JP2006041357A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 誘導素子を備え、エネルギー損失が少なく、特性が優れた半導体装置を得る。
【解決手段】 表面に電極3が設けられた半導体基板1と、半導体基板1を覆うように設けられ、電極3と整合する位置に第1の開口部16を有する第1の絶縁樹脂層11と、第1の絶縁樹脂層11の上に設けられ、第1の開口部16を介して電極3と接続された第1の配線層12と、第1の絶縁樹脂層11及び第1の配線層12を覆うように設けられ、半導体基板1の表面に沿う位置が第1の開口部16とは異なる位置に開口した第2の開口部17を有する第2の絶縁樹脂層13と、第2の絶縁樹脂層13上に設けられ、第2の開口部17を介して第1の配線層12と接続された第2の配線層14とを有する半導体装置10であって、第2の配線層14は誘導素子15を有し、第1の絶縁樹脂層11と第2の絶縁樹脂層13との層厚の和が5μm以上60μm以下である。
【選択図】 図2

Description

本発明は、シリコンウェハ等の半導体基板上に誘導素子の形成と同時にパッケージングを行う半導体装置およびその製造方法に関する。
近年、高周波半導体素子を作製する際、そのインピーダンスマッチング等の目的で、半導体基板上にスパイラルインダクタ等の誘導素子が形成されている。しかしながら、配線と半導体基板との間に生じる寄生キャパシタンスのため、誘導素子によって作り出される電磁エネルギーの一部は、基板や誘導素子を形成する配線において失われる(この種のエネルギー損失については、例えば特許文献1参照)。
このような電磁エネルギーの損失の原因の一つは、配線と半導体基板との垂直的距離が近く、寄生キャパシタンスの影響が無視できなくなることである。そこで、半導体基板と誘導素子との間に厚い樹脂層を介在させて、電磁エネルギーの損失を抑制するという提案がある(例えば、日経マイクロデバイス誌、2002年3月号、p.125−127参照)。
特開2003−86690号公報
図8,図9は、スパイラルコイルを有する従来の半導体装置の一例を示す図面であり、図8は平面図、図9(a)は部分切欠斜視図、図9(b)は、図8のB−B線に沿う断面図である。
この半導体装置20においては、集積回路2が形成された半導体基板1の表面に集積回路2(IC)の電極3およびパッシベーション膜4(絶縁膜)が設けられている。
さらに、半導体基板1のパッシベーション膜4の上には、電極3と接続された下部配線層21が形成されており、さらに半導体基板1及び下部配線層21の上を覆うように絶縁樹脂層22が形成されており、この絶縁樹脂層22の上に誘電素子としてスパイラルコイル24を有する上部配線層23が設けられている。スパイラルコイル24は、下部配線層21を介して集積回路2の電極3と接続されている。
図10(a)〜(d)は、図8,図9に係る半導体装置の製造方法の一例を工程順に示す模式的断面図である。
まず、図10(a)に示すように、集積回路2、電極3およびパッシベーション膜4を有する半導体基板1を用意する。この半導体基板1は、例えば電極3としてAlパッドが設けられたシリコンウェハの上にSiNまたはSiO2等のパッシベーション膜4が形成されたものである。このパッシベーション膜4には、電極3と整合する位置に開口部5が設けられており、この開口部5を通して電極3が露出されている。パッシベーション膜4は、例えばLP−CVD法等により形成することができ、その膜厚は例えば0.1〜0.5μmである。
次いで、図10(b)に示すように、半導体基板1のパッシベーション膜4の上に下部配線層21を形成する。下部配線層21は、電極3とスパイラルコイル24とを接続する再配線層(アンダーパス)であり、一端部21aが電極3と接続されており、他端部21bはこの下部配線層21より上方に設けられる上部配線層23の端部23a,23b(図10(d)参照)と接続されるようになっている。下部配線層21の材料としては例えばAlやCuが用いられ、その厚さは例えば0.1〜10μmである。下部配線層21は、例えばスパッタリング法、蒸着法、メッキ法などにより形成することができる。
次いで、図10(c)に示すように、半導体基板1のパッシベーション膜4及び下部配線層21の上を覆うように絶縁樹脂層22を形成する。絶縁樹脂層22は、例えばポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂等からなり、その厚さは例えば0.1〜10μmである。絶縁樹脂層22は、例えば回転塗布法、印刷法、ラミネート法などにより形成することができる。絶縁樹脂層22には、下部配線層21の他端部21bと整合する位置に開口部25(図10中、2箇所)が設けられる。この開口部25は、例えばフォトリソグラフィ技術を利用したパターニングなどにより形成することができる。
