JP2006041390A - コイルユニットの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ボビン1にコイル3を巻装してなるコイルユニットを連続的に製造する方法において、部品点数や組立工数を削減する。
【解決手段】 本発明に係るコイルユニットの製造方法は、導線の巻き初め位置に設けられた第1端子部32をボビン1に係止する第1工程と、該導線をボビン1の外周面に巻回してコイル3を形成する第2工程と、該導線の巻き終わり位置に第2端子部33を設け、該第2端子部33をボビン1に係止する第3工程とを繰り返すものであって、前記第3工程では、導線を偶数回に亘って折り返し、該折り返し部を半田により被って半田被着部を形成し、該半田被着部を中間位置で切断して二分し、ボビン1に繋がった一方の半田被着部を第2端子部33として該ボビン1に係止し、他方の半田被着部36aは、次の第1工程にて新たなボビンに第1端子部32として係止する。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明に係るコイルユニットの製造方法は、導線の巻き初め位置に設けられた第1端子部32をボビン1に係止する第1工程と、該導線をボビン1の外周面に巻回してコイル3を形成する第2工程と、該導線の巻き終わり位置に第2端子部33を設け、該第2端子部33をボビン1に係止する第3工程とを繰り返すものであって、前記第3工程では、導線を偶数回に亘って折り返し、該折り返し部を半田により被って半田被着部を形成し、該半田被着部を中間位置で切断して二分し、ボビン1に繋がった一方の半田被着部を第2端子部33として該ボビン1に係止し、他方の半田被着部36aは、次の第1工程にて新たなボビンに第1端子部32として係止する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、筒状のボビンにコイルを巻装してなるコイルユニットを連続的に製造する方法に関するものである。
従来、各種の交流機器に装備されているトロイダル型のコイル装置は、例えば図8に示す如く、環状のコア(9)の周囲に一対のコイルユニット(40)(40)を装着してなり、各コイルユニット(40)は、図9の如く、合成樹脂製のボビン(93)にコイル(10)を巻装して構成されている(例えば特許文献1、2参照)。
コイルユニット(40)を構成するボビン(93)は、その両端部に鍔部(93a)(93b)を具え、一方の鍔部(93a)には、コイル(10)を形成する絶縁被覆導線の両端部(10a)(10b)を係止するための係止溝(94)(94)が凹設されている。
特開2001−68352号公報
特開2001−167949号公報
コイルユニット(40)を構成するボビン(93)は、その両端部に鍔部(93a)(93b)を具え、一方の鍔部(93a)には、コイル(10)を形成する絶縁被覆導線の両端部(10a)(10b)を係止するための係止溝(94)(94)が凹設されている。
しかしながら、図9に示す従来のコイルユニット(40)を具えたコイル装置においては、コイル(10)を形成する絶縁被覆導線の線径が細い場合、その両端部(10a)(10b)は容易に変形するため、コイル装置を回路基板上に実装したり、コイル(10)の両端部(10a)(10b)に他の回路から伸びる導線を接続する場合、図9の如く絶縁被覆導線の両端部(10a)(10b)を係止溝(94)(94)に係止した構造では強度が不十分である。
そこで、例えばボビン(93)の鍔部(93a)に一対の端子部材を突設して、該端子部材に導線の両端部(10a)(10b)を接続した構造が採用されているが、該構造においては、導線の両端部(10a)(10b)の絶縁被覆を剥がした後、一対の端子部材に導線の両端部(10a)(10b)をからげる作業が必要となり、部品点数や組立工数の増加を来たす問題があった。
そこで、例えばボビン(93)の鍔部(93a)に一対の端子部材を突設して、該端子部材に導線の両端部(10a)(10b)を接続した構造が採用されているが、該構造においては、導線の両端部(10a)(10b)の絶縁被覆を剥がした後、一対の端子部材に導線の両端部(10a)(10b)をからげる作業が必要となり、部品点数や組立工数の増加を来たす問題があった。
