JP2005120162A - 粉末洗浄剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 洗浄性能、仕上がり感が優れ、耐ケーキング性等の粉体特性も向上した洗浄剤組成物を提供する。
【解決手段】 (A)(a)特定のポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩、(b)(a)とは異なる特定のポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩、(c)アルキル硫酸塩、(d)水不溶性無機塩及び/又は水不溶性無機塩、(e)水を含有する特定の界面活性剤含有造粒物、並びに(B)特定の粘土鉱物含有粒子を含有する洗浄剤組成物。
【選択図】 なし

Description

本発明は粉末洗浄剤組成物に関する。好適には、水に溶解して用いる繊維製品用粉末洗浄剤組成物に関する。
硫酸基を有するアニオン性界面活性剤は、その乳化、分散能の故、洗浄剤や各種化学品の添加剤、例えば衣料用洗剤、台所用洗剤、歯磨き用発泡剤、粉末シャンプー、乳化重合用乳化剤、セメント発泡剤、医薬/化粧品乳化剤等として、家庭用から工業用まで幅広く用いられている。
高級アルコールを硫酸化/中和して得られるアルキル硫酸塩に代表されるアニオン性界面活性剤は、その水溶液を乾燥することにより粉末状の製品が商品化されているが、一般に、アルキル硫酸塩は耐硬水性に問題があり、洗浄性能についても十分満足できるものではなく、改善することが要望されている。
一方、高級アルコールにアルキレンオキサイドを付加した後、硫酸化/中和して得られるポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩は、同じ炭素数のアルキル基を有するアルキル硫酸塩に対してクラフト点が低く、低温溶解性に優れており、抜群に耐硬水性に優れる特徴をもつことから、液体洗浄剤等の主基剤として用いられている。しかし、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩特有のケーキング性が悪いという問題から、粉体洗浄組成物中に大量に配合することが極めて困難であった。
例えば、特許文献1にアニオン活性剤粉粒体の製造方法が記載されており、その特許文献1の実施例3では、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩の固形分濃度80質量%水スラリーを乾燥させて粉粒体を得ているが、この粉粒体は、水分含量が8質量%程度と大きく、ケーキング性の向上された流動性のよい粉粒体とは言えなかった。
従って、商品化されているポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩を多量に配合した製品は液状或いはペースト状の形態をしており、流動性が優れた粉末状の製品については未だ工業化されていなかった。
従来から洗濯・乾燥後の衣類等の風合いを改善するため、数多くの提案がある。
例えば、衣類等に柔軟効果を付与することを目的に、粘土鉱物を洗浄剤組成物に配合する例が開示されている(特許文献2〜8)。しかし、洗浄性能と風合いを同時に満足させることは困難であった。
特開平5−331496号公報 特開昭57−202394号公報 特開昭60−262899号公報 特開昭61−130398号公報 特開昭61−176699号公報 特開昭61−213298号公報 特開平1−98697号公報 特開平1−65199号公報
本発明の課題は、洗浄性能、仕上がり感(風合い、柔軟性、防しわ性)が優れ、耐ケーキング性等の粉体特性をも向上させた、洗浄剤組成物を提供することにある。
本発明は、(A)下記界面活性剤含有造粒物〔以下、(A)造粒物という〕及び(B)下記粘土鉱物含有粒子〔以下、(B)粒子という〕を含有し、JIS K 3362:1998記載の界面活性剤相当分10〜60質量%、JIS K 3362:1998記載方法によって測定される見かけ密度300〜1200g/L、更には300〜1000g/L、である洗浄剤組成物に関する。
(A)界面活性剤含有造粒物
(a)アルキレンオキサイドの付加モル数が1〜3のポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩〔以下、(a)成分という〕1〜70質量%、
(b)アルキレンオキサイドの付加モル数が4以上のポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩〔以下、(b)成分という〕0〜30質量%、
(c)アルキル硫酸塩〔以下、(c)成分という〕10〜95質量%、
(d)水溶性無機塩、水不溶性無機塩から選ばれる少なくとも1種〔以下、(d)成分という〕1〜38質量%、
(e)水〔以下、(e)成分という〕(JIS K 3362:1998記載の過熱減量法による水分)0.1〜5質量%
を含有し、
JIS K 3362:1998記載の界面活性剤相当分60〜98質量%、
JIS K 3362:1998記載のふるい分け機械によるふるい分け方法によって測定される粒度から求められる平均粒径が150〜3000μm、
である界面活性剤含有造粒物。
(B)粘土鉱物含有粒子
(f)粘土鉱物〔以下、(f)成分という〕を含有し、
JIS K 3362:1998記載のふるい分け機械によるふるい分け方法によって測定される粒度から求められる平均粒径が500〜2000μm、
である粘土鉱物含有粒子。
本発明の洗浄剤組成物は、洗浄性能、仕上がり感、耐ケーキング性等の粉体特性に優れる。
洗浄性能、仕上がり感、耐ケーキング性の点で、本発明の洗浄剤組成物中に(A)造粒物を10〜95質量%含有することが好ましく、20〜90質量%がより好ましく、25〜80質量%が更に好ましい。特に、仕上がり感の点で、界面活性剤相当分中の(A)造粒物由来分が60質量%以上が好ましく、70質量%以上がより好ましく、80質量%以上が更に好ましく、90質量%以上が特に好ましい。
洗浄性能、仕上がり感、耐ケーキング性の点で、本発明の洗浄剤組成物中に(B)粒子を1〜50質量%含有することが好ましく、5〜40質量%がより好ましく、10〜30質量%が更に好ましい。
特に、洗浄性能、仕上がり感、耐ケーキング性の点で、本発明の洗浄剤組成物中の(A)造粒物と(B)粒子の質量比は(A)/(B)=1/5〜20/1が好ましく、1/3〜10/1がより好ましく、1/2〜8/1が更に好ましい。
耐ケーキング性、包装材料の低減、生産性の点で、本発明の洗浄剤組成物の見かけ密度は500〜900g/Lが好ましく、600〜800g/Lがより好ましい。
溶解性、流動性、耐ケーキング性の点で、本発明の洗浄剤組成物の平均粒径は300〜1500μmが好ましく、400〜1000μmがより好ましく、500〜800μmが更に好ましい。
耐硬水性、耐ケーキング性、生産性の点で、(A)造粒物中の(a)、(b)、(c)成分は、〔(a)成分と(b)成分の合計量〕/〔(c)成分〕の質量比が70/30〜5/95であることが好ましく、60/40〜10/90がより好ましく、50/50〜15/85が更に好ましい。
洗浄性能、耐ケーキング性、生産性の点で、(A)造粒物中の(a)成分、(b)成分、(c)成分全体のアルキレンオキサイドの平均付加モル数は0.05〜2が好ましく、0.1〜1がより好ましく、0.2〜0.8が更に好ましい。
