JP3173479B2 - イラスト作成方法 - Google Patents

イラスト作成方法

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JP3173479B2
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば、ペー
ジャや携帯電話機などの通信装置の表示手段の画面上
に、入力手段あるいは操作手段をユーザが操作すること
により、ユ−ザが簡単に任意のイラストを作成するとと
もに、作成したイラストを通信相手方に送信可能にする
ようにしたイラスト作成方法およびイラスト作成機能付
き通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から携帯電話機や、PHS電話、ペ
ージャなどの通信装置を利用して文字、画像、音声など
のメッセージを送受信することが行われているが、これ
らのメッセージの通信をパーソナルコンピュータ(以
下、パソコンという)通信に適用した場合に、これらの
携帯電話機や、PHS電話、ページャなどは、文字入力
が困難である。これを解決するために、電話回線や、携
帯電話、PHS電話、ポケットベルなどの電波を利用し
て、簡易な文字、画像、音声入力とピクトグラムによっ
てメッセージの内容を視認可能にした携帯型メセージ通
信装置(特開平09−289553号公報)が開示され
ている。
【0003】また、パソコンやテレビ電話の端末として
使用され、表示画面をパソコンにより制御される電話装
置(特開平09−83630号公報)や、イラストを含
む呼出メッセージ情報を受信した際に、この呼出メッセ
ージ情報を展開して表示する機能を備えた無線選択呼出
受信装置(特開平09−37320号公報)などが開示
されている。上記のようなページャや、携帯電話では、
イラストの表示は、あらかじめ登録されているものに限
られていた。しかも、それは種類も限られており、ユ−
ザのニ−ズに必ずしも対応しているとはいえない。
【0004】現在は、自分の持ち物や自分を表現するこ
とにおいて、オリジナリティを求める傾向が大いにあ
り、ペ−ジャや携帯電話といった携帯情報機器も、その
例を免れない。そういった意味で、文字によるオリジナ
ル文の待ち受け表示などは、よく見られる光景である。
【0005】そこで、イラストの描画ができる表示画面
を備えた無線選択呼出受信機が開発されており、たとえ
ば、特許第2702463号公報(以下、公知例とい
う)には、この種の無線選択呼出受信機に関して記載さ
れている。この公知例の場合は、描画データの設定を、
描画機能設定が互いに異なる多数のスイッチを用いる操
作、あるいは2つ以上のスイッチを同時に押す操作によ
って行っていたために使用者が煩雑な操作を必要とする
ことに鑑み、赤外線リモコンのボタン群を使用者が押下
することにより、送信されるコード信号に基づいて所望
のイラストを作成するようにしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな公知例では、イラスト作成時に多数のボタン群を押
下しなければならず、依然として使用者が煩雑な操作を
必要とすることが免れないという課題がある。
【0007】この発明は、上記従来の課題を解決するた
めになされたもので、入力手段の入力操作のみで、イラ
ストを直接容易に表示手段上に作成することができるイ
ラスト作成方法を提供することを目的とする。
【0008】また、この発明は、操作手段の少ない操作
により、容易にイラストを作成することができ、コマサ
イズやフォーマットサイズをユーザが容易に任意に設定
することができ、作成可能なイラストの自由度を高める
ことができるイラスト作成方法を提供することを目的と
する。
【0009】さらに、この発明は、簡単な構成、容易な
操作でイラストを直接表示手段上に作成することができ
るとともに、作成したイラストの送受信を可能とするイ
ラスト作成機能付き通信装置を提供することを目的とす
る。
【0010】加えて、この発明は、操作手段の簡単な操
作でイラストを作成でき、その作成したイラストの表示
と保存を可能にしながら、イラストの送受信を可能とす
るイラスト作成機能付き通信装置を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するた
めに、この発明のイラスト作成方法は、通信装置の表示
手段に表示されるメニュー画面からイラスト作成項目を
操作手段を操作することにより上記表示手段にイラスト
を構成するドットの最小単位の大きさとイラスト表示す
る画面の大きさを選択する画面を表示する第1ステップ
と、上記イラストを構成するドットの最小単位の大きさ
とイラストを表示する画面の大きさを選択する画面から
所定のイラストを構成するドットの最小単位の大きさと
イラストを表示する画面の大きさを選択して作成すべき
イラストを構成するドットの最小単位の大きさとイラス
トを表示する画面の大きさを計算する第2ステップと、
上記イラストを構成するドットの最小単位の大きさとイ
ラストを表示する画面の大きさの計算結果が上記表示手
段のサイズ内の値であれば、上記表示手段に設定された
フォーマットとカーソルを表示する設定フォーマット画
面を設定する第3ステップと、上記操作手段の操作によ
り上記設定フォーマット画面に所定のイラストの作成と
表示を行って、作成したイラストの利用方法を選択させ
るためのイラスト利用画面を上記表示手段に表示させる
第4ステップと、を備えることを特徴とする。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】この発明のイラスト作成方法によれば、第
1ステップでは、イラストの作成時に通信装置の表示手
段にメニュー画面が表示されている状態で、ユーザが操
作手段を操作することにより、メニュー画面からイラス
ト作成項目を選択すると、イラスト作成項目に対応して
表示手段にイラストを構成するドットの最小単位の大き
さとイラストを表示する画面の大きさを選択する画面が
表示される。第2ステップでは、イラストを構成するド
ットの最小単位の大きさとイラストを表示する画面の大
きさを選択する画面から操作手段を操作することによ
り、所定の作成したいイラストに応じたイラストを構成
するドットの最小単位の大きさとイラストを表示する画
面の大きさを選択する。その選択したイラストを構成す
るドットの最小単位の大きさとイラストを表示する画面
の大きさから作成したいイラストを構成するドットの最
小単位の大きさとイラストを表示する画面の大きさを計
算する。第3ステップでは、作成したいイラストを構成
するドットの最小単位の大きさとイラストを表示する画
面の大きさの計算結果が表示手段の表示画面のサイズ内
の値であるか否かの判断を行い、その判断の結果、作成
したいイラストを構成するドットの最小単位の大きさと
イラストを表示する画面の大きさの計算結果が表示手段
の表示画面のサイズ内の値であれば、表示手段に設定さ
れたフォーマットとカーソルの表示を行う。第4ステッ
プでは、操作手段を操作することにより、設定フォーマ
ット画面に作成したいイラストの作成を行うとともに、
作成したイラストの表示を行う。さらに、操作手段を操
作することにより、作成したイラストの利用方法を選択
するためにイラスト利用画面を表示手段に表示させる。
【0016】したがって、この発明のイラスト作成方法
では、操作手段の少ない操作により、容易にイラストを
作成することができ、コマサイズやフォーマットサイズ
をユーザが容易に任意に設定することができ、作成可能
なイラストの自由度を高めることができる。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明によるイラスト作
成方法およびイラスト作成機能付き通信装置の実施の形
態について、図面に基づいて説明する。まず、この発明
によるイラスト作成機能付き通信装置の実施の形態から
説明する。図1は、このイラスト作成機能付き通信装置
による第1実施の形態の構成を示すブロック図である。
この図1に示す実施の形態では、説明の都合上、通信装
置にページャを適用した場合を例示している。
【0024】図2は、このページャ1の外観正面図であ
り、図3はその背面図である。この図2、図3から明ら
かなように、通信装置の本体となるページャ1の正面の
中央部には、表示手段2が配置されている。表示手段2
は、後に図1により説明するが、液晶による表示部2a
(以下、LCDという)とLCDドライバ2bとから構
成されている。
【0025】ページャ1の外周面の所定位置には、電源
スイッチ3と、操作手段としての操作ダイヤル4と、操
作手段としての操作ボタン5a,5bが配置されてい
る。ページャ1の背面側には、図3から明らかように、
トーンダイヤラ6が配置されている。このトーンダイヤ
ラ6は、このページャ1のユーザが自作した自作イラス
トの送信時に、図示しない電話機の受話器に当てて送信
