JP2006044813A - 自走式作業機械 - Google Patents

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慎一郎 長沼
Toru Iijima
亨 飯島
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修 五木田
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Abstract

【課題】自走式車両の運転室の側方に作業機の伸縮ブームが配置される自走式作業機械において、走行時の運転室2から伸縮ブーム6側の視界性を向上させることができる自走式作業機械の提供。
【解決手段】最先ブーム7の前端部に、回動部材20を上下方向へ回動可能に結合し、この回動部材20に、作業部18を取付ける。また、伸縮ブーム6の起伏ブーム9の前端部に、回動部材20側に突出する突出部24を設け、回動部材20の後端部を、最先ブーム7が起伏ブーム9に対して所定位置まで入り込んだときに突出部24が当接する当接部20aとする。これらにより、最先ブーム7が起伏ブーム9に対して所定位置まで入り込んだ状態から伸縮ブーム6が縮むと、突出部24により回動部材20の当接部20aが押されて回動部材20が上方向へ回動し、これに伴って作業具18が走行に支障のない高さ位置に配置されるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、自走式車両に対して起伏可能に設けられる伸縮可能な伸縮ブームと、この伸縮ブームの前端部に取付けられる作業具とを有する作業機を備える自走式作業機械に関する。
従来の自走式作業機械は、自走式車両と、この自走式車両に設けられる作業機とを備えている。作業機は、自走式車両に起伏可能に設けられる伸縮可能な伸縮ブームと、この伸縮ブームの前端部に設けられる作業具とを有する。伸縮ブームは、運転室の側方に配置されており、自走式車両に対して完全に伏せた状態おいて自走式車両の後部から前方に延びている。また、作業具は、伸縮ブームが完全に伏せた状態において地面に接触または近接するようになっている。
このように構成された従来の自走式作業機械を走行させる場合は、自走式車両1に対して伸縮ブームをできるだけ伏せさせて、自走式作業機械の重心を安定させた状態で走行させるのが好ましい。しかし、伸縮ブームが完全に伏せた状態で自走式作業機械が走行すると、作業具が走行面に接触して走行に支障が生じる。したがって、走行に支障のない高さ位置に作業具を配置するために、伸縮ブームをある程度起しておかなければならない。
特許第2559831号公報
前述した従来の自走式作業機械では、伸縮ブームが運転室の側方において車体の後部から前方に延びている。したがって、走行に支障のない高さ位置に作業具を配置するために伸縮ブームを起すと、運転室から見える伸縮ブーム側の視界が妨げられる。
本発明は、前述の実状を考慮してなされたものであり、その目的は、自走式車両の運転室の側方に作業機の伸縮ブームが配置される自走式作業機械において、走行時の運転室から伸縮ブーム側の視界性を向上させることができる自走式作業機械を提供することにある。
〔1〕本発明は、前述の目的を達成するために、自走式車両に対して起伏可能に設けられる伸縮可能な伸縮ブームと、この伸縮ブームの前端部に設けられる作業具とを有する作業機を備え、前記自走式車両の運転室の側方に前記伸縮ブームが配置される自走式作業機械において、前記作業具が取付けられるとともに前記伸縮ブームの前端部に対して上下方向へ回動可能に結合される回動部材と、前記伸縮ブームが完全に伏せた状態において前記作業具が作業に支障のない高さ位置に配置される作業姿勢から、前記伸縮ブームが完全に伏せた状態において前記作業具が走行に支障のない高さ位置に配置される走行姿勢へ、前記回動部材の姿勢が変化するよう前記回動部材を上方向へ回動させる回動手段とを備えることを特徴とする。
このように構成した本発明では、回動部材の姿勢が作業姿勢であって伸縮ブームが自走式車両に対して完全に伏せた状態のとき、作業具は作業に支障のない高さ位置に配置されている。そして、回動部材を回動手段により上方向へ回動させて回動部材の姿勢を作業姿勢から走行姿勢に変化させると、伸縮ブームが自走式車両に対して完全に伏せた状態のときに、作業具が走行に支障のない高さ位置に配置されるようになる。つまり、本発明では、伸縮ブームが自走式車両に対して完全に伏せた状態と、作業具が走行に支障のない位置に配置された状態とを、同時に実現できる。この結果、走行時の運転室から伸縮ブーム側の視界性を向上させることができる。
