JP2006057001A - 洗浄用組成物 - Google Patents
洗浄用組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006057001A JP2006057001A JP2004240315A JP2004240315A JP2006057001A JP 2006057001 A JP2006057001 A JP 2006057001A JP 2004240315 A JP2004240315 A JP 2004240315A JP 2004240315 A JP2004240315 A JP 2004240315A JP 2006057001 A JP2006057001 A JP 2006057001A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mass
- particles
- cleaning composition
- preferable
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Detergent Compositions (AREA)
Abstract
【解決手段】 (a)AO付加モル数が1〜3のポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩、(b)AO付加モル数が4以上のポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩、(c)アルキル硫酸塩、(d)水溶性無機塩及び/又は水不溶性無機塩、及び(e)水をそれぞれ特定比率で含有し、界面活性剤相当分と平均粒径がそれぞれ特定範囲にある(A)界面活性剤含有粒子、(B)ビルダー含有粒子、並びに(f)汚れ吸蔵能力が0.1以上の汚れ吸蔵剤を含有する洗浄用組成物。
【選択図】 なし
Description
<(A)界面活性剤含有粒子>
(a)アルキレンオキサイドの付加モル数が1〜3のポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩〔以下、(a)成分という〕1〜70質量%、(b)アルキレンオキサイドの付加モル数が4以上のポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩〔以下、(b)成分という〕0〜30質量%、(c)アルキル硫酸塩〔以下、(c)成分という〕10〜95質量%、(d)水溶性無機塩及び水不溶性無機塩から選ばれる少なくとも1種〔以下、(d)成分という〕1〜38質量%、(e)水(JIS K 3362:1998記載の過熱減量法による水分)〔以下、(e)成分という〕0.1〜5質量%を含有し、JIS K 3362:1998記載の界面活性剤相当分60〜98質量%、JIS K 3362:1998記載のふるい分け機械によるふるい分け方法によって測定される粒度から求められる平均粒径が150〜2000μmである界面活性剤含有粒子。
<(B)ビルダー含有粒子>
金属キレート作用、アルカリ緩衝作用、固体粒子分散作用の少なくともいずれかを有するビルダーを50質量%超含有するビルダー粒子。
本発明の洗浄用組成物は、前記(a)〜(e)成分を含有する(A)界面活性剤含有粒子〔以下、(A)粒子ということもある〕を含有する。洗浄性能、耐ケーキング性の点で、(A)粒子の含有量は、洗浄用組成物中、5〜60質量%が好ましく、10〜50質量%がより好ましく、15〜40質量%が更に好ましい。
本発明の(A)粒子は、(a)成分として、AOの付加モル数が1〜3のポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩を1〜70質量%含有する。洗浄性能、耐硬水性、耐ケーキング性、生産性の点で、5〜60質量%が好ましく、10〜50質量%がより好ましく、15〜40質量%が更に好ましい。
[R1−O(AO)n−SO3]pM (I)
[式中、R1は炭素数8〜20の直鎖又は分岐鎖アルキル基、AOは炭素数2〜4のアルキレンオキシ基、nはAOの付加モル数を示す1〜3の整数、Mは陽イオン、pはMの価数を示し、n個のAOは同一でも異なっていても良い。]
本発明の(A)粒子は、(b)成分として、AOの付加モル数が4以上のポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩を0〜30質量%含有する。洗浄性能、耐硬水性、耐ケーキング性、生産性の点で、0〜20質量%が好ましく、0〜15質量%がより好ましく、0〜10質量%が更に好ましい。
[R1−O(AO)n'−SO3]pM (II)
[式中、R1は炭素数8〜20の直鎖又は分岐鎖アルキル基、AOは炭素数2〜4のアルキレンオキシ基、n’はAOの付加モル数を示す4以上の整数、Mは陽イオン、pはMの価数を示し、n’個のAOは同一でも異なっていても良い。]
本発明の(A)粒子は、(c)成分として、アルキル硫酸塩を10〜95質量%含有する。洗浄性能、耐硬水性、耐ケーキング性、生産性の点で、20〜90質量%が好ましく、30〜85質量%がより好ましく、40〜80質量%が更に好ましい。
[R1−O−SO3]pM (III)
[式中、R1は炭素数8〜20の直鎖又は分岐鎖アルキル基、Mは陽イオン、pはMの価数を示す。]
本発明の(A)粒子は、(d)成分として、水溶性無機塩、水不溶性無機塩から選ばれる少なくとも1種を1〜38質量%含有する。洗浄性能、耐ケーキング性、生産性の点で、3〜30質量%が好ましく、5〜25質量%がより好ましく、8〜20質量%が更に好ましい。特に水不溶性無機塩を含有することが、生産性、溶解性の点で好ましい。ここで、無機塩が水溶性であるとは、20℃における水への溶解度が1g/dm3以上であることをいい、水不溶性とは、20℃における水への溶解度が1g/dm3未満であることをいう。
本発明の(A)粒子は、(e)成分として、水(JIS K 3362:1998記載の過熱減量法による水分)を0.1〜5質量%含有する。洗浄性能、耐ケーキング性、生産性の点で、0.2〜4質量%が好ましく、0.5〜3質量%がより好ましく、0.5〜2質量%が更に好ましい。
本発明の(A)粒子は、洗浄剤の分野で公知の(a)成分、(b)成分、(c)成分以外の界面活性剤、(d)成分以外のビルダー、再汚染防止剤(カルボキシメチルセルロース等)、柔軟化剤、蛍光増白剤、抑泡剤(シリコーン等)、酵素、酵素安定化剤、着色剤、香料等を含有することができる。
本発明の(A)粒子は、生産性、耐ケーキング性、溶解性の点で、攪拌翼及び解砕翼を有する造粒機内で、減圧下に(d)成分を含有する粉体原料に、(a)成分、(b)成分、(c)成分、(e)成分を含有するペーストを添加しつつ、乾燥と同時に造粒を行って製造することが好ましい。
陰イオン性界面活性剤ペーストの乾燥速度は、粒状物の温度が上記範囲内になるように制御することが好ましい。陰イオン性界面活性剤ペーストの添加量は、陰イオン性界面活性剤ペーストと粉体原料の質量比が、1/10〜10/1、更に1/4〜4/1となる割合が好ましい。
造粒機内の圧力は、操作品温を低くして、ペースト及び造粒物の分解を抑制する観点から、0.67〜40kPaが好ましく、更に真空ポンプへの負担や造粒機の気密性の観点から、4.0〜40kPaが好ましく、特に4.0〜8.0kPaが好ましい。
造粒機の加熱源としては、温水ジャケット、電気トレーシング等が挙げられるが、温水ジャケットが好ましく、またジャケット温度は、100℃以下が好ましく、更に熱に敏感な原料にも適用させる観点から、90℃以下が更に好ましい。
本発明においては、陰イオン性界面活性剤ペーストの添加中に、乾燥をより効果的に実施させるために造粒機へ空気及び/又は不活性ガスを導入しても良い。導入量は、好ましくは2〜30L/min、より好ましくは3〜10L/minである。
本発明においては、圧密化の促進や、付着層を十分に形成させて粒度分布を狭くする観点から、以下の式で定義される造粒機の羽根のフルード数が1〜5であることが好ましく、更に好ましくは1.5〜4である。
Fr=V/[(R×g)0.5]
(式中、Frはフルード数を、Vは攪拌翼の先端の周速[m/sec]を、Rは攪拌翼の回転半径[m]を、gは重力加速度[m/sec.2]を示す。)
本発明の洗浄用組成物は、金属キレート作用、アルカリ緩衝作用、固体粒子分散作用の少なくともいずれかを有するビルダーを50質量%超含有するビルダー粒子〔以下、(B)粒子ということもある〕を含有する。洗浄性能、耐硬水性、低温溶解性、耐ケーキング性の点で、(B)粒子の含有量は、洗浄用組成物中1〜80質量%が好ましく、5〜70質量%がより好ましく、10〜60質量%が更に好ましく、20〜50質量%が特に好ましい。
各種緩衝液中に可溶性澱粉(反応系に於ける最終濃度は、0.5質量%)を溶解させた基質溶液0.9mlに、酵素液0.1mlを加え、50℃で、15分間反応させる。反応後、下記(DNS)法にて、還元糖の定量を行う。即ち、反応液1.0mlにDNS試薬1.0mlを加え、5分間、100℃で加熱発色させ、冷却後、4.0mlの脱イオン水を加えて希釈し、波長535nmで比色定量する。酵素の力価は、1分間に1μmolのグルコースに相当する還元糖に生成する酵素量を1単位(IU)とした。
本発明の洗浄用組成物は、(f)成分として汚れ吸蔵剤を含有する。本発明において、汚れ吸蔵剤とは、特許第2551965号公報(特開平1−215898号公報)に記載された汚れ吸蔵能力(ただし測定方法において多孔質シリカは汚れ吸蔵剤となる試料と読み替える)が0.1以上、好ましくは0.3以上のものをいう。洗浄性能、耐硬水性、低温溶解性、耐ケーキング性の点で、(f)成分の含有量は、洗浄用組成物中1〜80質量%が好ましく、5〜70質量%がより好ましく、10〜60質量%が更に好ましく、20〜50質量%が特に好ましい。
本発明の洗浄用組成物は上記必須成分の他に、目的とする性能を損なわない範囲で、必要に応じ公知添加物を配合することが出来る。斯かる添加物の例としては、炭酸塩・過酸化水素付加物、硼酸塩・過酸化水素付加物、トリポリリン酸塩・過酸化水素付加物、ピロリン酸塩・過酸化水素付加物、尿素・過酸化水素付加物等の水溶液中で過酸化水素を放出する化合物;グルコースペンタアセテート、トリアセチン、N,N,N’,N’−テトラアセチルエチレンジアミン、テトラアセチルグリコリルウリル、下記一般式(1)〜(4)で表される化合物等の水溶液中で過酸化水素と反応し有機過酸を発生する化合物;エタノール、プロピレングリコール、グリセリン等のハイドロトロープ剤;香料、色素、防腐・防黴剤等が挙げられる。
本発明の洗浄用組成物は、具体的には以下の方法(1)〜(3)により使用できる。
〔方法(1)〕
本発明の洗浄用組成物を予め水等に溶解・分散させ、被洗浄物に塗布し、ブラッシング等(被洗浄物から汚れを溶液に移動させる)を行った後に、乾燥(溶液中の汚れを汚れ吸蔵剤に移動させる)させ、電気掃除機等により汚れと共に汚れ吸蔵剤を被洗浄物から除去する方法。
被洗浄物を水等で湿潤させ、本発明の洗浄用組成物を被洗浄物に塗布し、ブラッシング等を行った後に、乾燥させ、電気掃除機等により汚れと共に汚れ吸蔵剤を被洗浄物から除去する方法。
本発明の洗浄用組成物を被洗浄物に塗布し、被洗浄物を水等で湿潤させ、ブラッシング等を行った後に、乾燥させ、電気掃除機等により汚れと共に汚れ吸蔵剤を被洗浄物から除去する方法。
ジャケット温度85℃、圧力:4.0kPa、操作品温が70±1℃になるような乾燥条件に調整しながら、アルキル(炭素数12〜16)硫酸ナトリウム塩(以下、アルキル硫酸塩をASと表記する)含有ペースト(有効成分73質量%)とポリオキシエチレン(EO平均付加モル数3.7)アルキル(炭素数12〜16)硫酸ナトリウム塩(以下、ポリオキシアルキレンアルキル硫酸塩をESと表記する)含有水溶液(有効成分25質量%)とを、有効成分の質量比が、AS:ES=96:4となるように混合したペーストを乾燥機内容積2500Lの真空乾燥機[深江パウテック(株)製、FDM-1200JE型]に平均150kg/Hrの添加速度で滴下し、アジテーターの回転数:55r/min、チョッパーの回転数:2000r/min、攪拌翼と壁面との平均クリアランス:5.5mmの造粒条件によって、乾燥と同時に造粒を行ない、600kgの造粒物を得た。更にその一部の造粒物を該造粒物に対して10質量%のゼオライトとともにアトマイザー(不二パウダル(株))で粉砕し、平均粒径120μmの粉体原料を得た。
ジャケット温度85℃、圧力:4.0kPa、操作品温が70±1℃になるような乾燥条件に調整しながら、アルキル(炭素数12〜16)硫酸ナトリウム塩(AS)含有ペースト(有効成分73質量%)とポリオキシエチレン(EO平均付加モル数3.8)アルキル(炭素数12〜16)硫酸ナトリウム塩(ES)含有水溶液(有効成分25質量%)とを、有効成分の質量比が、AS:ES=50:50となるように混合したペーストを乾燥機内容積2500Lの真空乾燥機[深江パウテック(株)製、FDM-1200JE型]に平均150kg/Hrの添加速度で滴下し、アジテーターの回転数:55r/min、チョッパーの回転数:2000r/min、攪拌翼と壁面との平均クリアランス:5.5mmの造粒条件によって、乾燥と同時に造粒を行ない、600kgの造粒物を得た。更にその一部の造粒物を該造粒物に対して10質量%のゼオライトとともにアトマイザー(不二パウダル(株))で粉砕し、平均粒径100μmの粉体原料を得た。
