JP2006045942A - 開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 巻取り軸とガイド軸との間で開閉体が弛るんでしまうのを防ぐことができる開閉装置を提供する。
【解決手段】 巻取り軸30から巻き戻される開閉体10を、ガイド軸40により下方側から受けるとともに、同ガイド軸40により閉鎖方向へ導くようにした開閉装置において、前記開閉体10が前記巻取り軸30から巻き戻されるのに伴って、前記巻取り軸30と前記ガイド軸40との間における前記開閉体10の下部に対し近接または接触する位置へ移動する受け部材が備えられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、オーバーヘッドドアを含むシャッター装置、ロールスクリーン、ブラインド、オーニング装置等、巻取り軸に巻かれた開閉体により構造物の空間部分を仕切る開閉装置に関し、特にシャッター装置として適用するのに好ましい開閉装置に関するものである。
従来、この種の発明には、上下方向へスライドして開閉動作する開閉体と、該開閉体を巻き取ったり巻き戻したりする巻取り軸と、該開閉体の幅方向の端部を囲んで開閉方向へ案内するガイドレールと、前記巻取り軸と前記ガイドレールとの間で、巻取り軸から巻き戻される開閉体を、その下方側から受けて下方のガイドレールへ導くガイド軸とを備えた二軸状の開閉装置がある(特許文献1及び2参照)。
この二軸状の開閉装置によれば、前記ガイドレールの仮想延長線が前記ガイド軸の外周面に接するように構成されて、開閉体におけるガイドレールよりも上方の部分の傾斜が小さいため、ガイドレールの上端側における開閉体の摩擦抵抗が比較的小さい。したがって、前記摩擦抵抗に起因する騒音や、振動、磨耗等を低減することができる。
しかしながら、上記従来技術によれば、図5に示すように、巻取り軸110から開閉体130が繰り出されると、巻取り軸110とガイド軸120との間に、幅広いスペースが形成されるため、このスペースに開閉体130が弛み込んだり、更には同スペースに弛んだ開閉体130が落ち込んだり等するおそれがある。
より詳細に説明すれば、巻取り軸110から開閉体130が繰り出されると、巻取り軸110に巻かれた開閉体130の外径が小さくなるため、その開閉体130の外周面とガイド軸120との間隔が次第に広がっていく。また、開閉体130は、巻取り軸110から繰り出されると、ガイド軸120の回転抵抗や、ガイドレール140の摩擦抵抗等を受けるため、巻取り軸110の繰り出し速度よりも、ガイドレール140に沿って閉鎖動作する開閉体130の速度の方が遅くなる。
そのため、巻取り軸110から開閉体130が繰り出されるのにしたがって、巻取り軸110とガイド軸120との間のスペースに、開閉体130が弛み込み易くなる。この傾向は、経年変化等により開閉体130とガイドレール140との摩擦抵抗や、ガイド軸120の回転抵抗等が大きくなるのにつれて著しくなる。
そこで、巻取り軸110とガイド軸120との間を極力狭く設定することが考えられるが、巻取り軸110に開閉体130が巻き取られると、その巻き取られた開閉体130の巻径が大きくなり、巻き取られた開閉体130の外周面とガイド軸120とが干渉してしまうおそれがあるため、前記軸110,120間の寸法を狭めるのにも限界がある。
特開平6−288165号公報(図1参照) 特開平2−36595号公報(第2図参照)
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、巻取り軸とガイド軸との間で開閉体が弛るんでしまうのを防ぐことができる開閉装置を提供することにある。
上記課題を解決するために第一の発明は、巻取り軸から巻き戻される開閉体を、ガイド軸により下方側から受けるとともに、同ガイド軸により閉鎖方向へ導くようにした開閉装置において、前記開閉体が前記巻取り軸から巻き戻されるのに伴って、前記巻取り軸と前記ガイド軸との間における前記開閉体の下部に対し近接または接触する位置へ移動する受け部材が備えられていることを特徴とする。
