JP2006045509A - カチオン性ポリウレタン樹脂水分散体 - Google Patents
カチオン性ポリウレタン樹脂水分散体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006045509A JP2006045509A JP2005183167A JP2005183167A JP2006045509A JP 2006045509 A JP2006045509 A JP 2006045509A JP 2005183167 A JP2005183167 A JP 2005183167A JP 2005183167 A JP2005183167 A JP 2005183167A JP 2006045509 A JP2006045509 A JP 2006045509A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- polyurethane resin
- cationic polyurethane
- water
- mass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
本発明の目的は、水中での分散性、長期保存時の安定性に優れるとともに、各種基材に対する接着性及び水を除去した後に形成される皮膜の耐水性に優れたカチオン性ポリウレタン樹脂水分散体を提供することにある。また本発明の別の目的は、ガラス繊維集束剤として使用した場合に、ガラス繊維に対する接着性に優れたカチオン性ポリウレタン樹脂水分散体を提供することにある。
【解決手段】
本発明は、分子内に、一般式[I]で示される構造単位(A)を含有するカチオン性ポリウレタン樹脂(B)が水中に分散してなり、前記カチオン性ポリウレタン樹脂(B)中における前記構造単位(A)に含まれるカチオン性アミノ基の含有量が0.005〜1.5当量/kgであるカチオン性ポリウレタン樹脂水分散体、を提供するものである。
【選択図】 なし
Description
これまでの主流は有機溶剤溶液型のポリウレタン樹脂であったが、近年においては、有機溶剤による環境や人体への負荷が少ない、水分散性を有する水性ポリウレタン樹脂が注目されており、ますます高まる環境保全、少資源、安全性などの社会的ニーズに対応すべく、有機溶剤溶液型から水分散型の水性ポリウレタン樹脂への移行が急速に進行しつつある。
ポリウレタン樹脂の水性化技術としては、ポリウレタン樹脂を水中へ機械的に強制乳化分散させる方法、ポリウレタン樹脂にアニオン又はカチオンの形でのイオン性基を導入し水中に分散させる方法などが知られており、近時の技術進歩により、ある面においてその性能は有機溶剤溶液型ポリウレタン樹脂に匹敵するレベルになり、各種用途で実用化されるに至っている。
例えば、分子内に少なくとも1個のエポキシ基と少なくとも1個の水酸基を有する化合物、ポリオール、ジイソシアネート、例えばN−メチルジエタノールアミンやN−エチルジエタノールアミンなどの鎖延長剤、及び4級化剤より得られるカチオン性ポリウレタン水性分散溶液が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。かかるカチオン性ポリウレタン水性分散溶液は、常態接着強度、耐水接着強度、柔軟性が良好であり、特にガラス繊維集束剤として用いた場合に良好な集束力と補強効果を付与できることが開示されてはいるが、保存中に水中に分散したポリウレタン樹脂粒子が凝集することにより経時的な粘度変化が著しく、保存安定性に問題があった。また、ガラス等の無機基材への接着性に関しても市場要求レベルを満足していないという実用的な問題を有していた。
また本発明の別の目的は、ガラス繊維集束剤として使用した場合に、ガラス繊維に対する接着性に優れたカチオン性ポリウレタン樹脂水分散体を提供することにある。
また、たとえ3級アミノ基の中和塩、又は4級アミノ基が生成したとしても、ポリウレタン樹脂骨格の主鎖に導入された場合、中和塩、又は4級アミノ基は、分子構造上自由度が小さく、水分散に重要な水分子との会合構造を容易に形成できないことから、水分散性向上効果に限界があり、得られたポリウレタン水分散体は、経時的に分散粒子が凝集するなどして粘度上昇を招くと推察した。
また、前記カチオン性ポリウレタン樹脂水分散体を、ガラス繊維集束剤として使用することにより、ガラス繊維間の接着性に優れたガラス繊維を提供することができる。
前記3級アミノ基含有ポリオール(E)は、その分子内に含有する3級アミノ基を、酸による中和、あるいは4級化剤による4級化によってカチオン性基を発生させるための前駆体である。
かかる2級アミンとして使用することができるものとしては、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジ−n−プロピルアミン、ジイソプロピルアミン、ジ−n−ブチルアミン、ジ−tert−ブチルアミン、ジ−sec−ブチルアミン、ジ−n−ペンチルアミン、ジ−n−ペプチルアミン、ジ−n−オクチルアミン、ジイソオクチルアミン、ジノニルアミン、ジイソノニルアミン、ジ−n−デシルアミン、ジ−n−ウンデシルアミン、ジ−n−ドデシルアミン、ジ−n−ペンタデシルアミン、ジ−n−オクタデシルアミン、ジ−n−ノナデシルアミン、ジ−n−エイコシルアミンなどが挙げられる。
これらは単独使用でもよく2種以上を併用してもよい。
前記1分子中にエポキシ基を2個有する化合物(A−1)が有するエポキシ基と2級アミン(A−2)が有するNH基との反応比率[NH基/エポキシ基]は、好ましくは当量比で0.5/1〜1.1/1の範囲であり、より好ましくは当量比で0.9/1〜1/1の範囲である。
エーテル類としては、例えばジエチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等を使用することができる。
炭化水素類としては、n−ペンタン、n−ヘキサン、シクロヘキサン、n−ヘプタン、ベンゼン、トルエン、キシレン等を使用することができる。
塩素化炭化水素類としては、例えば四塩化炭素、ジクロロメタン、クロロホルム、トリクロロエタン等を使用することができる。
アミド類としては、例えばジメチルホルムアミド、ニトリル類としては、例えばN−メチルピロリドン、アセトニトリル等を使用することができる。
また、反応時間は、特に限定しないが、通常30分〜14時間の範囲である。
また、反応終点は、赤外分光法(IR法)にて、エポキシ基に起因する842cm−1付近の吸収ピークの消失によって確認できる。
また、常法によりアミン当量(g/当量)と水酸基当量(g/当量)を求めることができる。
前記有機溶剤としては、例えば、アセトン、ジエチルケトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類;ジエチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類;酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸プロピル等の酢酸エステル類;アセトニトリル等のニトリル類;n−ペンタン、n−ヘキサン、シクロヘキサン、n−ヘプタン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素類;四塩化炭素、ジクロロメタン、クロロホルム、トリクロロエタン等の塩素化炭化水素類;ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン等のアミド類等を使用することができる。
水溶性樹脂とは、水に完全に溶解した形態をとり得る樹脂のことをいう。その具体例としては、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアセタール、ポリアルキレンオキサイド、デンプン、メチルセルロース、ヒドロキシセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等のセルロース誘導体、ポリエチレンイミン、ポリアミド、各種の第4級アンモニウム塩基含有水溶性樹脂、及びこれらの変性物等を挙げることができる。
これらのうち、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアセタール、ポリアルキレンオキサイド、セルロース誘導体が、インク吸収性が良好な点から好ましい。
これらの中でも、顔料インクの吸収性、印刷画像の耐水性がより良好となるため、アセトアセチル基又はシリル基変性ポリビニルアルコールが好ましい。
ポリビニルピロリドンが有する重量平均分子量は、10万〜200万のものが、インク吸収性、適度な粘度による取り扱いの容易さの点から好ましい。
なお、本発明の効果を損なわない範囲であれば、ポリビニルピロリドンは部分的に分子内架橋されていても良い。
ここでいう水溶性多価金属塩は、水に対する溶解性を有する多価金属塩であり、例えば20℃の水を用いて多価金属塩の飽和水溶液を調製した場合、飽和水溶液100g中に含まれる多価金属塩が1g以上になるものをいう。水溶性多価金属塩(J)としては、例えば、マグネシウム塩、カルシウム塩、バリウム塩、鉄(II)塩、銅(II)塩、亜鉛塩等の2価の金属塩や、アルミニウム塩、クロム塩等の3価の金属塩を用いることができる。
前記添加剤としては、例えば、ノニオン系、カチオン系、アニオン系、両性系の各種界面活性剤や、顔料の分散剤、シリコーン系、フッ素系、アセチレンジオール系等の各種レベリング剤、コロイダルシリカ、コロイダルアルミナ、無機顔料、樹脂ビーズ等のブロッキング防止剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、帯電防止剤等が挙げられる。
これら添加剤の使用量は、本発明の効果を損なわない範囲であれば特に限定しないが、インクジェット受理剤中の固形分の全量に対して0.01〜5質量%の範囲であることが好ましい。
温度計、撹拌装置、還流冷却管及び滴下装置を備えた4ツ口フラスコに、ポリプロピレングリコール−ジグリシジルエーテル(エポキシ当量201g/当量。)590質量部を仕込んだ後、フラスコ内を窒素置換した。次いで、前記フラスコ内の温度が70℃になるまでオイルバスを用いて加熱した後、滴下装置を使用してジ−n−ブチルアミン380質量部を30分間で滴下し、滴下終了後、90℃で10時間反応させた。反応終了後、赤外分光光度計(FT/IR−460Plus、日本分光株式会社製)を用いて、反応生成物のエポキシ基に起因する842cm−1付近の吸収ピークが消失していることを確認し、3級アミノ基含有ポリオール(E)−I(アミン当量339g/当量、水酸基当量339g/当量。)を調製した。
ポリプロピレングリコール−ジグリシジルエーテル(エポキシ当量201g/当量。)の代わりに、ポリエチレングリコール−ジグリシジルエーテル(エポキシ当量185g/当量。)543質量部を使用する以外は、合成例1と同様の方法で、3級アミノ基含有ポリオール(E)−II(アミン当量315g/当量、水酸基当量315g/当量。)を調製した。
温度計、撹拌装置、還流冷却管及び滴下装置を備えた4ツ口フラスコに、「ニッポラン980R」〔日本ポリウレタン工業株式会社製、1,6−ヘキサンジオールとジメチルカーボネートとを反応させて得られるポリカーボネートポリオール、水酸基当量986g/当量。〕を705質量部、ネオペンチルグリコ−ルと1,4−ブタンジオールとテレフタル酸とアジピン酸とを反応させて得られるポリエステル(水酸基当量951g/当量。)を352質量部加え、減圧度0.095MPaにて120〜130℃で脱水を行った。