洗浄性能、粉末物性、生産性の点で、(A)造粒物中の(a)成分と(c)成分の合計量/(b)成分の質量比は70/30〜100/0が好ましく、80/20〜100/0がより好ましく、85/15〜100/0が更に好ましい。
洗浄性能、溶解性の点で、(A)造粒物中の(a)成分、(b)成分、(c)成分の合計量は50〜98質量%が好ましく、60〜96質量%がより好ましく、70〜94質量%が更に好ましく、80〜92質量%が特に好ましい。
生産性、耐ケーキング性、溶解性の点で、(A)造粒物は、攪拌翼及び解砕翼を有する造粒機内で、減圧下に(d)成分を含有する粉体原料に、(a)成分、(b)成分、(c)成分、(e)成分を含有するペーストを添加しつつ、乾燥と同時に造粒を行って製造することが好ましい。
<(A)造粒物>
本発明の(A)造粒物は、
(a)アルキレンオキサイドの付加モル数が1〜3のポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩1〜70質量%、
(b)アルキレンオキサイドの付加モル数が4以上のポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩0〜30質量%、
(c)アルキル硫酸塩10〜95質量%、
(d)水溶性無機塩、水不溶性無機塩から選ばれる少なくとも1種1〜38質量%、
(e)水(JIS K 3362:1998記載の過熱減量法による水分)0.1〜5質量%
を含有し、
JIS K 3362:1998記載の界面活性剤相当分60〜98質量%、
JIS K 3362:1998記載のふるい分け機械によるふるい分け方法によって測定される粒度から求められる平均粒径が150〜3000μm、
である界面活性剤含有造粒物である。
耐ケーキング性、生産性の点で、平均粒径は150〜2000μmが好ましく、200〜1500μmがより好ましく、300〜1000μmが更に好ましい。また、JIS K 3362:1998記載方法によって測定される見かけ密度は、耐ケーキング性、生産性の点で、300〜1200g/Lが好ましく、400〜900g/Lがより好ましく、500〜800g/Lが更に好ましい。
(a)成分
本発明の(A)造粒物は、(a)成分として、アルキレンオキサイドの付加モル数が1〜3のポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩を1〜70質量%含有する。洗浄性能、耐硬水性、耐ケーキング性、生産性の点で、5〜60質量%が好ましく、10〜50質量%がより好ましく、15〜40質量%が更に好ましい。
(a)成分としては、例えば、一般式(I)で表される化合物が挙げられる。
[R1−O(AO)n−SO3pM (I)
[式中、R1は炭素数8〜20の直鎖又は分岐アルキル基、AOは炭素数2〜4のオキシアルキレン基、nはアルキレンオキサイドの付加モル数を示す1〜3の整数、Mは陽イオン、pはMの価数を示し、n個のAOは同一でも異なっていても良い。]
一般式(I)において、R1は、炭素数10〜18のアルキル基が好ましい。AOは、炭素数2〜3、特に2のオキシアルキレン基が好ましい。Mは、Na、K等のアルカリ金属原子、Ca、Mg等のアルカリ土類金属原子、又はアルカノール置換もしくは無置換のアンモニウム基が好ましく、更にアルカリ金属原子、特にNaが好ましい。pは1又は2が好ましく、1が更に好ましい。
(b)成分
本発明の(A)造粒物は、(b)成分として、アルキレンオキサイドの付加モル数が4以上のポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩を0〜30質量%含有する。洗浄性能、耐硬水性、耐ケーキング性、生産性の点で、0〜20質量%が好ましく、0〜15質量%がより好ましく、0〜10質量%が更に好ましい。
(b)成分としては、例えば、一般式(I’)で表される化合物が挙げられる。
[R1−O(AO)n−SO3pM (I’)
[式中、R1は炭素数8〜20の直鎖又は分岐アルキル基、AOは炭素数2〜4のオキシアルキレン基、nはアルキレンオキサイドの付加モル数を示す4以上の整数、Mは陽イオン、pはMの価数を示し、n個のAOは同一でも異なっていても良い。]
一般式(I’)において、R1は、炭素数10〜18のアルキル基が好ましい。AOは、炭素数2〜3、特に2のオキシアルキレン基が好ましい。Mは、Na、K等のアルカリ金属原子、Ca、Mg等のアルカリ土類金属原子、又はアルカノール置換もしくは無置換のアンモニウム基が好ましく、更にアルカリ金属原子、特にNaが好ましい。pは1又は2が好ましく、1が更に好ましい。
(c)成分
本発明の(A)造粒物は、(c)成分として、アルキル硫酸塩を10〜95質量%含有する。洗浄性能、耐硬水性、耐ケーキング性、生産性の点で、20〜90質量%が好ましく、30〜85質量%がより好ましく、40〜80質量%が更に好ましい。
(c)成分としては、例えば、一般式(I’’)で表される化合物が挙げられる。
[R1−O−SO3pM (I’’)
[式中、R1は炭素数8〜20の直鎖又は分岐アルキル基、Mは陽イオン、pはMの価数を示し、n個のAOは同一でも異なっていても良い。]
一般式(I’’)において、R1は、炭素数10〜18のアルキル基が好ましい。Mは、Na、K等のアルカリ金属原子、Ca、Mg等のアルカリ土類金属原子、又はアルカノール置換もしくは無置換のアンモニウム基が好ましく、更にアルカリ金属原子、特にNaが好ましい。pは1又は2が好ましく、1が更に好ましい。
(d)成分
本発明の(A)造粒物は、(d)成分として、水溶性無機塩、水不溶性無機塩から選ばれる少なくとも1種を1〜38質量%含有する。洗浄性能、耐ケーキング性、生産性の点で、3〜30質量%が好ましく、5〜25質量%がより好ましく、8〜20質量%が更に好ましい。特に水不溶性無機塩を含有することが、生産性、溶解性の点で好ましい。
水溶性無機塩としては、炭酸塩、炭酸水素塩、硫酸塩、亜硫酸塩、硫酸水素塩、塩酸塩、又はリン酸塩等のアルカリ金属塩、アンモニウム塩、又はアミン塩等の水溶性無機塩類が挙げられる。中でも、炭酸塩、硫酸塩を含有していることが好ましく、硫酸塩を含有していることがより好ましい。耐ケーキング性、生産性の点で、(A)造粒物中に水溶性無機塩0.1〜30質量%がより好ましく、0.2〜20質量%が更に好ましく、0.5〜10質量%が特に好ましい。