するためのものである。
【0026】次に、図1により、このページャ1を使用
したイラスト作成機能付き通信装置の構成について説明
する。すなわち、図1は図2、図3に示したページャ1
の内部構成の一部を図示したもので、ページャ1にはア
ンテナ7が接続されており、このアンテナ7には送受信
手段8が接続されている。送受信手段8は、自作イラス
ト、通信メッセージ、呼出選択信号などの通信情報の送
信と受信を行うものである。
【0027】送受信手段8には、デコーダ9が接続され
ている。デコーダ9は通信相手側から送信されてきた通
信情報に含まれている呼出選択信号のデータ処理を行っ
て、制御手段としてのCPU10に出力する。CPU1
0は、読み出し専用メモリ11(以下、ROMという)
にあらかじめ書き込まれているデータを読み出して、そ
の読み出したデータの内容にしたがって動作する。RO
M11には、あらかじめページャ1のユーザが自作イラ
ストを作成するためのイラスト作成機能のデータなどが
書き込まれているとともに、このページャ1に設定され
ている各機能のデータが書き込まれている。
【0028】また、CPU10は、書き込み可能メモリ
12(以下、RAMという)に自作イラスト作成時に、
作成したイラストのデータをこのRAM12に記憶する
ようにしている。さらに、CPU10は、イラスト作成
時にROM11から読み出した機能データとユーザが入
力したイラストデータにしたがって作成したイラスト作
成フォーマットなどをLCD2aに表示するために、表
示手段2のLCDドライバ2bの駆動制御を行うように
なっている。
【0029】操作手段13は、図1では、前記図2、図
3で示した操作ダイヤル4、操作ボタン5a,5bを総
称して示されている。操作手段13のうちの操作ダイヤ
ル4は、LCD2aに表示されるカーソルを左右方向の
移動ならびに上下方向に移動させる場合や、機能表示の
選択を行うときなどに操作するものである。
【0030】また、図3に示す操作手段13のうちの操
作ボタン5a,5bは、そのうちのいずれか一方を押下
するごとに、LCD2aに表示されるイラストを1ドッ
トずつ黒く塗り潰す時に操作する。さらに、送受信手段
8で受信された通信メッセージに含まれる音声情報は、
この送受信手段8で復調後、オーディオアンプ14で増
幅され、スピーカ15を駆動して音声を発生したり、あ
るいは、呼出音の発生をしたりすることが可能になって
いる。
【0031】次に、以上のように構成されたこの発明に
よるイラスト作成機能付き通信装置の第1実施の形態の
動作について、図4のフローチャートに沿って説明す
る。この動作の説明に際して、この発明によるイラスト
作成方法の第1実施の形態の説明を兼ねることにする。
まず、ステップS1でページャ1の電源スイッチ3をオ
ンすることにより、ページャ1の表示手段2のLCD2
aには、図5に示すように、メニュー画面2a1がステ
ップS2で表示される。
【0032】メニュー画面2a1には、「MENU」の表示
に加えて、{1.「受信メッセージ」、2.「送信メッ
セージ」、3.「電話帳」、4.「呼出音」5.「イラ
スト作成」、6.「アラーム」}などの各機能が羅列さ
れて表示される。ユーザはこの各機能のうちの、操作手
段13のうちの操作ダイヤル4を操作して、たとえば、
5番目の「イラスト作成」機能を選択することにより、
ステップS3で図6に示すようにLCD2aには、コマ
・フォーマットサイズ選択画面2a2が表示される。こ
のコマ・フォーマットサイズ選択画面2a2は、次画面
でイラスト入力用のフォーマットを構成する1コマのサ
イズを選択するために表示されるものである。
【0033】このコマ・フォーマットサイズ選択画面2
a2には、イラストを構成するドットの最小単位の大き
さを意味する「コマサイズ」と、イラストを表示する画
面の大きさを意味する「フォーマットサイズ」の項目が
表示される。「コマサイズ」の項目には、イラストを構
成するドットの最小単位の大きさである「1ドット」、
「4ドット」、「9ドット」、「16ドット」の4つの
コマサイズの選択候補例が表示されている。また、イラ
ストを表示する画面の大きさの「フォーマットサイズ」
の項目には、「標準」、「たて」、「よこ」の3つの選
択候補例が標準サイズ以外に選択可能として表示されて
いる。
【0034】ユーザは、任意の自作イラストを作成する
ために、このコマ・フォーマットサイズ選択画面2a2
に表示されている「コマサイズ」の項目の中から、操作
ダイヤル4を操作することにより、たとえば、「4ドッ
ト」を選択する。また、「フォーマットサイズ」の項目
の「標準」、「たて」、「よこ」の3つの項目を上記同
様に操作ダイヤル4を操作することにより、適宜選択す
る。この選択した「4ドット」と「フォーマットサイ
ズ」の項目の「標準」、「たて」、「よこ」の3項目の
データはCPU10により、一時的にRAM12に記憶
されるとともに、CPU10によりコマサイズとフォー
マットサイズをステップS4で計算する。
【0035】この計算の結果から、ユーザの選択したコ
マサイズとフォーマットサイズがLCD2aのドットサ
イズ内に入るか、否かの判断をステップS5でCPU1
0により行う。この判断の結果、ユーザの選択したコマ
サイズとフォーマットサイズがLCD2aのドットサイ
ズ内に入らないと判断した場合には、CPU10はLC
Dl2aにエラーの表示を行う(ステップS6)。
【0036】また、ステップS5での判断の結果、ユー
ザの選択したコマサイズとフォーマットサイズがLCD
2aのドットサイズ内に入ると判断した場合には、ステ
ップS7で設定されたフォーマットをLCD2aに図7
に示すように設定フォーマット画面2a3として表示す
る。このとき、設定フォーマット画面2a3は、カーソ
ル16も表示される。
【0037】次いで、ステップS8でユーザは操作ダイ
ヤル4を操作することにより、カーソル16を左右方向
あるいは上下方向に移動させながら、操作ボタン5a,
5bを適宜押下することにより、イラストの作成を開始
する。この場合、操作ボタン5a,5bを押下するごと
に、図8のイラスト表示画面2a4に示すように、1ド
ットずつ黒く塗り潰して行く。この図8に示すように、
黒く塗り潰されないスペースの部分は、操作ダイヤル4
の操作時に、操作ボタン5a,5bを押下しない部位で
あり、複数のドットが連続して黒く塗り潰されている部
分は、操作ボタン5a,5bが連続的に押下されること
により生じるものである。
【0038】このように、操作ダイヤル4と操作ボタン
5a,5bを適宜操作することにより、ユーザの意図す
るイラスト17が図8に示すように作成される。この図
8に示す例では、「ハート」の形状のイラスト17を作
成する場合を示している。このようにして、操作ダイヤ
ル4と操作ボタン5a,5bを操作して「ハート」の形
状のイラスト17を作成し、カーソル16が図8に示す
イラスト表示画面2a4の最後の1コマの位置にくる
と、LCD2aに表示される設定フォーマット画面2a
3には、次の設定フォーマット画面の表示に移行する。
【0039】次に、図8に示したように、ユーザの意図
するイラスト17が作成された後は、ステップS9でL
CD2aに図9に示すようにイラスト利用画面2a5が
表示される。このイラスト利用画面2a5は、上記のよ
うに作成されたイラスト17の利用の仕方を選択するた
めの表示画面である。このイラスト利用画面2a5に
は、利用選択項目として、「待受け画面に表示」と、
「メモリに保存」、…あるいは、この図9には示されて
いないが、「イラストの送信」などの表示を行うことも
できる。
【0040】ユーザは、このイラスト利用画面2a5に
表示されている「待受け画面に表示」と、「メモリに保
存」、…を見ながら、「待受け画面に表示」を操作ダイ
ヤル4の操作により選択すると、通信相手側からの通信
メッセージの着信を待受ける状態となり、作成されたイ
ラスト17はCPU10により、RAM12に一時的に
保存されることになる。また、上記と同様にして、操作
ダイヤル4を操作することにより、「メモリに保存」を
選択すると、この場合もCPU10により、RAM12
に作成されたイラスト17を一時的に記憶させる。さら
に、図示されいない「イラストの送信」を選択すると、
CPU10は、このイラスト17のデータを送受信手段
8で変調してアンテナ7を通して通信相手側に送信させ
る。
【0041】送信されたイラスト17のデータが通信相
手側の図1に示したページャと同じ受信側の通信装置で
受信される。この受信側の通信装置の受信時の動作を図
1のページャで説明すると、アンテナ7で受信されたイ
ラストのデータは送受信手段8で復調され、デコーダで
復号されて、CPU10により、RAM12に記憶する
とともに、CPU10により表示手段2のLCDドライ
バ2bを駆動して、LCD2aにイラストを図8で示し
たようにイラスト表示画面2a4に表示させる。
【0042】このように、この発明によるイラスト作成
方法およびイラスト作成機能付き通信装置の各第1実施
の形態では、表示手段2のLCD2aのイラスト表示画
面2a4上にユーザがページャ1の本体に設けられた操
作手段13の操作を行うとともに、コマサイズとフォー
マットサイズを任意設定して、任意のイラスト17を作
成するようにしているから、イラストの作成操作を向上
することができ、しかもイラスト作成の自由度を高める
ことができる。また、その作成したイラスト17を通信
相手側と送受信を行うようにしているから、通信相手同
士が簡単にイラストの送受が可能となる。これに伴い、
ユーザが待受け時などにおいて、イラストを作成して、
それを表示手段2のLCD2a上に表示させるようにす
れば、待受け時間の退屈を回避することもでき、通信装
置の利用性を高めることができる。
【0043】なお、上記実施の形態での説明では、イラ
スト17として、説明を簡単にするために、単に「ハー
ト」の絵1個の作成と表示を行っている場合について例
示したが、この発明はこれに限定されものではなく、図
や、記号、絵などの各種、各サイズ、あるいはこれらの
記号、絵などの組み合わせの作成、表示、送受信が図7
で示した設定フォーマット画面2a3のフォーマットの
範囲内であれば、任意に行うことができるのは自明であ
る。
【0044】また、上記イラスト17の作成時に、入力
手段として操作ダイヤル4と操作ボタン5a,5bを操
作することにより、CPU10でコマサイズとフォーマ
ットサイズを計算して、その計算値が設定フォーマット
画面2a3内に入るか、否かを判断するようにしている
場合についての説明であるが、この発明では、上記表示
手段2としてタッチパネルを使用し、入力手段としてペ
ンなどを使用すれば、手書きでイラストを直接表示手段
に入力することができる。
【0045】タッチパネルとペンとにより、イラストを
作成して、タッチパネルに作成したイラストを上記実施
の形態の場合と同様に、CPU10の制御により、タッ
チパネル上にイラスト利用画面を表示させ、作成後のイ
ラストの利用方法をユーザに選択させることができる。
この手書きでイラストを入力するようにすれば、より操
作性を向上することができる。
【0046】さらに、上記実施の形態では、通信装置と
して、説明を簡略にするために、ページャを例にして述
べたが、この発明では、ページャの他に、携帯電話機、
PHS電話、通常の電話機、などの通信装置に適用する
ことができる。
【0047】
【発明の効果】以上のように、この発明のイラスト作成
方法によれば、入力手段の操作により直接表示手段に意
図するイラストの描画を行ってイラストを作成するよう
にしたので、イラストを容易に作成することができる。
【0048】また、この発明のイラスト作成方法によれ
ば、操作手段により入力した記号、絵などを含む任意の
イラストの描画データとあらかじめ記憶されているイラ
スト作成に必要な機能データとから制御手段によりイラ
ストフォーマットを計算して作成して表示手段に表示す
るようにしたので、簡単な操作で、細かいイラストから
大まかなイラストまで自在にユーザの意図通りに作成す
ることができる。
【0049】さらに、この発明のイラスト作成機能付き
通信装置によれば、通信装置の本体に表示手段を設け、
この表示手段に入力手段によりイラストを直接描画して
入力するようにしたので、簡単な構成および簡単な操作
で容易にイラストを作成することができる。
【0050】また、この発明のイラスト作成機能付き通
信装置によれば、操作手段の操作により表示手段にユー
ザの意図するイラストのデータを入力し、このデータと
あらかじめ記憶されているイラスト作成に必要なデータ
とにより制御手段でイラストフォーマットを計算して表
示手段で表示するようにしたので、簡単な操作でように
イラストを作成することができる。加えて、通信装置で
イラストを作成することから、作成したイラストの送受
信が可能になるとともに、送信するイラストあるいは受
信したイラストの表示手段への表示、記憶手段への記憶
が可能となり、作成イラストの利用範囲が拡大できる利
点がある。さらに、通信相手側から送信されてきた通信
情報に含まれる呼出選択信号のデータ処理をデコーダで
行うこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるイラスト作成機能付き通信装置
の第1実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明によるイラスト作成機能付き通信装置
の第1実施の形態の外観を示す正面図である。
【図3】この発明によるイラスト作成機能付き通信装置
の第1実施の形態の外観を示す背面図である。
【図4】図1のイラスト作成機能付き通信装置の動作説
明とこの発明によるイラスト作成方法の第1実施の形態
を説明するためのフローチャートである。
【図5】図1のイラスト作成機能付き通信装置における
表示手段に表示されるメニュー画面の説明図である。
【図6】図1のイラスト作成機能付き通信装置における
表示手段に表示されるコマ・フォーマットサイズ選択画
面の説明図である。
【図7】図1のイラスト作成機能付き通信装置における
表示手段に表示される設定フォーマット画面の説明図で
ある。
【図8】図1のイラスト作成機能付き通信装置における
表示手段に表示される設定フォーマット画面にイラスト
を作成するための説明図である。
【図9】図1のイラスト作成機能付き通信装置における
表示手段に表示されるイラスト利用画面の説明図であ
る。
【符号の説明】
1……ページャ、2……表示手段、2a……LCD、2
b……LDCドライバ、2a1……メニュー画面、2a
2……コマ・フォーマットサイズ選択画面、2a3……
設定フォーマット画面、2a4……イラスト表示画面、
2a5……イラスト利用画面、3……電源スイッチ、4
……操作ダイヤル、5a,5b……操作ボタン、6……
トーンダイヤラ、7……アンテナ、8……送受信装置、
9……デコーダ、10……CPU、11……ROM、1
2……RAM、13……操作手段、14……オーディオ
アンプ、15……スピーカ、16……カーソル、17…
…イラスト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04M 11/00 302 G06F 15/62 320A (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/14 - 3/153 340 G06F 15/62 - 15/62 360 H04B 7/24 - 7/26 H04M 11/00 - 11/10 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信装置の表示手段に表示されるメニュ
    ー画面からイラスト作成項目を操作手段を操作すること
    により上記表示手段にイラストを構成するドットの最小
    単位の大きさとイラスト表示する画面の大きさを選択す
    る画面を表示する第1ステップと、 上記イラストを構
    成するドットの最小単位の大きさとイラストを表示する
    画面の大きさを選択する画面から所定のイラストを構成
    するドットの最小単位の大きさとイラストを表示する画
    面の大きさを選択して作成すべきイラストを構成するド
    ットの最小単位の大きさとイラストを表示する画面の大
    きさを計算する第2ステップと、 上記イラストを構成するドットの最小単位の大きさとイ
    ラストを表示する画面の大きさの計算結果が上記表示手
    段のサイズ内の値であれば、上記表示手段に設定された
    フォーマットとカーソルを表示する設定フォーマット画
    面を設定する第3ステップと、 上記操作手段の操作により上記設定フォーマット画面に
    所定のイラストの作成と表示を行って、作成したイラス
    トの利用方法を選択させるためのイラスト利用画面を上
    記表示手段に表示させる第4ステップと、 を備えることを特徴とするイラスト作成方法。
  2. 【請求項2】 上記イラストを構成するドットの最小単
    位の大きさとイラストを表示する画面の大きさの計算結
    果は、上記表示手段のサイズ外の値である場合に上記設
    定フォーマット画面にエラーの表示を行うことを特徴と
    する請求項1記載のイラスト作成方法。
  3. 【請求項3】 上記操作手段は、上記カーソルを上下左
    右に移動させるように操作する操作ダイヤルであること
    を特徴とする請求項1または2記載のイラスト作成方
    法。
  4. 【請求項4】 上記操作手段は、操作ごとに上記設定フ
    ォーマット画面上に1ドットずつ黒く塗り潰してイラス
    トを作成するときに操作される操作ボタンであることを
    特徴とする請求項1または2記載のイラスト作成方法。
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