〔2〕 本発明は、〔1〕記載の発明において、前記伸縮ブームが、前記回動部材が結合される第1ブームと、この第1ブームが出し入れされる第2ブームとを有し、前記回動手段が、前記第2ブームおよび前記回動部材のいずれか一方に設けられる突出部と、他方に設けられ前記第2ブームに対して前記第1ブームが所定位置まで入り込んだ状態で前記突出部と当接する当接部とからなることを特徴とする。
〔3〕 本発明は、〔1〕記載の発明において、前記伸縮ブームが、前記回動部材が結合される第1ブームと、この第1ブームが出し入れされる第2ブームとを有し、前記回動手段が、一端部が前記第1ブームに対して上下方向へ回動可能に結合され他端部が前記回動部材に対して上下方向へ回動可能に結合されるシリンダからなることを特徴とする。
〔4〕 本発明は、〔1〕記載の発明において、一端部が前記伸縮ブームの前端部に対して上下方向へ回動可能に結合され他端部が前記作業具に対して上下方向へ回動可能に結合されるシリンダを備え、前記伸縮ブームに前記回動部材を回動可能に結合するための回動軸と、前記伸縮ブームに前記シリンダを回動可能に結合するための回動軸とが、同軸であることを特徴とする。
〔5〕 本発明は、〔1〕記載の発明において、一端部が前記伸縮ブームの前端部に対して上下方向へ回動可能に結合され他端部が前記作業具に対して上下方向へ回動可能に結合されるシリンダを備え、前記伸縮ブームに前記回動部材を回動可能に結合するための回動軸と、前記伸縮ブームに前記シリンダを回動可能に結合するための回動軸とが、別個の回動軸であることを特徴とする。
前述したように、本発明によれば、伸縮ブームが自走式車両に対して完全に伏せた状態と、作業具が走行に支障のない位置に配置された状態とを、同時に実現できるので、走行時の運転室から伸縮ブーム側の視界性を向上させることができる。
以下に、本発明の自走式作業機械の実施形態について図を用いて説明する。
<1> 第1の実施形態
第1の実施形態について図1〜6を用いて説明する。
図1は本発明の自走式作業機械の第1の実施形態を示す側面図、図2は第1の実施形態の要部を含む作業機の前端部の拡大側面図、図3−1は図1に示す回動部材の拡大側面図、図3−2は図3−1のA方向矢視図、図3−3は図3−1のB方向矢視図、図4−1は図1に示す最先ブームの前端部の拡大側面図、図4−2は図4−1のC方向矢視図、図5は第1の実施形態の走行時の状態を示す側面図、図6は図5に示す作業機の前端部の拡大側面図である。
<1.1> 第1の実施形態の構成
第1の実施形態は次のように構成してある。
図1に示すように、第1の実施形態は、運転室2に設けられる走行操作装置(図示せず)からの指令に応じて前輪3および後輪4の動作を制御する走行装置(図示せず)によって走行する自走式車両1を備えている。
この自走式車両1には、作業機5を設けてある。この作業機5は、自走式車両1に起伏可能に設けられる伸縮可能な伸縮ブーム6を備えている。この伸縮ブーム6は、運転室2の側方に配置され、自走式車両1に対して完全に伏せた状態において自走式車両1の後部から前方へ延びている。
また、この伸縮ブーム6は、前端部に後述する回動部材20を介して作業具18が取付けられる第1ブーム、すなわち最先ブーム7と、この最先ブーム7が出し入れされる第2ブーム、すなわち中間ブーム8および起伏ブーム9とを備えている。起伏ブーム9は、最先ブーム7と中間ブーム8が出し入れされるブームであって、自走式車両1の後部に対して上下方向への回動、すなわち起伏が可能に結合されている。
作業具18は、その下部において前方へ突出する2本のフォーク部18aを有するフォークからなる。このフォークは、荷物の運搬作業を行うための作業具である。作業具には、フォークの他に、整地作業を行うためのバケットや、路面の清掃作業を行うためのスイーパがあり、これらバケットやスイーパは、作業機5のアタッチメントとしてフォークと付替えることができるようになっている。
図1において、10は、伸縮ブーム6を起伏させる起伏用シリンダである。11は、起伏ブーム9が自走式車両1に対して上下方向へ回動可能となるよう起伏ブーム9の後端部と自走式車両1のシャーシ12の後端部とを結合するピン結合部である。13は、起伏用シリンダ10が自走式車両1に対して上下方向へ回動可能となるよう起伏用シリンダ10の一端部とシャーシ12とをピン結合するピン結合部である。14は、起伏用シリンダ10と起伏ブーム9とが相対的に回動可能となるよう起伏用シリンダ10の他端部と起伏ブーム9とをピン結合するピン結合部である。なお、図1では、伸縮ブーム6が完全に伏せた状態を示している。
同図1において、15は、起伏ブーム9に対して中間ブーム8を出し入れさせる伸縮用シリンダである。また、16は、伸縮用シリンダ15の後端部と起伏ブーム9の後端部とを固定する固定部であり、17は、中間ブーム8の前端部と伸縮用シリンダ15の前端部とを固定する固定部である。中間ブーム8に対して最先ブーム7を出し入れさせる伸縮用シリンダは、図示しないが、起伏ブーム9内に配置してあり、この図示しない伸縮シリンダの一端は最先ブーム7に固定してあり、他端は中間ブーム8に固定してある。また、中間ブーム8を出し入れする前記伸縮シリンダ15と、最先ブーム7を出し入れする前記図示しない伸縮シリンダは、同期して伸縮するようにしてある。
図2に示すように、第1の実施形態は、最先ブーム7の前端部に対して上下方向へ回動可能に結合される前記回動部材20を備えている。この回動部材20には、作業具18を上下方向へ回動可能に結合してある。図2において、21は、作業具18と回動部材20を上下方向へ相対的に回動可能に結合するピン結合部である。22は、作業具18とこの作業具18を回動させる作業具用シリンダ19とが上下方向へ相対的に回動可能となるよう作業具18の下部と作業具用シリンダ19の一端部とを結合するピン結合部である。
23は、作業具用シリンダ19が最先ブーム7に対して上下方向へ回動可能となるよう作業具用シリンダ19の他端部と最先ブーム7の前端部とを結合するとともに、回動部材20が最先ブーム7に対して上下方向へ回動可能となるよう回動部材20の上端部と最先ブーム7の前端部とを結合するピン結合部である。つまり、作業具用シリンダ19を最先ブーム7に回動可能に連結するための回動軸と、回動部材20を最先ブーム7に回動可能に結合するための回動軸とは、同軸にしてある。
なお、運転室2内には、図示しないが、伸縮ブーム9の起伏を指令するブーム起伏操作装置と、伸縮ブーム6の伸縮を指令するブーム伸縮操作装置と、作業具18の回動を指令する作業具操作装置とを設けてある。また、自走式車両1および作業機5には、図示しないが、ブーム起伏操作装置からの指令に応じて起伏用シリンダ10の動作を制御するブーム起伏用油圧回路と、中間ブーム8を駆動する伸縮用シリンダ15の動作および最先ブーム7を駆動する図示しない伸縮用シリンダの動作を制御するブーム伸縮用油圧回路と、作業具操作装置からの指令に応じて作業具用シリンダ19の動作を制御する作業具用油圧回路とを設けてある。
また、第1の実施形態は、回動部材20の姿勢が、伸縮ブーム6が完全に伏せた状態におて作業に支障のない高さ位置に作業部18が配置される作業姿勢から、伸縮ブーム6が完全に伏せた状態において走行に支障のない高さ位置に作業具18が配置される走行姿勢へ変化するよう回動部材20を上方向へ回動させる回動手段を備えている。
この回動手段は、第2ブーム(中間ブーム8と起伏ブーム9)および回動部材20のいずれか一方、例えば起伏ブーム9に設けられる突出部24と、他方すなわち回動部材20に設けられ起伏ブーム9に対して第1ブーム(最先ブーム7)が所定位置まで入り込んだ状態で突出部24と当接する当接部20aとからなる。突出部24は、最先ブーム7に対する回動部材20の回動中心よりも低い位置に配置してあり、起伏ブーム9の先端部から回動部材20側へ突出させてある。当接部20aは、回動部材20の後端部からなる。
なお、作業に支障のない作業具18の高さ位置とは、図1,2に示すように、自走式車両1が水平面100上にあって伸縮ブーム6が自走式車両1に対して完全に伏せ、かつ、伸縮ブーム6の長さが突出部24に回動部材20が当接しない最短の長さであるときに、荷物が載置されるプレート(図示せず)と、このプレートが載置される水平面100との間にフォーク部18aを挿入可能な高さ位置であって、フォーク部18aが水平面100に近接または接触する高さ位置である。また、走行に支障のない作業具18の高さ位置とは、図5,6に示すように、走行中に作業具18が走行面に接触しない高さ位置である。
また、第1の実施形態は、回動部材20と最先ブーム7の両方に係合可能な係合ピン30と、回動部材20に設けられ係合ピン30を挿通可能な作業姿勢用ピン孔25と、回動部材20に設けられ係合ピン30を挿通可能な走行姿勢用ピン孔26と、最先ブーム7に設けられ係合ピン30を挿通可能なピン孔28とを備えている。作業姿勢用ピン孔25は、回動部材20の姿勢が作業姿勢となった状態でピン孔28に合致する位置に配置してあり、走行姿勢用ピン孔26は、回動部材20が走行姿勢となった状態でピン孔28に合致する位置に配置してある。
回動部材20について図3−1〜3−3を用いて説明する。
図3−1に示すように、回動部材20の下端部には、ピン結合部21の軸ピンが挿通される筒状の軸孔21aを設けてある。また、回動部材20の上端部には、図3−1,3−2に示すように、ピン結合23の軸ピンが挿通される一対の筒状の軸孔23aを設けてある。
図3−2に示すように、軸孔23aの近傍には、回動部材20を左右方向に貫通する前記作業姿勢用ピン孔25と前記走行姿勢用ピン孔26とを設けてある。これら作業姿勢用ピン孔25の径寸法と走行姿勢用ピン孔26の径寸法とはほぼ同じ寸法に設定してある。作業姿勢用ピン孔25の中心25aおよび走行姿勢用ピン孔26の中心26aは、軸孔23aと同心の円弧27上に配置してある。