水不溶性無機塩としては、結晶性アルミノ珪酸塩、非晶質アルミノ珪酸塩、二酸化珪素、水和珪酸化合物、タルク、パイロフィライト、スメクタイト(サポナイト、ヘクトライト、ソーコナイト、スティーブンサイト、モンモリロナイト、バイデライト、ノントロナイト等)、バーミキュライト、雲母(金雲母、黒雲母、チンワルド雲母、白雲母、パラゴナイト、セラドナイト、海緑石等)、緑泥石(クリノクロア、シャモサイト、ニマイト、ペナンタイト、スドーアイト、ドンバサイト等)、脆雲母(クリントナイト、マーガライト等)、スーライト、蛇紋石鉱物(アンチゴライト、リザーダイト、クリソタイル、アメサイト、クロンステダイト、バーチェリン、グリーナライト、ガーニエライト等)、カオリン鉱物(カオリナイト、ディッカイト、ナクライト、ハロイサイト等)等の粘土鉱物等を用いることができる。未溶解残留物の発生を促さない理由等から、結晶性アルミノ珪酸塩、非晶質アルミノ珪酸塩を含有していることが好ましく、結晶性アルミノ珪酸塩を含有していることがより好ましい。又、該アルミノ珪酸塩の平均粒径は、0.1〜10μmが好ましく、0.5〜5μmがより好ましい。 結晶性アルミノ珪酸塩として好適なものは、A型ゼオライト(例えば、商品名:「トヨビルダー」;東ソー(株)製、商品名:「合成ゼオライト」;日本ビルダー(株)製、商品名:「VALFOR100」;PQ CHEMICALS(Thailand)Ltd、商品名:「ZEOBUILDER」;ZEOBUILDER Ltd、商品名:「VEGOBOND A」;OMAN CHEMICAL INDUSTRIES Ltd、商品名:「Zeolite」;THAI SILICATE CHEMICALS Ltd)であり、金属イオン封鎖能及び経済性の点でも好ましい。その他、P型(例えば商品名「Doucil A24」や「ZSE064」等;Crosfild社製)やX型(例えば商品名:「WessalithXD」;Degussa社製)が挙げられる。国際公開98/42622号記載のハイブリッドゼオライトも好適な結晶性アルミノ珪酸塩として挙げられる。 又、非晶質アルミノ珪酸塩や非晶質シリカ等も用いることが出来る。例えば特開昭62−191417号公報第2頁右下欄第19行〜第5頁左上欄第17行(特に初期温度は15〜60℃の範囲が好ましい。)、特開昭62−191419号公報第2頁右下欄第20行〜第5頁左下欄第11行に記載の非晶質アルミノ珪酸塩や、特開平9−132794号公報第17欄第46行〜第18欄第38行、特開平7−10526号公報第3欄第3行〜第5欄第9行、特開平6−227811号公報第2欄第15行〜第5欄第2行、特開平8−119622号公報第2欄第18行〜第3欄第47行に記載されている非晶質アルミノ珪酸塩等を挙げることが出来る。例えば、「トクシールNR」(徳山ソーダ(株)社製)、「フローライト」(同)、「TIXOLEX25」(韓仏化学社製)、「サイロピュア」(富士ディビソン(株)社製)等を用いることが出来る。特に特開平6−179899号公報第12欄第12行〜第13欄第1行、第17欄第34行〜第19欄第17行に記載のものが好適である。
耐ケーキング性、生産性の点で、(A)造粒物中に水不溶性無機塩0.5〜30質量%がより好ましく、1〜25質量%が更に好ましく、5〜20質量%が特に好ましい。
洗浄性能、耐硬水性の点で、(d)成分として、カルシウム捕捉量200〜600CaCO3mg/gである無機塩を含有することが好ましい。洗浄性能、耐硬水性の点で、(A)造粒物中1〜38質量%が好ましく、3〜30質量%がより好ましく、5〜25質量%が更に好ましく、8〜20質量%が特に好ましい。尚、カルシウム捕捉量は、特開平3−277696号公報3頁右下欄6行目から4頁左上欄6行目記載の方法(但し、陰イオン性界面活性剤を無機塩と読み替える)により求める。
(e)成分
本発明の(A)造粒物は、(e)成分として、水(JIS K 3362:1998記載の過熱減量法による水分)を0.1〜5質量%含有する。洗浄性能、耐ケーキング性、生産性の点で、0.2〜4質量%が好ましく、0.5〜3質量%がより好ましく、0.5〜2質量%が更に好ましい。
その他の成分
本発明の(A)造粒物は、衣料用洗浄剤の分野で公知の(a)成分、(b)成分、(c)成分以外の界面活性剤、(d)成分以外のビルダー、再汚染防止剤(カルボキシメチルセルロース等)、柔軟化剤、蛍光増白剤、抑泡剤(シリコーン等)、酵素、酵素安定化剤、着色剤、香料等を含有させることができる。
界面活性剤としては、(a)成分、(b)成分、(c)成分以外の陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤の1種または2種以上の組み合わせを挙げることが出来るが、(a)成分、(b)成分、(c)成分以外の陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤を組み合わせて用いることである。また、両性界面活性剤や陽イオン性界面活性剤を目的に合わせ併用することも出来る。
(a)成分、(b)成分、(c)成分以外の陰イオン性界面活性剤としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩、パラフィンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸塩、α−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩又は脂肪酸塩が好ましい。本発明では特に、アルキル鎖の炭素数が10〜14の、より好ましくは12〜14の直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩が好ましく、対イオンとしては、アルカリ金属塩やアミン類が好ましく、特にナトリウム及び/又はカリウム、モノエタノールアミン、ジエタノールアミンが好ましい。
非イオン性界面活性剤としては、ポリオキシアルキレンアルキル(炭素数8〜20)エーテル、アルキルポリグリコシド、ポリオキシアルキレンアルキル(炭素数8〜20)フェニルエーテル、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸(炭素数8〜22)エステル、ポリオキシアルキレングリコール脂肪酸(炭素数8〜22)エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーが好ましい。特に、非イオン性界面活性剤としては、炭素数10〜18のアルコールにエチレンオキシドやプロピレンオキシド等のアルキレンオキシドを平均で4〜20モル付加したポリオキシアルキレンアルキルエーテルが好ましい。非イオン性界面活性剤は、HLB値(グリフィン法で算出)が10.5〜15.0、更に11.0〜14.5のものが好ましい。
有機系ビルダーとしては、アミノカルボン酸塩、ヒドロキシアミノカルボン酸塩、ヒドロキシカルボン酸塩、シクロカルボン酸塩、エーテルカルボン酸塩、有機カルボン酸(塩)ポリマー、が好ましく、有機カルボン酸(塩)ポリマー、がより好ましい。
洗浄剤粒子の流動性及び耐ケーキング性の観点から、表面改質を行っても良い。表面改質剤としては、例えば、アルミノケイ酸塩、ケイ酸カルシウム、二酸化ケイ素、ベントナイト、タルク、クレイ、非晶質シリカ誘導体、結晶性シリケート化合物等のシリケート化合物、金属石鹸、粉末の界面活性剤等の微粉体、カルボキシメチルセルロース、ポリエチレングリコール、ポリアクリル酸ソーダ、アクリル酸とマレイン酸のコポリマー又はその塩等のポリカルボン酸塩等の水溶性ポリマー、脂肪酸が挙げられる。より好ましくはアルミノ珪酸塩、結晶性シリケートであり、更に好ましくはアルミノ珪酸塩である。
表面改質剤の含量は保存安定性の点で、本発明の(A)造粒物中の20質量%以下が好ましく、15質量%以下がより好ましく、10質量%以下が更に好ましい。また、表面改質の点で、本発明の(A)造粒物中の1質量%以上が好ましく、3質量%以上がより好ましく、5質量%以上が更に好ましい。
製造方法
本発明の(A)造粒物は、以下の工程1に示す方法により得られるポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩含有水溶液又はペーストを、工程2に示すような既知の方法で乾燥及び造粒を行うことによって得ることができる。
