JP2006050874A - 自励式降圧チョッパレギュレータ - Google Patents

自励式降圧チョッパレギュレータ Download PDF

Info

Publication number
JP2006050874A
JP2006050874A JP2004232326A JP2004232326A JP2006050874A JP 2006050874 A JP2006050874 A JP 2006050874A JP 2004232326 A JP2004232326 A JP 2004232326A JP 2004232326 A JP2004232326 A JP 2004232326A JP 2006050874 A JP2006050874 A JP 2006050874A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
transistor
circuit
self
output voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004232326A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4534657B2 (ja
Inventor
Manabu Takemoto
学 竹本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2004232326A priority Critical patent/JP4534657B2/ja
Publication of JP2006050874A publication Critical patent/JP2006050874A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4534657B2 publication Critical patent/JP4534657B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

【課題】 低電圧出力である場合においても、発振周波数を所望の周波数に調整して、安定した出力電圧を供給することが可能な自励式降圧チョッパレギュレータを提供する。
【解決手段】 出力電圧端子Voutの出力電圧を検出する電圧検出回路20および電圧検出回路20の検出結果に基づく信号をドライブ回路14に出力するタイミングを調整する検出タイミング調整回路21について、動作電圧を入力電圧端子Vinに供給される入力電圧Vinとして動作するように構成する。これにより、出力電圧端子Voutに生成される出力電圧が低電圧である場合においても、十分な動作電圧を確保することができるため安定した出力電圧を供給することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自励式チョッパレギュレータに関し、特に自励式降圧チョッパレギュレータに関する。
従来より、直流電圧の大きさを調整するためにいわゆるチョッパレギュレータが用いられてきた。自励式チョッパレギュレータは、スイッチ素子のオン/オフにより直流電力の変換・制御すなわち降圧あるいは昇圧を行なうものである。この自励式チョッパレギュレータは、いわゆるリップルコンバータと呼ばれるもので出力電圧の低下および上昇に応じて、スイッチ素子をオン/オフすることにより所定の値へと出力電圧の安定化を図るものである。
しかしながら、このスイッチ素子のスイッチング周波数すなわち自励発振の発振周波数は、回路素子のばらつきや配線の引き回しの影響等により変動するおそれがあり、設計段階で意図した所望の発振周波数と異なる周波数によりスイッチ素子がオン/オフを実行するために所望の安定した出力特性が得られないという問題があった。
特開2003−70244号公報においては、スイッチ素子のオン/オフのタイミングを調整する回路を設けることにより、所望の発振周波数に調整し、安定した出力特性が得られる自励式チョッパレギュレータを開示している。
図6は、従来の特開2003−70244号公報における自励式チョッパレギュレータ10を説明するブロック構成図である。
図7は、従来の自励式チョッパレギュレータ10の具体的回路構成図である。
図6を参照して、従来の自励式チョッパレギュレータについて説明する。自励式チョッパレギュレータ10は、ノードN0とノードN11との間に接続され、ノードN0と電気的に結合された入力電圧端子Vinに加えられた入力電圧をスイッチング動作により投入するスイッチ素子12と、スイッチ素子12に接続されてスイッチ素子12を駆動するドライブ回路14と、ノードN0と電気的に結合された入力電圧端子Vinに接続されてドライブ回路14を起動する起動回路16と、スイッチ素子12の出力に接続されてドライブ回路14に正帰還をかける帰還回路18と、ノードN4と電気的に結合された出力電圧端子VoutとノードN11との間に接続されて、スイッチ素子12がオンのときに電磁エネルギを蓄える直流リアクトルL1と、スイッチ素子12の出力と接地側のノードN1との間に接続されて、スイッチ素子12がオフのときの直流リアクトルL1の電磁エネルギによって電流が還流する還流ダイオードD1と、ノードN4と接続されて、直流リアクトルL1の出力電圧を検出して検出結果に基づきドライブ回路14に対して制御信号を出力する電圧検出回路20と、電圧検出回路20とドライブ回路14との間に接続され、電圧検出回路20からドライブ回路14に伝達する制御信号のタイミングを調整する検出タイミング調整回路22とを備える。
入力電圧端子VinにコンデンサC1により平滑された直流電圧Viが加えられると、起動回路16によりドライブ回路14が起動する。ドライブ回路14の起動によってスイッチ素子12がオンし、スイッチ素子12の出力が上昇する。したがって、帰還回路18によってドライブ回路14に正帰還が掛かる。
同時に、直流リアクトルL1に電流が流れ、直線的に電流量が増加して、直流リアクトルL1を通じてコンデンサC3が充電され、出力電圧端子Voutの出力電圧が上昇する。
スイッチ素子12がオンしている場合において、電圧検出回路20は、出力電圧端子Voutの出力電圧を検知し、出力電圧が所定の基準電圧を超えるのを検出すると、検出タイミング調整回路22を介してドライブ回路14をオフする信号を出力する。これによりスイッチ素子12がオフとなる。
スイッチ素子12がオフの期間中は、直流リアクトルL1に蓄えられた電磁エネルギによって電流が還流ダイオードD1を介して還流されて出力電圧端子Voutに接続された平滑コンデンサC3および負荷24に送られる。
スイッチ素子12がオフしている場合において、電圧検出回路20は、出力電圧端子Voutの出力電圧を検知し、出力電圧が所定の基準電圧よりも下がるのを検出すると、検出タイミング調整回路22を介してドライブ回路14をオンする信号を出力する。これにより、再びスイッチ素子が12がオンする。
したがって、電圧検出回路20は、出力電圧端子Voutの電圧レベルを検出し、スイッチ素子12のオン/オフを制御する。これに伴い、出力電圧端子Voutに供給される出力電圧は所望の電圧に制御される。
図7を参照して、従来の自励式チョッパレギュレータの回路構成の接続関係について説明する。スイッチ素子12は、トランジスタTR4で構成される。トランジスタTR4は、エミッタ側がノードN0と接続され、コレクタ側がノードN11と接続され、ベース側がノードN2と接続される。ドライブ回路14は、トランジスタTR3と、抵抗R7およびR8とで構成される。トランジスタTR3は、エミッタ側がノードN1と接続され、コレクタ側が抵抗R7を介してノードN2と接続される。そしてベース側がノードN3と接続される。抵抗R8は、ノードN0とノードN2との間に接続される。起動回路16は、抵抗R9で構成される。抵抗R9は、ノードN0とノードN3との間に接続される。帰還回路18は、コンデンサC2と、抵抗R10とで構成される。コンデンサC2と、抵抗R10は、ノードN11とノードN3との間に直列に接続される。電圧検出回路20は、抵抗R5,R6と、シャントレギュレータU1と、コンデンサC4とで構成される。抵抗R5は、ノードN4とノードN8との間に接続される。コンデンサC4は、ノードN7とノードN8との間に接続される。抵抗R6は、ノードN1とノードN8との間に接続される。シャントレギュレータU1は、ノードN8の電圧に応じて動作し、カソード側がノードN7と接続され、アノード側がノードN1と接続される。検出タイミング調整回路22は、トランジスタTR1,TR2と、抵抗R2〜R4と、可変抵抗VR1とで構成される。トランジスタTR2はPNP型バイポーラトランジスタであり、エミッタ側がノードN4と接続され、コレクタ側が抵抗R2を介してノードN6と接続され、ベース側がノードN5と接続される。抵抗R3は、ノードN4とノードN5との間に接続される。抵抗R4は、ノードN5とノードN7との間に接続される。トランジスタTR1はNPN型バイポーラトランジスタであり、エミッタ側がノードN1と接続され、コレクタ側がノードN3と接続される。ベース側がノードN6と接続される。可変抵抗VR1は、ノードN6とノードN1との間に接続される。
出力電圧端子Voutの電圧は、抵抗R5およびR6で分圧され、ノードN8に供給される。この分圧された電圧が、シャントレギュレータU1の基準電圧すなわちしきい値電圧よりも低くなると、シャントレギュレータU1はオフとなる。
シャントレギュレータU1がオフとなると、検出タイミング調整回路22において、バイアス抵抗R4を通じて流れていたベース電流が遮断されるために入力トランジスタTR2はオフとなる。入力トランジスタTR2がオフになると、出力トランジスタTR1は、結合抵抗R2を通じて流れ込んでいたベース電流が遮断されるためにオフとなるが、ベース蓄積電荷が可変抵抗VR1を通じて放電されるまでに時間遅れが生ずる。出力トランジスタTR1がオフとなると、ドライブ回路14において、トランジスタTR3は、抵抗R9を介してベース電流が流れるためにオンとなる。ドライブ回路14のトランジスタTR3がオンとなるとスイッチ素子12のトランジスタTR4は抵抗R7を介してベース電流が流れるためにオンとなる。
したがって、直流リアクトルL1を通じてコンデンサC3が充電され、出力電圧端子Voutへの出力電圧が上昇することとなる。
一方、出力電圧端子Voutの電圧が上昇すると前述したのと逆の動作過程が生じることとなる。
具体的には、ノードN8に供給される分圧された電圧がシャントレギュレータU1の検出電圧すなわち基準電圧よりも高くなると、シャントレギュレータU1がオンする。
シャントレギュレータU1がオンとなると、検出タイミング調整回路22において、バイアス抵抗R3の電圧降下が大きくなって、抵抗R4を介して入力トランジスタTR2のベース電流が流れるために入力トランジスタTR2はオンとなる。入力トランジスタTR2がオンになると、出力トランジスタTR1もオンする。
出力トランジスタTR1がオンすると、ドライブ回路14のトランジスタTR3はオフとなる。これに伴いスイッチ素子12のトランジスタTR4もオフとなり、出力電圧端子Voutの出力電圧は下降する。
このようにしてスイッチ素子12のトランジスタTR4は、一連のフィードバックループの遅延時間で定まる一定の周波数でスイッチング動作を繰返し、出力電圧端子Voutの出力電圧は一定に保たれる。
この従来の自励式チョッパレギュレータ10のスイッチング周波数すなわち発振周波数は、出力トランジスタTR1のベース蓄積電荷の放電時間と相関関係があるため可変抵抗VR1の抵抗値を調整することにより、発振周波数を調整することができる。具体的には可変抵抗VR1の抵抗値を小さくすると、出力トランジスタTR1のベース蓄積電荷の放電時間が短くなるので遅延時間が短くなり結果的に自励式チョッパレギュレータの発振周波数は高くなる。一方、可変抵抗VR1の抵抗値を大きくすると、出力トランジスタTR1のベース蓄積電荷の放電時間が長くなるため、遅延時間が長くなり結果的に自励式チョッパレギュレータの発振周波数は低くなることとなる。
特開2003−70244号公報
一方で、近年、機器の低消費電力化が叫ばれ、機器の駆動電圧は低電圧化の傾向にある。したがって、自励式チョッパレギュレータの出力電圧についても低電圧で安定した電圧を供給する必要がある。
しかしながら、上述した図6および図7の構成における電圧検出回路および検出タイミング調整回路は、ともに出力電圧端子Voutに供給される出力電圧を動作電圧として駆動する構成である。したがって、出力電圧の設定値が低いときでも正常に動作させることが必要となるが、実際には出力電圧をある程度以上に設定しなければ正常な動作に支障をきたす恐れがある。
具体的には、検出タイミング調整回路22を正常に動作させるためには、トランジスタTR1のベース−エミッタ間電圧VBE1、抵抗R2に掛かる両端電圧VR2およびトランジスタTR2のコレクタ−エミッタ間電圧VCE2の和すなわちVBE1+VR2+VCE2以上の電圧を動作電圧として確保する必要がある。
また、シャントレギュレータU1を正常に動作させるためには、基準電圧VK、抵抗R3に掛かる両端電圧VR3およびトランジスタTR2のベース−エミッタ間電圧VBE2の和すなわち、VK+VR3+VBE2以上の電圧を動作電圧として確保する必要がある。
したがって、たとえばシャントレギュレータU1について、基準電圧VK(=1.24V)で正常に動作させるためにはそれ以上の動作電圧が要求され、出力電圧端子Voutの出力電圧がそれ以下の場合には正常に動作させることができない。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、低電圧出力である場合においても、発振周波数を所望の周波数に調整して、安定した出力電圧を供給することが可能な自励式降圧チョッパレギュレータを提供することを目的とする。
本発明にかかる自励式降圧チョッパレギュレータは、入力電圧をスイッチングするスイッチ素子と、スイッチ素子を駆動するドライブ回路と、出力電圧を検出してドライブ回路を制御する信号を出力する電圧検出回路と、電圧検出回路とドライブ回路との間に設けられ、ドライブ回路を制御する信号を出力するタイミング調整回路とを備える。電圧生成回路およびタイミング調整回路は、入力電圧の供給を受けて動作する。
好ましくは、タイミング調整回路は、電圧検出回路の出力に基づいてスイッチングする第1のトランジスタと、第1のトランジスタのスイッチングに応答して動作する第2のトランジスタとを含む。第1のトランジスタは、ベースが電圧検出回路に接続され、コレクタが第2のトランジスタのベースに接続されるとともに、エミッタに出力電圧が印加される。第2のトランジスタは、エミッタがスイッチ素子の入力側に接続されるとともにベースがバイアス抵抗を介してスイッチ素子の入力側に接続され、コレクタがドライブ回路に接続される。
特に、ドライブ回路は、第2のトランジスタのスイッチングに応答して、調整可能なタイミングで駆動される、スイッチ素子を駆動するための第3のトランジスタを含む。
特に、タイミング調整回路は、第3のトランジスタの蓄積電荷の放電時間を調整する調整手段を含む。
好ましくは、電圧検出回路は、出力電圧に基づいて生成される電圧に応じて動作するシャントレギュレータを含む。シャントレギュレータは、バイアス抵抗を介して入力電圧の供給を受ける。
本発明にかかる自励式降圧チョッパレギュレータの電圧生成回路およびタイミング調整回路は、入力電圧の供給を受けて動作する。したがって、出力電圧が低電圧である場合においても、入力電圧を動作電圧とするため安定した出力電圧を供給する点で動作安定性を確保することができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付し、その説明は繰返さない。
図1は、本発明の実施の形態に従う自励式降圧チョッパレギュレータ1のブロック構成図である。
図1を参照して、本発明の実施の形態に従う自励式降圧チョッパレギュレータ1は、図6で説明した従来の自励式チョッパレギュレータ10と比較して、電圧検出回路20が入力電圧の入力を受けて動作し、さらに検出タイミング調整回路22を検出タイミング調整回路21に置換するとともに、入力電圧の入力を受けて動作する点が異なる。その他の点は図6および図7で説明したのと同様である。
本発明においては、電圧検出回路20および検出タイミング調整回路21が入力電圧を動作電圧として動作する場合について説明する。
図2は、図1で説明した自励式降圧チョッパレギュレータ1の具体的回路図である。
電圧検出回路20は、抵抗R5,R6,R11と、シャントレギュレータU1と、コンデンサC4とを含む。接続関係については、図7で説明したのと同様であるのでその詳細な説明は繰り返さない。なお、抵抗R11は、入力電圧端子Vinと電気的に結合されたノードN0とノードN7との間に接続される。これに伴い、電圧検出回路20は、入力電圧Viを動作電圧として駆動する。
検出タイミング調整回路21は、抵抗R2,R12〜R14と、可変抵抗VR1と、トランジスタTR2,TR5とを含む。
トランジスタTR5は、コレクタ側がノードN5と接続され、エミッタ側は抵抗R12を介してノードN4と接続される。またベース側は、電圧検出回路20からの出力信号の出力ノードN7と接続される。可変抵抗VR1は、ノードN3とノードN1との間に接続される。トランジスタTR2は、エミッタ側がノードN0と接続され、コレクタ側が抵抗R2を介してノードN3と接続される。またベース側は、抵抗R14を介してノードN5と接続される。抵抗R13は、ノードN0とノードN5との間に接続される。これに伴い、検出タイミング調整回路21は、入力電圧Viを動作電圧として駆動する。
ドライブ回路14は、トランジスタTR3と、抵抗R7,R8とを含む。その接続関係については、図7で示したのと同様であるのでその詳細な説明は繰り返さない。なお、ドライブ回路14は、ノードN3から検出タイミング調整回路21からの信号の入力を受ける。また、帰還回路18は、コンデンサC2と、抵抗R10とを含む。その接続関係については、図7で示したのと同様であるのでその詳細な説明は繰り返さない。なお、検出タイミング調整回路21には図7の検出タイミング調整回路22におけるトランジスタTR1と同様の働きをするものではないが、ドライブ回路14のトランジスタTR3が同様の働きを実行する。検出タイミング調整回路21は、検出タイミング調整回路22と比較して、トランジスタTR5がさらに設けられている。これにより、電圧検出回路20の出力信号が一度論理反転する。そこで、検出タイミング調整回路21では、トランジスタTR1とTR3とが同じNPN型バイポーラトランジスタであることを利用して、トランジスタTR1を省いて、トランジスタTR3にトランジスタTR1の役割をさせている。また、同時にトランジスタTR1とトランジスタTR5とで二度行なっていた論理反転を一度に減らすことによって、論理反転の数を同じにしている。トランジスタTR5を追加した分、トランジスタTR1を省いているため、回路の構成要素としてトランジスタの個数は変わらない。
次に、本発明の実施の形態に従う自励式降圧チョッパレギュレータ1の動作について説明する。
電源が投入されると、抵抗R11を介してシャントレギュレータU1のカソード側が「H」レベルとなる。これに伴い、トランジスタTR5にベース電流が流れ、トランジスタTR5がオンする。トランジスタTR5のオンに伴い、トランジスタTR2のベース電流が抵抗R14を介して流れ、トランジスタTR2もオンする。
トランジスタTR2のオンにより、抵抗R2を介してトランジスタTR3に対してベース電流が流れる。したがって、ドライブ回路14のトランジスタTR3がオンする。ドライブ回路14のトランジスタTR3のオンにより、スイッチ素子12のトランジスタTR4がオンし、出力電圧端子Voutの電圧レベルが上昇する。なお、電圧検出回路20は、入力電圧Viを動作電圧として起動しているため、抵抗R11が起動回路の役割を果たすようになり、それによって図7に設けられていた起動回路は省かれている。
出力電圧の分圧値がシャントレギュレータU1の基準電圧(しきい値電圧)を超えると、シャントレギュレータU1のカソード側が「L」レベルとなり、トランジスタTR5がオフする。トランジスタTR5のオフに伴い、トランジスタTR2,TR3がそれぞれオフし、スイッチ素子12のトランジスタTR4がオフして出力電圧端子Voutの電圧レベルが下降する。
また、出力電圧の分圧値がシャントレギュレータU1の基準電圧(しきい値電圧)より低くなると、シャントレギュレータU1はオフする。これに伴い、シャントレギュレータのカソード側が「H」レベルとなり、トランジスタTR5がオンする。トランジスタTR5のオンに伴い、トランジスタTR2,TR3がそれぞれオンし、スイッチ素子12のトランジスタTR4がオンして出力電圧端子Voutの電圧レベルが上昇する。
このようにしてスイッチ素子12のトランジスタTR4は、一連のフィードバックループの遅延時間で定まる一定の周波数でスイッチング動作を繰返し、出力電圧端子Voutの出力電圧は一定に保たれる。
本発明の実施の形態に従う自励式降圧チョッパレギュレータ1のスイッチング周波数すなわち発振周波数は、トランジスタTR3のベース蓄積電荷の放電時間と相関関係があるため可変抵抗VR1の抵抗値を調整することにより、発振周波数を調整することができる。具体的には可変抵抗VR1の抵抗値を小さくすると、トランジスタTR3のベース蓄積電荷の放電時間が短くなるので遅延時間が短くなり結果的に自励式降圧チョッパレギュレータの発振周波数は高くなる。一方、可変抵抗VR1の抵抗値を大きくすると、トランジスタTR3のベース蓄積電荷の放電時間が長くなるため、遅延時間が長くなり結果的に自励式降圧チョッパレギュレータの発振周波数は低くなることとなる。この点については、従来の構成と同様である。
本発明の実施の形態に従う自励式降圧チョッパレギュレータ1の構成により、シャントレギュレータの基準電圧Vref(しきい値電圧)が低電圧である場合においても、入力電圧(≫出力電圧)を用いて電圧検出回路20および検出タイミング調整回路21を駆動することが可能であるため、正常に動作させることが可能であり、所望の発振周波数に制御することができる。
図3は、基準電圧Vref(=1.24ボルト)のシャントレギュレータを用いて出力電圧を出力する場合の負荷変動特性を説明する図である。
図3に示されるように、低電圧出力の自励式降圧チョッパレギュレータにおいても、負荷特性が変動すなわち負荷電流が変化した場合においても所望の低電圧(1.24V)を維持し続けることが可能となっている。
図4は、可変抵抗VR1の抵抗値を調整した場合の発振周波数の変動を説明する図である。
図4に示されるように、可変抵抗VR1の抵抗値を調整することにより発振周波数が線形に変動している図が示されている。すなわち、抵抗値を調整することにより所望の発振周波数に調整することができる。
すなわち、本願の実施の形態に従う低電圧出力の自励式降圧チョッパレギュレータにおいて、入力電圧を動作電圧とすることにより線形にすなわち正常に制御させることが可能となっている。
図5は、スイッチ素子をバイポーラトランジスタからMOSトランジスタに置換した場合の自励式降圧チョッパレギュレータ1#の回路構成図である。
図5を参照して、自励式降圧チョッパレギュレータ1♯について説明する。自励式降圧チョッパレギュレータ1♯は、スイッチ素子12をスイッチ素子12#に置換し、ドライブ回路14をドライブ回路15に置換した点が自励式降圧チョッパレギュレータ1と異なる。さらに、検出タイミング調整回路21を検出タイミング調整回路23に置換している。その他の点は同様であるのでその詳細な説明は繰り返さない。
スイッチ素子12#は、MOSトランジスタTR4#を含む。検出タイミング調整回路23は、トランジスタTR2のベース側の抵抗R14を除いた点がことなる。その他の点は同様であるのでその詳細な説明は繰り返さない。
ドライブ回路15は、トランジスタTR3,TR6,TR7と、抵抗R12,R15,R16と、コンデンサC5とを含む。
トランジスタTR7は、コレクタ側がノードN0と接続され、エミッタ側がノードN2と接続される。またベース側は抵抗R15を介してノードN0と接続される。トランジスタTR6は、エミッタ側がノードN2と接続され、コレクタ側がノードN10と接続される。ベース側はノードN9と接続される。トランジスタTR3は、エミッタ側がノードN1と接続され、コレクタ側が抵抗R16を介してノードN9と接続される。ベース側はノードN3と接続される。抵抗R12は、ノードN1とノードN10との間に接続される。コンデンサC5は、ノードN1とノードN10との間に抵抗R12と並列に接続される。
電源が投入されると、抵抗R11を介してシャントレギュレータU1のカソード側が「H」レベルとなる。これに伴い、トランジスタTR5にベース電流が流れ、トランジスタTR5がオンする。トランジスタTR5のオンに伴い、トランジスタTR2のベース電流が抵抗R13を介して流れ、トランジスタTR2もオンする。
トランジスタTR2のオンにより、抵抗R2を介してトランジスタTR3に対してベース電流が流れる。したがって、ドライブ回路15のトランジスタTR3がオンする。ドライブ回路15のトランジスタTR3のオンにより、トランジスタTR6,TR7にベース電流が流れ、トランジスタTR6,TR7もオンする。トランジスタTR6,TR7のオンに伴い、スイッチ素子12#のトランジスタTR4#がオンし、出力電圧端子Voutの電圧レベルが上昇する。
出力電圧の分圧値がシャントレギュレータU1の基準電圧(しきい値電圧)を超えると、シャントレギュレータU1のカソード側が「L」レベルとなりトランジスタTR5がオフする。トランジスタTR5のオフに伴い、トランジスタTR2,TR3がそれぞれオフする。これに伴い、トランジスタTR6,TR7もオフし、スイッチ素子12#のトランジスタTR4#がオフして出力電圧端子Voutの電圧レベルが下降する。
また、出力電圧の分圧値がシャントレギュレータU1の基準電圧(しきい値電圧)より低くなると、シャントレギュレータU1はオフする。これに伴い、シャントレギュレータのカソード側が「H」レベルとなり、トランジスタTR5がオンする。トランジスタTR5のオンに伴い、トランジスタTR2,TR3がそれぞれオンする。これに伴い、トランジスタTR6,TR7もオンし、スイッチ素子12#のトランジスタTR4#がオンして出力電圧端子Voutの電圧レベルが上昇する。
本構成により、入力電圧を用いて電圧検出回路20および検出タイミング調整回路23を駆動することが可能であるため、出力電圧としてシャントレギュレータの基準電圧Vref以下の電圧レベルにおいても正常に動作させることが可能であり、所望の発振周波数に制御することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に従う自励式降圧チョッパレギュレータ1のブロック構成図である。 図1で説明した自励式降圧チョッパレギュレータ1の具体的回路図である。 基準電圧Vrefのシャントレギュレータを用いて出力電圧を出力する場合の負荷変動特性を説明する図である。 可変抵抗VR1の抵抗値を調整した場合の発振周波数の変動を説明する図である。 スイッチ素子をバイポーラトランジスタからMOSトランジスタに置換した場合の自励式降圧チョッパレギュレータ1#の回路構成図である。 従来の自励式チョッパレギュレータ10を説明するブロック構成図である。 従来の自励式チョッパレギュレータ10の具体的回路構成図である。
符号の説明
1,1#,10 チョッパレギュレータ、12,12# スイッチ素子、14,15 ドライブ回路、16 起動回路、18 帰還回路、20 電圧検出回路、21,22,23 検出タイミング調整回路、24 負荷。

Claims (5)

  1. 入力電圧をスイッチングするスイッチ素子と、
    前記スイッチ素子を駆動するドライブ回路と、
    前記出力電圧を検出して前記ドライブ回路を制御する信号を出力する電圧検出回路と、
    前記電圧検出回路と前記ドライブ回路との間に設けられ、前記ドライブ回路を制御する信号を出力するタイミングを調整するタイミング調整回路とを備え、
    前記電圧生成回路および前記タイミング調整回路は、前記入力電圧の供給を受けて動作する、自励式降圧チョッパレギュレータ。
  2. 前記タイミング調整回路は、
    前記電圧検出回路の出力に基づいてスイッチングする第1のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタのスイッチングに応答して動作する第2のトランジスタとを含み、
    前記第1のトランジスタは、ベースが前記電圧検出回路に接続され、コレクタが前記第2のトランジスタのベースに接続されるとともに、エミッタに前記出力電圧が印加され、
    前記第2のトランジスタは、エミッタが前記スイッチ素子の入力側に接続されるとともにベースがバイアス抵抗を介して前記スイッチ素子の入力側に接続され、コレクタが前記ドライブ回路に接続される、請求項1記載の自励式降圧チョッパレギュレータ。
  3. 前記ドライブ回路は、前記第2のトランジスタのスイッチングに応答して、調整可能なタイミングで駆動される、前記スイッチ素子を駆動するための第3のトランジスタを含む、請求項2記載の自励式降圧チョッパレギュレータ。
  4. 前記タイミング調整回路は、前記第3のトランジスタの蓄積電荷の放電時間を調整する調整手段を含む、請求項3記載の自励式降圧チョッパレギュレータ。
  5. 前記電圧検出回路は、前記出力電圧に基づいて生成される電圧に応じて動作するシャントレギュレータを含み、
    前記シャントレギュレータは、バイアス抵抗を介して前記入力電圧の供給を受ける、請求項1記載の自励式降圧チョッパレギュレータ。
JP2004232326A 2004-08-09 2004-08-09 自励式降圧チョッパレギュレータ Expired - Fee Related JP4534657B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004232326A JP4534657B2 (ja) 2004-08-09 2004-08-09 自励式降圧チョッパレギュレータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004232326A JP4534657B2 (ja) 2004-08-09 2004-08-09 自励式降圧チョッパレギュレータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006050874A true JP2006050874A (ja) 2006-02-16
JP4534657B2 JP4534657B2 (ja) 2010-09-01

Family

ID=36028751

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004232326A Expired - Fee Related JP4534657B2 (ja) 2004-08-09 2004-08-09 自励式降圧チョッパレギュレータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4534657B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6155486U (ja) * 1984-08-20 1986-04-14
JPH11252807A (ja) * 1998-03-04 1999-09-17 Sony Corp 充電装置
JP2003070244A (ja) * 2001-06-15 2003-03-07 Murata Mfg Co Ltd 自励式チョッパレギュレータ、それに用いる電圧制御モジュールおよびそれを用いた電子機器
JP2004129434A (ja) * 2002-10-04 2004-04-22 Nichicon Corp チョッパー回路

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6155486U (ja) * 1984-08-20 1986-04-14
JPH11252807A (ja) * 1998-03-04 1999-09-17 Sony Corp 充電装置
JP2003070244A (ja) * 2001-06-15 2003-03-07 Murata Mfg Co Ltd 自励式チョッパレギュレータ、それに用いる電圧制御モジュールおよびそれを用いた電子機器
JP2004129434A (ja) * 2002-10-04 2004-04-22 Nichicon Corp チョッパー回路

Also Published As

Publication number Publication date
JP4534657B2 (ja) 2010-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1239574B1 (en) DC-DC converter, power supply circuit, and method for controlling the same
US7609039B2 (en) Controller and control method for DC-DC converter
JP3817446B2 (ja) 電源回路及びdc−dcコンバータの出力電圧制御方法
JP5332248B2 (ja) 電源装置
EP1385074B1 (en) Power supplying method and apparatus capable of quickly responding to variations in input and output voltages to output a stable voltage
US6850047B2 (en) Switching regulator and power supply using the same
US7893667B2 (en) PWM power supply apparatus having a controlled duty ratio without causing overall system oscillation
US6608520B1 (en) Regulator circuit
JP2005045993A (ja) Pwmスイッチングレギュレータ制御回路
JP4721274B2 (ja) Dc/dcコンバータ
JP4487649B2 (ja) 昇降圧型dc−dcコンバータの制御装置
JP2004343900A (ja) スイッチング電源装置、およびスイッチング電源制御用半導体装置
JP2007317239A (ja) 直流電源装置
JP4328290B2 (ja) 電源回路、半導体集積回路装置、電子機器及び電源回路の制御方法
KR100909317B1 (ko) Pfm 제어용 스위칭 레귤레이터 제어 회로
JP2005117828A (ja) レギュレータ回路
JP2010081748A (ja) 昇圧型dc−dcコンバータの制御回路、昇圧型dc−dcコンバータの制御方法及び昇圧型dc−dcコンバータ
JP4467395B2 (ja) 電源装置
JP4534657B2 (ja) 自励式降圧チョッパレギュレータ
JP3375951B2 (ja) スイッチングレギュレータ
JP2005020917A (ja) スイッチング電源装置、およびスイッチング電源制御用半導体装置
JP2005057954A (ja) 昇降圧自動切換え回路
JP4878871B2 (ja) 電源回路
JPH10248238A (ja) Dc−dcコンバータ
JP4233037B2 (ja) スイッチングレギュレータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070511

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100318

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100525

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100607

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130625

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4534657

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130625

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees