JP2006050886A - 電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電源装置の駆動回路に流れる電流の異常を精度良く検出する。
【解決手段】 電流検出部60aは、モータ電流MCRTがしきい値MCRT_stdを越えたタイミングでサンプリングを開始し、所定の演算周期ごとにモータ電流最大値MCRT_maxをホールドする。異常判定部62aは、モータ電流最大値MCRT_maxがしきい値MCRT_stdよりも大きいか否かを判定し、モータ電流最大値MCRT_maxがしきい値MCRT_stdを連続して越える回数をカウントする。異常判定部62aは、カウント値が少なくとも3以上に達すると、モータ電流異常を指示する検出信号DETを生成してリレー駆動部64および報知部66へ出力する。リレー駆動部64は、検出信号DETを受けると信号SEを生成してシステムリレーをオフする。報知部66は信号ALを生成して電源装置外部の表示手段へ出力する。
【選択図】 図4

Description

この発明は、電源装置に関し、特に、電源装置に搭載された駆動回路に流れる電流の異常を検出する機能を備えた電源装置に関する。
最近、環境に配慮した自動車として、ハイブリッド自動車(Hybrid Vehicle)および電気自動車(Electric Vehicle)が注目されている。ハイブリッド自動車は、従来のエンジンに加え、直流電源とインバータとインバータによって駆動されるモータとを動力源とする自動車である。つまり、エンジンを駆動することにより動力源を得るとともに、直流電源からの直流電圧をインバータによって交流電圧に変換し、その変換した交流電圧によりモータを回転することによって動力源を得るものである。
また、電気自動車は、直流電源とインバータとインバータによって駆動されるモータとを動力源とする自動車である。
ここで、ハイブリッド自動車および電気自動車に搭載される直流電源としては、高出力を得るために高電圧のものが一般に用いられる。高電圧の直流電源を用いた場合、過負荷時において、過熱による電動機の焼き付きや焼損などが生じる危険がある。また、漏電時には感電の危険がある。このため、これらの危険を回避できるような安全装置が求められる(たとえば特許文献1参照)。
図13は、特許文献1に記載される電気自動車用安全装置の構成を示すブロック図である。
図13を参照して、電気自動車用安全装置200は、直流電源110から負荷回路130への給電路Lに開閉器150を設け、保護回路140からドライブ回路151に入力される外部信号に応じて開閉器150を開閉動作するように構成される。
より具体的には、保護回路140において、給電路Lを通過する電流が電流検出器141により検出される。電流検出器141の出力は、電流検出回路142で増幅されて制御回路143に入力される。制御回路143は、検出された電流値が負荷回路130の定格電流を越えた時点から所定の動作時間が経過した後に検出電流値が定格電流以下になっていなければ、出力リレー回路144を駆動し、ドライブ回路151を介して開閉器150の接点rをオフにする。
なお、このときの動作時間は、電流検出器141での検出電流値が定格電流を越えた時点から時限され、この時間が経過した後にも定格電流以下になっていないときに開閉器150を遮断するように設定される時間である。また、動作時間は、たとえば電流値が大きくなるほど反比例的に短くなるように、通過電流の大きさに応じて設定される。さらに、動作時間の時限中に検出電流が定格電流以下になれば開閉器150の遮断は行なわず、次に定格電流を越えた時点から改めて時限動作が行なわれる。
特開平7−123504号公報 特開2004−215316号公報
図13に示す電気自動車用安全装置においては、通過電流が定格電流以上になったことが検出されると、検出時点から所定の動作時間が経過するまでに上記定格電流よりも小さくなっていなければ負荷回路130への給電が遮断されるので、過電流に対する保護が可能となる。
また、動作時間が経過するまでは負荷回路130への給電が継続することから、負荷回路130が一時的に過負荷になったとしても負荷回路130への給電が直ちに遮断されることがないので、異常がないときに保護回路140が作動して給電が遮断されるという不都合が回避される。
しかしながら、図13における異常判定方法においては、定格電流と通過電流の大きさにより一義的に決まる動作時間とに基づいて通過電流の異常の有無を判定することから、以下に述べる点において、その異常検出精度に問題が生じる。
詳細には、図13の負荷回路130として、たとえばインバータおよび交流モータが設けられているときには、通過電流は、正常動作時において正弦波の電流波形を示す一方、インバータの制御に異常が生じたときなどは、本来の正弦波とは程遠い電流波形となる。
異常時の通過電流としては、たとえば、一時的に定格電流を大きく越えて流れる電流波形や正弦波の上限レベル付近を前後して継続的に流れる電流波形のパターンが挙げられる。定格電流を上回る大電流がインバータに流れた場合には、その通過電流の大きさと流れる時間とに応じてインバータに一時的に大きな負荷がかかることから、インバータが破壊されるおそれがある。一方、正弦波の上限レベル付近を前後して継続的に通過電流が流れた場合については、インバータに正常時の最大レベルの負荷が連続してかかることから、やはりインバータを破壊してしまうこととなる。したがって、インバータの破壊を防ぐためには、正常動作時では有り得ない電流波形については、確実に異常と判定することが求められる。
そこで、上記の異常検出方法によれば、一時的に定格電流を大きく越えて流れる異常電流に対しては、その流れる期間が所定の動作時間を上回れば異常と判定する。
一方、正弦波の上限レベル付近を前後して継続して流れる異常電流に対しては、異常判定の基準となるしきい値を定格電流から正弦波の上限レベルに下げて設定する必要がある。しかしながら、上記しきい値を正弦波の上限レベルとしたとすれば、動作時間の時限中に通過電流がしきい値以下となれば時限動作を初期化して、次にしきい値を越えた時点から改めて時限動作をすることから、正弦波の上限レベル付近を前後して流れる異常電流を正確に捉えることが困難である。すなわち、動作時間の設定によって、動作時間が相対的に短ければ、本来インバータへの負荷が小さい正弦波の上限レベルを一時的に越える通過電流であっても異常と判定される場合が起こり得る。一方、動作時間が相対的に長ければ、インバータへの負荷が大きい、正弦波の上限レベルを前後しながら継続的に流れる通過電流が、時限動作が初期化されることによって異常と判定されない場合が起こり得る。このように、上記の異常判定方法によれば、インバータにとって好ましくない異常電流のパターンと異常判定結果とが必ずしも整合しないという問題がある。
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、負荷を駆動する駆動回路を流れる電流の異常を高精度に検出可能な電源装置を提供することである。
この発明のある局面によれば、電源装置は、電源と、電源から電力の供給を受けて負荷回路を駆動する駆動回路と、駆動回路に流れる駆動電流の異常を検出する異常電流検出回路とを備える。異常電流検出回路は、所定の演算周期ごとに駆動電流の最大値を検出する電流検出手段と、所定の演算周期ごとに駆動電流の最大値が所定のしきい値を越えたか否かを判定し、連続するn(nは3以上の自然数)個の所定の演算周期の各々において、駆動電流の最大値が所定のしきい値を越えたことを検出して駆動電流の異常を判定する異常判定手段とを含む。
