JP4233037B2 - スイッチングレギュレータ - Google Patents

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本発明は、例えば携帯用の半導体集積回路等に用いられ、入力電圧を、昇圧、降圧、極性反転することによって所定の電圧に変換するDC/DCコンバータの一種であるスイッチングレギュレータに関する。
入力電圧を所定の電圧に変換して出力する回路としては、シリーズレギュレータ、スイッチングレギュレータ、チャージポンプ回路などが知られている。
スイッチングレギュレータは、DC/DCコンバータの一種であり、入力電圧を昇圧して出力する昇圧型、入力電圧を降圧して出力する降圧型、入力電圧の極性を反転させて出力する反転型など、様々な変換方式のものがある。このようなスイッチングレギュレータとして、例えば非特許文献1に記載されている。
図8は、非特許文献1に記載されたスイッチングレギュレータの概略構成を示すブロック図である。
図8に示すスイッチングレギュレータは、入力端子VINから入力された1次側電圧を変換し、出力側端子VOUTから所望の2次側出力電圧として出力する電圧変換回路部2と、外部制御信号発生部12からの信号に応じて電圧変換回路部2を制御する制御信号を電圧変換回路部2に出力する制御回路部1とを有している。制御回路部1は、半導体集積回路によって構成されており、また、電圧変換回路部2は、入力される電圧を、昇圧、降圧、極性の反転のいずれかを実施するように、制御回路部1に対して取り外し可能なディスクリート部品になっている。制御回路部1には、電圧変換回路部2が昇圧型、降圧型、反転型に応じて適切な制御信号を出力する外部制御信号発生部12が接続されており、この外部制御信号発生部12が操作されることによって、電圧変換回路部2の電圧変換モードに対応した信号が制御回路部1に出力される。
電圧変換回路部2は、昇圧型、降圧型、反転型によって回路構成が異なる。具体的な回路構成を、図9〜図11にそれぞれ示す。図9は、昇圧型の電圧変換回路部2が設けられたスイッチングレギュレータの構成を示し、図10は、降圧型の電圧変換回路部2が設けられたスイッチングレギュレータの構成を示し、図11は、反転型の電圧変換回路部2が設けられたスイッチングレギュレータの構成を示している。以下に、それぞれの回路構成について説明する。
図9〜図11にそれぞれ示すスイッチングレギュレータは、半導体集積回路によって構成された制御回路部1と、外部回路である電圧変換回路部2と、制御信号発生部12とをそれぞれ有している。それぞれの制御回路部1は、電源端子VCC、接地端子GND、制御端子EXT、電流センス端子CS(Current Sense)、フィードバック端子FB(Feed Back)、電圧参照端子VR(Voltage Referense)、選択端子SEL(Select)の7つの入出力端子を有している。また、制御回路部1には、基準電圧V1を発生する基準電圧発生回路5と、電圧変換回路部2が昇圧型、降圧型、反転型のいずれであるかを判別する判別回路3と、制御信号発生回路4とを有している。制御信号発生回路4は、判別回路3での判別結果に基づいて、電圧変換モードに対応した制御信号を制御端子EXTに出力する。
図9に示す昇圧型の電圧変換回路2は、1次側の入力電圧が印加されるコイルL1と、コイルL1に接続されたスイッチング装置9とを有している。スイッチング装置9は、第1スイッチSW1および第2スイッチSW2を有しており、制御回路部1の制御端子EXTから出力される制御信号によって、第1スイッチSW1および第2スイッチSW2のいずれか、または両方が制御される。
スイッチング装置9は、第1スイッチSW1および第2スイッチSW2のそれぞれの一端が共通接続された接続点S1と、第1スイッチSW1の他端が接続された接続点S2と、第2スイッチSW2の他端が接続された接続点S3とを有している。接続点S1は、1次側電圧が印加されるコイルL1に接続されている。コイルL1の他端は、入力端子VINに接続されており、入力端子VINから1次側の入力電圧が入力される。入力端子VINは、制御回路部1の電源端子VCCに接続されており、入力端子VINから入力される1次側の入力電圧が、制御回路部1の電源電圧として電源端子VCCに与えられている。
接続点S2は、一端が接地された第1抵抗R1の他端に接続されている。この第1抵抗R1は、コイルL1にエネルギーを蓄積する際に第1スイッチSW1を流れる電流を検出するために設けられており、非常に小さな抵抗値になっている。接続点S3は、電圧変換回路部2の出力端子VOUTに接続されている。接続点S2は、制御回路部1の電流センス端子CSに接続されている。第2スイッチSW2に接続された出力端子VOUTは、容量C1を介して接地されている。また、出力端子VOUTは、直列接続された第2抵抗R2および第3抵抗R3を介して接地されている。第2抵抗R2および第3抵抗R3の接続点は、制御回路部1のフィードバック端子FBに接続されている。
このような構成のスイッチング装置9では、第1のスイッチSW1は、入力端子VINからの一次側の電圧のエネルギーをコイルL1に蓄積させる際に導通状態となり、コイルL1に蓄積されたエネルギーを容量C1に蓄積する際に非導通状態となる。また、第2のスイッチSW2は、コイルL1にエネルギーを蓄積する際に非導通状態になり、コイルL1に蓄積されたエネルギーを容量C1に蓄積して昇圧し出力端子VOUTから放出する際に導通状態になる。