そこで本発明の目的は、部品点数や組立工数を従来よりも削減することが出来るコイルユニットの製造方法を提供することである。
本発明に係るコイルユニットの製造方法は、筒状のボビン(1)にコイル(3)を巻装してなるコイルユニットを連続的に製造する方法であって、絶縁被覆が施された導線(31)の巻き初め位置に設けられている第1端子部(32)をその先端をボビン(1)から外側へ突出させてボビン(1)に係止する第1工程と、該導線(31)をボビン(1)の外周面に巻回してコイル(3)を形成する第2工程と、該導線(31)の巻き終わり位置に第2端子部(33)を設け、該第2端子部(33)をその先端をボビン(1)から外側へ突出させてボビン(1)に係止する第3工程とを繰り返すものである。
そして、前記第3工程では、導線(31)を巻き終わり位置の近傍で偶数回に亘って折り返すことにより、複数本の導線部(31a)(32b)(32c)が束になった折り返し部(34)を形成した後、該折り返し部(34)に半田付けを施して半田被着部(36)を形成し、該半田被着部(36)を中間位置で切断して二分し、ボビン(1)に繋がった一方の半田被着部(36b)を第2端子部(33)として該ボビン(1)に係止し、該ボビン(1)から切り離された他方の半田被着部(36a)は、次の第1工程にて新たなボビンに第1端子部(32)として係止する。
そして、前記第3工程では、導線(31)を巻き終わり位置の近傍で偶数回に亘って折り返すことにより、複数本の導線部(31a)(32b)(32c)が束になった折り返し部(34)を形成した後、該折り返し部(34)に半田付けを施して半田被着部(36)を形成し、該半田被着部(36)を中間位置で切断して二分し、ボビン(1)に繋がった一方の半田被着部(36b)を第2端子部(33)として該ボビン(1)に係止し、該ボビン(1)から切り離された他方の半田被着部(36a)は、次の第1工程にて新たなボビンに第1端子部(32)として係止する。
上記本発明のコイルユニットの製造方法によれば、導線(31)に形成される折り返し部(34)は、複数本の導線部(31a)(32b)(32c)の束から構成されて大きな太さとなっており、更に該折り返し部(34)に半田付けを施すことによって、複数本の導線部(31a)(32b)(32c)が一体化された半田被着部(36)が形成されるので、該半田被着部(36)を二分してなる第1端子部(32)と第2端子部(33)はそれぞれ1本の導線(31)が有する強度よりも充分に高い強度を発揮することになる。
又、前記折り返し部(34)に半田付けを施すことによって、同時に、折り返し部(34)を形成している導線(31)の絶縁被覆が除去され、中心導体の表面が露出するので、導線(31)の絶縁被覆を剥離するための特別な工程は不要である。
更に、前記半田被着部(36)が二分されて、ボビン(1)に繋がった一方の半田被着部(36b)が第2端子部(33)として該ボビン(1)に係止され、該ボビン(1)から切り離された他方の半田被着部(36a)が、次のコイルユニットの製造における第1工程にて、新たなボビンに第1端子部(32)として係止されるので、前回のコイルユニット製造サイクルにおける第3工程が次のコイルユニット製造サイクルにおける第1工程に繋がることとなり、コイルユニットの連続的な製造が実現される。
又、前記折り返し部(34)に半田付けを施すことによって、同時に、折り返し部(34)を形成している導線(31)の絶縁被覆が除去され、中心導体の表面が露出するので、導線(31)の絶縁被覆を剥離するための特別な工程は不要である。
更に、前記半田被着部(36)が二分されて、ボビン(1)に繋がった一方の半田被着部(36b)が第2端子部(33)として該ボビン(1)に係止され、該ボビン(1)から切り離された他方の半田被着部(36a)が、次のコイルユニットの製造における第1工程にて、新たなボビンに第1端子部(32)として係止されるので、前回のコイルユニット製造サイクルにおける第3工程が次のコイルユニット製造サイクルにおける第1工程に繋がることとなり、コイルユニットの連続的な製造が実現される。
具体的構成において、前記第3工程では、導線(31)に折り返し部(34)を形成した後、該折り返し部(34)を撚って撚り部(35)を形成し、該撚り部(35)に半田付けを施して半田被着部(36)を形成する。
該具体的構成によれば、導線(31)の折り返し部(34)を撚ることによって、該折り返し部(34)を構成する複数本の導線部(31a)(32b)(32c)が互いに絡み合って、1本化した撚り部(35)が得られるので、次の半田被着工程における半田付けが容易なものとなる。
該具体的構成によれば、導線(31)の折り返し部(34)を撚ることによって、該折り返し部(34)を構成する複数本の導線部(31a)(32b)(32c)が互いに絡み合って、1本化した撚り部(35)が得られるので、次の半田被着工程における半田付けが容易なものとなる。
又、他の具体的構成において、ボビン(1)は筒状の胴部(11)の端部に鍔部(12)を突設してなり、該鍔部(12)には、奥が拡大した一対の係止溝(2)(2)が凹設され、両係止溝(2)(2)にそれぞれ第1端子部(32)と第2端子部(33)を係止する。
該具体的構成によれば、第1端子部(32)及び第2端子部(33)をそれぞれボビン(1)の係止溝(2)(2)に押し込むことによって、各端子部は係止溝(2)の奥方に閉じ込められて、容易に脱出することはない。従って、両端子部(32)(33)をボビン(1)に固定するための特別な取付け具等は不要である。
該具体的構成によれば、第1端子部(32)及び第2端子部(33)をそれぞれボビン(1)の係止溝(2)(2)に押し込むことによって、各端子部は係止溝(2)の奥方に閉じ込められて、容易に脱出することはない。従って、両端子部(32)(33)をボビン(1)に固定するための特別な取付け具等は不要である。
本発明に係るコイルユニットの製造方法によれば、本発明のコイルユニットを具えたコイル装置を回路基板上に実装したり、第1及び第2端子部(32)(33)に他の回路から伸びる導線を接続する場合、コイル(3)の両端部に形成された第1端子部(32)及び第2端子部(33)が充分な強度を有しているために、両端子部(32)(33)をそのまま回路接続のための端子として利用することが出来、然も、両端子部(32)(33)を形成する導線(31)の絶縁被覆を剥がす作業が省略されるので、部品点数や組立工数を従来よりも削減することが出来る。
以下、本発明の実施の形態につき、図面に沿って具体的に説明する。
図1に示す如く、本発明に係るコイルユニット(4)は、ボビン(1)にコイル(3)を巻装してなり、該コイルユニット(4)を図8に示す如くコア(9)に装着することによってトロイダル型のコイル装置を構成するものである。
図1の如く、コイル(3)を形成する導線の両端部には第1端子部(32)及び第2端子部(33)が設けられており、両端子部(32)(33)がボビン(1)に係止されている。
図1に示す如く、本発明に係るコイルユニット(4)は、ボビン(1)にコイル(3)を巻装してなり、該コイルユニット(4)を図8に示す如くコア(9)に装着することによってトロイダル型のコイル装置を構成するものである。
図1の如く、コイル(3)を形成する導線の両端部には第1端子部(32)及び第2端子部(33)が設けられており、両端子部(32)(33)がボビン(1)に係止されている。
図2〜図7は、上記コイルユニット(4)の1回の製造サイクルにおける一連の工程を表わしており、この工程を繰り返すことによって、複数のコイルユニット(4)を連続的に製造する。
先ず、図2に示すボビン(1)を準備する。該ボビン(1)は樹脂成型品であって、貫通孔(13)を有する角筒状の胴部(11)の両端部に、一対の鍔部(12)(12)を突設してなり、少なくとも一方の鍔部(12)には、一対の係止溝(2)(2)が凹設されている。
先ず、図2に示すボビン(1)を準備する。該ボビン(1)は樹脂成型品であって、貫通孔(13)を有する角筒状の胴部(11)の両端部に、一対の鍔部(12)(12)を突設してなり、少なくとも一方の鍔部(12)には、一対の係止溝(2)(2)が凹設されている。
各係止溝(2)は、前記第1端子部(32)或いは第2端子部(33)が緊密状態で通過し得る最小限の幅を有する第1溝部(21)と、該第1溝部(21)の幅よりも大きな内径を有する第2溝部(22)とを有して、奥が拡大した形状を有している。
従って、図1の如く一対の係止溝(2)(2)に第1端子部(32)及び第2端子部(33)を係止した状態で、両端子部(32)(33)はそれぞれ係止溝(2)の奥部に拘持されて、係止溝(2)から容易に脱出することはない。
従って、図1の如く一対の係止溝(2)(2)に第1端子部(32)及び第2端子部(33)を係止した状態で、両端子部(32)(33)はそれぞれ係止溝(2)の奥部に拘持されて、係止溝(2)から容易に脱出することはない。
尚、一対の係止溝(2)(2)の形状、位置及び向きは図2に示すものに限らず、例えば図3(a)(b)に示す如く種々の位置や向きを有するものを採用することが出来る。
次に図4に示す如く、エナメル被覆導線(31)の巻き初め位置に設けられた第1端子部(32)を、ボビン(1)から外側へ突出させてボビン(1)の鍔部(12)の一方の係止溝(2)に係止する。尚、該第1端子部(32)は、前回のコイルユニット製造サイクルにおける図6の端子部形成工程によって既に導線(31)の端部に設けられているものであって、その作製方法については後述する。
そして、係止溝(2)に係止された第1端子部(32)から伸びる導線(31)をボビン(1)の胴部(11)の外周面に沿って巻回し、図5に示す如く複数のコイル層を形成する。
そして、係止溝(2)に係止された第1端子部(32)から伸びる導線(31)をボビン(1)の胴部(11)の外周面に沿って巻回し、図5に示す如く複数のコイル層を形成する。
続いて、ボビン(1)から伸びる導線(31)を図6(a)の如く巻き終わり位置の近傍で偶数回に亘って折り返すことにより、複数本の導線部(31a)(32b)(32c)が束になった折り返し部(34)を形成する。
次に、図6(b)の如く折り返し部(34)を螺旋状に撚って撚り部(35)を形成する。これによって複数本の導線部(31a)(32b)(32c)が互いに絡み合って一本化し、互いにばらけることのない撚り部(35)が得られ、該撚り部(35)の外径は、折り返し部(34)の折り返し回数に応じて大きなものとなる。
その後、図6(c)に示す如く、撚り部(35)に半田付けを施して、表面が半田で被われた半田被着部(36)を形成する。これによって更に外径が大きく且つ強度の高い半田被着部(36)が得られ、該半田被着部(36)を形成している複数本の導線部のエナメル被覆は半田付け時の熱によって除去される。そして、破線A−Aで示す様に、半田被着部(36)を中間位置で切断して、2つの半田被着部(36a)(36b)に分離する。
次に、図6(b)の如く折り返し部(34)を螺旋状に撚って撚り部(35)を形成する。これによって複数本の導線部(31a)(32b)(32c)が互いに絡み合って一本化し、互いにばらけることのない撚り部(35)が得られ、該撚り部(35)の外径は、折り返し部(34)の折り返し回数に応じて大きなものとなる。
その後、図6(c)に示す如く、撚り部(35)に半田付けを施して、表面が半田で被われた半田被着部(36)を形成する。これによって更に外径が大きく且つ強度の高い半田被着部(36)が得られ、該半田被着部(36)を形成している複数本の導線部のエナメル被覆は半田付け時の熱によって除去される。そして、破線A−Aで示す様に、半田被着部(36)を中間位置で切断して、2つの半田被着部(36a)(36b)に分離する。
この結果、図7に示す如く、ボビン(1)から伸びる導線(31)の端部には、半田被着部(36b)が形成されることとなり、該半田被着部(36b)を第2端子部(33)として、ボビン(1)から外側へ突出させてボビン(1)の係止溝(2)に係止する。
これによって、図1の如くボビン(1)の一対の係止溝(2)(2)に第1端子部(32)及び第2端子部(33)が係止されたコイルユニット(4)が得られることになる。
これによって、図1の如くボビン(1)の一対の係止溝(2)(2)に第1端子部(32)及び第2端子部(33)が係止されたコイルユニット(4)が得られることになる。
次のコイルユニット製造サイクルにおいては、図6に示す前述の端子部形成工程でボビン(1)から切り離された半田被着部(36a)を、図4に示す如く次の新たなボビン(1)の係止溝(2)に第1端子部(32)として係止し、該第1端子部(32)に繋がった導線(31)を該ボビン(1)の胴部(11)の外周面に巻回し、以後同様の工程を経て図1に示すコイルユニット(4)を得る。
上記本発明のコイルユニットの製造方法によれば、従来よりも少ない工数で図1に示すコイルユニット(4)を連続的に製造することが可能であり、これによって得られたコイルユニット(4)においては、第1端子部(32)及び第2端子部(33)がそれぞれ1本の導線よりも充分に高い強度を有しているので、図示の如く係止溝(2)(2)に係止された状態で、他の回路と接続するための端子として用いることが出来る。例えば、第1端子部(32)及び第2端子部(33)を直接に回路基板の貫通孔に挿入して、回路基板との電気的接続及び機械的接続を行なうことが出来る。
従って、従来の如くボビン(1)の鍔部(12)に一対の端子部材を突設した構造や該端子部材に導線をからげる作業は不要となり、従来よりも部品点数並びに組立工数を削減することが出来る。
従って、従来の如くボビン(1)の鍔部(12)に一対の端子部材を突設した構造や該端子部材に導線をからげる作業は不要となり、従来よりも部品点数並びに組立工数を削減することが出来る。
(1) ボビン
(11) 胴部
(12) 鍔部
(2) 係止溝
(3) コイル
(31) 導線
(32) 第1端子部
(33) 第2端子部
(34) 折り返し部
(35) 撚り部
(36) 半田被着部
(4) コイルユニット
(11) 胴部
(12) 鍔部
(2) 係止溝
(3) コイル
(31) 導線
(32) 第1端子部
(33) 第2端子部
(34) 折り返し部
(35) 撚り部
(36) 半田被着部
(4) コイルユニット
Claims (3)
- 筒状のボビン(1)にコイル(3)を巻装してなるコイルユニットを連続的に製造する方法であって、絶縁被覆が施された導線(31)の巻き初め位置に設けられている第1端子部(32)をその先端をボビン(1)から外側へ突出させてボビン(1)に係止する第1工程と、該導線(31)をボビン(1)の外周面に巻回してコイル(3)を形成する第2工程と、該導線(31)の巻き終わり位置に第2端子部(33)を設け、該第2端子部(33)をその先端をボビン(1)から外側へ突出させてボビン(1)に係止する第3工程とを繰り返すコイルユニット(4)の製造方法において、
前記第3工程では、導線(31)を巻き終わり位置の近傍で偶数回に亘って折り返すことにより、複数本の導線部(31a)(32b)(32c)が束になった折り返し部(34)を形成した後、該折り返し部(34)に半田付けを施して半田被着部(36)を形成し、該半田被着部(36)を中間位置で切断して二分し、ボビン(1)に繋がった一方の半田被着部(36b)を第2端子部(33)として該ボビン(1)に係止し、該ボビン(1)から切り離された他方の半田被着部(36a)は、次の第1工程にて新たなボビンに第1端子部(32)として係止することを特徴とするコイルユニットの製造方法。 - 前記第3工程では、導線(31)に折り返し部(34)を形成した後、該折り返し部(34)を撚って撚り部(35)を形成し、該撚り部(35)に半田付けを施して半田被着部(36)を形成する請求項1に記載のコイルユニットの製造方法。
- ボビン(1)は筒状の胴部(11)の端部に鍔部(12)を突設してなり、該鍔部(12)には、奥が拡大した一対の係止溝(2)(2)が凹設され、両係止溝(2)(2)にそれぞれ第1端子部(32)と第2端子部(33)を係止する請求項1又は請求項2に記載のコイルユニットの製造方法。
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