JP2006042198A - 電子機器および電子機器の報知方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】制御部20は音声読み上げ機能を有し、表示部14のある表示状態において、キー入力部15の複数のキーのうち、有効キー以外のキーが操作された場合には、操作されたキーが無効である旨およびいずれが有効キーであるかについて、スピーカ131から音声読み上げを行って報知する。
【選択図】図1
Description
たとえば、下記特許文献1では、キー操作時の確認を液晶等の表示手段だけではなく、音声によっても確認できる電話機に関する技術が開示されている。
また、携帯電話機の機能設定が階層的に行われる場合に、ユーザが階層間の設定を行いやすくするためのガイド表示を表示画面上に設けること等は従来から行われている。
以下、本発明に係る電子機器の実施形態を添付図面に関連付けて説明する。
図1は、本発明の電子機器としての携帯電話機1のシステム構成の一例を図解したブロック図である。図2は、携帯電話機1の外観の一例を図解した図である。
なお、キー入力部15は、本発明の操作キーの一実施形態であり、制御部20は、本発明の制御部の一実施形態である。また、制御部20および音声処理部13は、本発明の報知部の一実施形態である。
通信処理部11は、送受信アンテナ111を含んで構成され、電波を利用した無線通信で行うために、制御部20で処理された音声情報、電子メール等を変調して送受信アンテナ111により図示しない基地局に送信する。
また、通信処理部11は、基地局から無線により送信され、送受信アンテナ111で受信した電子メールや音声情報等の各種情報を復調して制御部20に出力する。
メモリ12は、後述する読み上げ機能に必要なテキスト列を含む音声読み上げデータベースを記憶する。このデータベースは、読み上げのためのテキスト列について、前後の接続関係が文章として成立するように、体系的に整理されている。
メモリ12は、音声読み上げのために報知用テキストデータおよび説明用テキストデータを記憶する。本実施形態に係る携帯電話機1では、キーに対する操作に応じて、音声読み上げのために報知用テキストデータまたは説明用テキストデータがメモリ12より抽出される。
報知用テキストデータは、有効キーでない操作キーが操作された場合に、いずれが有効キーであるかユーザに対して報知するためのテキストデータである。また、説明用テキストデータには、有効キーが操作された場合に、その有効キーによる動作をユーザに対して説明するためテキストデータのほか、関連する機能について説明するためのテキストデータが含まれる。
上下左右キー15dは、上下左右の4方向の操作が可能なキーである。表示部14が複数の選択項目をリスト表示している場合等では、上下左右キー15dを操作することで、ユーザは、複数の選択項目の中から1つの選択項目を指定することができる。
なお、上下左右キー15dは、本発明のカーソルキーの一実施形態であり、テンキー15jは、本発明の数字キーの一実施形態である。
音声処理部13は、マイクロフォン132により集音した音声に対して所定の処理を行って制御部20に供給する。
音声処理部13は、制御部20により供給された音声情報に対して所定の処理を行ってスピーカ131から出力させる。制御部20により供給された音声情報としては、通話相手先の音声信号のみならず、後述する音声読み上げ機能の音声合成結果も含まれる。
本実施形態の説明では、一例として、テキスト列を抽出/生成してそのテキストを読み上げるテキスト読み上げ方式を用いている。
読み上げ機能では、まず、読み上げる対象となるテキスト列をメモリ12に設定されたワークエリア上に展開する。次に、テキスト列を1文字目から順に走査し、予めメモリ12内の読み上げデータベースを参照して、前後の接続関係を考慮しながら、文単位の音声合成を行う。文単位の音声合成を行うので、読み上げ機能によれば、たとえば、男性音への変更、女性音への変更、読み上げスピードの変更などが可能である。
生成された音声合成結果は、音声処理部13により処理されて、スピーカ131から出力される。
次に、携帯電話機1の動作について1つの具体的な機能設定を例として説明する。
図3に示す表示状態では、機能設定として「音量設定」を行う場合において、1〜4の複数の選択項目が表示されている。たとえば、ユーザがこれらの複数の選択項目のうち、1つの選択項目を選択すると、図3に示す表示状態とは別の表示状態へ遷移し、その別の表示状態では、新たな複数の選択項目が表示される。すなわち、1つの機能設定においては、複数の表示状態が階層的に設定され、各階層における表示状態でユーザが1つの選択項目を順次選択していくことにより、ユーザ所望の設定が得られる構成になっている。
第1の選択制御モードは、ある表示状態において複数の選択項目をリスト表示する場合に、上下左右キー15dの操作により画面上のカーソルが移動することで選択項目が指定された後に、決定キー15eの操作によって、次の階層の表示状態へ遷移させるモードである。たとえば、図3では、1番目の選択項目が指定されているが、この後に決定キー15eが押下されると、「通常着信」という項目に応じた設定の表示状態へ遷移する。
第2の選択制御モードは、ある表示状態において複数の選択項目が項目番号を伴って表示される場合に、項目番号に対応したテンキー15jの操作により選択項目が指定されることで、次の階層の表示状態へ遷移させるモードである。たとえば、図3では、1番目の選択項目が指定されているが、この後にテンキー15jの「4」が押下されると、「キー操作」という項目に応じた設定の表示状態へ遷移する。
なお、図3に示す表示状態の例では、ソフト2キー15fに対応する動作内容が表示されていない(C部)。この場合は、ソフト2キー15fは、この表示状態において無効なキーとなる。
携帯電話機1では、このようなキー操作に対する音声ガイド一覧データが予め制御部20内で設定される。なお、携帯電話機1は、表示部14の表示状態を判断し、図4に例示したような表示状態毎の音声ガイド一覧データを参照し、当該表示状態において操作が有効である操作キー(有効キー)を把握する。すなわち、音声ガイド一覧データは、表示部14の表示状態毎に設定される。
また、上下左右キー15dのうち、上下キーは、画面上のカーソルを移動させ、縦列された選択項目の指定を変更することができるため有効キーであるが、左右キーは、画面上のカーソルを移動させることができないので「無効」となる。
たとえば、テンキー15jの「2」のキーが押下された場合には、「選択された動作を実行することを通知」、すなわち、「Eメール受信の音量操作の設定画面に変わります」というようなテキストの音声読み上げを行う。これは、予め格納された「Eメール受信の音量操作の設定画面に変わります」というテキストデータをメモリ12に設定されたワークエリア上に展開し、音声合成処理を行い、その処理結果をスピーカ131より出力することで実現される。
たとえば、テンキー15jの「8」のキーが押下された場合には、「そのキーは無効です」というようなテキストデータの音声読み上げを行う。さらに、いずれが有効キーであるかについて音声読み上げによって報知を行う。この場合には、テンキー15jが押下されたため、テンキー15jの中で有効キーである「1」〜「4」が有効キーであることを報知するために、「「1」〜「4」の中から選択してください」というようなテキストデータの読み上げを行う。すなわち、予め格納された「そのキーは無効です。「1」〜「4」の中から選択してください」というテキストデータをメモリ12に設定されたワークエリア上に展開し、音声合成処理を行い、その処理結果をスピーカ131より出力する。
すなわち、テンキー15jが操作された場合と、上下左右キー15dが操作された場合とでは、報知内容が異なるよう、ユーザの希望する操作系統毎に異なるガイダンスを行うことができる。
具体的には、携帯電話機1が有する複数の機能設定のうち、2つの機能設定を予め関連付けておき、一方の機能設定を行っている時に、クリアキー15hおよびソフト1キー15cが押下された場合には、当該機能設定と関連付けられた他方の機能設定を検索して、その他方の機能設定の手順についてのテキストデータを、メモリ12に設定されたワークエリア上に展開し、音声合成処理を行い、その処理結果をスピーカ131より出力する。たとえば、「メロディパターンの設定は5番です」等の説明用テキストデータを読み上げ処理する。これにより、ユーザは、所望の機能設定画面に迅速にアクセスすることが可能となり、操作性が向上する。
図5は、主として有効キーが押下された場合の処理内容を、図6は、無効キーが押下された場合の処理内容を、それぞれ示す。
操作されたキーが上下左右キー15dである場合には(ステップST12)、対応する説明用テキストデータを抽出する(ステップST14)。すなわち、操作に応じて画面上のカーソルにより指定された選択項目に対応する説明用テキストデータをメモリ12から抽出する。
操作されたキーがテンキー15jである場合には(ステップST13)、対応する説明用テキストデータを抽出する(ステップST14)。すなわち、画面上の項目番号の数字を直接指定された選択項目に対応する説明用テキストデータをメモリ12から抽出する。
操作されたキーがソフト1キー15cまたはクリアキー15hである場合であって(ステップST15)、現在の機能設定と関連付けられた機能設定が存在する場合には、その機能設定を案内するための説明用テキストデータをメモリ12から抽出する(ステップST16)。
操作されたキーが上下左右キー15d/テンキー15j/ソフト1キー15c/クリアキー15hのいずれのキーでもない場合であっても、必要に応じて説明用テキストデータをメモリ12から抽出する(ステップST17)。
図6のステップST20において、操作されたキーの判別が行われ、上下左右キー15dである場合には、操作されたキーが無効である旨および有効キーについて説明するための報知用テキストデータをメモリ12から抽出する(ステップST21)。この場合には、上下左右キー15dのうち、有効なキーについての説明を行う。
操作されたキーがテンキー15jである場合には、操作されたキーが無効である旨および有効キーについて説明するための報知用テキストデータをメモリ12から抽出する(ステップST22)。この場合には、テンキー15jのうち、有効なキー(数字)についての説明を行う。
操作されたキーが上下左右キー15d/テンキー15j以外である場合には、関連する有効キーがないため、操作されたキーが無効である旨のみを説明するための報知用テキストデータをメモリ12から抽出する(ステップST23)。
11…通信処理部
111…送受信アンテナ
12…メモリ
13…音声処理部
131…スピーカ
132…マイクロフォン
14…表示部
15…キー入力部
20…制御部
Claims (5)
- 複数の操作キーと、表示部と、操作の有効となるキーを表す文字列を含む報知用テキストデータを複数記憶した記憶部と、前記報知用テキストデータを音声合成して報知する報知部と、
前記表示部の表示状態を判断し、当該表示状態にて操作が有効となる操作キーを把握し、操作が有効となる有効キー以外の操作キーが操作されると、有効キーがいずれの操作キーであるかを前記報知部に報知させる制御部と
を有することを特徴とする電子機器。 - 前記複数の操作キーは、カーソルキーと数字キーを含み、
前記制御部は、
複数の選択項目をリスト表示する一の表示状態において、前記複数の操作キーのうち、カーソルキーの操作により選択項目を指定する第1の選択制御モードと、
前記一の表示状態において複数の選択項目が項目番号を伴って表示する場合に、前記複数の操作キーのうち、項目番号に対応した数字キーの操作により選択項目を指定する第2の選択制御モード、
の少なくとも2つの選択制御モードを有し、
有効キー以外の操作キーが操作された場合、操作対象がカーソルキーであるか、数字キーであるかを判断し、前記報知部の報知内容を変化させる
ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。 - 前記記憶部は、前記有効キーに対応する選択項目の内容を説明する説明用テキストデータをさらに記憶し、
前記報知部は、有効キーが操作された場合には、前記有効キーに対応する説明用テキストを読み上げる
ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。 - 前記記憶部には、表示中の機能設定に関連する機能設定についての説明用テキストデータをさらに記憶し、
第1の機能設定と第2の記憶設定を含む複数の機能設定が可能であって、前記第1の機能設定と第2の機能設定が予め関連付けられ、
前記制御部は、
前記表示部が前記第1の機能設定に対応する表示状態のときに、前記複数の操作キーのうち所定の操作キーが操作された場合には、前記第2の機能設定のための前記説明用テキストデータを音声合成して読み上げるように報知部を制御する
請求項1記載の電子機器。 - 複数の操作キーと、表示部と、操作の有効となるキーを表す文字列を含む報知用テキストデータを複数記憶した記憶部と、報知部と、を有する電子機器の報知方法であって、
前記表示部の表示状態を判断するステップと、
前記表示状態にて操作が有効となる操作キーを把握するステップと、
操作が有効となる有効キー以外の操作キーが操作されると、有効キーがいずれの操作キーであるかを、前記記憶部より前記報知用テキストデータを音声合成して報知するように前記報知部を制御するステップと
を有することを特徴とする電子機器の報知方法。
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JP2009153044A (ja) * | 2007-12-21 | 2009-07-09 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 共用インターホン |
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