JP2006046011A - 建築構造材の接合金物、当該接合金物を使用した四阿及び四阿の施工方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】工期が短くでき、低コストで、美しい外観の得られる建築構造材の接合金物、四阿及び四阿の施工方法を提供する。
【解決手段】上記課題を解決するために本発明の接合金物3は、接合するそれぞれの建築構造材13に対応した形状ないし傾斜角度θを有する複数の翼板状の取付ブラケット19が設けられていて、これらの取付ブラケット19は、基端側の端辺が一体に連結されており、平面視放射状に配設されている。また本発明の接合金物5は、これに加えて柱7の上端面に宛がわれる基板部25と、基板部25の下面から下方に延長形成されている取付軸部27とを備えている。また本発明の四阿1及び四阿の施工方法では、屋根要素9と上記接合金物3、5が使用されている。
【選択図】 図6
【解決手段】上記課題を解決するために本発明の接合金物3は、接合するそれぞれの建築構造材13に対応した形状ないし傾斜角度θを有する複数の翼板状の取付ブラケット19が設けられていて、これらの取付ブラケット19は、基端側の端辺が一体に連結されており、平面視放射状に配設されている。また本発明の接合金物5は、これに加えて柱7の上端面に宛がわれる基板部25と、基板部25の下面から下方に延長形成されている取付軸部27とを備えている。また本発明の四阿1及び四阿の施工方法では、屋根要素9と上記接合金物3、5が使用されている。
【選択図】 図6
Description
本発明は、種類、取付高さ及び取付角度の全部または一部を異にする屋根の骨組を構成する複数の建築構造材を接合できる建築構造材組立用の接合金物、当該接合金物を使用した四阿及び当該四阿の施工方法に関するものである。
公園、庭園あるいはキャンプ場等には、休憩施設として、柱の上に屋根を葺いただけの四阿と呼ばれる壁のない簡易建築物が多く建てられている。
このような四阿の多くは、熟練を要した大工による木材を使用した大工仕事によって建てられるか、量産性を考慮して工場等で予め加工された鋼材を使用し、これらを現場で組み付ける鉄骨工事によって製作されている。
このような四阿の多くは、熟練を要した大工による木材を使用した大工仕事によって建てられるか、量産性を考慮して工場等で予め加工された鋼材を使用し、これらを現場で組み付ける鉄骨工事によって製作されている。
このうち、大工仕事によるものとしては、ホゾ組加工等を多用した本格的なものや、平板金物や羽子板金物を建築構造材の接合部外面に取り付ける簡易的なものが存在する。しかし前者は手間のかかるホゾ組加工等が必要なため、美しい外観が得られる反面、加工コストや工期がかかるという欠点を有している。
後者は、加工コストを低く抑えられる反面、完成した四阿の外観に平板金物等が現れるため、これらの平板金物等が四阿の外観を損ねるという欠点を有している。また平板金物等は種々の接合部において使用できるよう規格化された簡単な形状になっており、単一の接合部に複数の平板金物等が使用されている現状も四阿の外観を損ねる要因になっている。
尚、この点は鋼材を四阿の骨組みに使用した場合も同様であり、特に自然との調和や外観を重視する四阿の構築には不向きな工法とされていた。
後者は、加工コストを低く抑えられる反面、完成した四阿の外観に平板金物等が現れるため、これらの平板金物等が四阿の外観を損ねるという欠点を有している。また平板金物等は種々の接合部において使用できるよう規格化された簡単な形状になっており、単一の接合部に複数の平板金物等が使用されている現状も四阿の外観を損ねる要因になっている。
尚、この点は鋼材を四阿の骨組みに使用した場合も同様であり、特に自然との調和や外観を重視する四阿の構築には不向きな工法とされていた。
本発明は、上記背景技術及び背景技術が抱える問題点を踏まえてなされたものであって、工期が短くでき、加工コスト及び施工コストを低く抑え、しかも美しい外観の得られる新規な建築構造材の接合金物、当該接合金物を使用した四阿及び四阿の施工方法を提供することを解決しようとする課題とする。
上記課題を解決するために請求項1の発明は、種類、取付高さ及び取付角度の全部または一部を異にする屋根の骨組を構成する複数の建築構造材を接合できる建築構造材組立用の接合金物において、前記接合金物には、接合するそれぞれの建築構造材に対応した形状ないし傾斜角度を有する複数の翼板状の取付ブラケットが設けられていて、これらの取付ブラケットは、基端側の端辺が一体に連結されており、平面視放射状に配設されていることを特徴とする建築構造材の接合金物である。
請求項2の発明は、種類、取付高さ及び取付角度の全部または一部を異にする屋根の骨組を構成する複数の建築構造材と、屋根を支える柱とを接合できる建築構造材組立用の接合金物において、前記接合金物は、柱の上端面に宛がわれる基板部と、基板部の下面から柱の高さ方向、下方に延びるように延長形成されている取付軸部と、基板部の上面に設けられ、接合するそれぞれの建築構造材に対応した形状ないし傾斜角度を有する複数の翼板状の取付ブラケットとを備えており、このうち複数枚設けられる取付ブラケットは、基端側の端辺が一体に連結されており、平面視放射状に配設されていることを特徴とする建築構造材の接合金物である。