図10に示す降圧型の電圧変換回路部2では、入力端子VINに抵抗R1を介してスイッチング装置9が接続されており、抵抗R1とスイッチング装置9との接続点S1が、制御回路部1の電流センス端子CSに接続されている。スイッチング装置9には、第1スイッチSW1と第2スイッチSW2とが直列に接続されている。第2スイッチSW2の他端である接続点S2は接地されている。第1スイッチSW1と第2スイッチSW2との接続点S3には、コイルL1の一端が接続されて、コイルL1の他端が容量C1および出力端子VOUTに接続されている。出力端子VOUTと接地との間には、直列に接続された第2抵抗R2および第3抵抗R3が設けられており、第2抵抗R2および第3抵抗R3の接続点の電位が、制御回路部1のフィードバック端子FBに入力されている。
電圧変換回路部2が反転型の場合のスイッチングレギュレータの構成を図11に示す。この場合には、入力端子VINに抵抗R1を介してスイッチング装置9が接続されており、抵抗R1とスイッチング装置9との接続点S1が、制御回路部3の電流センス端子CSに接続されている。スイッチング装置9には、第1スイッチSW1と第2スイッチSW2とが直列に接続されている。第1スイッチSW1と第2スイッチSW2との接続点S2には、コイルL1の一端が接続されており、コイルL1の他端が接地されている。第2スイッチSW2の他端である接続点S3は、容量C1および出力端子VOUTに接続されている。
この反転型の電圧変換回路部2においては、出力端子VOUTおよび容量C1に、第2抵抗R2の一端が接続され、この第2抵抗R2の他端に第3抵抗R3が直列接続されており、第3抵抗R3の他端が、制御回路部1の電圧参照端子VRに接続されている。第2抵抗R2および第3抵抗R3の接続点は、制御回路部3のフィードバック端子FBに接続されている。
図9〜図11に示すスイッチングレギュレータでは、外部回路である各電圧変換回路部2の構成が異なっており、各電圧変換回路部2を制御する制御回路部1は、各電圧変換回路部2が、昇圧型、降圧型、反転型のいずれであるかを判定する必要がある。このために、制御回路部1には、選択端子SELが設けられて、この選択端子SELに、外部信号発生部12が接続されている。そして、外部信号発生部12から、昇圧型、降圧型、反転型に対応した判定信号が入力されると、制御回路部1に設けられた判定回路3は、入力される判定信号に基づいて、電圧変換回路部2が昇圧型、降圧型、反転型のいずれであるかを判定し、その判定結果に対応した信号を、制御信号発生回路4に出力する。
制御信号発生回路4では、判定回路3からの出力に基づいて、昇圧型、降圧型、反転型のいずれかである電圧変換回路部2に対応した制御信号を、制御端子EXTから出力する。そして、この制御端子EXTから出力される制御信号に基づいて、各電圧変換回路部2のスイッチング装置9が制御されることによって、各電圧変換回路部2は1次側の入力電圧を、所定の変換モードで変換して2次側電圧として出力する。
富士電機株式会社 カタログ「富士スイッチング電源制御IC FA7715J Application Note」('03−08)
図9〜図11に示すスイッチングレギュレータにおいては、外部回路である電圧変換回路部2の構成が、昇圧型、降圧型、反転型のいずれであるかを、外部信号発生部12から制御回路部1に入力される信号に基づいて判定している。しかしながら、このように、外部信号部12を使用する構成では、制御回路部1に、外部信号発生部12を接続するための選択端子SELを設ける必要がある。また、外部信号発生部12が必要であるために、スイッチングレギュレータ自体が大型化するおそれもある。
本発明は、上記従来技術の課題を鑑みてなされたものであり、制御回路部の端子を追加することなく、電圧変換回路部が、昇圧型、降圧型および反転型のいずれであるかを判別し、適切な制御を行うことができるスイッチングレギュレータを提供することを目的とする。
本発明のスイッチングレギュレータは、入力電圧を、スイッチング部のスイッチング動作によって、昇圧状態、降圧状態、極性反転状態のいずれか一つに変換して出力する電圧変換回路部と、該電圧変換回路部が昇圧型、降圧型、反転型のいずれであるかを判別する判別回路と、該判別回路による判別結果に対応する制御信号を、該電圧変換回路部から出力される電圧に基づいて調整して、該電圧変換回路部のスイッチング部に出力する制御信号発生部とを有する制御回路部とを備え、該制御回路部の判定部は、該電圧変換回路部におけるスイッチング動作の開始前における所定の電圧に基づいて、昇圧型、降圧型、反転型のいずれであるかを判定することを特徴とする。
好ましくは、前記電圧変換回路部は、入力電圧が入力される入力端子と、該入力端子に一端が接続されたコイルと、該コイルの他端にそれぞれの一端が接続された第1スイッチおよび第2スイッチを有するスイッチング装置と、該スイッチング装置における第1スイッチの他端と接地との間に設けられた第1抵抗と、該スイッチング装置における第2スイッチの他端に接続された出力端子と、該スイッチング装置における第2スイッチの他端と接地との間に設けられた容量と、該出力端子と容量との接続点と接地との間に直列接続された状態で設けられた第2抵抗および第3抵抗とを備えた昇圧型であり、前記制御回路部の判定回路は、前記第1抵抗と第1スイッチとの接続点におけるスイッチング動作の開始前の電位に基づいて該電圧変換回路部が昇圧であることを判定する。
好ましくは、前記電圧変換回路部は、入力電圧が入力される入力端子と、該入力端子に一端が接続された第1抵抗と、該第1抵抗の他端と接地との間に直列接続された第1スイッチおよび第2スイッチを有するスイッチング装置と、該スイッチング装置の第1スイッチおよび第2スイッチの接続点に一端が接続されたコイルと、該コイルの他端に接続された出力端子と、該コイルの他端と接地との間に設けられた容量と、該出力端子と容量との接続点と接地との間に直列接続された状態で設けられた第2抵抗および第3抵抗とを備えた降圧型であって、前記制御回路部の判定回路は、前記第1抵抗と第1スイッチとの接続点におけるスイッチング動作開始前の電位と、前記第2抵抗と第3抵抗との接続点におけるスイッチング動作開始前の電位とに基づいて該電圧変換回路部が降圧型であることを判定する。