この発明の別の局面によれば、電源装置は、電源と、電源から電力の供給を受けて負荷回路を駆動する駆動回路と、駆動回路に流れる駆動電流の異常を検出する異常電流検出回路とを備える。異常電流検出回路は、所定のしきい値をトリガーとして駆動電流のサンプリングを開始し、所定の演算周期ごとに駆動電流の最大値を検出する電流検出手段と、所定の演算周期ごとに駆動電流の最大値が所定のしきい値を越えたか否かを判定し、連続するn(nは3以上の自然数)個の所定の演算周期の各々において、駆動電流の最大値が所定のしきい値を越えたことを検出して駆動電流の異常を判定する異常判定手段とを含む。
好ましくは、負荷回路は、交流モータを含む。異常電流検出回路は、交流モータの制御モードを判定するモード判定手段をさらに含む。異常判定手段は、所定のしきい値を判定された制御モードに好適なしきい値に調整し、所定の演算周期ごとに検出された駆動電流の最大値が好適なしきい値を越えたか否かを判定し、連続するn個の所定の演算周期の各々において、駆動電流の最大値が好適なしきい値を越えたことを検出して駆動電流の異常を判定する。
好ましくは、モード判定手段は、キャリア周波数が異なる制御モードを判定する。 好ましくは、異常判定手段は、判定された制御モードのキャリア周波数に応じてしきい値を調整する。
好ましくは、電源装置は、交流モータの回転角度に基づいて、交流モータのモータ回転数を検出する回転数検出手段をさらに備える。異常判定手段は、所定の演算周期ごとに、駆動電流の最大値が所定のしきい値を越えたか否か、およびモータ回転数が所定の回転数以下であるか否かを判定し、連続するn(nは3以上の自然数)個の所定の演算周期の各々において、駆動電流の最大値が所定のしきい値を越えたこと、かつモータ回転数が所定の回転数以下となることを検出して駆動電流の異常を判定する。
好ましくは、所定の回転数は、電源装置の正常動作時において、回転数検出手段にて検出されるモータ回転数よりも低く設定される。
好ましくは、電源装置は、開閉動作により電源と駆動回路とを電気的に結合/分離する開閉器をさらに備える。異常電流検出回路は、駆動電流の異常を検出したときに電源と駆動回路とを電気的に分離するように開閉動作を制御する。
好ましくは、所定のしきい値は、電源装置の正常動作時において、駆動回路に流れる駆動電流よりも高い電流レベルに設定される。
好ましくは、連続するn個の所定の演算周期の総和に相当する期間は、駆動回路に所定のしきい値に相当する電流レベルの駆動電流が継続して流れたときに、駆動回路が破壊されるまでの期間よりも短く設定される。
好ましくは、nは、3とする。
好ましくは、異常判定手段は、計数手段を含む。計数手段は、所定の演算周期ごとに、駆動電流の最大値が所定のしきい値を越えたと判定されると計数値をインクリメントし、駆動電流の最大値が所定のしきい値を越えないと判定されると計数値を初期化する。異常判定手段は、計数値がnに等しい計数値に達したことを検出して駆動電流の異常を判定する。
好ましくは、異常判定手段は、所定のしきい値に応じてnを調整する。
好ましくは、異常判定手段は、所定のしきい値が相対的に高くなるに従ってnを相対的に小さい数値に調整する。
好ましくは、異常電流検出回路は、駆動回路の回路素子の温度を検出する温度検出手段をさらに含む。異常判定手段は、検出された回路素子の温度に応じてnを調整する。
好ましくは、異常判定手段は、検出された回路素子の温度が相対的に高くなるに従ってnを相対的に小さい数値に調整する。
好ましくは、所定の演算周期は、異常電流検出回路が演算処理可能な最速演算周期よりも長いとする。
好ましくは、電流検出手段は、最速演算周期で駆動電流をサンプリングし、サンプリングした駆動電流から所定の演算周期ごとに駆動電流の最大値を抽出して保持する。
この発明によれば、駆動電流が、連続する少なくとも3個の所定の演算周期において所定のしきい値を超えたことを検出して異常を判定することから、単一の動作時間における通過電流の様相によって異常を判定する従来の異常判定方法に対して、駆動電流の異常をより高精度に検出することができる。
さらに、交流モータの制御モードに応じて駆動電流のしきい値を調整することにより、異常電流の波形によらず精緻に異常を判定することができ、駆動回路を確実に保護することができる。
この発明によれば、連続する少なくとも3個の所定の演算周期において、駆動電流が所定のしきい値を超えたこと、かつモータ回転数が所定のしきい値以下となったことを検出して異常を判定することから、異常判定の精度を一層向上し、駆動電流の異常の誤検出を回避することができる。
さらに、駆動電流の異常を判定する所定のしきい値と所定の期間との間に相関を持たせることにより、検出精度を保持するとともに、異常発生時に駆動回路にかかる負荷を軽減することができる。
また、この発明によれば、CPUの最速演算周期で駆動電流を検出し、異常判定については、最速演算周期よりも長い演算周期で行なうことから、CPUの処理時間を有効利用でき、安価なCPUで高精度な異常判定システムを構築することができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1による電源装置の概略ブロック図である。
図1を参照して、電源装置100は、直流電源Bと、電圧センサ10と、インバータ12と、電流センサ20と、レゾルバ30と、制御装置40とを備える。
交流モータM1は、ハイブリッド自動車または電気自動車の駆動輪を駆動するためのトルクを発生するための駆動モータである。また、交流モータM1は、エンジンにて駆動される発電機の機能を持つように、そして、エンジンに対して電動機として動作し、たとえばエンジンを始動し得るようなモータである。
インバータ12は、U相アーム14と、V相アーム16と、W相アーム18とからなる。U相アーム14、V相アーム16およびW相アーム18は、電源ラインとアースラインとの間に並列に設けられる。
U相アーム14は、直列接続されたNPNトランジスタQ1,Q2からなる。V相アーム16は、直列接続されたNPNトランジスタQ3,Q4からなる。W相アーム18は、直列接続されたNPNトランジスタQ5,Q6からなる。また、各NPNトランジスタQ1〜Q6のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードD1〜D6がそれぞれ接続されている。
各相アームの中間点は、交流モータM1の各相コイルの各相端に接続されている。すなわち、交流モータM1は、3相の永久磁石モータであり、U,V,W相の3つのコイルの一端が中点に共通に接続されて構成される。U相コイルの他端がNPNトランジスタQ1,Q2の中間点に、V相コイルの他端がNPNトランジスタQ3,Q4の中間点に、W相コイルの他端がNPNトランジスタQ5,Q6の中間点にそれぞれ接続されている。
直流電源Bは、ニッケル水素またはリチウムイオンなどの二次電池からなる。他にも、直流電源Bとしては、燃料電池であってもよい。電圧センサ10は、直流電源Bから出力される電圧Vmを検出し、検出した電圧Vmを制御装置40へ出力する。
システムリレーSR1,SR2は、制御装置40からの信号SEによりオン/オフされる。
インバータ12は、直流電源Bから直流電圧が供給されると、制御装置40からの駆動信号DRVに基づいて直流電圧を交流電圧に変換して交流モータM1を駆動する。これにより、交流モータM1は、トルク指令値TRによって指定されたトルクを発生するように駆動される。
また、インバータ12は、モータ駆動装置100が搭載されたハイブリッド自動車または電気自動車の回生制動時、交流モータM1が発電した交流電圧を制御装置40からの信号DRVに基づいて直流電圧に変換し、変換した直流電圧を直流電源Bへ供給する。
なお、ここで言う回生制動とは、ハイブリッド自動車または電気自動車を運転するドライバーによるフットブレーキ操作があった場合との回生発電を伴なう制動や、フットブレーキを操作しないものの、走行中にアクセルペダルをオフすることで回生発電をさせながら車速を減速(または加速を中止)させることを含む。
電流センサ20は、交流モータM1に流れるモータ電流MCRTを検出し、その検出したモータ電流MCRTを制御装置40へ出力する。
レゾルバ30は、交流モータM1の回転軸に取り付けられており、交流モータM1の回転子の回転角度θnを検出して制御装置40へ出力する。
制御装置40は、外部に設けられたECU(Electrical Control Unit)からトルク指令値TRおよびモータ回転数MRNを受け、電圧センサ10から電圧Vmを受け、電流センサ20からモータ電流MCRTを受け、レゾルバ30から回転角度θnを受ける。
制御装置40は、レゾルバ30からの回転角度θnと、トルク指令値TRおよびモータ電流MCRTとを用いてインバータ12のNPNトランジスタQ1〜Q6を駆動するための駆動信号DRVを生成し、その生成した駆動信号DRVをインバータ12へ出力する。
さらに、制御装置40は、電源装置100が搭載されたハイブリッド自動車または電気自動車の回生制動時、回転角度θnとトルク指令値TRおよびモータ電流MCRTとに基づいて、交流モータM1が発電した交流電圧を直流電圧に変換するための駆動信号DRVを生成し、その生成した駆動信号DRVをインバータ12へ出力する。この場合、インバータ12のNPNトランジスタQ1〜Q6は、駆動信号DRVによってスイッチング制御される。これにより、インバータ12は、交流モータM1が発電した交流電圧を直流電圧に変換して直流電源Bへ供給する。
図2は、図1における制御装置40のブロック図である。
図2を参照して、制御装置40は、インバータ制御回路401と、異常電流検出回路402aとを含む。
インバータ制御回路401は、回転角度θn、トルク指令値TRおよびモータ電流MCRTに基づいて、交流モータM1の駆動時、インバータ12のNPNトランジスタQ1〜Q6をオン/オフするための駆動信号DRVを生成し、その生成した駆動信号DRVをインバータ12へ出力する。
また、インバータ制御回路401は、電源装置100が搭載されたハイブリッド自動車または電気自動車の回生制動時、回転角度θn、トルク指令値TRおよびモータ電流MCRTに基づいて、交流モータM1が発電した交流電圧を直流電圧に変換するための駆動信号DRVを生成してインバータ12へ出力する。
異常電流検出回路402aは、電流センサ20で検出されたモータ電流MCRTをサンプリングし、そのサンプリングした電流レベルに基づいてモータ電流MCRTに生じた異常を検知する。異常電流検出回路402aは、モータ電流MCRTの異常を検知すると、システムリレーSR1,SR2をオフするための信号SEを生成し、その生成した信号SEをシステムリレーSR1,SR2へ出力する。さらに、異常電流検出回路402aは、ユーザに対して異常発生を報知するための信号ALを生成し、その生成した信号ALを電源装置100外部に出力する。
図3は、図2に示すインバータ制御回路401の制御ブロック図である。
図3を参照して、インバータ制御回路401は、電流変換部51と、減算器52と、PI制御部53と、回転速度演算部54と、速度起電力予測演算部55と、加算器56と、変換部57と、駆動信号生成部58とを含む。
電流変換部51は、電流センサ20が検出したモータ電流MCRTをレゾルバ30から出力された回転角度θnを用いて三相二相変換する。つまり、電流変換部51は、交流モータM1の各相を流れる3相のモータ電流MCRTを回転角度θnを用いてd軸およびq軸に流れる電流値Id,Iqに変換して減算器52へ出力する。
減算器52は、交流モータM1がトルク指令値TRによって指定されたトルクを出力するための電流指令値Id*,Iq*から、電流変換部51からの電流値Id,Iqを減算して偏差ΔId,ΔIqを演算する。
PI制御部53は、偏差ΔId,ΔIqに対してPIゲインを用いてモータ電流調整用の操作量を演算する。
回転速度演算部54は、レゾルバ30から受けた回転角度θnに基づいて交流モータM1の回転速度を演算し、その演算した回転速度を速度起電力予測演算部55へ出力する。速度起電力予測演算部55は、回転速度演算部54からの回転速度に基づいて速度起電力の予測値を演算する。
加算器56は、PI制御部53からのモータ電流調整用の操作量と、速度起電力予測演算部55からの速度起電力の予測値とを加算してd軸およびq軸に印加する電圧の操作量Vd,Vqを演算する。
変換部57は、d軸およびq軸に印加する電圧の操作量Vd,Vqを回転角度θnを用いて交流モータM1の3相コイルに印加する電圧の操作量に変換する。駆動信号生成部58は、変換部57からの出力に基づいて駆動信号DRVを生成する。
図4は、図2に示す異常電流検出回路402aのブロック図である。
図4を参照して、異常電流検出回路402aは、電流検出部60aと、異常判定部62aと、リレー駆動部64と、報知部66とを含む。
電流検出部60aは、電流センサ20で検出されたモータ電流MCRTを受ける。電流検出部60aは、予め、異常判定の基準電流値として所定のしきい値MCRT_stdを有しており、モータ電流MCRTがこのしきい値MCRT_stdを越えると、所定の演算周期(以下、第1の演算周期とも称する)でモータ電流MCRTのサンプリングを開始する。ここで、第1の演算周期は、ユーザによって任意の周期に設定することができる。ただし、異常検出精度を考慮すれば、制御装置40を構成するCPU(Central Processing Unit)の持つ最速演算周期に設定することが好ましい。
さらに、電流検出部60aは、サンプリングしたモータ電流MCRTについて、第1の演算周期よりも長い所定の演算周期(以下、第2の演算周期とも称する)ごとに、その演算周期内でのモータ電流MCRTの最大値(以下、モータ電流最大値MCRT_maxとも称する)を捉えて保持(ホールド)する。
ここで、第2の演算周期は、後述する異常判定処理の演算周期に相当し、第1の演算周期と同じく、ユーザにより任意の周期に設定することができる。しかしながら、CPUが異常判定に要する負荷を極力抑えるためには、CPUの最速演算周期よりも長い周期に設定することが望ましい。本実施の形態では、たとえば10msに設定される。
第2の演算周期ごとにホールドされたモータ電流最大値MCRT_maxは、異常判定部62aへ出力される。異常判定部62aは、モータ電流最大値MCRT_maxを受けると、以下に示すように、異常検出の判断基準となるしきい値MCRT_stdとの大小関係に基づいて、モータ電流MCRTの異常の有無を判定する。
図5は、図4に示す異常電流検出回路402aにおける異常検出動作を説明するための概略図である。
図5を参照して、モータ電流MCRTは、電源装置100が正常状態にあるときには、点線で示すように、正弦波の電流波形となる。一方、電源装置100において、たとえばレゾルバ30の断線などの異常が生じたときには、実線で示すように、正弦波から発振した電流波形となる。このとき、図5に示すように、正常電流よりも高い電流レベルで発振し続けたとすれば、インバータ12に過電流が継続して流れることとなり、インバータ12を破壊してしまうおそれがある。
そこで、本実施の形態では、異常電流検出回路402aに、異常検出の判断基準としてモータ電流MCRTのしきい値MCRT_stdを設け、このしきい値MCRT_stdを越えてモータ電流MCRTが継続して流れたことを検出して電源装置100の異常を判断する構成とする。
詳細には、先述の電流検出部60aにおいて、第2の演算周期(=10ms)ごとにホールドされたモータ電流最大値MCRT_maxは、異常判定部62aに送られると、しきい値MCRT_stdとの大小関係が判定される。異常判定部62aは、内部にカウンタ回路を有しており、モータ電流最大値MCRT_maxがしきい値MCRT_stdよりも大きいと判定されると、カウント値CNTをインクリメントする(CNT=CNT+1)。一方、入力されたモータ電流最大値MCRT_maxがしきい値MCRT_stdよりも小さいと判定されると、カウント値CNTをリセット(CNT=0)する。
このようにして、異常判定部62aは、第2の演算周期で連続して入力されるモータ電流最大値MCRT_maxを、第2の演算周期ごとにしきい値MCRT_stdと比較し、比較結果に応じてカウント値CNTをインクリメントまたはリセットする。
さらに、異常判定部62aは、カウント値CNTが異常判定の基準として予め設定された基準カウント値CNT_std(たとえばCNT_std=3とする)を越えたタイミングで、モータ電流MCRTの異常を検出する。すなわち、異常判定部62aは、モータ電流MCRTが連続する3つの第2の演算周期(=3×10ms)にわたってしきい値MCRT_stdを越えたことを検出して、モータ電流MCRTが異常であると判断する。
このような構成とすることにより、モータ電流MCRTの異常は、第2の演算周期を異常判定の1単位として、連続する少なくとも3つの第2の演算周期において異常が現われたことに基づいて検出されることから、瞬時的にモータ電流MCRTが高い電流値を示したときなどのインバータ12への負荷が小さいケースをも異常として検出されることがない。また、従来の異常検出方法において検出が困難であった正弦波の上限レベルを前後する異常電流についても確実に検出することができ、異常検出精度を高めることができる。
なお、本実施の形態では、異常判定部62aにおいて、基準カウント値CNT_stdをCNT_std=3としたが、基準カウント値CNT_stdは、「少なくとも3以上の自然数」であることが必要とされる。さらに、設定した基準カウント値CNT_stdと第2の演算周期との積に相当する異常判定期間が、インバータ12が破壊されない程度の期間の範囲内であることが必要とされる。
ここで、基準カウント値CNT_stdを「少なくとも3以上の自然数」に限定したのは、誤った異常検出を回避するためであり、詳細には、単一のモータ電流最大値MCRT_maxが連続する2つの第2の演算周期の境界線上に位置し、かつ、このモータ電流最大値MCRT_maxがしきい値MCRT_std以上である場合を想定したものである。このような場合では、前後する演算周期においてカウント値CNTがそれぞれ+1ずつインクリメントされることから、結果として、カウント値CNTは合計+2にインクリメントされる。このとき、基準カウント値CNT_stdが「2」に設定されていたとすれば、異常判定部62aは、誤って異常と判断することとなる。したがって、このような誤検出を回避するためには、基準カウント値CNT_stdは、「少なくとも3以上」であることが必要とされる。
また、基準カウント値CNT_stdは、モータ電流MCRTのしきい値MCRT_stdとの間で相関を持たせるように設定することができる。具体的には、しきい値MCRT_stdが低い電流レベルであるときには、基準カウント値CNT_stdは比較的大きい値に設定される。一方、しきい値MCRT_stdが高い電流レベルであるときには、基準カウント値CNT_stdは比較的小さい値に設定される。
これによれば、しきい値MCRT_stdが低いときには、モータ電流最大値MCRT_maxがより多くの回数しきい値MCRT_stdを越えたことを検出して異常と判定することから、誤検出を回避することができる。一方、しきい値MCRT_stdが高いときには、モータ電流最大値MCRT_stdがより少ない回数しきい値MCRT_stdを越えたことを検出して異常と判定することから、過電流が流れることによるインバータ12への負担を低減することができる。
さらに、基準カウント値CNT_stdは、しきい値MCRT_std以外にも、駆動回路の回路素子の温度との間で相関を持たせるように設定することもできる。これには、回路素子に温度センサを設けて回路素子の温度を検出し、検出した温度が相対的に高いときには、基準カウント値CNT_stdを比較的小さい値に設定する。一方、検出した温度が相対的に低いときには、基準カウント値CNT_stdを比較的大きい値に設定すればよい。
再び図4を参照して、異常判定部62aは、モータ電流MCRTが異常であると判断すると、異常検出を指示する検出信号DETを生成し、その生成した検出信号DETをリレー駆動部64および報知部66へそれぞれ出力する。
リレー駆動部64は、検出信号DETに応答して、システムリレーSR1,SR2をオフするための信号SEを生成してシステムリレーSR1,SR2へ出力する。システムリレーSR1,SR2が信号SEに応じてオフされることにより、直流電源Bが電源装置100から切り離され、インバータ12に異常電流が流れ込むのが抑えられる。
報知部66は、検出信号DETに応答して、ユーザに異常発生を知らせる警報出力である信号ALを生成し、生成した信号ALを電源装置100の外部へ出力する。出力された信号ALは、車両に搭載された図示しない表示手段に転送されると、音声信号もしくは映像信号に変換されて出力される。
図6は、この発明の実施の形態1による電源装置の異常電流検出動作を説明するためのフローチャートである。
図6を参照して、最初に、電流検出部60aは、モータ電流MCRTがしきい値MCRT_stdを越えたタイミングで、モータ電流MCRTのサンプリングを開始する。サンプリング周期は、第1の演算周期としてCPUの最速演算周期に設定される。さらに、電流検出部60aは、第2の演算周期(=10ms)ごとにサンプリングした電流値の中からモータ電流最大値MCRT_maxを抽出してホールドする(ステップS01)。ホールドされたモータ電流最大値MCRT_maxは、異常判定部62aへ出力される。
次に、異常判定部62aは、第2の演算周期で、モータ電流最大値MCRT_maxがしきい値MCRT_stdよりも大きいか否かを判定する(ステップS02)。
ステップS02において、モータ電流最大値MCRT_maxがしきい値MCRT_stdよりも大きいと判定されると、異常判定部62aは、カウント値CNTを(CNT+1)にインクリメントする(ステップS03)。
一方、ステップS02において、モータ電流最大値MCRT_maxがしきい値MCRT_stdよりも小さいと判定されると、異常判定部62aは、カウント値CNTをリセットする(ステップS08)。
異常判定部62aは、ステップS02,S03およびS08の判定およびカウント動作を第2の演算周期ごとに与えられるモータ電流最大値MCRT_maxに対して実行する。さらに、異常判定部62aは、ステップS03においてカウント値CNTをインクリメントするごとに、カウント値CNTが基準カウント値CNT_std(少なくとも3以上とする)に達したか否かを判定する(ステップS04)。
このとき、カウント値CNTが基準カウント値CNT_stdに達したと判定されると、異常判定部62aは、モータ電流MCRTの異常を検出したことを指示する検出信号DETを生成し、その生成した検出信号DETをリレー駆動部64および報知部66へ出力する(ステップS05)。
リレー駆動部64は、検出信号DETを受けると、システムリレーSR1,SR2をオフするための信号SEを生成してシステムリレーSR1,SR2へ出力する。これにより、システムリレーSR1,SR2はオフされる(ステップS06)。
報知部66は、検出信号DETを受けると、信号ALを生成して電源装置100外部に配された表示手段(図示せず)へ出力する。これにより、ユーザに対して異常電流の発生が報知される(ステップS07)。
一方、ステップS04において、カウント値CNTが基準カウント値CNT_stdに満たないと判定されると、すなわち、連続する3つの第2の演算周期において、モータ電流最大値MCRT_maxが連続してしきい値MCRT_stdを越えなかったときには、ステップS09に示すように、モータ電流最大値MCRT_maxをリセット(MCRT_max=0)してステップS01に戻り、再びモータ電流MCRTの検出を行なう。
以上のように、この発明の実施の形態1によれば、第2の演算周期ごとにモータ電流を検出し、かつ連続する3個以上の第2の演算周期のモータ電流の検出結果に基づいてモータ電流の異常を判定することから、高い精度で異常を検出することができ、インバータの保護の高信頼化を図ることができる。
また、モータ電流の異常を判定するしきい値とカウント値との間に相関を持たせることにより、異常検出精度を保持するとともに、異常発生時にインバータにかかる負荷を軽減することができる。
さらに、CPUの最速演算周期でモータ電流を検出し、異常判定については、最速演算周期以下の演算周期で行なうことから、CPUの処理時間を有効利用でき、安価なCPUで高精度の異常判定システムを構築することができる。
[実施の形態2]
図7は、実施の形態2に従う電源装置における異常電流検出回路のブロック図である。なお、本実施の形態に従う電源装置は、図1に示す電源装置100における異常検出回路402aを異常検出回路402bに置き換えたものに等しいことから、重複する部位についての詳細な説明は省略する。
図7を参照して、異常電流検出回路402bは、電流検出部60bと、異常判定部62bと、リレー駆動部64と、報知部66と、制御モード判定部68とを含む。
電流検出部60bは、実施の形態1と同様に、モータ電流MCRTがしきい値MCRT_stdを越えると、CPUの最速演算周期に相当する第1の演算周期でサンプリングを開始する。電流検出部60bは、さらに、サンプリングしたモータ電流MCRTについて、第1の演算周期よりも低い第2の演算周期ごとにその演算周期内でのモータ電流最大値MCRT_maxを捉えてホールドする。
これに並行して、電流検出部60bは、モータ電流MCRTがしきい値MCRT_stdを越えたタイミングで制御モード判定部68を駆動させるための信号OPを生成し、その生成した信号OPを制御モード判定部68へ出力する。
制御モード判定部68は、電流検出部60bから信号OPを受けると、外部ECUからのトルク指令値TRおよびモータ回転数MRNに基づいて、交流モータM1の制御モードを判定する。
ここで、インバータ12における交流モータM1の制御モードには、PWM制御モード、過変調制御モード、および矩形波制御モードがある。そして、これらの制御モードは、インバータ12に含まれるNPNトランジスタQ1〜Q6をオン/オフする周波数(「キャリア周波数」と言う。以下、同じ。)が相互に異なる。より具体的には、PWM制御モードは、キャリア周波数が最も高く、過変調制御モードはキャリア周波数が次に高く、矩形波制御モードはキャリア周波数が最も低い。
したがって、インバータ12における交流モータM1の制御モードが異なれば、モータ電流MCRTにおいても、その電流波形が相互に異なることとなる。このため、モータ電流MCRTに異常が生じた場合においても、制御モードによってインバータ12にかかる負荷の度合いが異なってくることとなる。たとえば、キャリア周波数が最も高いPWM制御モードでは、インバータ12への負荷が最も大きく、キャリア周波数が最も低い矩形波制御モードでは負荷が最も小さい。
そこで、本実施の形態では、このようなインバータ12への負荷の度合いを考慮して、制御モード間で相互に異なる異常電流の判定基準を設ける構成とする。これによれば、異常電流の電流波形によらず精緻に異常検出を行なうことができ、インバータ12の保護をより厚くすることができる。
図8を参照して、制御モード判定部68における交流モータM1の制御モードの判定方法について説明する。図8は、交流モータM1のトルクTとモータ回転数MRNとの関係を示す図である。
交流モータM1のトルクTは、所定の回転数までは一定であり、所定の回転数を越えると、モータ回転数MRNの増加に伴ない徐々に低下する。領域RGN1は、交流モータM1の制御モードがPWM制御モードであることを示し、領域RGN2は、交流モータM1の制御モードが過変調制御モードであることを示し、領域RGN3は、交流モータM1の制御モードが矩形波制御モードであることを示す。
制御モード判定部68は、電流検出部60bから制御モード判定部68を駆動させるための信号OPを受け、外部ECUからトルク指令値TRおよびモータ回転数MRNを受けると、その受けたトルク指令値TRおよびモータ回転数MRNが領域RGN1〜RGN3のいずれの領域に含まれるかを判定する。制御モード判定部68は、制御モードを判定すると、判定された制御モードを指示する信号MDを生成し、その生成した信号MDを異常判定部62bへ出力する。
なお、制御モード判定部68は、図8に示すモータのトルクTとモータ回転数MRNとの関係をマップとして保存しており、外部ECUからトルク指令値TRおよびモータ回転数MRNを受けると、トルク指令値TRおよびモータ回転数MRNが図8に示す領域RGN1〜RGN3のいずれに含まれるかを検索して、交流モータM1の制御モードがPWM制御モード、過変調制御モードおよび矩形波制御モードのいずれであるかを判定する。
異常判定部62bは、電流検出部60bからモータ電流最大値MCRT_maxを受け、制御モード判定部68から信号MDと受けると、信号MDによって指示される制御モードに基づいてしきい値MCRT_stdを調整する。
より具体的には、異常判定部62bは、制御モードとしきい値MCRT_stdとの相関図をマップとして保存しており、制御モード判定部68から信号MDを受けると、信号MDによって指示される制御モードに対応するしきい値MCRT_stdを選択し、当該制御モードにおけるしきい値MCRT_stdとして新たに決定する。
しきい値MCRT_stdは、インバータ12の保護レベルと制御モードのキャリア周波数とに基づいて、相互に異なる電流値に設定される。具体的には、キャリア周波数が最も高いPWM制御モードにおいて、しきい値MCRT_stdは最も低く、キャリア周波数が次に高い過変調制御モードにおいて、しきい値MCRT_stdは次に低く、キャリア周波数が最も低い矩形波制御モードにおいて、しきい値MCRT_stdは最も高く設定される。
次に、異常判定部62bは、モータ電流MCRTのしきい値MCRT_stdを調整すると、モータ電流最大値MCRT_maxがこの調整後のしきい値MCRT_stdを越えるか否かを判定し、その判定した結果に基づいてモータ電流MCRTの異常の有無を判断する。
詳細には、実施の形態1と同様に、第2の演算周期ごとに、モータ電流最大値MCRT_maxがしきい値MCRT_stdよりも大きいか否かを判定する。モータ電流最大値MCRT_maxがしきい値MCRT_stdよりも大きいと判定されると、異常判定部62bは、カウント値CNTをインクリメントする。一方、モータ電流最大値MCRT_maxがしきい値MCRT_stdよりも小さいと判定されると、異常判定部62bは、カウント値CNTをリセットする。以上の判定の結果、カウント値CNTが基準カウント値CNT_stdに達すると、異常判定部62bは、モータ電流MCRTが異常であると判断して検出信号DETを出力する。
リレー駆動部64および報知部66については、実施の形態1において説明したとおりである。
図9は、この発明の実施の形態2による電源装置の異常電流検出動作を説明するためのフローチャートである。
図9を参照して、最初に、電流検出部60bは、モータ電流MCRTがしきい値MCRT_stdを越えたタイミングで、モータ電流MCRTのサンプリングを開始する。サンプリング周期は、第1の演算周期としてCPUの最速演算周期に設定される。さらに、電流検出部60bは、第2の演算周期(10ms)ごとにサンプリングした電流値の中からモータ電流最大値MCRT_maxを抽出してホールドする(ステップS10)。ホールドされたモータ電流最大値MCRT_maxは、異常判定部62bへ出力される。
電流検出部60bは、さらに、ステップS10においてモータ電流MCRTがしきい値MCRT_stdを越えたことを指示する信号OPを生成し、その生成した信号OPを制御モード判定部68へ出力する。制御モード判定部68は、信号OPを受けると、外部ECUから受けたトルク指令値TRおよびモータ回転数MRNに基づいて、制御モードがPWM制御モード、過変調制御モードおよび矩形波制御モードのいずれであるかを判定する。制御モード判定部68は、判定した制御モードを指示する信号MDを生成し、その生成した信号MDを異常判定部62bへ出力する(ステップS11)。
異常判定部62bは、電流検出部60bからモータ電流最大値MCRT_maxを受け、制御モード判定部68から信号MDを受けると、信号MDによって指示される制御モードに対応するしきい値MCRT_stdとなるように、しきい値MCRT_stdを調整する(ステップS12)。
次に、異常判定部62bは、第2の演算周期でモータ電流最大値MCRT_maxがこの調整したしきい値MCRT_stdよりも大きいか否かを判定する(ステップS13)。
ステップS13において、モータ電流最大値MCRT_maxがしきい値MCRT_stdよりも大きいと判定されると、異常判定部62bは、カウント値CNTを(CNT+1)にインクリメントする(ステップS14)。
一方、ステップS13において、モータ電流最大値MCRT_maxがしきい値MCRT_stdよりも小さいと判定されると、異常判定部62bは、カウント値CNTをリセットする(ステップS19)。
異常判定部62bは、ステップS13,S14およびS19の判定およびカウント動作を第2の演算周期ごとに与えられるモータ電流最大値MCRT_maxに対して実行する。さらに、異常判定部62bは、ステップS14においてカウント値CNTをインクリメントするごとに、カウント値CNTが基準カウント値CNT_std(少なくとも3以上とする)に達したか否かを判定する(ステップS15)。
このとき、カウント値CNTが基準カウント値CNT_std(少なくとも3以上とする)に達したと判定されると、異常判定部62bは、モータ電流MCRTの異常を検出したことを指示する検出信号DETを生成し、その生成した検出信号DETをリレー駆動部64および報知部66へ出力する(ステップS16)。
リレー駆動部64は、検出信号DETを受けると、システムリレーSR1,SR2をオフするための信号SEを生成してシステムリレーSR1,SR2へ出力する。これにより、システムリレーSR1,SR2はオフされる(ステップS17)。
報知部68は、検出信号DETを受けると、信号ALを生成して電源装置100の外部に配された表示手段へ出力する。これにより、ユーザに対して異常電流の発生が報知される(ステップS18)。
一方、ステップS15において、カウント値CNTが基準カウント値CNT_stdに満たないと判定されると、すなわち、連続する3つの第2の演算周期において、モータ電流最大値MCRT_maxが連続してしきい値MCRT_stdを越えなかったときには、電流検出部60bは、ステップS20に示すように、モータ電流最大値MCRT_maxをリセット(MCRT_max=0)し、再びステップS10に戻ってモータ電流MCRTの検出を行なう。その後は、実施の形態1と同様である。
以上のように、この発明の実施の形態2によれば、交流モータの制御モードに基づいてモータ電流のしきい値を調整することにより、異常電流の波形によらず精緻に異常を判定することができ、インバータを確実に保護することができる。
[実施の形態3]
図10は、この発明の実施の形態3に従う電源装置における異常電流検出回路のブロック図である。なお、本実施の形態に従う電源装置は、図1に示す電源装置100における異常検出回路402aを異常検出回路402cに置き換えたものに等しいことから、重複する部位についての詳細な説明は省略する。
図10を参照して、異常電流検出回路402cは、電流検出部60cと、異常判定部62cと、リレー駆動部64と、報知部66とを含む。
電流検出部60cは、先の実施の形態1における電流検出部60aと同様に、モータ電流MCRTがしきい値MCRT_stdを越えると、CPUの最速演算周期に相当する第1の演算周期でサンプリングを開始する。電流検出部60cは、さらに、サンプリングしたモータ電流MCRTについて、第1の演算周期よりも低い第2の演算周期ごとにその演算周期内でのモータ電流最大値MCRT_maxを捉えてホールドする。第2の演算周期ごとにホールドされたモータ電流最大値MCRT_maxは、異常判定部62cへ出力される。
異常判定部62cは、電流検出部60cからモータ電流最大値MCRT_maxを受けるとともに、図3のインバータ制御手段401の回転速度演算部54からモータ回転数MRNを受ける。そして、異常判定部62cは、以下に示すように、モータ電流最大値MCRT_maxとしきい値MCRT_stdとの大小関係およびモータ回転数MRNに基づいて、モータ電流MCRTの異常の有無を判定する。すなわち、本実施の形態による異常電流検出回路402cは、異常判定部62cの異常判定項目にモータ回転数MRNを含む点において、先述の異常電流検出回路402aとは相違する。
図11は、図10に示す異常電流検出回路402cにおける異常検出動作を説明するための概略図である。
図11を参照して、電源装置100が正常状態にあるときには、モータ電流MCRTは、点線で示すように、正弦波の電流波形となる。また、レゾルバ30において検出される回転角度θnは、0[deg]から360[deg]までの間を単調増加する出力波形を示す。そして、この回転角度θnを時間微分して得られるモータ回転数MRNは、略一定値を保つ波形となる。
ここで、電源装置100において、レゾルバ30の断線などの異常が生じたときには、レゾルバ30は、正確な回転位置を検出できず、実線で示すような所定の角度θn_cstに固定された回転角度θnを出力し続ける。インバータ制御回路401は、この回転角度θn_cstを受けると、回転角度θn_cst、トルク指令値TRおよびモータ電流MCRTに基づいて、先述した方法に従ってインバータ12のNPNトランジスタQ1〜Q6をオン/オフするための駆動信号DRVを生成する。このとき、交流モータM1の各相を流れるモータ電流MCRTは、固定された回転角度θn_cstに応答して、所定の電流値を保つように制御されるところ、インバータ制御回路401におけるフィードバック制御のゲインが発散することによって、最終的に、所定の電流値を中心に発振する電流波形となる。このとき、実線で示すように、モータ電流MCRTが、正常電流よりも高い電流レベルで発振し続けたとすれば、インバータ12に過電流が継続して流れることとなり、インバータ12を破壊するおそれがある。
そこで、本実施の形態では、この過電流を短期間に、かつ高精度に検出するために、異常電流検出回路402cを、モータ電流MCRTがしきい値MCRT_stdを越えて継続して流れたこと、およびモータ回転数MRNが継続して所定の回転数以下となったことを検出して電源装置100の異常を判断する構成とする。
本構成は、図11から明らかなように、レゾルバ30に異常が生じたときには、固定された回転角度θn_stdに応答して、モータ電流MCRTが発振するとともに、回転角度θn_stdを時間微分して得られるモータ回転数MRNが略0に固定されることに基づくものである。
そして、異常検出回路402cをこのような構成とすることにより、先の実施の形態1による異常検出回路402aに対して、より高い検出精度で電源装置100の異常を検出することが可能となる。
詳細には、異常検出回路402aは、実施の形態1で説明したように、モータ電流最大値MCRTとしきい値MCRT_stdとの大小関係に基づいてモータ電流MCRTの異常の有無を判定する。このとき、異常判定部62aは、モータ電流最大値MCRT_maxが連続する少なくとも3つの第2の演算周期にわたってしきい値MCRT_stdを越えたことを検出して、モータ電流MCRTが異常であると判定する。
しかしながら、この異常判定方法によれば、連続する少なくとも3つの第2の演算周期の各々において、モータ電流MCRTに瞬時的にしきい値MCRT_stdを越えるノイズが重畳した場合であっても、モータ電流MCRTが異常であると判定されてしまうことになる。これは、異常判定に要する負荷を抑える観点から、第2の演算周期ごとのモータ電流最大値MCRT_maxと、しきい値MCRT_stdとの大小を比較する構成としたことによって、モータ電流MCRTがしきい値MCRT_stdを継続的に越えているのか、あるいは瞬時的に越えているのかを区別できないことによる。
これに対して、異常検出回路402cは、モータ回転数MRNを新たに異常判定項目に追加し、連続する少なくとも3つの第2の演算周期において、モータ電流最大値MCRT_maxがしきい値MCRT_stdを越えたこと、かつモータ回転数MRNが略0レベルに固定されたことを検出してモータ電流MCRTの異常を判断する。これによれば、モータ電流MCRTがノイズの重畳によって瞬時的にしきい値MCRT_cstを越える場合には、回転角度θnが固定されず、モータ回転数MRNが略0にならないことから、モータ電流MCRTが継続的にしきい値MCRT_stdを越えている場合と明確に区別することができる。したがって、異常検出回路402cによれば、継続的にしきい値MCRT_stdを越えるモータ電流MCRTのみが異常電流と判定される。これによれば、異常判定精度のさらなる向上が実現され、誤検出を回避することができる。
再び図10を参照して、異常判定部62cは、モータ電流MCRTが異常であると判断すると、異常検出を指示する検出信号DETを生成し、その生成した検出信号DETをリレー駆動部64および報知部66へそれぞれ出力する。
リレー駆動部64は、検出信号DETに応答して、システムリレーSR1,SR2をオフするための信号SEを生成してシステムリレーSR1,SR2へ出力する。システムリレーSR1,SR2が信号SEに応じてオフされることにより、直流電源Bが電源装置100から切り離され、インバータ12に異常電流が流れ込むのが抑えられる。
報知部66は、検出信号DETに応答して、ユーザに異常発生を知らせる警報出力である信号ALを生成し、生成した信号ALを電源装置100の外部へ出力する。出力された信号ALは、車両に搭載された図示しない表示手段に転送されると、音声信号もしくは映像信号に変換されて出力される。
図12は、この発明の実施の形態3による電源装置の異常電流検出動作を説明するためのフローチャートである。
図12を参照して、最初に、電流検出部60aは、モータ電流MCRTがしきい値MCRT_stdを越えたタイミングで、モータ電流MCRTのサンプリングを開始する。サンプリング周期は、第1の演算周期としてCPUの最速演算周期に設定される。さらに、電流検出部60aは、第2の演算周期(=10ms)ごとにサンプリングした電流値の中からモータ電流最大値MCRT_maxを抽出してホールドする(ステップS21)。ホールドされたモータ電流最大値MCRT_maxは、異常判定部62cへ出力される。
次に、異常判定部62cは、第2の演算周期で、モータ電流最大値MCRT_maxがしきい値MCRT_stdよりも大きいか否かを判定する(ステップS22)。
ステップS22において、モータ電流最大値MCRT_maxがしきい値MCRT_stdよりも大きいと判定されると、異常判定部62cは、さらに、モータ回転数MRNが所定の回転数MRN_std以下であるか否かを判定する(ステップS23)。なお、所定の回転数MRN_stdは、ばらつきを考慮して、0近傍であって、レゾルバ30が正常時に検出される回転数よりも著しく低い回転数に設定される。
そして、ステップS23において、モータ回転数MRNが所定の回転数MRN_std以下であると判定されると、異常判定部62cは、カウント値CNTを(CNT+1)にインクリメントする(ステップS24)。
一方、ステップS22において、モータ電流最大値MCRT_maxがしきい値MCRT_stdよりも小さいと判定されると、異常判定部62cは、カウント値CNTをリセットする(ステップS29)。また、ステップS23において、モータ回転数MRNが所定の回転数MRN_stdよりも大きいと判定されると、異常判定部62cは、カウント値CNTをリセットする。
異常判定部62cは、ステップS22〜S24およびS29の判定およびカウント動作を第2の演算周期ごとに与えられるモータ電流最大値MCRT_maxに対して実行する。さらに、異常判定部62cは、ステップS24においてカウント値CNTをインクリメントするごとに、カウント値CNTが基準カウント値CNT_std(少なくとも3以上とする)に達したか否かを判定する(ステップS25)。
このとき、カウント値CNTが基準カウント値CNT_stdに達したと判定されると、異常判定部62cは、モータ電流MCRTの異常を検出したことを指示する検出信号DETを生成し、その生成した検出信号DETをリレー駆動部64および報知部66へ出力する(ステップS26)。
リレー駆動部64は、検出信号DETを受けると、システムリレーSR1,SR2をオフするための信号SEを生成してシステムリレーSR1,SR2へ出力する。これにより、システムリレーSR1,SR2はオフされる(ステップS27)。
報知部66は、検出信号DETを受けると、信号ALを生成して電源装置100外部に配された表示手段(図示せず)へ出力する。これにより、ユーザに対して異常電流の発生が報知される(ステップS28)。
一方、ステップS25において、カウント値CNTが基準カウント値CNT_stdに満たないと判定されると、すなわち、連続する3つの第2の演算周期において、モータ電流最大値MCRT_maxが連続してしきい値MCRT_stdを越えなかったときには、ステップS30に示すように、モータ電流最大値MCRT_maxをリセット(MCRT_max=0)してステップS21に戻り、再びモータ電流MCRTの検出を行なう。
以上のように、この発明の実施の形態3によれば、第2の演算周期ごとにモータ電流およびモータ回転数を検出し、かつ連続する3個以上の第2の演算周期のモータ電流およびモータ回転数の検出結果に基づいてモータ電流の異常を判定することから、より高い精度で異常を検出することができ、インバータの保護をより一層厚くすることができる。
なお、本実施の形態においても、実施の形態1と同様に、モータ電流の異常を判定するしきい値と基準カウント値との間に相関を持たせることによって、異常検出精度を保持するとともに、異常発生時にインバータにかかる負荷を軽減することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、電源から電力の供給を受けて負荷回路を駆動する駆動回路を含む電源装置に利用することができる。
この発明の実施の形態1による電源装置の概略ブロック図である。 図1における制御装置のブロック図である。 図2に示すインバータ制御回路の制御ブロック図である。 図2に示す異常電流検出回路のブロック図である。 図4に示す異常電流検出回路における異常検出動作を説明するための概略図である。 この発明の実施の形態1による電源装置の異常電流検出動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態2に従う電源装置における異常電流検出回路のブロック図である。 交流モータM1のトルクTとモータ回転数MRNとの関係を示す図である。 この発明の実施の形態2による電源装置の異常電流検出動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態3に従う電源装置における異常電流検出回路のブロック図である。 図10に示す異常電流検出回路における異常検出動作を説明するための概略図である。 この発明の実施の形態3による電源装置の異常電流検出動作を説明するためのフローチャートである。 特許文献1に記載される電気自動車用安全装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 電圧センサ、12 インバータ、14 U相アーム、16 V相アーム、18 W相アーム、20 電流センサ、30 レゾルバ、40 制御装置、50 角度補正部、51 電流変換部、52 減算器、53 PI制御部、54 回転速度演算部、55 速度起電力予測演算部、56 加算器、57 変換部、58 駆動信号生成部、60a〜60c 電流検出部、62a〜62c 異常判定部、64 リレー駆動部、66,149 報知部、68 制御モード判定部、100 電源装置、110,B 直流電源、120 漏電検出回路、130 負荷回路、149 保護回路、141 電流検出器、142 電流検出回路、143 制御回路、144 出力リレー回路、145 遮断回路、146 ウォッチドッグタイマ、147 温度検出回路、148 エアバッグ検出回路、150 開閉器、151 ドライブ回路、200 安全装置、401 インバータ制御回路、402a〜402c 異常電流検出回路、SR1,SR2 システムリレー、Q1〜Q6 NPNトランジスタ、D1〜D6 ダイオード、L 給電路、M1 交流モータ。

Claims (18)

  1. 電源と、
    前記電源から電力の供給を受けて負荷回路を駆動する駆動回路と、
    前記駆動回路に流れる駆動電流の異常を検出する異常電流検出回路とを備え、
    前記異常電流検出回路は、
    所定の演算周期ごとに前記駆動電流の最大値を検出する電流検出手段と、
    前記所定の演算周期ごとに前記駆動電流の最大値が所定のしきい値を越えたか否かを判定し、連続するn(nは3以上の自然数)個の前記所定の演算周期の各々において、前記駆動電流の最大値が前記所定のしきい値を越えたことを検出して前記駆動電流の異常を判定する異常判定手段とを含む、電源装置。
  2. 電源と、
    前記電源から電力の供給を受けて負荷回路を駆動する駆動回路と、
    前記駆動回路に流れる駆動電流の異常を検出する異常電流検出回路とを備え、
    前記異常電流検出回路は、
    所定のしきい値をトリガーとして前記駆動電流のサンプリングを開始し、所定の演算周期ごとに前記駆動電流の最大値を検出する電流検出手段と、
    前記所定の演算周期ごとに前記駆動電流の最大値が前記所定のしきい値を越えたか否かを判定し、連続するn(nは3以上の自然数)個の前記所定の演算周期の各々において、前記駆動電流の最大値が前記所定のしきい値を越えたことを検出して前記駆動電流の異常を判定する異常判定手段とを含む、電源装置。
  3. 前記負荷回路は、交流モータを含み、
    前記異常電流検出回路は、前記交流モータの制御モードを判定するモード判定手段をさらに含み、
    前記異常判定手段は、前記所定のしきい値を判定された制御モードに好適なしきい値に調整し、前記所定の演算周期ごとに検出された前記駆動電流の最大値が前記好適なしきい値を越えたか否かを判定し、前記連続するn個の所定の演算周期の各々において、前記駆動電流の最大値が前記好適なしきい値を越えたことを検出して前記駆動電流の異常を判定する、請求項1または請求項2に記載の電源装置。
  4. 前記モード判定手段は、キャリア周波数が異なる制御モードを判定する、請求項3に記載の電源装置。
  5. 前記異常判定手段は、前記判定された制御モードのキャリア周波数に応じて前記しきい値を調整する、請求項4に記載の電源装置。
  6. 前記交流モータの回転角度に基づいて、前記交流モータのモータ回転数を検出する回転数検出手段をさらに備え、
    前記異常判定手段は、前記所定の演算周期ごとに、前記駆動電流の最大値が所定のしきい値を越えたか否か、および前記モータ回転数が所定の回転数以下であるか否かを判定し、連続するn(nは3以上の自然数)個の前記所定の演算周期の各々において、前記駆動電流の最大値が前記所定のしきい値を越えたこと、かつ前記モータ回転数が前記所定の回転数以下となることを検出して前記駆動電流の異常を判定する、請求項1または請求項2に記載の電源装置。
  7. 前記所定の回転数は、前記電源装置の正常動作時において、前記回転数検出手段にて検出されるモータ回転数よりも低く設定される、請求項6に記載の電源装置。
  8. 開閉動作により前記電源と前記駆動回路とを電気的に結合/分離する開閉器をさらに備え、
    前記異常電流検出回路は、前記駆動電流の異常を検出したときに前記電源と前記駆動回路とを電気的に分離するように開閉動作を制御する、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の電源装置。
  9. 前記所定のしきい値は、前記電源装置の正常動作時において、前記駆動回路に流れる前記駆動電流よりも高い電流レベルに設定される、請求項8に記載の電源装置。
  10. 前記連続するn個の所定の演算周期の総和に相当する期間は、前記駆動回路に前記所定のしきい値に相当する電流レベルの駆動電流が継続して流れたときに、前記駆動回路が破壊されるまでの期間よりも短く設定される、請求項9に記載の電源装置。
  11. 前記nは、3とする、請求項10に記載の電源装置。
  12. 前記異常判定手段は、計数手段を含み、
    前記計数手段は、前記所定の演算周期ごとに、前記駆動電流の最大値が前記所定のしきい値を越えたと判定されると計数値をインクリメントし、前記駆動電流の最大値が前記所定のしきい値を越えないと判定されると前記計数値を初期化し、
    前記異常判定手段は、前記計数値が前記nに等しい計数値に達したことを検出して前記駆動電流の異常を判定する、請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の電源装置。
  13. 前記異常判定手段は、前記所定のしきい値に応じて前記nを調整する、請求項12に記載の電源装置。
  14. 前記異常判定手段は、前記所定のしきい値が相対的に高くなるに従って前記nを相対的に小さい数値に調整する、請求項13に記載の電源装置。
  15. 前記異常電流検出回路は、前記駆動回路の回路素子の温度を検出する温度検出手段をさらに含み、
    前記異常判定手段は、前記検出された回路素子の温度に応じて前記nを調整する、請求項12に記載の電源装置。
  16. 前記異常判定手段は、前記検出された回路素子の温度が相対的に高くなるに従って前記nを相対的に小さい数値に調整する、請求項15に記載の電源装置。
  17. 前記所定の演算周期は、前記異常電流検出回路が演算処理可能な最速演算周期よりも長いとする、請求項1から請求項16のいずれか1項に記載の電源装置。
  18. 前記電流検出手段は、前記最速演算周期で駆動電流をサンプリングし、サンプリングした前記駆動電流から前記所定の演算周期ごとに前記駆動電流の最大値を抽出して保持する、請求項17に記載の電源装置。
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