ここで、本発明に係わる開閉装置には、開閉体が閉鎖動作のみを行うように用いられる態様(例えば、非常時のみ遮煙や遮炎等の目的で閉鎖されるシャッター装置等)や、開閉体が開放動作と閉鎖動作との双方を行うように用いられる態様等を含む。
また、上記開閉体の好ましい具体例としては、複数のスラットやパイプを開閉方向へ連設してなる態様や、単数もしくは複数のパネルや、シート状物、ネット状物を開閉方向へ設けてなる態様、あるいはスラット、パネル、パイプ、可撓性シート状物、ネット状物等を適宜に組み合わせてなる態様等が挙げられる。
また、上記ガイド軸には、上記巻取り軸から略水平方向へ巻き戻される上記開閉体を、その下方側から受けるとともに該ガイド軸の外周部に沿って閉鎖方向へ導くようにした態様や、上記巻取り軸から傾斜する方向へ巻き戻される上記開閉体を、その下方側から受けるとともに該ガイド軸の外周部に沿って閉鎖方向へ導くようにした態様等を含む。
また、このガイド軸は、上記開閉体をスムーズに閉鎖方向へ導くように、回動自在に支持された構成とするのが好ましいが、回動不能に支持されるとともにその外周面上部側に上記開閉体を摺接させるようにした構成とすることも可能である。
また、このガイド軸により導かれる上記閉鎖方向には、略真下方向や斜め下方向等を含む。
また、「前記巻取り軸と前記ガイド軸との間における前記開閉体の下部に対し近接または接触する位置」とは、上記巻取り軸と上記ガイド軸との間における略中央で、上記開閉体の下部に対し近接または接触する位置とするのが好ましいが、上記巻取り軸と上記ガイド軸との間における上記巻取り軸側または上記ガイド軸側で、上記開閉体の下部に対し近接または接触する位置とすることも可能である。
また、上記受け部材は、上記開閉体の幅方向の略全長へわたって設けられた態様とするのが好ましいが、上記開閉体の幅方向の一部分に設けられた態様とすることも可能である。
また、上記受け部材は、簡素で生産性の良好な構造とするために単数の部材による構成とするのが好ましいが、上記開閉体の幅方向へわたる複数の部材による構成とすることも可能である。
また、上記受け部材の移動方向は、「前記巻取り軸と前記ガイド軸との間における前記開閉体の下部に対し近接または接触する位置」へ移動する方向であればよく、この移動方向には、略真上方向や、斜め上方向、略水平方向等を含む。
前記移動方向を略水平方向とした場合、この方向は、上記巻取り軸と上記ガイド軸との間における上記ガイド軸側から上記巻取り軸側へ略水平に移動する方向とするのが好ましいが、上記巻取り軸と上記ガイド軸との間における上記開閉体の幅方向外側から上記開閉体の幅方向内側へ移動する方向とすることも可能である。
また、上記受け部材には、移動前から移動後にわたって上記開閉体の上記下部に対し近接または接触するようにした態様(より具体的には、上記下部に対し近接して略平行に移動する態様)や、上記下部に対し近接または接触しない位置から上記下部に対し近接または接触する位置へ移動するようにした態様等を含む。
また、上記受け部材を移動させる手段には、上記巻取り軸の回転力を動力源として上記受け部材を移動させるようにした態様や、上記ガイド軸の回転力を動力源として上記受け部材を移動させるようにした態様、上記巻取り軸や上記ガイド軸の回転力以外の動力を動力源として上記受け部材を移動させるようにした態様等を含む。
また、第二の発明では、上記受け部材は、上記巻取り軸に対して接近するように移動することを特徴とする。
ここで、この第二の発明における上記受け部材の移動方向には、斜め上方向や略水平方向等を含む。
また、第三の発明では、上記受け部材は、上記巻取り軸と上記ガイド軸との間における上記開閉体の下部に対し上昇しながら接近するように移動することを特徴とする。
ここで、この第三の発明における上記受け部材の移動方向には、斜め上方向や略真上方向等を含む。
また、第四の発明では、上記受け部材を、上記巻取り軸の回転力によって移動するようにしたことを特徴とする。
