JP2006045873A - 避難口付き扉 - Google Patents

避難口付き扉 Download PDF

Info

Publication number
JP2006045873A
JP2006045873A JP2004227462A JP2004227462A JP2006045873A JP 2006045873 A JP2006045873 A JP 2006045873A JP 2004227462 A JP2004227462 A JP 2004227462A JP 2004227462 A JP2004227462 A JP 2004227462A JP 2006045873 A JP2006045873 A JP 2006045873A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
opening
evacuation
door plate
hinge arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004227462A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Ishida
石田眞人
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2004227462A priority Critical patent/JP2006045873A/ja
Publication of JP2006045873A publication Critical patent/JP2006045873A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Special Wing (AREA)

Abstract


【課題】 緊急脱出時の構成部材が邪魔にならず、且つ確実でしかも開放操作に支障がなく、また既存の玄関扉等に避難口を備えさせるべき改修も容易に行える避難口付き扉の構造を提供する。
【解決手段】 扉本体Aの矩形開口部1に略密嵌合され且つ扉と略同一厚さに形成すると共に、矩形開口部に扉背面から嵌合した際に開口部周縁背面と当接する鍔部21を設けた戸板部2を、戸板部の背面下方の側縁から開口部から外れた下方位置まで延設したヒンジ腕31を供え、当該ヒンジ腕の先端部分で扉側のヒンジ腕32と軸連結し、戸板部上縁に係止鍵部4を設け、扉表面における戸板部の外周面と開口部内周面との間隙に柔軟材質の密封シール体5を嵌装してなる。
【選択図】図2

Description

本発明は、脱出が容易になされ、又既存の玄関扉等に避難口を備えさせるべき改修を容易に行える構造を備えた避難口付き扉に関するものである。
地震や火災等の災害時に、ドア枠に予定している耐久力以上の外力が加わると変形して扉の開閉ができなくなり、当該扉から屋外への脱出が不可能となる。そこで従前より避難口を備えた扉が提案されている。
例えば実開昭55−101293号公報(特許文献1)には、扉の下半分に避難口となる開口部を形成し、当該開口部に引き倒し方式の戸板部が設けられている避難口付き扉が開示されており、特開平8−266653号公報(特許文献2)には、左右開きの戸板部が設けられている避難口付き扉が開示されている。
実開昭55−101293号公報。 特開平8−266653号公報。
前記避難口付き扉においては、当該避難口部分が通常は使用されていないので、扉としての機能低下とならないように避難口用扉(以下「戸板部」という)には密閉構造が必要であり、しかも緊急時には容易に開放操作ができる必要がある。更には避難時において開放した戸板部が邪魔にならないようにしなければならない。勿論既存の扉に避難口付きの改修を施す場合には、改修作業が容易であれば良い。
そこで前記した公知の戸板部について見てみると、特許文献2記載の避難口の様な円形避難口の場合には、既存扉の内部構造によっては円形孔を穿つことが煩雑である場合が多いし、又戸板部の横開閉は、避難時に同扉が何らかの力で煽られて避難口を塞いでしまう虞もある。
また避難口の密閉確保構造として、避難口額縁と戸板部とが扉表裏面に対して傾斜面として形成して、傾斜面の密着構造で当該箇所の密閉を確保している。然し前記した通り避難口の開放は災害時等の緊急事態のときであり、滅多に使用されない。このため広い面積で密着させて長年放置しておくと、当該密着面に細かい塵芥が入り込んで接着状態となり、非常時に開放し難いことがある。このように特許文献2記載の避難口付き扉は種々の問題点を有している。
また特許文献1記載の避難口付き扉に着目すると、特許文献2記載の避難口の円形と異なり矩形であり、既存扉改修に際して避難口の穿孔は容易である。また戸板部は手前下方に倒伏する構造であるから、避難時に避難口を塞ぐ虞は無い。然しながら閉塞時の密閉を確保するために、戸板部がその額縁内面と当接する構造を採用しているのに、当該額縁の下辺においては、戸板部と直接ヒンジで連結してなるので、前記ヒンジを設けた戸板部下縁部分では密閉が確保されない。また表側から扉を見ると避難口部分が凹所となり見栄えが悪く、更には戸板部を扉と同一形態(断熱性や材質の一致等)とすることができない等の種々の問題点を有している。
そこで本発明は、脱出時の邪魔にならず、確実で且つ開放操作に支障がなく、既存の玄関扉等に避難口を備えさせるべき改修も容易に行える避難口付き扉構造を提案したものである。
本発明に係る避難口付き扉は、扉の矩形開口部に略密嵌合され且つ扉と略同一厚さに形成すると共に、矩形開口部に扉背面から嵌合した際に開口部周縁背面と当接する鍔部を設けた戸板部を、戸板部の背面下方の側縁に開口部から外れた下方位置まで延設したヒンジ腕を供え、当該ヒンジ腕の先端部分で扉側のヒンジ腕と軸連結して開口部に装着し、戸板部上縁に係止鍵部と開口部とを設け、扉表面における戸板部の外周面と開口部内周面との間隙に柔軟材質の密封シール体を嵌装してなることを特徴とするものである。
従って戸板部で開口部を塞いでいる状態では、扉表面側においては密閉シール体が嵌装されており、扉背面側では鍔部が当接することによって開口部(避難口)が密閉されており、閉塞状態を維持しても、開口部と戸板部との間隙が目詰まりすることが無いので、緊急時において、係止鍵を解除して戸板部を内側に倒伏し開口部を避難口として使用する際にも、開放操作が確実に実施できるものであり、特にヒンジ部のヒンジ軸が開口部より外れた位置にあるので、前記間隙を狭くでき、しかも戸板部が脱出時に邪魔になる虞がない。
又本発明は、更に矩形開口部の内縁部に、L条金属板を表面及び背面から装着して戸板部の枠縁を形成してなるもので、これによってどのような既存扉においても、所定大きさの矩形開口部を穿設し、前記枠縁を組み込むことで容易に避難口付き扉への改修ができるものである。
本発明は上記構成を採用したことによって、戸板部による開口部の密閉が確保されると同時に、当該密閉構造の採用によって緊急時の操作性低下の虞が無く、緊急時における確実な避難口を確保でき、しかも戸板部を扉と同様の構成とすることも容易である。更に既存の扉の改修による避難口形成も容易に実施できるものである。
次に本発明の実施の形態について説明する。実施形態に示した例は、既存扉を改修して避難口付き扉にする例について説明する。
既存扉の改修は、開口部1を形成し、別形成の戸板部2を前記開口部1に、ヒンジ部3と係止鍵部4によって、開閉自在に組み込み、組み込み後に係止鍵部4を誤って操作しないようにする保護部材6を付設してなるものである。
開口部1の形成は、扉本体Aの下方部分に適宜な矩形孔を穿設し、前記の矩形開口部の内縁部に、L条金属板を表面及び背面から装着し、前記金属板が重なり合った開口部内周面をビスで扉本体Aに固定することでなされるものである。
戸板部2は、前記矩形の開口部1に略密嵌合される大きさで、扉本体Aと略同一厚さに形成すると共に、扉本体Aの断熱性能と合致させ、表面側処理は扉本体Aと同様な形態とする。更に開口部1に扉本体Aの背面から嵌合した際に開口部1の周縁背面と当接する鍔部21を設けてなるものである。
前記の戸板部2を開口部1に組み込むには、戸板部2の側部下方をヒンジ部3で連結し、戸板部2の上方部分に係止鍵部4を設けるものである。
ヒンジ部3は、戸板部2側のヒンジ腕31と扉側のヒンジ腕32を各々突設し、両ヒンジ腕31,32の先端部分で枢結するもので、特にヒンジ腕31を、戸板部2の背面下方の側縁のギリギリか或いはそれ以上横方向にはみ出させ、且つ開口部1から外れた下方位置まで延設してなり、扉側のヒンジ腕32は、前記ヒンジ腕31の先端に設ける水平軸としたヒンジ軸33が軸装できる位置に設ければ良いものである。
また係止鍵部4は、戸板部2の上縁部分に設けたもので、戸板部2側の操作ハンドル41と扉側の受け鍵42で構成される周知構造で、操作ハンドル41は、回動によって先端部(ハンドル部分の反対側)の受け鍵(係止腕部)42への係止又は解除を行うものであり、受け鍵42は、下方に係止腕部を突設したものである。
更に戸板部2で開口部1を閉塞した後に、扉本体Aの表面において、戸板部2の外周面と開口部1内周面との間隙Bに、柔軟材質の密封シール体5を嵌装する。この密封シール体5は、前記間隙B内への塵芥の侵入を防止することを目的とするものであり、戸板部を開放する緊急時には不要のものであるから、扉本体Aから外れないようにしておけば良いので、開口部枠縁や戸板部の外周面の一方にのみに軽度の接着剤で接着しておくだけでよい。勿論離脱の虞がない場合には、接着剤の使用は必要が無い。
また前記操作ハンドル41には、保護部材6を付設したものである。保護部材6は、戸板部2に固着し、操作ハンドル41を覆うように設けて、操作ハンドル41の回動を阻止する形状としているものであり、特にその材質や形状は、所定の力(通常の大人が扉開口意志を以って操作ハンドル41を操作する際の力)が加わると、破壊又は変形して操作ハンドル41の回動操作が可能となる程度のものである。これによって誤って操作ハンドルに触れたり、幼児の悪戯によって操作ハンドル41が動作しないようにしたものである。
而して前記既存の扉に避難口を形成したことによって、扉本体Aを明けることができな くなった緊急時に、戸板部2を開いて脱出用の避難口を確保するものであり、特に閉塞時に開口部1と戸板部2の間隙Bの表背部分が密封シール体5と鍔部21で塞がれているので、扉の機能が充分に果たされると共に、当該間隙Bに塵芥が侵入して詰まり戸板部2の開放に支障が生ずる虞がない。
また開放した際の避難時においても、屋内側に倒伏した戸板部2は、操作ハンドル41が戸板部2の下面側に位置することになり、またヒンジ腕31,32は避難口(開口部1)より側方で且つ下方に位置することになるので、これらの構成部材が避難時の障害とならず、スムーズな避難ができるものである。
本発明の実施形態の背面図。 同避難口部分の縦断面図。 同避難口部分の横断面図。 同脱出時状態(避難口開口)の説明図。
符号の説明
1 開口部
2 戸板部
21 鍔部
3 ヒンジ部
31,32 ヒンジ腕
33 ヒンジ軸
4 係止鍵部
41 操作ハンドル
42 受け鍵
5 密封シール体
6 保護部材
A 扉本体
B 間隙

