JP2006042071A - Pll回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の発振帯域を有するVCO、又は異なる発信帯域を有する複数のVCOを備えたPLL回路において、設定した発振周波数に最適なVCOを選択完了するまでに要する時間を短縮すること。
【解決手段】 PLL回路の各出力周波数に対応する最適なVCOを予め記憶回路11に記憶しておき、このデータを利用してPLL回路の出力周波数が変化した時に最初に選択するVCOを決定する。また、各出力周波数に対応する最適なVCOは、当該出力周波数の選択完了後に書き換えることができるようにする。また、当該出力周波数に対応するVCOデータの代替として、前後の出力周波数のデータを利用する。また、コンパレータの出力を利用してVCOの制御電圧の動きを観測することにより、選択しているVCOの可否を判断するまでの時間を短縮する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の発振帯域を有する電圧制御型発振器(以下、VCO)又は異なる発信帯域を有する複数のVCOを備え、入力信号周波数を所望の値に逓倍して出力する位相同期ループ(以下、PLL)回路に関し、特にロックアップ時間の短縮に有効な技術に関するものである。
PLLは、比較の基準となる比較周波数Frefと、入力電圧に対応した周波数で発振するVCOの出力周波数を分周して得られた周波数Fdivと、の二つの信号の位相を比較し、位相差信号の大きさに応じてVCOの制御電圧Vtを変化させることにより所望の発振周波数を出力する回路である。
例えば、CSチューナ(通信衛星放送受信機)においては、中間周波数が950MHz〜2600MHzと広範囲に及ぶため、広帯域の発振が可能なPLLが要求される。単一のVCOを用いた場合、これだけ広帯域の発振を行うためには、非常に高い周波数変換利得が必要となるため実現が困難である。そのため、複数のVCOをPLL出力周波数に応じて切り換えることによって、広帯域の発振を実現する方法が一般に用いられている。
チューナ等の用途ではPLL出力周波数はチャンネルに応じて断続的な値を取るため、以下ではPLL出力周波数をチャンネルと置き換えて説明する。
複数のVCOから最適なVCOを選択する方法として、特開2002−261607号公報のような方法が提案されている。この方法は、チャンネルが変化した時は複数のVCOの中から設定帯域の中央にあるVCOを最初に選択し、一定時間が経過した後にVCOの制御電圧Vtが予め設定された範囲内(Vlow〜Vhigh)に入っているかを二つのコンパレータによって確認する。
ここで、VCOの制御電圧VtがVlowよりも小さい時は一段低い帯域を持つVCOへと移動し、VCOの制御電圧VtがVhighよりも高い時は一段高い帯域を持つVCOへと移動する。そして、VCOを切換えてから一定時間経過した後、再びコンパレータによる比較を行い、順次VCOの移動を繰り返していく。
最後に、VCOの制御電圧Vtが、Vlow<Vt<Vhighを満足し、且つロック検出回路によりPLLのロック状態を検出したところでVCOの選択が完了する。
特開2002−261607号公報
従来のPLL回路は以上のように構成されており、現在のVCOの制御電圧Vtと所定の閾値範囲とをコンパレータで比較を行なうことで、中心となるVCOから順次複数のVCOの中から発振帯域の異なるVCOを選択して切り替えていくことで、広帯域の発振を実現することができるものであったが、このような従来手法では、チャンネルが切り換わる度に、毎回、設定帯域の中央のVCOから選択を開始し、且つVCOを一段ずつ移動させて切り替えていく方式のため、最終的に目的とするVCOの選択を完了するまでに要する時間が長いという問題点がある。このため、VCOの選択が完了するまではPLLがロック状態に入れないので、ロックアップ時間が長くなり、それだけ通信が中断する時間が長くなるという問題点がある。この問題は、PLL回路に内蔵されるVCOの数が多ければ、それだけ深刻になってくることになる。
この発明は以上のような問題点を解消するためになされたもので、複数の発振帯域を有する電圧制御型発振器(VCO)又は異なる発振帯域を有する複数のVCOを用いてチャンネルを切り替える際の応答性がよく、通信の中断時間を短縮することのできるPLL回路を提供することを目的とする。
本発明の請求項1にかかるPLL回路は、複数の発振帯域を有する電圧制御型発振器(VCO)、又は異なる発振帯域を有する複数のVCOと、上記複数の発振帯域を有するVCOの複数の発振帯域の中から所定の帯域を選択する、又は上記複数のVCOの中から所定の発振帯域を有するVCOを選択する選択回路と、を備えたPLL回路において、PLL出力周波数と、これに応じた適切な発振帯域を有するVCOとの対応関係を示す情報を記憶した記憶回路を備え、上記選択回路は、PLL出力周波数が変化した時に、上記記憶回路に記憶された情報を参照し、上記複数の発振帯域を有するVCOの複数の発振帯域の中から最初に選択する発振帯域、又は上記複数のVCOの中から所定の発振帯域を有するVCOを上記記憶回路に記憶されている情報を用いて決定する、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2にかかるPLL回路は、請求項1記載のPLL回路において、上記記憶回路に記憶されるデータを、発振帯域の選択、又はVCOの選択の完了時に必要に応じて書き換えるデータ書き換え手段を備えた、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3にかかるPLL回路は、請求項1記載のPLL回路において、上記記憶回路は、連続する複数の発振帯域に対して、所定の1つの発振帯域、または所定の発振帯域を有する1つのVCOが対応する関係となるように、上記情報を記憶している、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項4にかかるPLL回路は、請求項1記載のPLL回路において、上記選択回路は、現在選択したVCOの発振帯域における、又はVCOにおける制御電圧の変動を観測する制御電圧観測手段を有し、該選択した発振帯域、又はVCOの制御電圧の変動割合によって、上記選択した発振帯域、又はVCOの適/不適を判断する、ことを特徴とするものである。
本発明の請求項1にかかるPLL回路によれば、各チャンネルに対応する最適なVCOを予め記憶回路に記憶しておき、このデータを利用してチャンネルが変化した時に、複数の発振帯域を有するVCOの複数の発振帯域の中から最初に選択するVCO、又は複数のVCOの中から所定の発振帯域を有するVCOの選択を決定するようにしたので、最初のVCO選択の時点で既に最適なVCO、若しくはその付近を選択しているため、常に中央のVCOから選択を開始していた従来技術と比較して、VCO選択完了までに要する時間を短縮することが可能となる効果が得られる。
また、本発明の請求項2にかかるPLL回路は、各チャンネルに対応する最適なVCOを、当該チャンネルの選択完了後に書き換えることができるデータ書き換え手段を設けたので、温度変化等の外乱によるVCO特性の変化によって最適なVCOに変化が生じた場合でも、記憶回路を書き換えることによって、以降のVCO選択完了までに要する時間の増加を抑制することが可能となる効果が得られる。
また、本発明の請求項3にかかるPLL回路によれば、当該チャンネルに対応するVCOデータの代替として、前後のチャンネルのデータを利用することにより、記憶回路の容量を削減しながらVCO選択完了までに要する時間を短縮することが可能となる効果が得られる。
また、本発明の請求項4にかかるPLL回路によれば、コンパレータの出力を利用してVCOの制御電圧の動きを観測する制御電圧観測手段を設けたことにより、選択しているVCOの可否を判断するまでの時間を短縮することが可能となり、VCO選択完了までに要する時間を短縮することが可能となる効果が得られる。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1にかかるPLL回路の構成を示すブロック図である。本発明のPLL回路は、基準クロック発生器1と、クロック分周器2と、PLL制御回路3と、ロック検出回路4と、位相比較器5と、チャージポンプ(CP)6と、ローパスフィルタ(LPF)7と、コンパレータ8及び9と、(VCO)選択回路10と、記憶回路11と、n個のスイッチSW1〜SWnと、n個のVCO1〜VCOnによって構成されている。
上記基準クロック発生器1により発生された基準クロックは、後段のクロック分周器2によって分周され、比較周波数Frefとして出力される。クロック分周器2の分周数はPLLの出力周波数Fvcoに要求されるステップの細かさによって決定され、PLL制御回路3によって制御される。
一方、VCO選択回路10により選択されたVCO1〜VCOnのいずれかのVCOからの発振周波数Fvcoは、それぞれスイッチSW1〜SWnを介して出力されて、後段の可変分周器12によって分周され、分周周波数Fdivが出力される。
上記可変分周器12の分周数は、発振周波数Fvcoの周波数によって決定され、PLL制御回路3によって制御される。
位相比較器5では入力された比較周波数Frefと分周周波数Fdivの位相差を比較し、デジタル位相誤差信号UP、DOWNを出力する。後段のチャージポンプ(CP)6では、位相比較器5から出力されたデジタル位相誤差信号に従って、比較周波数Frefと分周周波数Fdivとの位相差に応じたアナログ位相差信号を出力する。
さらに、後段のローパスフィルタ(LPF)7は、入力されたアナログ位相差信号を積分することにより位相制御信号を生成する。この位相制御信号がVCOの制御電圧Vtとなり、該制御電圧Vtに応じた発振周波数FvcoがVCO1〜VCOnのいずれかのVCOから出力される。
ここで、各VCOの発振周波数は図2に示すような分布を持たせている。低域側電圧Vlowと高域側電圧Vhighは、各VCOにおいて安定して動作する範囲を示しており、またコンパレータ8および9において、制御電圧Vtの比較の対象となる電圧である。VCOの発振周波数特性は温度により変化するので、発振できない周波数が存在しないようにするため、隣り合うVCOにおいて、低域側電圧Vlowから高域側電圧Vhighの範囲に対応する発振周波数が十分重なり合うように設計しなければならない。
VCO選択回路10によってスイッチSW1〜SWnのいずれかがオンされ、当該スイッチに接続されるVCOの発振周波数Fvcoが取り出される。このようにして発生された発振周波数Fvcoは後段の可変分周器12によって分周され、位相比較器5へとフィードバックされる。このフィードバックを繰り返すことによって、定常状態では比較周波数Frefの位相と分周周波数Fdivの位相とが一致するところで安定するので、PLLの出力周波数は可変分周器12の分周数をNとすると、Fvco=N×Frefと表される。以上が、複数のVCOを備えた一般的なPLLの動作原理である。
本実施の形態にかかるPLL回路では、上述した一般的なPLL回路に記憶回路11を備えたことが特徴である。以下、この記憶回路11の詳細な説明を行なう。
最初に、チャンネル変更の命令がPLL制御回路3からVCO選択回路10へと送られる。これを受けてVCO選択回路10では、記憶回路11から当該チャンネルに対応するVCOのデータを取り出し、スイッチSW1〜SWnのいずれかをオンさせる。例として、PLL制御回路3からチャンネル1への変更命令が出され、記憶回路11にはチャンネル1に対応するVCOデータとしてVCOmが記憶されていたとする。この場合、VCO選択回路はスイッチSWmをオンさせ、VCOmの出力がフィードバックされるようになる。PLLが定常状態になるまで一定時間経過した後、コンパレータ8では、制御電圧Vtが低域側電圧Vlowよりも大きいことを判定し、コンパレータ9では、制御電圧Vtが高域側電圧Vhighよりも小さいことを判定する。これら2つの判定信号がVCO選択回路10に入力され、制御電圧Vtが、Vlow<Vt<Vhighの条件を満足しているかを判定する。そして、制御電圧Vtが上記の条件を満たさず、Vhigh<Vtであった場合、制御電圧VtがVCOmの安定動作範囲よりも高いことを意味するので、発振周波数帯域が一段高いVCO(m+1)へと移動する。逆にVt<Vlowであった場合、制御電圧VtがVCOmの安定動作範囲よりも低いことを意味するので、発振周波数帯域が一段低いVCO(m−1)へと移動する。VCO(m+1)又はVCO(m−1)に切替えてから、PLLが定常状態になるまで更に一定時間経過した後、再度コンパレータ8及び9による制御電圧Vtの比較を行う。
ここでVCO(m+1)を選択している時にVhigh<Vtであった場合、制御電圧VtがVCO(m+1)の安定動作範囲よりも高いことを意味するので、発振周波数帯域が更に一段高いVCO(m+2)へと移動する。逆にVCO(m−1)を選択している時にVt<Vlowであった場合、制御電圧VtがVCO(m−1)の安定動作範囲よりも低いことを意味するので、発振周波数帯域が更に一段低いVCO(m−2)へと移動する。隣り合うVCOにおいて、Vlow〜Vhighの範囲に対応する発振周波数が十分重なり合うように設計されているため、選択動作の途中で急激な温度変化でも起こらない限りはVCO(m+1)を選択している時にVt<Vlowとなるようなことは起こらず、VCOは必ず一方向のみに移動して行くことになる。このVCOの移動を繰り返し行い、Vlow<Vt<Vhighを満足し、且つロック検出回路4によってPLLのロック状態を検出した時点でVCOの選択が終了する。
ここで、本実施の形態1においてもVCOを一段ずつ移動していく方法は従来技術と同一であるが、最初のVCO選択において、帯域の中央のVCOではなく、記憶回路11に記憶されているデータを利用する点が特徴である。つまり記憶回路11に予め最適なVCOデータを記憶させておくことにより、殆どの場合、一度の選択で最適なVCOを選択完了することができるようになる。また、記憶回路11のVCOデータだけで選択するVCOを決定するのではなく、最適なVCOの検索も併せて行うため、温度変化等の外乱によりVCO特性に変化が生じた場合でも、最適なVCOを選択することが可能である。しかもこの場合、最適なVCOに近いところから選択を開始することができるので、迅速に最適なVCOを選択完了することができる。
本実施の形態においては、PLL回路に内蔵されるVCOの数が多ければ、それだけ時間短縮の効果が高まるものである。
このように本実施の形態1にかかるPLL回路によれば、記憶回路11には各チャンネルに対応する適切なVCOがデータとして記憶されている記憶回路11を設け、チャンネル変更時に、当該チャンネルに対応付けられたVCOを最初に選択し、それからコンパレータ8,9による閾値比較によって近隣の最適なVCOを選択するようにしたので、常に中央のVCOから選択を開始していた従来技術と比較し、VCO選択完了までに要する時間を短縮することが可能となる。
(実施の形態2)
次に本発明の実施の形態2にかかるPLL回路について説明する。図3は本実施の形態2にかかるPLL回路の特徴的な動作を説明するためのフロー図である。
本実施の形態2にかかるPLL回路の構成は図1と基本的に同じであるが、図9に示すように記憶回路11のメモリー11aに格納されている内容を書き換えるデータ書き換え手段11bが加えられている点が異なる。
上述したように、VCOはその構成上、温度変化による発振周波数特性の変化を避けることができないため、予め記憶回路11のメモリー11aに記憶してあったVCOデータと、最適なVCOに差異が生じてくる場合がある。本実施の形態2は、そのような場合における、VCOデータと最適なVCOとの差異を補正することを目的としている。
例えば、当初はチャンネル1に対してVCOmが最適であり、記憶回路11にはチャンネル1に対応するVCOはVCOmであるというデータが記憶されていたとする。この構成では、チャンネル1に切り換わる度にVCOmから選択が開始され、定常状態における制御電圧VtがVlow<Vt<Vhighを満足し、且つロック状態になるため一度の選択でVCOの選択が完了する。ところが、その後、回路の温度が上昇し、VCOの発振周波数特性に変化が生じたとする。一般には、図4に示すように、温度が上昇すると発振周波数が低い方にシフトし、各VCOが実線から点線で示すような特性に変化する。当初はチャンネル1選択時にVCOmが選択され、点Aにおいて周波数F1で発振していたが、この温度上昇に伴って、VCOmにおいて周波数F1で発振するためには点Bへ移動する必要が生じる。しかし点Bにおける電圧は高域側電圧Vhighを超えているため、VCOmを使用することができない。そのため、一段高い発振帯域を有するVCO(m+1)の点Cへ移動しなければならない事態が生じる。
このような場合、記憶回路11に記憶されている、チャンネル1に対するVCOデータがVCOmのままでは、毎回VCOmから選択が開始され、その後、VCO(m+1)に移動して選択が完了するという動作を行うことになるので、記憶回路11のVCOデータを利用することによる時間短縮の効率が下がることになる。そこで本実施の形態2では、選択完了したVCOと記憶回路11に記憶されているVCOデータとが異なっていた場合、データ書き換え手段11bにより、記憶回路11のメモリー11bに格納されているVCOデータを書き換える構成としたものである。
具体的には、ステップS30からステップS32において、実施の形態1と同様に、VCO選択開始によりチャンネル1に対応するVCOデータが読み出され、VCOとしてチャンネル1に対応したVCOmが選択される。ステップS33において、VCOmがそのまま最適と判定された場合には、ステップS34、ステップS35、ステップS37と進み、実施の形態1と同様の動作でVCO選択が終了する。しかし、前回のチャンネル1選択時以降に温度変化が生じ、ステップS33におけるVCO選択動作によって、チャンネル1に対してVCOmではなく、VCO(m+1)が選択された場合、ステップS36に進み、記憶回路11内のチャンネル1に対するVCOデータをVCOmからVCO(m+1)へと書き換える。このことによって、次回以降チャンネル1が選択された時、初回にVCO(m+1)を選択するようになるため、一度でVCOの選択を完了することが可能となる。その後、ステップS37に進んでVCO選択動作を終了する。
このように、本実施の形態2にかかるPLL回路によれば、VCO選択完了後に記憶回路11に記憶されたVCOデータを補正するようにしたので、温度変化等の外乱によるVCO選択時間の増加を抑制することが可能となる。
(実施の形態3)
次に本発明の実施の形態3にかかるPLL回路について説明する。図5は記憶回路11に記憶されるデータの概念図を示しており、各チャンネルに対して一つのVCOが対応する形になっている。しかし、通常は一つのVCOで複数のチャンネルに対応することができるようになっているため、隣り合うチャンネルでは同一のVCO、若しくは最大でも一段違いのVCOデータが記憶されていることになる。
本実施の形態3にかかるPLL回路では、この点に着目したものであり、幾つかのチャンネルに対するVCOデータを省略する代わりに、省略したチャンネルに対しては前後のチャンネルに対するVCOデータを利用するようにしている点が特徴である。例えば、図6(a)に示すように、3チャンネル毎にVCOデータを記憶し、チャンネル1やチャンネル3等の括弧()内に示すVCOデータは実際には記憶しないものとする。ここで、チャンネル1とチャンネル3についてはチャンネル2のVCOデータを使用し、チャンネル4とチャンネル6についてはチャンネル5のVCOデータを使用するようにすれば、最初のVCO選択において適切なVCOデータを利用することができ、且つ記憶回路11の容量を約三分の一に削減することができる。温度変化によるVCO特性の変化は全てのVCOにおいて同一周波数方向に変化するので、各チャンネルに対する最適なVCOの順序が入れ替わることは無い。そのため、前後のVCOデータを利用しても、本来記憶されるべきVCOデータとの差異は大きくならない。
また、図6(b)に示すように、省略したチャンネルに対するVCOデータが本来記憶されるべきデータと異なる場合もあるが、省略チャンネルを増やし過ぎない限りはVCOの誤差を一段階に収めることができるので、記憶回路の容量を大きく取ることができないような場合には有効な方法である。
省略チャンネルを増やすと、それだけ記憶回路の容量を小さくすることができるが、本来記憶されるべきVCOデータとの差異が大きくなるので、ロックアップ時間と回路面積のトレードオフで最適な仕様を選択すればよいことになる。
このように本実施の形態3にかかるPLL回路によれば、記憶回路にチャンネルに対応したVCOを示すデータを記憶する際に、複数チャンネルを単位として、これに対応するVCOデータを1つ記録することにより、チャンネルごとに必要な記憶データを削減することができ、記憶回路の容量を削減でき、回路の小型化に有利である。
(実施の形態4)
次に本発明の実施の形態4にかかるPLL回路について説明する。構成については図1に示したものと基本的に同じであるが、図10に示すように、コンパレータ8,9の出力を利用してVCOの制御電圧Vtの動きを観測する制御電圧観測手段10aを設けたことを特徴とするものであり、ここでは、この制御電圧観測手段10を中心とした動作について説明する。
従来技術では、PLLが必ずロック状態になるまでの時間待機し、その時の制御電圧Vtが低域側電圧Vlowと高域側電圧Vhighの間にあるか否かで当該VCOの適/不適の判定を行っていたため、適切でないVCOを判定する際にも、PLLがロック状態になるまでの長い時間が必要であった。これに対し、本実施の形態4では、必ずしもPLLがロック状態になるまでの時間、待機しなくてもよく、VCOを切換えてから時間tの期間における制御電圧Vtの動きで、選択したVCOの可否を判定する制御電圧観測手段10aを備えたことを特徴とするものである。具体的には、PLL制御回路3がチャンネル変更命令を受けてから一定時間t経過する間に、制御電圧Vtが低域側電圧Vlowから高域側電圧Vhighまでの範囲でPLLがロック状態になっているか、若しくは制御電圧Vtが低域側電圧Vlowより低い電圧から低域側電圧Vlowより高い電圧へと移動したか、若しくは制御電圧Vtが高域側電圧Vhighより高い電圧から高域側電圧Vhighより低い電圧へと移動したことを検出した時点で最適なVCOの選択が完了する。
この時間tは制御電圧Vtが0Vから低域側電圧Vlowまで移動する時間と、制御電圧VtがVCOの電源電圧から高域側Vhighまで移動する時間の、いずれか大きい方で定義される。一方で、PLLがロック状態になるまでの時間の最大値は、制御電圧Vtが0Vから高域側電圧Vhighに移動してロック状態になるまでに要する時間と、制御電圧Vtが電源電圧から低域側電圧Vlowに移動してロック状態になるまでに要する時間のいずれか大きい方で表されるので、この時間は明らかに時間tより大きい。従って、従来技術では、PLLが必ずロック状態になるまでの時間待機してからVCOの適/不適を判断するが、この時間は時間tより長いため、上記実施の形態4の構成を適用することによって、待機時間を短縮することができるものである。
以下、動作について詳述すると、もし選択しているVCOが最適であるならば、制御電圧Vtがどの電圧値を取っていても時間t後には必ず低域側電圧Vlowから高域側電圧Vhighの間に移動している筈である。逆に、時間t後に制御電圧Vtが低域側電圧Vlowから高域側電圧Vhighの間に入っていなければ、ロック状態になる時間まで待つまでもなく、適切でないVCOであると判断することができ、即座に次のVCOへと移動することができる。ここで、図7を用いてVCO選択動作時の制御電圧Vtの動きを具体的に説明する。VCOが所望の発振周波数特性からどんなに外れていても、制御電圧Vtは負の値やVCOの電源電圧より大きい電圧値を取ることはない。すなわち、0V≦Vt≦Vdd(VCOの電源電圧)である。また、VCOの安定動作電圧の上限である高域側電圧Vhighと、下限である低域側電圧Vlowはいずれも0Vから電源電圧までの間に存在している。すなわち、0V<(Vlow,Vhigh)<Vddである。
チャンネル変化の動作として、最初に点AでVCOXを選択してFxの周波数で発振しているところで、Fyの周波数で発振するようなチャンネルyに変化したと仮定する。なお、Fx<Fyとする。ここで、記憶回路11に記憶されているチャンネルyに対応するVCOデータがVCO(Y−2)であった時の制御電圧Vtの動作を詳細に説明する。
まず、PLL制御回路3からVCO選択回路10に対して、チャンネルyへの変更命令が出される。VCO選択回路10はこれを受け、記憶回路11からチャンネルyに対応するVCOデータであるVCO(Y−2)を取り出す。VCO選択回路10はSWXをオフすると同時にSW(Y−2)をオンし、VCO(Y−2)の出力が可変分周器12を通して位相比較器5にフィードバックされる。この時、制御電圧Vtは周波数Fxで発振していた時のVtであるVxから変化せずにVCOの選択が切り替わるため、制御電圧Vtは図7のA点からB点へと移動する。同時に、PLL制御回路3は可変分周器12に対して、Fy=N×Frefを満足するような分周数になるようにNを変更する命令を出す。可変分周器12の分周数であるNが大きな値に変更されたため、位相比較器5では比較周波数Frefに対して分周周波数Fdivの位相が遅れている状態となり、UP信号が出力される。これによってLPF7から出力される電圧Vtが大きくなる。制御電圧Vtが大きくなることによって、VCO(Y−2)の出力周波数も大きくなり、これが可変分周器12を通して位相比較器5へとフィードバックされる。このループを繰り返すうちに制御電圧Vtは次第に大きくなるが、VCO(Y−2)の発振周波数は常にFyより小さいため、制御電圧VtはVCO電源電圧Vddの位置であるC点まで達し、その後は変動しない。
ここで、VCO選択回路10からVCOを切換える命令が出てから時間t経過した時、制御電圧VtはB点に存在しているため、Vhigh<Vtであることがコンパレータ9により確認される。そのため、VCO選択回路10からは発振周波数特性の一段高いVCOを選択する命令が出される。すなわち、SW(Y−2)をオフすると同時にSW(Y−1)がオンされる。この時、発振周波数特性が一段高いVCOへと移動したため、制御電圧VtはC点からD点へと移動する。この時、位相比較器5では、D点におけるVCO(Y−1)の発振周波数がFyよりも高いため、これまでとは逆に分周周波数Fdivの位相が比較周波数Frefに対して進んでおり、DOWN信号が出力されてLPF7から出力される制御電圧Vtは小さくなっていく。このフィードバックが繰り返されることによって分周周波数Fdivの位相が比較周波数Frefに対して近付いて行き、最後に分周周波数Fdivと比較周波数Frefの位相が一致するE点に収束する。C点からE点に移動するまでの時間は、時間tよりも短い。
ここでまた、VCO選択回路10からVCOを切換える命令が出てから時間t経過した時の制御電圧Vtを確認すると、制御電圧VtはE点に存在するため、Vhigh<Vtであることがコンパレータ9により確認されたので、VCO選択回路10からは発振周波数特性の一段高いVCOを選択する命令が出される。すなわち、SW(Y−1)をオフすると同時にSWYがオンされる。この時、発振周波数特性が一段高いVCOへと移動したため、制御電圧VtはE点からF点へと移動する。この時、位相比較器5では、F点におけるVCOYの出力周波数がFyよりも高いため、分周周波数Fdivの位相が比較周波数Frefに対して進んでおり、DOWN信号が出力されてLPF7から出力される制御電圧Vtを小さくしていく。このループの途中で、制御電圧VtがG点に達した時、VCO選択回路10は制御電圧Vtが高域側電圧Vhighより高い電圧から高域側電圧Vhighより低い電圧へと移動したことを検出する。すなわち、コンパレータ9の出力がハイレベルからローレベルへと変化したことを検出する。VCO選択回路10は、これを受けてVCO選択完了と見做し、VCOYを選択し続けるためにSWYをオンし続ける。
VCOの選択動作はこれで終了するが、制御電圧Vtは更に下降を続け、位相比較器5において分周周波数Fdivと比較周波数Frefの位相が一致するH点に収束し、ロック検出回路4によってPLLのロック状態が検出される。
この動作は、選択しているVCOが最適であることを判定する時間は従来技術と変わりないが、図8に示すように、選択しているVCOが適切でないことを判定して、次のVCOへと切換えるまでの時間を短縮することができるので、最終的にVCO選択を完了するまでに要する時間を短縮することができる。
このように本実施の形態4によれば、現在選択したVCOの発振帯域における、又はVCOにおける制御電圧の変動を観測する制御電圧観測手段10aを有し、選択したVCOの制御電圧の変動割合によって、上記選択したVCOの適/不適を判断するようにしたので、VCO選択を完了するまでに要する時間をさらに短縮することができる。
なお、上記各実施の形態では、n個のVCOと、それと同数のスイッチを搭載する構成としている。図1では複数のVCOを記載しているが、VCOの構成要素をスイッチにて切換えることによって、単一のVCOで複数の発振帯域を実現したVCOにおいても本発明を適用することができるのは勿論である。
本発明によれば、PLL回路において、記憶回路の追加と、VCO制御電圧の動きを観測する機能の追加という平易な方法によって、VCO選択完了までに要する時間を短縮することが可能となり、従ってPLL回路のロックアップ時間を短縮することができ、特に、CSチューナのように広帯域の発振周波数を要求され、内蔵されるVCOの数が多いPLLにおいては絶大な効果が得られる。
本発明の実施の形態1におけるPLL回路の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1にかかるPLL回路において用いられる各VCOにおける制御電圧−出力周波数特性を示す図である。 本発明の実施例2におけるVCO選択動作を示すフローチャートである。 上記実施の形態2にかかるPLL回路において、温度上昇に伴うVCO特性の変化を説明するための図である。 図1に示される記憶回路に記憶されるデータの一例を示す概念図である。 本発明の実施の形態3におけるPLL回路を構成する記憶回路に記憶されるデータの一例を示す概念図である。 本発明の実施の形態4におけるPLL回路の、VCO選択動作と制御電圧Vtの動きを示す図である。 上記実施の形態4にかかるPLL回路における時間的効果を示す図である。 本発明の実施の形態2にかかるPLL回路の記憶回路のブロック構成図である。 本発明の実施の形態4にかかるPLL回路のVCO選択回路のブロック構成図である。
符号の説明
1 基準クロック発生器
2 クロック分周器
3 PLL制御回路
4 ロック検出回路
5 位相比較器
6 チャージポンプ(CP)
7 ローパスフィルタ(LPF)
8,9 コンパレータ
10 VCO選択回路
10a 制御電圧観測手段
11 記憶回路
11a メモリー
11b データ書き換え手段
12 可変分周器
Fdiv 分周周波数
Fref 比較周波数
Fvco 発振周波数

Claims (4)

  1. 複数の発振帯域を有する電圧制御型発振器(VCO)、又は異なる発振帯域を有する複数のVCOと、上記複数の発振帯域を有するVCOの複数の発振帯域の中から所定の帯域を選択する、又は上記複数のVCOの中から所定の発振帯域を有するVCOを選択する選択回路と、を備えたPLL回路において、
    PLL出力周波数と、これに応じた適切な発振帯域を有するVCOとの対応関係を示す情報を記憶した記憶回路を備え、
    上記選択回路は、
    PLL出力周波数が変化した時に、上記記憶回路に記憶された情報を参照し、上記複数の発振帯域を有するVCOの複数の発振帯域の中から最初に選択する発振帯域、又は上記複数のVCOの中から所定の発振帯域を有するVCOを上記記憶回路に記憶されている情報を用いて決定する、
    ことを特徴とするPLL回路。
  2. 請求項1記載のPLL回路において、
    上記記憶回路に記憶されるデータを、発振帯域の選択、又はVCOの選択の完了時に必要に応じて書き換えるデータ書き換え手段を備えた、
    ことを特徴とするPLL回路。
  3. 請求項1記載のPLL回路において、
    上記記憶回路は、連続する複数の発振帯域に対して、所定の1つの発振帯域、または所定の発振帯域を有する1つのVCOが対応する関係となるように、上記情報を記憶している、
    ことを特徴とするPLL回路。
  4. 請求項1記載のPLL回路において、
    上記選択回路は、現在選択したVCOの発振帯域における、又はVCOにおける制御電圧の変動を観測する制御電圧観測手段を有し、
    該選択した発振帯域、又はVCOの制御電圧の変動割合によって、上記選択した発振帯域、又はVCOの適/不適を判断する、
    ことを特徴とするPLL回路。
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