JP2006129634A - 無停電電源装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 蓄電池による給電を最後の手段とし、負荷装置への給電の信頼度を向上させて、負荷装置側のリスクを最小化することができる無停電電源装置を提供する。
【解決手段】 第1の交流電源2と、第2の交流電源3と、第1の交流電源2の交流出力を直流変換して出力する整流器7と、この整流器7の出力端に接続され、入力された直流を交流変換して出力するインバータ8と、このインバータ8と整流器7の間に挿入され、常時は整流器72により充電が行われ、第1の交流電源の停電時にはインバータ8に直流を出力する蓄電池9と、第2の交流電源3の出力とインバータ8の出力を無瞬断で切り換えて負荷装置6に給電する切換スイッチ4を有するもので、切換スイッチ4の切り換えにより、第1の交流電源2のみが停電した時には第2の交流電源3によって負荷に給電し、第1の交流電源2と第2の交流電源3が共に停電した時に、蓄電池9の出力をインバータ8で交流変換して負荷装置6に給電する制御を行う制御部5を備えている。
【選択図】 図1
【解決手段】 第1の交流電源2と、第2の交流電源3と、第1の交流電源2の交流出力を直流変換して出力する整流器7と、この整流器7の出力端に接続され、入力された直流を交流変換して出力するインバータ8と、このインバータ8と整流器7の間に挿入され、常時は整流器72により充電が行われ、第1の交流電源の停電時にはインバータ8に直流を出力する蓄電池9と、第2の交流電源3の出力とインバータ8の出力を無瞬断で切り換えて負荷装置6に給電する切換スイッチ4を有するもので、切換スイッチ4の切り換えにより、第1の交流電源2のみが停電した時には第2の交流電源3によって負荷に給電し、第1の交流電源2と第2の交流電源3が共に停電した時に、蓄電池9の出力をインバータ8で交流変換して負荷装置6に給電する制御を行う制御部5を備えている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、交流電源の停電時に負荷に交流電力を供給するための無停電電源装置に係り、特に交流入力として常用電源の第1の交流電源と、予備電源の第2の交流電源を備える無停電電源装置に関する。
周知の通り、コンピュータシステムやプラントの制御装置、防災設備等の重要負荷システムの電源装置として、交流電源の停電に伴い交流入力が停止した場合でも、重要負荷システムの運転停止が生じないように安定した交流電力を負荷に供給する無停電電源装置が広く用いられている。無停電電源装置は、一般に交流電源の他に予備電源として、常時交流電源から整流器を通じて充電を行うようにした蓄電池を備えて構成し、常時は交流電源から負荷への給電を行い、停電時には蓄電池からの出力をインバータで交流変換して負荷への給電を行うものとなっている。
また無停電電源装置には、冗長性を増したものとして、交流電源を商用交流電源あるいは常用発電機出力等の第1の交流電源を入力とし、予備発電機出力等の第1の交流電源と異なる第2の交流電源をバイパス入力としたものがある。これは、例えば第1の交流電源と、予備電源の蓄電池と、第1の交流電源の交流出力を直流に変換して蓄電池を充電する整流器と、直流を交流に変換するインバータとで第1の電源系を構成し、さらに第1の電源系に対し第2の交流電源を並列に設けて第2の電源系を構成し、これら第1の電源系と第2の電源系とを、無瞬断で切り換える高速スイッチの切換スイッチにより状況に応じて切り換えるようにしたものとなっている(例えば非特許文献1参照)。
こうした無停電電源装置の構成は、例えば図5にブロック図で示すようなものとなっている。同図において、101は無停電電源装置で、102は第1の交流電源(入力)、103は蓄電池、104は整流器(充電器)、105はインバータ、106は第2の交流電源(バイパス入力)、107は切換スイッチ(サイリスタスイッチ)である。そして、第1の交流電源102が正常な状況では、第1の交流電源102の交流出力を整流器104で直流に変換してインバータ105に供給し、同時に蓄電池103を充電する。またインバータ105は、直流を交流に変換して切換スイッチ107に供給し、さらに切換スイッチ107を介し出力して図示しない負荷に給電する。
また、第1の交流電源102が停電した場合には、蓄電池103からインバータ105に直流出力を供給する。インバータ105は、同様に直流を交流に変換して切換スイッチ107に供給し、さらに切換スイッチ107を介して負荷に給電する。さらに、整流器104やインバータ105が万一故障するなどして、インバータ105を通じての負荷への給電が不能になった場合には、高速スイッチの切換スイッチ107により第2の交流電源106に無瞬断で切り換え、切換スイッチ107を介して第2の交流電源106の交流出力を負荷に給電する。
こうして、第1の交流電源102が停電した場合や整流器104やインバータ105が故障するなどした場合でも、第1の交流電源102が正常な状況におけると同様に、継続して負荷への給電が継続でき、負荷の運転停止等の状況に至らない。
一方、例えば海上プラントや離島などの電源設備のように、商用交流電源系統が使えなかったり、使えても弱小な系統であったりした場合、交流電源としては常用発電機と予備発電機を組み合わせたものとなる。そして、常用発電機出力を第1の交流電源102、予備発電機出力を第2の交流電源106として構成するのが一般的な構成となる。
このように良好な商用交流電源系統が使えないなどの限定された電源環境下においては、特に、プラントの制御装置や通信設備、防災設備等の重要負荷システムの電源装置として、上記の従来技術の無停電電源装置を用いた場合、次のような事態に至る可能性がある。
すなわち、第1の交流電源102が停電した場合に、直ちに蓄電池103を使って負荷への給電を継続することは、バックアップエネルギとして最も信頼性が高く、且つ最終の電力供給源である蓄電池103を、第2の交流電源106が使えるにも拘らず、先に使い果たしてしまうことになる。その結果、さらに第2の交流電源106を含めて交流電源系統が全く使えない状況となった場合には、重要負荷システムを安全に停止するための処理もできないといった事態になる虞がある。
また、通常、第2の交流電源106は、第1の交流電源102のバックアップ電源として設けられていて、無停電電源装置101を介することなく、他の負荷にも給電できるようになっている。そのため、異なる2つの交流電源102,106が連携する共通部が存在することになる。その点において、蓄電池103は、2つの交流電源102,106とは完全に分離された独立の最終のバックアップエネルギとして位置づけられ、交流電源102,106よりも先に電力供給ができなくなる事態は避けなければならない。
電気学会技術報告(II部)第372号「無停電電源装置の動向」 無停電電源装置調査専門委員会、1991年5月、電気学会、 p.10−12
電気学会技術報告(II部)第372号「無停電電源装置の動向」 無停電電源装置調査専門委員会、1991年5月、電気学会、 p.10−12
上記のような状況に鑑みて本発明はなされたもので、その目的とするところは、蓄電池による給電を最後の手段とし、重要な負荷装置への給電の信頼度を向上させ、重要な負荷装置側のリスクを最小化することができる無停電電源装置を提供することにある。
本発明の無停電電源装置は、
第1の交流電源と、この第1の交流電源と異なる第2の交流電源と、前記第1の交流電源の交流出力を直流に変換して出力する整流器と、この整流器の出力端に接続され、直流入力を交流に変換して出力するインバータと、このインバータの入力端と前記整流器の出力端との間に挿入され、常時は前記整流器の出力により充電が行われ、前記第1の交流電源の停電時には前記インバータに直流を出力する蓄電池と、前記第2の交流電源の出力と前記インバータの出力を無瞬断で切り換えて負荷に給電する切換スイッチを有する無停電電源装置において、
前記切換スイッチの切り換えにより、前記第1の交流電源のみが停電した時には前記第2の交流電源によって負荷に給電し、前記第1の交流電源と前記第2の交流電源が共に停電した時には、前記蓄電池の出力を前記インバータで交流に変換して負荷に給電する制御を行う制御手段を備えていることを特徴とするものであり、
また、第1の交流電源と、この第1の交流電源と異なる第2の交流電源と、前記第1の交流電源の交流出力を直流に変換して出力する整流器と、この整流器の出力端に接続され、直流入力を交流に変換して出力するインバータと、このインバータの入力端と前記整流器の出力端との間に挿入され、常時は前記整流器の出力により充電が行われ、前記第1の交流電源の停電時には前記インバータに直流を出力する蓄電池と、前記第2の交流電源の出力と前記インバータの出力を無瞬断で切り換えて負荷に給電する切換スイッチを有する無停電電源装置において、
前記第1の交流電源のみが停電した時には、一旦前記蓄電池の出力を前記インバータで交流変換して負荷に給電を開始し、前記第2の交流電源が健全である場合は前記切換スイッチで切り換えて、前記第2の交流電源により負荷に給電し、前記第1の交流電源と前記第2の交流電源が共に停電した時には、前記蓄電池の出力を前記インバータで交流に変換して負荷に給電する制御を行う制御手段を備えていることを特徴とするものである。
第1の交流電源と、この第1の交流電源と異なる第2の交流電源と、前記第1の交流電源の交流出力を直流に変換して出力する整流器と、この整流器の出力端に接続され、直流入力を交流に変換して出力するインバータと、このインバータの入力端と前記整流器の出力端との間に挿入され、常時は前記整流器の出力により充電が行われ、前記第1の交流電源の停電時には前記インバータに直流を出力する蓄電池と、前記第2の交流電源の出力と前記インバータの出力を無瞬断で切り換えて負荷に給電する切換スイッチを有する無停電電源装置において、
前記切換スイッチの切り換えにより、前記第1の交流電源のみが停電した時には前記第2の交流電源によって負荷に給電し、前記第1の交流電源と前記第2の交流電源が共に停電した時には、前記蓄電池の出力を前記インバータで交流に変換して負荷に給電する制御を行う制御手段を備えていることを特徴とするものであり、
また、第1の交流電源と、この第1の交流電源と異なる第2の交流電源と、前記第1の交流電源の交流出力を直流に変換して出力する整流器と、この整流器の出力端に接続され、直流入力を交流に変換して出力するインバータと、このインバータの入力端と前記整流器の出力端との間に挿入され、常時は前記整流器の出力により充電が行われ、前記第1の交流電源の停電時には前記インバータに直流を出力する蓄電池と、前記第2の交流電源の出力と前記インバータの出力を無瞬断で切り換えて負荷に給電する切換スイッチを有する無停電電源装置において、
前記第1の交流電源のみが停電した時には、一旦前記蓄電池の出力を前記インバータで交流変換して負荷に給電を開始し、前記第2の交流電源が健全である場合は前記切換スイッチで切り換えて、前記第2の交流電源により負荷に給電し、前記第1の交流電源と前記第2の交流電源が共に停電した時には、前記蓄電池の出力を前記インバータで交流に変換して負荷に給電する制御を行う制御手段を備えていることを特徴とするものである。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、蓄電池による給電を最後の手段として負荷装置への給電の信頼度を高いものとすることができ、負荷装置側におけるリスクを最小化することができる等の効果を有する。
以下本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
先ず第1の実施形態を図1及び図2により説明する。図1はブロック図であり、図2は制御部における制御動作を示すフロー図である。
図1及び図2において、1は無停電電源装置で、図示しない商用交流電源あるいは常用発電機出力等を第1の交流電源2とした第1の電源系Aと、第1の交流電源2と異なる図示しない予備発電機出力等を第2の交流電源3とした第2の電源系Bとを備え、さらに、第1の電源系Aの交流出力と第2の電源系Bの交流出力を無瞬断で切り換える高速スイッチである切換スイッチ(サイリスタスイッチ)4と、切換スイッチ4の切換動作を制御する制御部5を備えて構成されている。そして、切換スイッチ4で切り換えた交流出力を、出力端4aに接続されたコンピュータシステムやプラントの制御装置、通信設備、防災設備等の重要負荷装置である負荷装置6へ給電するようになっている。
第1の電源系Aは、第1の交流電源2と、第1の交流電源2からの交流入力を直流に変換して出力する整流器7と、この整流器7の出力端に接続され、直流入力を交流に変換して出力するインバータ8とを備え、インバータ8の出力端が切換スイッチ4の第1の入力端4bに接続されている。なお、インバータ8は矩形波を正弦波に成形する交流フィルタを有しており、インバータ8からは正弦波とした交流が出力される。
また、インバータ8の入力端と整流器7の出力端との間には蓄電池9が挿入されており、蓄電池9には、常時、整流器7の直流出力により充電が行われるようになっている。そして、整流器7の出力が、例えば停止した際には蓄電池9の直流出力がインバータ8に入力されるようになっている。
一方、第2の電源系Bは、第2の交流電源3の出力端が直接切換スイッチ4の第2の入力端4cに接続されている。
また、切換スイッチ4の切換動作を制御する制御部5は、第1の交流電源2と第2の交流電源3が停電状態にあるか否かを、例えば各出力電圧を測定してそれぞれ検出する検出器(図示せず)を両電源2,3の出力側に設けたものとなっている。そして、検出器の検出結果が所定値であれば正常と判断し、また所定値よりも低い場合、例えば停電あるいは出力電圧の異常低下等の場合には、対応の交流電源が停電状態にあると判断し、図2に示すフローによる切換スイッチ4の制御を行うようになっている。
すなわち、第1のステップS1で、第1の交流電源2が停電状態にあるか否か、検出器の検出結果に基づき判断がなされる。そして、検出電圧が所定値であって停電状態ではない(正常状態である)と判断されると、次の第2のステップS2に進む。
第2のステップS2では、制御部5による制御のもとに切換スイッチ4が無瞬断切換動作を行い、インバータ8の出力が接続されている第1の入力端4bが選択される。そして負荷装置6には、第1の電源系Aの第1の交流電源2の交流出力が、整流器7で直流に変換され、さらにインバータ8で直流が再び交流に変換され、切換スイッチ4を通じて給電される。
また、第1のステップS1における第1の交流電源2が停電状態にあるか否かの判断の結果、停電状態にある(正常状態ではない)と判断された場合には、次の第3のステップS3に進む。
第3のステップS3では、第2の交流電源3が停電状態にあるか否か、同じく検出器の検出結果に基づき判断がなされる。そして、停電状態ではない(正常状態にある)と判断された場合には、次の第4のステップS4に進む。
第4のステップS4では、制御部5による制御のもとに切換スイッチ4が無瞬断切換動作を行い、第2の交流電源3が接続されている第2の入力端4cが選択される。そして、負荷装置6に第2の電源系Bの第2の交流電源3からの給電が行われる。
また、第3のステップS3における第2の交流電源3が停電状態にあるか否かの判断の結果、停電状態にある(正常状態ではない)と判断された場合には、次の第2のステップS2に進む。
第2のステップS2では、制御部5による制御のもとに切換スイッチ4が無瞬断切換動作を行い、インバータ8の出力が接続されている第1の入力端4bが選択される。そして、負荷装置6には、第1の電源系Aの蓄電池9からの直流出力が、インバータ8で交流に変換され、切換スイッチ4を通じて給電される。
なお、図示しないが整流器7やインバータ8が故障するなどして、第1の電源系Aによる負荷装置6への給電が不能になった場合には、切換スイッチ4により第2の電源系Bへの無瞬断切り換えを行い、第2の交流電源3の交流出力を負荷装置6に給電するようになっている。
このようにして、上記実施形態では、第1の交流電源2が停電状態である時には、第2の交流電源3が健全である限り、第2の交流電源3を使い負荷装置6に給電して、蓄電池9の最終のバックアップエネルギをできる限り最後まで確保するように制御することができ、負荷装置6への給電の信頼度を高いものとすることができる。そして、2つの交流電源2,3が両方共使用不能になった場合に、はじめて蓄電池9を最終のバックアップエネルギ源として、負荷装置6に給電することができることになり、重要な負荷装置6への給電手段を最後まで確保して、リスクを最小のものとすることができる。
次に第2の実施形態を図3及び図4により説明する。図3はブロック図であり、図4は制御部における制御動作を示すフロー図である。なお、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、第1の実施形態と異なる本実施形態の構成について説明する。
図3及び図4において、11は無停電電源装置で、商用交流電源、常用発電機出力等を第1の交流電源2とした第1の電源系Aと、予備発電機出力等を第2の交流電源3とした第2の電源系Bとを備え、さらに、第1の電源系Aの交流出力と第2の電源系Bの交流出力を無瞬断で切り換える切換スイッチ4と、切換スイッチ4の切換動作を制御する制御部12を備えて構成されている。そして、切換スイッチ4で切り換えた交流出力を、出力端4aに接続されたコンピュータシステムやプラントの制御装置、通信設備、防災設備等の重要負荷装置である負荷装置6へ給電するようになっている。
第1の電源系Aは、第1の交流電源2と、整流器7と、インバータ8と、蓄電池と9を備え、インバータ8の出力端が切換スイッチ4の第1の入力端4bに接続されている。そして、蓄電池9には、常時、整流器7の直流出力により充電が行われるようになっており、また整流器7の出力が、例えば停止した際には蓄電池9の直流出力がインバータ8に入力されるようになっている。
一方、第2の電源系Bは、第2の交流電源3の出力端が直接切換スイッチ4の第2の入力端4cに接続されている。
また、切換スイッチ4の切換動作を制御する制御部12は、第1の交流電源2と第2の交流電源3が停電状態にあるか否かを、例えば各出力電圧を測定してそれぞれ検出する検出器を両電源2,3の出力側に設けたものとなっている。そして、検出器の検出結果が所定値であれば正常と判断し、また所定値よりも低い場合、例えば停電あるいは出力電圧の異常低下等の場合には、対応の交流電源が停電状態にあると判断し、図4に示すフローによる切換スイッチ4の制御を行うようになっている。
すなわち、第1のステップT1で、第1の交流電源2が停電状態にあるか否か、検出器の検出結果に基づき判断がなされる。そして、検出電圧が所定値であって停電状態ではない(正常状態である)と判断されると、次の第2のステップT2に進む。
第2のステップT2では、制御部12による制御のもとに切換スイッチ4が無瞬断切換動作を行い、インバータ8の出力が接続されている第1の入力端4bが選択される。そして、負荷装置6に第1の電源系Aの第1の交流電源2からの給電が、整流器7、インバータ8を通じて行われる。
また、第1のステップT1における第1の交流電源2が停電状態にあるか否かの判断の結果、停電状態にある(正常状態ではない)と判断された場合には、次の第3のステップT3に進む。
第3のステップT3においては、第1の交流電源2が停電状態になると直ぐに整流器7の出力が低下し、それに伴い蓄電池9は放電を開始する。蓄電池9の直流出力はインバータ8で交流に変換され、第2のステップT2でインバータ8を選択した状態のままとなっている切換スイッチ4を通じて、負荷装置6に所定時間の給電がなされる。なお、この時の給電は、以降のステップである第4のステップT4、第5のステップT5における切換スイッチ4の切換動作が行われるまで行われる。
続く第4のステップT4では、第2の交流電源3が停電状態にあるか否か、同じく検出器の検出結果に基づき判断がなされる。そして、停電状態ではない(正常状態にある)と判断された場合には、次の第5のステップT5に進む。
第5のステップT5では、制御部12による制御のもとに切換スイッチ4が無瞬断切換動作を行い、第2の交流電源3が接続されている第2の入力端4cが選択される。そして、負荷装置6に第2の電源系Bの第2の交流電源3からの給電が行われる。
また、第4のステップT4における第2の交流電源3が停電状態にあるか否かの判断の結果、停電状態にある(正常状態ではない)と判断された場合には、第2のステップT2に進む。
そして、第2のステップS2では、制御部12による制御のもとにインバータ8を選択した状態の切換スイッチ4を通じ、蓄電池9の直流出力がインバータ8で交流に変換され、負荷装置6に給電される。
このようにして、上記実施形態では、第1の交流電源2が停電状態である時には、一旦蓄電池9による負荷装置6への給電を所定時間行い、給電を継続している所定時間内に第2の交流電源3の健全性をゆっくり、且つ確実に確認し、その後、健全性が確認された第2の交流電源3による給電を行えるようにしている。これにより、健全性の確認がより確実に行え、より信頼性を高いものとすることができる他、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
2…第1の交流電源
3…第2の交流電源
4…切換スイッチ
5,12…制御部
6…負荷装置
7…整流器
8…インバータ
9…蓄電池
3…第2の交流電源
4…切換スイッチ
5,12…制御部
6…負荷装置
7…整流器
8…インバータ
9…蓄電池
Claims (2)
- 第1の交流電源と、この第1の交流電源と異なる第2の交流電源と、前記第1の交流電源の交流出力を直流に変換して出力する整流器と、この整流器の出力端に接続され、直流入力を交流に変換して出力するインバータと、このインバータの入力端と前記整流器の出力端との間に挿入され、常時は前記整流器の出力により充電が行われ、前記第1の交流電源の停電時には前記インバータに直流を出力する蓄電池と、前記第2の交流電源の出力と前記インバータの出力を無瞬断で切り換えて負荷に給電する切換スイッチを有する無停電電源装置において、
前記切換スイッチの切り換えにより、前記第1の交流電源のみが停電した時には前記第2の交流電源によって負荷に給電し、前記第1の交流電源と前記第2の交流電源が共に停電した時には、前記蓄電池の出力を前記インバータで交流に変換して負荷に給電する制御を行う制御手段を備えていることを特徴とする無停電電源装置。 - 第1の交流電源と、この第1の交流電源と異なる第2の交流電源と、前記第1の交流電源の交流出力を直流に変換して出力する整流器と、この整流器の出力端に接続され、直流入力を交流に変換して出力するインバータと、このインバータの入力端と前記整流器の出力端との間に挿入され、常時は前記整流器の出力により充電が行われ、前記第1の交流電源の停電時には前記インバータに直流を出力する蓄電池と、前記第2の交流電源の出力と前記インバータの出力を無瞬断で切り換えて負荷に給電する切換スイッチを有する無停電電源装置において、
前記第1の交流電源のみが停電した時には、一旦前記蓄電池の出力を前記インバータで交流変換して負荷に給電を開始し、前記第2の交流電源が健全である場合は前記切換スイッチで切り換えて、前記第2の交流電源により負荷に給電し、前記第1の交流電源と前記第2の交流電源が共に停電した時には、前記蓄電池の出力を前記インバータで交流に変換して負荷に給電する制御を行う制御手段を備えていることを特徴とする無停電電源装置。
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