JP2006042530A - 無停電電源装置および無停電電源装置の並列運転システム - Google Patents

無停電電源装置および無停電電源装置の並列運転システム Download PDF

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Abstract

【課題】 他の無停電電源装置と並列に接続された場合に、それらの負荷分担割合が均等でないことを各装置で検出すること。
【解決手段】 無停電電源装置1の検出手段21は、負荷機器33へ出力する出力電流を検出する。通信手段23は、負荷機器33に対して本装置1と並列に接続される他の無停電電源装置1に接続され、検出手段21が検出した出力電流の検出情報を、所定のn(nは1以上の自然数)段のレベルのいずれかのレベル値として他の無停電電源装置1へ送信し、他の無停電電源装置1が送信した出力電流の検出情報を受信する。判定手段24は、検出手段21が検出した自身の出力電流の検出情報および通信手段23が受信した他の無停電電源装置1の出力電流の検出情報に基づいて、複数の出力電流の不均等さを判定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無停電電源装置および無停電電源装置の並列運転システムに関する。
特許文献1および特許文献2は、並列冗長電源システムを開示する。これらの並列冗長電源システムは、共通の制御線無しで、各無停電電源装置が完全に独立した制御のもとで並列に接続される。
特表2000−513560(要約書、明細書など) 特表2000−513472(要約書、明細書など)
上記特許文献1および2に開示されるように、従来、複数の無停電電源装置を並列に接続し、この並列に接続された複数の無停電電源装置から負荷機器へ給電する並列運転方式が開示されている。この並列運転方式にすることで、1つの無停電電源装置では供給することができない電力で動作する負荷機器に対して、無停電の電力を供給することができる。
また、負荷機器に対して、1台以上の余裕を持たせることにより、冗長性のある高信頼度の電源を供給することもできる。
ところで、このように複数の無停電電源装置を並列接続し、これにより1つの無停電電源装置では供給することができない電力を負荷機器へ供給する場合、各無停電電源装置は、負荷機器の消費電力をその並列数で割った電力を供給するものと考えられる。つまり、各無停電電源装置が負担する電力の、負荷機器の消費電力に対する割合(以下、負荷分担割合という。)は、均等であると考えられる。
しかしながら、実際には、完全独立制御により、各無停電電源装置の負荷分担割合を均等にすることは容易なことではない。たとえば並列に接続される複数の無停電電源装置の出力特性にばらつきがあると、各無停電電源装置の負荷分担割合は、均等にならない。そのため、実際に複数の無停電電源装置を並列に接続する場合には、それらの負荷分担割合が均等になるように調整する必要がある。他にもたとえば、各無停電電源装置の出力特性は、無停電電源装置に使用している部品の劣化などによって、経時的に変化する。そのため、複数の無停電電源装置を並列に接続して設置するときにそれらの負荷分担割合が均等になるように調整したとしても、使用しているうちに、各無停電電源装置の負荷分担割合は、均等にならなくなってしまう。
そして、並列に接続される複数の無停電電源装置の負荷分担割合が均等になっていない場合、以下のような問題が発生する可能性がある。すなわち、負荷機器の消費電力が増加すると、負荷分担割合が高い無停電電源装置は、他の無停電電源装置が正常に動作できる状態であったとしても、その出力電流が過剰であると判断してその出力を停止してしまう可能性がある。
また、一部の無停電電源装置がその給電を停止してしまうと、負荷機器に給電する無停電電源装置の個数は、並列に接続している個数より少なくなる。その結果、並列に接続している個数から考えれば給電が可能である消費電力の負荷機器に対して、十分な電力を給電することができなくなってしまう。
本発明は、他の無停電電源装置と並列に接続された場合に、それらの負荷分担割合が均等でないことを各装置で検出することができる無停電電源装置および無停電電源装置の並列運転システムを提供することを目的とする。
本発明に係る無停電電源装置は、負荷機器への出力電流を検出する検出手段と、負荷機器に対して本装置と並列に接続される他の無停電電源装置に接続され、検出手段が検出した出力電流の検出情報を、所定のn(nは1以上の自然数)段のレベルのいずれかのレベル値として他の無停電電源装置へ送信し、他の無停電電源装置が送信した出力電流の検出情報を受信する通信手段と、検出手段が検出した自身の出力電流の検出情報および通信手段が受信した他の無停電電源装置の出力電流の検出情報に基づいて、複数の出力電流の不均等さを判定する判定手段と、を有するものである。
この構成を採用すれば、無停電電源装置は、並列に接続される複数の無停電電源装置の出力電流の検出情報に基づいて、複数の出力電流の不均等さを判定し、並列に接続される複数の無停電電源装置の負荷分担割合が均等でないことを検出することができる。
本発明に係る他の無停電電源装置は、負荷機器への出力電流を検出する検出手段と、負荷機器に対して本装置と並列に接続される他の無停電電源装置に接続され、検出手段が検出した出力電流の検出情報を、所定のn(nは1以上の自然数)段のレベルのいずれかのレベル値として他の無停電電源装置へ送信し、他の無停電電源装置が送信した出力電流の検出情報を受信する通信手段と、検出手段が検出した自身の出力電流の検出情報のレベルから、通信手段が受信した他の無停電電源装置の出力電流の最大の検出情報のレベルを減算する演算手段と、演算手段による演算結果が所定のレベル段数より大きい場合には、自分の出力電流が他の無停電電源装置の出力電流に対して不均等であると判定する判定手段と、判定手段により自分の出力電流が不均等であると判定された場合に、当該無停電電源装置を負荷機器への給電系統から切り離す制御手段と、を有するものである。
この構成を採用すれば、無停電電源装置は、検出手段が検出した自身の出力電流の検出情報のレベルと、通信手段が受信した他の無停電電源装置の出力電流の最大の検出情報のレベルとの差が所定のレベル段数より大きくなるほどに不均等になると、自分の出力電流が他の出力電流に対して不均等であると判定して当該無停電電源装置を負荷機器への給電系統から切り離す。