工程1:ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩含有水溶液又はペーストの調製工程
ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩含有水溶液を調製するには、以下の(1)〜(3)に示す方法が挙げられる。
(1)炭素数8〜20のアルコール(以下高級アルコールという)にアルキレンオキサイドを平均付加モル数0.05〜2となるように付加した高級アルコールのアルキレンオキサイド付加物を、硫酸化し、中和する方法。
(2)高級アルコールと高級アルコールのアルキレンオキサイド付加物を、混合物のアルキレンオキサイド平均付加モル数が0.05〜2になるように混合した後、硫酸化し、中和する方法。
(3)高級アルコール及び高級アルコールのアルキレンオキサイド付加物を予め別々に硫酸化し、中和したものを、混合物のアルキレンオキサイド平均付加モル数が0.05〜2になるように混合する方法。
硫酸化及び中和は既知の方法で行うことができる。硫酸化に用いる硫酸化剤としては、三酸化硫黄又はクロルスルホン酸が好ましい。三酸化硫黄ガスを使用する際は、通常、不活性ガス、好ましくは乾燥空気または窒素で希釈して、三酸化硫黄ガス濃度として1〜8体積%、好ましくは1.5〜5体積%の気体混合物として使用する。中和剤としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム等が挙げられる。
尚、本発明のポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩含有水溶液又はペーストに含有される未反応分は、純度の低下、粉体のケーキング性を悪化させる要因となるため、好ましくないが、5質量%以下ならば許容でき、より好ましくは2質量%以下である。ここで、未反応分とは、硫酸化されなかったアルコール、アルコキシレート、更には反応から副生した微量のハイドロカーボン、ワックスを含む。
上記の方法で得られた中和物の有効成分は、30質量%以下が好ましく、30質量%を越えると増粘し、ハンドリング性が悪化する。また、有効成分60〜80質量%においてはペースト状となり、流動性を示すことから、この比較的高濃度のペーストを中和時に調製することは、乾燥時のエネルギー負荷を減らすものであり、より好ましい。
また、本発明において、生成物中には水溶性無機塩が存在していてもよい。水溶性無機塩の代表例としては、例えば、塩化ナトリウム、芒硝、炭酸ナトリウム等が挙げられる。これらの水溶性無機塩は、そのままの状態で添加してもよいが、反応によって副生させてもよい。例えば、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩含有水溶液又はペーストに色相改善の目的でNaClO(次亜塩素酸ナトリウム)を添加した場合には、NaCl(塩化ナトリウム)が副生する。用途が限定されるが、このように次亜塩素酸ナトリウムを添加し、塩化ナトリウムを無機塩として副生させることもできる。
得られたポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩含有水溶液又はペーストは、次の工程2に供される。
工程2:乾燥・造粒工程
工程2は、工程1で調製されたポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩含有水溶液又はペーストを種々の条件下において乾燥・造粒する工程であり、乾燥と造粒が同時におこる場合もある。
乾燥手段としては、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩含有水溶液又はペーストの加熱による加水分解等の品質低下を抑制するため、真空下での乾燥が好ましい。更に、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩特有の発泡性及び乾燥末期の粉砕を鑑み、攪拌翼及び解砕機を有する連続式又はバッチ式の真空乾燥機又はそれと同等の効果が得られる乾燥プロセスが好ましい。連続式の乾燥機としては、例えば、コントロ、セブコン[以上、(株)日立製作所製、商品名]、スミス薄膜蒸発機[神鋼パンテック(株)製]等の回転薄膜蒸発機等が挙げられる。これら連続式乾燥機の場合には、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩含有水溶液又はペーストを、減圧下で、回転薄膜蒸発機内に連続的に投入し、乾燥物を得ることができる。また、バッチ式の乾燥機としては、例えば、神鋼パンテック(株)製のミキサー真空乾燥機(SVミキサー)、深江パウテック(株)製のマイクロ波造粒乾燥機、タナベウィルテック(株)製の混合乾燥機等が挙げられる。これらのうち、特にバッチ式で、同一槽内で工程1を行うことが容易であり、工程2の乾燥と造粒も可能なマイクロ波造粒乾燥機が設備上の負荷も小さいため好ましい。
この際の乾燥条件としては、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩含有水溶液又はペーストの温度が80℃以下になる真空度で乾燥させることが、熱履歴を低減させ、分解等の品質低下を抑制する点から好ましい。
より具体的な乾燥方法としては、工程1で得られたポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩含有水溶液又はペーストを、下記(4)〜(6)のいずれかの方法により乾燥する方法が挙げられる。
(4)ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩含有水溶液又はペースト、あるいはポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩含有水溶液又はペーストとアルキル硫酸塩含有水溶液、ペースト又は粉体との混合物を、攪拌翼及び/又は解砕機を有するバッチ式真空乾燥機内に一括して投入し、減圧下で乾燥を行う方法。
(5)攪拌翼及び/又は解砕機を有するバッチ式真空乾燥機内に、予めアニオン性界面活性剤粉体を攪拌及び解砕効果が得られる程度に仕込んだ後、減圧下で機内中の粉体が粉体の状態を維持するような供給速度でポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩含有水溶液又はペーストを供給して乾燥を行う方法。この際の予め仕込まれるアニオン性界面活性剤粉体としては、本発明で得られるアニオン性界面活性剤粉体やアルキル硫酸塩粉体との併用、アルキル硫酸塩粉体のみを用いてもよい。
(6)ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩含有水溶液又はペーストを、減圧下で、回転薄膜蒸発機内に連続的に投入し、乾燥を行う方法。
本発明における(A)造粒物は必要に応じて更に造粒して使用できるが、その際使用できる造粒機としては、特に制限はなく、例えば攪拌転動造粒機(深江パウテック(株)、タナベウィルテック(株)製など)等が使用でき、水、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩含有水溶液等をバインダーとして添加することにより造粒でき、篩い分けによって適当な粒度の造粒物を得ることができる。
<(B)粒子>
本発明の(B)粒子は、
(f)粘土鉱物を含有し、
JIS K 3362:1998記載のふるい分け機械によるふるい分け方法によって測定される粒度から求められる平均粒径が500〜2000μm、
である粘土鉱物含有粒子である。
本発明の(B)粒子は、耐ケーキング性、生産性の点で、平均粒径は500〜1500μmが好ましく、600〜1200μmがより好ましく、600〜1000μmが更に好ましい。また、JIS K 3362:1998記載方法によって測定される見かけ密度は、耐ケーキング性、生産性の点で、300〜1000g/Lが好ましく、500〜900g/Lがより好ましく、600〜800g/Lが更に好ましい。
本発明の(B)粒子は、耐ケーキング性、仕上がり感の点で(f)成分を80質量%以上含有することが好ましく、90質量%含有することがより好ましく、95質量%以上が更に好ましい。
(f)成分としては、タルク、パイロフィライト、スメクタイト(サポナイト、ヘクトライト、ソーコナイト、スティーブンサイト、モンモリロナイト、バイデライト、ノントロナイト等)、バーミキュライト、雲母(金雲母、黒雲母、チンワルド雲母、白雲母、パラゴナイト、セラドナイト、海緑石等)、緑泥石(クリノクロア、シャモサイト、ニマイト、ペナンタイト、スドーアイト、ドンバサイト等)、脆雲母(クリントナイト、マーガライト等)、スーライト、蛇紋石鉱物(アンチゴライト、リザーダイト、クリソタイル、アメサイト、クロンステダイト、バーチェリン、グリーナライト、ガーニエライト等)、カオリン鉱物(カオリナイト、ディッカイト、ナクライト、ハロイサイト等)等が挙げられる。中でも、耐ケーキング性、仕上がり感の点で、スメクタイトが好ましく、ヘクトライトがより好ましい。
(f)成分としては、耐ケーキング性、仕上がり感の点で、以下の一般式
[Si8(MgaLib)O20(OH)c4-c-x・Me+x
(式中、0<a≦6、0<b≦6、4<a+b<8、0≦c≦4、x=12−2a−b、MeはNa、K、LiおよびNH4の少なくとも1種)
を有する粘土鉱物が好ましい。
(f)成分は、天然にも産するが合成品としても得られる。
<JIS K 3362:1998記載の界面活性剤相当分>
本発明の洗浄剤組成物の、JIS K 3362:1998記載の界面活性剤相当分は10〜60質量%である。生産性、溶解性、耐ケーキング性の点で、15〜50質量%が好ましく、20〜40質量%がより好ましい。
界面活性剤相当分としては、(a)成分、(b)成分、(c)成分、のみでも良いし、(a)成分、(b)成分、(c)成分に加えて、(a)成分、(b)成分、(c)成分以外の陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤の1種または2種以上を組み合わせて用いることが出来るが、好ましくは(a)成分、(b)成分、(c)成分に加えて、(a)成分、(b)成分、(c)成分以外の陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤を組み合わせて用いることである。(a)成分、(b)成分、(c)成分は、(A)造粒物中のみに存在する必要はなく、別粒子として加えられてもよい。
(a)成分、(b)成分、(c)成分以外の陰イオン性界面活性剤としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩、パラフィンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸塩、α−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩又は脂肪酸塩が好ましい。本発明では特に、アルキル鎖の炭素数が10〜14の、より好ましくは12〜14の直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩が好ましく、対イオンとしては、アルカリ金属塩やアミン類が好ましく、特にナトリウム及び/又はカリウム、モノエタノールアミン、ジエタノールアミンが好ましい。
非イオン性界面活性剤としては、ポリオキシアルキレンアルキル(炭素数8〜20)エーテル、アルキルポリグリコシド、ポリオキシアルキレンアルキル(炭素数8〜20)フェニルエーテル、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸(炭素数8〜22)エステル、ポリオキシアルキレングリコール脂肪酸(炭素数8〜22)エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーが好ましい。特に、非イオン性界面活性剤としては、炭素数10〜18のアルコールにエチレンオキシドやプロピレンオキシド等のアルキレンオキシドを平均で4〜20モル付加したポリオキシアルキレンアルキルエーテルが好ましい。非イオン性界面活性剤は、HLB値(グリフィン法で算出)が10.5〜15.0、更に11.0〜14.5のものが好ましい。
また、両性界面活性剤や陽イオン性界面活性剤を目的に合わせ併用することも出来る。
<その他粒子>
本発明の洗浄剤組成物は、衣料用洗浄剤の分野で公知の界面活性剤、ビルダー、再汚染防止剤(カルボキシメチルセルロース等)、柔軟化剤、漂白剤、漂白活性化剤、還元剤(亜硫酸塩等)、蛍光増白剤、抑泡剤(シリコーン等)、酵素、着色剤、香料等を含有した粒子を含有させることができる。
ビルダーとしては、洗剤・洗浄の事典、(株)朝倉書店、1990年11月25日初版第1刷、奥山春彦、皆川基編集、56頁〜74頁記載のビルダーが挙げられる。
中でも無機系ビルダーとしては、ゼオライト、非晶質アルミノ珪酸塩、結晶性珪酸塩、トリポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、炭酸塩、珪酸塩、が好ましく、有機系ビルダーとしては、アミノカルボン酸塩、ヒドロキシアミノカルボン酸塩、ヒドロキシカルボン酸塩、シクロカルボン酸塩、エーテルカルボン酸塩、有機カルボン酸(塩)ポリマー、が好ましい。特に無機系ビルダーとしては、ゼオライト、炭酸塩、珪酸塩、が好ましく、有機系ビルダーとしては、有機カルボン酸(塩)ポリマー、が好ましい。
本発明の洗浄剤組成物は、洗浄性能、耐硬水性、低温溶解性、耐ケーキング性の点で、ビルダーは洗浄剤組成物中1〜80質量%が好ましく、5〜70質量%がより好ましく、10〜60質量%が更に好ましく、20〜50質量%が特に好ましい。
本発明の洗浄剤組成物は、低温溶解性、耐ケーキング性の点で、ビルダーを50質量%以上含有(60質量%以上が好ましく、70質量%以上がより好ましく、80質量%以上が更に好ましく、90質量%以上が特に好ましい)するビルダー含有粒子を含有することが好ましい。ビルダー含有粒子は2種以上配合してもよい。また、耐ケーキング性、溶解性、洗浄性能の点で、洗浄剤組成物中、ビルダー含有粒子は1〜60質量%が好ましく、5〜55質量%がより好ましく、10〜50質量%が更に好ましく、20〜45質量%が特に好ましい。
低温溶解性、耐ケーキング性の点で、ビルダー含有粒子は、JIS K 3362:1998記載方法によって測定される見かけ密度300〜1000g/Lが好ましく、400〜1000g/Lがより好ましく、600〜950g/Lが更に好ましく、700〜950g/Lが特に好ましい。また、JIS K 3362:1998記載のふるい分け機械によるふるい分け方法によって測定される粒度から求められる平均粒径は150〜1000μmが好ましく、150〜750μmがより好ましく、150〜700μmが更に好ましく、180〜600μmが特に好ましい。
ビルダー含有粒子は、ビルダー成分をスラリーにし、噴霧乾燥することで得ることができるし、バインダー成分を用いて造粒することで得ることができる。
その他の粒子としては、特開2002−265998号公報の請求項5記載の水中で過酸化水素を放出する粒子、特開2002−265998号公報の請求項5記載の水100g(20℃、pH6)への溶解度が5g以下の漂白活性化剤含有粒子、酵素含有粒子等を含有させることが好ましい。
界面活性剤造粒物1
ジャケット温度85℃、圧力:4.0kPa、操作品温が70±1℃になるような乾燥条件に調整しながら、アルキル(炭素数12〜16)硫酸ナトリウム塩(AS)含有ペースト(有効成分73質量%)とポリオキシエチレン(EO平均付加モル数1)アルキル(炭素数12〜16)硫酸ナトリウム塩(ES)含有水溶液(有効成分25質量%)とを、有効成分の質量比が、AS:ES=85:15となるように混合したペーストを乾燥機内容積2500Lの真空乾燥機[深江パウテック(株)製、FDM-1200JE型]に平均150kg/Hrの添加速度で滴下し、アジテーターの回転数:55r/min、チョッパーの回転数:2000r/min、攪拌翼と壁面との平均クリアランス:5.5mmの造粒条件によって、乾燥と同時に造粒を行ない、600kgの造粒物を得た。更にその一部の造粒物を10%のゼオライトとともにアトマイザー(不二パウダル(株))で粉砕し、平均粒径120μmの粉体原料を得た。
容積2500Lの真空乾燥機[深江パウテック(株)製、FDM-1200JE型]に、上記粉体原料200kgを入れ、ジャケット温度85℃、圧力:4.0kPa、品温が70±1℃になるような乾燥条件に調整しながら、アルキル(炭素数12〜16)硫酸ナトリウム塩(AS)含有ペースト(有効成分73質量%)とポリオキシエチレン(EO平均付加モル数1)アルキル(炭素数12〜16)硫酸ナトリウム塩(ES)含有水溶液(有効成分25質量%)とを、有効成分の質量比が、AS:ES=85:15となるように混合したペーストを乾燥機内に平均150kg/Hrの添加速度で滴下し、アジテーターの回転数:55r/min、チョッパーの回転数:2000r/minの条件で乾燥と同時に造粒を行ない、エチレンオキサイド平均付加モル数が0.25であるポリオキシエチレンアルキル硫酸ナトリウム塩の造粒物を得た。水分は1質量%であった。エチレンオキサイドを4モル以上付加したポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩の含有量は、3質量%であった。また、硫酸ナトリウムは1質量%であった。その後、得られた造粒物に8%のゼオライトを添加し、粒状アニオン性界面活性剤に対して均一にゼオライトをコーティングし、振動ふるいにより平均粒径950μm、見かけ密度650g/Lの界面活性剤造粒物1を得た。
界面活性剤造粒物2
ジャケット温度85℃、圧力:4.0kPa、操作品温が70±1℃になるような乾燥条件に調整しながら、アルキル(炭素数12〜16)硫酸ナトリウム塩(AS)含有ペースト(有効成分73質量%)とポリオキシエチレン(EO平均付加モル数1)アルキル(炭素数12〜16)硫酸ナトリウム塩(ES)含有水溶液(有効成分25質量%)とを、有効成分の質量比が、AS:ES=55:45となるように混合したペーストを乾燥機内容積2500Lの真空乾燥機[深江パウテック(株)製、FDM-1200JE型]に平均150kg/Hrの添加速度で滴下し、アジテーターの回転数:55r/min、チョッパーの回転数:2000r/min、攪拌翼と壁面との平均クリアランス:5.5mmの造粒条件によって、乾燥と同時に造粒を行ない、600kgの造粒物を得た。更にその一部の造粒物を10%のゼオライトとともにアトマイザー(不二パウダル(株))で粉砕し、平均粒径100μmの粉体原料を得た。
容積2500Lの真空乾燥機[深江パウテック(株)製、FDM-1200JE型]に、上記粉体原料200kgを入れ、ジャケット温度85℃、圧力:4.0kPa、品温が70±1℃になるような乾燥条件に調整しながら、アルキル(炭素数12〜16)硫酸ナトリウム塩(AS)含有ペースト(有効成分73質量%)とポリオキシエチレン(EO平均付加モル数1)アルキル(炭素数12〜16)硫酸ナトリウム塩(ES)含有水溶液(有効成分25質量%)とを、有効成分の質量比が、AS:ES=55:45となるように混合したペーストを乾燥機内に平均150kg/Hrの添加速度で滴下し、アジテーターの回転数:55r/min、チョッパーの回転数:2000r/minの条件で乾燥と同時に造粒を行ない、エチレンオキサイド平均付加モル数が0.75であるポリオキシエチレンアルキル硫酸ナトリウム塩の造粒物を得た。水分は1質量%であった。エチレンオキサイドを4モル以上付加したポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩の含有量は、10質量%であった。また、硫酸ナトリウムは1質量%であった。その後、得られた造粒物に8%のゼオライトを添加し、粒状アニオン性界面活性剤に対して均一にゼオライトをコーティングし、振動ふるいにより平均粒径920μm、見かけ密度680g/Lの界面活性剤造粒物2を得た。
界面活性剤造粒物3
ジャケット温度85℃、圧力:4.0kPa、操作品温が70±1℃になるような乾燥条件に調整しながら、アルキル(炭素数12〜18)硫酸ナトリウム塩(AS)含有ペースト(有効成分73質量%)とポリオキシエチレン(EO平均付加モル数2)アルキル(炭素数12〜18)硫酸ナトリウム塩(ES)含有水溶液(有効成分25質量%)とを、有効成分の質量比が、AS:ES=85:15となるように混合したペーストを乾燥機内容積2500Lの真空乾燥機[深江パウテック(株)製、FDM-1200JE型]に平均150kg/Hrの添加速度で滴下し、アジテーターの回転数:55r/min、チョッパーの回転数:2000r/min、攪拌翼と壁面との平均クリアランス:5.5mmの造粒条件によって、乾燥と同時に造粒を行ない、600kgの造粒物を得た。更にその一部の造粒物を10%のゼオライトとともにアトマイザー(不二パウダル(株))で粉砕し、平均粒径120μmの粉体原料を得た。
容積2500Lの真空乾燥機[深江パウテック(株)製、FDM-1200JE型]に、上記粉体原料200kgを入れ、ジャケット温度85℃、圧力:4.0kPa、品温が70±1℃になるような乾燥条件に調整しながら、アルキル(炭素数12〜18)硫酸ナトリウム塩(AS)含有ペースト(有効成分73質量%)とポリオキシエチレン(EO平均付加モル数2)アルキル(炭素数12〜18)硫酸ナトリウム塩(ES)含有水溶液(有効成分25質量%)とを、有効成分の質量比が、AS:ES=85:15となるように混合したペーストを乾燥機内に平均150kg/Hrの添加速度で滴下し、アジテーターの回転数:55r/min、チョッパーの回転数:2000r/minの条件で乾燥と同時に造粒を行ない、エチレンオキサイド平均付加モル数が0.5であるポリオキシエチレンアルキル硫酸ナトリウム塩の造粒物を得た。水分は1質量%であった。エチレンオキサイドを4モル以上付加したポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩の含有量は、7質量%であった。また、硫酸ナトリウムは1質量%であった。その後、得られた造粒物に8%のゼオライトを添加し、粒状アニオン性界面活性剤に対して均一にゼオライトをコーティングし、振動ふるいにより平均粒径960μm、見かけ密度710g/Lの界面活性剤造粒物3を得た。
界面活性剤造粒物4
ジャケット温度85℃、圧力:4.0kPa、操作品温が70±1℃になるような乾燥条件に調整しながら、高級アルコール(炭素数12〜16)と、高級アルコール(炭素数12〜16)にエチレンオキサイドを平均1モル付加したエトキシレートとを75/25の割合で配合した原料を水酸化ナトリウム水溶液で中和して得た、ポリオキシエチレン(EO平均付加モル数0.25)アルキル(炭素数12〜16)硫酸ナトリウム塩含有ペースト(有効成分72質量%)を乾燥機内容積2500Lの真空乾燥機[深江パウテック(株)製、FDM-1200JE型]に平均150kg/Hrの添加速度で滴下し、アジテーターの回転数:55r/min、チョッパーの回転数:2000r/min、攪拌翼と壁面との平均クリアランス:5.5mmの造粒条件によって、乾燥と同時に造粒を行ない、600kgの造粒物を得た。更にその一部の造粒物を10%のゼオライトとともにアトマイザー(不二パウダル(株))で粉砕し、平均粒径100μmの粉体原料を得た。
容積2500Lの真空乾燥機[深江パウテック(株)製、FDM-1200JE型]に、上記粉体原料200kgを入れ、ジャケット温度85℃、圧力:4.0kPa、品温が70±1℃になるような乾燥条件に調整しながら、高級アルコール(炭素数12〜16)と、高級アルコール(炭素数12〜16)にエチレンオキサイドを平均1モル付加したエトキシレートとを75/25の割合で配合した原料を水酸化ナトリウム水溶液で中和して得た、ポリオキシエチレン(EO平均付加モル数0.25)アルキル(炭素数12〜16)硫酸ナトリウム塩含有ペースト(有効成分72質量%)を乾燥機内に平均150kg/Hrの添加速度で滴下し、アジテーターの回転数:55r/min、チョッパーの回転数:2000r/minの条件で乾燥と同時に造粒を行ない、エチレンオキサイド平均付加モル数が0.25であるポリオキシエチレンアルキル硫酸ナトリウム塩の造粒物を得た。水分は1質量%であった。エチレンオキサイドを4モル以上付加したポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩の含有量は、4質量%であった。また、硫酸ナトリウムは1質量%であった。その後、得られた造粒物に8%のゼオライトを添加し、粒状アニオン性界面活性剤に対して均一にゼオライトをコーティングし、振動ふるいにより平均粒径1160μm、見かけ密度670g/Lの界面活性剤造粒物4を得た。
界面活性剤造粒物5
ジャケット温度85℃、圧力:4.0kPa、操作品温が70±1℃になるような乾燥条件に調整しながら、高級アルコール(炭素数14〜18)と、高級アルコール(炭素数14〜18)にエチレンオキサイドを平均2モル付加したエトキシレートとを75/25の割合で配合した原料を水酸化ナトリウム水溶液で中和して得た、ポリオキシエチレン(EO平均付加モル数0.5)アルキル(炭素数14〜18)硫酸ナトリウム塩含有ペースト(有効成分72質量%)を乾燥機内容積2500Lの真空乾燥機[深江パウテック(株)製、FDM-1200JE型]に平均150kg/Hrの添加速度で滴下し、アジテーターの回転数:55r/min、チョッパーの回転数:2000r/min、攪拌翼と壁面との平均クリアランス:5.5mmの造粒条件によって、乾燥と同時に造粒を行ない、600kgの造粒物を得た。更にその一部の造粒物を10%のゼオライトとともにアトマイザー(不二パウダル(株))で粉砕し、平均粒径80μmの粉体原料を得た。
容積2500Lの真空乾燥機[深江パウテック(株)製、FDM-1200JE型]に、上記粉体原料200kgを入れ、ジャケット温度85℃、圧力:4.0kPa、品温が70±1℃になるような乾燥条件に調整しながら、高級アルコール(炭素数14〜18)と、高級アルコール(炭素数14〜18)にエチレンオキサイドを平均2モル付加したエトキシレートとを75/25の割合で配合した原料を水酸化ナトリウム水溶液で中和して得た、ポリオキシエチレン(EO平均付加モル数0.5)アルキル(炭素数14〜18)硫酸ナトリウム塩含有ペースト(有効成分72質量%)を乾燥機内に平均150kg/Hrの添加速度で滴下し、アジテーターの回転数:55r/min、チョッパーの回転数:2000r/minの条件で乾燥と同時に造粒を行ない、エチレンオキサイド平均付加モル数が0.5であるポリオキシエチレンアルキル硫酸ナトリウム塩の造粒物を得た。水分は1質量%であった。エチレンオキサイドを4モル以上付加したポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩の含有量は、8質量%であった。また、硫酸ナトリウムは1質量%であった。その後、得られた造粒物に8%のゼオライトを添加し、粒状アニオン性界面活性剤に対して均一にゼオライトをコーティングし、振動ふるいにより平均粒径980μm、見かけ密度650g/Lの界面活性剤造粒物5を得た。
粘土鉱物含有粒子1
商品名LAUNDROSIL 212、Sued−CHEMIE社製、平均粒径550μm
粘土鉱物含有粒子2
商品名LAUNDROSIL PR414、Sued−CHEMIE社製、平均粒径854μm
ビルダー粒子1
α−スルホ脂肪酸メチルエステルナトリウム〔SFE−Na〕(パーム油由来)10質量部、ポリエチレングリコール(分子量8500)1質量部、4A型ゼオライト12質量部、アクリル酸−マレイン酸コポリマー(重量平均分子量70000)3質量部、脂肪酸ナトリウム(牛脂由来)8質量部、1号ケイ酸ナトリウム1質量部、炭酸ナトリウム16質量部、硫酸ナトリウム5質量部、亜硫酸ナトリウム1質量部、蛍光染料0.3質量部及び水3.2部からなる噴霧乾燥組成物を、固形分50質量%スラリーを調製し、噴霧乾燥することで得た。これと結晶性シリケート3質量部及び炭酸ナトリウム10質量部をリボンミキサーに投入して混合を行った。得られた混合物を前押し出し式2軸型押し出し造粒機(ペレッターダブル:不二パウダル(株)製、ジャケット冷却)で直径が10mmの円柱状に押し出し成形して圧密化した。得られたペレット状物(48℃)を、4A型ゼオライト4質量部とともにフラッシュミル(不二パウダル(株)製、ジャケット冷却)で粉砕造粒して表面被覆を行った。この造粒物から粗大物を取り除いた後、Vブレンダーに移し、4A型ゼオライト4質量部を混合してビルダー粒子1を得た。
なお、アクリル酸−マレイン酸コポリマーはナトリウム塩(70モル%中和)であり、モノマー比はアクリル酸/マレイン酸=3/7(モル比)であった(以下同様)。蛍光染料としてはホワイテックスSA(住友化学(株)製)を用いた(以下同様)。ゼオライトとしては4A型ゼオライト(東ソー(株)製)を用いた(以下同様)。
ビルダー粒子2
攪拌翼を有した混合槽に水を加え、水温が55℃に達した後に、40質量%のアクリル酸−マレイン酸コポリマー水溶液を添加した。これを15分間攪拌した後に、炭酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、蛍光染料を添加した。これを更に15分間攪拌した後に、ゼオライトを添加した。これを30分間攪拌してスラリーを得た。このスラリーの最終温度は60℃であった。このスラリーを噴霧乾燥塔に供給し、噴霧圧力25kg/cm2で塔頂より噴霧を行うことによりビルダー粒子2を調製した。得られたビルダー粒子の組成は次のとおりである。
アクリル酸−マレイン酸コポリマー6質量%、炭酸ナトリウム26質量%、硫酸ナトリウム10質量%、亜硫酸ナトリウム1.5質量%、蛍光染料0.5質量%、ゼオライト52質量%、水4質量%。
ビルダー粒子3
直鎖アルキル(C12−C14)ベンゼンスルホン酸ナトリウム〔LAS−Na〕10質量部、ポリエチレングリコール(重量平均分子量8500)1質量部、4A型ゼオライト12質量部、アクリル酸−マレイン酸コポリマー(重量平均分子量70000)3質量部、脂肪酸ナトリウム(牛脂由来)2質量部、1号ケイ酸ナトリウム1質量部、炭酸ナトリウム16質量部、硫酸ナトリウム5質量部、亜硫酸ナトリウム1質量部、蛍光染料0.3質量部及び水3.2部からなる噴霧乾燥組成物を、固形分50質量%スラリーを調製し、噴霧乾燥することで得た。これをVブレンダーに移し、4A型ゼオライト4質量部を混合してビルダー粒子3を得た。
ビルダー粒子4
ビルダー粒子2を100質量部に対して、結晶性シリケート10質量部とともにハイスピードミキサー(深江工業(株)製)に投入し3質量部の非イオン界面活性剤をスプレーしながら粉砕し攪拌造粒を行った。造粒後、ゼオライト5質量部を添加し、攪拌して造粒粒子を表面被覆したのち、Vブレンダーに移し、ゼオライト5質量部を混合することによってビルダー粒子4を調製した。
ビルダー粒子5
レディゲミキサー(松坂技研(株)製、容量130L、ジャケット付)に無水炭酸ナトリウム(株式会社トクヤマ製 ライト灰)85質量部、重量平均分子量4000のポリエチレングリコール10質量部を合計30kgとなるように投入し、主軸(回転数:60rpm、周速:1 .6m/s)の攪拌を5分間行った。ジャケットに80℃の温水を10L/分で流した。得られた造粒物は1400μm、および125μmのJIS標準篩で篩分けし、粗粒画分と微粒画分を除去した。該粒子の平均の平均粒径は570μm、粒径125μm以下の粒子の比率は0.1質量%以下であった。
ビルダー粒子6
プリフィード顆粒品(株式会社トクヤマシルテック製)を用いた。
ビルダー粒子7
再結晶にて製造された硫酸ナトリウムを1400μmのJIS標準篩で篩分けし、篩通過分をビルダー粒子7とした。該粒子は710μm以上の粒子が32質量%、500μm以上の粒子が72質量%であり、平均粒径は602μmであった。
漂白剤粒子1
硼酸ナトリウム・過酸化水素付加物
漂白剤粒子2
炭酸ナトリウム・過酸化水素付加物,過炭酸ナトリウム;特開2000−256699号公報の段落0019に記載の漂白剤粒子)
漂白活性化剤粒子1
N,N,N’,N’−テトラアセチルエチレンジアミン
漂白活性化剤粒子2
ラウロイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム造粒物(特開2000−256699号公報の段落0018記載の漂白剤粒子)
漂白活性化剤粒子3
ラウロイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウムにかえて、ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウムを使用し、漂白活性化剤粒子2と同様の調整法にて漂白活性化剤粒子3を得た。
実施例1
表1に示す洗浄剤組成物を調製した。これらの洗浄力、耐ケーキング性、仕上がり感は何れも良好であった。なお、これら組成物は、いずれも見かけ密度が700〜980g/L、平均粒径が300〜1000μmであった。
Figure 2005120162
酵素:セルラーゼK(特開昭63−264699号公報記載)、カンナーゼ24TK(ノボ社製)、サビナーゼ6.0T(ノボ社製)を3:1:2の質量比で使用

Claims (7)

  1. (A)下記界面活性剤含有造粒物及び(B)下記粘土鉱物含有粒子を含有し、JIS K 3362:1998記載の界面活性剤相当分10〜60質量%、JIS K 3362:1998記載方法によって測定される見かけ密度300〜1000g/L、である洗浄剤組成物。
    (A)界面活性剤含有造粒物
    (a)アルキレンオキサイドの付加モル数が1〜3のポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩1〜70質量%、
    (b)アルキレンオキサイドの付加モル数が4以上のポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩0〜30質量%、
    (c)アルキル硫酸塩10〜95質量%、
    (d)水溶性無機塩、水不溶性無機塩から選ばれる少なくとも1種1〜38質量%、
    (e)水(JIS K 3362:1998記載の過熱減量法による水分)0.1〜5質量%
    を含有し、
    JIS K 3362:1998記載の界面活性剤相当分60〜98質量%、
    JIS K 3362:1998記載のふるい分け機械によるふるい分け方法によって測定される粒度から求められる平均粒径が150〜3000μm、
    である界面活性剤含有造粒物。
    (B)粘土鉱物含有粒子
    (f)粘土鉱物を含有し、
    JIS K 3362:1998記載のふるい分け機械によるふるい分け方法によって測定される粒度から求められる平均粒径が500〜2000μm、
    である粘土鉱物含有粒子。
  2. (A)造粒物中の(a)成分と(b)成分の合計量/(c)成分の質量比が70/30〜5/95である請求項1記載の洗浄剤組成物。
  3. (A)造粒物中の(a)成分、(b)成分、(c)成分全体のアルキレンオキサイドの平均付加モル数が0.05〜2である請求項1又は2いずれか記載の洗浄剤組成物。
  4. (A)造粒物中の(a)成分と(c)成分の合計量/(b)成分の質量比が70/30〜100/0である請求項1〜3いずれか記載の洗浄剤組成物。
  5. (A)造粒物中の(a)成分、(b)成分、(c)成分の合計量が50〜98質量%である請求項1〜4いずれか記載の洗浄剤組成物。
  6. (A)造粒物中に(d)成分として、水不溶性無機塩を含有する請求項1〜5いずれか記載の洗浄剤組成物。
  7. (A)造粒物が、攪拌翼及び解砕翼を有する造粒機内で、減圧下に(d)成分を含有する粉体原料に、(a)成分、(b)成分、(c)成分、(e)成分を含有するペーストを添加しつつ、乾燥と同時に造粒を行い得られる、請求項1〜6いずれか記載の洗浄剤組成物。
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