図3−3に示すように、回動部材20には、作業具用シリンダ19を配置する中空部20aと、この中空部20aを開口させる開口部20bを設けてある。
最先ブーム7の前端部について、図4−1,4−2を用いて説明する。
図4−1に示すように、最先ブーム7の前端部には、軸孔23aと同心に配置され、ピン結合部23の軸ピンが挿通される軸孔23bを設けてある。この軸孔23bの近傍には、最先ブーム7を左右方向に貫通する前記ピン孔28を設けてある。このピン孔28の径寸法は作業姿勢用ピン孔25および走行姿勢用ピン孔26とほぼ同じ寸法に設定してある。ピン孔28の中心28aは、前記円弧27と同じ径寸法で軸孔23bと同心の円弧29上に配置してある。
図4−2に示すように、軸孔23bとピン孔28が設けられる最先ブーム7の前端部は、最先ブーム本体7aに上面視コ字形状のコ字形状部7bを固定してなる。つまり、ピン結合部23では、回動部材20をコ字形状部7b内に配置し、回動部材20の一対の軸孔23a間に作業具用シリンダ19の端部を配置し、回動部材20の軸孔23a、コ字形状部7bの軸孔23bおよび作業具用シリンダ19の軸孔(図示せず)に共通の軸ピンを挿通することによって、最先ブーム7に対し回動部材20および作業具用シリンダ19を上下方向に回動可能に結合している。
<1.2> 第1の実施形態の動作
第1の実施形態は次のように動作する。
今は、第1の実施形態が水平面100上にあって、伸縮ブーム6が完全に伏せた状態であり、係合ピン30が作業姿勢時用ピン孔25とピン孔28から抜き取られた状態であるとする。
この状態から自走式車両1による走行を開始する場合、オペレータは走行を開始する前に、ブーム伸縮操作装置を操作して伸縮ブーム6を限界まで縮める。伸縮ブーム6が限界まで縮む間、最先ブーム7が起伏ブーム9に対して所定位置まで入り込むと、回動部材20の当接部20aが突出部24に当接する。この状態から最先ブーム7がさらに起伏ブーム9に入り込んでいくと、回動部材20の当接部20aが突出部24により押されて回動部材20が上方向に回動していく。そして、伸縮ブーム6が限界まで縮んだとき、すなわち最先ブーム7が起伏ブーム9に対して限界位置まで入り込んだとき、突出部24により押上げられた回動部材20の姿勢は、走行姿勢となる。回動部材20が走行姿勢になった状態では、突出部24による回動部材20の下方向への回動の阻止と、作業具18および回動部材20の重さによる回動部材20の上方向への回動の抑制とによって、回動部材20は走行姿勢に保持される。
このように回動部材20が上方向へ回動して回動部材20が走行姿勢に保持されるまでの間、作業具18は、回動部材20の上方向への回動に伴って上方向へ移動し、回動部材20の姿勢が走行姿勢となったときに、走行に支障のない高さ位置に配置され、回動部材20が走行姿勢に保持されたことに伴って、走行に支障のない高さ位置に保持される。
また、回動部材20が走行姿勢に保持された状態では、回動部材20の走行姿勢用ピン孔26が最先ブーム7のピン孔28と合致している。したがって、これら走行姿勢用ピン孔26とピン孔28に係合ピン30を挿通すると、回動部材20の上下方向への回動が阻止される。これにより、回動部材20の姿勢が走行姿勢に固定され、この結果、作業具18が走行に支障のない高さ位置に固定される(図5,6参照)。
前述のように作業具18が走行に支障のない高さ位置に固定された状態から作業を開始するには、オペレータは作業を開始する前に、係合ピン30を走行姿勢用ピン孔26とピン孔28から抜き取り、その後、ブーム伸縮操作装置を操作して、最先ブーム7が起伏ブーム9に対する所定位置に達するまで伸縮ブーム6を伸ばす。
最先ブーム7が起伏ブーム9に対する前記所定位置に達するまでの間、回動部材20は、最先ブーム7の移動に伴って、突出部24に支えられつつ、回動部材20および作業具18の重さによって下方向に回動していく。そして、最先ブーム7が起伏ブーム9に対する前記所定位置に達すると、回動部材20の姿勢は作業姿勢になる。このとき、回動部材20の当接部20aが突出部24に当接しており、回動部材20の下方向への回動が阻止されている。
このように回動部材20が下方向へ回動して回動部材20姿勢が作業姿勢になるまでの間、作業具18は回動部材20の下方向への回動に伴って下方向へ移動し、回動部材20の姿勢が作業姿勢となったときに、作業に支障のない高さ位置に配置される。
また、回動部材20の姿勢が作業姿勢となった状態では、回動部材20の作業姿勢用ピン孔25と最先ブーム7のピン孔28が合致している。したがって、これら作業姿勢用ピン孔25とピン孔28に係合ピン30を挿通すると、回動部材20の上下方向への回動が阻止される。これにより、回動部材20の姿勢が作業姿勢に固定され、この結果、作業具18が作業に支障のない高さ位置に固定される(図1,2参照)。
<1.3> 第1の実施形態の効果
第1の実施形態によれば次の効果を得られる。
第1の実施形態では、作業姿勢から走行姿勢へ回動部材24の姿勢を変化させるための回動部材24の上方向への回動と、回動部材20の走行姿勢の保持とを、突出部24により行う。これにより、回動部材24の姿勢が走行姿勢の状態であって伸縮ブーム6が自走式車両1に対して完全に伏せた状態において、作業具18が走行に支障のない高さ位置に配置される。つまり、伸縮ブーム6が自走式車両1に対して完全に伏せた状態と、作業具18が走行に支障のない位置に配置された状態とを、同時に実現できる。この結果、走行時の運転室2から伸縮ブーム6側の視界性を向上させることができる。
また、第1の実施形態では、係合ピン30を走行姿勢用ピン孔26およびピン孔28に挿入することによって、回動部材20の姿勢を走行姿勢に固定するので、走行時の回動部材20の振動を低減できる。
また、第1の実施形態では、ピン結合部23において回動部材20と作業具用シリンダ19の両方を最先ブーム7に対して上下方向へ回動可能に結合してある。すなわち、最先ブーム7に対して回動部材20を上下方向へ回動可能に結合するための回動軸と、最先ブーム7に対して作業具用シリンダ19を上下方向へ回動可能に結合するための回動軸とを、同軸にしてある。これにより、回動部材20を設けることに伴う部品点数の増加や加工工数の増加を抑えることができ、この結果、回動部材20を設けることに伴う自走式作業機械の製作コストの増加を抑えることができる。
なお、第1の実施形態では、起伏ブーム9(第2ブーム)に突出部24を設けたが、本発明はこれに限るものではなく、中間ブーム8(第2ブーム)に設けてもよい。
また、第1の実施形態では、第2ブームである起伏ブーム9に突出部24を設け、回動部材20に当接部20aを設けたが、本発明はこれに限るものではなく、回動部材20に突出部を設け、起伏ブーム9に当接部を設けてもよい。また、当接部は中間ブーム(第2ブーム)に設けてもよい。
<2> 第2の実施形態
第2の実施形態について図7〜10を用いて説明する。
図7は第2の実施形態を示す側面図、図8は第2の実施形態の要部を含む作業機の前端部の拡大側面図、図9は第2の実施形態の走行時の状態を示す側面図、図10は図9に示す作業機の前端部の拡大側面図である。
<2.1> 第2の実施形態の構成
第2の実施形態は次のように構成してある。
図7,8に示すように、第2の実施形態は、最先ブーム7に回動部材20を上下方向へ回動可能に結合するための回動軸と、最先ブーム7に作業具用シリンダ19を上下方向へ回動可能に結合するための回動軸とを別個にしてある点で、第1の実施形態と異なっている。これ以外の第2の実施形態の構成については、第1の実施形態と同様なので、説明を省略する。
つまり、第2の実施形態では、最先ブーム7の前端部において回動部材20を最先ブーム7に対して上下方向へ回動可能に結合する回動部材用ピン結合部31と、この回動部材用ピン結合部31よりも中間ブーム8側において作業具用シリンダ19を最先ブーム7に対して上下方向へ回動可能に結合するシリンダ用ピン結合部32とを備えている。
<2.2> 第2の実施形態の動作
第2の実施形態は次のように動作する。次に説明する動作以外の第2の実施形態の動作は、第1の実施形態と同様なので、説明を省略する。
今は、第2の実施形態が水平面100上にあって、伸縮ブーム6が完全に伏せた状態であり、係合ピン30が作業姿勢時用ピン孔25およびピン孔28から抜き取られた状態であるとする。
この状態から自走式車両1による走行を開始する場合、オペレータは、走行を開始する前に、ブーム伸縮操作装置を操作して伸縮ブーム6を限界まで縮める。すると、回動部材20が突出部24により押上げられて、回動部材20の姿勢が走行姿勢になる。
このように回動部材20が突出部24により押上げられて走行姿勢となるまでの間、最先ブーム7に対して回動部材20を上下方向へ回動可能に結合するための回動軸と、最先ブーム7に対して作業具用シリンダ19を上下方向へ回動可能に結合するための回動軸とを別個にしてあるので、図9,10に示すように、回動部材20の上方向への回動開始当初における作業具18の水平面100に対する角度がほぼ一定に保持された状態で、作業具18が走行に支障のない高さ位置へ移動する。
<2.3> 第2の実施形態の効果
第2の実施形態によれば次の効果を得られる。
第2の実施形態では、第1の実施形態と同様に、作業姿勢から走行姿勢へ回動部材24の姿勢を変化させるための回動部材24の上方向への回動と、回動部材20の走行姿勢の保持とを、突出部24により行う。これにより、回動部材24の姿勢が走行姿勢の状態であって伸縮ブーム6が自走式車両1に対して完全に伏せた状態において、作業具18が走行に支障のない高さ位置に配置される。つまり、伸縮ブーム6が自走式車両1に対して完全に伏せた状態と、作業具18が走行に支障のない位置に配置された状態とを、同時に実現できる。この結果、走行時の運転室2から伸縮ブーム6側の視界性を向上させることができる。
また、第2の実施形態では、第1の実施形態と同様に、係合ピン30を走行姿勢用ピン孔26とピン孔28に挿入することによって、回動部材20の姿勢を走行姿勢に固定するので、走行時の回動部材20の振動を低減できる。
また、特に第2の実施形態では、最先ブーム7に対して回動部材20を上下方向へ回動可能に結合するための回動軸と、最先ブーム7に対して作業具用シリンダ19を上下方向へ回動可能に結合するための回動軸とを別個にしてあるので、作業に支障のない高さ位置と走行に支障のない高さ位置との間で作業具18を移動させる際に、作業具18の水平面100に対する角度をほぼ一定に保持することができる。
<3> 第3の実施形態
第3の実施形態について図11〜14を用いて説明する。
図11は第3の実施形態を示す側面図、図12は第3の実施形態の要部を含む作業機の前端部の拡大側面図、図13−1は図11に示す最先ブームの前端部の拡大側面図、図13−2は図13−1のD方向矢視図、図14は第3の実施形態の走行時の状態を示す側面図、図15は図14に示す作業機の前端部の拡大側面図である。
<3.1> 第3の実施形態の構成
第3の実施形態は次のように構成してある。
第3の実施形態は、図11,12に示すように、係合ピン30、作業姿勢用ピン孔25、走行姿勢用ピン孔26およびピン孔28を備えておらず、最先ブーム7に設けられるストッパ33を備えている。この点以外の第3の実施形態の構成については、第1の実施形態と同様なので、説明を省略する。
ストッパ33は、回動部材20の姿勢が作業姿勢となった状態で回動部材20に対して中間ブーム8側から当接するように配置してある。また、このストッパ33は、例えば図13−1,13−2に示すように、最先ブーム7の前端部のコ字形状部7b内において左右方向に架設してある。
<3.2> 第3の実施形態の動作
第3の実施形態は次のように動作する。次に説明する動作以外の第3の実施形態の動作は、第1の実施形態と同様なので、説明を省略する。
今は、第3の実施形態が水平面100上にあって、伸縮ブーム6が完全に伏せた状態であり、回動部材20の姿勢が突出部24により走行姿勢に保持された状態であるとする。
この状態から作業を開始するには、オペレータは作業を開始する前に、ブーム伸縮操作装置を操作して、最先ブーム7が起伏ブーム9に対する所定位置に達するまで伸縮ブーム6を伸ばす。
最先ブーム7が前記所定位置に達するまでの間、回動部材20は、最先ブーム7の移動に伴って、突出部24に支えられつつ、作業具18および回動部材20の重さによって下方向に回動していく。そして、最先ブーム7が起伏ブーム9に対する前記所定位置に達すると、回動部材20の姿勢は作業姿勢になる。このとき、回動部材20がストッパ33に当接する。この状態では、ストッパ33による回動部材20の下方向への回動の阻止と、作業具18および回動部材20の重さによる回動部材20の上方向への回動の抑制とによって、回動部材20が作業姿勢に保持される。この結果、作業具18が作業に支障のない高さ位置に保持される(図11,12参照)。
前述のように作業具18が作業に支障のない高さ位置に保持された状態から走行を開始するには、オペレータは走行を開始する前に、ブーム伸縮操作装置を操作して伸縮ブーム6を限界まで縮める。すると、回動部材20が突出部24により押上げられて、回動部材20の姿勢が走行姿勢になる。この状態では、突出部24による回動部材20の下方向への回動の阻止と、作業具18および回動部材20の重さによる回動部材20の上方向への回動の抑制とによって、回動部材20が走行姿勢に保持される。この結果、作業具18が走行に支障のない高さ位置に保持される(図14,15参照)。
<3.3> 第3の実施形態の効果
第3の実施形態によれば次の効果を得られる。
第3の実施形態では、第1の実施形態と同様に、作業姿勢から走行姿勢へ回動部材24の姿勢を変化させるための回動部材24の上方向への回動と、回動部材20の走行姿勢の保持とを、突出部24により行う。これにより、回動部材24の姿勢が走行姿勢の状態であって伸縮ブーム6が自走式車両1に対して完全に伏せた状態において、作業具18が走行に支障のない高さ位置に配置される。つまり、伸縮ブーム6が自走式車両1に対して完全に伏せた状態と、作業具18が走行に支障のない位置に配置された状態とを、同時に実現できる。この結果、走行時の運転室2から伸縮ブーム6側の視界性を向上させることができる。
また、特に第3の実施形態では、ストッパ33による回動部材20の下方向への回動の阻止と、作業具18および回動部材20の重さによる回動部材20の上方向への回動の抑制とによって、回動部材20の作業姿勢を保持するようにしたので、回動部材20を作業姿勢に保持するための構造を、第1の実施形態よりも簡単にすることができ、この結果、回動部材20の姿勢を作業姿勢に保持するための構造部を設けることに伴う自走式作業機械の製作コストの増加を抑えることができる。
なお、第3の実施形態では、ピン結合部23が、最先ブーム7のコ字形状部7b内に回動部材20を配置する構成にしてあり、コ字形状部7b内にストッパ33を架設してあるが、本発明はこれに限るものではない。つまり、ピン結合部23を、回動部材20にコ字形状部を設けこのコ字形状部内に最先ブーム7の前端部を配置する構成にし、ストッパ33を最先ブーム7の側面から側方へ突出する突出部としてもよい。
<4> 第4の実施形態
第4の実施形態について図16〜19を用いて説明する。
図16は第4の実施形態を示す側面図、図17は第4の実施形態の要部を含む作業機の前端部の拡大側面図、図18は第4の実施形態の走行時の状態を示す側面図、図19は図18に示す作業機の前端部の拡大側面図である。
<4.1> 第4の実施形態の構成
図17〜19に示すように、第4の実施形態は、回動手段として、一端部が最先ブーム7に対して上下方向へ回動可能に結合され他端部が回動部材20に対して上下方向へ回動可能に結合される回動部材用シリンダ34を備えている。この点以外の第4の実施形態の構成については、第1の実施形態と同様なので、説明を省略する。
図17において、35は、回動部材用シリンダ34が最先ブーム7に対して上下方向へ回動可能になるよう回動部材用シリンダ34の一端部を最先ブーム7の前端部に結合するピン結合部である。36は、回動部材用シリンダ34と回動部材20が上下方向へ相対的に回動可能となるよう回動部材用シリンダ34の他端部を回動部材20に回動可能に結合するピン結合部である。
また、運転室2内には、図示しないが、回動部材用シリンダ34の伸縮を指令する回動部材操作装置を設けてある。また、自走式車両1および作業機5には、図示しないが、回動部材操作装置からの指令に応じて回動部材用シリンダ34の動作を制御する回動部材用油圧回路を設けてある。
<4.2> 第4の実施形態の動作
第4の実施形態は次のように動作する。
今は、第4の実施形態が水平面100上にあって、伸縮ブーム6が完全に伏せた状態であり、回動部材20の姿勢が作業姿勢に保持された状態であるとする。
この状態から走行を開始するには、オペレータは走行を開始する前に、回動部材操作装置を操作して回動部材用シリンダ34を例えば限界まで伸ばして、回動部材用シリンダ34が限界まで伸びた状態を保持する。回動部材用シリンダ24が限界まで伸びる間、回動部材用シリンダ34の伸びる動作に伴って回動部材20は上方向に回動していき、回動部材用シリンダ34が限界まで伸びたときに回動部材20の姿勢が走行姿勢になる。そして、回動部材用シリンダ34が限界まで伸びた状態に保持されると、回動部材20は走行姿勢に保持される。
このように回動部材20が上方向へ回動して回動部材20が走行姿勢に保持されるまでの間、作業具18は回動部材20の上方向への回動に伴って上方向へ移動し、回動部材20の姿勢が走行姿勢となったときに、走行に支障のない高さ位置に配置される。そして、回動部材20が走行姿勢に保持されたことに伴って、作業具18が走行に支障のない高さ位置に保持される(図18,19参照)。
前述のように作業具18を走行に支障のない位置に保持した状態から作業を開始するには、オペレータは作業を開始する前に、回動部材操作装置を操作して回動部材用シリンダ34を例えば限界まで縮めて、回動部材用シリンダ34が限界まで縮んだ状態を保持する。回動部材用シリンダ24が限界まで縮む間、回動部材用シリンダ34の縮む動作に伴って回動部材20は下方向に回動していき、回動部材用シリンダ34が限界まで縮んだときに回動部材20の姿勢が作業姿勢になる。そして、回動部材用シリンダ34が限界まで縮んだ状態に保持されると、回動部材20は作業姿勢に保持される。
このように回動部材20が下方向へ回動して作業姿勢に保持されるまでの間、作業具18は回動部材20の下方向への回動に伴って下方向へ移動し、回動部材20の姿勢が走行姿勢となったときに、作業に支障のない高さ位置に配置される。そして、回動部材20の姿勢が作業姿勢に保持されたことに伴って、作業具18が作業に支障のない高さ位置に保持される(図16,17参照)。
<4.3> 第4の実施形態の効果
第4の実施形態によれば次の効果を得られる。
第4の実施形態では、作業姿勢から走行姿勢へ回動部材24の姿勢を変化させるための回動部材24の上方向への回動と、回動部材20の走行姿勢の保持とを、回動部材用シリンダ34により行う。これにより、回動部材24の姿勢が走行姿勢の状態であって伸縮ブーム6が自走式車両1に対して完全に伏せた状態において、作業具18が走行に支障のない高さ位置に配置される。つまり、伸縮ブーム6が自走式車両1に対して完全に伏せた状態と、作業具18が走行に支障のない位置に配置された状態とを、同時に実現できる。この結果、走行時の運転室2から伸縮ブーム6側の視界性を向上させることができる。
本発明の自走式作業機械の第1の実施形態を示す側面図である。 第1の実施形態の要部を含む作業機の前端部の拡大側面図である。 図1に示す回動部材の拡大側面図である。 図3−1のA方向矢視図である。 図3−1のB方向矢視図である。 図1に示す最先ブームの前端部の拡大側面図である。 図4−1のC方向矢視図である。 第1の実施形態の走行時の状態を示す側面図である。 図5に示す作業機の前端部の拡大側面図である。 第2の実施形態を示す側面図である。 第2の実施形態の要部を含む作業機の前端部の拡大側面図である。 第2の実施形態の走行時の状態を示す側面図である。 図9に示す作業機の前端部の拡大側面図である。 第3の実施形態を示す側面図である。 第3の実施形態の要部を含む作業機の前端部の拡大側面図である。 図11に示す最先ブームの前端部の拡大側面図である。 図13−1のD方向矢視図である。 第3の実施形態の走行時の状態を示す側面図である。 図14に示す作業機の前端部の拡大側面図である。 第4の実施形態を示す側面図である。 第4の実施形態の要部を含む作業機の前端部の拡大側面図である。 第4の実施形態の走行時の状態を示す側面図である。 図18に示す作業機の前端部の拡大側面図である。
符号の説明
1 自走式車両
2 運転室
3 前輪
4 後輪
5 作業機
6 伸縮ブーム
7 最先ブーム(第1ブーム)
8 中間ブーム(第2ブーム)
9 起伏ブーム(第2ブーム)
10 起伏用シリンダ
15 伸縮用シリンダ
18 作業具
19 作業具用シリンダ
20 回動部材
24 突出部(回動手段)
25 作業姿勢用ピン孔
26 走行姿勢用ピン孔
28 ピン孔
30 係合ピン
31 回動部材用ピン結合部
32 シリンダ用ピン結合部
33 ストッパ
34 回動部材用シリンダ(回動手段)

Claims (5)

  1. 自走式車両に対して起伏可能に設けられる伸縮可能な伸縮ブームと、この伸縮ブームの前端部に設けられる作業具とを有する作業機を備え、前記自走式車両の運転室の側方に前記伸縮ブームが配置される自走式作業機械において、
    前記作業具が取付けられるとともに前記伸縮ブームの前端部に対して上下方向へ回動可能に結合される回動部材と、
    前記伸縮ブームが完全に伏せた状態において前記作業具が作業に支障のない高さ位置に配置される作業姿勢から、前記伸縮ブームが完全に伏せた状態において前記作業具が走行に支障のない高さ位置に配置される走行姿勢へ、前記回動部材の姿勢が変化するよう前記回動部材を上方向へ回動させる回動手段とを備えることを特徴とする自走式作業機械。
  2. 請求項1記載の発明において、
    前記伸縮ブームが、前記回動部材が結合される第1ブームと、この第1ブームが出し入れされる第2ブームとを有し、
    前記回動手段が、前記第2ブームおよび前記回動部材のいずれか一方に設けられる突出部と、他方に設けられ前記第2ブームに対して前記第1ブームが所定位置まで入り込んだ状態で前記突出部と当接する当接部とからなることを特徴とする自走式作業機械。
  3. 請求項1記載の発明において、
    前記伸縮ブームが、前記回動部材が結合される第1ブームと、この第1ブームが出し入れされる第2ブームとを有し、
    前記回動手段が、一端部が前記第1ブームに対して上下方向へ回動可能に結合され他端部が前記回動部材に対して上下方向へ回動可能に結合されるシリンダからなることを特徴とする自走式作業機械。
  4. 請求項1記載の発明において、
    一端部が前記伸縮ブームの前端部に対して上下方向へ回動可能に結合され他端部が前記作業具に対して上下方向へ回動可能に結合されるシリンダを備え、
    前記伸縮ブームに前記回動部材を回動可能に結合するための回動軸と、前記伸縮ブームに前記シリンダを回動可能に結合するための回動軸とが、同軸であることを特徴とする自走式作業機械。
  5. 請求項1記載の発明において、
    一端部が前記伸縮ブームの前端部に対して上下方向へ回動可能に結合され他端部が前記作業具に対して上下方向へ回動可能に結合されるシリンダを備え、
    前記伸縮ブームに前記回動部材を回動可能に結合するための回動軸と、前記伸縮ブームに前記シリンダを回動可能に結合するための回動軸とが、別個の回動軸であることを特徴とする自走式作業機械。
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