また、第五の発明では、上記巻取り軸と一体的に回転する回転体と、該回転体によって開閉体巻取り方向と反対の方向へ巻き取られる牽引体とを備え、該牽引体により上記受け部材を牽引して移動するようにしたことを特徴とする。
また、第六の発明では、上記開閉体が上記巻取り軸に巻き取られる際に、上記受け部材を自重によって元の位置へ戻すようにしたことを特徴とする。
なお、本明細書中において「開閉体幅方向」とは、開閉体の開閉方向と略直交する方向であって、上記開閉体の厚さ方向ではない方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体の開閉方向」とは、開閉体が空間を仕切ったり開放したりするために移動する方向を意味する。
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
第一の発明によれば、巻取り軸から開閉体が巻き戻されるのに伴って、巻取り軸とガイド軸との間における開閉体の下部に対し近接または接触する位置へ、受け部材が移動する。
したがって、巻取り軸とガイド軸との間で開閉体が弛んだり、その弛んだ開閉体が巻取り軸とガイド軸との間に落ち込んだり等するのを、移動した受け部材により防ぐことができる。
更に、第二の発明によれば、巻取り軸から開閉体が巻き戻されるのに伴って巻取り軸に巻かれた開閉体の巻径が小さくなり、その巻径の縮小に伴って、巻取り軸に巻かれた開閉体の周囲にスペースが形成される。したがって、移動する受け部材は、巻取り軸に巻かれた開閉体の外周部に干渉することなく、巻取り軸に接近していく。
すなわち、本発明によれば、巻取り軸に巻かれた開閉体の巻径が小さくなるのに伴って形成されるスペースを有効に利用して、移動する受け部材を配置することができる。
更に、第三の発明によれば、例えば受け部材を略水平方向へ移動させるようにした構造等と比較し、受け部材の移動スペースを確保し易い。
更に、第四の発明によれば、受け部材を移動させる動力源を別途に備える必要がない上、受け部材を巻取り軸の巻き戻しの際の回転に伴って移動させる構造を、簡素な構造とすることができる。
更に、第五の発明によれば、受け部材を巻取り軸の巻き戻しの際の回転に伴って移動させる構造を、簡素で生産性の良好な具体的構造とすることができる。
更に、第六の発明によれば、開閉体が巻取り軸から巻き戻されるのに伴って移動した際の受け部材は、開閉体が巻取り軸に巻き取られる際には、自重によって元の位置へ戻る。したがって、受け部材を元の位置に戻す構造を、別途に動力源やスプリング等を具備することのない簡素な構成とすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本実施の形態による開閉装置の一例は、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等の躯体の開口部分や内部に配設され、前記開口部分を開閉したり、躯体内部の空間を仕切ったり開放したりするシャッター装置として説明する。
開閉装置1は、閉鎖方向端部を上下方向へスライドさせて開閉動作する開閉体10と、該開閉体10の幅方向の端部を囲み上下方向へ案内するガイドレール20と、該開閉体10を巻き取ったり巻き戻したりする巻取り軸30と、該巻取り軸30から巻き戻される開閉体10を、その下方側から受けるとともに閉鎖方向へ導くガイド軸40と、巻取り軸30とガイド軸40との間における開閉体10の下面に対しその斜め下方側から接近する受け部材51とを備えている。
開閉体10は、横長略矩形状の金属板を曲げ加工してなる所謂スラットを、上下に隣接する該スラット間で回動するように複数連接することで、開閉体本体11を構成している。そして、この開閉体10は、前記開閉体本体11の閉鎖方向側(図示例によれば下方側)の端部に、全閉時に当接対象部位p(例えば、床面や地面、枠部材等)に当接させるための座板部材12を開閉体幅方向にわたって接続している。