請求項3の発明は、地中に設けた基礎上に立ち上げられた複数本の柱を支柱として、柱の上方に屋根を構築することによって構成される簡易建築物において、屋根の骨組には、種類、取付高さ及び取付角度の全部または一部を異にする複数の建築構造材が使用されており、これらの建築構造材同士の接合手段及び建築構造材と柱との接合手段として請求項1または2に記載した建築構造材の接合金物が使用されていることを特徴とする四阿である。
請求項4の発明は、請求項3に記載した四阿において、前記建築構造材の接合金物は、建築構造材に組付けられた状態で建築構造材間に隠され、外部から視認できないように構成されていることを特徴とする四阿である。
請求項5の発明は、地中に設けた基礎上に立ち上げられた複数本の柱を支柱として、柱の上方に屋根を構築することによって構成される簡易建築物の施工方法において、地中に基礎を設け、柱を立設する基礎、柱設置工程と、勾配ないし傾斜方向を異にするユニット化された屋根要素を予め製作する屋根要素製作工程と、当該屋根要素同士の接合及び屋根要素と柱との接合を請求項1または2に記載した建築構造材の接合金物を使用して行う屋根要素接合工程と、接合した屋根要素の下面側に天井化粧板、上面側に葺き材を張接し、完成した屋根に仕上げる屋根仕上工程とを備えていることを特徴とする四阿の施工方法である。
本発明の建築構造材の接合金物によれば、単一の接合金物によって屋根の骨組を構成する複数の建築構造材同士の接合及び当該建築構造材と柱との接合を同時に行うことができる。
本発明の四阿によれば、四阿の組み立てが容易になり、建築構造材の接合金物が外部に現れないため、四阿の外観を害することもない。
また本発明の四阿の施工方法によれば、予め屋根要素を工場等で製作しておき、現場において建築構造材の接合金物を用いて組み立てることが可能となるから施工コストの削減及び工期の短縮を図ることができる。
本発明の四阿によれば、四阿の組み立てが容易になり、建築構造材の接合金物が外部に現れないため、四阿の外観を害することもない。
また本発明の四阿の施工方法によれば、予め屋根要素を工場等で製作しておき、現場において建築構造材の接合金物を用いて組み立てることが可能となるから施工コストの削減及び工期の短縮を図ることができる。
以下、タイプの違う2種類の四阿を示す実施例1、2を例にとって、本発明に係る四阿ないし四阿の施工方法を実施するための最良の形態と、それぞれの四阿における建築構造材同士の接合及び建築構造材と柱との接合に好適な計5タイプの本発明に係る建築構造材の接合金物を実施するための最良の形態について説明する。
本実施例では、棟がなく、1つの頂点31から四方に向って傾斜した方形(ほうぎょう)と呼ばれる屋根11を有する四阿1が開示されている。また以下の説明では、最初に四阿1の概略の構成について説明し、次いで係る四阿1の組立てに使用する2種類の接合金物3、5の構成を説明する。またこのような四阿1を例にとって、上記接合金物3、5を使用して行う本発明の四阿の施工方法について説明する。
実施例1に係る四阿1は、図1〜5に示すように地中Gに設けた基礎6上に立ち上げられた4本の柱7を支柱として三角形板枠状の4組の屋根要素9を組み合わせることによって柱7の上方に屋根11を構築することによって構成されている。
屋根11ないし屋根要素9の骨組には、種類、取付高さ及び取付角度の全部または一部を異にする複数の建築構造材13が使用されている。
屋根11ないし屋根要素9の骨組には、種類、取付高さ及び取付角度の全部または一部を異にする複数の建築構造材13が使用されている。
建築構造材13としては、隅木15、垂木33のように傾斜状態で設けられるものや桁17、端木35のように水平状態で設けられるものがある。そして、隅木15同士を接合する接合手段として接合金物3が使用され、隅木15、桁17の両端部及び柱7を接合する接合手段として接合金物5が使用されている。
接合金物3は、図6に示すように、接合する隅木15に対応して隅木15の勾配に合わせて、一例として傾斜角度θが72°に設定された矩形翼板状の隅木頂部用取付ブラケット19を4枚有している。これら4枚の隅木頂部用取付ブラケット19は図7(c)(d)に示すように基端側の端辺が一体に連結されており、平面視放射状に90°間隔で配設されている。またそれぞれの隅木頂部用取付ブラケット19の自由端寄りには、隅木15と接合する際に使用するボルトBと嵌合ないし螺合する取付穴29が2個ずつ設けられている。
接合金物3は、図6に示すように、接合する隅木15に対応して隅木15の勾配に合わせて、一例として傾斜角度θが72°に設定された矩形翼板状の隅木頂部用取付ブラケット19を4枚有している。これら4枚の隅木頂部用取付ブラケット19は図7(c)(d)に示すように基端側の端辺が一体に連結されており、平面視放射状に90°間隔で配設されている。またそれぞれの隅木頂部用取付ブラケット19の自由端寄りには、隅木15と接合する際に使用するボルトBと嵌合ないし螺合する取付穴29が2個ずつ設けられている。
また接合金物5は、図6に示すように、隅木15の下部に接合される隅木下部用取付ブラケット21と、桁17の端部に接合される2枚の桁端部用取付ブラケット23とを有している。また接合金物5には、柱7の上端面に宛がわれる基板部25と、基板部25の下面から柱7の高さ方向、下方に延びるように延長形成されている取付軸部27とが設けられている。
上記隅木下部用取付ブラケット21と、2枚の桁端部用取付ブラケット23は、基板部25の上面に設けられている。
