JP2017150728A - 冷却装置 - Google Patents

冷却装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017150728A
JP2017150728A JP2016033032A JP2016033032A JP2017150728A JP 2017150728 A JP2017150728 A JP 2017150728A JP 2016033032 A JP2016033032 A JP 2016033032A JP 2016033032 A JP2016033032 A JP 2016033032A JP 2017150728 A JP2017150728 A JP 2017150728A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooler
refrigerator
cooling
cooling device
coolers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016033032A
Other languages
English (en)
Inventor
雄吾 高木
Yugo Takagi
雄吾 高木
英明 塩田
Hideaki Shioda
英明 塩田
博志 加藤
Hiroshi Kato
博志 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2016033032A priority Critical patent/JP2017150728A/ja
Publication of JP2017150728A publication Critical patent/JP2017150728A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

【課題】冷凍機の冷却能力を、冷却器の稼働状態に対応して適切に制御することが可能な冷却装置を提供する。【解決手段】この冷却装置100は、冷凍機4と、冷凍機4に接続された冷却器1〜3と、冷却器1〜3のうち、稼働率が所定の値以下である冷却器1〜3を監視対象から外すとともに、監視対象の冷却器1〜3の稼働率に基づいて、冷凍機4の冷却能力を制御する集中コントローラ5、とを備える。【選択図】図1

Description

この発明は、冷却装置に関し、特に、冷却器の稼働状態に基づいて、冷凍機の冷却能力が制御される冷却装置に関する。
従来、冷却器の稼働状態に基づいて、冷凍機の冷却能力が制御される冷却装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1に記載の冷却装置には、複数のショーケース(冷却器)に共通の冷凍機が設けられた冷却装置において、ショーケース全体の冷却負荷に対する冷凍機の冷却能力の過不足を判定する負荷バランス判定部が設けられている。負荷バランス判定部は、すべてのショーケースの電磁弁運転率(稼働率)が所定の値(たとえば、40%)未満の場合、冷凍機の冷却能力が過剰であると判定し、冷却能力を一定量低減させるように制御を行う。
特開2001−66032号公報
ここで、冬季などの外気温度が低い場合において、ショーケース(冷却器)の設定温度によっては、冷却がほとんど必要とならない場合がある。この場合、ショーケースの電磁弁運転率が著しく低い値(たとえば、0%)になるか、または、ショーケースの動作が人為的に停止させられることがある。しかしながら、上記特許文献1に記載された冷却装置では、電磁弁運転率(稼働率)が著しく低い、または、停止状態であるショーケースも含めた全てのショーケースの電磁弁運転率に基づいて、冷凍機の冷却能力を制御している。このため、電磁弁運転率が著しく低いショーケースが考慮されることによって、冷凍機の冷却能力が減少するように制御されるので、電磁弁運転率が低いショーケース以外のショーケースに対する冷凍機の冷却能力が不足してしまうという不都合があり、冷凍機の冷却能力を適切に制御することができないという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、冷凍機の冷却能力を、冷却器の稼働状態に対応して適切に制御することが可能な冷却装置を提供することである。
この発明の一の局面による冷却装置は、冷凍機と、冷凍機に接続された複数の冷却器と、複数の冷却器のうち、稼働率が所定の値以下である冷却器を監視対象から外すとともに、監視対象の冷却器の稼働率に基づいて、冷凍機の冷却能力を制御する制御部、とを備える。
この発明の一の局面による冷却装置は、複数の冷却器のそれぞれの稼働率に基づいて、冷凍機の冷却能力の適切な調整量を算出するように構成されている。これにより、予め冷却能力の調整量が所定の値に設定されている場合に比べて、冷凍機の冷却能力を、冷却器の稼働状態に対応して適切に制御することができる。ここで、稼働率が所定の値以下である冷却器が設けられている領域は十分に冷却されているので、これ以上の冷却制御はほとんど必要ない。このため、稼働率が所定の値以下である冷却器の稼働率を考慮して冷凍機の冷却能力を制御した場合、不必要に冷凍機の冷却能力が増加されてしまい、冷却制御が必要な領域の温度制御が適切に行われなくなる。そこで、本発明では、稼働率が所定の値以下である冷却器を監視対象から外すことによって、冷却制御が必要な領域に設けられている冷却器に対応して、冷凍機の冷却能力を適切に制御することができる。その結果、それぞれの領域を適切な温度に容易に維持することができるとともに、それぞれの領域に格納されている商品を容易に適温で保存することができる。
上記一の局面による冷却装置では、好ましくは、制御部は、稼働率が零である冷却器を監視対象から外すとともに、監視対象の冷却器の稼働率に基づいて、冷凍機の冷却能力を制御する。ここで、稼働率が零である冷却器が設けられている領域は、十分に冷却されている、または、人為的に冷却制御が停止されている状態であるので、これ以上の冷却制御は必要ない。したがって、稼働率が零である冷却器を監視対象から外すことによって、冷却制御が必要な領域に設けられている冷却器に対応して、冷凍機の冷却能力をさらに適切に制御することができる。
この場合、好ましくは、制御部は、複数の異なる温度帯の食品が格納される複数の領域にそれぞれ設けられるとともに互いに接続されている複数の冷却器のうち、稼働率が零である冷却器を監視対象から外すとともに、監視対象である冷却器の稼働率に基づいて、冷凍機の冷却能力を制御するように構成されている。このように構成すれば、複数の領域のうちのいずれかに常温保存用の食品などが格納されている場合、常温保存用の食品が格納され、冷却制御が必要とならない領域に設けられる冷却器を監視対象から外すことによって、複数の領域のそれぞれを適切な温度に容易に維持することができるとともに、それぞれの領域に格納されている食品を容易に適温で保存することができる。
上記一の局面による冷却装置では、好ましくは、冷却器は、蒸発器と、蒸発器へ流れる冷媒を低温かつ低圧の状態にする膨張弁とを含み、制御部は、膨張弁の開度に基づいて、冷却器の稼働率を算出するように構成されている。このように構成すれば、細かく値を調整可能な膨張弁の開度に基づいて冷却器の稼働率を算出することによって、オンオフ制御のみの電磁弁の運転率に基づいて冷却器の稼働率を算出する場合に比べて、冷凍機の冷却能力を正確に制御することができる。
上記一の局面による冷却装置では、好ましくは、冷却器内、または、冷却器が設けられている領域内のうちの少なくとも一方の温度を検出する温度検出部をさらに備え、制御部は、所定の時間内における、温度検出部によって検出された温度が所定の範囲外である時間の長さに基づいて、冷却器の稼働率を算出するように構成されている。このように構成すれば、冷却の対象となる冷却器内、または、冷却の対象となる冷却器が設けられている領域内のうちの少なくとも一方の温度に基づいて、冷凍機の冷却能力の過不足を直接的に判断することができるので、冷凍機の冷却能力をさらに適切に制御することができる。
本発明によれば、上記のように、冷凍機の冷却能力を、冷却器の稼働状態に対応して適切に制御することが可能な冷却装置を提供することができる。
本発明の第1〜第3実施形態による冷却装置の構成を示した図である。 本発明の第1〜第3実施形態による冷却装置の拡大図である。 本発明の第1実施形態による冷凍機の冷却能力の制御方法を説明するフローチャートである。 本発明の第2実施形態による冷凍機の冷却能力の制御方法を説明するフローチャートである。 本発明の第3実施形態による冷凍機の冷却能力の制御方法を説明するフローチャートである。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
まず、図1〜図3を参照して、本発明の第1実施形態による冷却装置100の構成について説明する。
(冷却装置の構成)
第1実施形態による冷却装置100は、図1に示すように、冷凍倉庫100aを含んでいる。また、冷凍倉庫100a内は、エアカーテン100bによって、領域101と領域102と領域103とに、熱的に分割されている。領域101には冷却器1が設けられており、冷却器1は、領域101内を冷却するように構成されている。領域102には冷却器2が設けられており、冷却器2は、領域102内を冷却するように構成されている。領域103には冷却器3が設けられており、冷却器3は、領域103内を冷却するように構成されている。また、冷凍倉庫100aの庫外には、冷凍機4が設けられている。冷凍機4は、冷却器1〜3のそれぞれと冷媒配管40によって接続されている。なお、図1では、エアカーテン100bを発生させる装置は省略している。
図2に示すように、冷凍機4には、圧縮機41が設けられている。圧縮機41には、後述するように冷却器1〜3のそれぞれから低圧の冷媒蒸気が流入するように構成されている。また、圧縮機41は、低圧の冷媒蒸気を圧縮することによって、高温高圧の冷媒蒸気に変化させるように構成されている。なお、図2では、冷却器2および冷却器3は省略している。
また、冷凍機4には、圧縮機41と接続されている凝縮器42が設けられている。また、冷凍機4には、凝縮器用ファン42aが設けられている。圧縮機41から流れる高温高圧の冷媒蒸気は、凝縮器42に流入するように構成されている。凝縮器42は、凝縮器42を流れる冷却水または凝縮器用ファン42aから送風される空気により、圧縮機41から流入する高温高圧の冷媒蒸気を冷やすことによって、高温高圧の冷媒蒸気を高圧の冷媒液に変化させるように構成されている。
また、冷凍機4には、制御部43が設けられている。また、冷凍機4には、圧縮機41の吸入圧力を検知する圧力センサ44が設けられている。また、制御部43は、圧縮機41と電気的に接続されており、圧縮機41の吸入圧力を制御するように構成されている。また、制御部43は、凝縮器用ファン42aと電気的に接続されており、凝縮器用ファン42aの風量を制御するように構成されている。また、制御部43は、圧力センサ44と電気的に接続されている。
また、冷却器1〜3のそれぞれには、冷媒配管40によって冷凍機4の凝縮器42と接続されている電磁弁11が設けられている。電磁弁11が開いている場合は、冷却器1〜3に、凝縮器42から流れる高圧の冷媒液が流入し、電磁弁11が閉じている場合は、冷却器1〜3に、凝縮器42からの高圧の冷媒液が流入しないように構成されている。
また、冷却器1〜3のそれぞれには、電磁弁11と接続されている電子膨張弁12が設けられている。電磁弁11から流れる高圧の冷媒液は、電子膨張弁12を通るように構成されている。電子膨張弁12は、電子膨張弁12を通る高圧の冷媒液を絞り膨張させることによって、高圧の冷媒液を低温低圧の状態に変化させるように構成されている。また、低温低圧の冷媒は、電子膨張弁12の出口近傍では、飽和蒸気と飽和液とが共存した湿り蒸気の状態となっている。なお、電子膨張弁12は、特許請求の範囲の「膨張弁」の一例である。
また、冷却器1〜3のそれぞれには、蒸発器13が設けられている。また、冷却器1〜3のそれぞれには、蒸発器用ファン13aが設けられている。蒸発器13では、電子膨張弁12から流れる低温低圧の湿り蒸気が、蒸発器用ファン13aから送風される空気の熱を奪うことによって、低圧の冷媒蒸気に変化するように構成されている。また、低温低圧の湿り蒸気によって熱を奪われた蒸発器用ファン13aからの空気は、冷却空気となって冷却器1〜3のそれぞれの外部に出ることによって、領域101〜103のそれぞれを冷却する。
また、冷却器1〜3のそれぞれには、冷却器1〜3のそれぞれの庫内温度を検出する庫内温度センサ14が設けられている。また、冷却器1〜3のそれぞれには、制御部15が設けられている。制御部15は、電磁弁11と電気的に接続されており、電磁弁11の開閉を制御するように構成されている。また、制御部15は、電子膨張弁12と電気的に接続されており、電子膨張弁12の開度を制御するように構成されている。また、制御部15は、蒸発器用ファン13aと電気的に接続されており、蒸発器用ファン13aの風量を制御するように構成されている。また、制御部15は、庫内温度センサ14と電気的に接続されている。なお、庫内温度センサ14は、特許請求の範囲の「温度検出部」の一例である。
ここで、第1実施形態では、冷却装置100は、冷却器1〜3のうち、稼働率が零である冷却器1〜3を監視対象から外すとともに、監視対象の冷却器1〜3の稼働率に基づいて、冷凍機4の冷却能力を制御する集中コントローラ5を備える。具体的には、たとえば、冷却器1の稼働率が0%、冷却器2の稼働率が30%、冷却器3の稼働率が40%であるとする。この場合、集中コントローラ5は、冷却器2の稼働率、および、冷却器3の稼働率のそれぞれに基づいて、要求される冷凍機4の冷却能力を算出し、現時点の冷凍機4の冷却能力から、算出された冷却能力に変更するように制御を行う。また、集中コントローラ5は、冷却器1〜3および冷凍機4のそれぞれと、データ通信可能な通信線50を介して接続されている。なお、集中コントローラ5は、特許請求の範囲の「制御部」の一例である。
また、第1実施形態では、領域101〜103にはそれぞれ、異なる温度帯下で保存される食品101a〜103aが格納されている。具体的には、たとえば、食品101a〜103aはそれぞれ、青果、日配品、肉魚である。
(冷凍機の冷却能力を制御するフロー)
次に、図3を参照して、第1実施形態の冷却装置100の集中コントローラ5による冷凍機4の冷却能力を制御するフローについて説明する。
まず、ステップS1において、冷却器n(n=1)の制御を開始する。
ステップS2において、集中コントローラ5により、冷却器nの電磁弁11のオン時間から冷却器nの稼働率が算出される。具体的には、制御周期X(たとえば、30分)内において、電磁弁11のオン時間がYである場合は、冷却器nの稼働率は、Y/Xと算出される。
ステップS3では、ステップS2において算出された冷却器nの稼働率が、集中コントローラ5のメモリ(図示せず)等に記憶される。
ステップS4において、n=3であるか否かが集中コントローラ5により判定される。n=3でないと判定された場合は、nに1が加算され、ステップS2に戻る。n=3であると判定された場合は、ステップS5に進む。
ステップS5において、集中コントローラ5により、冷却器1〜3のうち、稼働率が0%ではない冷却器1〜3の稼働率に基づいて、要求される冷凍機4の冷却能力が算出される。具体的には、集中コントローラ5は、冷却器1〜3の稼働率と要求される冷凍機4の冷却能力との関係を表すデータに基づいて、要求される冷凍機4の冷却能力を算出するように構成されている。なお、冷却器1〜3の稼働率と要求される冷凍機4の冷却能力との関係を表すデータは、領域101〜103のそれぞれの大きさと、領域101〜103のそれぞれの設定温度とに基づいて算出され、予めメモリ(図示せず)等に格納されている。
ステップS6では、ステップS5において算出された、要求される冷凍機4の冷却能力に基づいて、現時点の冷凍機4の冷却能力が過剰であるか否かが集中コントローラ5により判定される。現時点の冷凍機4の冷却能力が過剰であると判定された場合は、ステップS7に進む。現時点の冷凍機4の冷却能力が過剰ではないと判定された場合は、ステップS8に進む。
ステップS7において、集中コントローラ5により、冷凍機4の冷却能力を減少させるような制御が行われる。具体的には、集中コントローラ5により、圧力センサ44の検出値に基づき、圧縮機41の吸入圧力を増加させることによって、冷凍機4の冷却能力を減少させるような制御が行われる。
ステップS8において、現時点の冷凍機4の冷却能力が不足しているか否かが集中コントローラ5により判定される。現時点の冷凍機4の冷却能力が不足していると判定された場合は、ステップS9に進む。現時点の冷凍機4の冷却能力が不足していないと判定された場合は、集中コントローラ5により、現時点の冷凍機4の冷却能力を維持するような制御が行われる。
ステップS9において、集中コントローラ5により、冷凍機4の冷却能力を増加させるような制御が行われる。具体的には、集中コントローラ5により、圧力センサ44の検出値に基づき、圧縮機41の吸入圧力を減少させることによって、冷凍機4の冷却能力を増加させるような制御が行われる。
ステップS1〜S9までの制御を、制御周期Xごとに行う。
(第1実施形態の効果)
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、冷却器1〜3のうち、稼働率が所定の値以下である冷却器1〜3を監視対象から外すとともに、監視対象の冷却器1〜3の稼働率に基づいて、冷凍機4の冷却能力を制御する集中コントローラ5を備えるように、冷却装置100を構成する。これにより、予め冷却能力の調整量が所定の値に設定されている場合に比べて、冷凍機4の冷却能力を、冷却器1〜3の稼働状態に対応して適切に制御することができる。ここで、稼働率が所定の値以下である冷却器1〜3が設けられている領域101〜103は十分に冷却されているので、これ以上の冷却制御はほとんど必要ない。このため、稼働率が所定の値以下である冷却器1〜3の稼働率を考慮して冷凍機4の冷却能力を制御した場合、不必要に冷凍機4の冷却能力が増加されてしまい、冷却制御が必要な領域101〜103の温度制御が適切に行われなくなる。そこで、稼働率が所定の値以下である冷却器1〜3を監視対象から外すことによって、冷却制御が必要な領域101〜103に設けられている冷却器1〜3に対応して、冷凍機4の冷却能力を適切に制御することができる。その結果、領域101〜103のそれぞれを適切な温度に容易に維持することができるとともに、領域101〜103のそれぞれに格納されている食品101a〜103aを容易に適温で保存することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、集中コントローラ5は、稼働率が零である冷却器1〜3を監視対象から外すとともに、監視対象の冷却器1〜3の稼働率に基づいて、冷凍機4の冷却能力を制御する。ここで、稼働率が零である冷却器1〜3が設けられている領域101〜103は、十分に冷却されている、または、人為的に冷却制御が停止されている状態であるので、これ以上の冷却制御は必要ない。したがって、稼働率が零である冷却器1〜3を監視対象から外すことによって、冷却制御が必要な領域101〜103に設けられている冷却器1〜3に対応して、冷凍機4の冷却能力をさらに適切に制御することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、集中コントローラ5は、異なる温度帯の食品101a〜103aがそれぞれ格納される領域101〜103にそれぞれ設けられるとともに互いに接続されている冷却器1〜3のうち、稼働率が零である冷却器1〜3を監視対象から外すとともに、監視対象である冷却器1〜3の稼働率に基づいて、冷凍機4の冷却能力を制御するように、冷却装置100を構成する。これにより、領域101〜103のうちのいずれかに常温保存用の食品101a〜103aなどが格納されている場合、常温保存用の食品101a〜103aが格納され、冷却制御が必要とならない領域101〜103に設けられる冷却器1〜3を監視対象から外すことによって、領域101〜103のそれぞれを適切な温度に容易に維持することができるとともに、領域101〜103に格納されている食品101a〜103aを容易に適温で保存することができる。
[第2実施形態]
図4を参照して、本発明の第2実施形態による冷却装置200の構成について説明する。第2実施形態では、上記第1実施形態の構成と異なり、電子膨張弁12の開度に基づいて、冷却器1〜3の稼働率を算出する構成である。なお、上記第1実施形態と同様の構成は、第1実施形態と同じ符号を付して図示するとともに説明を省略する。
第2実施形態では、集中コントローラ15は、電子膨張弁12の開度に基づいて、冷却器1〜3の稼働率を算出するように構成されている。具体的には、集中コントローラ15は、制御周期X(たとえば、30分)内において、所定の間隔(たとえば、1分)ごとの電子膨張弁12の開度のデータを取得し、取得された複数のデータの平均値に基づいて、冷却器1〜3の稼働率を算出するように構成されている。なお、集中コントローラ15は、特許請求の範囲の「制御部」の一例である。
(冷凍機の冷却能力を制御するフロー)
次に、図4を参照して、第2実施形態の冷却装置200の集中コントローラ15による冷凍機4の冷却能力を制御するフローについて説明する。
まず、ステップS1において、冷却器n(n=1)の制御を開始する。
ステップS12において、集中コントローラ15により、冷却器nの電子膨張弁12の開度から冷却器nの稼働率が算出される。具体的には、制御周期X間における、電子膨張弁12の開度の平均値が50%である場合、冷却器nの稼働率は50%と算出される。
ステップS3〜S9の動作は、上記実施形態1と同様である。
なお、第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
(第2実施形態の効果)
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、上記のように、集中コントローラ15が、電子膨張弁12の開度に基づいて、冷却器1〜3の稼働率を算出するように、冷却装置200を構成する。これにより、細かく値を調整可能な電子膨張弁12の開度に基づいて冷却器1〜3の稼働率を算出することによって、オンオフ制御のみの電磁弁11の運転率に基づいて冷却器1〜3の稼働率を算出する場合に比べて、冷凍機4の冷却能力を正確に制御することができる。
なお、第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
[第3実施形態]
図5を参照して、本発明の第3実施形態による冷却装置300の構成について説明する。第3実施形態では、上記第1実施形態の構成と異なり、冷却器1〜3の庫内温度に基づいて、冷却器1〜3の稼働率を算出する構成である。なお、上記第1実施形態と同様の構成は、第1実施形態と同じ符号を付して図示するとともに説明を省略する。
第3実施形態では、集中コントローラ25は、所定の時間内における、庫内温度センサ14によって検出された温度が所定の範囲外である時間の長さに基づいて、冷却器1〜3の稼働率を算出するように構成されている。具体的には、集中コントローラ25は、制御周期X(たとえば、30分)に対する、庫内温度センサ14によって検出される冷却器1〜3の庫内温度が所定の温度範囲外(たとえば、10℃以下)である時間の割合に基づいて、冷凍機4の冷却能力を制御するように構成されている。なお、集中コントローラ25は、特許請求の範囲の「制御部」の一例である。
(冷凍機の冷却能力を制御するフロー)
次に、図5を参照して、第3実施形態の冷却装置300の集中コントローラ25による冷凍機4の冷却能力を制御するフローについて説明する。
まず、ステップS1において、冷却器n(n=1)の制御を開始する。
ステップS22において、集中コントローラ25により、庫内温度センサ14によって検出される冷却器nの庫内温度が所定の温度範囲外(たとえば、10℃以下)である時間の長さに基づいて、冷却器nの稼働率が算出される。具体的には、制御周期X間において、冷却器nの庫内温度が所定の温度範囲外である時間がYである場合、冷却器nの稼働率はY/Xと算出される。
ステップS3〜S9の動作は、上記実施形態1と同様である。
なお、第3実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
(第3実施形態の効果)
第3実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第3実施形態では、上記のように、集中コントローラ25が、所定の時間内における、庫内温度センサ14によって検出された温度が所定の範囲外である時間の長さに基づいて、冷却器1〜3の稼働率を算出するように、冷却装置300を構成する。これにより、冷却の対象となる冷却器1〜3内のそれぞれの温度に基づいて、冷凍機4の冷却能力の過不足を直接的に判断することができるので、冷凍機4の冷却能力をさらに適切に制御することができる。
なお、第3実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
また、上記第1〜第3実施形態では、集中コントローラ5(15、25)を、領域101に設ける例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、領域102、領域103、または、冷凍倉庫100aの庫外に設けてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、冷凍機4を、冷凍倉庫100aの庫外に配置する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、冷凍倉庫100aの庫内に配置してもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、冷凍倉庫100aを、エアカーテン100bによって3つの領域に熱的に分割されている例を示したが、本発明はこれに限られない。3つ以外の複数の領域に分割されていてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、冷凍倉庫100a内において、冷凍機4と、冷却器1〜3と、集中コントローラ5(15、25)とによって構成される冷却グループが1つだけ設けられている例を示したが、本発明はこれに限られない。冷却グループが複数設けられるように構成されていてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、冷却器1〜3のそれぞれの庫内に、庫内温度センサ14が設けられる構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。領域101〜103のそれぞれに、温度センサを設けるような構成であってもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、食品101a〜103aがそれぞれ、青果、日配品、肉魚である例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、食品101a〜103aがそれぞれ、肉魚、青果、日配品であってもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、冷凍倉庫100a内が、エアカーテン100bによって3つの領域に熱的に分割する例を示したが、本発明はこれに限られない。冷凍倉庫100a内が、断熱性の壁または仕切りによって分割されていてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、冷却器1〜3の稼働率と要求される冷凍機4の冷却能力との関係を表すデータは、領域101〜103それぞれの大きさと、領域101〜103それぞれの設定温度とに基づいて算出されている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、冷却器1〜3の稼働率と要求される冷凍機4の冷却能力との関係を表すデータは、季節または外気温度と、領域101〜103のそれぞれの設定温度とに基づいて算出されていてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、集中コントローラ5(15、25)により、稼働率が零(0%)である冷却器1〜3が監視対象から外される構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、集中コントローラ5(15、25)により、稼働率が零以外の所定の値(たとえば、5%)未満の冷却器1〜3が監視対象から外される構成であってもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、説明の便宜上、本発明の集中コントローラ5(15、25)の処理を処理フローに沿って順番に処理を行うフロー駆動型のフローチャートを用いて説明したが、本発明はこれに限られない。本発明では、集中コントローラ5(15、25)の処理動作を、イベントごとに処理を実行するイベント駆動型(イベントドリブン型)の処理により行ってもよい。この場合、完全なイベント駆動型で行ってもよいし、イベント駆動およびフロー駆動を組み合わせて行ってもよい。
1〜3 冷却器
4 冷凍機
5、15、25 集中コントローラ(制御部)
12 電子膨張弁(膨張弁)
13 蒸発器
14 庫内温度センサ(温度検出部)
100、200、300 冷却装置
100a 冷凍倉庫
101〜103 領域
101a〜103a 食品

Claims (5)

  1. 冷凍機と、
    前記冷凍機に接続された複数の冷却器と、
    前記複数の冷却器のうち、稼働率が所定の値以下である前記冷却器を監視対象から外すとともに、監視対象の前記冷却器の稼働率に基づいて、前記冷凍機の冷却能力を制御する制御部、とを備える、冷却装置。
  2. 前記制御部は、稼働率が零である前記冷却器を監視対象から外すとともに、監視対象の前記冷却器の稼働率に基づいて、前記冷凍機の冷却能力を制御するように構成されている、請求項1に記載の冷却装置。
  3. 前記制御部は、複数の異なる温度帯の食品がそれぞれ格納される複数の領域にそれぞれ設けられるとともに互いに接続されている前記複数の冷却器のうち、稼働率が零である前記冷却器を監視対象から外すとともに、監視対象である前記冷却器の稼働率に基づいて、前記冷凍機の冷却能力を制御するように構成されている、請求項2に記載の冷却装置。
  4. 前記冷却器は、蒸発器と、前記蒸発器へ流れる冷媒を低温かつ低圧の状態にする膨張弁とを含み、
    前記制御部は、前記膨張弁の開度に基づいて、前記冷却器の稼働率を算出するように構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の冷却装置。
  5. 前記冷却器内、または、前記冷却器が設けられている領域内のうちの少なくとも一方の温度を検出する温度検出部をさらに備え、
    前記制御部は、所定の時間内における、前記温度検出部によって検出された温度が所定の範囲外である時間の長さに基づいて、前記冷却器の稼働率を算出するように構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の冷却装置。
JP2016033032A 2016-02-24 2016-02-24 冷却装置 Pending JP2017150728A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016033032A JP2017150728A (ja) 2016-02-24 2016-02-24 冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016033032A JP2017150728A (ja) 2016-02-24 2016-02-24 冷却装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017150728A true JP2017150728A (ja) 2017-08-31

Family

ID=59740703

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016033032A Pending JP2017150728A (ja) 2016-02-24 2016-02-24 冷却装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017150728A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115183514A (zh) * 2022-06-14 2022-10-14 海信(山东)冰箱有限公司 冰箱及压缩机转速控制方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51114753A (en) * 1975-04-01 1976-10-08 Toyo Koki System for automatically controlling refrigerating capability of a fre ezer
JPS55107866A (en) * 1979-02-09 1980-08-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd Refrigerating machine
JPH0428965A (ja) * 1990-05-24 1992-01-31 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 冷凍装置
JPH09217974A (ja) * 1995-12-07 1997-08-19 Fuji Electric Co Ltd ショーケース冷却装置
JP2000266388A (ja) * 1999-03-17 2000-09-29 Mitsubishi Electric Corp マルチ形冷凍サイクル装置の制御方法および制御装置
JP2001066032A (ja) * 1999-08-30 2001-03-16 Fuji Electric Co Ltd 冷蔵ショーケースの冷却装置
JP2009174803A (ja) * 2008-01-25 2009-08-06 Okamura Corp 冷凍・冷蔵設備の集中管理システム
JP2011075275A (ja) * 2011-01-19 2011-04-14 Mitsubishi Electric Corp 冷凍空調装置及び冷凍空調装置の制御方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51114753A (en) * 1975-04-01 1976-10-08 Toyo Koki System for automatically controlling refrigerating capability of a fre ezer
JPS55107866A (en) * 1979-02-09 1980-08-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd Refrigerating machine
JPH0428965A (ja) * 1990-05-24 1992-01-31 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 冷凍装置
JPH09217974A (ja) * 1995-12-07 1997-08-19 Fuji Electric Co Ltd ショーケース冷却装置
JP2000266388A (ja) * 1999-03-17 2000-09-29 Mitsubishi Electric Corp マルチ形冷凍サイクル装置の制御方法および制御装置
JP2001066032A (ja) * 1999-08-30 2001-03-16 Fuji Electric Co Ltd 冷蔵ショーケースの冷却装置
JP2009174803A (ja) * 2008-01-25 2009-08-06 Okamura Corp 冷凍・冷蔵設備の集中管理システム
JP2011075275A (ja) * 2011-01-19 2011-04-14 Mitsubishi Electric Corp 冷凍空調装置及び冷凍空調装置の制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115183514A (zh) * 2022-06-14 2022-10-14 海信(山东)冰箱有限公司 冰箱及压缩机转速控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9140479B2 (en) Synchronous temperature rate control and apparatus for refrigeration with reduced energy consumption
US9810472B2 (en) Synchronous temperature rate control for refrigeration with reduced energy consumption
US11892217B2 (en) Refrigeration system with condenser temperature differential setpoint control
US9140477B2 (en) Synchronous compartment temperature control and apparatus for refrigeration with reduced energy consumption
CN105829815B (zh) 具有多个制冷格的制冷器具
JP6040041B2 (ja) ショーケース冷却装置
CN108885050A (zh) 冰箱
US11549736B2 (en) Refrigerator having a cold air supply means and control method therefore
US20170038129A1 (en) Refrigerator and method of controlling the same
US20170370635A1 (en) Refrigerator and method for controlling constant temperature thereof
CN108061420B (zh) 温度调控方法、温度调控装置、制冷设备和可读存储介质
JP2018021696A (ja) 冷却装置および制御装置
JP2017150728A (ja) 冷却装置
CN109780776B (zh) 冰箱及其控制方法
JP2012202590A (ja) 冷凍装置
CN111735263B (zh) 制冷系统、储藏库及其温度调节方法
JP2016080305A (ja) 冷却庫の制御装置及び制御方法
CN112344615B (zh) 冰箱的控制方法
US20180187934A1 (en) Control method for a cooling device
JPH10160313A (ja) 冷却装置
JP6591819B2 (ja) ショーケース冷却システム
JP2001280786A (ja) 冷蔵庫
WO2023006489A1 (en) Refrigerator and method therefor
JP6311286B2 (ja) 冷蔵システム
JP2006057990A (ja) ショーケース冷却装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191226

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200212