ガイドレール20は、アルミ合金材料の引抜き成形または押し出し成形、鋼板や他の金属板の曲げ加工等の加工によって、開閉体10の幅方向の端部を囲む略コ字状に形成される。そして、このガイドレール20は、巻取り軸30やガイド軸40、受け部材51等を収納する収納ケース60と当接対象部位pとの間にわたって配設されている。
巻取り軸30は、回動自在に支持された軸本体31と、該軸本体31の外周に固定された略筒状や略籠状等の回転ドラム32とを備え、回転ドラム32の外周に開閉体10を巻き取ったり巻き戻したりするように構成される。
なお、この巻取り軸20の駆動源は、電動であっても手動であってもよいし、あるいは、付勢手段(スプリングや錘体)等の付勢力を利用したものであってもよい。
そして、上記巻取り軸30における軸本体31の両端側は、それぞれブラケット61(図2参照)により支持され、該ブラケット61を貫通して突出する突端部には、後述する回転体52を、略同軸状に固定している。
前記ブラケット61は、収納ケース60に固定された略平板状のブラケットであり、上記巻取り軸30や、後述するガイド軸40、後述するガイドローラ54を、ベアリング等を介して回動自在に支持している。
更に、このブラケット61には、巻取り軸30に対し接近しながら斜めに上昇する方向の長孔61aが穿設され、該長孔61aには、後述する受け部材51を係合している。
また、ガイド軸40は、ガイドレール20の上方延長線に接する位置であって、巻取り軸30からガイドレール20側へ所定間隔離れた位置に、開閉体幅方向へわたって巻取り軸30と略平行に設けられ、その両端部側が、それぞれ上記ブラケット61によって回動自在に支持されている。
そして、このガイド軸40は、巻取り軸30から略水平方向へ繰り出される開閉体10を、その下方側から受けるとともにガイドレール20内へ導いている。
また、受け部材51は、図示例によれば、開閉体幅方向へわたる軸状に形成された本体部51aと、該本体部51aの両端部の各々に配置され、ブラケット61の長孔61aに対し遊嵌状に挿入される係合軸部51bとからなる。
なお、この受け部材51は、図示例によれば、略円筒状もしくは略円柱状を呈するが、略角柱状や略籠型状等の他の形状であってもよい。
また、この受け部材51は、前記係合軸部51bに対しその外周側を回動不能に構成すればよいが、開閉体10に接触した際の抵抗を軽減するためには、係合軸部51bに対しその外周側を回動させるように構成するのが好ましい。
そして、この受け部材51は、巻取り軸30とガイド軸40との間の位置であって、巻取り軸30の周囲で最大巻径となった際の開閉体10と干渉しない位置に、巻取り軸30と略平行に配置される(図1(a)参照)。そして、この受け部材51は、その係合軸部51bをブラケット61に貫通させ、該係合軸部51bの突端側に、後述する牽引体53を止着している。
牽引体53は、可撓性を有する紐状の部材(例えば、ワイヤーや、紐、鎖、チェーン、ベルト等を含む)であり、その一端側を受け部材51の係合軸部51bに止着するとともに、その他端側を回転体52の外周に止着し、これら一端側と他端側との間を、ガイドローラ54外周の上半部側に掛け回している。
また、巻取り軸30に固定された回転体52は、図示例によれば略円柱状に構成され、巻取り軸30による開閉体巻取り方向と反対の方向へ牽引体53を巻き取る。
また、ガイドローラ54は、ブラケット61の外側(図2によれば手前側)において、受け部材51の移動方向の延長線に接する位置に、回動自在に支持される。
なお、上記構成は、受け部材51が移動する際の摩擦抵抗を軽減するようにした好ましい態様であるが、ガイドローラ54を省いて、受け部材51を牽引体53によって回転体52側へ牽引する構成とすることも可能である。
次に、上記構成の開閉装置1について、その作用効果を詳細に述べる。
先ず、開閉体10が全開状態(図1(a)参照)にある場合を初期状態として説明すれば、巻取り軸30から開閉体10が巻き戻されると、回転体52が巻取り軸30と一体的に回転し、その回転する回転体52に、牽引体53が巻き取られていく。