ジャケット温度85℃、圧力:4.0kPa、操作品温が70±1℃になるような乾燥条件に調整しながら、アルキル(炭素数12〜18)硫酸ナトリウム塩(AS)含有ペースト(有効成分73質量%)とポリオキシエチレン(EO平均付加モル数2.1)アルキル(炭素数12〜18)硫酸ナトリウム塩(ES)含有水溶液(有効成分25質量%)とを、有効成分の質量比が、AS:ES=10:90となるように混合したペーストを乾燥機内容積2500Lの真空乾燥機[深江パウテック(株)製、FDM-1200JE型]に平均150kg/Hrの添加速度で滴下し、アジテーターの回転数:55r/min、チョッパーの回転数:2000r/min、攪拌翼と壁面との平均クリアランス:5.5mmの造粒条件によって、乾燥と同時に造粒を行ない、600kgの造粒物を得た。更にその一部の造粒物を該造粒物に対して10質量%のゼオライトとともにアトマイザー(不二パウダル(株))で粉砕し、平均粒径120μmの粉体原料を得た。
ジャケット温度85℃、圧力:4.0kPa、操作品温が70±1℃になるような乾燥条件に調整しながら、高級アルコール(炭素数12〜16)と、高級アルコール(炭素数12〜16)にEOを平均2.5モル付加したエトキシレートとを75/25の質量比で配合した混合物の硫酸化物を水酸化ナトリウム水溶液で中和して得た、ポリオキシエチレン(EO平均付加モル数0.25)アルキル(炭素数12〜16)硫酸ナトリウム塩含有ペースト(有効成分72質量%)を乾燥機内容積2500Lの真空乾燥機[深江パウテック(株)製、FDM-1200JE型]に平均150kg/Hrの添加速度で滴下し、アジテーターの回転数:55r/min、チョッパーの回転数:2000r/min、攪拌翼と壁面との平均クリアランス:5.5mmの造粒条件によって、乾燥と同時に造粒を行ない、600kgの造粒物を得た。更にその一部の造粒物を該造粒物に対して10質量%のゼオライトとともにアトマイザー(不二パウダル(株))で粉砕し、平均粒径100μmの粉体原料を得た。
ジャケット温度85℃、圧力:4.0kPa、操作品温が70±1℃になるような乾燥条件に調整しながら、高級アルコール(炭素数14〜18)と、高級アルコール(炭素数14〜18)にEOを平均2.8モル付加したエトキシレートとを75/25の質量比で配合した混合物の硫酸化物を水酸化ナトリウム水溶液で中和して得た、ポリオキシエチレン(EO平均付加モル数0.7)アルキル(炭素数14〜18)硫酸ナトリウム塩含有ペースト(有効成分72質量%)を乾燥機内容積2500Lの真空乾燥機[深江パウテック(株)製、FDM-1200JE型]に平均150kg/Hrの添加速度で滴下し、アジテーターの回転数:55r/min、チョッパーの回転数:2000r/min、攪拌翼と壁面との平均クリアランス:5.5mmの造粒条件によって、乾燥と同時に造粒を行ない、600kgの造粒物を得た。更にその一部の造粒物を該造粒物に対して10質量%のゼオライトとともにアトマイザー(不二パウダル(株))で粉砕し、平均粒径80μmの粉体原料を得た。
ジャケット温度85℃、圧力:4.0kPa、操作品温が70±1℃になるような乾燥条件に調整しながら、高級アルコール(炭素数14〜18)と、高級アルコール(炭素数14〜18)にEOを平均2.5モル付加したエトキシレートとを85/15の質量比で配合した混合物の硫酸化物を水酸化ナトリウム水溶液で中和して得た、ポリオキシエチレン(EO平均付加モル数0.4)アルキル(炭素数14〜18)硫酸ナトリウム塩含有ペースト(有効成分72質量%)を乾燥機内容積2500Lの真空乾燥機[深江パウテック(株)製、FDM-1200JE型]に平均150kg/Hrの添加速度で滴下し、アジテーターの回転数:55r/min、チョッパーの回転数:2000r/min、攪拌翼と壁面との平均クリアランス:5.5mmの造粒条件によって、乾燥と同時に造粒を行ない、600kgの造粒物を得た。更にその一部の造粒物を該造粒物に対して10質量%のゼオライトとともにアトマイザー(不二パウダル(株))で粉砕し、平均粒径80μmの粉体原料を得た。
ジャケット温度85℃、圧力:4.0kPa、操作品温が70±1℃になるような乾燥条件に調整しながら、高級アルコール(炭素数14〜18)と、高級アルコール(炭素数14〜18)にEOを平均2.3モル付加したエトキシレートとを75/25の質量比で配合した混合物の硫酸化物を水酸化ナトリウム水溶液で中和して得た、ポリオキシエチレン(EO平均付加モル数0.6)アルキル(炭素数14〜18)硫酸ナトリウム塩含有ペースト(有効成分72質量%)を乾燥機内容積2500Lの真空乾燥機[深江パウテック(株)製、FDM-1200JE型]に平均150kg/Hrの添加速度で滴下し、アジテーターの回転数:55r/min、チョッパーの回転数:2000r/min、攪拌翼と壁面との平均クリアランス:5.5mmの造粒条件によって、乾燥と同時に造粒を行ない、600kgの造粒物を得た。更にその一部の造粒物を該造粒物に対して10質量%のゼオライトとともにアトマイザー(不二パウダル(株))で粉砕し、平均粒径80μmの粉体原料を得た。
ジャケット温度85℃、圧力:4.0kPa、操作品温が70±1℃になるような乾燥条件に調整しながら、高級アルコール(炭素数14〜18)と、高級アルコール(炭素数14〜18)にEOを平均2.2モル付加したエトキシレートとを60/40の質量比で配合した混合物の硫酸化物を水酸化ナトリウム水溶液で中和して得た、ポリオキシエチレン(EO平均付加モル数0.9)アルキル(炭素数14〜18)硫酸ナトリウム塩含有ペースト(有効成分72質量%)を乾燥機内容積2500Lの真空乾燥機[深江パウテック(株)製、FDM-1200JE型]に平均150kg/Hrの添加速度で滴下し、アジテーターの回転数:55r/min、チョッパーの回転数:2000r/min、攪拌翼と壁面との平均クリアランス:5.5mmの造粒条件によって、乾燥と同時に造粒を行ない、600kgの造粒物を得た。更にその一部の造粒物を該造粒物に対して10質量%のゼオライトとともにアトマイザー(不二パウダル(株))で粉砕し、平均粒径80μmの粉体原料を得た。
プリフィード顆粒品(株式会社トクヤマシルテック製)
水性スラリーを噴霧乾燥塔に供給し、噴霧圧力25kg/cm2で塔頂より噴霧を行うことによりビルダー粒子を調製した。得られたビルダー粒子の組成は次のとおりである。炭酸ナトリウム30質量%、硫酸ナトリウム15質量%、亜硫酸ナトリウム1質量%、ゼオライト50質量%、水4質量%。
レディゲミキサー(松坂技研(株)製、容量130L、ジャケット付)に無水炭酸ナトリウム(株式会社トクヤマ製 ライト灰)85質量部、分子量4000のポリエチレングリコール10質量部を合計30kgとなるように投入し、主軸(回転数:60rpm、周速:1.6m/s)の攪拌を5分間行った。ジャケットに80℃の温水を10L/分で流した。
特開平1−215898号公報の表1、本発明品2で使用した多孔質シリカ(汚れ吸蔵能力0.5)
特開平1−215898号公報の表1、本発明品3で使用した多孔質シリカ(汚れ吸蔵能力1.0)
特開平1−215898号公報の表1、本発明品4で使用した多孔質シリカ(汚れ吸蔵能力1.0)
上記の成分と表1の成分を用いて表1に示す粉末洗浄用組成物を調製し、以下の評価を行った。結果を表1に示す。
モデル汚れ試験片として、ナタネ油汚れ試験布(スダンIIIで着色したナタネ油2gを10cm×10cmのアクリル製パイル地カーペットに塗布したもの)、コーヒー汚れ試験布(インスタントコーヒー10g、粉乳20g、砂糖30g、水500gからなる溶液を10分間煮沸し、冷却後10cm×10cmのアクリル製パイル地カーペットにこの溶液を5g塗布し、乾燥したもの)の2種類を準備した。これらのモデル汚れ試験片に、各洗浄用組成物3g、水3g、エタノール0.5gからなるの分散液の全量をそれぞれ散布し、1〜2分ブラシにてこすりつけ、10〜15分間乾燥(室温放置)し、その後電気掃除機で吸引除去し、洗浄効果を評価した。評価は下記の基準に従って10人で肉眼判定し、その平均値を表1に示した。
1:洗浄効果なし(洗浄前と同じ)
2:わずかに汚れが落ちた
3:少し汚れが落ちた
4:かなり汚れが落ちた
5:完全に汚れが落ちた
JIS P 3801に規定される2種型ろ紙(例えば、東洋濾紙(株)製「定性No2濾紙」)を用いて縦×横×高さ=10cm×6cm×4cmの上面が開口した容器を作る。この箱に試料100gを入れ、その上にアクリル樹脂板と鉛板(又は鉄板)の合計質量15g+250gをのせる。これを温度30℃、湿度80%の恒温恒湿器中に放置し、7日後にケーキング状態について判定を行う。判定は、以下のようにして通過率を求めることによって行う。通過率が高いほど、耐ケーキング性が高いことを意味する。なお、通過率は、保存後の試料を篩(JIS Z 8801規定の目開き4760μm)上に静かにあけ、通過した粉末の質量を計り、保存後の試料(試験に用いた試料)に対する通過率として求める。
Claims (9)
- 下記(A)界面活性剤含有粒子、下記(B)ビルダー含有粒子、及び(f)汚れ吸蔵能力が0.1以上の汚れ吸蔵剤を含有する洗浄用組成物。
<(A)界面活性剤含有粒子>
(a)アルキレンオキサイドの付加モル数が1〜3のポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩1〜70質量%、(b)アルキレンオキサイドの付加モル数が4以上のポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩0〜30質量%、(c)アルキル硫酸塩10〜95質量%、(d)水溶性無機塩及び水不溶性無機塩から選ばれる少なくとも1種1〜38質量%、(e)水(JIS K 3362:1998記載の過熱減量法による水分)0.1〜5質量%を含有し、JIS K 3362:1998記載の界面活性剤相当分60〜98質量%、JIS K 3362:1998記載のふるい分け機械によるふるい分け方法によって測定される粒度から求められる平均粒径が150〜2000μmである界面活性剤含有粒子。
<(B)ビルダー含有粒子>
金属キレート作用、アルカリ緩衝作用、固体粒子分散作用の少なくともいずれかを有するビルダーを50質量%超含有するビルダー粒子。 - (f)成分が、(f1)粉末状合成樹脂発泡体、(f2)酸性白土、(f3)タルク、(f4)おがくず、(f5)漂白木粉、(f6)中空シリカ、(f7)粒子状重合体状物質、(f8)シリカ粒子と有機繊維の混合物、(f9)ゼオライト粉末とセルロース粉末の混合物、及び(f10)多孔質シリカから選ばれる1種以上である請求項1記載の洗浄用組成物。
- (f)成分が、(f10)多孔質シリカである請求項2記載の洗浄用組成物。
- (A)粒子中、(a)と(b)の合計量と(c)の質量比が、〔(a)+(b)〕/(c)で、70/30〜5/95である請求項1〜3の何れか1項記載の洗浄用組成物。
- (A)粒子中、(a)、(b)、(c)全体のアルキレンオキサイドの平均付加モル数が0.05〜2である請求項1〜4の何れか1項記載の洗浄用組成物。
- (A)粒子中、(a)と(c)の合計量と(b)の質量比が、〔(a)+(c)〕/(b)で、70/30〜100/0である請求項1〜5の何れか1項記載の洗浄用組成物。
- (A)粒子中、(d)の少なくとも一部として、カルシウム捕捉量200〜600CaCO3mg/gである無機塩を含有する請求項1〜6の何れか1項記載の洗浄用組成物。
- (A)粒子中、(a)、(b)、(c)の合計量が50〜98質量%である請求項1〜7の何れか1項記載の洗浄用組成物。
- (A)粒子が、攪拌翼及び解砕翼を有する造粒機内で、減圧下に(d)を含有する粉体原料に、(a)、(b)、(c)、(e)を含有するペーストを添加しつつ、乾燥と同時に造粒を行い得られる界面活性剤含有粒子である請求項1〜8の何れか1項記載の洗浄用組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004240315A JP4515195B2 (ja) | 2004-08-20 | 2004-08-20 | 洗浄用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004240315A JP4515195B2 (ja) | 2004-08-20 | 2004-08-20 | 洗浄用組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006057001A true JP2006057001A (ja) | 2006-03-02 |
JP4515195B2 JP4515195B2 (ja) | 2010-07-28 |
Family
ID=36104744
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004240315A Expired - Fee Related JP4515195B2 (ja) | 2004-08-20 | 2004-08-20 | 洗浄用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4515195B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008069350A1 (ja) * | 2006-12-08 | 2008-06-12 | Kao Corporation | アニオン界面活性剤粉粒体の製造方法 |
WO2009142135A1 (ja) * | 2008-05-19 | 2009-11-26 | 花王株式会社 | 界面活性剤担持用顆粒群 |
JP2010018756A (ja) * | 2008-07-14 | 2010-01-28 | Kao Corp | 粒状アニオン界面活性剤の製造法 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6262899A (ja) * | 1985-09-13 | 1987-03-19 | 花王株式会社 | 高密度粒状洗剤組成物 |
JPS62167399A (ja) * | 1986-01-17 | 1987-07-23 | 花王株式会社 | 高密度粒状洗剤の製法 |
JPS63199797A (ja) * | 1987-02-16 | 1988-08-18 | 花王株式会社 | 高密度粒状洗剤組成物 |
JPS6420297A (en) * | 1987-07-13 | 1989-01-24 | Kao Corp | High-density particulate detergent composition |
JPH01215899A (ja) * | 1988-02-24 | 1989-08-29 | Kao Corp | 繊維製品用洗浄剤 |
JPH01215898A (ja) * | 1988-02-24 | 1989-08-29 | Kao Corp | 洗浄用組成物 |
JP2002255540A (ja) * | 2000-12-28 | 2002-09-11 | Kao Corp | 微粒子ゼオライト |
JP2003292990A (ja) * | 2002-01-29 | 2003-10-15 | Kao Corp | アニオン性界面活性剤粉体 |
-
2004
- 2004-08-20 JP JP2004240315A patent/JP4515195B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6262899A (ja) * | 1985-09-13 | 1987-03-19 | 花王株式会社 | 高密度粒状洗剤組成物 |
JPS62167399A (ja) * | 1986-01-17 | 1987-07-23 | 花王株式会社 | 高密度粒状洗剤の製法 |
JPS63199797A (ja) * | 1987-02-16 | 1988-08-18 | 花王株式会社 | 高密度粒状洗剤組成物 |
JPS6420297A (en) * | 1987-07-13 | 1989-01-24 | Kao Corp | High-density particulate detergent composition |
JPH01215899A (ja) * | 1988-02-24 | 1989-08-29 | Kao Corp | 繊維製品用洗浄剤 |
JPH01215898A (ja) * | 1988-02-24 | 1989-08-29 | Kao Corp | 洗浄用組成物 |
JP2002255540A (ja) * | 2000-12-28 | 2002-09-11 | Kao Corp | 微粒子ゼオライト |
JP2003292990A (ja) * | 2002-01-29 | 2003-10-15 | Kao Corp | アニオン性界面活性剤粉体 |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008069350A1 (ja) * | 2006-12-08 | 2008-06-12 | Kao Corporation | アニオン界面活性剤粉粒体の製造方法 |
JP2008163322A (ja) * | 2006-12-08 | 2008-07-17 | Kao Corp | アニオン界面活性剤粉粒体の製造方法 |
US8207106B2 (en) | 2006-12-08 | 2012-06-26 | Kao Corporation | Method for producing anion surfactant granules |
DE112007002929B4 (de) * | 2006-12-08 | 2021-03-04 | Kao Corp. | Verfahren zur Erzeugung von Körnchen aus einem anionischen Tensid |
WO2009142135A1 (ja) * | 2008-05-19 | 2009-11-26 | 花王株式会社 | 界面活性剤担持用顆粒群 |
JP2010001460A (ja) * | 2008-05-19 | 2010-01-07 | Kao Corp | 界面活性剤担持用顆粒群 |
JP2010018756A (ja) * | 2008-07-14 | 2010-01-28 | Kao Corp | 粒状アニオン界面活性剤の製造法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4515195B2 (ja) | 2010-07-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2918991B2 (ja) | 漂白洗浄剤組成物 | |
CN101243172A (zh) | 包含阴离子去污表面活性剂和钙增强工艺的固体衣物洗涤剂组合物 | |
MX2008002305A (es) | Una composicion solida de detergente para lavanderia que comprende sulfonato alquilbenceno, sal carbonatada y polimero carboxilato. | |
CA2130841A1 (en) | Spray dried powdered automatic dishwashing composition containing enzymes | |
JP2757967B2 (ja) | 重質粒状合成有機ノニオン洗剤組成物 | |
JP2787941B2 (ja) | 酵素含有高密度粒状洗剤組成物 | |
JP2002266000A (ja) | 高嵩密度洗剤組成物及びその製造方法 | |
JP4515195B2 (ja) | 洗浄用組成物 | |
EP0888425B1 (en) | Process for making a free-flowing agglomerated surfactant detergent composition | |
US3781228A (en) | Laundry product containing enzyme | |
JP2005239809A (ja) | 自動食器洗浄機用洗剤組成物 | |
JP5041469B2 (ja) | 洗剤組成物 | |
US3687853A (en) | Granulation process | |
JP2002502457A (ja) | 粒状洗剤 | |
US6177397B1 (en) | Free-flowing agglomerated nonionic surfactant detergent composition and process for making same | |
JP4163058B2 (ja) | 漂白剤含有洗浄剤組成物 | |
JP4139089B2 (ja) | 洗浄剤組成物 | |
JP4854922B2 (ja) | 粉末洗浄剤組成物 | |
JP4871672B2 (ja) | 粉末洗剤用増強剤 | |
JP2005120162A (ja) | 粉末洗浄剤組成物 | |
EP0587747A1 (en) | Dry bleach composition with improved dispersibility | |
JPH09224667A (ja) | 酵素含有造粒物、その製造法及びこれを含有する組成物 | |
JP3367801B2 (ja) | 高嵩密度粒状洗剤の製造方法および高嵩密度粒状洗剤粒子 | |
JP3770964B2 (ja) | 洗浄剤組成物 | |
JP2007302760A (ja) | 複合粒子 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070112 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091228 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100112 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100310 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100511 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100512 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4515195 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140521 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |