JP2016080305A - 冷却庫の制御装置及び制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 定温冷却の際にPID制御で庫内温度一定制御を行って庫内温度を一定に保つことができるとともに、蒸発器における霜の成長を妨げ、除霜を行わなければならない頻度を少なくし、デフロストサイクル時間を長くすることができる冷却庫の制御装置及び制御方法を提供する。
【解決手段】 庫内温度一定制御中に所定のサーモオン時間だけ膨張弁を弁開してサーモオン状態とするサーモオン工程と、所定のサーモオフ時間だけ膨張弁を弁開してサーモオフ状態とするサーモオフ工程とを交互に繰り返し行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、店舗等に設置される冷凍ショーケースや冷蔵ショーケースなどの冷却庫において、冷却庫の蒸発器における着霜を抑制し、冷却能力が低下することを防止出来る冷却庫の制御装置及び制御方法に関する。
例えば、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店舗等では、商品を冷凍もしくは冷蔵した状態で陳列するための冷凍ショーケースや冷蔵ショーケースなどのショーケースが用いられている。
このようなショーケース30は、図1に示すように、商品を陳列するための陳列棚32と、陳列棚に冷気を吹き出す吹き出し口34と、陳列棚の空気を吸い込んでショーケース30内を循環させるファン38を有する吸い込み口36とを有している。
また、ショーケース30では、一般的な冷凍サイクルが用いられており、冷媒が流れる配管12と、配管12上に設けられ凝縮器で凝縮された液冷媒を、低温・低圧の液冷媒とする膨張弁14と、冷媒を液体から気体へと状態変化させることで循環する空気の熱を吸収して冷却する蒸発器16と、を備えている。
なお、このようなショーケースは、店舗に設置される場合には、図示しないが、蒸発器から出たガス冷媒を圧縮して高温・高圧のガス冷媒とする圧縮機と、圧縮機から吐出された高温・高圧のガス冷媒から熱を放出させて液冷媒とする凝縮器と、を備えた冷凍機が屋外に設置され、複数のショーケースが1台の冷凍機に接続された状態で使用されていることが多い。ただし、1台の冷凍機にショーケースを1台だけ接続して使用されることもある。
冷凍機が屋外などに別に設置されるショーケースは、別置形ショーケースと呼ばれている。一方、圧縮機や凝縮器といった冷凍機部分が一体になっているショーケースもあり、そのようなショーケースは冷凍機内蔵形ショーケースもしくは内蔵形ショーケースと呼ばれている。
ショーケース30などの冷却庫は、制御装置22を有しており、制御装置22によって、ショーケースが備える照明26、ファン38、除霜ヒータ24、防露ヒータ、膨張弁14(温調弁)などを制御している。
ショーケース30の膨張弁14として、感温筒と配管内部の圧力とで自動的に過熱度を調節する機械式の膨張弁を用いる場合は、膨張弁14の手前(冷凍機側)に給液用の電磁弁を設けて、それを制御装置22でサーモオン、サーモオフを切り替え、庫内温度を調節する。
また、制御装置22に膨張弁14の弁開度を制御する弁開度制御出力手段を設け、膨張弁14として、高耐久電磁弁や電子膨張弁を用いて、制御装置22で膨張弁14の弁開度を制御するように構成されているものがある。
膨張弁14として高耐久電磁弁や電子膨張弁を用いた構成とした場合も、膨張弁14の手前(冷凍機側)に給液用電磁弁を設けて、給液用電磁弁を制御装置22でサーモオン、サーモオフを切り替え、オンオフ制御で庫内温度の温調を行いながら、制御装置22でサーモオン中の膨張弁14の弁開度を、過熱度制御や庫内温度一定制御などにより調節するものもあるが、膨張弁14に、高耐久電磁弁や、弁閉機能を有する電子膨張弁を用いる場合には、給液用電磁弁の役割を膨張弁14に行わせて、給液用電磁弁を省略する事が多い。
制御装置22は、蒸発器16における過熱度を検出するための過熱度検出手段として、蒸発器の入口側における冷媒の温度を検出する入口配管温度センサ18と、蒸発器の出口側における冷媒の温度を検出する出口配管温度センサ20とを備えるとともに、庫内温度を検出するための庫内温度検出手段として、吹き出し口34の温度を検出する吹き出し口温度センサ40と、吸い込み口36の温度を検出する吸い込み口温度センサ42とを備えている。
なお、制御装置22は、吹き出し口温度センサ40によって検出された吹き出し口温度と、吸い込み口温度センサ42によって検出された吸い込み口温度の両方を用いて、それらの中間の温度を庫内温度として扱うように構成してもよいし、或いは、どちらか一方の温度センサのみを用いて、その温度センサで検出した温度にオフセットを加えた値を庫内温度として扱うように構成することもできる。
さらには、どちらか一方の温度センサのみを用いて、吹き出し口温度センサで検出した温度を庫内温度としたり、吸い込み口温度センサで検出した温度を庫内温度としたりすることもできる。このような、どちらか一方の温度センサのみを用いて庫内温度を得る場合においては、吹き出し口温度センサと吸い込み口温度センサの両方を備える必要はなく、使用する側の温度センサのみを備えていればよい。
このように構成されたショーケース30では、蒸発器16に冷媒を流すサーモオン状態と、冷媒を流さないサーモオフ状態を切り換えて制御するON/OFF制御や、特許文献1,2などに開示されているように、制御装置22によって膨張弁14の開度を調節して冷媒の流量を変化させることによって冷却能力を制御する方法が用いられ、ショーケース30の庫内温度の調節を行っている。
膨張弁14の弁開度の調節を行う冷却制御方法としては、過熱度に基づいて制御する方法(過熱度制御)、庫内温度に基づいて制御する方法(庫内温度一定制御)が知られている。
なお、過熱度制御や庫内温度一定制御は、制御装置22に搭載されているマイクロコンピュータによるPID制御によって行われている。このようなPID制御には、位置型のPID制御と速度型のPID制御があるが、本明細書では速度型のPID制御の場合について説明する。
過熱度制御では、過熱度が所定の過熱度設定値に近づくように膨張弁14の弁開度を調節する。
速度型のPID制御で過熱度制御を行う際には、制御出力の比例成分は、過熱度が減少している場合(過熱度の変化量がマイナス)には弁開度を小さくする出力になり、過熱度が増加している場合(過熱度の変化量がプラス)には弁開度を大きくする出力になる。
過熱度は、蒸発器16の出口側における冷媒の温度(戻り配管温度)から蒸発器16の入口側における冷媒の温度(蒸発温度)を引いた値が用いられ、例えば、入口配管温度センサ18によって検出された蒸発温度と出口配管温度センサ20によって検出された戻り配管温度から制御装置22によって算出されるように構成されている。
なお、入口配管温度センサ18の代わりに、配管12内の冷媒の圧力を検出する圧力センサ(図示せず)を備え、低圧圧力を検出できるように構成された場合には、低圧圧力を飽和温度換算した値を蒸発温度として、出口配管温度センサ20によって検出された戻り配管温度から蒸発温度を引いた値を過熱度とすることもできる。
また、庫内温度一定制御では、庫内温度が所定の庫内温度設定値に近づくように膨張弁14の弁開度を調節する。
庫内温度一定制御も、速度型のPID制御で行う場合には、過熱度制御と同様に、制御出力の比例成分は、庫内温度が減少している場合(庫内温度の変化量がマイナス)には弁開度を小さくし、庫内温度が増加している場合(庫内温度の変化量がプラス)には弁開度を大きくする出力になる。
なお、制御装置に用いられる制御方式は、引用文献1のように電子膨張弁や高耐久電磁弁を用いたPID制御を採用しているが、電子膨張弁や高耐久電磁弁ではなく、メカ式膨張弁を用いた冷却庫に取り付けられている制御装置では、メカ式膨張弁の上流側に取り付けた給液電磁弁をON/OFFすることにより庫内温度を調節している。
特開昭59−185948号公報 特開2008−209016号公報
ところで、ショーケース30の庫内冷却には、2つの段階があり、1つは初めてショーケースの冷却を始める場合や、除霜終了後に冷却を始める場合など、庫内が庫内温度設定値よりも温まった状態から庫内温度設定値まで冷却をするプルダウン冷却であり、もう1つは庫内温度を所定の温度に維持する定温冷却である。