上記隅木下部用取付ブラケット21と、2枚の桁端部用取付ブラケット23は、基板部25の上面に設けられている。
隅木下部用取付ブラケット21は、基板部25から垂直に立ち上げられた後、隅木15の勾配に合わせて隅木15の頂部31に向って上方に傾斜した鉤形翼板状の形状を有している。隅木下部用取付ブラケット21の傾斜角度θは一例として72°に設定されており、隅木下部用取付ブラケット21の自由端寄りには、隅木15と接合する際に使用するボルトBと嵌合ないし螺合する取付穴29が2個設けられている。
桁端部用取付ブラケット23は、自由端側下方の角稜部が大きく面取りされた略矩形翼板状の部材で、水平に設けられており、上記隅木下部用取付ブラケット21と基端側の端辺が一体に連結されており、平面視放射状に隅木下部用取付ブラケット21を中央にして45°の間隔で2枚配設されている。桁端部用取付ブラケット23の自由端寄りには、桁17と接合する際に使用するボルトBと嵌合ないし螺合する取付穴29が1個ずつ設けられている。
基板部25は四隅の角稜部がすべて面取りされた略正方形平板状の部材である。そして基板部25の上面に上述の隅木下部用取付ブラケット21と2枚の桁端部用取付ブラケット23が溶接等によって一体に取り付けられている。また基板部25の下面中央には、一例として円筒状の取付軸部27が同じく溶接等によって一体に取り付けられている。取付軸部27の側胴部には、柱7と接合する際に使用するボルトBと嵌合ないし螺合する取付穴29が軸と直交する方向に2個設けられている。
屋根要素9は、図4に示すように頂部31から裾広がりに斜め下方に向けて延びる2本の隅木15と、これらの隅木15の下端を平行に結ぶ端木35と、上端が隅木15に接続され、下端が端木35に接続されるよう、端木35に直交し、端木35の長手方向に等間隔で設けられる垂木33とを備え、一例として2×4パネル工法によって成形されている。
また図7(a)〜(c)に示すように接合金物3と接合される部位の隅木15の頂部31付近と、接合金物5と接合される部位の隅木15の下部及び桁17の端部には、各取付ブラケット19、21、23の板厚分の凹部加工が施されている。そして形成された当該凹部37に各取付ブラケット19、21、23を嵌めこむことによって、外部から各取付ブラケット19、21、23が視認できないようになっている。またこれらの各取付ブラケット19、21、23と建築構造材13及び柱7との接合は、これらを貫通するボルトBと、ボルトBに螺合するナットN等を使用して行われる。
また図7(a)〜(c)に示すように接合金物3と接合される部位の隅木15の頂部31付近と、接合金物5と接合される部位の隅木15の下部及び桁17の端部には、各取付ブラケット19、21、23の板厚分の凹部加工が施されている。そして形成された当該凹部37に各取付ブラケット19、21、23を嵌めこむことによって、外部から各取付ブラケット19、21、23が視認できないようになっている。またこれらの各取付ブラケット19、21、23と建築構造材13及び柱7との接合は、これらを貫通するボルトBと、ボルトBに螺合するナットN等を使用して行われる。
また四阿1の完成状態では、組み合わせた屋根要素9に対して、図3に示すように下面側に厚さ9mm程度の一例として檜の天然化粧板39を張設し、上面側に厚さ12mmのコンパネ40、その上に防水材としてアスファルトルーフィング41、その上に葺き材としてカラーベスト・平形スレート(例えばクボタ製の商品名「コロニアル」)43を張設し、更に棟木包あるいは棟押えとして厚さ0.4mm程度の銅板45が取り付けられ、更に端木35に沿わせるように板状の鼻隠し47が設けられることによって屋根11が構築されている。
次にこのようにして構成される本発明の四阿の施工方法について説明する。本発明の四阿の施工方法は、地中Gに基礎6を設け、柱7を立設する(1)基礎、柱設置工程と、屋根要素9を工場等において予め製作する(2)屋根要素製作工程と、上記接合金物3、5を使用して屋根要素9を接合する(3)屋根要素接合工程と、接合した屋根要素に化粧材及び仕上材等を張設する(4)屋根仕上工程とを備えている。
(1)基礎、柱設置工程
図3、5に示すように4本の柱7を立ち上げるために、柱7を支える土台となる基礎6を地中Gに4ヶ所設ける。またそれぞれの基礎6から垂直に柱7を立ち上げ、その上端面に接合金物5を取り付ける。即ち、接合金物5における取付軸部27を柱7の上端面から垂直に下方に向けて刻設されている取付穴部49に挿し込み、ボルトB及びナットNを使用して接合金物5を柱7に固定する。
図3、5に示すように4本の柱7を立ち上げるために、柱7を支える土台となる基礎6を地中Gに4ヶ所設ける。またそれぞれの基礎6から垂直に柱7を立ち上げ、その上端面に接合金物5を取り付ける。即ち、接合金物5における取付軸部27を柱7の上端面から垂直に下方に向けて刻設されている取付穴部49に挿し込み、ボルトB及びナットNを使用して接合金物5を柱7に固定する。
(2)屋根要素製作工程
上記工事と並行して、工場等において屋根要素9の製作を開始する。本実施例では、一例として2×4パネル工法を使用して同一形状の屋根要素9を4組製作する。
また屋根要素9の接合に先立って、接合金物5の基板部25上に桁17を載置しておく。この際、桁17に予め刻設されている凹部37に桁端部用取付ブラケット23を嵌め込むようにして取り付ける。そしてボルトB及びナットNを利用して桁端部用取付ブラケット23と桁17とを固定し、桁17と柱7との接合を完了させる。