好ましくは、前記電圧変換回路部は、入力電圧が入力される入力端子と、該入力端子に一端が接続された第1抵抗と、該第1抵抗の他端に一端が接続された第1スイッチと、該第1スイッチの他端に一端が接続された第2スイッチとを有するスイッチング装置と、該スイッチング装置の第1スイッチおよび第2スイッチの接続点と接地との間に設けられたコイルと、該スイッチング装置における該第2スイッチの他端に接続された出力端子と、該スイッチング装置における該第2スイッチの他端と接地との間に設けられた容量と、該出力端子と容量との接続点に一端が接続された第2抵抗と、該第2抵抗の他端に一端が接続された第3抵抗とを備えた反転型であり、前記制御回路部は、該第3抵抗の他端に所定の基準電圧を与える規準電圧発生回路を備え、前記制御回路部の判定回路は、前記第2抵抗と第3抵抗との接続点におけるスイッチング動作開始前の電位に基づいて該電圧変換回路部が反転型であることを判定する。
好ましくは、前記第1スイッチは、NチャンネルMOSトランジスタまたはNPNトランジスタである。
好ましくは、前記第1スイッチは、PチャンネルMOSトランジスタまたはPNPトランジスタである。
好ましくは、前記第2スイッチはダイオードである。
好ましくは、前記制御回路部の判別部は、前記第1抵抗と第1スイッチとの接続点におけるスイッチング動作開始前の電位を判定するための第1の判定部と、前記第2抵抗と第3抵抗との接続点におけるスイッチング動作開始前の電位を、接地電位または基準電位と比較して判定するための第2の判定部と、該第2の判定部の出力を保持するラッチ回路部とを有する。
好ましくは、前記第1の判定部および前記第2の判定部は、それぞれ、CMOSインバータである。
好ましくは、前記制御信号発生部は、前記第2判定部によって前記電圧変換回路部が反転型と判定された場合に、出力される制御信号の極性を、前記電圧変換回路部が昇圧型または降圧型と判定された場合の極性を反転させて出力する。
好ましくは、前記電圧変換回路部は、取り外し可能なディスクリート部品である。
以上のように、本発明によれば、電圧変換回路部を制御する制御回路部への端子の追加、電圧変換回路部の構成に応じた信号を出力するための外部信号源が不要となり、電圧変換回路部が、昇圧型、降圧型、反転型のいずれであるかを自動的に判定することができる。従って、昇圧型、降圧型、反転型のいずれの電圧変換回路部であっても、特別な操作をすることなく、対応することができる。
以下に、本発明のスイッチングレギュレータの実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、以下の実施形態において、図9〜図11に示す従来技術と共通する部分および箇所については、同じ符号を付して説明する。
図1は、本発明のスイッチングレギュレータの実施形態1の構成を示すブロック図である。
図1に示すスイッチングレギュレータは、入力端子VINから入力される1次側電圧である入力電圧を、昇圧、降圧、反転のいずれかの電圧変換をして、出力端子VOUTから所望の2次側の電圧を出力する電圧変換回路部2と、この電圧変換回路部2が昇圧型、降圧型、反転型のいずれであるかを判別して電圧変換回路部2を制御する制御信号を出力する制御回路部1Aとを有している。制御回路部1Aは半導体集積回路によって構成されており、電圧変換回路部2は、制御回路部1Aの外部回路であり、制御回路部1Aに対して取り外し可能なディスクリート部品になっている。
図2は、図1に示すスイッチングレギュレータにおける制御回路部1Aおよび電圧変換回路部2の具体例を示す回路図である。
図2に示すように、制御回路部1Aは、電源端子VCCと、接地端子GNDと、制御端子EXTと、電流センス端子CSと、フィードバック端子FBと、電圧参照端子VRとの6つの入出力端子を有している。また、制御回路部1Aには、基準電圧V1を発生する基準電圧発生回路5と、電圧変換回路部2の電圧変換モードが、昇圧型、降圧型、反転型のいずれであるかを判別する判別回路3Aと、制御信号発生回路4とを有している。制御信号発生回路4は、判別回路3Aにおける判別結果に基づいて、電圧変換回路部2から出力される電圧を制御する制御信号を、制御端子EXTに出力する。
電圧変換回路部2は、入力される1次側電圧を昇圧して、昇圧された電圧を2次側電圧として出力する昇圧型、入力される1次側電圧を降圧して、降圧された電圧を2次側電圧として出力する降圧型、入力される1次側電圧を昇圧して極性を反転して出力する反転型のいずれかになっている。図2に示すスイッチングレギュレータでは、入力される1次側電圧を昇圧して、昇圧された電圧を2次側電圧として出力する昇圧型である。
この昇圧型の電圧変換回路2は、1次側電圧が印加されるコイルL1と、このコイルL1に接続されたスイッチング装置9とを有している。スイッチング装置9は、第1スイッチSW1および第2スイッチSW2を有しており、制御回路部1Aの制御端子EXTから出力される制御信号によって、第1スイッチSW1および第2スイッチSW2のいずれかまたは両方がスイッチング制御される。
スイッチング装置9は、第1スイッチSW1および第2スイッチSW2のそれぞれの一端が共通接続された接続点S1と、第1スイッチSW1の他端が接続された接続点S2と、第2スイッチSW2の他端が接続された接続点S3とを有している。接続点S1は、1次側の入力電圧が印加されるコイルL1に接続されている。コイルL1の他端は、入力端子VINに接続されており、入力端子VINから1次側の電圧が入力される。
なお、入力端子VINは、制御回路部1Aの電源端子VCCに接続されており、入力端子VINから入力される1次側の電圧が、制御回路部1Aの電源電圧として電源端子VCCに与えられている。
スイッチング装置9の接続点S2は、一端が接地された第1抵抗R1の他端に接続されている。この第1抵抗R1は、コイルL1にエネルギーを蓄積する際に第1スイッチSW1に流れる電流を検出するために設けられており、非常に小さな抵抗値になっている。接続点S3は、電圧変換回路部2の出力端子VOUTに接続されている。第1スイッチSW1と第1抵抗R1との接続点S2は、制御回路部1Aの電流センス端子CSに接続されている。第2スイッチSW2に接続された出力端子VOUTは、容量C1を介して接地されている。また、出力端子VOUTは、直列接続された第2抵抗R2および第3抵抗R3を介して接地されている。第2抵抗R2および第3抵抗R3の接続点は、制御回路部1Aのフィードバック端子FBに接続されている。
このような構成のスイッチング装置9では、第1スイッチSW1は、入力端子VINから入力される1次側の電圧のエネルギーをコイルL1に蓄積させる際に導通状態となり、コイルL1に蓄積されたエネルギーを容量C1に蓄積する際に非導通状態となる。また、第2スイッチSW2は、コイルL1にエネルギーを蓄積する際に非導通状態になり、コイルL1に蓄積されたエネルギーを容量C1に蓄積して昇圧し出力端子VOUTから放出する際に導通状態になる。
昇圧型の電圧変換回路部2に設けられるスイッチング装置9において、例えば、図5(a)に示すように、第1スイッチSW1が、NチャンネルMOSトランジスタによって構成されている。このNチャンネルMOSトランジスタは、ドレインが接続点S1を介してコイルL1に接続され、ソースが接続点S2を介して接地され、ゲートが制御回路部1Aの制御端子EXTに接続されている。第2スイッチSW2はダイオードによって構成されており、ダイオードのアノードが接続点S1を介してコイルL1に接続され、カソードが接続点S3を介して容量C1および出力端子VOUTに接続されている。
従って、制御回路部1Aの制御端子EXTからハイレベルの制御信号が出力されることによって、第1スイッチSW1であるNチャンネルMOSトランジスタが導通状態になる。この場合、第2スイッチSW2であるダイオードは、電流を容量C1側には流さない非導通状態である。コイルL1にエネルギーが蓄積されると、制御回路部1Aの制御端子EXTからローレベルの制御信号が出力され、第1スイッチSW1であるNチャンネルMOSトランジスタが導通状態になり、第2スイッチSW2であるダイオードは、電流を容量C1に流す導通状態になる。これにより、コイルL1に蓄積されたエネルギーが容量C1に蓄積されて昇圧される。そして、昇圧された電圧が、出力端子VOUTから出力される。
出力端子VOUTから出力される電圧によって、直列接続された第2抵抗R2と第3抵抗R3との接続点の電圧が変動し、この電圧が制御回路部1Aのフィードバック端子FBに与えられている。従って、制御回路部1Aのフィードバック端子FBには、出力端子VOUTから出力される電圧に対応した電圧が出力される。
また、第1スイッチSW1であるNチャンネルMOSトランジスタが導通状態になって、コイルL1にエネルギーが蓄積される際には、第1抵抗R1に電流が流れ、この電流値に対応した電圧が、電流センス端子CSに出力される。
このような昇圧型の電圧変換回路部2では、スイッチング装置9によるスイッチング動作が開始されない電圧変換動作の開始前には、第1スイッチSW1および第2スイッチSW2が非導通状態であるために、出力端子VOUTから電圧は出力されず、出力端子VOUTと接地との間に直列接続された第2抵抗R2と第3抵抗R3との接続点は、接地電圧付近の電圧レベルになる。従って、フィードバック端子FBには、接地電圧付近の電圧が与えられる。同様に、第1スイッチSW1が非導通状態であって電圧変換回路部2による電圧変換動作が開始される前は、第1スイッチSW1と接地された第1抵抗R1との接続点の電圧は、接地電圧付近の電圧レベルになり、電流センス端子CSには接地電圧付近の電圧レベルが与えられる。
なお、このような昇圧型の電圧変換回路部2では、スイッチング装置9の第1スイッチSW1として、NチャンネルMOSトランジスタに代えて、NPNMOSトランジスタ(バイポーラトランジスタ)トランジスタを使用してもよい。
電圧変換回路部2が降圧型の場合のスイッチングレギュレータの構成を図3に示す。この場合には、入力端子VINに第1抵抗R1を介してスイッチング装置9が接続されており、第1抵抗R1とスイッチング装置9との接続点S1が、制御回路部1Aの電流センス端子CSに接続されている。スイッチング装置9には、直列に接続された第1スイッチSW1および第2スイッチSW2が設けられている。第2スイッチSW2の他端が接続されたスイッチング装置9の接続点S2は接地されている。第1スイッチSW1と第2スイッチSW2との接続点S3には、コイルL1の一端が接続されており、コイルL1の他端が容量C1および出力端子VOUTに接続されている。出力端子VOUTと接地との間には、直列に接続された抵抗R2およびR3が設けられており、抵抗R2およびR3の接続点の電位が、制御回路部1Aのフィードバック端子FBに入力されている。
このような降圧型の電圧変換回路部2のスイッチング装置9において、例えば、図5(b)に示すように、第1スイッチSW1がPチャンネルMOSトランジスタで構成され、第2スイッチS2がダイオードで構成される。第1スイッチSW1で構成されるPチャンネルMOSトランジスタは、ソースが第1抵抗R1との接続点S1に接続され、ドレインが接地との接続点S2に接続され、ゲートが制御回路部1Aの制御信号端子EXTに接続されている。第2のスイッチSW2であるダイオードは、アノードが、接地との接続点S2に接続され、カソードがコイルL1との接続点S3に接続されている。
従って、制御回路部1Aの制御端子EXTからハイレベルの制御信号が出力されることによって、第1スイッチSW1であるPチャンネルMOSトランジスタが導通状態になる。この場合、第2スイッチSW2であるダイオードは、電流を接地側に流さない非導通状態であり、コイルL1にエネルギーが蓄積される。その後、制御回路部1Aの制御端子EXTからローレベルの制御信号が出力され、第1スイッチSW1であるPチャンネルMOSトランジスタが非導通状態になると、第2スイッチSW2であるダイオードは、電流を接地側に流さない非導通状態であり、コイルL1に蓄積されたエネルギーが容量C1に蓄積される。そして、容量1に蓄積された電圧が、出力端子VOUTから出力される。このように、スイッチング装置9によって、1次側の電圧が間欠的に出力端子VOUTから出力されるために、出力端子VOUTからは、1次側の電圧が降下した2次電圧が出力される。
出力端子VOUTから出力される電圧によって、直列に接続された抵抗R2と抵抗R3との接続点の電圧が変動し、この電圧が制御回路部1Aのフィードバック端子FBに与えられている。従って、制御回路部1Aのフィードバック端子FBには、出力端子VOUTから出力される電圧に対応した電圧が出力される。
このような降圧型の電圧変換回路部2では、スイッチング装置9によるスイッチング動作が開始されない電圧変換動作の開始前には、第1スイッチSW1および第2スイッチSW2が非導通状態であるために、出力端子VOUTから電圧は出力されず、出力端子VOUTと接地との間に直列接続された第2抵抗R2と第3抵抗R3との接続点は、接地電圧付近の電圧レベルになる。従って、フィードバック端子FBには、接地電圧付近の電圧が与えられる。これに対して、入力端子VINに接続された第1抵抗R1とスイッチング装置9の第1スイッチSW1との接続点の電位は、入力端子VINに電圧が印加されるために高電圧レベルになる。従って、電流センス端子CSには、高電位の電圧が与えられる。
なお、このような降圧型の電圧変換回路部2では、スイッチング装置9の第1スイッチSW1として、PチャンネルMOSトランジスタに代えて、PNPMOSトランジスタ(バイポーラトランジスタ)を使用してもよい。
電圧変換回路部2が反転型の場合のスイッチングレギュレータの構成を図4に示す。この場合には、入力端子VINに第1抵抗R1を介してスイッチング装置9が接続されており、第1抵抗R1とスイッチング装置9との接続点S1が、制御回路部1Aの電流センス端子CSに接続されている。スイッチング装置9には、直列に接続された第1スイッチSW1および第2スイッチSW2が設けられている。第1スイッチSW1と第2スイッチSW2との接続点S2には、コイルL1の一端が接続されており、コイルL1の他端が接地されている。第2スイッチSW2の他端は接続点S3に接続されており、接続点S3は、容量C1および出力端子VOUTに接続されている。
この反転型の電圧変換回路部2においては、出力端子VOUTおよび容量C1に、第2抵抗R2の一端が接続され、この第2抵抗R2の他端に第3抵抗R3が直列接続されており、第3抵抗R3の他端が、制御回路部1Aの電圧参照端子VRに接続されている。第2抵抗R2および第3抵抗R3の接続点は、制御回路部1Aのフィードバック端子FBに接続されている。なお、制御回路部3Aの電圧参照端子VRには、制御回路部1Aに設けられた基準電圧発生回路5から出力される規準電圧V1が与えられている。
このような反転型の電圧変換回路部2のスイッチング装置9において、例えば、図5(c)に示すように、第1スイッチSW1がPチャンネルMOSトランジスタで構成され、第2スイッチS2がダイオードで構成される。第1スイッチSW1で構成されるPチャンネルMOSトランジスタは、ソースが第1抵抗R1との接続点S1に接続され、ドレインが第2スイッチSW2およびコイルL1との接続点S2に接続され、ゲートが制御回路部の制御端子EXTに接続されている。第2スイッチS2であるダイオードは、カソードがコイルL1および第1スイッチSW1であるPチャンネルMOSトランジスタとの接続点S3に接続され、アノードが、容量C1および出力端子VOUTとの接続点S3に接続されている。
従って、制御回路部1Aの制御端子EXTからハイレベルの制御信号が出力されることによって、第1スイッチSW1であるPチャンネルMOSトランジスタが導通状態になる。これにより、コイルL1に電流が流れる。この場合、第2スイッチSW2であるダイオードは、電流を容量C1側に流さない非導通状態であり、コイルL1にエネルギーが蓄積されるとともに、容量C1に電荷が蓄積される。その後、制御回路部1Aの制御端子EXTからローレベルの制御信号が出力され、第1スイッチSW1であるPチャンネルMOSトランジスタが非導通状態になると、第2スイッチSW2であるダイオードは、電流をコイルL1側に流す導通状態になり、容量C1に蓄積された電荷による電流が、コイルL1に流れる。これにより、出力端子VOUTからは、1次側の入力電圧に対して極性が反転した2次電圧が出力される。
出力端子VOUTから出力される電圧によって、直列に接続された抵抗R2と抵抗R3との接続点の電圧が変動し、この電圧が制御回路部1Aのフィードバック端子FBに与えられている。従って、制御回路部1Aのフィードバック端子FBには、出力端子VOUTから出力される電圧に対応した電圧が出力される。
このような反転型の電圧変換回路部2では、スイッチング装置9によるスイッチング動作が開始されない電圧変換動作の開始前には、第1スイッチSW1が非導通状態であるために、第1スイッチSW1および第2スイッチSW2が非導通状態であるために、出力端子VOUTから電圧は出力されないが、出力端子VOUTと接地との間に直列接続された第2抵抗R2と第3抵抗R3との接続点は、制御回路部1Aの電圧参照端子VRに与えられる基準電圧発生回路5からの基準電圧V1付近の電圧になる。従って、フィードバック端子FBには、基準電圧V1付近の電圧が与えられる。これに対して、入力端子VINに接続された第1抵抗R1とスイッチング装置9の第1スイッチSW1との接続点の電位は、入力端子VINに電圧が印加されるために高電圧レベルになる。従って、電流センス端子CSには、高電位の電圧が与えられる。
なお、このような反転型の電圧変換回路部2では、スイッチング装置9の第1スイッチSW1として、PチャンネルMOSトランジスタに代えて、PNPMOSトランジスタ(バイポーラトランジスタ)を使用してもよい。
本発明のスイッチングレギュレータでは、昇圧型、降圧型、反転型のいずれかの電圧変換回路部2が選択的に使用される。そして、制御回路部1Aは、電圧変換回路部2が昇圧型、降圧型、反転型のいずれであっても、電圧変換回路部2のスイッチング装置9を最適に制御することができる。
制御回路部1Aの判別回路3Aには、第1の判定器6と、第2の判定器7と、ラッチ回路8とが設けられている。第1の判定器には、電流センス端子CSに入力されるスイッチング装置9と抵抗R1との接続点の電圧が入力されるようになっている。第2の判定器7には、電圧がフィードバック端子FBから入力される抵抗R2と抵抗R3との接続点の電圧が入力されると共に、基準電圧発生回路5からの基準電圧V1が入力されるようになっている。
第2の判定器7では、フィードバック端子FBの電圧レベルを、基準電圧発生回路5から入力される基準電圧V1と比較して、ラッチ回路8に出力するようになっている。ラッチ回路8は、第2の判定器7の出力を保持する。第1の判定器6および第2の判定器7は、例えばCMOSインバーター回路によって構成されている。
第1の判定器6では、電圧変換回路部2による電圧変換のためのスイッチング装置9のスイッチング制御が開始される前において、電流センス端子CSの電圧レベルが入力端子VINに入力される1次側の入力電圧付近であるか、接地電圧付近であるかが判定され、これにより電圧変換回路部2が昇圧型であるか、昇圧型以外(降圧型または反転型)であるかを判別するようになっている。すなわち、電圧変換回路部2による電圧変換のためのスイッチング装置9のスイッチング制御が開始される前には、昇圧型の電圧変換回路部2の場合にのみ、電流センス端子CSの出力が接地電圧付近になるのに対して、降圧型および反転型の電圧変換回路部2では、電流センス端子CSの出力は、入力端子VINに入力される1次側の入力電圧付近になる。これにより、電圧変換回路部2が昇圧型であるか、昇圧型以外(反転型または降圧型)であるかが判別される。
また、第2の判定器7では、電圧変換回路部2による電圧変換のためのスイッチング装置9のスイッチング制御が開始される前のフィードバック端子FBの電圧レベルが、基準電圧発生回路5から出力される基準電圧V1付近であるか、接地電圧付近であるかが判定され、これにより電圧変換回路部2が反転型であるか、またはそれ以外(昇圧型または降圧型)であるかが判別される。すなわち、圧変換回路部2による電圧変換のためのスイッチング装置9のスイッチング制御が開始される前には、昇圧型および降圧型の電圧変換回路部2の場合には、フィードバック端子FBの出力が接地電圧付近になるのに対して、反転型の電圧変換回路部2では、フィードバック端子FBには、基準電圧発生回路5から出力される基準電圧V1付近の電位になる。これにより、電圧変換回路部2が反転型であるか、反転型以外(昇圧型または降圧型)であるかが判別される。
そして、第1の判定器6において昇圧型と判定されず、また、第2の判定器7において反転型と反転されない場合には、降圧型と判定される。
ラッチ回路8では、第2の判定器7の出力が保持される。すなわち、第2の判定器7ではフィードバック端子FB電圧が検出されており、フィードバック端子FBの電圧は、スイッチング制御が開始された後に目標電圧に向かってシフトする。例えば、電圧変換回路部2が昇圧型である場合には、スイッチング制御の開始前にはフィードバック端子FBの電圧は接地電圧付近であるが、スイッチング制御の開始後は基準電圧V1付近になり、第2の判定器7の出力が逆転される。したがって、第2の判定器7の出力は、スイッチング制御が開始された後に、判定が覆らないように、ラッチ回路8にて保持する必要がある。これに対して、第1の判定器6では、電流センス端子CSに入力される電圧が検出されており、電流センス端子CSの電圧は、スイッチング制御が開始された後も、通常、接地電圧付近で推移するため、スイッチング制御が開始された後に第1の判定器6の出力が覆ることはない。
図6は、図2〜図4に示す制御信号発生回路4の構成例を示す回路図である。
制御信号発生回路4には、フィードバック端子FBに入力される電圧を比較基準電圧Vrefとを比較する差動増幅器(エラーアンプ)4aと、この差動増幅器4aの出力EOが入力されるコンパレータ4cと、コンパレータ4cの出力が入力されるラッチ回路4dと、ラッチ回路4dの出力が入力される反転制御部4eとを有しており、反転制御部4eの出力が、制御端子EXTに出力される。
コンパレータ4cには、差動増幅器4aの出力EO以外に、図示しない発振器からの出力信号OSCが入力されている。この発振器からは三角波信号が出力される。
差動増幅器4aでは、フィードバック端子FBに入力される電圧が、予め設定された比較基準電圧Vrefよりも小さくなっている場合に、比較基準電圧Vrefとの差分に相当する信号を出力する。
コンパレータ4cでは、図7に示すように、図示しない発振器からの三角波の出力信号OSCに電流センス端子CSから入力される電圧波形を重畳したOSCCSと、差動増幅器4aの出力電圧EOとが比較され、EO電圧がOSCCSよりも低い期間にローレベル、高い期間にハイレベルの信号が出力される。従って、フィードバック端子FBに入力される電圧(電圧変換回路部2の出力電圧)が低下して、差動増幅器4aの出力電圧EOが低下すると、ハイレベル信号の出力期間が長くなり、デューティ比が大きな信号が出力される。
コンパレータ4cの出力は、ラッチ回路4dによってラッチされて、反転制御部4eに出力される。反転制御部4eは、ラッチ回路4dによってラッチされた出力信号を、インバータ4fによって反転して出力する状態と、インバータ4fによって反転することなく出力する状態とに、判別回路3Aの第2の判定器7から出力される信号に基づいて切り換えられるようになっている。すなわち、第2の判定器7から出力される信号が、反転型の電圧変換回路部2を示す場合には、反転制御部4eは、インバータ4fによって反転した信号を出力し、昇圧型および降圧型の場合には、インバータ4fによって反転していない信号を出力する。
これにより、電圧変換回路部2の動作モード(昇圧型、降圧型および反転型のいずれか)に応じて最適な制御信号が制御信号発生回路4から制御端子EXTに出力されて、電圧変換回路部2のスイッチング装置9に供給される。
なお、制御回路部1Aに設けられる基準電圧発生回路5は、バンドギャップ回路などを用いて、外部電圧に依存しない基準電圧V1を発生するように構成されている。
図2〜図4に示す本発明のスイッチングレギュレータでは、電圧変換回路部2による電圧変換のためのスイッチング装置9のスイッチング制御が開始される前において、前述したように、制御回路部1Aにて、昇圧型、反転型、降圧型のいずれであるかが判定される。
すなわち、図2に示すように、電圧変換回路部2が昇圧型の場合には、電流センス端子CSの電圧レベルが、接地電圧付近であることが第1の判定器6によって判定されることによって、制御信号発生回路4には、電圧変換回路部2が降圧型であることを示す信号が入力される。制御信号発生回路4は、この入力信号に基づいて、昇圧型の電圧変換回路部2に対応した最適な制御信号を、制御端子EXTに出力し、この制御端子EXTに出力される制御信号に基づいて、電圧変換回路部2のスイッチング装置9の第1スイッチSW1が制御される。これにより、電圧変換回路部2の出力端子VOUTからは、1次側電圧が、所定の電圧にまで昇圧された状態の2次側電圧が出力される。
また、図3に示すように、電圧変換回路部2が降圧型の場合には、電流センス端子CSの電圧レベルが、接地電圧付近でないことが第1の判定器6によって判定され、フィードバック端子FBの電圧レベルが、基準電圧V1付近でないことが第2の判定器7によって判定されることによって、制御信号発生回路4には、電圧変換回路部2が降圧型であることを示す信号が入力される。制御信号発生回路4は、この入力信号に基づいて、昇圧型の電圧変換回路部2に対応した最適な制御信号を、制御端子EXTに出力し、この制御端子EXTに出力される制御信号に基づいて、電圧変換回路部2のスイッチング装置9の第1スイッチSW1が制御される。これにより、電圧変換回路部2の出力端子VOUTからは、1次側電圧が所定の電圧にまで降圧された状態の2次電圧が出力される。
さらに、図4に示すように、電圧変換回路部2が反転型の場合には、フィードバック端子FBの電圧レベルが、基準電圧V1付近であることが第2の判定器7によって判定されることによって、制御信号発生回路4には、電圧変換回路部2が反転型であることを示す信号が入力される。制御信号発生回路4は、この入力信号に基づいて、昇圧型の電圧変換回路部2に対応した最適な制御信号を制御端子EXTに出力し、この制御端子EXTに出力される制御信号に基づいて、電圧変換回路部2のスイッチング装置9の第1スイッチSW1が制御される。これにより、電圧変換回路部2の出力端子VOUTからは、1次側電圧が所定の電圧にまで昇圧されて反転状態になった2次電圧が出力される。
このように、本発明のスイッチングレギュレータによれば、制御回路部1Aによって電圧変換回路部2の動作モードが昇圧型、降圧型、反転型のいずれであるかの判別を、自動的に判別して、判別された動作モードに対応した制御信号を出力することができる。
以上のように、本発明の好ましい実施形態を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。本明細書において引用した特許、特許出願および文献は、その内容自体が具体的に本明細書に記載されているのと同様にその内容が本明細書に対する参考として援用されるべきであることが理解される。
本発明によれば、電圧変換回路部を制御する制御回路部への端子を追加する必要画なく、電圧変換回路部の構成に応じて制御方法を切り替える制御信号を発生する外部信号源が不要となるため、小型化および低消費電力化を図ることが可能であり、特に、携帯用の半導体集積回路や電子機器などの電源回路として好適に利用することが可能である。
本発明のスイッチングレギュレータの構成を示すブロック図である。 本発明のスイッチングレギュレータにおいて、電圧回路部が昇圧型の場合の構成を示す回路図である。 本発明のスイッチングレギュレータにおいて、電圧回路部が降圧型の場合の構成を示す回路図である。 本発明のスイッチングレギュレータにおいて、電圧回路部が反転型の場合の構成を示す回路図である。 (a)は、電圧回路部が昇圧型の場合のスイッチング装置の構成を示す回路図、(b)は、電圧回路部が降圧型の場合のスイッチング装置の構成を示す回路図、(c)は、電圧回路部が反転型の場合のスイッチング装置の構成を示す回路図である。 本発明のスイッチングレギュレータの制御信号発生部の構成を示す回路図である。 本発明のスイッチングレギュレータの制御信号発生部の動作を説明するための信号波形図である。 従来のスイッチングレギュレータの構成を示すブロック図である。 従来のスイッチングレギュレータにおいて、電圧回路部が昇圧型の場合の構成を示す回路図である。 従来のスイッチングレギュレータにおいて、電圧回路部が降圧型の場合の構成を示す回路図である。 従来のスイッチングレギュレータにおいて、電圧回路部が反転型の場合の構成を示す回路図である。
符号の説明
1A 制御回路部
2 電圧変換回路部
3A 判別回路
4 制御信号発生回路
5 基準電圧発生回路
6 第1の判定器
7 第2の判定器
8 ラッチ回路
9 スイッチング装置
L1 コイル
R1 第1抵抗
R2 第2抵抗
R3 第3抵抗
C1 容量
SW1 第1スイッチ
SW2 第2スイッチ
V1 基準電圧
VCC 電源端子
VIN 入力端子
VOUT 出力端子
CS 電流センス端子
FB フィードバック端子

Claims (11)

  1. 入力電圧を、スイッチング部のスイッチング動作によって、昇圧状態、降圧状態、極性反転状態のいずれか一つに変換して出力する電圧変換回路部と、
    該電圧変換回路部が昇圧型、降圧型、反転型のいずれであるかを判別する判別回路と、該判別回路による判別結果に対応する制御信号を、該電圧変換回路部から出力される電圧に基づいて調整して、該電圧変換回路部のスイッチング部に出力する制御信号発生部とを有する制御回路部とを備え、
    該制御回路部の判定部は、該電圧変換回路部におけるスイッチング動作の開始前における所定の電圧に基づいて、昇圧型、降圧型、反転型のいずれであるかを判定することを特徴とするスイッチングレギュレータ。
  2. 前記電圧変換回路部は、
    入力電圧が入力される入力端子と、
    該入力端子に一端が接続されたコイルと、
    該コイルの他端にそれぞれの一端が接続された第1スイッチおよび第2スイッチを有するスイッチング装置と、
    該スイッチング装置における第1スイッチの他端と接地との間に設けられた第1抵抗と、
    該スイッチング装置における第2スイッチの他端に接続された出力端子と、
    該スイッチング装置における第2スイッチの他端と接地との間に設けられた容量と、
    該出力端子と容量との接続点と接地との間に直列接続された状態で設けられた第2抵抗および第3抵抗とを備えた昇圧型であり、
    前記制御回路部の判定回路は、前記第1抵抗と第1スイッチとの接続点におけるスイッチング動作の開始前の電位に基づいて該電圧変換回路部が昇圧であることを判定する、請求項1に記載のスイッチングレギュレータ。
  3. 前記電圧変換回路部は、
    入力電圧が入力される入力端子と、
    該入力端子に一端が接続された第1抵抗と、
    該第1抵抗の他端と接地との間に直列接続された第1スイッチおよび第2スイッチを有するスイッチング装置と、
    該スイッチング装置の第1スイッチおよび第2スイッチの接続点に一端が接続されたコイルと、
    該コイルの他端に接続された出力端子と、
    該コイルの他端と接地との間に設けられた容量と、
    該出力端子と容量との接続点と接地との間に直列接続された状態で設けられた第2抵抗および第3抵抗とを備えた降圧型であって、
    前記制御回路部の判定回路は、前記第1抵抗と第1スイッチとの接続点におけるスイッチング動作開始前の電位と、前記第2抵抗と第3抵抗との接続点におけるスイッチング動作開始前の電位とに基づいて該電圧変換回路部が降圧型であることを判定する、請求項1に記載のスイッチングレギュレータ。
  4. 前記電圧変換回路部は、
    入力電圧が入力される入力端子と、
    該入力端子に一端が接続された第1抵抗と、
    該第1抵抗の他端に一端が接続された第1スイッチと、該第1スイッチの他端に一端が接続された第2スイッチとを有するスイッチング装置と、
    該スイッチング装置の第1スイッチおよび第2スイッチの接続点と接地との間に設けられたコイルと、
    該スイッチング装置における該第2スイッチの他端に接続された出力端子と、
    該スイッチング装置における該第2スイッチの他端と接地との間に設けられた容量と、
    該出力端子と容量との接続点に一端が接続された第2抵抗と、
    該第2抵抗の他端に一端が接続された第3抵抗とを備えた反転型であり、
    前記制御回路部は、該第3抵抗の他端に所定の基準電圧を与える規準電圧発生回路を備え、
    前記制御回路部の判定回路は、前記第2抵抗と第3抵抗との接続点におけるスイッチング動作開始前の電位に基づいて該電圧変換回路部が反転型であることを判定する、請求項1に記載のスイッチングレギュレータ。
  5. 前記第1スイッチは、NチャンネルMOSトランジスタまたはNPNトランジスタである請求項2に記載のスイッチングレギュレータ。
  6. 前記第1スイッチは、PチャンネルMOSトランジスタまたはPNPトランジスタである請求項3または4に記載のスイッチングレギュレータ。
  7. 前記第2スイッチはダイオードである請求項2〜4のいずれかに記載のスイッチングレギュレータ。
  8. 前記制御回路部の判別部は、前記第1抵抗と第1スイッチとの接続点におけるスイッチング動作開始前の電位を判定するための第1の判定部と、
    前記第2抵抗と第3抵抗との接続点におけるスイッチング動作開始前の電位を、接地電位または基準電位と比較して判定するための第2の判定部と、
    該第2の判定部の出力を保持するラッチ回路部とを有する請求項2〜4のいずれかに記載のスイッチングレギュレータ。
  9. 前記第1の判定部および前記第2の判定部は、それぞれ、CMOSインバータである請求項8に記載のスイッチングレギュレータ。
  10. 前記制御信号発生部は、前記第2判定部によって前記電圧変換回路部が反転型と判定された場合に、出力される制御信号の極性を、前記電圧変換回路部が昇圧型または降圧型と判定された場合の極性を反転させて出力する請求項8に記載のスイッチングレギュレータ。
  11. 前記電圧変換回路部は、取り外し可能なディスクリート部品である請求項1〜10のいずれかに記載のスイッチングレギュレータ。
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