JP2006044931A - エレベータの制御装置 - Google Patents
エレベータの制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006044931A JP2006044931A JP2004232251A JP2004232251A JP2006044931A JP 2006044931 A JP2006044931 A JP 2006044931A JP 2004232251 A JP2004232251 A JP 2004232251A JP 2004232251 A JP2004232251 A JP 2004232251A JP 2006044931 A JP2006044931 A JP 2006044931A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elevator
- manual operation
- switch
- floor
- operation speed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 claims abstract description 43
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 16
- 238000007634 remodeling Methods 0.000 abstract 1
- 238000009418 renovation Methods 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000009419 refurbishment Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
- Elevator Control (AREA)
- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
Abstract
【解決手段】 保守時の手動運転速度が遅い既設のエレベータを、保守時の手動運転速度が速い新設のエレベータに改修する際に用いられるエレベータの制御装置であって、終端階に設けられたスイッチDZDの動作により、新設エレベータの保守運転時の手動運転速度を少なくとも2段階に減速できるようにする。
【選択図】 図2
Description
エレベータを保守運転する場合、最下階での終端階停止スイッチ(DL)にて停止させた場合、既設のエレベータと同等の7.5m/minの手動運転速度であれば、行き過ぎ制限スイッチ(DOT)やバッファ(緩衝器)に突っ込むことなく停止可能である。しかしながら、改修後の新設エレベータで保守運転する場合、終端階停止スイッチ(DL)から行き過ぎ制限スイッチ(DOT)までの距離が短いと、20m/minの手動運転速度では惰走して、行き過ぎ制限スイッチ(DOT)やバッファ(緩衝器)に突入してしまうという恐れがある。行き過ぎ制限スイッチ(DOT)に突入すると、復旧に時間を要するという問題があった。そこで、従来は、エレベータのかご底部からバッファまでの距離(以下ランバイという)が短い場合は、終端階停止スイッチ(DL)にてブレーキ停止制御を行うのではなく、最下階のドアゾーン検出スイッチ(DZD)の検出によりブレーキ停止制御を行うようにしていた。この場合は、行き過ぎ制限スイッチ(DOT)やバッファに突入することはなくなるが、かご床が建物の階床よりも高い位置で停止してしまうために、保守作業を行う際には非効率的であった。
また、改修工事毎の設計段階では、終端階停止スイッチ(DL)又は最下階のドアゾーン検出スイッチ(DZD)のどちらで制御するかを選択するのに、改修工事個々のランバイにより選択していたので、事前にランバイを実測する必要があり、その実測には非常な手間を要していた。
図1において、21は昇降路、22はエレベータのかご、23はかご22に設けられたスイッチ投入用の金具、24は昇降路21に取り付けられた終端階停止スイッチ(DL)、25は同じく昇降路21に取り付けられた行き過ぎ制限スイッチ(DOT)、26は昇降路21のピットに設けられたバッファ(緩衝器)、27は建物の最下階の階床である。
エレベータの運転モードには、通常の定格速度運転モードである自動モードと、保守時に運転する手動運転モードがある。手動運転モードは、一般にかごの上又はかご内のスイッチにより保守員が操作して、手動でエレベータを運転するために設けたモードであり、スイッチを押している間のみエレベータが通常の速度より遅い、例えば7.5m/minの手動運転速度で走行する。また、エレベータの昇降路21の上下端には、各々安全上2つのスイッチ24、25が設けられており、終端階停止スイッチ(DL)24を検出したら、ソフトウエア制御によりエレベータを駆動する巻上機(図示せず)に設けられた機械式ブレーキ(図示せず)を動作させる。この終端階停止スイッチ24が入ると、エレベータは更なる下降はできないが、上昇は可能である。もう一つのスイッチの行き過ぎ制限スイッチ(DOT)は、電気的にブレーキ回路を遮断して機械式ブレーキを動作させる。通常、終端階停止スイッチ(DL)24が先に動作し、行き過ぎ制限スイッチ(DOT)25は、若干遅れて動作するように昇降路21に取り付けられている。この行き過ぎ制限スイッチ25が入ると、手動運転モードでも下降も上昇もできなくなってしまう。従って、一旦動作させてしまうと、復旧に手間を要する。
保守運転時に最下階から更に下降させた場合、通常のエレベータでは、終端階停止スイッチ(DL)24により、巻上機に設けられた機械式ブレーキを動作させて自動停止する。もしも、終端階停止スイッチ24の故障などにより停止できなかった場合は、行き過ぎ制限スイッチ(DOT)25により、電気的にブレーキ回路が遮断され、巻上機に設けられた機械式ブレーキにより停止させる。更に、場合によっては、バッファ26により機械的に停止させる。
ところが、エレベータの改修工事が実施され、保守時の手動運転速度が20m/minに変更された場合は、かご22の底部からバッファ26までの距離、すなわちランバイが短い場合、終端階停止スイッチ24を検出してからの停止制御(機械式ブレーキの摩擦力のみにて停止させる)では、その惰走量が大きく、行き過ぎ制限スイッチ25やバッファ26に突入する恐れがある(図2実線参照)。そこで、従来は、更に上部に設けた最下階のドアゾーン検出スイッチ(DZD)を検出した時点で停止制御を行うようにしていた。この場合は、行き過ぎ制限スイッチ(DOT)25やバッファ26に突入することはなくなるが、建物の最下階の階床27より高い位置でかご床が停止してしまうため、保守作業の効率を低下させていた(図2点線参照)。
また、特許文献1記載のものは、保守時の手動運転速度を変更するものではなく、しかもエレベータの改修工事に関連する技術でもない。
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの制御装置の昇降路下部の概略構造を示す構成図、図2はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの制御装置の動作を示すタイミングチャート、図3はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの制御装置の動作を示すフローチャートである。
改修工事完了後の新設エレベータにおいて、保守運転時、20m/minの速度で手動運転モードにて下降中のエレベータは、ステップS1で最下階のドアゾーン検出スイッチDZDを検出すると、その時点でエレベータの手動運転速度を7.5m/min以下まで減速して走行する(ステップS2、S3及び図2の一点鎖線参照)。減速度については任意とするが、終端階停止スイッチ(DL)24を検出する距離を走行するまでに、既設エレベータの手動運転速度である7.5m/min以下に達する減速度であればいくらでも良い。その後、更に下降しステップS4で終端階停止スイッチ(DL)24を検出した時点でブレーキ停止制御を行う(ステップS5、図2の一点鎖線参照)。なお、20m/minから7.5m/min以下の速度へ減速させる手段は、一般的なフィードバック速度制御であり、容易に実現できる公知の技術であるので、説明は省略する。
また、ブレーキ停止制御については、終端階停止スイッチ24を検出した時点で、エレベータを駆動する巻上機モータの電源を遮断し、巻上機に通常備えられている機械式ブレーキを動作させて停止させる。
また、最下階のドアゾーン検出スイッチDZDを検出して手動運転中に保守員が下降スイッチを離した時、エレベータは停止する。その後、再度下降スイッチが押された場合は、エレベータは7.5m/min以下の速度で終端階停止スイッチ24を検出するまで走行するようになっている。
なお、上記説明では、昇降路の下端部(最下階)での動作について説明したが、昇降路の上端部(最上階)についても同様に実施できることは勿論である。
図4はこの発明の実施の形態2におけるエレベータの制御装置の動作を示すタイミングチャート、図5はこの発明の実施の形態2におけるエレベータの制御装置の動作を示すフローチャートである。
図4は図2相当図であるので、実施の形態1との相違点についてのみ説明する。
改修工事完了後の新設エレベータにおいて、保守運転時、20m/minの速度で手動運転モードにて下降中で、下降スイッチが押され続けた場合を説明する。ステップS11で最下階のドアゾーン検出スイッチDZDを検出したら、一度着床停止する(ステップS12、図4の太実線参照)。これは通常運転時の走行と同様に床にレベルを合わせて停止する。その後、手動運転モードで下降スイッチが押されている状態で下降信号が入力されていれば(ステップS13)、今度は7.5m/min以下の低速にて下降走行する(ステップS14、及び図4の太実線参照)。そして、更に下降しステップS15で終端階停止スイッチ(DL)24を検出した時点でブレーキ停止制御を行う(ステップS16、図4の太実線参照)。
従来は、手動運転にて着床させるには、操作している保守員から床のレベルを確認できない(特に、かご内で操作している場合)ため、勘に頼りながら適当に停止させ、レベルを確認して不足であれば走行・停止操作を繰り返す等の手間を必要としていたが、この実施の形態2によれば、これを解消することができる。
22 エレベータのかご
23 スイッチ投入用金具
24 終端階停止スイッチ(DL)
25 行き過ぎ制限スイッチ(DOT)
26 バッファ(緩衝器)
DZD ドアゾーン検出スイッチ
Claims (4)
- 保守時の手動運転速度が遅い既設のエレベータを、保守時の手動運転速度が速い新設のエレベータに改修する際に用いられるエレベータの制御装置であって、
終端階に設けられたスイッチの動作により、新設エレベータの保守運転時の手動運転速度を少なくとも2段階に減速できるようにしたことを特徴とするエレベータの制御装置。 - 保守時の手動運転速度が遅い既設のエレベータを、保守時の手動運転速度が速い新設のエレベータに改修する際に用いられるエレベータの制御装置であって、
保守運転時に、最下階又は最上階に設けられたドアゾーン検出スイッチを検出したら、新設エレベータの手動運転速度を遅い手動運転速度に減速してから、終端階停止スイッチを検出してブレーキ停止制御を行うことを特徴とするエレベータの制御装置。 - 保守時の手動運転速度が遅い既設のエレベータを、保守時の手動運転速度が速い新設のエレベータに改修する際に用いられるエレベータの制御装置であって、
保守運転時に、最下階又は最上階に設けられたドアゾーン検出スイッチを検出したら、一度着床停止又はブレーキ停止させ、その後、新設エレベータを遅い手動運転速度にて走行させてから、終端階停止スイッチを検出してブレーキ停止制御を行うことを特徴とするエレベータの制御装置。 - 保守運転スイッチが押され続けたときは、一度着床停止させ、保守運転スイッチが途中で離されたときは、ブレーキ停止させることを特徴とする請求項3記載のエレベータの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004232251A JP2006044931A (ja) | 2004-08-09 | 2004-08-09 | エレベータの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004232251A JP2006044931A (ja) | 2004-08-09 | 2004-08-09 | エレベータの制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006044931A true JP2006044931A (ja) | 2006-02-16 |
Family
ID=36023947