特に店舗等に設置されるショーケース30は、長時間に亘って定温冷却を行うことになる。この時、蒸発器16には冷媒が流れ、蒸発器16は0℃以下となっているため、蒸発器16に大気中の湿気などが付着することにより、霜が発生してしまう。
蒸発器16に霜が付着すると冷却能力の低下に繋がり、また、このような霜が成長し続けることで、最終的には蒸発器16が通気不可能な状態となり、庫内の冷却ができず、庫内温度が上昇してしまうことがある。着霜がひどい場合には、冷却を止めて、ショーケースに並べられた商品を取り出し、蒸発器16に付着した霜を手作業で除去するような作業を行わなければならないこともある。
このため、蒸発器16には、発生した霜を除去するための除霜ヒータ24が備えられており、定期的にこの除霜ヒータ24の電源を入れることによって、霜を溶かし、除霜(デフロスト)している。そのような除霜をヒーターデフロストと呼ぶ。
一方で、蒸発器16に除霜ヒータ24が付いていない設定温度が比較的高いショーケースにおいては、蒸発器16に冷媒を流さないようにして除霜(デフロスト)を行っている。そのような除霜をオフサイクルデフロストと呼ぶ。
蒸発器16に冷媒を流すサーモオン状態と、冷媒を流さない状態にするサーモオフ状態を切り替えて制御するON/OFF制御では、冷媒を流す/流さないで庫内温度を制御しているために、ON点とOFF点の差(ディファレンシャル)の分だけ庫内温度が変動してしまう。
一方、引用文献1の制御のように、膨張弁をPID制御して庫内温度を調節するような方式は、ON/OFFの2値制御ではなく、中間の弁開度に制御するので、ON/OFF制御に比べて庫内温度の変化を小さくすることができる。
しかしながら、冷媒を流さない状態にはならないため、オフサイクルデフロストの効果がなくなり、蒸発器16への着霜を助長してしまうことになる。
このため、膨張弁をPID制御して庫内温度を調節するような方式では、除霜を行わなければならない時間間隔(デフロストサイクル時間)が短く、除霜を行わなければならない頻度が高くなってしまう。もし、ON/OFF制御の時と同じ時間間隔で除霜を行った場合には、蒸発器16が通気不可能な状態となり、冷却不良に陥ってしまうことが考えられる。そして、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店舗で利用されるショーケースの場合、営業時間中にショーケースが冷却不良に陥ってしまっては大きな問題となる。
本発明では、このような現状に鑑み、定温冷却の際にPID制御で庫内温度一定制御を行って庫内温度を一定に保つことができるとともに、蒸発器における霜の成長を妨げ、除霜を行わなければならない頻度を少なくし、デフロストサイクル時間を長くすることができる冷却庫の制御装置及び制御方法を提供することを目的とする。
本発明の冷却庫の制御装置及び制御方法は、膨張弁として高耐久電磁弁や電子膨張弁を用いて、制御装置でその弁開度を制御するものである。
具体的には、本発明の冷却庫の制御装置は、
冷媒が流れる配管と、
前記配管上に設けられ凝縮器で凝縮された液冷媒を、低温・低圧の液冷媒とする膨張弁と、
冷媒を液体から気体へと状態変化させることで循環する空気の熱を吸収して冷却する蒸発器と、
を少なくとも有する冷却庫において、前記膨張弁の弁開度を制御するための制御装置であって、
前記制御装置は、前記蒸発器に冷媒が流れる所定のサーモオン時間と、前記蒸発器に冷媒が流れない所定のサーモオフ時間が記憶され、
庫内温度一定制御中に前記サーモオン時間だけ前記膨張弁を弁開してサーモオン状態とするサーモオン工程と、前記サーモオフ時間だけ前記膨張弁を弁閉してサーモオフ状態とするサーモオフ工程と、を交互に繰り返し行うことを特徴とする。
この場合、前記制御装置は、事前に設定した切替判定時間が記憶され、
冷却開始から前記切替判定時間が経過した場合に、前記蒸発器の着霜量が所定の閾値を超えたと判定して、前記制御装置に記憶された前記サーモオン時間と前記サーモオフ時間を所定の値に変更するように構成してもよく、
前記切替判定時間が経過する前よりも、前記切替判定時間が経過した後の方がサーモオン時間に対するサーモオフ時間の比率が大きくなるようにすることが好ましい。
また、本発明の冷却庫の制御方法は、
冷媒が流れる配管と、
前記配管上に設けられ凝縮器で凝縮された液冷媒を、低温・低圧の液冷媒とする膨張弁と、
冷媒を液体から気体へと状態変化させることで循環する空気の熱を吸収して冷却する蒸発器と、
を少なくとも有する冷却庫において、前記膨張弁の弁開度を制御するための制御方法であって、
庫内温度一定制御中に所定のサーモオン時間だけ前記膨張弁を弁開してサーモオン状態とするサーモオン工程と、所定のサーモオフ時間だけ前記膨張弁を弁開してサーモオフ状態とするサーモオフ工程と、を交互に繰り返し行うことを特徴とする。
この場合、冷却開始から事前に設定した切替判定時間が経過した場合に、前記蒸発器の着霜量が所定の閾値を超えたと判定して、前記制御装置に記憶された前記サーモオン時間と前記サーモオフ時間を所定の値に変更することができる。
また、前記切替判定時間が経過する前よりも、前記切替判定時間が経過した後の方がサーモオン時間に対するサーモオフ時間の比率が大きくなることが好ましい。
本発明によれば、庫内温度一定制御を行っている最中に強制的にサーモオフすることで、蒸発器への着霜を抑制することができ、庫内温度一定制御によって庫内温度を安定的に維持しながらも、除霜周期を長くすることができ、ON/OFF制御の時と同じ時間間隔で除霜を行った場合でも、着霜による冷却不良に陥らず、信頼性の高い冷却庫を提供することができる。
図1は、制御装置を備えたショーケースの構造を説明するための概略構成図である。 図2は、本実施例の制御装置の構成を説明するための概略構成図である。 図3は、本実施例の制御装置におけるサーモオフ制御の流れを説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態(実施例)を図面に基づいてより詳細に説明する。
なお、本実施例における制御装置22を備えたショーケース30の構成は、上述する従来のショーケース30と基本的には同様な構成である。
図2は、本実施例の制御装置22の構成を説明するための概略構成図である。
制御装置22は、PID制御の演算処理などを行うマイクロコンピュータ50と、動作電力を受電するための電源入力端子52と、各温度センサ18,20,40,42から温度信号を入力するための温度センサ入力端子54と、膨張弁14、ファン38、除霜ヒータ24、照明26に制御信号を出力するための制御出力端子56とを備えている。
また、例えば、複数のショーケース30や冷凍機などを統合的に制御する上位制御装置(図示せず)との通信を行うための通信端子58や、各温度センサ18,20,40,42によって検出された温度や膨張弁14の状態などを表示するための表示手段60を備えることもできる。
本実施例の制御装置22は、定温冷却時に庫内温度一定制御によって膨張弁14を制御するとともに、庫内温度一定制御中に所定のサーモオン時間だけ膨張弁14を弁開してサーモオン状態とするサーモオン工程と、所定のサーモオフ時間だけ膨張弁14を弁閉してサーモオフ状態とするサーモオフ工程とを交互に繰り返して行うように構成されている。
なお、制御装置22によってサーモオフ状態とするためには、膨張弁14の弁開度を0%として弁閉するか、もしくは、弁閉しない膨張弁を用いる場合には、弁閉しない膨張弁に加えて、例えば給液電磁弁などの弁閉可能な弁(図示しない)を配管12に設け、制御装置22によってこの弁閉可能な弁を弁閉することによってサーモオフ状態としてもよい。
このように、庫内温度一定制御中にサーモオン工程とサーモオフ工程とを交互に繰り返し行うことによって、庫内温度を安定的に維持しながらも、除霜周期を長くすることができ、ON/OFF制御の時と同じ時間間隔で除霜を行った場合でも、着霜による冷却不良に陥ることがない。なお、本明細書においては、サーモオン工程とサーモオフ工程とを交互に繰り返し行っている時間を除霜サイクル時間と呼ぶ。
また、後述するように、ショーケース30の種類や大きさなどに応じた着霜傾向に基づいて、所定の切替判定時間が経過したら着霜量が所定の閾値を超えると推定して、サーモオン時間とサーモオフ時間を所定の値に変更するようにしてもよい。
なお、本実施例では、蒸発器16の着霜量を切替判定時間によって推定しているが、蒸発器16の着霜量は、例えば、光センサやデジタルカメラなどの光学センサを用いて蒸発器16の表面状態を監視するように構成してもよいし、例えば、蒸発器16を通気する風量を検知するために、蒸発器16の前後に風量センサを設置して、蒸発器16を通気する風量が規定風量値よりも小さくなった場合に、蒸発器16の着霜量が所定の閾値を超えたと推定するようにしてもよい。
また、庫内温度一定制御中は蒸発器16の過熱度がほぼ一定となることから、蒸発器16の過熱度を監視して、過熱度が規定過熱度よりも小さくなった場合に、蒸発器16の着霜量が所定の閾値を超えたと推定するように構成することもできる。
以下、本実施例の制御装置22におけるサーモオフ制御を、図3に示すフローチャートに基づいて説明する。
本実施例では、ショーケース30の冷却が開始されると、制御装置22により、所定の間隔でサーモオフ制御が実行される(S10)。
まず、制御装置22が過熱度制御中か庫内温度一定制御中かが判断される(S20)。そして、過熱度制御中と判断された場合には、そのままサーモオフ制御は終了する(S110)。
一方で、庫内温度一定制御中であると判断された場合には、冷却開始から事前に設定した切替判定時間Aが経過したか否かが判断された後(S30)、経過時間に応じてサーモオン時間とサーモオフ時間を設定する。
切替判定時間Aが経過していない場合には、サーモオン時間を設定値b、サーモオフ時間を設定値cと設定する(S40)。
一方で、切替判定時間Aが経過した場合には、サーモオン時間を設定値d、サーモオフ時間を設定値eと設定する(S50)。
なお、切替判定時間Aは、除霜サイクルの前半と後半を判定するために用いられる設定値であり、ショーケース30の種類や大きさなどに応じて事前に設定された除霜サイクル時間の、例えば半分としてもよいが、除霜サイクル時間の中で適宜変更できる。
また、サーモオフ時間である設定値c及び設定値eとしては、庫内温度がさほど上昇しない程度の短い時間とすることが望ましい。
一方で、サーモオン時間である設定値b及び設定値dとしては、庫内冷却のため、設定値c及び設定値eと比べて長時間とすることが望ましい。
なお、除霜サイクルの前半と比べて、除霜サイクルの後半の方が蒸発器16に着霜しやすい傾向にある。このため、除霜サイクルの後半は、除霜サイクルの前半よりもサーモオン時間に対するサーモオフ時間の比率が大きくなるように設定することが望ましい。
具体的には、サーモオフ時間である設定値c及び設定値eを一定とし、サーモオン時間については設定値bと比べて設定値dを短く設定したり、逆に、サーモオン時間である設定値b及び設定値dを一定とし、サーモオフ時間については設定値cと比べて設定値eを長く設定することが望ましい。
次いで、サーモオン中か否かが判断される(S60)。サーモオン中であると判断された場合には、サーモオン時間が経過したか否かが判断される(S70)。サーモオン時間が経過していない場合には、そのままサーモオフ制御は終了する(S110)。
一方で、サーモオン時間が経過した場合には、制御装置22によって膨張弁14を弁閉して、冷却装置10をサーモオフ(S80)し、サーモオフ制御は終了する(S110)。
S60において、サーモオフ中であると判断された場合には、サーモオフ時間が経過したか否かが判断される(S90)。サーモオフ時間が経過していない場合には、そのままサーモオフ制御は終了する(S110)。
一方で、サーモオフ時間が経過した場合には、制御装置22によって膨張弁14を弁開して、冷却装置10をサーモオン(S100)し、サーモオフ制御は終了する(S110)。
このように、庫内温度一定制御中に、所定のサーモオン時間、サーモオフ時間でサーモオン状態とサーモオフ状態を切り換えることによって、サーモオフ中はデフロスト効果を得ることができるため、蒸発器16における霜の成長を妨げ、除霜サイクル時間を長くすることができる。
また、サーモオン中は、庫内温度一定制御によりショーケースの庫内温度は一定に保たれており、また、短時間だけサーモオフ状態としたとしても、庫内温度はさほど上昇することもないため、本実施例の制御装置22の動作中は、庫内温度が安定的に保たれることになる。
なお、本実施例では、上述するような理由により、除霜サイクルの前半と後半とで、サーモオン時間・サーモオフ時間を変更しているが、常に同じサーモオン時間・サーモオフ時間としてもよい。
また、切替判定時間を1つだけ設けて除霜サイクルの前半と後半の2段階で切替えるのではなく、切替判定時間を複数設けて、除霜サイクルをもっと細かく分割し、それぞれ異なるサーモオン時間・サーモオフ時間を設定してもよい。
以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、上記実施例では、冷却庫の一例として店舗等に設置される多段ショーケースを用いて説明したが、例えば、平形ショーケース、プレハブ冷蔵庫、プレハブ冷凍庫などにも適用可能であるなど、本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
12 配管
14 膨張弁
16 蒸発器
18 入口配管温度センサ
20 出口配管温度センサ
22 制御装置
24 除霜ヒータ
30 ショーケース
32 陳列棚
34 吹き出し口
36 吸い込み口
38 吸い込みファン
40 吹き出し口温度センサ
42 吸い込み口温度センサ
50 マイクロコンピュータ
52 電源入力端子
54 温度センサ入力端子
56 制御出力端子
58 通信端子
60 表示手段

Claims (6)

  1. 冷媒が流れる配管と、
    前記配管上に設けられ凝縮器で凝縮された液冷媒を、低温・低圧の液冷媒とする膨張弁と、
    冷媒を液体から気体へと状態変化させることで循環する空気の熱を吸収して冷却する蒸発器と、
    を少なくとも有する冷却庫において、前記膨張弁の弁開度を制御するための制御装置であって、
    前記制御装置は、前記蒸発器に冷媒が流れる所定のサーモオン時間と、前記蒸発器に冷媒が流れない所定のサーモオフ時間が記憶され、
    庫内温度一定制御中に前記サーモオン時間だけ前記膨張弁を弁開してサーモオン状態とするサーモオン工程と、前記サーモオフ時間だけ前記膨張弁を弁閉してサーモオフ状態とするサーモオフ工程と、を交互に繰り返し行うことを特徴とする冷却庫の制御装置。
  2. 前記制御装置は、事前に設定した切替判定時間が記憶され、
    冷却開始から前記切替判定時間が経過した場合に、前記蒸発器の着霜量が所定の閾値を超えたと判定して、前記制御装置に記憶された前記サーモオン時間と前記サーモオフ時間を所定の値に変更するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の冷却装置の制御装置。
  3. 前記切替判定時間が経過する前よりも、前記切替判定時間が経過した後の方がサーモオン時間に対するサーモオフ時間の比率が大きくなることを特徴とする請求項2に記載の冷却装置の制御装置。
  4. 冷媒が流れる配管と、
    前記配管上に設けられ凝縮器で凝縮された液冷媒を、低温・低圧の液冷媒とする膨張弁と、
    冷媒を液体から気体へと状態変化させることで循環する空気の熱を吸収して冷却する蒸発器と、
    を少なくとも有する冷却庫において、前記膨張弁の弁開度を制御するための制御方法であって、
    庫内温度一定制御中に所定のサーモオン時間だけ前記膨張弁を弁開してサーモオン状態とするサーモオン工程と、所定のサーモオフ時間だけ前記膨張弁を弁開してサーモオフ状態とするサーモオフ工程と、を交互に繰り返し行うことを特徴とする冷却装置の制御方法。
  5. 冷却開始から事前に設定した切替判定時間が経過した場合に、前記蒸発器の着霜量が所定の閾値を超えたと判定して、前記制御装置に記憶された前記サーモオン時間と前記サーモオフ時間を所定の値に変更することを特徴とする請求項4に記載の冷却装置の制御方法。
  6. 前記切替判定時間が経過する前よりも、前記切替判定時間が経過した後の方がサーモオン時間に対するサーモオフ時間の比率が大きくなることを特徴とする請求項5に記載の冷却装置の制御方法。
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