また図4に示すように補強材としての火打梁51を桁17の接合部近傍の隅部に45°の角度で架け渡す。
上記工事と並行して、工場等において屋根要素9の製作を開始する。本実施例では、一例として2×4パネル工法を使用して同一形状の屋根要素9を4組製作する。
また屋根要素9の接合に先立って、接合金物5の基板部25上に桁17を載置しておく。この際、桁17に予め刻設されている凹部37に桁端部用取付ブラケット23を嵌め込むようにして取り付ける。そしてボルトB及びナットNを利用して桁端部用取付ブラケット23と桁17とを固定し、桁17と柱7との接合を完了させる。
また図4に示すように補強材としての火打梁51を桁17の接合部近傍の隅部に45°の角度で架け渡す。
(3)屋根要素接合工程
製作した4組の屋根要素9を立ち上げた柱7の上方にクレーン等を利用して吊り上げ、最初に屋根要素9の頂部31の接合を接合金物3を使用して行う。
図7(c)に示すように各屋根要素9に刻設されている凹部37に対して接合金物3の隅木頂部用取付ブラケット19を嵌め込み、ボルトB及びナットNを使用して4組の屋根要素9の頂部31の接合を図る。
製作した4組の屋根要素9を立ち上げた柱7の上方にクレーン等を利用して吊り上げ、最初に屋根要素9の頂部31の接合を接合金物3を使用して行う。
図7(c)に示すように各屋根要素9に刻設されている凹部37に対して接合金物3の隅木頂部用取付ブラケット19を嵌め込み、ボルトB及びナットNを使用して4組の屋根要素9の頂部31の接合を図る。
次に頂部31が接合された屋根要素9と桁17との接合を既に柱7の上端面に対して固定してある接合金物5を使用して行う。即ち、接合金物5における中央の一段背の高い隅木下部用取付ブラケット21を屋根要素9の接合面に刻設されている凹部37に嵌め込み、ボルトB及びナットNを使用して屋根要素9の下部の接合と、屋根要素9と桁17及び柱7との接合を図る。
(4)屋根仕上工程
本工程では、接合され、柱7の上方に設けられた屋根要素9に対して屋根要素9の下面側に天然化粧板39を張設する。また屋根要素9の上面側にはコンパネ40を張設し、更にその上にアスファルトルーフィング41を敷いた後、カラーベスト・平形スレート43を葺く。
そしてカラーベスト・平形スレート43の継ぎ合わせ部となる隅部ないし頂部に対して銅板45を設けることによって屋根11を仕上げる。
そして柱7に対して防腐剤や塗料等を塗布することによって四阿1の施工が完了する。
本工程では、接合され、柱7の上方に設けられた屋根要素9に対して屋根要素9の下面側に天然化粧板39を張設する。また屋根要素9の上面側にはコンパネ40を張設し、更にその上にアスファルトルーフィング41を敷いた後、カラーベスト・平形スレート43を葺く。
そしてカラーベスト・平形スレート43の継ぎ合わせ部となる隅部ないし頂部に対して銅板45を設けることによって屋根11を仕上げる。
そして柱7に対して防腐剤や塗料等を塗布することによって四阿1の施工が完了する。
本実施例では、棟を中心に四方に向って傾斜した寄棟(よせむね)と呼ばれる屋根11を有する四阿61が開示されている。
また以下の説明では、最初に四阿61の概略の構成について説明し、次いで係る四阿61の組立てに使用する4種類の接合金物のうち、前記実施例1において説明した接合金物5を除く、接合金物63、65、67の構成を説明する。またこのような四阿61を例にとって、上記4種類の接合金物5、63、65、67を使用して行う本発明の四阿の施工方法について説明する。
また以下の説明では、最初に四阿61の概略の構成について説明し、次いで係る四阿61の組立てに使用する4種類の接合金物のうち、前記実施例1において説明した接合金物5を除く、接合金物63、65、67の構成を説明する。またこのような四阿61を例にとって、上記4種類の接合金物5、63、65、67を使用して行う本発明の四阿の施工方法について説明する。
実施例2に係る四阿61は、図8〜12に示すように、地中Gに設けた基礎6上に立ち上げられた6本の柱7を支柱として三角形板枠状の2組の屋根要素9と、台形板枠状の4組の屋根要素69とを組み合わせることによって柱7の上方に屋根71を構築することによって構成されている。
屋根71ないし屋根要素9及び屋根要素69の骨組には、種類、取付高さ及び取付角度の全部または一部を異にする複数の建築構造材13が使用されている。
屋根71ないし屋根要素9及び屋根要素69の骨組には、種類、取付高さ及び取付角度の全部または一部を異にする複数の建築構造材13が使用されている。
建築構造材13としては、隅木15、垂木33、合木77のように傾斜状態で設けられるものや桁17、端木35、棟木73のように水平状態で設けられるものや束75のように垂直状態で設けられるものがある。
そして隅木15の頂部31と棟木73の端部を接合する接合手段として接合金物63が使用され、隅木15、桁17の両端部及び柱7を接合する接合手段として前記実施例1において説明した接合金物5が使用されている。
また本実施例では、この他、棟木73と合木77を接合する接合手段として接合金物65が使用され、合木77、桁17の中央部、補強用の水平梁79及び柱7を接合する接合手段として接合金物67が使用されている。
そして隅木15の頂部31と棟木73の端部を接合する接合手段として接合金物63が使用され、隅木15、桁17の両端部及び柱7を接合する接合手段として前記実施例1において説明した接合金物5が使用されている。
また本実施例では、この他、棟木73と合木77を接合する接合手段として接合金物65が使用され、合木77、桁17の中央部、補強用の水平梁79及び柱7を接合する接合手段として接合金物67が使用されている。
接合金物63は、図13、14(c)〜(e)に示すように、接合する隅木15に対応して隅木15の勾配に合わせて、一例として傾斜角度θが72°に設定された矩形翼板状の隅木頂部用取付ブラケット81を2枚と、棟木73の端部と接合する水平に設けられる矩形翼板状の棟木端部用取付ブラケット83を1枚と、棟木端部用取付ブラケット83の下方に束75と接合する垂直に設けられる矩形翼板状の束用取付ブラケット85を1枚との計4枚の取付ブラケットを有している。
このうち2枚の隅木頂部用取付ブラケット81と棟木端部用取付ブラケット83は、図14(c)に示すように基端の端辺が一体に連結されており、平面視放射状で、2枚の隅木頂部用取付ブラケット81の間隔が90°、隅木頂部用取付ブラケット81と棟木端部用取付ブラケット83の間隔が135°になるように配設されている。
また2枚の隅木頂部用取付ブラケット81の自由端寄りと、棟木端部用取付ブラケット83には2つずつ、束用取付ブラケット85には1つ、隅木15、棟木73及び束75と接合する際に使用するボルトBと嵌合ないし螺合する取付穴29が設けられている。
また2枚の隅木頂部用取付ブラケット81の自由端寄りと、棟木端部用取付ブラケット83には2つずつ、束用取付ブラケット85には1つ、隅木15、棟木73及び束75と接合する際に使用するボルトBと嵌合ないし螺合する取付穴29が設けられている。
接合金物65は、図15、図16(c)(d)に示すように、接合する合木77に対応して合木77の勾配に合わせて、一例として傾斜角度θが66°に設定された矩形翼板状の合木頂部用取付ブラケット87を2枚と、棟木73の胴部と接合する水平に設けられる矩形翼板状の棟木胴部用取付ブラケット89を2枚有している。2枚ずつ設けられる合木頂部用取付ブラケット87と棟木胴部用取付ブラケット89は、それぞれ対向する位置に設けられていて、これら4枚の取付ブラケット87、89は基端側の端辺が一体に連結されており、平面視放射状に90°間隔で配設されている。
また2枚ずつ設けられる合木頂部用取付ブラケット87の自由端寄りと、棟木胴部用取付ブラケット89には、合木77及び棟木73と接合する際に使用するボルトBと嵌合ないし螺合する取付穴29が設けられている。
また2枚ずつ設けられる合木頂部用取付ブラケット87の自由端寄りと、棟木胴部用取付ブラケット89には、合木77及び棟木73と接合する際に使用するボルトBと嵌合ないし螺合する取付穴29が設けられている。
接合金物67には、図15、16(a)(b)に示すように、合木77の下部に接合される合木下部用取付ブラケット91と、桁17の胴部に接合される2枚の桁胴部用取付ブラケット93と、水平梁79に接合される水平梁用取付ブラケット95とを有している。また接合金物67には、柱7の上端面に宛がわれる基板部25と、基板部25の下面から柱7の高さ方向、下方に延びるように延長形成されている取付軸部27とが設けられている。
上記合木下部用取付ブラケット91と、2枚の桁胴部用取付ブラケット93は、基板部25の上面に設けられており、上記水平梁用取付ブラケット95は、合木下部用取付ブラケット91の下部を内側に水平に張り出させることで形成されている。
上記合木下部用取付ブラケット91と、2枚の桁胴部用取付ブラケット93は、基板部25の上面に設けられており、上記水平梁用取付ブラケット95は、合木下部用取付ブラケット91の下部を内側に水平に張り出させることで形成されている。
合木下部用取付ブラケット91は、基板部25から垂直に立ち上げられ、上辺が合木77の勾配に合わせて斜めにカットされた翼板状の形状を有している。尚、合木下部用取付ブラケット91の斜めにカットされた上辺の傾斜角度θは一例として66°に設定されており、合木下部用取付ブラケット91の自由端寄りには、傾斜した上辺に沿うように合木77と接合する際に使用するボルトBと嵌合ないし螺合する取付穴29が2個設けられている。
桁胴部用取付ブラケット93は、自由端側下方の角稜部が大きく面取りされた略矩形翼板状の部材で、水平に設けられており、上記合木下部用取付ブラケット91の前面及び背面の下部中央に基端側の端辺が一体に接合されている。
また水平梁用取付ブラケット95も、上記桁胴部用取付ブラケット93と同様、自由端側下方の角稜部が大きく面取りされた略矩形翼板状の部材で内側に向けて張り出すように合木下部用取付ブラケット91を延長形成して設けられている。
また水平梁用取付ブラケット95も、上記桁胴部用取付ブラケット93と同様、自由端側下方の角稜部が大きく面取りされた略矩形翼板状の部材で内側に向けて張り出すように合木下部用取付ブラケット91を延長形成して設けられている。
そしてこれらの各取付ブラケット91、93、95は、図16(a)に示すように平面視放射状に合木下部用取付ブラケット91ないし水平梁用取付ブラケット95を中央にして90°の間隔で桁胴部用取付ブラケット93を2枚配設する構成となっている。尚、桁胴部用取付ブラケット93の自由端寄りに1個、水平梁用取付ブラケット95に2個、桁17ないし水平梁79と接合する際に使用するボルトBと嵌合ないし螺合する取付穴29が設けられている。
また接合金物5及び屋根要素9の構成は、前述の実施例1と同様であるので、ここでの説明は省略する。
また接合金物5及び屋根要素9の構成は、前述の実施例1と同様であるので、ここでの説明は省略する。
屋根要素69は、図11に示すように、最上部に平行に架け渡された棟木73と、棟木73の一方の端部を頂部31として、裾広がりに斜め下方に向けて延びる隅木15と、棟木73の他方の端部を頂部97として、垂直に斜め下方に向けて延びる合木77と、隅木15と合木77の下端を平行に結ぶ端木35と、上端が隅木15または棟木73に接続され、下端が端木35に接続されるよう、端木35に直交し、端木35の長手方向に等間隔で設けられる垂木33とを備え、一例として2×4パネル工法によって成形されている。
また図14(a)〜(c)、図16(a)(e)に示すように、接合金物63と接合される部位の隅木15の頂部31付近、棟木73の端部及び束75と、接合金物5と接合される部位の隅木15の下部及び桁17の端部と、接合金物65と接合される部位の合木77の頂部97付近及び棟木73の端部と、接合金物67と接合される部位の合木77の下部、桁17の胴部及び水平梁79の端部には、各取付ブラケット81、83、85、21、23、87、89、91、93、95の板厚分の凹部加工が施されている。
そして形成された当該凹部37に各取付ブラケット81、83、85、21、23、87、89、91、93、95を嵌め込むことによって外部から各取付ブラケット81、83、85、21、23、87、89、91、93、95が視認できないようになっている。
またこれらの各取付ブラケット81、83、85、21、23、87、89、91、93、95と建築構造材13及び柱7との接合は、これらを貫通するボルトBと、ボルトBに螺合するナットN等を使用して行われる。
また四阿61の完成状態では、組み合わせた屋根要素9、69に対して図10に示すように、実施例1に係る四阿1と同様の天然化粧板39、コンパネ40、アスファルトルーフィング41、カラーベスト・平形スレート43、銅板45及び鼻隠し47が設けられることによって屋根71が構築されている。
またこれらの各取付ブラケット81、83、85、21、23、87、89、91、93、95と建築構造材13及び柱7との接合は、これらを貫通するボルトBと、ボルトBに螺合するナットN等を使用して行われる。
また四阿61の完成状態では、組み合わせた屋根要素9、69に対して図10に示すように、実施例1に係る四阿1と同様の天然化粧板39、コンパネ40、アスファルトルーフィング41、カラーベスト・平形スレート43、銅板45及び鼻隠し47が設けられることによって屋根71が構築されている。
次にこのようにして構成される本発明の四阿の施工方法について説明する。本発明の四阿の施工方法は、地中Gに基礎6を設け、柱7を立設する(1)基礎、柱設置工程と、屋根要素9、69を工場等において予め製作する(2)屋根要素製作工程と、上記接合金物63、5、65、67を使用して屋根要素9、69を接合する(3)屋根要素接合工程と、接合した屋根要素9、69に化粧材及び仕上材等を張設する(4)屋根仕上工程とを備えている。
(1)基礎、柱設置工程
図10、12に示すように6本の柱7を立ち上げるために、柱7を支える土台となる基礎6を地中Gに6ヶ所設ける。またそれぞれの基礎6から垂直に柱7を立ち上げ、その上端面に接合金物5ないし接合金物67を取り付ける。即ち接合金物5、67における取付軸部27を柱7の上端面から垂直に、下方に向けて刻設されている取付穴部49に挿し込み、ボルトB及びナットNを使用して接合金物5、67を柱7に固定する。
図10、12に示すように6本の柱7を立ち上げるために、柱7を支える土台となる基礎6を地中Gに6ヶ所設ける。またそれぞれの基礎6から垂直に柱7を立ち上げ、その上端面に接合金物5ないし接合金物67を取り付ける。即ち接合金物5、67における取付軸部27を柱7の上端面から垂直に、下方に向けて刻設されている取付穴部49に挿し込み、ボルトB及びナットNを使用して接合金物5、67を柱7に固定する。
(2)屋根要素製作工程
また上記工事と並行して、工場等において屋根要素9、69の製作を開始する。本実施例では、一例として2×4パネル工法を使用して、三角形板枠形状の屋根要素9を2組、台形板枠形状の屋根要素69を4組製作する。
また屋根要素9、69の接合に先立って、接合金物5、67の基板部25上に桁17、水平梁79を載置しておく。この際、桁17、水平梁79に予め刻設されている凹部37に桁端部用取付ブラケット23、桁胴部用取付ブラケット93及び水平梁用取付ブラケット95を嵌め込むようにして取り付ける。
また上記工事と並行して、工場等において屋根要素9、69の製作を開始する。本実施例では、一例として2×4パネル工法を使用して、三角形板枠形状の屋根要素9を2組、台形板枠形状の屋根要素69を4組製作する。
また屋根要素9、69の接合に先立って、接合金物5、67の基板部25上に桁17、水平梁79を載置しておく。この際、桁17、水平梁79に予め刻設されている凹部37に桁端部用取付ブラケット23、桁胴部用取付ブラケット93及び水平梁用取付ブラケット95を嵌め込むようにして取り付ける。
そしてボルトB及びナットNを利用して桁端部用取付ブラケット23を桁17の端部に、桁胴部用取付ブラケット93を桁17の胴部に、そして水平梁用取付ブラケット95を水平梁79の端部にそれぞれ固定し、桁17、水平梁79及び柱7との接合を完了させる。
また図10、11に示すように補強材としての火打梁51を桁17の接合部近傍の隅部に45°の角度で架け渡し、補強材としての束75を水平梁79上に立ち上げる。
また図10、11に示すように補強材としての火打梁51を桁17の接合部近傍の隅部に45°の角度で架け渡し、補強材としての束75を水平梁79上に立ち上げる。
(3)屋根要素接合工程
製作した2組の屋根要素9及び4組の屋根要素69を、立ち上げた柱7の上方にクレーン等を利用して吊り上げ、最初に屋根要素9、69の頂部31、97の接合を接合金物63、65を使用して行う。
図14(c)に示すように各屋根要素9に刻設されている凹部37に対して接合金物63における隅木頂部用取付ブラケット81、棟木端部用取付ブラケット83及び束用取付ブラケット85を嵌め込み、そして図16(e)に示すように各屋根要素69に刻設されている凹部37に対して接合金物65における合木頂部用取付ブラケット87及び棟木胴部用取付ブラケット89を嵌め込み、ボルトB及びナットNを使用して、2組の屋根要素9と4組の屋根要素69の頂部31、97の接合を図る。
製作した2組の屋根要素9及び4組の屋根要素69を、立ち上げた柱7の上方にクレーン等を利用して吊り上げ、最初に屋根要素9、69の頂部31、97の接合を接合金物63、65を使用して行う。
図14(c)に示すように各屋根要素9に刻設されている凹部37に対して接合金物63における隅木頂部用取付ブラケット81、棟木端部用取付ブラケット83及び束用取付ブラケット85を嵌め込み、そして図16(e)に示すように各屋根要素69に刻設されている凹部37に対して接合金物65における合木頂部用取付ブラケット87及び棟木胴部用取付ブラケット89を嵌め込み、ボルトB及びナットNを使用して、2組の屋根要素9と4組の屋根要素69の頂部31、97の接合を図る。
次に頂部31、97が接合された屋根要素9、69と桁17との接合を、既に柱7の上端面に対して固定してある接合金物5、67を使用して行う。即ち、接合金物5、67において中央の一段背の高い隅木下部用取付ブラケット21及び合木下部用取付ブラケット91を屋根要素9、69の接合面に刻設されている凹部37に嵌め込み、ボルトB及びナットNを使用して屋根要素9、69の下部の接合と、屋根要素9、69と桁17及び柱7との接合を図る。
(4)屋根仕上工程
本工程では、接合され、柱7の上方に設けられた屋根要素9、69に対して屋根要素9、69の下面側に天然化粧板39を張設する。また屋根要素9、69の上面側にはコンパネ40を張設し、更にその上にアスファルトルーフィング41を敷いた後、カラーベスト・平形スレート43を葺く。
そしてカラーベスト・平形スレート43の継ぎ合わせ部となる隅部ないし頂部に対して銅板45を設けることによって屋根71を仕上げる。
そして柱7に対して防腐剤や塗料等を塗布することによって四阿1の施工が完了する。
本工程では、接合され、柱7の上方に設けられた屋根要素9、69に対して屋根要素9、69の下面側に天然化粧板39を張設する。また屋根要素9、69の上面側にはコンパネ40を張設し、更にその上にアスファルトルーフィング41を敷いた後、カラーベスト・平形スレート43を葺く。
そしてカラーベスト・平形スレート43の継ぎ合わせ部となる隅部ないし頂部に対して銅板45を設けることによって屋根71を仕上げる。
そして柱7に対して防腐剤や塗料等を塗布することによって四阿1の施工が完了する。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明の具体的な構成は、前記実施例1、2に限定されるものではなく、本発明の要旨から外れない範囲での設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、取付ブラケットの形状は、屋根の形状や構造等の違いに応じて種々変更可能であるし、取付ブラケットの平面視放射状の配置も屋根の形状や構造等の違いに応じて種々変更可能である。一例として、6組の同一形状及び同一構造の扇形板枠状の屋根要素を使用して、平面視6角形状の屋根を製作する場合には、取付ブラケットを平面視60°間隔で放射状に配設する構成が採用できる。
また本発明の接合金物は、四阿だけでなく、例えば壁のある更に本格的な建築物の施工現場でも使用できる。
例えば、取付ブラケットの形状は、屋根の形状や構造等の違いに応じて種々変更可能であるし、取付ブラケットの平面視放射状の配置も屋根の形状や構造等の違いに応じて種々変更可能である。一例として、6組の同一形状及び同一構造の扇形板枠状の屋根要素を使用して、平面視6角形状の屋根を製作する場合には、取付ブラケットを平面視60°間隔で放射状に配設する構成が採用できる。
また本発明の接合金物は、四阿だけでなく、例えば壁のある更に本格的な建築物の施工現場でも使用できる。
1 四阿 3 接合金物 5 接合金物 6 基礎 7 柱
9 屋根要素 11 屋根 13 建築構造材 15 隅木
17 桁 19 隅木頂部用取付ブラケット
21 隅木下部用取付ブラケット 23 桁端部用取付ブラケット
25 基板部 27 取付軸部 29 取付穴 31 頂部
33 垂木 35 端木 37 凹部 39 天然化粧板
40 コンパネ 41 アスファルトルーフィング
43 カラーベスト・平形スレート 45 銅板 47 鼻隠し
49 取付穴部 51 火打梁 61 四阿 63 接合金物
65 接合金物 67 接合金物 69 屋根要素 71 屋根
73 棟木 75 束 77 合木 79 水平梁
81 隅木頂部用取付ブラケット 83 棟木端部用取付ブラケット
85 束用取付ブラケット 87 合木頂部用取付ブラケット
89 棟木胴部用取付ブラケット 91 合木下部用取付ブラケット
93 桁胴部用取付ブラケット 95 水平梁用取付ブラケット
97 頂部
θ 傾斜角度 B ボルト N ナット G 地中
9 屋根要素 11 屋根 13 建築構造材 15 隅木
17 桁 19 隅木頂部用取付ブラケット
21 隅木下部用取付ブラケット 23 桁端部用取付ブラケット
25 基板部 27 取付軸部 29 取付穴 31 頂部
33 垂木 35 端木 37 凹部 39 天然化粧板
40 コンパネ 41 アスファルトルーフィング
43 カラーベスト・平形スレート 45 銅板 47 鼻隠し
49 取付穴部 51 火打梁 61 四阿 63 接合金物
65 接合金物 67 接合金物 69 屋根要素 71 屋根
73 棟木 75 束 77 合木 79 水平梁
81 隅木頂部用取付ブラケット 83 棟木端部用取付ブラケット
85 束用取付ブラケット 87 合木頂部用取付ブラケット
89 棟木胴部用取付ブラケット 91 合木下部用取付ブラケット
93 桁胴部用取付ブラケット 95 水平梁用取付ブラケット
97 頂部
θ 傾斜角度 B ボルト N ナット G 地中
Claims (5)
- 種類、取付高さ及び取付角度の全部または一部を異にする屋根の骨組を構成する複数の建築構造材を接合できる建築構造材組立用の接合金物において、前記接合金物には、接合するそれぞれの建築構造材に対応した形状ないし傾斜角度を有する複数の翼板状の取付ブラケットが設けられていて、これらの取付ブラケットは、基端側の端辺が一体に連結されており、平面視放射状に配設されていることを特徴とする建築構造材の接合金物。
- 種類、取付高さ及び取付角度の全部または一部を異にする屋根の骨組を構成する複数の建築構造材と、屋根を支える柱とを接合できる建築構造材組立用の接合金物において、前記接合金物は、柱の上端面に宛がわれる基板部と、基板部の下面から柱の高さ方向、下方に延びるように延長形成されている取付軸部と、基板部の上面に設けられ、接合するそれぞれの建築構造材に対応した形状ないし傾斜角度を有する複数の翼板状の取付ブラケットとを備えており、このうち複数枚設けられる取付ブラケットは、基端側の端辺が一体に連結されており、平面視放射状に配設されていることを特徴とする建築構造材の接合金物。
- 地中に設けた基礎上に立ち上げられた複数本の柱を支柱として、柱の上方に屋根を構築することによって構成される簡易建築物において、屋根の骨組には、種類、取付高さ及び取付角度の全部または一部を異にする複数の建築構造材が使用されており、これらの建築構造材同士の接合手段及び建築構造材と柱との接合手段として請求項1または2に記載した建築構造材の接合金物が使用されていることを特徴とする四阿。
- 請求項3に記載した四阿において、前記建築構造材の接合金物は、建築構造材に組付けられた状態で建築構造材間に隠され、外部から視認できないように構成されていることを特徴とする四阿。
- 地中に設けた基礎上に立ち上げられた複数本の柱を支柱として、柱の上方に屋根を構築することによって構成される簡易建築物の施工方法において、地中に基礎を設け、柱を立設する基礎、柱設置工程と、勾配ないし傾斜方向を異にするユニット化された屋根要素を予め製作する屋根要素製作工程と、当該屋根要素同士の接合及び屋根要素と柱との接合を請求項1または2に記載した建築構造材の接合金物を使用して行う屋根要素接合工程と、接合した屋根要素の下面側に天井化粧板、上面側に葺き材を張接し、完成した屋根に仕上げる屋根仕上工程とを備えていることを特徴とする四阿の施工方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2004231831A JP2006046011A (ja) | 2004-08-09 | 2004-08-09 | 建築構造材の接合金物、当該接合金物を使用した四阿及び四阿の施工方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2006046011A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11200492A (ja) * | 1998-01-19 | 1999-07-27 | Yoshinori Okura | 木造建築部材の連結金具及びそれを使用する連結構造 |
-
2004
- 2004-08-09 JP JP2004231831A patent/JP2006046011A/ja active Pending
Patent Citations (1)
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JPH11200492A (ja) * | 1998-01-19 | 1999-07-27 | Yoshinori Okura | 木造建築部材の連結金具及びそれを使用する連結構造 |
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