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004232251A Pending JP2006044931A (ja) | 2004-08-09 | 2004-08-09 | エレベータの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006044931A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009126639A (ja) * | 2007-11-22 | 2009-06-11 | Hitachi Ltd | エレベーター制御システム |
CN109230935A (zh) * | 2018-11-12 | 2019-01-18 | 山东科技大学 | 一种基于磁流变效应的智能化立井制动缓冲系统及其应用 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62153265U (ja) * | 1986-03-18 | 1987-09-29 | ||
JPH0672642A (ja) * | 1992-08-25 | 1994-03-15 | Mitsubishi Electric Corp | エレベーターの手動運転装置 |
JP2000198638A (ja) * | 1999-01-11 | 2000-07-18 | Hitachi Building Systems Co Ltd | エレベ―タの改造方法 |
JP2002114462A (ja) * | 2000-10-11 | 2002-04-16 | Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd | エレベータの保守点検時運転装置 |
-
2004
- 2004-08-09 JP JP2004232251A patent/JP2006044931A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62153265U (ja) * | 1986-03-18 | 1987-09-29 | ||
JPH0672642A (ja) * | 1992-08-25 | 1994-03-15 | Mitsubishi Electric Corp | エレベーターの手動運転装置 |
JP2000198638A (ja) * | 1999-01-11 | 2000-07-18 | Hitachi Building Systems Co Ltd | エレベ―タの改造方法 |
JP2002114462A (ja) * | 2000-10-11 | 2002-04-16 | Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd | エレベータの保守点検時運転装置 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009126639A (ja) * | 2007-11-22 | 2009-06-11 | Hitachi Ltd | エレベーター制御システム |
CN109230935A (zh) * | 2018-11-12 | 2019-01-18 | 山东科技大学 | 一种基于磁流变效应的智能化立井制动缓冲系统及其应用 |
CN109230935B (zh) * | 2018-11-12 | 2023-04-25 | 山东科技大学 | 一种基于磁流变效应的智能化立井制动缓冲系统及其应用 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN104743418B (zh) | 建筑施工用升降机自学习平层功能的方法和位置校正方法 | |
JPWO2008062500A1 (ja) | エレベータ装置 | |
WO2017068232A1 (en) | Elevator with a safety arrangement and method for creating a safe working space in the upper part of the elevator shaft | |
JP2009215046A (ja) | エレベータの終端階強制減速装置 | |
JP2013216411A (ja) | 運転切替システム付きエレベータ | |
JP2005324890A (ja) | エレベータの運転制御装置 | |
CN103086221B (zh) | 一种电梯曳引绳延伸保护结构 | |
US20090014256A1 (en) | Elevator Apparatus and Method of Controlling the Apparatus | |
JP2006044931A (ja) | エレベータの制御装置 | |
JP2010149989A (ja) | エレベータ | |
JP2011068438A (ja) | エレベータのリニューアル方法 | |
JP2007076827A (ja) | エレベータシステム | |
JP4737941B2 (ja) | エレベータ制御装置 | |
JP5443245B2 (ja) | エレベータシステム | |
JP2009107806A (ja) | エレベーターの保守運転装置 | |
JP2007084245A (ja) | エレベータ装置 | |
JP2006298610A (ja) | エレベータ装置及びその制御方法 | |
CN202936051U (zh) | 一种电梯曳引绳延伸保护结构 | |
JP2011051795A (ja) | 油圧エレベータのリニューアル方法 | |
JP5022936B2 (ja) | エレベータの保守運転装置 | |
JP7403393B2 (ja) | エレベーターの制御装置と制御方法 | |
JP6189801B2 (ja) | エレベータ | |
JP5321693B2 (ja) | エレベーターの運転装置 | |
WO2023144918A1 (ja) | エレベーター | |
JP6885115B2 (ja) | バッファのキャップへの衝突防止機能を備えたエレベーターの制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061114 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090917 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090929 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091015 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100511 |