JP2006055303A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構造の集塵袋を使用し、集塵袋を交換する際に塵埃等がもれることのない集塵ケース枠体を備えた電気掃除機を提供する。
【解決手段】 前面にホース差込み口を有し内部に集塵室5や電動送風機が設けられた掃除機本体1と、前面に塵埃吸込み口22を有し後面が開口されて内部に集塵袋45が収納され、集塵室5に着脱可能にセットされるほぼ箱状の集塵ケース枠体20とを備え、集塵ケース枠体20の塵埃吸込み口22を開閉可能に覆う開閉蓋24を設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電気掃除機に係り、さらに詳しくは、集塵袋を交換する際に、塵埃吸込み口から塵埃等がこぼれるのを防止することができる集塵ケース枠体又は塵埃等を直接捕集する集塵ケース体を備えた電気掃除機に関するものである。
一般に、集塵袋による集塵形態の電気掃除機においては、集塵袋は通気性を有する紙等の濾材からなり塵埃等を捕集する袋状体(集塵袋)と、塵埃吸込み口を有し厚紙等で形成されて集塵袋に取付けられた支持板とからなっており、塵埃等が溜った集塵袋を掃除機本体から取り外してゴミ箱等へ移動するにあたっては、塵埃吸込み口から塵埃等がこぼれるのを防止するために、塵埃吸込み口を有する支持板を上に向けて持ち運ぶ配慮が必要であった。そして、交換の便利性や衛生上の面から、集塵袋が塵埃等により満杯になったときは、袋ごと廃棄していた。
このような問題を解決するために、集塵袋の吸込み口に塵埃がこぼれるのを防止する遮蔽板を設けたものがある。この遮蔽板は二つ折り構成とし、折り返し線を境に一方に設けられしかも開口部Aを配しかつ上方に摺動可能な摺動片と、他方に設けられかつ開口部Bを配した固定片と、前記開口部Aと開口部Bとの間に位置した遮蔽部とから成り、前記摺動片を支持板の前側に配しさらに塵埃吸込み口と開口部A、Bをほぼ合致させ、前記固定片の両側を前記支持板に固着し、さらに前記摺動片を上方に摺動したとき、前記支持板の塵埃吸込み口を前記遮蔽部で遮蔽するように構成したものである(例えば、特許文献1参照)。
また、上部及び後部が開放されてほぼ箱状に形成され、前壁のホース差込み口にホースの着脱又は吸込んだ風圧によって集塵袋方向に開閉するパッキン(逆止弁)が設けられたバスケットを有し、このバスケットに紙パック(集塵袋)を装着して掃除機本体の集塵室に収容し、紙パックが塵埃によって満杯になったときは集塵室からバスケットを取出してゴミ箱に運び、紙パックをゴミ箱に捨てるようにした電気掃除機がある(例えば、特許文献2参照)。
特許第2770738号公報(第6−7頁、図1−4) 特開2002−112933号公報(第3−5頁、図1、2、7)
従来技術1の電気掃除機においては、消耗品である集塵袋が複雑な構造のため、構成部品や製造工程が多くなって製造コストが増加して高価になり、最終的には購入者がこれを負担することになるため、好ましくない。
また、特許文献2に記載された電気掃除機は、バスケットの接続口にはゴム等の軟質材からなる逆止弁が設けられており、この逆止弁は接続口へのホースの挿入又はホースから吸込んだ風圧によって集塵袋方向に開放するようになっている。
周知のように、電気掃除機は掃除機本体にホースを接続している時間が圧倒的に長いため、ホースを接続することにより逆止弁を開放するような構造では逆止弁のゴム片に開放方向のクセがついてしまい、ホースを抜いても元の状態に戻りにくくなり、バスケットを掃除機本体から取外して集塵袋を捨てる際に逆止弁から塵埃がこぼれることがある。
また、集塵袋が塵埃等で満杯になるなどして交換するため、バスケットを掃除機本体の集塵室から取出す場合は、ホースがバスケットの塵埃吸込み口まで挿入されているため、その都度ホースを引抜かなければならず、きわめて面倒である。
一方、ホースから吸込んだ風圧によって逆止弁を開放する構造の場合は、風圧によって軟質材のゴム片を変形させるようになっているため、動作についての信頼性が低く、特に、吸込み力の弱い運転モードの場合に問題があった。つまり、吸引時に逆止弁は開くものの風圧が弱いために完全に開ききらず、風路内に逆止弁のゴム片がとどまって風の流れの抵抗となり、吸込力が低下するばかりでなく、風切り音を発生するという問題があった。さらに、風路内を流れる塵埃が逆止弁に引掛って堆積し、風路を狭くしたり塞いでしまうおそれがあった。
また、いずれの場合にも、集塵袋に塵埃等が満杯になって交換する場合、逆止弁のゴム片を外方に押し広げて塵埃等がもれてしまうおそれがあった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、簡単な構造の集塵袋が収納され、前面に設けた塵埃吸込み口を開閉する開閉蓋を備えた塵埃ケース枠体又は塵埃等を直接捕集する塵埃ケース体を掃除機本体の集塵室に着脱可能にセットすることにより、集塵等を捨てる際に塵埃等がこぼれることのない電気掃除機を提供することを目的としたものである。
また、上記の塵埃ケース枠体又は塵埃ケース体を、集塵室内の所定の位置に容易かつ確実にセットすることのできる電気掃除機を提供することを目的としたものである。
本発明に係る電気掃除機は、前面にホース差込み口を有し内部に集塵室や電動送風機が設けられた掃除機本体と、前面に塵埃吸込み口を有し後面が開口されて内部に集塵袋が収納され、前記集塵室に着脱可能にセットされるほぼ箱状の集塵ケース枠体とを備え、前記集塵ケース枠体の塵埃吸込み口を開閉可能に覆う開閉蓋を設けたものである。
本発明によれば、集塵袋を収納した集塵ケース枠体の塵埃吸込み口に開閉可能に開閉蓋を設けたので、集塵袋を交換する際に塵埃等がこぼれることがなく、また、消耗品である集塵袋を簡単な構造にできてコストを低減できるため、使用者の負担を軽減することができる。
[実施の形態1]
図1は一部を省略しかつ一部を分解した本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の斜視図、図2は図1の掃除機本体の集塵室に塵埃ケース枠体をセットした状態を示す縦断面図である。
掃除機本体1の本体ケース2の上部開口部3には上蓋4が開閉自在に設けられており、上部開口部3内には集塵室5が形成され、その後部側にはフィルタ6を介して電動送風機(図示せず)が設置されている。また、本体ケース2の前面側にはホース差込み口7が開口している。
本体ケース2の上面の上蓋4の後部側にはハンドル8が設けられており、本体ケース2の後部両側には後輪9が設けられている。なお、本体ケース2の底部の前面側には、回動自在の前輪9aが設けられている。
50はホースユニットを構成するホースで、一端に設けたホース接続部51が掃除機本体1のホース差込み口7に着脱自在に接続される。なお、図示してないが、ホース50の他端には操作部を有する握り部が接続されており、握り部の他端には着脱自在に延長管が接続され、さらに延長管の先端部には床ブラシ(又は吸込みノズル)が着脱自在に接続されてホースユニットを構成している。
20は集塵室5とほぼ同じ外形に形成されて集塵室5内に挿脱自在にセットされる箱状の集塵ケース枠体で、前面板21には掃除機本体1のホース差込み口7に連通する塵埃吸込み口22が開口しており、後部側の上面には起伏可能なハンドル23が設けられている。なお、この集塵ケース枠体20の後面は開口されているが、例えばフィルタ20aを着脱又は回動自在に取付けてもよい。
24は集塵ケース枠体20の前面板21に着脱自在に装着されて、塵埃吸込み口22を閉塞する金属や硬質樹脂等からなる開閉蓋を構成する円形板状の蓋体で、その前面側にはつまみ25が設けられており、また、例えば両側縁には係止爪26が設けられて、塵埃吸込み口22又はその近傍に設けた係止部(図示せず)に係止して保持されるようになっている。なお、この開閉蓋の構造はこれに限定するものではなく、例えばバヨネット機構とし、あるいは蓋体24の背面に塵埃吸込み口22の内径とほぼ等しい外径の円筒部を設けて塵埃吸込み口22に着脱自在に嵌合するなど、他の構造にしてもよい。