すると、受け部材51は、ブラケット61の長孔61aに沿って斜め上方へ移動し、巻取り軸30とガイド軸40との間における開閉体10の下面に対し徐々に接近していく。更に、同受け部材51は、前記斜め上方への移動に伴って、巻取り軸30に対しても徐々に接近していく。
そして、移動中の受け部材51は、開閉体10の閉鎖方向端部が当接対象部位pに着座するのと略同時に、開閉体10における巻取り軸30とガイド軸40との間の略中央となる部分に対し近接または接触して、その移動を停止する(図1(b)参照)。
したがって、巻取り軸30から開閉体10が巻き戻されている最中に、仮に、巻取り軸30とガイド軸40との間で開閉体10の弛みを生じたとしても、その弛みが受け部材51により押し上げられて元の状態に矯正される。
そのため、巻取り軸30とガイド軸40との間における開閉体10に弛みを生じ、その弛みに起因して、全閉時における開閉体10の閉鎖方向端部と当接対象部位pとの間に隙間が生じてしまったり、開閉体10の動作不良を生じてしまったり等するのを防ぐことができる。
また、巻取り軸30に開閉体10が巻き取られる際には、その巻取りの際に巻取り軸30と一体的に回転する回転体52によって、牽引体53が巻き戻されていく。
すると、受け部材51は、その自重によって元の位置へ移動していく。より詳細に説明すれば、この受け部材51は、ブラケット61の長孔61aに沿って斜め下方へ移動するとともに、その移動に伴って巻取り軸30から徐々に離れていく。
そして、移動中の受け部材51は、開閉体10が略全開状態となるのと略同時に、巻取り軸30外周の開閉体10と干渉することのない元の位置で停止する(図1(a)参照)。
すなわち、巻取り軸30による開閉体巻取り動作の際には、巻取り軸30外周の開閉体10の巻径が大きくなるのにつれて、受け部材51が巻取り軸30から離れる方向へ徐々に移動する。そのため、巻取り軸30に巻き重ねられる開閉体10の外周面と、受け部材51との干渉を防ぐことができる。
次に、本発明に係わる開閉装置の他例について説明する。なお、以下に示す開閉装置は、上述した開閉装置1を部分的に変更したものであるため、上記開閉装置1と略同様の部位については、同一の符号を付けることで、重複する詳細説明を省略する。
図3に示す開閉装置2は、上記開閉装置1が受け部材51をブラケット61の長孔61aに沿って移動させる構造としたのに対し、受け部材51を揺動片51cの揺動により移動させるように構成している。
受け部材51は、その一端側が上記ブラケット61によって回動自在に支持されるとともに、その他端側に、受け部材51を固定している。
この開閉装置2によれば、受け部材51が、円運動しながら、巻取り軸30とガイド軸40との間における開閉体10の下面、及び巻取り軸30に対し、接近したり離れたりするため、上記開閉装置1と略同様の作用効果を得ることができる。
また、図4に示す開閉装置3は、上記開閉装置1が移動後の受け部材51を自重により元の状態へ戻すようにしているのに対し、移動後の受け部材51を巻取り軸30に巻かれた開閉体10の外周面に押圧されて元の状態に戻すように構成している。
この開閉装置3では、上記ブラケット61における長孔61aを、長孔61a’に置換した構成としている。
前記長孔61a’は、受け部材51を、巻取り軸30とガイド軸40との間における開閉体10の下面に近接させて移動するように、略水平状に設けられている。
また、この開閉装置3では、上記ガイドローラ54を省き、牽引体53が回転体52方向へ直接的に牽引されるようにしている。
また、受け部材51は、係合軸部51bに対し本体部51aを回動自在に備え、該本体部51aを、巻取り軸30に巻かれた開閉体10の外周面に近接または接触させている。
この開閉装置3によれば、開閉体10の閉鎖動作の際、巻取り軸30から開閉体10が巻き戻されるのにしたがって、巻取り軸30と一体的に回転する回転体52により、牽引体53が巻き取られていく。
すると、受け部材51は、ブラケット61の長孔61a’に沿って略水平に移動することにより、巻取り軸30とガイド軸40との略中央側における開閉体10の下面へ向って移動し、その移動により巻取り軸30に対しても徐々に接近していく。
そして、受け部材51は、開閉体10の閉鎖方向端部が当接対象部位pに着座するのと略同時に、開閉体10における巻取り軸30とガイド軸40との間の略中央となる部分に対し近接または接触して、その移動を停止する(図4(b)参照)。
また、巻取り軸30に開閉体10が巻き取られる際には、巻取り軸30と一体的に回転する回転体52から、牽引体53が巻き戻されていく。
すると、受け部材51は、巻取り軸30に巻かれた開閉体10の外周面に押されることで、略水平に移動し、巻取り軸30から徐々に離れていく。この際、受け部材51は、巻取り軸30に巻かれた開閉体10に摺接されることで、本体部51aを回転させる。
そして、移動中の受け部材51は、開閉体10が略全開状態となるのと略同時に、巻取り軸30外周の開閉体10に近接又は接触した状態で、元の位置に停止する(図4(a)参照)。
この開閉装置3によれば、受け部材51が略水平に移動するため、その移動中、常に、開閉体10の下面に対して、受け部材51が近接または接触する。そのため、巻取り軸30とガイド軸40との間で開閉体10が弛みを生じるのを、より効果的に防ぐことができる。
また、非常脱出等の目的で、全閉状態の開閉体10の下端側が急激に手等で持ち上げられた場合でも、開閉体10の下面に対して常に受け部材51が近接または接触しているため、前記開放力によって巻取り軸30とガイド軸40との間で開閉体10が弛むのを防ぐことができる。
本発明に係わる開閉装置の一例を示す模式図であり、(a)は開閉体が略全開された状態を示し、(b)は同開閉体が略全閉された状態を示す。 同開閉装置の要部拡大図であり、開閉体が略全開された状態を示す。 本発明に係わる開閉装置の他例を示す模式図であり、(a)は開閉体が略全開された状態を示し、(b)は同開閉体が略全閉された状態を示す。 本発明に係わる開閉装置の他例を示す模式図であり、(a)は開閉体が略全開された状態を示し、(b)は同開閉体が略全閉された状態を示す。 従来の開閉装置の一例を示す模式図であり、(a)は開閉体が巻取り軸とガイド軸との間で弛んだ状態を示し、(b)は同開閉体が巻取り軸とガイド軸との間に落ち込んだ状態を示す。
符号の説明
1,2,3:開閉装置
10:開閉体
20:ガイドレール
30:巻取り軸
40:ガイド軸
51:受け部材
52:回転体
53:牽引体

Claims (6)

  1. 巻取り軸から巻き戻される開閉体を、ガイド軸により下方側から受けるとともに、同ガイド軸により閉鎖方向へ導くようにした開閉装置において、
    前記開閉体が前記巻取り軸から巻き戻されるのに伴って、前記巻取り軸と前記ガイド軸との間における前記開閉体の下部に対し近接または接触する位置へ移動する受け部材が備えられていることを特徴とする開閉装置。
  2. 上記受け部材は、上記巻取り軸に対して接近するように移動することを特徴とする請求項1記載の開閉装置。
  3. 上記受け部材は、上記巻取り軸と上記ガイド軸との間における上記開閉体の下部に対し上昇しながら接近することを特徴とする請求項1又は2記載の開閉装置。
  4. 上記受け部材を、上記巻取り軸の回転力によって移動するようにしたことを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載の開閉装置。
  5. 上記巻取り軸と一体的に回転する回転体と、該回転体によって開閉体巻取り方向と反対の方向へ巻き取られる牽引体とを備え、該牽引体により上記受け部材を牽引して移動するようにしたことを特徴とする請求項4記載の開閉装置。
  6. 上記開閉体が上記巻取り軸に巻き取られる際に、上記受け部材を自重によって元の位置へ戻すようにしたことを特徴とする請求項1乃至5何れか1項記載の開閉装置。
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