JP4915283B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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Description

本発明は、集塵袋の内壁に塵埃が付着することによる吸引力の低下を防止できる電気掃除機に関するものである。
従来のこの種の電気掃除機として、前部に塵埃を集塵する集塵袋を収納した集塵室を配し、後部に吸引風を発する電動送風機を配した掃除機本体と、前記集塵袋の内壁に付着した塵埃を叩き落す除塵体と、前記電動送風機に電力を供給する電源コードを巻き取り収納すると共に周壁に複数の突起リブを有するコードリールと、コードリールを回転自在に支持する隔壁体と、本体の底部に回動自在に設けられ、一端が、除塵体の下端に連結され、他端にコードリールの突起リブに摺接する当接部を有する加振アーム体を備えたものがある。また、隔壁体の下部の加振アーム体側の一部に切り欠きが設けられ、その切り欠きに加振アーム体の一部が臨むと共に、その切り欠きは、本体の底面から一体的に立設された壁で覆われ、電動送風機の排気風が、コードリール側に侵入しないようにしている。
以上のように構成された従来の電気掃除機の動作は、以下の通りである。
使用者が、電気掃除機を使用開始するに当たり、電源コードを掃除機本体より引き出そうとすると、それに伴いコードリールが回転し、コードリールの突起リブ上を摺動する加振アーム体の当接部が揺動し、それにより加振アーム体の一端に連結された除塵体が回動して集塵袋に振動を加えて、集塵袋の内壁に付着した塵埃を落とすようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006―141597号公報
一般に、コードリールを内蔵した電気掃除機においては、コードリールの掃除機本体への組み込みを容易にするために、コードリールとそれを回転支持する隔壁体は、ユニット部品になっており、掃除機本体に組み込むときは、ユニット部品ごと掃除機本体に挿入するようになっている。このため、従来の電気掃除機の構成では、組み立て時に挿入される隔壁の切り欠きを、掃除機本体の底面から立設した壁で隙間無く覆うことは極めて困難であった。その結果、電動送風機からのカーボン粉などを含む排気の一部が、切り欠きと壁との間の隙間からコードリール側に侵入し、加振アーム体の当接部と、コードリールの突起リブとの摺動動作を不安定にしたり、コードリールの接点部分での電気的接触が不安定になるなどの課題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、電動送風機からの排気の一部がコードリール側に侵入するのを確実に防止し、常に安定した集塵袋の除塵性能が得られる電気掃除機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の電気掃除機は、吸引風を発する電動送風機を収納した電動送風機室と、電源コードを巻き取り収納すると共に隔壁体に回転自在に軸支されたコードリールと、塵埃を捕集する集塵袋を収納する集塵室と、少なくとも前記電源コードの引き出し時に回転する前記コードリールに連動して回動する回動レバーと、前記回動レバーの回動動作に連動して前記集塵袋に振動を加える振動板と、前記隔壁体に形成され前記回動レバーの少なくとも一部が臨む窓部と、前記隔壁体に爪嵌合されると共に前記窓部を覆うカバー体とを備えたもので、カバー体を隔壁体の形状に合わせて成型できるので、カバー体と隔壁体との隙間を小さくして、電動送風機の排気風がコードリール側に侵入するのを確実に防止できるので、回動レバーの回動動作やそれに連動する除塵動作を常に良好な状態に保つことができる。
本発明の電気掃除機は、電動送風機からの排気の一部がコードリール側に侵入するのを確実に防止し、常に安定した集塵袋の除塵性能が得られるものである。
第1の発明は、吸引風を発する電動送風機を収納した電動送風機室と、電源コードを巻き取り収納すると共に隔壁体に回転自在に軸支されたコードリールと、塵埃を捕集する集塵袋を収納する集塵室と、少なくとも前記電源コードの引き出し時に回転する前記コードリールに連動して回動する回動レバーと、前記回動レバーの回動動作に連動して前記集塵袋に振動を加える振動板と、前記隔壁体に形成され前記回動レバーの少なくとも一部が臨む窓部と、前記隔壁体に爪嵌合されると共に前記窓部を覆うカバー体とを備えたもので、カバー体を隔壁体の形状に合わせて成型できるので、カバー体と隔壁体との隙間を小さくして、電動送風機の排気風がコードリール側に侵入するのを確実に防止できるので、回動レバーの回動動作やそれに連動する除塵動作を常に良好な状態に保つことができる。
第2の発明は、特に、第1の発明のカバー体に回動レバーを回動自在に軸支できるようにしたもので、カバー体に回動レバーを軸支する軸支部を設けるなどして、予め回動レバーをカバー体に軸支しておけば、カバー体を隔壁体に爪嵌合するだけで、回動レバーの隔壁体への組み込みが瞬時にできて、組み立てが容易になる。
第3の発明は、特に、第1又は第2の発明の回動レバーの回動動作に連動して振動板を駆動する摺動レバーと、前記摺動レバーの傾きを規制する傾き防止リブを設けたもので、摺動レバーの摺動動作により、振動板を確実に駆動して集塵袋の除塵ができると共に、傾き防止リブにより摺動レバーの摺動動作が安定するので、集塵袋の除塵性能も安定する。
第4の発明は、特に、第1又は第2の発明の回動レバーの回動動作に連動して摺動し振動板を駆動する摺動レバーと、前記回動レバーを、前記摺動レバーが振動板側に摺動するように回動付勢する当接バネを備え、前記当接バネを保持するバネ受け部をカバー体に形成したもので、回動レバー、当接バネ及びカバー体を容易にユニット化することができるので、除塵関連部品の隔壁体への組み込みが瞬時にでき、組み立てが容易になる。
第5の発明は、特に、第1又は第2の発明の電動送風機室と集塵室とを仕切ると共に開口部を有する仕切壁と、一端が回動レバーに係合すると共に前記回動レバーの回動動作に連動して摺動する摺動レバーと、前記摺動レバーの他端を覆うと共に前記摺動レバーの摺動動作に連動して振動板を打撃する覆部材とを備え、前記覆部材を前記開口部に嵌着すると共に、カバー体に前記覆部材の抜け防止用の押さえ部を形成したもので、カバー体を隔壁体に爪嵌合するだけで、余分な部品を使うことなく、覆部材の抜け防止が図られると共に、開口部での空気漏れを確実に防止できるので、吸引力が低下することも無い。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
本発明の第1の実施の形態について、図1〜図12を用いて説明する。
図1〜12において、掃除機本体1は、手元ハンドル2とホース継ぎ手3付きのホース4とを介して延長管5を連結し、延長管5に取り付けられ塵埃を吸引する吸込具6に連通している。また、掃除機本体1は、前方底面にキャスター7を、後方側面に一対のローラー8を回動自在に備えている。
この掃除機本体1は、下ケース9と上ケース10とで外郭を構成し、上ケース10には持ち運び時に握る把手部11を備えている。この掃除機本体1の後方側に電動送風機12が配設されており、電動送風機12は、吸引風を発するもので、前方を防振ゴム前13で支持し、後方を防振ゴム後ろ14を介してモーターケース15とモーターカバー16により支持されており、下ケース9に装着し固定するようになっている。
掃除機本体1の前方側には、集塵室17が形成され、集塵室17上方には、この集塵室17を開閉自在に閉鎖する集塵蓋18が設けられており、この集塵室17内には塵埃を捕集する集塵袋19が着脱自在に具備されている。
また、集塵蓋18には隙間用ノズル等のアタッチメントを収納する収納部20を設け、収納部20を覆う格納蓋21が開閉自在に軸支されている。
電動送風機12を収納する電動送風機室22と集塵室17を仕切る仕切壁23は、下ケース9に設けられており、この仕切壁23の上方にはパッキン24が設けられており、パッキン24にて集塵室17内の空気タイトを行い気密性を確保している。
電動送風機12前方の仕切壁23には連通口25が設けられており、電動送風機12と、集塵室17とが連通するようになっている。
仕切壁23と集塵袋19との間には、集塵袋19を叩いて振動を与える振動板26を備えた除塵手段27が設けられている。
電動送風機室22側には、電動送風機12に電力を供給する電源コード28を巻き取り収納するコードリール29を備えたコード巻取り装置30が配設されており、電源コード28の引き出し時、もしくは、収納動作させることより、前記コードリール29も回転する構成となっている。
コードリール29には、略円周状のリブ体31が形成されており、このリブ体31は、コードリール29に形成された複数の突起リブ32のそれぞれの両端とつながった形状で、コードリール29の外周の内側に配設されている。
コード巻取り装置30のコードリール29は、隔壁体33に回転自在に軸支されており、この隔壁体33には、コードリール29の回転を制止および解放させるブレーキレバー34が回動自在に軸支されている。
ブレーキレバー34と隔壁体33により隔てられた反対側のコードリール29近傍に、ブレーキレバー34とほぼ同じ高さで回動軸を形成した回動レバー35を回動自在に軸支している。回動レバー35には、コードリール29に形成した突起リブ32と当接する当接部36を略円弧状に形成して設け、振動板26に振動を加える摺動レバー37を摺動させる摺動操作部38と、突起リブ32との当接を解除する当接解除部39を形成している。
図4に示すように、隔壁体33には、窓部40が開口し、回動レバー35の当接部36は、この窓部40に臨むと共に、窓部40を通して、突起リブ32に当接するようになっている。
当接部36には、突起リブ32との接触による磨耗を防止する磨耗防止体41をビス等の金属材で設けている。
ブレーキレバー34の上方には、電源コード28を巻き取る時に操作する操作部43を備え、操作部43には、ブレーキレバー34と連動し、コードリール29の回転制止を解除するブレーキ解除部44を形成し、操作部バネ45により掃除機本体1上方に付勢して設けられている。さらに、操作部43外周の一部には、当接解除部39を操作可能にする解除リブ46を形成している。
また、解除リブ46と当接解除部39との距離は、ブレーキ解除部44とブレーキレバー34との距離より近い位置で構成している。
摺動レバー37は、一端に回動レバー35に設けた摺動操作部38に係合する係合部47を、摺動操作部38を動作方向の前後で挟む形状で形成し、他端に振動板26に振動を加える振動伝達部48を形成している。
仕切壁23には摺動レバー37を通す開口部49を設け、摺動レバー37の振動伝達部48を覆い、且つ振動伝達部48と圧入固定する圧入固定部50を形成した覆部材51を前記開口部49に嵌着し、保持固定している。
覆部材51は、外周にフランジ状の凸部52を形成すると共に、圧入固定部50の肉厚を周辺の肉厚より厚くして、ゴム等の軟質材で形成している。
隔壁体33には、摺動レバー37の動作時の傾きを防止する傾き防止リブ53を形成し、窓部40、回動レバー35及び摺動レバー37を覆うカバー体54を保持固定している。カバー体54には、複数の爪54aが形成され、一方隔壁体33には、爪54aに嵌合する穴(図示せず)が設けられ、カバー体54を隔壁体33に容易に爪嵌合で、着脱自在に固定できるようになっている。
カバー体54は、隔壁体33と同様に回動レバー35を回動自在に軸支する軸受け部54bと、回動レバー35を、当接部36がリブ体31又は突起リブ32に当接する方向、すなわち摺動レバー37が振動板26側に摺動するように回動付勢する当接バネ42を保持するバネ受け部54cを形成している。
カバー体54にはさらに、覆部材51の開口部49からの外れ防止用の押さえ部として、覆部材51を仕切壁23との間で挟持する挟持部55が形成されている。さらに、カバー体54は上ケース10に形成した保持リブ56で囲まれている。
一方、集塵室17内の仕切壁23に設けた連通口25の前に振動板26を軸支した保持枠57を設け、下ケース9に設けた挿入部58に着脱自在にセットされている。振動板26の回動軸59は保持枠57の略中央高さ位置に軸支している。
振動板26には、摺動レバー37からの振動を受ける振動板動作部60を設け、振動板動作部60の略鉛直線上に振動板26を仕切壁23側に付勢する振動板バネ61を保持枠57との間に備えている。
回動レバー35に形成した当接部36と、摺動レバー37と、振動板26に形成した振動板動作部60は、略一直線上に配置している。
保持枠57には、覆部材51及び振動板動作部60を覆う囲い部62を設け、保持枠57上端に振動板26の可動範囲を規制する規制体63を形成し、振動板動作部60の可動範囲を、摺動レバー37の可動範囲より狭くしている。
振動板26の、集塵袋19に振動を加え除塵する除塵部64を振動板26の上端に複数個形成し、面当たりするように幅広い面を設けている。また、除塵部64は集塵袋19に振動を加える時は、保持枠57より、外側に突出するところまで動作する。回動レバー35及び摺動レバー37の周期的な動作により振動板26の除塵部64は、保持枠57から突出する位置と規制体63の間を周期的に揺動する。
振動板26または、保持枠57には取り外し時に指等を引っ掛けることができる引掛け部65を格子状にして形成している。
以上のように構成された電気掃除機について、以下その動作、作用を説明する。
電源コード28の引き出し時、コードリール29に形成された突起リブ32も回動し、当接部36が突起リブ32に乗り上げると、回動レバー35が回動して、摺動操作部38が移動し、摺動操作部38が摺動レバー37の係合部47を押して摺動レバー37が掃除機本体1後方へ摺動する。摺動した振動伝達部48と共に覆部材51の圧入固定部50も後方へ移動し、振動板26は振動板動作部60への覆部材51の押圧力がなくなる為、振動バネ61の付勢力により後方へ傾く。
当接部36が突起リブ32を乗り越すと衝撃力を持って回動レバー35が回動し、元の位置に戻るため、摺動レバー37が、連動する覆部材51と共に前方に素早く摺動し、覆部材51が振動板26の振動板動作部60を打撃する。すると、振動板26は、集塵袋19の方へ衝撃力を持って移動し、集塵袋19に大きな振動を加えることができるので、集塵袋19の内部に付着し堆積した塵埃を効率的に除塵でき、吸引風の低下を減少させて集塵性能を向上できる。
以上のように、本実施の形態によれば、窓部40を覆うカバー体54を隔壁体33の形状に合わせて成型できるので、カバー体54と隔壁体33との隙間を小さくして、窓部40から電動送風機12の排気風や塵埃がコードリール29内に侵入するのを確実に防止し、回動レバー35の回動動作やそれに連動する除塵動作を常に良好な状態に保つことができる。
また、カバー体54にも、回動レバー35を回動自在に軸支する軸受け部54bを設けたので、予め回動レバー35をカバー体54に軸支しておくことができ、カバー体54を隔壁体33に爪嵌合するだけで、回動レバー35の隔壁体33への組み込みが瞬時にできて、組み立てが容易になる。
また、振動板26を駆動する摺動レバー37の傾きを規制する傾き防止リブ53を設けたことにより、回動レバー35の回動動作に連動する摺動レバー37の摺動動作が安定し、振動板26を確実に駆動して、集塵袋19に振動を加えることができる。
更に、当接バネ42を保持するバネ受け部54cをカバー体54に形成したので、回動レバー35、当接バネ42及びカバー体54をユニット化することができ、除塵関連部品の隔壁体33への組み込みが瞬時にでき、組み立てが容易になる。
また、回動レバー35の当接部36が臨む窓部40を覆うカバー体54を、隔壁体33に着脱自在としたので、回動レバー35の動作確認が容易になる。
また、カバー体54に、覆部材51の仕切壁23からの抜け防止用の挟持部55を形成したので、カバー体54を隔壁体33に爪嵌合するだけで、余分な部品を使うことなく、覆部材51の抜け防止が図られると共に、仕切壁23に設けた開口部49での空気漏れを確実に防止できるので、吸引力が低下することも無い。
また、突起リブ32は、複数個形成されている為、電源コード28の引き出し時には複数回振動板26で集塵袋19に振動を加えることができるので、叩く回数が増し除塵効果の拡大が図れるものとなる。
さらに、摺動レバー37の係合部47を、回動レバー35に形成した摺動操作部38を前後方向に挟む形状としているので、回動レバー35の回転動作を水平動作にスムーズに変換でき、摺動操作部38の動作に対し、スムーズに連動できるので、集塵袋19の内部に付着し堆積した塵埃を効率的に除塵できる。
また、回動レバー35はコードリール29近傍に軸支されていると共に、回動レバー35に形成した当接部36と、摺動レバー37と、振動板26に形成した振動板動作部60が、略一直線上に配置しているので、除塵動作を最短距離で伝達することができる。その結果、除塵手段27をコンパクトに構成でき、掃除機本体を小型化及び軽量化することができる。
コードリール29に形成されているリブ体31は、突起リブ32の両端とつながった形状で形成され、コードリール29の外周の内側に配設し、回動レバー35の当接部36を略円弧状に形成している為、コードリールが回転した時、当接部36が突起リブ32に乗り上げられる動作がスムーズとなり、その結果、除塵の際の異音を低減することができる。
また、当接部36には磨耗を防止する磨耗防止体41をビス等の金属材で設けている為、急激な磨耗を防止することができ、耐久性に優れ快適な掃除を持続できる。
電源コード28の巻き取り時、操作部43を操作すると、解除リブ46が回動レバー35の当接解除部39を操作し、回動レバー35が回動する。回動レバー35の当接部36が突起リブ32に対し当接しない位置まで離れた状態に移動した直後に、ブレーキ解除部44がブレーキレバー34を操作し、コードリール29の回転制止を解除して、電源コード28を巻き取る。その結果、電源コード28の巻き取り時に余分な負荷や騒音が発生せずスムーズに巻き取ることができ、使い勝手を向上できる。
操作部43に形成した解除リブ46を、前記操作部43の外周の一部に形成しているので、従来の操作部と同じ大きさで形成することができ、機能が追加することによる掃除機本体1の大型化を防止でき、快適な掃除を行うことができる。
また、図12に示すように、電源コード28引出し時以外の時に除塵したい時、操作部43を押し下げると、解除リブ46が回動レバー35に形成した当接解除部39に当接して回動レバー35が回動し、摺動操作部38が移動し、摺動操作部38が摺動レバー37の係合部47を押して摺動レバー37が掃除機本体1後方へ摺動する。摺動した振動伝達部48と共に覆部材51の圧入固定部50も後方へ移動し、振動板26は、振動板動作部60への覆部材51の押圧力がなくなる為、振動板バネ61の付勢力により後方へ傾く。続けて、操作部43から手を離すと、操作部バネ45の弾性力により、解除リブ46の当接解除部39への当接が解除され、回動レバー35が当接バネ42の弾性力により衝撃力を持って回動し、元の位置に戻るため、摺動レバー37が連動する覆部材51と共に前方に素早く摺動し、振動板26の振動板動作部60へ衝突する。すると、振動板26は、集塵袋19の方へ衝撃力を持って移動し、集塵袋19に大きな振動を加えることができるので、好きなだけ満足いくまで集塵袋19を除塵することができ、快適な掃除を行うことができる。
また、圧力差のある電動送風機室22と集塵室17とで摺動レバー37が動作しても、覆部材51が摺動レバー37を覆い、かつ外周に凸部形状を形成し、仕切壁23に保持されているので、仕切壁23に形成した開口部49への保持固定が確実にでき、通常使用以外の外力が加わっても外れたり、位置ズレすることがないので、集塵室17内の気密性を常に確保し、摺動レバー37の動作を妨げることなくスムーズに振動板に伝えることができる。覆部材51をゴム等の軟質材で形成し、摺動レバー37を覆い、かつ摺動レバー37と圧入固定される圧入固定部50を設けているので、摺動レバー37の動作を妨げることなくスムーズに振動板26に伝えることができ、集塵袋19の内部に付着し堆積した塵埃を効率的に除塵できる。
振動板26と当接する覆部材51の先端部の肉厚を、周辺肉厚より厚く形成しているので、繰り返して摺動レバー37が動作して、覆部材51の先端部と振動板26が当接して、先端部が多少磨耗しても、破れて穴があくことがないので、集塵室17内の気密性を常に確保することができる。
振動板26の回動軸59は、保持枠57の略中央高さ位置に回動自在に軸支しているので、振動板26を振動させるのに必要なトルクを軽減でき、電源コード28の引き出し力が軽くなり操作性を向上できると共に、満杯の集塵袋19を取り出す時に、振動板26が動くので、引っ掛りなく取り出すことができる。
保持枠57には、覆部材51及び振動板動作部60を覆う囲い部62を設けているので、集塵袋19が塵埃で広がったとしても、振動板動作部60の動作を妨げることなく振動板26の振動を確実に集塵袋19に加えることができる。
振動板動作部60の可動範囲を、摺動レバー37の可動範囲より狭くしているので、集塵袋19がひろがり、振動板26を後方に押さえても、電源コード28引出し等により摺動レバー37は前後方向に摺動する為、振動板26に振動を加えることができ、集塵袋19が満杯になるまで、塵埃を吸引することができる。
除塵部64は面当たりするように幅広い面で複数個形成されおり、保持枠57から突出する位置と規制体63の間を周期的に揺動するので、効果的に除塵できる。
振動板26または、保持枠57には取り外し時に指等を引っ掛けることができる引掛け部65を格子状にして形成しているので、取り外しが容易にできる。
保持枠57は、下ケース9より着脱可能なため、安価な電気掃除機を販売する時等、振動板26を取り付けていない保持枠57を取り付け、付け替えるだけで、除塵機構有無でのモデルの差別化が容易にできる。また、回動レバー35等の除塵手段を取り外すだけで、同様にモデルの差別化が容易にできる。
以上のように、本発明にかかる電気掃除機は、電動送風機からの排気の一部がコードリール側に侵入するのを確実に防止し、常に安定した集塵袋の除塵性能が得られるもので、家庭、業務用等の電気掃除機に特に有用である。
本発明の実施の形態1における電気掃除機の全体斜視図 同電気掃除機の中央断面図 同電気掃除機の集塵蓋を除いた全体斜視図 同電気掃除機の部分断面図 同電気掃除機の除塵手段より隔壁体とカバー体を除いた全体斜視図 同電気掃除機の除塵手段より隔壁体とカバー体を除いた右側面図 同電気掃除機の除塵手段の一部を示した部分断面図 同電気掃除機の操作部周辺部品の斜視図 同電気掃除機の振動板が最も後方に傾いた状態を示す左側面図 同電気掃除機の当接部が突起リブに完全に乗り上げた状態を示す左側面図 同電気掃除機の当接部が突起リブを乗り越した状態を示す左側面図 同電気掃除機の操作部を押した時の左側面図
符号の説明
1 掃除機本体
12 電動送風機
19 集塵袋
26 振動板
27 除塵手段
28 電源コード
29 コードリール
31 リブ体
32 突起リブ
33 隔壁体
34 ブレーキレバー
35 回動レバー
36 当接部
37 摺動レバー
38 摺動操作部
40 窓部
43 操作部
47 係合部
54 カバー体
55 挟持部(押さえ部)

Claims (5)

  1. 吸引風を発する電動送風機を収納した電動送風機室と、電源コードを巻き取り収納すると共に隔壁体に回転自在に軸支されたコードリールと、塵埃を捕集する集塵袋を収納する集塵室と、少なくとも前記電源コードの引き出し時に回転する前記コードリールに連動して回動する回動レバーと、前記回動レバーの回動動作に連動して前記集塵袋に振動を加える振動板と、前記隔壁体に形成され前記回動レバーの少なくとも一部が臨む窓部と、前記隔壁体に爪嵌合されると共に前記窓部を覆うカバー体とを備えた電気掃除機。
  2. カバー体に回動レバーを回動自在に軸支できるようにした請項1に記載の電気掃除機。
  3. 回動レバーの回動動作に連動して振動板を駆動する摺動レバーと、前記摺動レバーの傾きを規制する傾き防止リブを設けた請求項1又は2に記載の電気掃除機。
  4. 回動レバーの回動動作に連動して摺動し振動板を駆動する摺動レバーと、前記回動レバーを、前記摺動レバーが振動板側に摺動するように回動付勢する当接バネを備え、前記当接バネを保持するバネ受け部をカバー体に形成した請求項1又は2に記載の電気掃除機。
  5. 電動送風機室と集塵室とを仕切ると共に開口部を有する仕切壁と、一端が回動レバーに係合すると共に前記回動レバーの回動動作に連動して摺動する摺動レバーと、前記摺動レバーの他端を覆うと共に前記摺動レバーの摺動動作に連動して振動板を打撃する覆部材とを備え、前記覆部材を前記開口部に嵌着すると共に、カバー体に前記覆部材の抜け防止用の押さえ部を形成した請求項1又は2に記載の電気掃除機。
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