45は集塵ケース枠体20内に収納され、ホースユニットにより吸引された塵埃を捕集する集塵袋で、平面ほぼ楕円形状に形成されており、前面側に設けた例えば厚紙からなる支持板46には、集塵ケース枠体20の塵埃吸込み口22に連通する連通穴47が設けられている。
次に、上記のように構成した本実施の形態の作用について説明する。
先ず、蓋体24を外した集塵ケース枠体20内に集塵袋45を収納する。このとき、集塵袋45は塵埃ケース枠体20に設けた係止手段(図示せず)によって保持され、連通穴47が塵埃ケース枠体20の塵埃吸込み口22と整合する。
ついで、掃除機本体1の上蓋4を開放して、図2に示すように集塵室5内に集塵ケース枠体20をセットし、上蓋4を閉じてロックする。このとき、掃除機本体1のホース差込み口7、集塵ケース枠体20の塵埃吸込み口22及び集塵袋40の連通穴47が同一線上に位置し、連通する。
この状態で掃除機本体1のホース差込み口7にホース50の接続部51を接続する。このとき、接続部51の先端部は、ホース差込み口7の集塵室5側の端部近傍に位置し、集塵ケース枠体20の塵埃吸込み口22及び集塵袋45の連通穴47には挿入されない。
ついで、掃除機本体1に設けたコード(図示せず)を電源に接続し、ホースユニットの握り部に設けた電源スイッチをONして電動送風機を駆動し、ホースユニットの先端部に設けた床ブラシ(又は、吸込みノズル)を床面などに当接して移動させる。これにより、床面などの塵埃等が吸引され、ホースユニットを経て集塵袋45内に送られて捕集され、これから分離した空気は電動送風機のモーターを冷却したのち、本体ケース2の背面に設けた排気口(図示せず)から排出される。
集塵袋45が捕集した塵埃等により満杯になるなどして交換する場合は、使用者はロックを解除して上蓋4を開放し、ハンドル23を持って集塵ケース枠体20を集塵室5から引き上げ、その塵埃吸込み口22に蓋体24を取付けて閉塞する。そして、塵埃ケース枠体20をゴミ箱等まで運び、後部開口部をゴミ箱等の上に向ければ(後部開口部にフィルタ27等を取付けてある場合は、これを外したのち)、集塵袋45は自重によりゴミ箱等の中に落下し、捨てることができる。この場合、集塵ケース枠体20の塵埃吸込み口22には蓋体24が装着されているので、塵埃吸込み口22から塵埃等がこぼれることはない。
古い集塵袋45を捨てたのち、新しい集塵袋45を集塵ケース枠体20内に収納し、蓋体24を外して再び集塵室5内にセットする。
上記のように構成した本実施の形態においては、集塵袋45を収納した集塵ケース枠体20の集塵吸込み口22は、硬質材からなる開閉蓋24によって確実に閉塞されているので、集塵室3から取出す際やゴミ箱まで運ぶ際に、集塵袋45が満杯であっても塵埃等がこぼれることがなく、清潔に保持することができる。また、消耗品である集塵袋45はきわめて簡単な構造なので製造コストを低減することができ、使用者に安価で提供することができる。
さらに、ホース50の接続部51は、塵埃ケース枠体20の塵埃吸込み口22には挿入されないので、集塵袋45が塵埃等で満杯になるなどして交換する場合は、その都度ホース50を取外すことなく、接続したままの状態で塵埃ケース枠体20を着脱できるので、操作が簡単で手間がかからず、便利である。
[実施の形態2]
図3は本発明の実施の形態2に係る電気掃除機の集塵ケース枠体の正面図である。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態は、金属や硬質樹脂からなる円形板状の開閉蓋を構成する蓋体24の一方の側に例えば舌片27を設け、この舌片27を利用して集塵ケース枠体20の前面板21に、軸28により蓋体24を回動可能に軸支したものである。
このように構成した集塵ケース枠体20の内部に集塵袋45を収納し、掃除機本体1の集塵室5内にセットするときは、つまみ25を持って開閉蓋24を軸28を中心に矢印a方向に回動し、破線で示す位置に保持して塵埃吸込み口22を開放する。
また、塵埃等が満杯になるなどして集塵袋45を交換する場合は、ハンドル23を持って集塵アース枠体20を集塵室5から取出し、つまみ25を持って蓋体24を矢印b方向に回動し、集塵吸込み口22を閉塞する。なお、図示してないが、蓋体24で塵埃吸込み口22を閉塞した際や開放した際に、蓋体24をその位置に保持するために、前面板21に係止部あるいはストッパなどを設けてもよい。
本実施の形態の作用、効果は実施の形態1の場合とほぼ同様であるが、さらに、本実施の形態においては、蓋体24を軸28により集塵ケース枠体20に回動可能に軸支したので、紛失するおそれがない。
[実施の形態3]
図4は本発明の実施の形態3に係る電気掃除機の集塵ケース枠体の正面図、図5は実施の形態3の掃除機本体の上蓋を開放しかつ後輪を省略した状態を示す斜視図である。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。
29a,29bは溝30を有し、塵埃吸込み口22の両側において溝30を対向させて前面板21に取付けた断面コ字状のガイド部である。
31は両縁部がガイド部29a,29bの溝30内に上下方向に摺動自在に挿入された開閉蓋を構成する板状の蓋体で、前面の下部には係止部32が突設されている。33a,33bはガイド部29a,29bの溝30内において、溝30の底部と蓋体31の下端部との間に介装された付勢手段である圧縮ばねで、蓋体31を常時塵埃吸込み口22を閉塞する方向に付勢している。
上記のように構成した本実施の形態において、蓋体31により塵埃吸込み口22が閉塞され、内部に集塵袋45が収納された集塵ケース枠体20を、掃除機本体1の集塵室5に上方から挿入すると、図5に示すように、蓋体31に設けた係止部32が集塵室5の前面側(本体ケース2の前面板の内側)に設けた段部10に係止する。引き続き集塵ケース枠体20を下降させると蓋体31はその位置に保持され、集塵ケース枠体20は圧縮ばね33a,33bに抗して下降し、塵埃吸込み口22が開放されてホース差込み口7と整合し、連通する。
集塵袋45が塵埃等で満杯になるなどして交換するため、集塵ケース枠体20を引き上げて蓋体31の係止突部32が段部10から外れると、蓋体31は圧縮ばね33a,33bに付勢されて下降し、集塵ケース枠体20を集塵室5から取出したときは、塵埃吸込み口22は蓋体31により自動的に閉塞される。
本実施の形態においても実施の形態1、2と同様の効果が得られるが、さらに、蓋体31は集塵室5への集塵ケース枠体20の出し入れに伴って塵埃吸込み口22を自動的に開閉するので、きわめて便利である。
[実施の形態4]
図6は本発明の実施の形態4に係る電気掃除機の集塵ケース枠体の正面図、図7は図6の要部の斜視図である。
35は金属や硬質樹脂からなり、上部の中心線上に設けた舌片36により、軸37によって前面板21に回転自在に軸支された開閉蓋を構成する蓋体で、表面の中心部よりやや下方から一方の側には、下方に傾斜(図の右下り)して突出した第1の摺接リブ38が設けられており、その下面には当り面39が形成されている。また、中心部よりやや一方の側(図の左側)に偏った上下方向には、第1の摺接リブ38の端部に当接し、かつ第1の摺接リブ38より低い第2の摺接リブ40が設けられており、その一方の側面(図の左側)には当り面41が形成されている。
なお、図7において10は集塵室5の前面側に設けた段部(図9、10参照)、11は蓋体35が塵埃吸込み口22を閉じた状態において、第1の摺接リブ38の当り面39の先端部(下端部)近傍に当接する位置において、段部10の上面に設けた開閉補助リブである。
次に、上記のように構成した本実施の形態の作用を説明する。
先ず、集塵袋45が収納された集塵ケース枠体20を、掃除機本体1の集塵室5上に位置させる。このとき、蓋体35は、図6に示すように、自重により垂下して塵埃吸込み口22を閉じている。
集塵ケース枠体20を集塵室5に挿入して下降させると、図8(a)に示すように、蓋体35に設けた第1の摺接リブ38の当り面39の先端部が開閉補助リブ11に当接する。
さらに集塵ケース枠体20を下降させると、図8(b)に示すように、第1の摺接リプ38の当り面39が、開閉補助リブ11上を滑りながら蓋体35を軸37を中心に矢印方向に回転させる。ついで、図8(c)に示すように、第1の摺接リブ38の当り面39が開閉補助リブ11から外れると共に、第2の摺接リブ40の先端部が段部10の上面に当接する。このとき、第2の摺接リブ40は第1の摺接リブ38より低いので、開閉補助リブ11には当接しない。このときの状態を図9(一方の後輪9は省略してある)に示す。
そして、第2の摺接リブ37が段部10に当って滑りながらさらに蓋体35を矢印方向に回転させ、集塵ケース枠体20が所定の位置にセットされると、図8(d)に示すように、第2の摺接リブ40が水平になってその当り面41が段部10の上面に当接し、塵埃吸込み口22は完全に開放されて、ホース差込み口7と連通する。このときの状態を図10(後輪9は省略してある)に示す。
集塵袋45が塵埃等により満杯になるなどして交換する場合は、ハンドル23を持って集塵ケース枠体20を引き上げれば、蓋体35は自重により軸37を中心に回転して図6の状態に戻り、塵埃吸込み口22は自動的に閉塞される。
本実施の形態によれば、実施の形態1〜3の場合と同様な効果が得られるが、さらに、集塵ケース枠体20を集塵室5にセットし又は取出すことにより、塵埃吸込み口22は蓋体35により自動的かつ確実に開閉されるので、使い勝手のよい電気掃除機を得ることができる。なお、蓋体35の上部(例えば舌片36)と前面板21(又は軸37)との間に、蓋体35を図8(b)の反矢印方向に付勢するばねを設けると共に、塵埃吸込み口22の近傍にストッパを設ければ、集塵ケース枠体20を集塵室5から取出した際に、蓋体35は自重とばねの付勢力により、より早く塵埃吸込み口22を閉じてその位置に確実に保持することができ、また、ゴミ箱等へ持ち運ぶ際に、集塵ケース枠体20を傾けたりしても、蓋体35が回転して塵埃吸込み口22を開放することがない。
[実施の形態5]
本実施の形態は、集塵ケース枠体20内に集塵袋45を収納せず、集塵ケース枠体20内に塵埃等を直接捕集するようにしたものである。この場合、後部開口部には紙等の濾材からなり塵埃等を捕集する材料、あるいはフィルタなど(以下、これらをフィルタ等という)により、着脱又は回動可能に閉塞することが必要である(以下、集塵袋45を収納せず、後部開口部をフィルタ等で開閉可能に閉塞した集塵ケース枠体を、他と区別するために、集塵ケース体という)。なお、集塵ケース体の前面に設けた塵埃吸込み口には、実施の形態1〜4のいずれかの閉塞蓋が設けられる。
本実施の形態の作用は実施の形態1〜4の場合とほぼ同様であるが、集塵ケース体内に塵埃等が溜ったときは、集塵室5から取出してゴミ箱等まで運び、後部開口部に設けたフィルタ等を取外し、又は回動して後部開口部を開放して下に向ければ、塵埃等を容易に廃棄することができる。
また、本実施の形態の効果も実施の形態1〜4の場合とほぼ同様であるが、集塵袋45を使用しないので操作が簡単であり、その上使用者の負担を軽減することができる。
[実施の形態6]
図11は本発明の実施の形態6に係る電気掃除機の要部の断面図、図12は図11の要部の拡大図である。なお、実施の形態1〜4と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。
34は集塵ケース枠体20の前面板21の塵埃吸込み口22の上方において、一方の側に偏って突設された係止突部で、先端部の上下面は斜めに切除され(又は円弧状に形成され)ている。
12は断面ほぼL字状の係止部材で、上下方向の中間部よりやや下方まで両側に側壁13を有し、また、前面側(集塵室5側)には下方が高くなるように傾斜した断面ほぼ三角形状の傾斜面14が設けられて、その下端部には係止部15が形成されている。この係止部材12はそのほぼ中央部が軸16により本体ケース2に回動自在に軸支されており、この軸支部の下方において、本体ケース2と係止部材12との間に付勢手段であるばね17が介装され、係止部材12を軸16を中心に矢印a方向に付勢している。
上記のように構成した本実施の形態において、集塵ケース枠体20を集塵室5にセットしない状態においては、係止部材12は図12に示すように、ばね17に付勢されて矢印a方向に回動しており、この状態では、上蓋4は係止部材12が干渉して閉じることができないので、集塵ケース枠体20のセットを忘れた状態で上蓋4を閉じるのを防止することができる。
集塵袋45が収納された集塵ケース枠体20を集塵室5内に挿入すると、図13に示すように、係止突部34が係止部材12の傾斜面14に当り、下降するにしたがって係止部材12を軸16を中心に矢印b方向に回動させる。
そして、集塵ケース枠体20が集塵室5の所定の位置にセットされると同時に、図14に示すように、係止突部34は傾斜面14を乗り越えて係止部15に係止し、集塵ケース枠体20をロックする。このとき、係止突部34が傾斜面14を乗り越えると、係止部材12はばね17に付勢されて急激に矢印a方向に回転し、係止突部34に激しく当って大きな音を発する。
集塵ケース枠体20が集塵室5内の所定の位置にセットされると、係止部材12は、図14に示すようにほぼ垂直状態になるので、上蓋4はなんら干渉されることなく閉じることができる。
集塵袋45が塵埃等で満杯になるなどして交換する場合は、ハンドル23を持って集塵ケース枠体20を上方に引上げればよい。これにより、係止突部34の先端部上面が斜めに切除されているため、係止突部34が係止部材12を矢印b方向に押圧して係止部15から離脱するので、容易に取出すことができる。集塵ケース枠体20を取出すと、係止部材12は図12の状態に戻るので、上蓋4を閉じることはできない。
本実施の形態においては、集塵袋45が収納された塵埃ケース枠体20を集塵室5内にセットすると、係止部材12により自動的にロックされるので、特別にロックのための操作を行う必要がない。また、集塵ケース枠体20が所定の位置にセットされると大きな音が発生するので、使用者は集塵ケース枠体20が確実にセットされたことを耳で確認することができ、このため、使用者が集塵ケース枠体20の挿入を途中で止めてしまい、誤った位置にセットするようなことがない。
さらに、これによりホース差込み口7と集塵ケース枠体20の塵埃吸込み口22が段差なく連通するので、ホース差込み口7に塵埃等が溜ることがない。
また、集塵室5に集塵ケース枠体20をセットしないと、係止部材12が干渉して上蓋4を閉じることができないので、集塵袋45をセットしないで掃除を開始するのを防止することができる。
上記の説明では、内部に集塵袋45を収納した集塵ケース枠体20を集塵室5内にセットする場合について述べたが、集塵袋45を使用しない集塵ケース体(実施の形態5)を集塵室5内にセットする場合の作用も、上記の場合と同様である。
一部を省略しかつ一部を分解した本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の斜視図である。 図1の掃除機本体の集塵室に集塵ケース枠体をセットした状態を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態2に係る電気掃除機の集塵ケース枠体の正面図である。 本発明の実施の形態3に係る電気掃除機の集塵ケース枠体の正面図である。 実施の形態3の掃除機本体の上蓋を開放しかつ後輪を省略した状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態4に係る電気掃除機の集塵ケース枠体の正面図である。 図6の要部の斜視図である。 実施の形態4の作用説明図である。 実施の形態4の掃除機本体の上蓋を開放しかつ一方の後輪を省略した状態を示す正面図である。 実施の形態4の掃除機本体の上蓋を開放しかつ後輪を省略した状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態6に係る掃除機本体の上蓋を開放した状態を示す要部断面図である。 実施の形態6の作用説明図である。 実施の形態6の作用説明図である。 実施の形態6の作用説明図である。
符号の説明
1 掃除機本体、2 外ケース、4 上蓋、5 集塵室、7 ホース差込み口、10 段部、11 開閉補助リブ、12 係止部材、14 傾斜面、15 係止部、17 ばね、20 集塵ケース枠体、22 塵埃吸込み口、23 ハンドル、24 蓋体、25 つまみ、29a,29b ガイド部、31 蓋体、32 係止部、34 係止突部、35 蓋体、38 第1の摺接リブ、40 第2の摺接リブ、45 集塵袋、47 連通穴、50 ホース、51 接続部。

Claims (8)

  1. 前面にホース差込み口を有し内部に集塵室や電動送風機が設けられた掃除機本体と、前面に塵埃吸込み口を有し後面が開口されて内部に集塵袋が収納され、前記集塵室に着脱可能にセットされるほぼ箱状の集塵ケース枠体とを備え、
    前記集塵ケース枠体の塵埃吸込み口を開閉可能に覆う開閉蓋を設けたことを特徴とする電気掃除機。
  2. 前記集塵ケース枠体に代えて、前面に塵埃吸込み口を有し後面開口部にフィルタ等が開閉可能に設けられて塵埃等を直接捕集するほぼ箱状の集塵ケース体を備えたことを特徴とする請求項1記載の電気掃除機。
  3. 前記開閉蓋を、硬質材からなる蓋体で形成し、前記塵埃吸込み口に着脱又は回動可能に装着したことを特徴とする請求項1又は2記載の電気掃除機。
  4. 前記開閉蓋を、前記集塵ケース枠体又は集塵ケース体を前記集塵室にセットしたときは前記掃除機本体に規制されて前記塵埃吸込み口を開放し、集塵室から取出したときは自動的に前記塵埃吸込み口を閉じるように構成したことを特徴とする請求項1又は2記載の電気掃除機。
  5. 前記開閉蓋を、前面下部に前記掃除機本体によって規制される係止部が突設され、前記塵埃吸込み口の両側に設けたガイド部に沿って上下に摺動する板状の蓋体と、該蓋体を常時下方に付勢する付勢手段とによって構成したことを特徴とする請求項4記載の電気掃除機。
  6. 前記開閉蓋を、円形板状に形成され、前面側の中心部近傍から下方に傾斜して突設され前記掃除機本体の開閉補助リブによって規制される第1の摺接リブと、ほぼ中心部の上下方向に突設された前記第1の摺接リブより低く前記掃除機本体の段部によって規制される第2の摺接リブとが設けられ、上部が前記塵埃吸込み口の上方において前記集塵ケース枠体の前面板に回動自在に取付けられた蓋体によって構成したことを特徴とする請求項4記載の電気掃除機。
  7. 前記開閉蓋の蓋体に、該蓋体を前記塵埃吸込み口を閉じる方向に付勢する付勢手段を設けたことを特徴とする請求項4又は6記載の電気掃除機。
  8. 前記掃除機本体の集塵室の前面側に、上下方向のほぼ中央部が前記掃除機本体に回動自在に軸止され、前記集塵室側の面に下方が高く下端部に係止部が形成された傾斜面を有し、前記軸止部の下方に前記集塵室側に付勢する付勢手段が介装された係止部材を設けると共に、前記請求項1〜7のいずれかの集塵ケース枠体又は集塵ケース体の前面板に前記係止部材に対応して係止突部を設けたことを特徴とする電気掃除機。
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