記基準方向と垂直方向に伸びる周波数成分をマスクすることを特徴とするムラ情報生成プログラムである
請求項に記載の発明は、カラーフィルタにおけるインキの塗布ムラに関する情報を生成するムラ情報生成装置によるムラ情報生成方法であって、インキが塗布されたカラーフィルタを撮像して得られた撮像画像に対してスジムラのスジを基準方向に対して垂直方向に向けた状態でフーリエ変換処理を行うことによりフーリエ変換後画像を生成する変換工程と、前記フーリエ変換後画像におけるシミムラ周波数成分以外の部分をマスクし、マスクした部分を除去することにより、シミムラ周波数成分を抽出した画像に対してフーリエ逆変換処理を行うことによりシミムラ画像を生成するシミムラ画像生成工程と、前記フーリエ変換後画像におけるスジムラ周波数成分以外の部分をマスクし、マスクした部分を除去することにより、スジムラ周波数成分を抽出した画像に対してフーリエ逆変換処理を行うことによりスジムラ画像を生成するスジムラ画像生成工程と、を含み、前記シミムラ画像生成工程では、前記フーリエ変換処理が行われた向きのままの状態の前記フーリエ変換後画像において、画像重心部を前記基準方向に伸びる周波数成分と、画像重心部を前記基準方向と垂直方向に伸びる周波数成分をマスクすることを特徴とする
本発明によれば、シミムラ及びスジムラが発生しているカラーフィルタの撮像画像から、シミムラ成分からなるシミムラ画像と、スジムラ成分からなるスジムラ画像を生成することからできる。よって、シミムラ及びスジムラが発生しているカラーフィルタについて、シミムラに対する評価とスジムラに対する評価をそれぞれ容易に行うことができるようになる。
ムラ情報生成システムSの一例を示す図である。 ムラ情報生成装置1の構成を示すブロック図である。 撮像画像からシミムラ画像及びスジムラ画像を生成する方法の一例を説明するための図である。 シミムラ画像又はスジムラ画像からムラ輝度値差を算出する方法の一例を説明するための図である。 ムラ情報生成装置1の制御部11による塗布ムラ数値化処理の一例を示すフローチャートである。 (a)輝度値が所定値以上のピクセルと所定値以下のピクセルに色を付したシミムラ画像の一例である。(b)輝度値が所定値以上のピクセルと所定値以下のピクセルに色を付したスジムラ画像の一例である。 ムラ値とムラ値を算出した日付の対応関係を示すグラフの一例である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1に示すように、ムラ情報生成システムSは、ムラ情報生成装置1、ラインセンサカメラ2、蛍光灯3、及びステージ4を有する。ムラ情報生成システムSにおいては、ムラ情報生成装置1が、ラインセンサカメラ2により撮像されたカラーフィルタCFの画像に基づいて、カラーフィルタCFにおけるムラの評価を行う。
ラインセンサカメラ2は、ステージ4上に載置されたカラーフィルタCFの表面を1ラインずつ連続的に撮像し、撮像画像をムラ情報生成装置1に送信する。なお、本実施形態における撮像画像はモノクロ画像とする。蛍光灯3は、カラーフィルタCFの表面に光を照射する。ステージ4は、ラインセンサカメラ2がカラーフィルタCFの全体を撮像できるように、ラインセンサカメラ2が撮像するラインと垂直方向(搬送方向ともいう。図1中の矢印は搬送方向を示す。)に移動する。
図2に示すように、ムラ情報生成装置1は、制御部11、記憶部12、インターフェース部13、表示部14、及び操作部15を備えている。
記憶部12は、例えば、HDD(Hard disk drive)等により構成されており、オペレーティングシステムや、アプリケーションプログラム等の各種プログラムを記憶する。特に、本実施形態の記憶部12には、カラーフィルムCFにおけるシミムラ及びスジムラの双方の塗布ムラに関する情報を生成し、評価するための各種処理を実行するアプリケーションプログラムが記憶されている。なお、各種プログラムは、例えば、他のサーバ装置等からネットワークを介して取得されるようにしても良いし、記録媒体に記録されて外付けドライブ装置を介して読み込まれるようにしても良い。
インターフェース部13は他の装置や機器との間で送受信されるデータの窓口の役割を果たす。例えば、インターフェース部13は、ラインセンサカメラ2から撮像画像を受信したり、ラインセンサカメラ2やステージ4を制御するための命令データを送信したりする際のデータ変換等を行う。
表示部14は、例えば、液晶ディスプレイ等により構成されており、オペレータがムラ情報生成システムS或いはムラ情報生成装置1を操作する際の操作画面や、ラインセンサカメラ2から受信した撮像画像や、カラーフィルタCFのムラをオペレータが視覚的に捉えることができる画像等を表示する。また、操作部15は、例えば、キーボードやマウス等により構成されており、オペレータの操作を受け付け、操作内容を示す操作信号を制御部11に送信する。
制御部11は、演算機能を有するCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、作業用のRAM(Random Access Memory)、及び図示しない発振回路等を備えて構成されており、操作部15から受信した操作信号に基づいて、オペレータの操作内容に応じた処理を行う。
ここで、制御部11によるムラに関するムラ情報(具体的には、ムラの度合いを示す数値)の生成方法について説明する。ムラ情報の生成方法は大きく分けて2段階からなる。第1段階では、制御部11は撮像画像の明暗情報をフーリエ変換により周波数情報に変換し、スジムラの周波数成分とシミムラの周波数成分とに切り分け、画像情報に再(逆)変換することでシミムラを表す画像(シミムラ画像)とスジムラを表す画像(スジムラ画像)を作成する。第2段階では、制御部11は第1段階で作成したシミムラ画像とスジムラ画像に基づいて、それぞれムラの度合いを示す数値(ムラ値)を算出する。
図3を用いて、より具体的に第1段階について説明する。第1段階では、制御部11は、撮像画像をフーリエ変換して得られた画像からシミムラ周波数成分を抽出した画像に対して、フーリエ逆変換をすることによりシミムラ画像を生成する。同様に、制御部11は、撮像画像をフーリエ変換して得られた画像からスジムラ周波数成分を抽出した画像に対して、フーリエ逆変換をすることによりスジムラ画像を生成する。なお、図3に示す撮像画像100Aは、少なくとも一定度合い以上のスジムラ及びシミムラが形成されたカラーフィルタCFを、矢印で示す搬送方向に搬送しながらラインセンサカメラ2で撮像したものとする。また、撮像画像100Aにおいて、横方向の複数入っているスジがスジムラである。
まず、制御部11は、ラインセンサカメラ2により撮像された撮像画像100Aに対してフーリエ変換を行う。このとき、基準方向(図3における縦方向)に対して垂直方向(図3における横方向)に、スジムラのスジが入っている方向を向けた状態で撮像画像100Aに対してフーリエ変換を行うこととする。フーリエ変換により、撮像画像100Aの明暗情報が周波数情報に変換される。フーリエ変換後の画像100Bには、画像重心部110から縦方向に伸びる縦線111と横方向に伸びる横線112とが現れる。縦線111は、撮像画像100Aにおける横方向のスジ(すなわち、スジムラ)によるものであり、スジムラの周波数成分に該当する。一方、横線112は、撮像画像100Aにおける縦方向のスジによるものである。撮像画像100Aにおける縦方向のスジは、塗布ムラを原因とするものではなく、撮像画像100Aの撮像条件によるものであり、具体的には、蛍光灯3から照射される光のバラツキや、ラインセンサカメラ2を構成する各CCD(Charge Coupled Device)の個体差が原因となって生じるものである。よって、フーリエ変換後の画像100Bにおける横線112で示される成分は、シミムラ画像又はスジムラ画像の生成に当たっては不要な成分となる。
次に、制御部11は、フーリエ変換後の画像100Bにおけるシミムラ周波数成分以外の部分にマスク処理を施した画像100Cを生成する。具体的には、縦線111と横線112が隠れるようにマスク処理対象部121、122を設定し、マスク処理を施す。このとき、画像100Bにおける縦線111と横線112は、必ずしも画像端部に接するものではないが、その長さは撮影画像100Aにおける縦方向のスジ又は横方向のスジの強さにもよるため、画像端部に接する場合もある。よって、画像100Cのように画像端部までマスク処理対象部121、122を設定するのが好ましい。また、マスク処理対象部121、122の太さは縦線111と横線112が隠れる太さに設定するのが好ましい。このようにマスク処理を施すことにより、撮像画像100Aにおける、撮像条件起因の縦方向のスジと、インクジェットの吐出量の不均一を原因とする横方向のスジ(スジムラ)の周波数成分にマスク処理を施したことになる。
次いで、制御部11は、マスク処理を施した部分を除去した画像100Dを生成する。すなわち、画像100Dは、撮像画像100Aから縦方向のスジ及び横方向のスジ(スジムラ)の周波数成分を除去した画像、すなわち、シミムラ周波数成分を抽出した画像ということができる。次いで、制御部11は、画像100Dに対してフーリエ逆変換を行うことによりシミムラ画像100Eを作成する。
次に、制御部11は、フーリエ変換後の画像100Bにおけるスジムラ周波数成分以外の部分にマスク処理を施した画像100Fを生成する。具体的には、縦線111が含まれるように、画像を縦断する非マスク処理対象部123を設定するとともに、その他の部分をマスク処理対象部124、125に設定し、マスク処理を施す。このとき、画像100Bにおける縦線111は、必ずしも画像端部に接するものではないが、画像100Fのように画像端部まで非マスク処理対象部123を設定するのが好ましい。また、非マスク処理対象部123の太さは縦線111が隠れる太さに設定するのが好ましい。このようにマスク処理を施すことにより、撮像画像100Aにおける縦方向のスジの周波数成分及びシミムラの周波数成分にマスク処理を施したことになる。
次いで、制御部11は、マスク処理を施した部分を除去した画像100Gを生成する。すなわち、画像100Gは、撮像画像100Aから縦方向のスジ及びシミムラの周波数成分を除去した画像、すなわち、スジムラ周波数成分を抽出した画像ということができる。次いで、制御部11は、画像100Gに対してフーリエ逆変換を行うことによりスジムラ画像100Hを作成する。
次に、図4を用いて第2段階について説明する。第2段階では、制御部11は、第1段階で作成したシミムラ画像100E及びスジムラ画像100Hについて、それぞれムラの度合いを数値化する。数値化する方法は様々な方法を採用することができるが、ここではそのうちの一つの方法について説明する。また、シミムラ画像100Eにおけるシミムラの度合いを数値化する方法と、スジムラ画像100Hにおけるスジムラの度合いを数値化する方法は同様なので、ここでは両者を区別することなく、ムラ画像(シミムラ画像100E及びスジムラ画像100Hの総称)について数値化する場合について説明する。なお、図4に示す各グラフはムラ画像における画素(ピクセル)毎の輝度値を示している。
まず、制御部11は、図4(a)に示すように、ムラ画像における平均輝度値AVを算出する。次いで、制御部11は、図4(b)に示すように、ムラ画像における平均輝度値AVに設定値SP1を加算した輝度値以上のムラ部分(明部)の面積の合算値(S1+S2)を算出する。ここで、ムラ部分(明部)の面積とは、図4(b)におけるS1或いはS2で示す面積である。なお、設定値SP1は、どの程度明るい部分をムラと判断するかに基づいて任意に設定することができる。次いで、制御部11は、図4(c)に示すように、先に算出したムラ部分の面積の合算値(S1+S2)からムラ部分(明部)の平均輝度値AVLを算出する。
同様に、制御部11は、図4(d)に示すように、ムラ画像における平均輝度値AVから設定値SP2を減算した輝度値以下のムラ部分(暗部)の面積の合算値(S3)を算出する。ここで、ムラ部分(暗部)の面積とは、図4(d)におけるS3で示す面積である。なお、設定値SP2は、どの程度暗い部分をムラと判断するかに基づいて任意に設定することができる。なお、設定値SP1と設定値SP2は同じ値を設定することとしてもよいし、異なる値を設定することとしてもよい。次いで、制御部11は、図4(e)に示すように、先に算出したムラ部分の面積の合算値(S3)からムラ部分(暗部)の平均輝度値AVDを算出する。
次いで、制御部11は、図4(f)に示すように、ムラ部分(明部)の平均輝度値AVLと、ムラ部分(暗部)の平均輝度値AVDの差D(「ムラ輝度差D」という)を算出する。
次いで、制御部11は、ムラの度合いを示す数値(ムラ値)を算出する。具体的には、下記式により算出する。
ムラの度合い=ムラ輝度差D×ムラ面積率
=ムラ輝度差D×ムラ部分の合計面積/ムラ画像全体の面積
=ムラ輝度差D×ムラ部分の総画素数/ムラ画像全体の総画素数
ここで、「ムラ部分の総画素数」とは、輝度値が[平均輝度値AV+設定値SP1]以上である画素の数と、輝度値が[平均輝度値AV−設定値SP2]以下である画素の数を合算した画素数である。
なお、制御部11は、シミムラ画像100E及びスジムラ画像100Hからそれぞれ算出したムラ値に基づいて、シミムラ及びスジムラについて評価を行うことができる。例えば、制御部11は、シミムラ画像100Eについて算出したムラの度合いを示す数値(シミムラ値)が、許容値を超えているか否かを判定することによりシミムラを評価することができる。同様に、制御部11は、スジムラ画像100Hについて算出したムラの度合いを示す数値(スジムラ値)が、許容値を超えているか否かを判定することによりスジムラを評価することができる。ここで、シミムラに関する許容値及びスジムラに関する許容値は、それぞれ任意に設定することができる。また、製造されたカラーフィルタCFを定期的にサンプル抽出してムラ値を算出することにより、シミムラ或いはスジムラの発生原因となっている装置の経時的な条件の変化を数値管理することもできる。
次に、図5に示すフローチャートを用いて、ムラ情報生成装置1の制御部11による塗布ムラ数値化処理について説明する。
まず、ムラ情報生成装置1の制御部11は、ラインセンサカメラ2により撮像された撮像画像100Aを取得する(ステップS1)。次いで、制御部11は、取得した撮像画像100Aに対してフーリエ変換を行う(ステップS2)。次いで、制御部11は、フーリエ変換して生成された画像100Bについて、シミムラ周波数成分以外の部分にマスク処理を行う(ステップS3)。次いで、制御部11は、マスク処理した画像100Cについて、マスク処理したエリアを除去し、更に、フーリエ逆変換してシミムラ画像100Eを取得する(ステップS4)。次いで、制御部11は、シミムラ画像100Eに基づいて、シミムラを数値化する(ステップS5)。数値化の方法については、上述した通りなのでここでの説明は省略する。
次いで、制御部11は、フーリエ変換して生成された画像100Bについて、スジムラ周波数成分以外の部分にマスク処理を行う(ステップS6)。次いで、制御部11は、マスク処理した画像100Fについて、マスク処理したエリアを除去し、更に、フーリエ逆変換してスジムラ画像100Hを取得する(ステップS7)。次いで、制御部11は、スジムラ画像100Hに基づいて、スジムラを数値化し(ステップS8)、当該フローチャートに示す処理を終了する。
ところで、制御部11は、ステップS5で算出したシミムラの度合いを示す数値と、ステップS8で算出したスジムラの度合いを示す数値と、に基づいて、それぞれシミムラの評価とスジムラの評価を行うことができる。例えば、制御部11は、算出した数値が所定の許容値を超えているか否かを判定し、超えている場合にはムラが許容できない度合いであると評価することができる。
以上説明したように、本実施形態のムラ情報生成装置1の制御部11(「変換手段」、「シミムラ画像生成手段」、「スジムラ画像生成手段」の一例)は、インキが塗布されたカラーフィルタCFを撮像して得られた撮像画像100Aに対してフーリエ変換処理を行うことによりフーリエ変換後画像100Bを生成して、フーリエ変換後画像100Bからシミムラ周波数成分を抽出した画像100Dに対してフーリエ逆変換処理を行うことによりシミムラ画像100Eを生成する。また、制御部11は、フーリエ変換後画像100Bからスジムラ周波数成分を抽出した画像100Gに対してフーリエ逆変換処理を行うことによりスジムラ画像100Hを生成する。
したがって、本実施形態のムラ情報生成装置1によれば、シミムラ及びスジムラが発生しているカラーフィルタCFの撮像画像100Aから、シミムラ成分からなるシミムラ画像100Eと、スジムラ成分からなるスジムラ画像100Hを生成することからできる。よって、シミムラ及びスジムラが発生しているカラーフィルタCFについて、シミムラに対する評価とスジムラに対する評価をそれぞれ容易に行うことができるようになる。
また、本実施形態のムラ情報生成装置1の制御部11は、フーリエ変換後画像100Bにおけるシミムラ周波数成分以外の部分をマスクし、マスクした部分を除去することにより、フーリエ変換後画像100Bからシミムラ周波数成分を抽出し、また、フーリエ変換後画像100Bにおけるスジムラ周波数成分以外の部分をマスクし、マスクした部分を除去することにより、フーリエ変換後画像100Bからスジムラ周波数成分を抽出する。これにより、フーリエ変換後画像100Bからシミムラ周波数成分からなるシミムラ画像100Eと、スジムラ周波数成分からなるスジムラ画像100Hを作成することができる。
また、本実施形態のムラ情報生成装置1の制御部11は、スジムラのスジを基準方向に対して垂直方向に向けた状態でフーリエ変換処理を行い、フーリエ変換処理が行われた向きのままの状態のフーリエ変換後画像100Bにおいて、画像重心部110を基準方向に伸びる周波数成分と、画像重心部110を基準方向と垂直方向に伸びる周波数成分をマスクする。これにより、シミムラ周波数成分以外の部分、すなわち、フーリエ変換後画像100Bにおいて、画像重心部110を基準方向に伸びる周波数成分(縦線111)と、画像重心部110を基準方向と垂直方向に伸びる周波数成分(横線112)をマスクすることで、シミムラ周波数成分を適切に抽出することができる。
また、本実施形態のムラ情報生成装置1の制御部11は、スジムラのスジを基準方向に対して垂直方向に向けた状態でフーリエ変換処理を行い、フーリエ変換処理が行われた向きのままの状態のフーリエ変換後画像100Bにおいて、画像重心部110を基準方向に伸びる周波数成分(縦線111)以外の部分をマスクする。これにより、スジムラ周波数成分以外の部分、すなわち、フーリエ変換後画像100Bにおいて、画像重心部110を基準方向に伸びる周波数成分(縦線111)以外の部分をマスクすることで、スジムラ周波数成分を適切に抽出することができる。
また、本実施形態のムラ情報生成装置1の制御部11(「ムラ値算出手段」の一例)は、シミムラ画像100Eからシミムラ値を算出する場合、又は、スジムラ画像100Hからスジムラ値を算出する場合に、ムラ画像におけるムラ画像の平均輝度値AVに設定値SP1を加算した輝度値以上の輝度値である全ての明部ピクセルから明部平均輝度値AVLを算出するとともに、当該ムラ画像の平均輝度値AVから設定値SP2を減算した輝度値以下の輝度値である全ての暗部ピクセルから暗部平均輝度値AVDを算出し、ムラ画像における明部平均輝度値と暗部平均輝度値の差分であるムラ輝度差Dを算出し、ムラ輝度差Dに対して、ムラ画像における全ピクセル数に占める明部ピクセル数と暗部ピクセル数の合計ピクセル数の割合(ムラ面積率)を乗じた値を、ムラ値として算出する。これにより、シミムラ画像からシミムラ値を、又、スジムラ画像からスジムラ値を、それぞれ算出することができ、シミムラ及びスジムラの評価を行うことができる。
なお、ムラ情報生成装置1の制御部11(「作成手段」、「確認用ムラ画像表示制御手段」の一例)は、図6(a)に示すように、シミムラ画像100Eを、平均輝度値AVに設定値SP1を加算した輝度値以上のムラ部分(明部)CL1のピクセル(「明部ピクセル」の一例)を第1の色(例えば、赤色)で示すとともに、平均輝度値AVから設定値SP2を減算した輝度値以下のムラ部分(暗部)CL2のピクセル(「暗部ピクセル」の一例)を第1の色とは異なる第2の色(例えば、青色)で示すように加工した加工済みシミムラ画像200A(「確認用ムラ画像」の一例)を表示部14(「表示手段」の一例)に表示させることとしてもよい。同様に、制御部11は、図6(b)に示すように、スジムラ画像100Hを、平均輝度値AVに設定値SP1を加算した輝度値以上のムラ部分(明部)CL1のピクセル(「明部ピクセル」の一例)を第1の色(例えば、赤色)で示すとともに、平均輝度値AVから設定値SP2を減算した輝度値以下のムラ部分(暗部)CL2のピクセル(「暗部ピクセル」の一例)を第1の色とは異なる第2の色(例えば、青色)で示すように加工した加工済みスジムラ画像200B(「確認用ムラ画像」の一例)を表示部14に表示させることとしてもよい。これにより、オペレータは塗布ムラが発生している部分の位置や大きさを一目で把握することができる。
また、ムラ情報生成装置1の制御部11(「グラフ表示制御手段」の一例)は、シミムラ値やスジムラ値を算出した場合に、ムラ値を日時情報とともに記憶部12(「記憶手段」の一例)に記憶させることとして、図7に示すように、ムラ値と日時情報の対応関係を示すグラフを表示部14(「表示手段」の一例)に表示させることとしてもよい。日時情報としては、例えば、ムラ値を算出した日時を示す情報、検査対象のカラーフィルタCFにインキを塗布した日時を示す情報、カラーフィルタCFを撮像した日時を示す情報などを用いることができる。このグラフから、オペレータは時間の経過に伴ってムラ値が上昇していく様子を一目で把握することができる。また、図7に示すようにムラ値の許容値を合わせて表示することとすれば、何れのタイミングでカラーフィルタCFの製造に係る装置(インクジェットヘッドや乾燥機)をメンテナンスすべきかを容易に予測することができる。
1 ムラ情報生成装置
11 制御部
12 記憶部
13 インターフェース部
14 表示部
15 操作部
2 ラインセンサカメラ
3 蛍光灯
4 ステージ
CF カラーフィルタ

Claims (6)

  1. カラーフィルタにおけるインキの塗布ムラに関する情報を生成するムラ情報生成装置であって、
    インキが塗布されたカラーフィルタを撮像して得られた撮像画像に対してスジムラのスジを基準方向に対して垂直方向に向けた状態でフーリエ変換処理を行うことによりフーリエ変換後画像を生成する変換手段と、
    前記フーリエ変換後画像におけるシミムラ周波数成分以外の部分をマスクし、マスクした部分を除去することにより、シミムラ周波数成分を抽出した画像に対してフーリエ逆変換処理を行うことによりシミムラ画像を生成するシミムラ画像生成手段と、
    前記フーリエ変換後画像におけるスジムラ周波数成分以外の部分をマスクし、マスクした部分を除去することにより、スジムラ周波数成分を抽出した画像に対してフーリエ逆変換処理を行うことによりスジムラ画像を生成するスジムラ画像生成手段と、
    を備え、
    前記シミムラ画像生成手段は、前記フーリエ変換処理が行われた向きのままの状態の前記フーリエ変換後画像において、画像重心部を前記基準方向に伸びる周波数成分と、画像重心部を前記基準方向と垂直方向に伸びる周波数成分をマスクすることを特徴とするムラ情報生成装置。
  2. 請求項1に記載のムラ情報生成装置であって、
    前記シミムラ画像に基づいてシミムラの度合いを示すムラ値、又は、前記スジムラ画像に基づいてスジムラの度合いを示すムラ値を算出するムラ値算出手段を更に備え、
    前記ムラ値算出手段は、
    算出すべきムラ値の基となるムラ画像における当該ムラ画像の平均輝度値に設定値を加算した輝度値以上の輝度値である全ての明部ピクセルから明部平均輝度値を算出するとともに、当該ムラ画像の平均輝度値から設定値を減算した輝度値以下の輝度値である全ての暗部ピクセルから暗部平均輝度値を算出し、前記ムラ画像における前記明部平均輝度値と前記暗部平均輝度値の差分であるムラ輝度差を算出し、
    前記ムラ輝度差に対して、前記ムラ画像を構成する全ピクセル数に占める前記明部ピクセル数と前記暗部ピクセル数の合計ピクセル数の割合を乗じた値を、前記ムラ値として算出することを特徴とするムラ情報生成装置。
  3. 請求項2に記載のムラ情報生成装置であって、
    前記ムラ値算出手段により算出されたシミムラ値又はスジムラ値の少なくとも何れか一方のムラ値を日時情報とともに記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された日時情報に基づいて、時間の経過に伴う前記ムラ値の変化を示すグラフを表示手段に表示させるグラフ表示制御手段と、
    を更に備えることを特徴とするムラ情報生成装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項に記載のムラ情報生成装置であって、
    前記シミムラ画像又は前記スジムラ画像の少なくとも何れか一方のムラ画像に基づいて、当該ムラ画像における、当該ムラ画像の平均輝度値に設定値を加算した輝度値以上の輝度値である明部ピクセルを第1の色で示すとともに、当該ムラ画像における、当該ムラ画像の平均輝度値から設定値を減算した輝度値以下の輝度値である暗部ピクセルを第2の色で示す確認用ムラ画像を作成する作成手段と、
    前記作成された確認用ムラ画像を表示手段に表示させる確認用ムラ画像表示制御手段と、
    を更に備えることを特徴とするムラ情報生成装置。
  5. カラーフィルタにおけるインキの塗布ムラに関する情報を生成するムラ情報生成装置を構成するコンピュータを、
    インキが塗布されたカラーフィルタを撮像して得られた撮像画像に対してスジムラのスジを基準方向に対して垂直方向に向けた状態でフーリエ変換処理を行うことによりフーリエ変換後画像を生成する変換手段、
    前記フーリエ変換後画像におけるシミムラ周波数成分以外の部分をマスクし、マスクした部分を除去することにより、シミムラ周波数成分を抽出した画像に対してフーリエ逆変換処理を行うことによりシミムラ画像を生成するシミムラ画像生成手段、
    前記フーリエ変換後画像におけるスジムラ周波数成分以外の部分をマスクし、マスクした部分を除去することにより、スジムラ周波数成分を抽出した画像に対してフーリエ逆変換処理を行うことによりスジムラ画像を生成するスジムラ画像生成手段、
    として機能させ、
    前記シミムラ画像生成手段は、前記フーリエ変換処理が行われた向きのままの状態の前記フーリエ変換後画像において、画像重心部を前記基準方向に伸びる周波数成分と、画像重心部を前記基準方向と垂直方向に伸びる周波数成分をマスクすることを特徴とするムラ情報生成プログラム。
  6. カラーフィルタにおけるインキの塗布ムラに関する情報を生成するムラ情報生成装置によるムラ情報生成方法であって、
    インキが塗布されたカラーフィルタを撮像して得られた撮像画像に対してスジムラのスジを基準方向に対して垂直方向に向けた状態でフーリエ変換処理を行うことによりフーリエ変換後画像を生成する変換工程と、
    前記フーリエ変換後画像におけるシミムラ周波数成分以外の部分をマスクし、マスクした部分を除去することにより、シミムラ周波数成分を抽出した画像に対してフーリエ逆変換処理を行うことによりシミムラ画像を生成するシミムラ画像生成工程と、
    前記フーリエ変換後画像におけるスジムラ周波数成分以外の部分をマスクし、マスクした部分を除去することにより、スジムラ周波数成分を抽出した画像に対してフーリエ逆変換処理を行うことによりスジムラ画像を生成するスジムラ画像生成工程と、
    を含み、
    前記シミムラ画像生成工程では、前記フーリエ変換処理が行われた向きのままの状態の前記フーリエ変換後画像において、画像重心部を前記基準方向に伸びる周波数成分と、画像重心部を前記基準方向と垂直方向に伸びる周波数成分をマスクすることを特徴とするムラ情報生成方法。
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