3級アミノ基含有ポリオール(E)−Iの代わりに、合成例2で調製した3級アミノ基含有ポリオール(E)−IIを78質量部使用すること、及び、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネートの代わりに、トリレンジイソシアネートを186質量部使用すること以外は、実施例1と同様の方法で、不揮発分が35質量%でpHが4.4であるカチオン性ポリウレタン樹脂水分散体(II)を調製した。
酢酸の代わりに、ジメチル硫酸を31質量部使用すること以外は、実施例1と同様の方法で、不揮発分が35質量%でpHが5.7であるカチオン性ポリウレタン樹脂水分散体(III)を調製した。
酢酸の代わりに、ジメチル硫酸を31質量部使用すること以外は、実施例2と同様の方法で、不揮発分が35質量%でpHが5.6であるカチオン性ポリウレタン樹脂水分散体(IV)を調製した。
温度計、撹拌装置、還流冷却管及び滴下装置を備えた4ツ口フラスコに、「ニッポラン980R」〔日本ポリウレタン工業株式会社製、1,6−ヘキサンジオールとジメチルカーボネートとを反応させて得られるポリカーボネートポリオール、水酸基当量986g/当量。〕705質量部、ネオペンチルグリコ−ルと1,4−ブタンジオールとテレフタル酸とアジピン酸を反応させて得られるポリエステル(水酸基当量951g/当量。)を352質量部加え、減圧度0.095MPa、にて120〜130℃で脱水を行った。
3級アミノ基含有ポリオール(E)−Iの代わりに、3級アミノ基含有ポリオール(E)−IIを78質量部使用すること、及び、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネートの代わりに、トリレンジイソシアネートを186質量部使用すること以外は、実施例5と同様の方法で、不揮発分が35質量%で、pHが4.4であるカチオン性ポリウレタン樹脂水分散体(VI)を調製した。
「アミノシランA1100」を使用しないこと、及び、ヒドラジン水和物の使用量を20質量部に変更すること以外は、実施例1と同様の方法で、不揮発分が35質量%で、pHが4.5であるカチオン性ポリウレタン樹脂水分散体(VII)を調製した。
「ニッポラン980R」〔日本ポリウレタン工業株式会社製、1,6−ヘキサンジオールとジメチルカーボネートとを反応させて得られるポリカーボネートポリオール、水酸基当量986g/当量。〕の使用量を1070質量部に変更すること、ネオペンチルグリコ−ルと1,4−ブタンジオールとテレフタル酸とアジピン酸を反応させて得られるポリエステル(水酸基当量g/当量951。)を使用しないこと、「アミノシランA1100」〔日本ユニカー株式会社製、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン〕を使用しないこと、ヒドラジン水和物の使用量を20質量部に変更すること、及び、酢酸の代わりにジメチル硫酸を31質量部使用すること以外は、実施例1と同様の方法で、不揮発分が35質量%で、pHが5.7であるカチオン性ポリウレタン樹脂水分散体(VIII)を調製した。
温度計、撹拌装置、還流冷却管及び滴下装置を備えた4ツ口フラスコに、「ニッポラン980R」〔日本ポリウレタン工業株式会社製、1,6−ヘキサンジオールとジメチルカーボネートとを反応させて得られるポリカーボネートポリオール、水酸基当量986g/当量。〕705質量部、ネオペンチルグリコ−ルと1,4−ブタンジオールとテレフタル酸とアジピン酸を反応させて得られるポリエステル(水酸基当量951g/。)を352質量部加え、減圧度0.095MPaにて120〜130℃で脱水を行った。
4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネートの代わりに、トリレンジイソシアネートを186質量部使用すること以外は、比較例1と同様の方法で、不揮発分が35質量%で、pHが6.4であるカチオン性ポリウレタン樹脂水分散体(X)を調製した。
温度計、撹拌装置、還流冷却管及び滴下装置を備えた4ツ口フラスコに、「ニッポラン980R」〔日本ポリウレタン工業(株)製、1,6−ヘキサンジオールとジメチルカーボネートとを反応させて得られるポリカーボネートポリオール、水酸基当量986g/当量。〕705質量部、ネオペンチルグリコ−ルと1,4−ブタンジオールとテレフタル酸とアジピン酸を反応させて得られるポリエステル(水酸基当量951g/当量。)を352質量部加え、減圧度0.095MPaにて120〜130℃で脱水を行った。
4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネートの代わりに、トリレンジイソシアネートを186質量部使用すること、及び、ジメチル硫酸の代わりに、酢酸を16質量部使用すること以外は、比較例3と同様の方法で、不揮発分が35質量%で、pHが5.5であるカチオン性ポリウレタン樹脂水分散体(XII)を調製した。
10ポイントの大きさの活字が印刷された新聞紙上に100mlビーカーを置き、ビーカーの底面から液面までの高さが5cmとなるよう、ビーカーにカチオン性ポリウレタン樹脂水分散体を注いだ。該水分散体の液面上から、ビーカー下の新聞紙を目視した際に、新聞紙に印刷された活字を明確に認識できた場合、カチオン性ポリウレタン樹脂水分散体の外観は、「透明」であると評価した。また、不明瞭ではあるが活字を認識することが可能であった場合、該水分散体の外観は「半透明」であると評価した。また、活字をまったく認識することができなかった場合、該水分散体の外観は「不透明」であると評価した。なお、該水分散体中のカチオン性ポリウレタン樹脂が沈降または沈殿した場合は、「沈降」と評価した。
カチオン性ポリウレタン樹脂水分散体の粘度を、ビスコメーター(東機産業株式会社製、RB100L、測定時間:60秒、ローター回転数:60rpm、ローターNo:水分散体の粘度に応じて、適宜No.1〜4のものを使用。)を用い、25℃の環境下で測定した。なお、表3中の「測定不可」とは、カチオン性ポリウレタン樹脂が水系媒体と分離し、固化したため、粘度を測定することができなかったことを示す。
カチオン性ポリウレタン樹脂水分散体を、不揮発分が10ppm〜1%程度になるまでイオン交換水を用いてそれぞれ希釈し、得られた各希釈液中に含まれるカチオン性ポリウレタン樹脂粒子の平均粒子径を、レーザーパーティクルアナライザー(大塚電子株式会社製、PAR−III)を用いて、25℃の環境下で測定した。なお、表3中の「測定不可」とは、カチオン性ポリウレタン樹脂が水系媒体と分離し、固化したため、平均粒子径を測定することができなかったことを示す。
140mlのガラス製サンプルビン内に、カチオン性ポリウレタン樹脂水分散体を100ml入れ、密栓したものを、40℃の環境下に3ヶ月間放置した。放置後の、カチオン性ポリウレタン樹脂水分散体の粘度と、該水分散体中に含まれるカチオン性ポリウレタン樹脂粒子の平均粒子径を、前記と同様の方法で測定した。また、前記カチオン性ポリウレタン樹脂水分散体を前記条件下に放置した後の、上澄みの割合、沈殿及び凝集物の有無を目視で確認した。なお、上澄みの割合は、前記ガラス製のサンプルビン内における、該水分散体の液面からサンプルビンの底までの高さに対する、発生した上澄みの高さの割合(%)を示す。
また、沈殿と凝集物の有無は、目視で判断し、沈殿と凝集物が見られる場合は「×」、沈殿と凝集物が見られない場合は「○」と評価した。
フィルムアプリケーターを用いて、アルミニウム板、亜鉛メッキ鋼板、ステンレス板(SUS304)、ガラス板のそれぞれに、製造直後の各種カチオン性ポリウレタン樹脂水分散体を1g/100cm2の塗布量になるようにそれぞれ塗布し、25℃で1日乾燥した後、150℃で5分間乾燥することにより試験片を作製した。次いで、該試験片上に形成された皮膜に、2mm角の碁盤目100個を刻み、形成された碁盤目上にセロハン粘着テープを貼着した。次いで、該粘着テープを剥離し、試験片上に残った皮膜からなる碁盤目の数をもとに、無機基材に対する接着性を評価した。カチオン性ポリウレタン樹脂水分散体に求められる接着性は、使用する無機基材や用途などにより異なるものの、おおむね70/100以上であることが実用上好適であり、90/100以上であることがより好適である。
A4サイズのガラス板に、高さ1mmの外枠を有するポリプロピレンフィルムを貼付し、該ポリプロピレンフィルム上に、カチオン性ポリウレタン樹脂水分散体を6g/100cm2となるように流し込み、25℃で1日乾燥させることにより、厚さ約200μmからなる皮膜を作製した。ついで、前記ポリプロピレンフィルムから皮膜を剥離し、縦3.0cm、横3.0cmに裁断したものを試験片とした。
また、浸漬後の試験片を108℃の条件下で1時間乾燥させた後、該試験片の質量を測定した。浸漬前後の試験片の質量を用いて、下記数式(2)に従って計算することにより、試験片の溶出率を算出した。
面積膨張率(%)=(L1×L2/9.0cm2)×100−100
L1;浸漬後の試験片の縦の長さ(cm)
L2;浸漬後の試験片の横の長さ(cm)
溶出率(質量%)=〔(W4−W5)/W4〕×100
W4;浸漬前の試験片の質量(g)
W5;浸漬後、107℃で1時間乾燥処理した試験片の質量(g)
インクジェットプリンター(セイコーエプソン株式会社製、PM−950C、印刷モード:専用光沢フィルム)を使用し、前記した各インクジェット記録媒体に、シアン(以下、Cと省略する。)、マゼンタ(以下、Mと省略する。)、イエロー(以下、Yと省略する。)、ブラック(以下、Bkと省略する。)の各色の100%ベタ画像を、染料インクで印刷した。各インクジェット記録媒体に印刷されたC、M、Y、Bkの各100%ベタ画像の発色濃度を、反射発色濃度計(グレタグ社製、D186)を用いて測定した。
前記[染料インク印刷性の評価方法]で使用した、ベタ画像が印刷された各インクジェット記録媒体を、25℃の水中に1時間浸漬した後、常温、常湿度下で1日間乾燥した。乾燥後のインクジェット記録媒体のC、M、Y、及びBkの各100%ベタ画像の発色濃度を、反射発色濃度計(グレタグ社製、D186)を用いて測定し、浸漬前後の発色濃度をもとに、下記に示す数式(3)にしたがって発色濃度保持率を算出した。
発色濃度保持率(%)=[(浸漬後の発色濃度)/(浸漬前の発色濃度)]×100
[カチオン性ポリウレタン樹脂水分散体(XIII)の調製]
温度計、撹拌装置、還流冷却管及び滴下装置を備えた4ツ口フラスコ内で、「ニッポラン980R」〔日本ポリウレタン工業株式会社製、1,6−ヘキサンジオールとジメチルカーボネートとを反応させて得られるポリカーボネートポリオール、水酸基当量986g/当量。〕863質量部を、メチルエチルケトン260質量部に溶解した。
前記したカチオン性ポリウレタン樹脂水分散体(XIII)と、PVA145H〔クラレ株式会社製、ケン化度99.5%、重合度4500のポリビニルアルコール〕の8質量%水溶液と、塩化マグネシウムの6水和物の53.5質量%水溶液を、[水分散体(XIII):PVA145Hの8質量%水溶液:塩化マグネシウムの6水和物の53.5質量%水溶液]の質量割合が、28.6:66.7:4.7となるように、プロペラ翼を取り付けた攪拌機にて十分に混合することにより、不揮発分が10.9質量%のインクジェット受理剤を調製した。
PVA145Hの8質量%水溶液の代わりに、PVA145〔クラレ株式会社製、ケン化度98.5%、重合度4500のポリビニルアルコール〕の8質量%水溶液を用いた以外は、実施例10と同様の方法で、不揮発分10.9質量%のインクジェット受理剤を調製した。