Claims (3)

  1. 扉の矩形開口部に略密嵌合され且つ扉と略同一厚さに形成すると共に、矩形開口部に扉背面から嵌合した際に開口部周縁背面と当接する鍔部を設けた戸板部を、戸板部の背面下方の側縁に開口部から外れた下方位置まで延設したヒンジ腕を供え、当該ヒンジ腕の先端部分で扉側のヒンジ腕と軸連結して開口部に装着し、戸板部上縁と開口部とに係止鍵部を設け、扉表面における戸板部の外周面と開口部内周面との間隙に柔軟材質の密封シール体を嵌装してなることを特徴とする避難口付き扉。
  2. 矩形開口部の内縁部に、L条金属板を表面及び背面から装着して戸板部の枠縁を形成してなる請求項1記載の避難口付き扉。
  3. 係止鍵部を、戸板部側の操作ハンドルと扉側の受け鍵で構成し、前記操作ハンドルに、適宜な力で破壊又は変形することで操作ハンドルの回動操作を可能とする保護部材を付設してなる請求項1又は2記載の避難口付き扉。
JP2004227462A 2004-08-04 2004-08-04 避難口付き扉 Pending JP2006045873A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004227462A JP2006045873A (ja) 2004-08-04 2004-08-04 避難口付き扉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004227462A JP2006045873A (ja) 2004-08-04 2004-08-04 避難口付き扉

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006045873A true JP2006045873A (ja) 2006-02-16

Family

ID=36024772

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004227462A Pending JP2006045873A (ja) 2004-08-04 2004-08-04 避難口付き扉

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006045873A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012149453A (ja) * 2011-01-20 2012-08-09 Mikio Kato 避難用子扉付きドア

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012149453A (ja) * 2011-01-20 2012-08-09 Mikio Kato 避難用子扉付きドア

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2670933A2 (en) Vehicle door handle assembly with concealed key cylinder
JP2006045873A (ja) 避難口付き扉
JP2005344303A (ja) ドアハンドル装置
GB2528747A (en) Vehicle door latch device
JP3905941B2 (ja) ラッチ錠
JP4699912B2 (ja) トイレブース用ドア
JP2002089090A (ja) 機構部品の取付構造
KR100912192B1 (ko) 방화문의 불법 침입방지 장치
JP2008155678A (ja) 自動車の後部構造
KR101414046B1 (ko) 일체형 방범창
JP4500524B2 (ja) 開口部装置
JPH1178526A (ja) 車両のドア構造
JP3681378B2 (ja) 遮煙性能を有する開き扉
JP3109392U (ja) バールでのドア破り用警報装置
JP5279546B2 (ja) ドアラッチ構造
JP2563023B2 (ja) エレベータの扉の戸当り装置
JPH07205657A (ja) 自動車ドアのシール体
JP3800341B2 (ja) ルーバーガラス
JP2004092168A (ja) 引戸用施錠装置の保護構造
KR100372426B1 (ko) 자동차용 후드래치의 안전레버와 샤프트의 고착방지구조
JP5396191B2 (ja) 袖パネル付ドア
JPH09279915A (ja) 扉のハンドル用防塵、防水カバー
JP2005042461A (ja) ルーバーガラス
KR20090005345U (ko) 강화유리도어용 잠금장치
JPH11206908A (ja) 真空スプリンクラーヘッド