本発明に係る第三の無停電電源装置は、負荷機器への出力電流を検出する検出手段と、負荷機器に対して本装置と並列に接続される他の無停電電源装置に接続され、検出手段が検出した出力電流の検出情報を、所定のn(nは1以上の自然数)段のレベルのいずれかのレベル値として他の無停電電源装置へ送信し、他の無停電電源装置が送信した出力電流の検出情報を受信する通信手段と、通信手段が受信した他の無停電電源装置の1または複数の検出情報の示す最小のレベルから、検出手段が検出した自身の出力電流の検出情報のレベルを減算する演算手段と、演算手段による演算結果が所定のレベル段数より大きい場合には、自分の出力電流が他の無停電電源装置の出力電流に対して不均等であると判定する判定手段と、判定手段により自分の出力電流が不均等であると判定された場合に、当該無停電電源装置を負荷機器への給電系統から切り離す制御手段と、を有するものである。
この構成を採用すれば、無停電電源装置は、検出手段が検出した自身の出力電流の検出情報のレベルと、通信手段が受信した他の無停電電源装置の検出情報の示す最小のレベルとの差が所定のレベル段数より大きくなるほどに不均等になると、自分の出力電流が他の出力電流に対して不均等であると判定して当該無停電電源装置を負荷機器への給電系統から切り離す。
本発明に係る第四の無停電電源装置は、負荷機器への出力電流を検出する検出手段と、負荷機器に対して本装置と並列に接続される他の無停電電源装置に接続され、検出手段が検出した出力電流の検出情報を、所定のn(nは1以上の自然数)段のレベルのいずれかのレベル値として他の無停電電源装置へ送信し、他の無停電電源装置が送信した出力電流の検出情報を受信する通信手段と、通信手段が受信した他の無停電電源装置の出力電流の検出情報のレベルおよび検出手段が検出した自身の出力電流の検出情報の示すレベルの中の最大のレベルから、それらの中の最小のレベルを減算する演算手段と、演算手段による演算結果が所定のレベル段数より大きい場合には、複数の出力電流が不均等であると判定する判定手段と、判定手段により複数の出力電流が不均等であると判定された場合に、警報を出力する警報手段と、を有するものである。
この構成を採用すれば、無停電電源装置は、検出手段が検出した自身の出力電流の検出情報の示すレベルおよび通信手段が受信した他の無停電電源装置の検出情報のレベルの中の最大のレベルと最小のレベルとの差が所定のレベル段数より大きくなるほどに不均等になると、それを判定して警報を出力する。
本発明に係る第四の無停電電源装置は、上述した発明に構成に加えて、判定手段が、検出手段が検出した自身の出力電流の検出情報および通信手段が受信した他の無停電電源装置の出力電流の検出情報に基づいて、自分の出力電流が不均等であると判断しなかった場合に、演算手段による演算結果が所定のレベル段数より大きいときには、複数の出力電流が不均等であると判定するものである。
この構成を採用すれば、他の無停電電源装置に出力電流の不均等が発生していることを、警報として出力することができる。
本発明に係る無停電電源装置は、上述した各発明に構成に加えて、検出手段が検出した出力電流の検出値を、出力電流の検出値に応じた所定のビット数のレベル値へ変換する変換手段を有するものである。
この構成を採用すれば、通信手段は所定のビット数のレベル値を受信し、演算手段はその所定のビット数のレベル値を用いて演算する。その結果、出力電流の検出値をそのまま受信したり演算に使用したりする場合にくらべて、データが単純化されているので、通信負荷や演算負荷を軽減することが可能となる。
本発明に係る無停電電源装置は、上述した各発明に構成に加えて、通信手段が受信した検出情報のレベル値を記憶する記憶手段を有し、演算手段が、記憶手段に記憶されているすべての無停電電源装置のレベル値を繰り返し読み込んで演算し、演算手段による読み込みの度に、記憶手段に記憶されているすべてのレベル値を消去する消去手段を設け、通信手段が、演算手段による読み込みの繰り返し間隔の半分以下の時間間隔にて、他の無停電電源装置が送信した出力電流の検出情報を受信し、検出手段が、演算手段による読み込みの繰り返し間隔の半分以下の時間間隔にて、負荷機器への出力電流を検出するものである。
この構成を採用すれば、演算手段が記憶手段に記憶されているすべての無停電電源装置のレベル値を繰り返し読み込んで演算することで、無停電電源装置は、複数の出力電流の不均等さを繰り返し判定することができる。
しかも、消去手段は、演算手段による読み込みの度に記憶手段に記憶されているすべてのレベル値を消去する。また、通信手段は、演算手段による読み込みの繰り返し間隔の半分以下の時間間隔にて、他の無停電電源装置が送信した出力電流の検出情報を受信し、検出手段は、演算手段による読み込みの繰り返し間隔の半分以下の時間間隔にて、負荷機器への出力電流のレベルを検出する。これにより、記憶手段には、前回の読み込み後に、少なくとも2回ずつ各無停電電源装置の出力電流の検出情報が確実に書き込まれる。
その結果、演算手段は、常に、前回の読み込み後の最新の出力電流の検出情報のレベルのセットに基づいて、複数の出力電流の不均等さを正しく判定することができる。また、演算手段は、並列に接続されている複数の無停電電源装置の構成が変更されたとしても、その変更がなされた後の新たな組み合わせの下での複数の出力電流の検出情報のレベルのセットに基づいて、複数の出力電流の不均等さを正しく判定することができる。
本発明に係る無停電電源装置の並列運転システムは、上述した各発明に係る複数の無停電電源装置が並列に接続され、それら複数の無停電電源装置の通信手段が互いに通信可能に接続されるものである。
この構成を採用すれば、並列に接続された複数の無停電電源装置は、それら複数の無停電電源装置の出力電流の検出情報に基づいて、個別に、複数の出力電流の不均等さを判定し、並列に接続される複数の無停電電源装置の負荷分担割合が均等でないことを検出することができる。
また、この構成を採用すれば、各無停電電源装置は、複数の出力電流の不均等さを個別に判定し、且つ、他の無停電電源装置からそれぞれが検出した出力電流を用いて判定するので、このような複数の出力電流の不均等さを判定をするために、負荷機器に供給される総合的な出力電流を検出するための共通の検出手段などを設ける必要がない。その結果、並列運転システムの故障率は、共通の検出手段の故障率によって制限されてしまったりすることなどがなくなり、共通の検出手段などを設けた場合より格段に優れたものとなる。
本発明では、他の無停電電源装置と並列に接続された場合に、それらの負荷分担割合が均等でないことを各装置で検出することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る無停電電源装置および無停電電源装置の並列運転システムを、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る無停電電源装置(UPS:Uninterruptible Power System)1を示すブロック図である。無停電電源装置1は、一対の入力端子2を有する。一対の入力端子2は、電源切替スイッチ4に接続される。
電源切替スイッチ4は、2つの開閉スイッチ6,7を有する。この2つの開閉スイッチ6,7は、制御信号によってそれぞれ独立に開閉可能である。一方の入力端子2は、この2つの開閉スイッチの中の一方の開閉スイッチ6の一端に接続される。一方の開閉スイッチ6の他端は、レクチュファイヤ8に接続される。
レクチュファイヤ8は、レクチュファイヤ制御部9により制御されることで、交流電圧を直流電圧へ変換する。レクチュファイヤ8の出力は、プラス配線およびマイナス配線に接続される。プラス配線とマイナス配線との間(P−N間)には、コンデンサ10が接続される。
コンデンサ10の一端、つまりプラス配線は、電源切替スイッチ4の2つの開閉スイッチの中の他方の開閉スイッチ7の一端に接続される。他方の開閉スイッチ7の他端は、バッテリ11のプラス端子に接続される。バッテリ11のマイナス端子は、コンデンサ10の他端、つまりマイナス配線に接続される。
また、コンデンサ10の両端、つまりプラス配線およびマイナス配線は、インバータ12に接続される。インバータ12は、インバータ制御部13に制御されることで、直流電圧を交流電圧へ変換する。インバータ12の出力側には、ローパスフィルタ(LPF:Low Pass Filter)14が接続される。ローパスフィルタ14は、交流電圧の高周波成分を遮断し、低周波成分を透過する。ローパスフィルタ14の出力側には、出力側系統切替スイッチ15が接続される。
出力側系統切替スイッチ15は、2つの開閉スイッチ16,17を有する。この2つの開閉スイッチ16,17は、制御信号によってそれぞれ独立に開閉可能である。ローパスフィルタ14は、この2つの開閉スイッチの中の一方の開閉スイッチ16の一端に接続される。一方の開閉スイッチ16の他端は、一対の出力端子18に接続される。
出力側系統切替スイッチ15の2つの開閉スイッチの中の他方の開閉スイッチ17の一端は、一方の入力端子2に接続される。他方の開閉スイッチ17の他端は、一方の出力端子18に接続される。
なお、無停電電源装置1に上述した一対の入力端子2とは別の一対の入力端子を設け、この別の一対の入力端子の中の一方の入力端子に、他方の開閉スイッチ17の他端を接続するようにしてもよい。このように2組の入力端子を設けることで、無停電電源装置1は、入力を二系統にすることができる。
また、本発明の実施の形態に係る無停電電源装置1は、検出手段としての出力電流検出器21と、表示部22と、通信手段としてのCAN通信I/F(InterFace)23と、シーケンス制御部24と、記憶手段としてのメモリ25と、を有する。シーケンス制御部24は、判定手段、演算手段、制御手段、警報手段および変換手段として機能する。
出力電流検出器21は、一方の出力端子18に流れる電流を検出する。
表示部22は、表示データに基づいて、無停電電源装置1の動作状態などを表示する。表示部22は、表示データに基づいて、たとえば警報を示す文字列を表示する。
CAN通信I/F23は、一対の通信端子26,27が接続される。CANは、「Controller Area Network」の略称である。「Controller Area Network」はISO(International Organization For Standardization )11989およびISO11519などとして規格化されている。「Controller Area Network」では、複数のCAN通信I/F23を、ツイストペアーケーブルやフラットケーブルなどを用いてバス接続する。つまり、バスに接続されたあるCAN通信I/F23が通信データを送出すると、そのバスに接続されているその他すべてのCAN通信I/F23は、その通信データを受信することが可能となる。このケーブルは、一対の通信端子26,27に接続される。無停電電源装置1の一対の通信端子26,27の中の一方の通信端子26を、他の無停電電源装置1の他方の通信端子27に接続することで、複数の無停電電源装置1は、バス接続される。CAN通信I/F23は、バスへ通信データを送信する。CAN通信I/F23は、バス上の自分宛て通信データおよびブロードキャストの通信データを受信する。
シーケンス制御部24は、無停電電源装置1の動作状態を制御する。シーケンス制御部24は、電源切替スイッチ4、レクチュファイヤ制御部9、インバータ制御部13および出力側系統切替スイッチ15に接続され、これらへ制御信号を出力する。シーケンス制御部24は、表示部22に接続され、表示部22へ表示データを出力する。シーケンス制御部24は、CAN通信I/F23に接続され、CAN通信I/F23が送受する通信データを、CAN通信I/F23との間で入出力する。
図1に示す無停電電源装置1は、単体で使用することができるものであるが、複数台を並列に接続して使用することもできる。図2は、複数の図1の無停電電源装置1を並列に接続した無停電電源装置の並列運転システム31を示すブロック図である。
複数の無停電電源装置1を並列に接続する場合、各無停電電源装置1の一対の入力端子2は、交流電源32に接続される。各無停電電源装置1の一対の出力端子18は、負荷機器33に接続される。これにより、複数の無停電電源装置1は、並列に接続される。
また、複数の無停電電源装置1を並列に接続する場合、無停電電源装置1の一対の通信端子26,27の中の一方の通信端子26は、ケーブル34により、その隣に位置する無停電電源装置1の他方の通信端子27に接続される。これにより、複数の無停電電源装置1は、バス接続される。各無停電電源装置1は、その他の無停電電源装置1と通信データを送受することができる。
次に、以上のように、複数の無停電電源装置1を並列に接続した場合の動作について説明する。
たとえば、複数の無停電電源装置1は、交流電源32が正常な波形の交流電圧を出力している状況で起動されるものとする。各無停電電源装置1では、シーケンス制御部24が制御信号を出力する。シーケンス制御部24からの制御信号にしたがって、電源切替スイッチ4の一方の開閉スイッチ6および出力側系統切替スイッチ15の一方の開閉スイッチ16が閉じ、レクチュファイヤ制御部9およびインバータ制御部13が動作を開始する。これにより、各無停電電源装置1は、一対の入力端子2に入力される交流電源32の交流電圧を、レクチュファイヤ8により直流電圧へ変換し、さらに、その直流電圧をインバータ12により別の交流電圧へ変換する。この別の交流電圧は、一対の出力端子18から負荷機器33へ出力される。負荷機器33は、この複数の無停電電源装置1から出力される交流電圧による電力で動作する。以下、この動作をインバータ給電モードとよぶ。
なお、このインバータ給電モードにおいて、インバータ制御部13は、たとえば、交流電圧の周波数より高い周波数でインバータ12の図示外のスイッチング素子をスイッチングする。スイッチング素子がオン状態とオフ状態とで切り替えられることで、インバータ12の出力段に接続されている図示外のコイルは、コンデンサ10に接続されたり、コンデンサ10から切り離されたりする。コイルには、高い電圧が発生する。
インバータ制御部13は、基本的に、コイルにより生成されるインバータの出力電圧の瞬時値が、図示外の基準となる正弦波となるように、インバータ12のスイッチング素子の瞬時的なオン期間およびオフ期間を制御する。また、インバータ制御部13は、入力電圧の位相および周波数に追従するようにインバータ12のスイッチング素子を制御する。ローパスフィルタ14は、インバータ12の出力電圧からスイッチングに伴う高周波成分を取り除く。このような制御によって、別の交流電圧が生成される。この別の交流電圧は、略正弦波の交流電圧となり、一般的に、商用電源から供給される交流電圧より電力の品質がよい。この別の交流電圧は、交流電源32の交流電圧に同期する。
つまり、インバータ制御部13は、ローパスフィルタ14から正弦波の電圧が出力されるようにインバータ12を制御する。
また、各無停電電源装置1のシーケンス制御部24は、インバータ給電モードで動作しているときには、電源切替スイッチ4へ、他方の開閉スイッチ7を閉じる制御信号を出力する。他方の開閉スイッチ7が閉じると、コンデンサ10がバッテリ11に接続される。これにより、バッテリ11は、浮動充電される。
そして、たとえば停電などによって一対の入力端子2に入力される交流電圧が正常なものでなくなると、各無停電電源装置1のシーケンス制御部24は、レクチュファイヤ制御部9へ交直変換処理を停止させる制御信号を出力するとともに、電源切替スイッチ4へ一方の開閉スイッチ6を開き且つ他方の開閉スイッチ7を閉じる制御信号を出力する。これにより、コンデンサ10には、バッテリ11の蓄電電圧が供給され、インバータ12は、このバッテリ11の蓄電電圧を交流電圧へ変換して出力する。この交流電圧は、一対の出力端子18から負荷機器33へ印加される。その結果、複数の無停電電源装置1より交流電源32側において停電などの異常が発生したとしても、複数の無停電電源装置1から負荷機器33へは、交流電圧が印加され続け、負荷機器33は、動作し続ける。以下、この動作をバッテリ給電モードとよぶ。
また、たとえば、インバータ給電モードあるいはバッテリ給電モードで動作しているときに、一対の入力端子2に入力される交流電圧が正常であるにもかかわらず一対の出力端子18から所望の波形の交流電圧を出力することができなくなると、各無停電電源装置1のシーケンス制御部24は、レクチュファイヤ制御部9およびインバータ制御部13へ停止させる制御信号を出力し、電源切替スイッチ4へ一方の開閉スイッチ6および他方の開閉スイッチ7を開く制御信号を出力し、出力側系統切替スイッチ15へ一方の開閉スイッチ16を開き且つ他方の開閉スイッチ17を閉じる制御信号を出力する。これにより、各無停電電源装置1は、一対の入力端子2に入力される交流電圧を、そのまま一対の出力端子18から印加する。その結果、レクチュファイヤ8からインバータ12までの間の回路が故障などしたとしても、複数の無停電電源装置1から負荷機器33へは、交流電圧が印加され続け、負荷機器33は、動作し続ける。以下、この動作をバイパス給電モードとよぶ。
以上のように、各無停電電源装置1は、そのシーケンス制御部24が無停電電源装置1の動作モードを、インバータ給電モード、バッテリ給電モードおよびバイパス給電モードの間で切り換えることで、負荷機器33へ継続的に電力を供給し続ける。負荷機器33は、複数の無停電電源装置1から供給される電力で、継続的に動作することができる。
各無停電電源装置1のシーケンス制御部24は、上述するようにそれぞれの無停電電源装置1の動作モードを制御する。また、各無停電電源装置1のシーケンス制御部24は、それぞれの無停電電源装置1について、各種の異常の検出処理および異常時の制御処理を実行する。
図3は、図1中のシーケンス制御部24がたとえば略10ミリ秒毎に実行する出力電流検出処理を示すフローチャートである。図4は、図1中のシーケンス制御部24が、他のシーケンス制御部24から通信データを受信したときに実行する受信処理を示すフローチャートである。図5は、図1中のシーケンス制御部24がたとえば略100ミリ秒毎に実行する出力電流異常判定処理を示すフローチャートである。
図3に示す出力電流検出処理において、シーケンス制御部24は、まず、出力電流検出器21が検出する出力電流の値を取得する(ステップST1)。
出力電流の値の取得処理をした後、シーケンス制御部24は、取得した出力電流の値が異常な電流であるか否かの判断をする(ステップST2)。たとえば、シーケンス制御部24は、取得した出力電流の値がマイナスである場合には、異常であると判断する。他にもたとえば、シーケンス制御部24は、取得した出力電流の値が定格電流の125%以上である場合には、異常であると判断する。なお、シーケンス制御部24は、この定格電流の125%以上ではなくて、定格電流の150%以上である場合には、異常であると判断するようにしてもよい。
取得した出力電流の値が異常な電流であると判断した場合、シーケンス制御部24は、その判断に応じた異常時の制御処理を実行する(ステップST3)。シーケンス制御部24は、異常時の制御処理として、たとえば、レクチュファイヤ制御部9およびインバータ制御部13へ停止させる制御信号を出力し、電源切替スイッチ4へ一方の開閉スイッチ6および他方の開閉スイッチ7を開く制御信号を出力し、出力側系統切替スイッチ15へ一方の開閉スイッチ16および他方の開閉スイッチ17を開く制御信号を出力する。これにより、シーケンス制御部24が出力電流の異常であると判断した無停電電源装置1からの給電は、停止する。以下、この制御状態を給電停止状態とよぶ。
なお、シーケンス制御部24は、取得した出力電流の値が定格電流の110%以上である場合には、異常であると判断して、無停電電源装置1の動作モードを他の動作モードからバイパス給電モードへ強制的に切り換えるようにしてもよい。
取得した出力電流の値が異常な電流であると判断しなかった場合、および、取得した出力電流の値が異常な電流であるとの判断に基づく所定の異常時の制御処理を実行した後、シーケンス制御部24は、取得した出力電流の値をレベル値へ変換する(ステップST4)。この実施の形態1では、定格電流の0%から100%を12.5%毎に8段階(1〜8)のレベル値に対応付けている。8段階のレベル値は、3ビットの情報量となる。たとえば、取得した出力電流の値が定格電流の0%から12.5%の範囲内の値である場合には、シーケンス制御部24は、取得した出力電流の値をレベル「1」へ変換する。他にもたとえば、取得した出力電流の値が定格電流の87.5%から100%の範囲内の値である場合には、シーケンス制御部24は、取得した出力電流の値をレベル「8」へ変換する。なお、レベル分けは、8段階に限られない。7段階以下の所定のビット数となるレベルに分けるようにしても、9段階以上の所定のビット数となるレベルに分けるようにしてもよい。ただし、レベル数を2のn乗(nは整数)とすると、全ビットが有効に使用される。
取得した出力電流の値をレベル値へ変換した後、シーケンス制御部24は、そのレベル値を通信データとしてのCAN通信I/F23へ出力する(ステップST5)。CAN通信I/F23は、入力されたレベル値をブロードキャストの通信データとしてバスへ送信する。また、シーケンス制御部24は、自分のレベル値をメモリ25に保存する(ステップST6)。
バスに接続されているその他の無停電電源装置1では、CAN通信I/F23がレベル値の通信データを受信する。CAN通信I/F23がレベル値の通信データを受信すると、その無停電電源装置1のシーケンス制御部24は、図4に示す受信処理を実行する。シーケンス制御部24は、まず、CAN通信I/F23が受信した受信データ、たとえばCAN通信I/F23が受信した他の無停電電源装置1のレベル値を取得する(ステップST11)。次に、シーケンス制御部24は、取得した他の無停電電源装置1のレベル値をメモリ25に保存する(ステップST12)。
このようにバスに接続される各無停電電源装置1は、たとえば略10ミリ秒の周期で図3に示す出力電流検出処理を実行し、自分の出力電流のレベル値をバスへ送信し、且つ、メモリ25へ保存する。バスに接続される各無停電電源装置1は、他の無停電電源装置1がバスに送信したそれぞれの出力電流のレベル値を受信し、メモリ25に保存する。
したがって、各無停電電源装置1のメモリ25には、自分の出力電流のレベル値と、バスを介して接続されている他のすべての無停電電源装置1の出力電流のレベル値とが保存される。また、このメモリ25に記憶される各無停電電源装置1のレベル値は、通信エラーなどが生じない限り、略10ミリ秒毎に更新される。なお、各無停電電源装置1は、少なくとも自分のレベル値とその他の装置のレベル値とが区別できるように、複数のレベル値を、無停電電源装置1毎に固有の番号などを対応付けてテーブル化して保存する。
図5に示す出力電流異常判定処理において、シーケンス制御部24は、まず、メモリ25に保存されている他のすべての無停電電源装置1のレベル値を読み込む(ステップST21)。そして、シーケンス制御部24は、読み込んだ他のすべての無停電電源装置1のレベル値の中から、最大のレベル値と最小のレベル値とを抽出する(ステップST22)。
他のすべての無停電電源装置1における最大のレベル値および最小のレベル値を抽出したら、シーケンス制御部24は、自分のレベル値からその最大のレベル値を減算する。シーケンス制御部24は、その減算結果が5以上であるか否かを判断する(ステップST23)。減算結果が5以上である場合には、シーケンス制御部24は、給電停止処理を実行する(ステップST24)。これにより、異常と判断した無停電電源装置1は、給電停止状態になる。
減算結果が5以上でない場合、シーケンス制御部24は、他の無停電電源装置1の最小のレベル値から自分のレベル値を減算する。シーケンス制御部24は、その減算結果が5以上であるか否かを判断する(ステップST25)。減算結果が5以上である場合には、シーケンス制御部24は、給電停止処理を実行する(ステップST26)。これにより、異常と判断した無停電電源装置1は、給電停止状態になる。
ステップST25での減算結果が5以上でない場合には、シーケンス制御部24は、さらに、自分のレベル値からその最大のレベル値を減算した減算結果が2以上であるか否かを判断する(ステップST27)。減算結果が2以上である場合には、シーケンス制御部24は、その減算結果が2以上である状態が所定時間(たとえば5秒)以上継続して発生しているか否かを判断する(ステップST28)。そして、所定時間以上継続して発生している場合には、シーケンス制御部24は、異常であると判断し、表示部22へ表示データを出力し、表示部22に警報を表示させる(ステップST29)。これにより、自分が異常であると判断した無停電電源装置1の表示部22には、警報が表示される。また、シーケンス制御部24は、CAN通信I/F23に自分の異常を検出したことを通知させる(ステップST30)。
減算結果が5以上でない場合には、シーケンス制御部24は、さらに、他の無停電電源装置1の最小のレベル値から自分のレベル値を減算した減算結果が2以上であるか否かを判断する(ステップST31)。減算結果が2以上である場合には、シーケンス制御部24は、その減算結果が2以上である状態が所定時間(たとえば5秒)以上継続して発生しているか否かを判断する(ステップST32)。そして、所定時間以上継続して発生している場合には、シーケンス制御部24は、異常であると判断し、表示部22へ表示データを出力し、表示部22に警報を表示させる(ステップST33)。これにより、自分が異常であると判断した無停電電源装置1の表示部22には、警報が表示される。また、シーケンス制御部24は、CAN通信I/F23に自分の異常を検出したことを通知させる(ステップST34)。
減算結果が2以上でない場合、シーケンス制御部24は、次に、シーケンス制御部24は、すべてのレベル値(自分のレベル値を含む)から、その中で最大のレベル値と、その中で最小のレベル値とを抽出する。シーケンス制御部24は、その最大のレベル値から最小のレベル値を減算する。シーケンス制御部24は、その減算結果が2以上であるか否かを判断する(ステップST35)。
すべての装置の中での最大のレベル値から最小のレベル値を減算した結果が2以上である場合、シーケンス制御部24は、さらに、その減算結果が2以上である状態が所定時間(たとえば5秒)以上継続して発生しているか否かを判断する(ステップST36)。そして、所定時間以上継続して発生している場合には、シーケンス制御部24は、他の無停電電源装置1からのその無停電電源装置1の異常を伝える通知が来ているか否かを確認する(ステップST37)。その通知が来ていない場合には、シーケンス制御部24は、異常であると判断し、表示部22へ表示データを出力し、表示部22に警報を表示させる(ステップST38)。これにより、全体での判定処理に基づいて異常と判断した無停電電源装置1の表示部22には、警報が表示される。
すべての装置の中での最大のレベル値から最小のレベル値を減算した結果が2以上でない場合、および、他の無停電電源装置1からのその無停電電源装置1の異常を伝える通知が来ている場合には、シーケンス制御部24は、処理を終了する。この場合、無停電電源装置1の表示部22には、警報が表示されない。
図6は、第一の無停電電源装置Aと、第二の無停電電源装置Bと、第三の無停電電源装置Cとを並列に接続している場合において、出力電流のレベル値の組み合わせパターンの例と、それぞれのパターンでの異常時処理との関係を示す図である。なお、無停電電源装置A,B,Cは、上述の無停電電源装置1と同様のものである。
図6において一番上に記載されている第一のパターンでは、第一の無停電電源装置Aの出力電流のレベル値は「6」であり、第二の無停電電源装置Bの出力電流のレベル値は「1」であり、第三の無停電電源装置Cの出力電流のレベル値は「1」である。
この第一のパターンでは、第一の無停電電源装置Aは、自分のレベル値が「6」であり、その他の2つの無停電電源装置B,Cのレベル値がともに「1」であるので、ステップST23の判定処理の結果として給電停止処理(ステップST24)を実行する。第二の無停電電源装置Bは、自分のレベル値が「1」でありその他の2つの無停電電源装置A,Cのレベル値が「6」および「1」であるのでステップST35において一旦は異常を検出するが、その状態が所定の時間継続する前にレベル値が「6」である第一の無停電電源装置Aが停止するので、給電停止や警報表示などの異常処理をしない。第三の無停電電源装置Cは、自分のレベル値が「1」でありその他の2つの無停電電源装置A,Bのレベル値が「6」および「1」であるのでステップST35において一旦は異常を検出するが、その状態が所定の時間継続する前にレベル値が「6」である第一の無停電電源装置Aが停止するので、給電停止や警報表示などの異常処理をしない。
図6において上から二番目に記載されている第二のパターンでは、第一の無停電電源装置Aの出力電流のレベル値は「1」であり、第二の無停電電源装置Bの出力電流のレベル値は「3」であり、第三の無停電電源装置Cの出力電流のレベル値は「3」である。
この第二のパターンでは、第一の無停電電源装置Aは、自分のレベル値が「1」であり、その他の2つの無停電電源装置B,Cのレベル値がともに「3」であるので、ステップST31の判断結果として警報を表示する(ステップST33)。第二の無停電電源装置Bおよび第三の無停電電源装置Cは、自分のレベル値が「3」であり、その他の2つの無停電電源装置1のレベル値が「1」および「3」であるので、ステップST35において一旦は異常を検出するが、自分が異常であると判断した旨の通知が第一の無停電電源装置Aから来るので、給電停止や警報表示などの異常処理をしない。
図6において上から三番目に記載されている第三のパターンでは、第一の無停電電源装置Aの出力電流のレベル値は「1」であり、第二の無停電電源装置Bの出力電流のレベル値は「2」であり、第三の無停電電源装置Cの出力電流のレベル値は「3」である。
この第三のパターンでは、第一の無停電電源装置A、第二の無停電電源装置Bおよび第三の無停電電源装置Cは、ステップST35の判断結果が「Yes」である状態が所定の時間以上継続することになるので、しかも、他の無停電電源装置からの通知が来ることがないので、警報を発生する(ステップST38)。
図6において上から四番目に記載されている第四のパターンでは、第一の無停電電源装置Aの出力電流のレベル値は「1」であり、第二の無停電電源装置Bの出力電流のレベル値は「1」であり、第三の無停電電源装置Cの出力電流のレベル値は「2」である。
この第四のパターンでは、第一の無停電電源装置A、第二の無停電電源装置Bおよび第三の無停電電源装置Cは、最大値判定処理(ステップST22)、最小値判定処理(ステップST24)および全体判定処理(ステップST25)のすべての判定において異常と判定しない。つまり、出力電流が不均等であるとは判断しない。したがって、第一の無停電電源装置A、第二の無停電電源装置Bおよび第三の無停電電源装置Cは、異常時の処理(ステップST23およびST26)を実行しない。
以上のように、この実施の形態に係る無停電電源装置1は、並列に接続される複数の無停電電源装置1の出力電流の検出値に基づいて、複数の出力電流の不均等さを判定し、並列に接続される複数の無停電電源装置1の負荷分担割合が均等でないことを各装置1で検出することができる。
しかも、この実施の形態に係る無停電電源装置1は、出力電流検出器21が検出した自身の出力電流の検出値と、CAN通信I/F23が受信した他の無停電電源装置1の出力電流の最大の検出値との差が所定の値(レベル値の差として2)より大きくなると、自分の出力電流が他の出力電流に対して不均等であると判定して負荷機器33への給電を停止する。また、この実施の形態に係る無停電電源装置1は、出力電流検出器21が検出した自身の出力電流の検出値と、CAN通信I/F23が受信した他の無停電電源装置1の出力電流の最小の検出値との差が所定の値(レベル値の差として2)より大きくなると、自分の出力電流が他の出力電流に対して不均等であると判定して負荷機器33への給電を停止する。さらに、この実施の形態に係る無停電電源装置1は、上述した自身の出力電流の不均等さを判定した後に、出力電流検出器21が検出した自身の出力電流の検出値およびCAN通信I/F23が受信した他の無停電電源装置1の出力電流の中の最大の検出値と最小の検出値との差が所定の値(レベル値の差として2)より大きくなると、それを判定して警報を発生する。なお、これらの判定において、判定に使用する所定の値は、レベル値の差として2となる以外の値であってもよい。たとえば、レベル値の差として3となる値を判定に使用する値としてもよい。
そして、自分の出力電流のレベル値に基づいて自分に異常があると判断した無停電電源装置1は停止し、あるいは、異常を表示して警報を発生する。したがって、その異常が発生した無停電電源装置を簡単に識別することができる。また、すべての無停電電源装置1のバランスが悪いときには、稼動しているすべての無停電電源装置1が警報を表示する。したがって、すべての無停電電源装置の表示状態を確認することで、出力電流のアンバランスなどが生じていることを把握することができる。
また、この実施の形態に係る無停電電源装置1は、CAN通信I/F23は3ビットのレベル値を受信し、シーケンス制御部24はその3ビットのレベル値を用いて演算する。その結果、出力電流の検出値をそのまま受信したり演算に使用したりする場合にくらべて、データが単純化されているので、通信負荷や演算負荷を軽減することが可能となる。その結果、この実施の形態に係る無停電電源装置1のように、判定処理の周期(ここでは100ミリ秒)より短い周期(ここでは10ミリ秒)で、各無停電電源装置1が出力電流の検出値を送信することが可能となる。
また、この実施の形態に係る無停電電源装置1は、シーケンス制御部24がメモリ25に記憶されているすべての無停電電源装置1のレベル値を繰り返し読み込んで演算することで、無停電電源装置1は、並列に接続されている複数の無停電電源装置1の複数の出力電流の不均等さを繰り返し判定することができる。その結果、シーケンス制御部24は、常に、前回の読み込み後の最新の出力電流の検出値のセットに基づいて、複数の出力電流の不均等さを正しく判定することができる。
この実施の形態に係る無停電電源装置1の並列運転システム31では、各無停電電源装置1は、複数の出力電流の不均等さを個別に判定し、且つ、他の無停電電源装置1からそれぞれが検出した出力電流を用いて判定する。したがって、このような複数の出力電流の不均等さを判定をするために、負荷機器33に供給される総合的な出力電流を検出するための共通の出力電流検出器21などを設ける必要がない。その結果、並列運転システム31の故障率は、その共通の出力電流検出器21の故障率によって制限されてしまったりすることなどがなくなり、その共通の出力電流検出器21などを設けた場合より格段に優れたものとなる。
以上の実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の例であるが、本発明は、これに限定されるものではなく、種々の変形、変更が可能である。
たとえば上記実施の形態では、シーケンス制御部24は、図3の出力電流検出処理において、定格電流の0%〜100%である出力電流の値をレベル値へ変換している。この他にもたとえば、シーケンス制御部24は、定格電流の0%以下である出力電流の値や、定格電流の100%以上である出力電流の値もレベル値へ変換するようにしてもよい。そして、たとえば、シーケンス制御部24は、取得した自分の出力電流の値が定格電流の0%以下である場合には「−2」以下のレベル値へ変換し、取得した自分の出力電流の値が定格電流の100%以上である場合には「10」以上のレベル値へ変換するようにすることで、シーケンス制御部24は、図5に示す最大値判定処理(ステップST22)および最小値判定処理(ステップST24)において自分が異常であると判定することができる。そして、シーケンス制御部24は、その異常判定に基づいて停止処理(ステップST23)を実行することができる。
したがって、このように取得した自分の出力電流の値が定格電流の0%以下である場合には「−2」以下のレベル値へ変換し、取得した自分の出力電流の値が定格電流の100%以上である場合には「10」以上のレベル値へ変換するようにした場合には、シーケンス制御部24は、図3の出力電流検出処理において、取得した出力電流の値に基づく異常判定および停止処理(ステップST2およびST3)を実行しなくとも、図5に示す出力電流異常判定処理において異常と判定して無停電電源装置1の停止処理を実行することができる。並列運転システム31に専用に使用する無停電電源装置1であれば、このような構成としてもよい。
上記実施の形態では、シーケンス制御部24は、メモリ25に保存されている複数のレベル値を読み込んだ(ステップST21)後に、読み込んだ複数のレベル値を用いて異常判定および異常時の制御(ステップST22〜ST26)を実行している。この他にもたとえば、消去手段としてのシーケンス制御部24が、メモリ25に保存されている複数のレベル値を読み込んだ(ステップST21)後に、メモリ25からすべてのレベル値を削除し、その削除後に、読み込んだ複数のレベル値を用いて異常判定および異常時の制御(ステップST22〜ST26)を実行するようにしてもよい。
これにより、メモリ25は、100ミリ秒毎にクリアされ、その後の100ミリ秒の間に、その期間において受信した出力電流のレベル値を記憶することになる。各無停電電源装置1は、10ミリ秒毎にそれぞれの検出電流のレベル値を送信している。したがって、たとえば、並列に接続されている複数の無停電電源装置1の中から異常になった無停電電源装置1を切り離した場合や、並列に接続されている複数の無停電電源装置1に新たな無停電電源装置1を追加した場合であっても、各無停電電源装置1のメモリ25に記憶される複数の検出電流のレベル値は、それらのメンテナンス作業に追従して動的に変化することになる。メモリ25に記憶されている複数の出力電流のレベル値は、そのときに並列に接続されている複数の無停電電源装置1と対応する状態に維持される。無停電電源装置1を追加したり削除したりする度に、その他の無停電電源装置1のメモリ25のメンテナンス作業などをする必要が無くなる。
しかも、メモリ25には、前回の読み込み後に、その後に検出した新たな無停電電源装置1の出力電流の検出値が確実に書き込まれる(ステップST11およびST12)。そのため、シーケンス制御部24は、故障した無停電電源装置1を取り外したり、あらたな無停電電源装置1を追加したりすることによって、並列に接続されている複数の無停電電源装置1の構成が変更されたとしても、各無停電電源装置1は、その変更がなされた後の新たな組み合わせの下での複数の出力電流の検出値のセットに基づいて、複数の出力電流の不均等さを正しく判定することができる。
上記実施の形態では、各無停電電源装置1は、出力電流の不均等さが生じた場合に、表示部22に異常を表示している。この他にもたとえば、各無停電電源装置1は、出力電流の不均等さを検出した場合に、ネットワークを通じてその警報を送信するようにしてもよい。これにより、複数の無停電電源装置1が設置された場所から離れた遠隔地などにおいて、複数の無停電電源装置1の出力電流に不均等さが生じていることを知ることができ、複数の無停電電源装置1のメンテナンスを速やかに実行することができる。その結果、複数の無停電電源装置1の出力電流の不均等さを放置していたことに起因する無停電電源装置1の停止などを効果的に防止することができる。
上記実施の形態では、レクチュファイヤ制御部9、インバータ制御部13およびシーケンス制御部24は、ディスクリート素子などを組み合わせることで実現されていても、あるいは、ADコンバータやDAインバータなどを有するマイクロコンピュータと、そのマイクロコンピュータにて実行されるコンピュータ読み取り可能なプログラムとの組み合わせとして実現されていてもよい。
本発明に係る無停電電源装置は、交流電源と負荷機器との間に接続して使用することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る無停電電源装置を示すブロック図である。 図2は、複数の図1の無停電電源装置を並列に接続した並列運転システムを示すブロック図である。 図3は、図1中のシーケンス制御部が略10ミリ秒毎に実行する出力電流検出処理を示すフローチャートである。 図4は、図1中のシーケンス制御部が、他のシーケンス制御部から通信データを受信したときに実行する受信処理を示すフローチャートである。 図5は、図1中のシーケンス制御部が100ミリ秒毎に実行する出力電流異常判定処理を示すフローチャートである。 図6は、第一の無停電電源装置Aと、第二の無停電電源装置Bと、第三の無停電電源装置Cとを並列に接続している場合において、出力電流のレベル値の組み合わせパターンの例と、それぞれのパターンでの異常時処理との関係を示す図である。
符号の説明
1 無停電電源装置
21 出力電流検出器(検出手段)
23 CAN通信I/F(通信手段)
24 シーケンス制御部(判定手段、演算手段、制御手段、警報手段、変換手段、消去手段)
25 メモリ(記憶手段)
31 無停電電源装置の並列運転システム
33 負荷機器

Claims (8)

  1. 負荷機器への出力電流を検出する検出手段と、
    上記負荷機器に対して本装置と並列に接続される他の無停電電源装置に接続され、上記検出手段が検出した出力電流の検出情報を、所定のn(nは1以上の自然数)段のレベルのいずれかのレベル値として上記他の無停電電源装置へ送信し、上記他の無停電電源装置が送信した出力電流の検出情報を受信する通信手段と、
    上記検出手段が検出した自身の出力電流の検出情報および上記通信手段が受信した他の無停電電源装置の出力電流の検出情報に基づいて、複数の出力電流の不均等さを判定する判定手段と、
    を有することを特徴とする無停電電源装置。
  2. 負荷機器への出力電流を検出する検出手段と、
    上記負荷機器に対して本装置と並列に接続される他の無停電電源装置に接続され、上記検出手段が検出した出力電流の検出情報を、所定のn(nは1以上の自然数)段のレベルのいずれかのレベル値として上記他の無停電電源装置へ送信し、上記他の無停電電源装置が送信した出力電流の検出情報を受信する通信手段と、
    上記検出手段が検出した自身の出力電流の検出情報のレベルから、上記通信手段が受信した他の無停電電源装置の出力電流の最大の検出情報のレベルを減算する演算手段と、
    上記演算手段による演算結果が所定のレベル段数より大きい場合には、自分の出力電流が他の無停電電源装置の出力電流に対して不均等であると判定する判定手段と、
    上記判定手段により自分の出力電流が不均等であると判定された場合に、当該無停電電源装置を上記負荷機器への給電系統から切り離す制御手段と、
    を有することを特徴とする無停電電源装置。
  3. 負荷機器への出力電流を検出する検出手段と、
    上記負荷機器に対して本装置と並列に接続される他の無停電電源装置に接続され、上記検出手段が検出した出力電流の検出情報を、所定のn(nは1以上の自然数)段のレベルのいずれかのレベル値として上記他の無停電電源装置へ送信し、上記他の無停電電源装置が送信した出力電流の検出情報を受信する通信手段と、
    上記通信手段が受信した他の無停電電源装置の1または複数の検出情報の示す最小のレベルから、上記検出手段が検出した自身の出力電流の検出情報のレベルを減算する演算手段と、
    上記演算手段による演算結果が所定のレベル段数より大きい場合には、自分の出力電流が他の無停電電源装置の出力電流に対して不均等であると判定する判定手段と、
    上記判定手段により自分の出力電流が不均等であると判定された場合に、当該無停電電源装置を上記負荷機器への給電系統から切り離す制御手段と、
    を有することを特徴とする無停電電源装置。
  4. 負荷機器への出力電流を検出する検出手段と、
    上記負荷機器に対して本装置と並列に接続される他の無停電電源装置に接続され、上記検出手段が検出した出力電流の検出情報を、所定のn(nは1以上の自然数)段のレベルのいずれかのレベル値として上記他の無停電電源装置へ送信し、上記他の無停電電源装置が送信した出力電流の検出値を受信する通信手段と、
    上記通信手段が受信した他の無停電電源装置の出力電流の検出情報および上記検出手段が検出した自身の出力電流の検出情報の示すレベルの中の最大のレベルから、それらの中の最小のレベルを減算する演算手段と、
    上記演算手段による演算結果が所定のレベル段数より大きい場合には、複数の出力電流が不均等であると判定する判定手段と、
    上記判定手段により複数の出力電流が不均等であると判定された場合に、警報を出力する警報手段と、
    を有することを特徴とする無停電電源装置。
  5. 前記判定手段は、前記検出手段が検出した自身の出力電流の検出情報および前記通信手段が受信した他の無停電電源装置の出力電流の検出情報に基づいて、自分の出力電流が不均等であると判断しなかった場合に、前記演算手段による演算結果が所定のレベル段数より大きいときには、複数の出力電流が不均等であると判定することを特徴とする請求項4記載の無停電電源装置。
  6. 前記検出手段が検出した出力電流の検出値を、出力電流の検出値に応じた所定のビット数のレベル値へ変換する変換手段を有することを特徴とする請求項2から5の中のいずれか1項記載の無停電電源装置。
  7. 前記通信手段が受信した検出情報のレベル値を記憶する記憶手段を有し、
    前記演算手段は、前記記憶手段に記憶されているすべての無停電電源装置のレベル値を繰り返し読み込んで演算し、
    前記演算手段による読み込みの度に、上記記憶手段に記憶されているすべてのレベル値を消去する消去手段を設け、
    前記通信手段は、前記演算手段による読み込みの繰り返し間隔の半分以下の時間間隔にて、前記他の無停電電源装置が送信した出力電流の検出情報を受信し、
    前記検出手段は、前記演算手段による読み込みの繰り返し間隔の半分以下の時間間隔にて、負荷機器への出力電流を検出する、
    ことを特徴とする請求項2から5の中のいずれか1項記載の無停電電源装置。
  8. 請求項1から7の中のいずれか1項に記載される複数の無停電電源装置が並列に接続され、
    それら複数の無停電電源装置の通信手段が互いに通信可能に接続される、
    ことを特徴とする無停電電源装置の並列運転システム。
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