前記カチオン性ポリウレタン樹脂水分散体(XIII)と、PVA145H〔クラレ株式会社製、ケン化度99.5%、重合度4500のポリビニルアルコール〕の8質量%水溶液と、VIVIPRINT131〔アイエスピー・インヴェストメンツ・インコーポレイテッド社製、3級アミン塩含有変性ポリビニルピロリドンの11質量%水溶液〕と、塩化マグネシウムの6水和物の53.5質量%水溶液を、[水分散体(XIII):PVA145Hの8質量%水溶液:VIVIPRINT131:塩化マグネシウムの6水和物の53.5質量%水溶液]の質量割合が、28.6:33.4:33.4:4.6となるように、プロペラ翼を取り付けた攪拌機にて十分に混合することにより、不揮発分が12.0質量%のインクジェット受理剤を調製した。
塩化マグネシウムの6水和物の53.5質量%水溶液を使用しないこと、及び、[水分散体(XIII):PVA145Hの8質量%水溶液]の質量割合を70:30に変更したこと以外は、実施例10と同様の方法で、インクジェット受理剤を調製した。また、得られたインクジェット受理剤を用いて、実施例10と同様の方法で、インクジェット記録媒体を作製した。
前記カチオン性ポリウレタン樹脂水分散体(XIII)の代わりに、水溶性のカチオン樹脂であるポリジアリルジメチルアンモニウムクロライド(以下、DADMACと省略する。)の52質量%水溶液を使用すること、及び、[DADMACの52質量%水溶液:PVA145Hの8質量%水溶液:塩化マグネシウムの6水和物の53.5質量%水溶液]の質量割合を9.5:85.7:4.8に変更したこと以外は、実施例10と同様の方法で、インクジェット受理剤を調製した。また、得られたインクジェット受理剤を用いて、実施例10と同様の方法で、インクジェット記録媒体を作製した。
前記カチオン性ポリウレタン樹脂水分散体(XIII)を使用しないこと、及び[PVA145Hの8質量%水溶液:塩化マグネシウムの6水和物の53.5質量%水溶液]の質量割合を95:5に変更したこと以外は、実施例10と同様の方法でインクジェット受理剤を調製し、次いでインクジェット記録媒体を作製した。
前記カチオン性ポリウレタン樹脂水分散体(IX)と、PVA145H〔クラレ株式会社製、ケン化度99.5%、重合度4500のポリビニルアルコール〕の8質量%水溶液と、VIVIPRINT131〔アイエスピー・インヴェストメンツ・インコーポレイテッド社製、3級アミン塩含有変性ポリビニルピロリドンの11質量%水溶液〕と、塩化マグネシウムの6水和物の53.5質量%水溶液を、[水分散体(IX):PVA145Hの8質量%水溶液:VIVIPRINT131:塩化マグネシウムの6水和物の53.5質量%水溶液]の質量割合が、28.6:33.4:33.4:4.6となるようにプロペラ翼を取り付けた攪拌機にて十分に混合することにより、不揮発分が12.0質量%のインクジェット受理剤を調製した。
ワイドフォーマットインクジェットプリンター(ヒューレットパッカード社製、DJ−3800CP)を使用し、前記インクジェット記録媒体に、シアン(以下、Cと省略する。)、マゼンタ(以下、Mと省略する。)、イエロー(以下、Yと省略する。)、ブラック(以下、Bkと省略する。)の各色の100%ベタ画像を、顔料インクで印刷した。各インクジェット記録媒体に印刷されたC、M、Y、Bkの各100%ベタ画像の発色濃度を、反射発色濃度計(グレタグ社製、D186)を用いて測定した。
ワイドフォーマットインクジェットプリンター(ヒューレットパッカード社製、DJ−3800CP)を使用し、前記インクジェット記録媒体にY100%のベタ画像を顔料インクで印刷した。次いで、前記Y100%のベタ画像に重ねて、C、M、Y、Bkの各色100%を合計した、400%ベタ画像を顔料インクで印刷した。印刷した400%ベタ画像のインク吸収の度合い、クラックの有無、にじみの有無を目視にて観察、評価した。
インクの吸収の度合いは、印刷された400%ベタ画像の色あいが、ほぼ均一である場合を「良好」とし、400%ベタ画像の色合いが、部分的に不均一である場合を「不良」と評価した。
また、クラックの有無は、印刷された400%ベタ画像にクラックが全く発生していない場合を「なし」と評価し、クラックが発生している場合を「あり」と評価した。
また、にじみの有無は、400%ベタ画像の輪郭ににじみが発生している場合を「あり」と評価し、400%ベタ画像の輪郭ににじみが発生していない場合を「なし」と評価した。
前記[顔料インク印刷性の評価方法]で使用した、ベタ画像が印刷された各インクジェット記録媒体を、25℃の水中に1時間浸漬した後、常温、常湿度下で1日間乾燥した。乾燥後のインクジェット記録媒体のC、M、Y、及びBkの各100%ベタ画像の発色濃度を、反射発色濃度計(グレタグ社製、D186)を用いて測定し、浸漬前後の発色濃度をもとに、下記に示す数式(3)にしたがって発色濃度保持率を算出した。目安として90%以上の発色濃度保持率を有するインクジェット記録媒体は、実用上十分なレベルの耐水性を有するものであるといえる。
なお、各インクジェット記録媒体を水中に浸漬した際に、インクジェット受理層が水に溶解してしまった場合は、「測定不可」とした。
発色濃度保持率(%)=[(浸漬後の発色濃度)/(浸漬前の発色濃度)]×100
ワイドフォーマットインクジェットプリンター(ヒューレットパッカード社製、DJ−3800CP)を用いて、前記インクジェット記録媒体に、C、M、Y、Bkの各色の100%ベタ画像を染料インクで印刷した。各インクジェット記録媒体に印刷された、C、M、Y、及びBkの各100%ベタ画像の発色濃度を、反射発色濃度計(グレタグ社製、D186)を用いて測定した。
ワイドフォーマットインクジェットプリンター(ヒューレットパッカード社製、DJ−3800CP)を使用し、前記インクジェット記録媒体にY100%のベタ画像を染料インクで印刷した。次いで、前記Y100%のベタ画像に重ねて、C、M、Y、Bkの各色を100%を合計した、400%ベタ画像を染料インクで印刷した。印刷した400%ベタ画像のインク吸収の度合い、クラックの有無、にじみの有無を目視にて観察、評価した。
インクの吸収の度合いは、印刷された400%ベタ画像の色あいが、ほぼ均一である場合を「良好」とし、400%ベタ画像の色合いが、部分的に不均一である場合を「不良」と評価した。
また、クラックの有無は、印刷された400%ベタ画像にクラックが全く発生していない場合を「なし」と評価し、クラックが発生している場合を「あり」と評価した。
また、にじみの有無は、400%ベタ画像の輪郭ににじみが発生している場合を「あり」と評価し、400%ベタ画像の輪郭ににじみが発生していない場合を「なし」と評価した。
各インクジェット記録媒体を、160℃で5分間熱処理した。次いで、インクジェットプリンター(ヒューレットパッカード社製、DJ−990CXI)を用いて、前記熱処理したインクジェット記録媒体と、未熱処理のインクジェット記録媒体とに、C、M、Y、及びBkの各100%ベタ画像を染料インクで印刷した。
ポストキュアの評価は、熱処理したインクジェット記録媒体に印刷された100%ベタ画像の色合いと、未熱処理のインクジェット記録媒体に印刷された100%ベタ画像の色合いに、実質的に差がないものを「なし」と評価し、熱処理したインクジェット記録媒体に印刷された100%ベタ画像の色合いが、未熱処理のインクジェット記録媒体に印刷されたベタ画像の色合いと比較して不鮮明であるものを「あり」と評価した。
なお、この評価方法は、長期間保管されたインクジェット記録媒体に印刷することを想定した促進試験であり、ポストキュアの評価が「なし」であることが、インクジェット記録媒体として良好であることを意味する。
Claims (5)
- 前記カチオン性ポリウレタン樹脂(B)が、炭酸と脂肪族系多価アルコールとをエステル化反応させて得られるポリオールに由来する構造単位を有する、請求項1に記載のカチオン性ポリウレタン樹脂水分散体。
- 前記カチオン性ポリウレタン樹脂(B)が、脂環式ポリイソシアネート及び/又は脂肪族ポリイソシアネートに由来する構造単位を有する、請求項1又は2に記載のカチオン性ポリウレタン樹脂水分散体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005183167A JP3861910B2 (ja) | 2004-06-29 | 2005-06-23 | カチオン性ポリウレタン樹脂水分散体 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004191204 | 2004-06-29 | ||
JP2005183167A JP3861910B2 (ja) | 2004-06-29 | 2005-06-23 | カチオン性ポリウレタン樹脂水分散体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006045509A true JP2006045509A (ja) | 2006-02-16 |
JP3861910B2 JP3861910B2 (ja) | 2006-12-27 |
Family
ID=36024465
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005183167A Active JP3861910B2 (ja) | 2004-06-29 | 2005-06-23 | カチオン性ポリウレタン樹脂水分散体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3861910B2 (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007197669A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-08-09 | Dainippon Ink & Chem Inc | 金属用コーティング剤 |
JP2007261029A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Dainippon Ink & Chem Inc | カチオン性ポリウレタン樹脂含有インクジェット受理剤、及びそれを用いたインクジェット記録媒体 |
JP2007276392A (ja) * | 2006-04-11 | 2007-10-25 | Dainippon Ink & Chem Inc | インクジェット受理剤、及びそれを用いたインクジェット記録媒体 |
JP2009046780A (ja) * | 2007-08-21 | 2009-03-05 | Dic Corp | 繊維基材用インクジェット受理剤、及びそれを用いたインクジェット記録媒体 |
JP2010215738A (ja) * | 2009-03-14 | 2010-09-30 | Mitsubishi Plastics Inc | 帯電防止性絵柄印刷用ポリエステルフィルム |
JP2011046092A (ja) * | 2009-08-27 | 2011-03-10 | Union Chemicar Co Ltd | 溶剤系インクジェット用紙 |
JP2011184627A (ja) * | 2010-03-10 | 2011-09-22 | Mitsubishi Plastics Inc | 帯電防止性白色ポリエステルフィルム |
CN103266485A (zh) * | 2013-04-28 | 2013-08-28 | 海宁天成经编基布有限公司 | 一种溶剂型墨水数码喷印涤纶纺织面料及其制造方法 |
JP2014001378A (ja) * | 2012-05-25 | 2014-01-09 | Dic Corp | インクジェット記録用水性インクセット |
JP2015535314A (ja) * | 2012-09-07 | 2015-12-10 | ルブリゾル アドバンスド マテリアルズ, インコーポレイテッド | デジタルプリントのための布地の前処理 |
JP2016503440A (ja) * | 2012-11-02 | 2016-02-04 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se | 水性ポリウレタン分散液の、成形体を貼り合わせるための使用 |
CN111372965A (zh) * | 2017-11-28 | 2020-07-03 | 爱克发有限公司 | 用于喷墨记录的液体套装 |
CN113024767A (zh) * | 2021-03-04 | 2021-06-25 | 浙江恒达新材料股份有限公司 | 一种阳离子型水性聚氨酯乳液及其制备方法和应用 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11285735B2 (en) | 2018-10-26 | 2022-03-29 | Ricoh Company, Ltd. | Medium, medium producing method, and medium producing apparatus |
-
2005
- 2005-06-23 JP JP2005183167A patent/JP3861910B2/ja active Active
Cited By (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007197669A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-08-09 | Dainippon Ink & Chem Inc | 金属用コーティング剤 |
JP4650397B2 (ja) * | 2005-12-26 | 2011-03-16 | Dic株式会社 | 金属用コーティング剤 |
JP2007261029A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Dainippon Ink & Chem Inc | カチオン性ポリウレタン樹脂含有インクジェット受理剤、及びそれを用いたインクジェット記録媒体 |
JP2007276392A (ja) * | 2006-04-11 | 2007-10-25 | Dainippon Ink & Chem Inc | インクジェット受理剤、及びそれを用いたインクジェット記録媒体 |
JP4569512B2 (ja) * | 2006-04-11 | 2010-10-27 | Dic株式会社 | インクジェット受理剤、及びそれを用いたインクジェット記録媒体 |
JP2009046780A (ja) * | 2007-08-21 | 2009-03-05 | Dic Corp | 繊維基材用インクジェット受理剤、及びそれを用いたインクジェット記録媒体 |
JP2010215738A (ja) * | 2009-03-14 | 2010-09-30 | Mitsubishi Plastics Inc | 帯電防止性絵柄印刷用ポリエステルフィルム |
JP2011046092A (ja) * | 2009-08-27 | 2011-03-10 | Union Chemicar Co Ltd | 溶剤系インクジェット用紙 |
JP2011184627A (ja) * | 2010-03-10 | 2011-09-22 | Mitsubishi Plastics Inc | 帯電防止性白色ポリエステルフィルム |
JP2014001378A (ja) * | 2012-05-25 | 2014-01-09 | Dic Corp | インクジェット記録用水性インクセット |
JP2015535314A (ja) * | 2012-09-07 | 2015-12-10 | ルブリゾル アドバンスド マテリアルズ, インコーポレイテッド | デジタルプリントのための布地の前処理 |
JP2016503440A (ja) * | 2012-11-02 | 2016-02-04 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se | 水性ポリウレタン分散液の、成形体を貼り合わせるための使用 |
CN103266485A (zh) * | 2013-04-28 | 2013-08-28 | 海宁天成经编基布有限公司 | 一种溶剂型墨水数码喷印涤纶纺织面料及其制造方法 |
CN111372965A (zh) * | 2017-11-28 | 2020-07-03 | 爱克发有限公司 | 用于喷墨记录的液体套装 |
CN111386293A (zh) * | 2017-11-28 | 2020-07-07 | 爱克发有限公司 | 水性聚氨酯树脂分散体 |
US11708505B2 (en) | 2017-11-28 | 2023-07-25 | Agfa Nv | Aqueous polyurethane resin dispersion |
CN113024767A (zh) * | 2021-03-04 | 2021-06-25 | 浙江恒达新材料股份有限公司 | 一种阳离子型水性聚氨酯乳液及其制备方法和应用 |
CN113024767B (zh) * | 2021-03-04 | 2022-04-29 | 浙江恒达新材料股份有限公司 | 一种阳离子型水性聚氨酯乳液及其制备方法和应用 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3861910B2 (ja) | 2006-12-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3861910B2 (ja) | カチオン性ポリウレタン樹脂水分散体 | |
KR101152174B1 (ko) | 양이온성 폴리우레탄 수지 수분산체, 그것을 함유하여이루어지는 잉크젯 수리제, 및 그것을 사용하여 이루어지는잉크젯 기록매체 | |
CN100540584C (zh) | 阳离子性聚氨酯树脂水分散体、含有其的喷墨接受剂以及使用其制成的喷墨记录介质 | |
JP5251035B2 (ja) | 繊維基材用インクジェット受理剤、及びそれを用いたインクジェット記録媒体 | |
JP4569512B2 (ja) | インクジェット受理剤、及びそれを用いたインクジェット記録媒体 | |
JP4465623B2 (ja) | インクジェット受理剤、及びそれを用いたインクジェット記録媒体 | |
US20170233595A1 (en) | Aqueous polymer compositions for printing, digital ink jet inks and printing onto textiles | |
JP3861911B2 (ja) | インクジェット受理剤、及びそれを用いたインクジェット記録媒体 | |
JP5062502B2 (ja) | 水性ウレタン樹脂組成物、それを含むコーティング剤、接着剤、インクジェット印刷インク用バインダー、インクジェット印刷用インク及び印刷物 | |
JP3906978B2 (ja) | 水性樹脂組成物及びそれを用いた被記録材 | |
JP3718150B2 (ja) | インクジェット記録紙用塗工剤およびそれを塗布したインクジェット記録紙 | |
JP3765242B2 (ja) | プラスチック製インクジェット記録シート用のカチオン性水系ポリウレタン樹脂塗工剤組成物、該組成物を用いた塗工剤及び該塗工剤を塗工したプラスチック製インクジェット記録シート | |
JP2016153181A (ja) | インクジェット受理剤及びインクジェット記録媒体 | |
JP4803662B2 (ja) | カチオン性ポリウレタン樹脂含有インクジェット受理剤、及びそれを用いたインクジェット記録媒体 | |
JP2011042046A (ja) | インクジェット受理剤、及びそれを用いたインクジェット記録媒体 | |
JP3718149B2 (ja) | インクジェット記録紙用塗工剤およびそれを塗布したインクジェット記録紙 | |
EP1741735B1 (en) | Antioxidants and recording media made by using the same | |
JP4164600B2 (ja) | インクジェット受理層用組成物、及びそれを用いた被記録材 | |
JP4911269B1 (ja) | インクジェット受理剤、それを用いたインクジェット記録媒体及び印刷物 | |
US20040002561A1 (en) | Resin composition | |
JP2003025723A (ja) | 顔料分散油性インク用インクジェット受理層樹脂組成物、被記録材、及びそれを用いた印刷物 | |
JP2002187344A (ja) | インクジェット記録用樹脂組成物及びこれを用いた被記録材料 | |
JP4154321B2 (ja) | インクジェット用記録シートの製造方法 | |
JP2004090347A (ja) | インクジェット用記録シート及びその製造方法 | |
JP2005231291A (ja) | インクジェット用記録シート及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060804 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20060804 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20060823 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060905 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060918 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 3861910 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091006 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101006 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111006 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111006 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121006 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121006 Year of fee payment: 6 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121006 Year of fee payment: 6 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121006 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121006 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131006 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |