JP2006056171A - 設定管理装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】選択された設定項目間の組合せ禁止理由を効果的に利用者に示すこと。
【解決手段】複数の設定項目間の組合せを管理する多次元の組合せ管理テーブルを保持し、利用者が複数の設定項目を選択した際に、組合せ管理テーブルを検索し、該当する要素に組合せ禁止理由をあらわす選択矛盾理由情報がある場合には、かかる選択矛盾理由情報を取得し、取得した選択矛盾理由情報を表示する。また、かかる選択矛盾理由情報として、選択矛盾の理由を説明する静止画データまたは動画データを用いる。
【選択図】 図9

Description

本発明は、複数の動作設定の組合せを管理する設定管理装置および画像形成装置に関し、特に、動作設定の組合せ管理を効率よく実現することができ、利用者の学習効果により操作性を高めることができる設定管理装置および画像形成装置に関するものである。
従来、プリンタ、コピーおよびスキャナなどの複数の機能を一つの筐体内に収納した複合機が知られている。かかる複合機では、UNIX(R)などの汎用OS上に、プリンタアプリ、コピーアプリおよびスキャナアプリと呼ばれる複数のアプリケーションを搭載し、これらのアプリケーションの実行処理を切替えながら複数の機能を実現している。
このような複合機の多機能化により、利用者は、複合機の動作を指定する動作選択項目を選択することにより様々なニーズに応えたサービスを受けることができるようになった。しかし、同時選択することができない動作選択項目の組合せも多く存在するようになり、複合機の操作は複雑化している。たとえば、記録紙へのコピーに関し、パンチ穴の指定およびステープルの指定をおこなった場合、それぞれの指定位置の組合せによっては記録紙を開くことができなくなるので、このような組合せは禁止される。
このため、特許文献1では、利用者が操作パネルを介して複合機の動作を指定する場面において、一つのボタンを選択した際に、同時選択できない機能に対応したボタンの表示形式を変更することにより、組合せが禁止されている選択項目をあらかじめ利用者に対し報知することとしている。
特開平09−19819183号公報
しかしながら、この特許文献1で開示されている発明は、同時選択できないボタンをあらかじめ知らせるものであり、利用者は、同時選択できないボタンを示されただけでは、なぜ同時選択できないのか理解するには至らない。多機能化により同時選択できない機能の組合せが多いことが通常となった複合機においては、同時選択できないボタンも多くなる。したがって、操作をとおした学習効果が期待できないと、多機能化した複合機は使いづらいものとなり操作性が低いものとなってしまう。
また、複合機の多機能化により同時選択できない機能の組合せが多くなると、禁止される組合せを効率的に管理することが重要となるが、特許文献1では、禁止される組合せをいかにして管理するか開示されていない。特に、多機能化により搭載されるアプリケーション数が増加した複合機においては、各機能に対応したアプリケーションの種類にかかわらず、共通した管理手法により禁止される組合せを管理することが求められる。
これらのことから、複合機の動作設定の組合せ管理をいかにして効率よく実現し、利用者の学習効果により操作性をいかにして高めるかが大きな課題となっている。なお、かかる課題は複合機についてのみ生じるものではなく、たとえば、複数の動作選択項目に関する情報を取得し、これらの選択項目の組合せ禁止関係を管理して利用者に報知する設定管理装置を形成するような場合にも同様に生ずる課題である。
本発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、動作設定の組合せ管理を効率良く実現することができ、利用者の学習効果により操作性を高めることができる設定管理装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1の発明にかかる設定管理装置は、複数の異なる機能にそれぞれ対応する設定項目を表示し、利用者に選択された設定項目の組合せの適否を判定し、選択された設定項目間の選択矛盾の回避を指示する設定管理装置であって、複数の設定項目間の組合せ不可理由を示す選択矛盾理由情報を保持する選択矛盾理由保持手段と、複数の設定項目が選択された際に、前記選択矛盾理由保持手段から該当する前記選択矛盾理由情報を取得する選択矛盾理由取得手段と、前記選択矛盾理由取得手段が取得した前記選択矛盾理由情報を表示する選択矛盾理由表示手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項2の発明にかかる設定管理装置は、請求項1の発明において、前記選択矛盾理由保持手段は、前記設定項目を羅列した次元軸を複数有する多次元の組合せ管理テーブルを保持し、選択された設定項目および設定項目の選択順序により特定される前記組合せ管理テーブルの各要素に、前記選択矛盾理由情報または前記選択矛盾理由情報へのリンク情報をあらかじめ記憶しておくことを特徴とする。
また、請求項3の発明にかかる設定管理装置は、請求項2の発明において、前記選択矛盾理由保持手段は、前記組合せ管理テーブルとして、先に選択された設定項目と、後に選択された設定項目との組合せを管理する二次元のテーブルを保持することを特徴とする。
また、請求項4の発明にかかる設定管理装置は、請求項1、2または3の発明において、前記選択矛盾理由保持手段は、前記選択矛盾理由情報として、設定項目間の組合せ不可理由を説明する単数の静止画データを保持することを特徴とする。
また、請求項5の発明にかかる設定管理装置は、請求項1、2または3の発明において、前記選択矛盾理由保持手段は、前記選択矛盾理由情報として、設定項目間の組合せ不可理由を説明する複数の静止画データを保持し、前記選択矛盾理由表示手段は、該静止画データを並べて表示することを特徴とする。
また、請求項6の発明にかかる設定管理装置は、請求項1、2または3の発明において、前記選択矛盾理由保持手段は、前記選択矛盾理由情報として、設定項目間の組合せ不可理由を説明する動画データを保持することを特徴とする。
また、請求項7の発明にかかる設定管理装置は、請求項1〜6の発明において、前記選択矛盾理由保持手段は、前記選択矛盾理由情報として、選択矛盾の理由の重要度に応じたランクをあらわす表示要素を含む画像データを保持することを特徴とする。
また、請求項8の発明にかかる設定管理装置は、請求項1〜7の発明において、前記選択矛盾理由画像保持手段は、前記選択矛盾理由情報として、選択矛盾の理由をあらわす文字列データを含む画像データを保持することを特徴とする。
また、請求項9の発明にかかる画像形成装置は、複数の異なる機能にそれぞれ対応する設定項目を表示し、利用者に選択された設定項目の組合せの適否を判定し、選択された設定項目間の選択矛盾の回避を指示する設定管理プログラムを制御ソフトウェアの一部として有する画像形成装置であって、前記操作管理プログラムは、複数の設定項目間の組合せ不可理由を示す選択矛盾理由情報を保持する選択矛盾理由保持手順と、複数の設定項目が選択された際に、前記選択矛盾理由保持手順から該当する前記選択矛盾理由情報を取得する選択矛盾理由取得手順と、前記選択矛盾理由取得手順が取得した前記選択矛盾理由情報を表示する選択矛盾理由表示手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項1にかかる設定管理装置によれば、複数の設定項目間の組合せ不可理由を示す選択矛盾理由情報を保持し、複数の設定項目が選択された際に、該当する前記選択矛盾理由情報を取得し、取得した選択矛盾理由情報を表示するよう構成したので、動作設定の組合せ管理を効率良く実現することができ、利用者の学習効果により操作性を高めることができるという効果を奏する。
また、請求項2にかかる設定管理装置によれば、設定項目を羅列した次元軸を複数有する多次元の組合せ管理テーブルを保持し、選択された設定項目および設定項目の選択順序により特定される組合せ管理テーブルの各要素に、選択矛盾理由情報または選択矛盾理由情報へのリンク情報をあらかじめ記憶しておくよう構成したので、動作設定の組合せ管理を効率良く実現することができるという効果を奏する。
また、請求項3にかかる設定管理装置によれば、組合せ管理テーブルとして、先に選択された設定項目と、後に選択された設定項目との組合せを管理する二次元のテーブルを保持するよう構成したので、先に選択された設定項目と、後に選択された設定項目との組合せ管理を効率良く実現することができるという効果を奏する。
また、請求項4にかかる設定管理装置によれば、選択矛盾理由情報として、設定項目間の組合せ不可理由を説明する単数の静止画データを保持するよう構成したので、利用者に対し、組合せ不可理由を効果的に提示することで、利用者の学習効果により操作性を高めることができるという効果を奏する。
また、請求項5にかかる設定管理装置によれば、選択矛盾理由情報として、設定項目間の組合せ不可理由を説明する複数の静止画データを保持し、静止画データを並べて表示するよう構成したので、利用者に対し、組合せ不可理由を段階的に提示することで、利用者の学習効果により操作性を高めることができるという効果を奏する。
また、請求項6にかかる設定管理装置によれば、選択矛盾理由情報として、設定項目間の組合せ不可理由を説明する動画データを保持するよう構成したので、利用者に対し、組合せ不可理由を現実に近い動作として提示することで、利用者の学習効果により操作性を高めることができるという効果を奏する。
また、請求項7にかかる設定管理装置によれば、選択矛盾理由情報として、選択矛盾の理由の重要度に応じたランクをあらわす表示要素を含む画像データを保持するよう構成したので、利用者に対し、組合せ不可理由の重要度を効果的に提示することで、利用者の学習効果により操作性を高めることができるという効果を奏する。
また、請求項8にかかる設定管理装置によれば、選択矛盾理由情報として、選択矛盾の理由をあらわす文字列データを含む画像データを保持するよう構成したので、利用者に対し、組合せ不可理由を効果的に提示することで、利用者の学習効果により操作性を高めることができるという効果を奏する。
また、請求項9にかかる画像形成装置によれば、複数の設定項目間の組合せ不可理由を示す選択矛盾理由情報を保持し、複数の設定項目が選択された際に、該当する前記選択矛盾理由情報を取得し、取得した選択矛盾理由情報を表示するよう構成したので、動作設定の組合せ管理を効率良く実現することができ、利用者の学習効果により操作性を高めることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる設定管理装置および画像形成装置の最良な実施の形態を詳細に説明する。ここでは、まず、本実施の形態に係る画像形成装置の概要および特徴について説明し、その後に、本実施の形態の特徴部分である設定管理処理の実施の形態について説明することとする。なお、本実施の形態では、この発明を画像形成装置に適用した場合について説明するが、本発明はこれに限らず、設定管理をおこなう各種装置に適用することができる。
(概要および特徴)
まず、本実施の形態に係る画像形成装置(以下「複合機」と言う)1の概要について図1および図2を用いて説明する。図1は、本実施の形態に係る複合機1を取り巻くネットワーク環境を説明するためのネットワーク図であり、図2は、図1に示した複合機1のハードウェア構成を示すブロック図である。
図1に示すように、近年のネットワーク化の進展により、オフィスなどに設けられたパーソナルコンピュータ(PC)などの機器は、LAN(Local Area Network)などのネットワークに接続され、相互に通信することが通常となった。たとえば、同図に示したように、かかるネットワークには、クライアントPC、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)サーバ、FTP(File Transfer Protocol)サーバ、サーバPCなどが接続され、電子メールの送受信やファイル転送をすることができ、モデム接続された配信サーバは、オフィス外のファックス装置と通信することができる。
このようなネットワーク化の進展に伴い、複合機1もかかるネットワークに接続され、PC等の機器と相互に通信することが可能となり、ハードディスク等の記憶装置を内蔵することで、いわゆるネットワーク複合機へと進化し、ユーザの様々なニーズに応えることができるようになった。
たとえば、複合機1は、通常のコピー機能に加えて、クライアントPCからの印刷要求により文書データ等を印刷するプリンタ機能、クライアントPCからのファックス要求により文書データ等をサーバPCに接続されたモデムを経由して他のオフィスのファックス機器に送信するファックス機能、受信したファックス文書やコピー文書を内蔵したハードディスクに蓄積する蓄積機能などを有するようになった。
このような複合化とネットワーク化の進展により、複合機1は多くの機能を提供することが可能となっている。そして、利用者がこれらの機能を利用する際には、複合機1の動作を指定する動作選択項目を選択し、かかる複合機1の動作を指定することとなった。しかし、同時選択することができない動作選択項目の組合せも多く存在するようになったため、利用者が操作を円滑におこなうことができるよう、かかる動作選択項目の組合せ禁止情報を、効果的に利用者に報知する設定管理処理の重要性が高まってきた。
図2は、かかる複合機1のハードウェア構成を示すブロック図である。同図に示すように、この複合機1は、コントローラ10とエンジン部(Engine)60とをPCI(Peripheral Component Interconnect)バスで接続した構成となる。コントローラ10は、複合機1全体の制御と描画、通信、図示しない操作部からの入力を制御するコントローラである。エンジン部60は、PCIバスに接続可能なプリンタエンジンなどであり、たとえば白黒プロッタ、1ドラムカラープロッタ、4ドラムカラープロッタ、スキャナまたはファックスユニットなどである。なお、このエンジン部60には、プロッタなどのいわゆるエンジン部分に加えて、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれる。
コントローラ10は、CPU11と、ノースブリッジ(NB)13と、システムメモリ(MEM−P)12と、サウスブリッジ(SB)14と、ローカルメモリ(MEM−C)17と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)16と、ハードディスクドライブ(HDD)18とを有し、ノースブリッジ(NB)13とASIC16との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス15で接続した構成となる。また、MEM−P12は、ROM(Read Only Memory)12aと、RAM(Random Access Memory)12bとをさらに有する。
CPU11は、複合機1の全体制御をおこなうものであり、NB13、MEM−P12およびSB14からなるチップセットを有し、このチップセットを介して他の機器と接続される。
NB13は、CPU11とMEM−P12、SB14、AGP15とを接続するためのブリッジであり、MEM−P12に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCIマスタおよびAGPターゲットとを有する。
MEM−P12は、プログラムやデータの格納用メモリ、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いるシステムメモリであり、ROM12aとRAM12bとからなる。ROM12aは、プログラムやデータの格納用メモリとして用いる読み出し専用のメモリであり、RAM12bは、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いる書き込みおよび読み出し可能なメモリである。
SB14は、NB13とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。このSB14は、PCIバスを介してNB13と接続されており、このPCIバスには、ネットワークインターフェース(I/F)部なども接続される。
ASIC16は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGP15、PCIバス、HDD18およびMEM−C17をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC16は、PCIターゲットおよびAGPマスタと、ASIC16の中核をなすアービタ(ARB)と、MEM−C17を制御するメモリコントローラと、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などをおこなう複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)と、エンジン部60との間でPCIバスを介したデータ転送をおこなうPCIユニットとからなる。このASIC16には、PCIバスを介してFCU(Fax Control Unit)30、USB(Universal Serial Bus)40、IEEE1394(the Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)インターフェース50が接続される。
MEM−C17は、コピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリであり、HDD(Hard Disk Drive)18は、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。
AGP15は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレーターカード用のバスインターフェースであり、MEM−P12に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレーターカードを高速にするものである。
次に、本実施の形態に係る複合機1の特徴について、図3〜図6を用いて説明する。本実施の形態に係る複合機1の特徴は、液晶タッチパネルなどに表示されるボタンが選択された際に、複数の選択ボタン間の組合せが同時選択禁止の関係にある場合には、かかる禁止理由を説明する画像を表示する点にある。したがって、かかる特徴の説明の前提として、図3および図4を用いて操作パネルおよび液晶タッチパネルの説明をしておく。図3は、複合機1の操作パネルを説明するための説明図であり、図4は、液晶タッチパネルに表示されるメニュー例を説明するための説明図である。
図3に示すように、かかる操作パネル400は、初期設定キー401、コピーキー402、コピーサーバーキー403、プリンタキー404、送信キー405、テンキー406、クリア/ストップキー407、スタートキー408、予熱キー409、リセットキー410および液晶タッチパネル420を有する。
初期設定キー401をタッチすると、液晶タッチパネル420に初期設定用のメニューが表示され、かかるメニューにおいては、収納される用紙サイズなどを設定することができる。また、コピーをしたい場合にはコピーキー402を、コピー結果を複合機1に蓄積したい場合にはコピーサーバーキー403を、プリンタに係る操作をおこないたい場合には、プリンタキー404を、ファックスや蓄積画像などの送信をしたい場合には送信キー405を、それぞれタッチすると、液晶タッチパネル420に対応したメニューが表示される。
図4に示すメニューは、図3に示したコピーキー402をタッチすることにより表示される。図4に示したように、この液晶タッチパネル420には、入力モード421として、紙原稿タブ421aおよび電子原稿タブ421bが表示され、紙原稿421aタブを選択した場合には、入力モードエリア422には、紙原稿の詳細な動作モードを選択するボタンなどが表示される。また、出力モード423として、印刷タブ423a、保存タブ423bおよび送信タブ423cが表示され、印刷423aタブを選択した場合には、出力モードエリア424には、左ステープルボタン424a、上二つステープルボタン424b、左パンチボタン424cおよび上パンチボタン424dなどが表示される。
たとえば、利用者が記録紙にステープル処理を施したい場合には、左ステープルボタン424aまたは上二つステープルボタン424bのいずれかを選択することになる。すなわち、左ステープルボタン424aと上二つステープルボタン424bとを同時に選択することはできない。かかる組合せを許可すると、記録紙を開くことができなくなるからである。
また、利用者が、出力用の記録紙にステープル処理およびパンチ穴処理の双方を施したい場合には、ステープルボタン(424aおよび424b)のいずれかと、パンチ穴ボタン(424cおよび424d)のいずれかとを組合せて選択することになる。しかしながら、かかるステープルボタンとパンチ穴ボタンとを組合せて選択する場合には、同時に選択することができない組合せが存在する。
たとえば、上二つステープルボタン424bと左パンチボタン424cとを選択したと仮定すると、ステープル処理とパンチ穴処理が施された記録紙は、開くことができないものとなってしまう。したがって、このような禁止される組合せ(以下、「選択矛盾」と呼ぶ)がある場合には利用者に報知して、かかる選択矛盾を防止する必要がある。
図5は、かかる選択矛盾を管理するための管理テーブルの一例である。同図に示すように、この管理テーブルは、先に選択した機能と、後に選択した機能との組合せを管理する二次元のテーブルである。そして、このテーブルの各要素には、組合せを制限する情報などが格納されている。ここで、各要素に記された記号について説明する。「●」は、後に選択した機能が優先することをあらわしている。たとえば、「ステープル左」を先に選択し、「ステープル上二つ」を後に選択した場合には、後に選択した「ステープル上二つ」が優先されるので、先に選択した「ステープル左」は解除される。「×」は、先に選択した機能が優先することをあらわしている。たとえば、「ステープル上二つ」を先に選択し、「パンチ左」を後に選択した場合には、先に選択した「ステープル上二つ」が優先されるので、かかる選択の後に「パンチ左」を選択することはできない。
この「×」が記された各要素には、表示画像a〜dの記載があるが、この点についてさらに詳細に説明する。本実施の形態では、上述したような選択矛盾を検出した際に、かかる選択矛盾の理由を説明した画像を液晶タッチパネル420に表示する点に特徴がある。すなわち、図5において「×」が記された組合せは選択矛盾がある組み合わせであるので、このような組合せを利用者がおこなわないよう報知する必要がある。しかし、単に、ボタン(424a〜424b)の表示形式を変更することにより報知したり、選択矛盾があるため選択できない旨の文字列を表示することにより報知したりしたのでは、利用者は、なぜ、かかる組合せが禁止されるのか理解することが難しい。
多機能化した複合機1では、選択矛盾となる組合せも必然的に多くなるので、利用者は、選択矛盾の理由をその都度理解していないと、多くの機能を使いこなすことが困難となる。また、操作のたびに操作ガイドなどのヘルプ画面を表示したのでは、かえって利用者の操作の邪魔となり操作性を低下させてしまう。
したがって、選択矛盾を検出した際に、なぜ選択矛盾となるかの「理由」を報知することとすれば、利用者の理解を助けることができる。また、利用者の学習効果により、他の操作をおこなう際にも操作間違いが減少することが予想される。さらに、かかる「理由」を報知する際に、選択矛盾の理由を説明した画像を表示することとすれば、利用者の理解をより促進することができると考えられる。
なお、図5において記号が表示されていない要素(たとえば、先に選択した機能が「パンチ上」であり、後に選択した機能が「ステープル上二つ」である要素)は、先に選択した機能と後に選択した機能とが、同時選択可能(組合せ可能)な機能であることをあらわしている。
図6は、図5に記された表示画像a〜dに相当する選択矛盾理由画像の一例である。この選択矛盾理由画像例501は、図5の「表示画像a」に相当する画像の例をあらわしている。かかる選択矛盾理由画像例501では、「パンチ左」および「ステープル上二つ」の処理を施した記録紙を象徴的にあらわした図を左側に記し、この記録紙は開くことができないことを象徴的にあらわした図を右側に記し、これらの図の間に右向きの矢印を記すことで、「パンチ左」と「ステープル上二つ」とは選択矛盾であることを示すとともに、選択矛盾となる理由は、記録紙を開くことができないからであるということを示している。
このように、選択矛盾となる機能の組合せをテーブルで管理し、選択矛盾が生じた際に、かかる選択矛盾の理由を象徴的にあらわした画像を表示することで、効率的に組み合わせ禁止関係を管理することができるとともに、利用者は選択矛盾が生じた理由を理解することができる。以降では、本実施の形態の特徴部分である設定管理処理の実施の形態について詳細に説明する。
(設定管理処理の実施の形態)
図7は、本実施の形態に係る複合機1の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、複合機1(画像形成装置)は、制御部100、記憶部200、画像形成部300および操作部400を有している。なお、同図においては、本実施の形態の特徴部分である設定管理処理の説明に必要な処理部のみを示している。
制御部100は、選択項目取得部101、組合せ判定部102、選択矛盾理由画像取得部103および選択矛盾理由画像表示部104を有する。なお、制御部100は、複合機1の画像形成に関する制御処理をおこなうが、本実施の形態の特徴部分である設定管理処理の説明には必要ではないため図示を省略している。
選択項目取得部101は、操作部(操作パネル)400に表示される424a〜424dなどのボタンが、利用者により選択された際に、かかる選択信号を受け付けるとともに、選択されたボタンの選択情報を選択項目保持データ203として記憶部200に記憶する処理をおこなう。なお、この選択情報には、ボタンが選択された順序を示す情報が含まれるものとする。
組合せ判定部102は、選択項目取得部101により記憶部200に記憶された選択項目保持データ203を用いて、記憶部200の組合せ管理テーブル201を検索し、該当する要素の情報を取得することで、これらの選択項目の組合せが可能であるか否かの判定をおこなう処理部である。たとえば、上述した組合せ管理テーブル201が、図5に示した二次元テーブルである場合において、先に選択されたボタンが「ステープル上二つ」であり、後に選択されたボタンが「パンチ左」であれば、かかる要素には、「先に選択した機能が優先」で「表示画像a」を用いるとの情報が格納されている。したがって、組合せ判定部102は、かかる組合せは不可能であると判定するとともに、「表示画像a」へのリンク情報などを選択矛盾理由画像取得部103に通知する。
選択矛盾理由画像取得部103は、組合せ判定部102から通知されたリンク情報に基づいて、記憶部200から該当する選択矛盾理由画像データ202を取得する処理をおこなう。たとえば、組合せ判定部102から「表示画像a」へのリンク情報を通知された場合には、図6に示した選択矛盾理由画像例501に相当する選択矛盾理由画像データ202を記憶部200から取得する。
選択矛盾理由画像表示部104は、選択矛盾理由画像取得部103が取得した選択矛盾理由画像データ202を操作部(操作パネル)400に表示する処理部である。たとえば、図6に示した選択矛盾理由画像例501をポップアップウィンドウなどの表示形式で操作部(操作パネル)400に表示する。なお、表示する選択矛盾理由画像データ202は、静止画データであってもよく、動画データであってもよい。
記憶部200は、組合せ管理テーブル201、選択矛盾理由画像データ202および選択項目保持データ203を記憶する、ROM12aやRAM12bなどの記憶媒体である。具体的には、組合せ管理テーブル201および選択矛盾理由画像データ202は、ROM12aに格納され、選択項目保持データ203はRAM12bに格納される。なお、組合せ管理テーブル201に、複合機1の動作中に生じた組合せ禁止データを反映させる場合には、この組合せ管理テーブル201をRAM12bに格納することとしてもよい。また、この記憶部200は、複合機1の画像形成に関するデータや、アプリケーションプログラムを保持するが、本実施の形態の特徴部分である設定管理処理の説明には必要ではないので図示を省略している。
組合せ管理テーブル201は、選択された項目間の組合せ禁止関係を管理する多次元のテーブルであり、組合せが禁止される要素は、選択矛盾理由画像データ202または選択矛盾理由画像データ202へのリンク情報を有する。この組合せ管理テーブル201は、複合機1のすべての選択項目を羅列した次元軸を複数有し、各次元軸は、選択項目が選択された順序に対応しており、組合せ管理の対象となる選択項目数と同数の次元軸を含む。
たとえば、組合せ管理テーブル201が、図5に示した2次元のテーブルである場合、各次元軸は、「ステープル上二つ」や「ステープル左」といった選択項目を羅列したものとなる。なお、図5においては、選択項目を4個しか示していないが、選択項目が100個あれば、各次元軸は100個の選択項目を羅列したものとなる。そして、図5の縦の次元軸および横の次元軸は、先に選択された機能(選択項目)および後に選択された機能(選択項目)をあらわし、それぞれ、選択項目が選択された順序に対応している。
このように、組合せ管理テーブル201は、先に選択された機能と後に選択された機能の組合せを管理する二次元のテーブルとすることができる。なお、この組合せ管理テーブル201は、三次元以上のテーブルとすることもできる。この場合、各次元軸にすべての選択項目を羅列する点は二次元テーブルの場合と同様であり、組合せ管理の対象となる「同時選択可能な選択項目」の数と同数の次元軸を有することとなる。
なお、上述した二次元のテーブルでは、順番に選択された二つの選択項目間の組合せを管理することとなるが、三次元のテーブルでは、順番に選択された三つの選択項目間の組合せを管理することができ、同様に、N次元のテーブルとすれば、順番に選択されたN個の選択項目間の組合せを管理することができる。また、かかる組合せ管理テーブル201は、次元数が異なる複数のテーブルを組合せたものとしてもよい。
選択矛盾理由画像データ202は、選択矛盾理由を説明する画像データである。この選択矛盾理由画像データ202は、静止画データであっても、動画データであってもよい。たとえば、図6に示した選択矛盾理由画像例501は、かかる選択矛盾理由画像データ202を静止画データとした場合の例であり、「ステープル上二つ」と「パンチ左」の組合せでは記録紙を開くことができないことを象徴的にあらわしているので、組合せが禁止される理由を利用者に理解させることができる。
また、選択矛盾理由画像データ202は、選択矛盾理由の重要度に応じたランクをあらわす表示要素を含む画像データであってもよく、選択矛盾理由を説明する文字列データのみを含む画像データであってもよい。
選択項目保持データ203は、選択項目取得部101が取得した選択項目を一時的に保存したデータである。なお、組合せ管理テーブル201の次元数に応じた数の選択項目保持データ203が記憶部200に保持される。たとえば、組合せ管理テーブルが二次元のテーブルである場合には、この選択項目保持データ203は2個となる。
次に、本実施の形態の特徴部分である設定管理処理の処理手順について図8を用いて説明する。図8は、本実施の形態に係る設定管理処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、図8に示すフローチャートは、上述した組合せ管理テーブル201が2次元である場合のフローチャートである。
まず、制御部100は、操作部400の液晶タッチパネル420に、各機能に対応した動作設定用の選択項目(たとえば、ボタン)を表示し、利用者の選択を促す(ステップS101)。そして、利用者がボタンを選択すると、選択項目取得部101は、ボタン選択の信号を取得するなどして、選択されたボタンに対応した動作設定(機能選択)がおこなわれたことを認識するとともに(ステップS102)、かかる第一の機能選択情報を選択項目保持データ203として記憶部200に記憶する(ステップS103)。
つづいて、制御部100は、かかる第一の選択がなされたボタンの表示を、選択状態をあらわす表示(たとえば、ボタンが凹んだ表示)に変更するなどして、第一の機能選択状態をパネル表示する(ステップS104)。そして、第二の選択を促すため、ふたたび各機能のパネル表示をおこなう(ステップS105)。
そして、利用者が第二の機能選択をおこなったならば、この機能選択を認識するとともに(ステップS106)、かかる第二の機能選択情報を選択項目保持データ203として記憶部200に記憶する(ステップS107)。
つづいて、組合せ判定部102は、記憶部200に一時的に記憶された第一および第二の機能選択情報に対応した選択項目保持データ203に基づいて、組合せ管理テーブル201を検索し、該当する要素から組合せ可否に関する情報を取得し、組合せ可否(選択矛盾)をチェック(判定)する(ステップS108)。
たとえば、先に選択されたボタンが「ステープル上二つ」であり、後に選択されたボタンが「パンチ左」であれば、かかる要素には、「先に選択した機能が優先」で「表示画像a」を用いるとの情報が格納されているので、かかる組合せは不可能であると判定するとともに、「表示画像a」へのリンク情報を選択矛盾理由画像取得部に通知する。
そして、選択に矛盾があると判定した場合には(ステップS109肯定)、選択矛盾理由画像取得部103は、組合せ判定部102から通知されたリンク情報に基づいて、記憶部200から該当する選択矛盾理由画像データ202を取得する(ステップS110)。つづいて、選択矛盾理由画像表示部104は、選択矛盾理由画像取得部103が取得した選択矛盾理由画像データ202を、液晶タッチパネル420に表示する(ステップS111)。
一方、選択に矛盾はないと判定した場合には(ステップS109否定)、第二の選択がなされたボタンの表示を、選択状態をあらわす表示(たとえば、ボタンが凹んだ表示)に変更するなどして、第二の機能選択状態をパネル表示する(ステップS112)。この状態で、利用者がひきつづき機能設定の操作を続ける場合には(ステップS113否定)、ステップS105以降の処理を繰り返すことになり、利用者が機能設定の操作を完了する場合には(ステップS113肯定)、処理を終了する。
次に、組合せ管理テーブル201がN次元の多次元テーブルである場合の設定管理処理の処理手順について図9を用いて説明する。図9は、組合せ管理テーブルを多次元化した場合の処理手順を示すフローチャートである。
まず、制御部100は、操作部400の液晶タッチパネル420に、各機能に対応した動作設定用の選択項目(たとえば、ボタン)を表示し、利用者の選択を促す(ステップS201)。そして、利用者がボタンを選択すると、選択項目取得部101は、ボタン選択の信号を取得するなどして、選択されたボタンに対応した動作設定(機能選択)がおこなわれたことを認識するとともに(ステップS202)、かかる機能選択情報を選択項目保持データ203として記憶部200に記憶する(ステップS203)。
つづいて、制御部100は、記憶した機能選択情報が複数であるか否かを判定し、記憶した機能選択情報が複数である場合には(ステップS204肯定)、記憶部200に記憶した複数の選択項目保持データ203に基づいて、組合せ管理テーブル201を検索し、該当する要素から組合せ可否に関する情報を取得し、組合せ可否(選択矛盾)をチェック(判定)する(ステップS205)。
そして、選択に矛盾があると判定した場合には(ステップS206肯定)、選択矛盾理由画像取得部103は、組合せ判定部102から通知されたリンク情報に基づいて、記憶部200から該当する選択矛盾理由画像データ202を取得する(ステップS207)。つづいて、選択矛盾理由画像表示部104は、選択矛盾理由画像取得部103が取得した選択矛盾理由画像データ202を、液晶タッチパネル420に表示する(ステップS208)。
また、ステップS204において記憶した機能選択が最初の機能選択であると判定した場合(ステップS204否定)、または、ステップS206において選択に矛盾がないと判定した場合(ステップS206否定)には、制御部100は、選択がなされたボタンの表示を、選択状態をあらわす表示(たとえば、ボタンが凹んだ表示)に変更するなどして、かかる機能選択状態をパネル表示する(ステップS209)。
この状態で、利用者がひきつづき機能設定の操作を続ける場合には(ステップS210否定)、ステップS201以降の処理を繰り返すことになり、利用者が機能設定の操作を完了する場合には(ステップS210肯定)、処理を終了する。
次に、選択矛盾理由画像データ202のバリエーションについて図10〜図12を用いて説明する。上述したように、本実施例の特徴部分である設定管理部は、選択矛盾を検出した際に、かかる選択矛盾の理由を説明した選択矛盾理由画像データ202を表示する点に特徴がある。図6においては、選択矛盾理由画像データ202が、図形のみを含む一つの静止画データである場合を示したが、この選択矛盾理由画像データ202に文字列を付加したり、動画データとしたりすることにより、利用者の理解をより促進することができる。
図10は、かかる選択矛盾理由画像データ202を、選択矛盾理由を説明する文字列および図形からなる一つの静止画データとした場合の選択矛盾理由画像例502を示したものである。このように、組合せが禁止される理由をあらわした文字列と、かかる理由を象徴的にあらわした図形とをあわせて表示することにより、利用者は、より容易に、かかる組合せが禁止される理由を理解することができる。
図11は、かかる選択矛盾理由画像データ202を、選択矛盾理由を段階的に説明した複数の静止画データ(511〜517)とした場合を示したものである。このように、組合せが禁止される理由を段階的に示した複数の選択矛盾理由画像データ202を並べて表示することにより、段階的に「出力した記録紙を開くことができない」という動作が示される。したがって、利用者は、より容易に、かかる組合せが禁止される理由を理解することができる。
図12は、かかる選択矛盾理由画像データ202を、選択矛盾理由を段階的に説明した動画(521〜524)とした場合を示したものである。同図に示した521〜524の画像データは、ポップアップウィンドウなどの所定の位置に、所定の間隔で次々と切り替えて表示される。このように、組合せが禁止される理由を動画(アニメーション)を用いて説明することにより、「出力した記録紙を開くことができない」という動作を、現実に近い動作として表現することができるので、利用者は、より容易に、かかる組合せが禁止される理由を理解することができる。なお、同図においては、説明の便宜上、4枚の静止画を切り替える場合について説明したが、当然に動画を構成する静止画の枚数は所定の枚数とすることができる。
上述した説明では、同一の選択項目群に属する選択項目(たとえば、図4の424a〜424d)の組合せ禁止関係についての例を用いたが、異なる選択項目群に属する選択項目間の組合せ禁止関係にも、当然に、本実施の形態の特徴部分である選定管理部の処理を適用することができる。
図13は、異なる選択項目群に属する選択項目間の組合せ禁止理由の表示例である。同図に示すように、入力モード421の電子原稿タブ421bを選択し、保存文書一覧として表示されたボタンの1つを選択するとともに、出力モード423の保存タブ423bを選択した場合、HDD18などに保存されたデータをさらに保存する動作を指定したこととなるため、かかる組合せは禁止される。このような異なる選択項目群に属する選択項目間に選択矛盾を検出すると、設定管理部は、選択矛盾理由画像例531をポップアップウィンドウなどの表示形式で表示する。
なお、図13においては、選択矛盾理由をあらわす文字列および図形からなる静止画データを表示する例を示したが、同一の選択項目群に属する選択項目の場合と同様に、選択矛盾理由をあらわす図形のみの静止画、複数の静止画、動画を表示することにより、利用者に、選択が禁止される理由を解りやすく示すことができる。
上述してきたように、本実施の形態では、複数の選択項目間の組合せ禁止関係を管理する組合せ管理テーブルと、複数の選択項目間の組合せ禁止関係を説明する選択矛盾理由画像データと、選択された選択項目を一時的に保持する選択項目保持データとを記憶部に保持し、複数の選択項目が選択された際に、組合せ管理テーブルを検索して組合せの可否を判定するとともに、禁止される組合せを検出した場合には、該当する選択矛盾理由画像データを表示するよう構成したので、動作設定の組合せ管理を効率良く実現することができるとともに、組合せ禁止理由を解りやすく示すことで、利用者の学習効果により操作性を高めることができる。
以上のように、本発明にかかる設定管理装置および画像形成装置は、各種装置における設定管理に有用であり、特に、動作設定の組合せ管理を効率良く実現し、利用者の学習効果により操作性を高めることが必要な場合に適している。
複合機をとりまくネットワーク環境を示すネットワーク図である。 複合機のハードウェアを説明するための説明図である。 複合機の操作パネルを説明するための説明図である。 液晶タッチパネルに表示されるメニュー例を説明するための説明図である。 機能の組合せを管理するテーブルの一例である。 選択矛盾理由画像の一例である。 本実施の形態に係る複合機の構成を示す機能ブロック図である。 本実施の形態に係る設定管理処理の処理手順を示すフローチャートである。 組合せ管理テーブルを多次元化した場合の処理手順を示すフローチャートである。 選択矛盾理由画像データが静止画である場合の表示例を示す図である。 選択矛盾理由画像データが複数の静止画である場合の表示例を示す図である。 選択矛盾理由画像データが動画である場合の表示例を示す図である。 異なる選択項目群に属する選択項目間の組合せ禁止理由の表示例を示す図である。
符号の説明
1 画像形成装置(複合機)
10 コントローラ
11 CPU
12 MEM−P
12a ROM
12b RAM
13 NB
14 SB
15 AGP
16 ASIC
17 MEM−C
18 HDD
20 キーボード
30 FCU
40 USB
50 IEEE1394
60 エンジン部(Engine)
100 制御部
101 選択項目取得部
102 組合せ判定部
103 選択矛盾理由画像取得部
104 選択矛盾理由画像表示部
200 記憶部
201 組合せ管理テーブル
202 選択矛盾理由画像データ
203 選択項目保持データ
300 画像形成部
400 操作部(操作パネル)
401 初期設定キー
402 コピーキー
403 コピーサーバーキー
404 プリンタキー
405 送信キー
406 テンキー
407 クリア/ストップキー
408 スタートキー
409 予熱キー
410 リセットキー
420 液晶タッチパネル
421 入力モード
421a 紙原稿タブ
421b 電子原稿タブ
422 入力モードエリア
423 出力モード
423a 印刷タブ
423b 保存タブ
423c 送信タブ
424 出力モードエリア
424a 左ステープルボタン
424b 上二つステープルボタン
424c 左パンチボタン
424d 上パンチボタン
501 選択矛盾理由画像例(静止画)
502 選択矛盾理由画像例(静止画とテキスト)
511 選択矛盾理由画像例(静止画)
512 選択矛盾理由画像例(静止画)
513 選択矛盾理由画像例(静止画)
514 選択矛盾理由画像例(静止画)
515 選択矛盾理由画像例(静止画)
516 選択矛盾理由画像例(静止画)
517 選択矛盾理由画像例(静止画)
521 選択矛盾理由画像例(動画)
522 選択矛盾理由画像例(動画)
523 選択矛盾理由画像例(動画)
524 選択矛盾理由画像例(動画)
531 選択矛盾理由画像例(静止画とテキスト)

Claims (9)

  1. 複数の異なる機能にそれぞれ対応する設定項目を表示し、利用者に選択された設定項目の組合せの適否を判定し、選択された設定項目間の選択矛盾の回避を指示する設定管理装置であって、
    複数の設定項目間の組合せ不可理由を示す選択矛盾理由情報を保持する選択矛盾理由保持手段と、
    複数の設定項目が選択された際に、前記選択矛盾理由保持手段から該当する前記選択矛盾理由情報を取得する選択矛盾理由取得手段と、
    前記選択矛盾理由取得手段が取得した前記選択矛盾理由情報を表示する選択矛盾理由表示手段と
    を備えたことを特徴とする設定管理装置。
  2. 前記選択矛盾理由保持手段は、前記設定項目を羅列した次元軸を複数有する多次元の組合せ管理テーブルを保持し、選択された設定項目および設定項目の選択順序により特定される前記組合せ管理テーブルの各要素に、前記選択矛盾理由情報または前記選択矛盾理由情報へのリンク情報をあらかじめ記憶しておくことを特徴とする請求項1に記載の設定管理装置。
  3. 前記選択矛盾理由保持手段は、前記組合せ管理テーブルとして、先に選択された設定項目と、後に選択された設定項目との組合せを管理する二次元のテーブルを保持することを特徴とする請求項2に記載の設定管理装置。
  4. 前記選択矛盾理由保持手段は、前記選択矛盾理由情報として、設定項目間の組合せ不可理由を説明する単数の静止画データを保持することを特徴とする請求項1、2または3に記載の設定管理装置。
  5. 前記選択矛盾理由保持手段は、前記選択矛盾理由情報として、設定項目間の組合せ不可理由を説明する複数の静止画データを保持し、前記選択矛盾理由表示手段は、該静止画データを並べて表示することを特徴とする請求項1、2または3に記載の設定管理装置。
  6. 前記選択矛盾理由保持手段は、前記選択矛盾理由情報として、設定項目間の組合せ不可理由を説明する動画データを保持することを特徴とする請求項1、2または3に記載の設定管理装置。
  7. 前記選択矛盾理由保持手段は、前記選択矛盾理由情報として、選択矛盾の理由の重要度に応じたランクをあらわす表示要素を含む画像データを保持することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の設定管理装置。
  8. 前記選択矛盾理由画像保持手段は、前記選択矛盾理由情報として、選択矛盾の理由をあらわす文字列データを含む画像データを保持することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の設定管理装置。
  9. 複数の異なる機能にそれぞれ対応する設定項目を表示し、利用者に選択された設定項目の組合せの適否を判定し、選択された設定項目間の選択矛盾の回避を指示する設定管理プログラムを制御ソフトウェアの一部として有する画像形成装置であって、
    前記操作管理プログラムは、
    複数の設定項目間の組合せ不可理由を示す選択矛盾理由情報を保持する選択矛盾理由保持手順と、
    複数の設定項目が選択された際に、前記選択矛盾理由保持手順から該当する前記選択矛盾理由情報を取得する選択矛盾理由取得手順と、
    前記選択矛盾理由取得手順が取得した前記選択矛盾理由情報を表示する選択矛盾理由表示手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする画像形成装置。
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