次いで、図10(d)に示すように、絶縁樹脂層22の上にスパイラルコイル24を有する上部配線層23を形成する。上部配線層23の端部23a,23bは、絶縁樹脂層22の開口部25を貫通しており、該開口部25を介して下部配線層21の他端部21bと接続されている。上部配線層23の材料としては例えばCuが用いられ、その厚さは例えば1〜20μmである。上部配線層23は、例えば電解メッキ法などにより形成することができる。
また、図10に示す従来例では、スパイラルコイル24が上部配線層23に形成されているが、図11に示すように、スパイラルコイル24を下部配線層21に形成することもできる。ここで、図11を参照して、スパイラルコイル24が下部配線層21に形成された半導体装置の製造手順を説明する。
まず、図11(a)に示すように、集積回路2、電極3およびパッシベーション膜4を有する半導体基板1を用意する。この半導体基板1は、図10(a)に示す半導体基板1と同様のものであるので、重複する説明を省略する。
次いで、図11(b)に示すように、半導体基板1のパッシベーション膜4の上に下部配線層21を形成する。ここで、下部配線層21は、電極3と接続された接続用導電層26と、この段階では接続用導電層26および電極3に導通の無いスパイラルコイル24とを有する。
下部配線層21の材料としては例えばAlやCuが用いられ、その厚さは例えば0.1〜10μmである。下部配線層21は、例えばスパッタリング法、蒸着法、メッキ法などにより形成することができる。
次いで、図11(c)に示すように、半導体基板1のパッシベーション膜4及び下部配線層21の上を覆うように絶縁樹脂層22を形成する。絶縁樹脂層22は、例えばポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂等からなり、その厚さは例えば0.1〜10μmである。絶縁樹脂層22は、例えば回転塗布法、印刷法、ラミネート法などにより形成することができる。絶縁樹脂層22には、接続用導電層26およびスパイラルコイル24の端部24aと整合する位置に開口部25(図11中、4箇所)が設けられる。この開口部25は、例えばフォトリソグラフィ技術を利用したパターニングなどにより形成することができる。
次いで、図11(d)に示すように、絶縁樹脂層22の上に上部配線層23を形成する。上部配線層23の両端部23a,23bは、絶縁樹脂層22の開口部25を貫通しており、それぞれ接続用導電層26およびスパイラルコイル24の端部24aと接続されている。これにより、スパイラルコイル24は、上部配線層23(オーバーパス)および接続用導電層26を介して電極3と接続される。
上部配線層23の材料としては例えばCuが用いられ、その厚さは例えば1〜20μmである。上部配線層23は、例えば電解メッキ法などにより形成することができる。
しかしながら、図10,図11に示すような従来の半導体装置20においては、下記のように、なおも問題を有している。
ここで、図12に、従来の半導体装置の等価回路を示す。図12において、Cは、スパイラルコイルのキャパシタンスであり、Rは、スパイラルコイルの電気抵抗であり、Lは、スパイラルコイルのインダクタンスであり、C(OX+Resin)は、パッシベーション膜および絶縁樹脂層によるキャパシタンスであり、CSiは、半導体基板(シリコン基板)のキャパシタンスであり、RSiは、半導体基板(シリコン基板)の電気抵抗である。
図10に示すように、スパイラルコイル24が上部配線層23に設けられている場合、下記の(1),(2)に示す問題がある。
(1)下部配線層21と半導体基板1との距離が近いため、寄生キャパシタンスにより、CSiが増大し、エネルギー損失が生じる。
(2)下部配線層21と上部配線層23(スパイラルコイル24)との距離が近いため、Cが増大し、エネルギー損失が生じる。
図11に示すように、スパイラルコイル24が下部配線層21に設けられている場合、下記の(1),(2)に示す問題がある。
(1)スパイラルコイル24と半導体基板1との距離が近いため、渦電流損失によりRSiが増大し、エネルギー損失が生じる。
(2)下部配線層21(スパイラルコイル24)と上部配線層23との距離が近いため、Cが増大し、エネルギー損失が生じる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、半導体基板上に誘導素子が設けられた半導体装置に関し、エネルギー損失が少なく、特性が優れた半導体装置を得ることを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、表面に電極が設けられた半導体基板と、前記半導体基板を覆うように設けられ、前記電極と整合する位置に第1の開口部を有する第1の絶縁樹脂層と、前記第1の絶縁樹脂層の上に設けられ、前記第1の開口部を介して前記電極と接続された第1の配線層と、前記第1の絶縁樹脂層及び第1の配線層を覆うように設けられ、前記半導体基板の表面に沿う位置が前記第1の開口部とは異なる位置に開口した第2の開口部を有する第2の絶縁樹脂層と、前記第2の絶縁樹脂層上に設けられ、前記第2の開口部を介して前記第1の配線層と接続された第2の配線層とを有する半導体装置であって、前記第2の配線層は誘導素子を有し、前記第1の絶縁樹脂層と前記第2の絶縁樹脂層との層厚の和が5μm以上60μm以下であることを特徴とする半導体装置を提供する。
また、本発明は、半導体基板とその表面に設けられた電極の上を覆うように、第1の絶縁樹脂層を形成する第1の絶縁樹脂層形成工程と、前記第1の絶縁樹脂層に、前記電極を露出させる第1の開口部を形成する第1の開口部形成工程と、前記第1の絶縁樹脂層の上に、前記第1の開口部を介して前記電極と接続された第1の配線層を形成する第1の配線層形成工程と、前記第1の絶縁樹脂層及び第1の配線層の上を覆うように、第2の絶縁樹脂層を形成する第2の絶縁樹脂層形成工程と、前記半導体基板の表面に沿う位置が前記第1の開口部とは異なる位置となる位置で前記第1の配線層と整合した第2の開口部を形成する第2の開口部形成工程と、前記第2の開口部を介して前記第1の配線層と接続され、かつ誘導素子として機能する第2の配線層を前記第2の絶縁樹脂層上に形成する第2の配線層形成工程とを順に行い、前記第1の絶縁樹脂層と前記第2の絶縁樹脂層との層厚の和が5μm以上60μm以下となるように制御することを特徴とする半導体装置の製造方法を提供する。
本発明によれば、スパイラルコイル等の誘導素子と半導体基板との間に第1の絶縁樹脂層および第2の絶縁樹脂層が設けられるので、これら2層の絶縁樹脂層により、誘導素子と半導体基板との距離が充分に離される。その結果、渦電流損失等のエネルギー損失を低減させることができ、Q値(Quality Factor)が高く、特性の優れた誘電素子を有する半導体装置を得ることができる。
以下、最良の形態に基づき、図面を参照して本発明を説明する。
図1、図2は、本発明の半導体装置の一例を示す図面であり、図1は平面図、図2(a)は部分切欠斜視図、図2(b)は、図1のA−A線に沿う断面図である。
この半導体装置10においては、集積回路2が形成された半導体基板1の表面に集積回路2(IC)の電極3およびパッシベーション膜4が設けられている。
さらにこの半導体装置10は、半導体基板1のパッシベーション膜4上に設けられた第1の絶縁樹脂層11と、この第1の絶縁樹脂層11の上に設けられた第1の配線層12と、第1の絶縁樹脂層11及び第1の配線層12を覆うように設けられた第2の絶縁樹脂層13と、第2の絶縁樹脂層13上に設けられた第2の配線層14とを有する。
半導体基板1は、例えば電極3としてAlパッドが設けられたシリコンウェハの上にSiNまたはSiO2等のパッシベーション膜4(不動態化による絶縁膜)が形成されたものである。このパッシベーション膜4には、電極3と整合する位置に開口部5が設けられており、この開口部5を通して電極3が露出されている。パッシベーション膜4は、例えばLP−CVD法等により形成することができ、その膜厚は例えば0.1〜0.5μmである。
ここでは、スパイラルコイル15を有する配線層を集積回路2と接続するための電極3が、半導体基板1の表面の2箇所に設けられている。
本発明において、半導体基板は、シリコンウエハ等の半導体ウエハでもよく、半導体ウエハをチップ寸法に切断(ダイシング)した半導体チップであってもよい。半導体基板が半導体チップである場合は、まず、半導体ウエハの上に、各種半導体素子やIC、誘導素子等を複数組、形成した後、チップ寸法に切断することで複数の半導体チップを得ることができる。
図1,図2では、半導体基板上の誘導素子1個に対応する部分のみを図示したが、本発明は、いうまでもなく、半導体ウエハ等の半導体基板上に複数の誘導素子を設けることにも適用することができる。また、特に図示しないが、本発明の半導体装置には、第2の配線層14を封止する封止層、バンプ等の外部への出力端子等、種々の構造物を付加することができる。
第1の絶縁樹脂層11は、各電極3,3と整合する位置に形成された第1の開口部16を有する。第1の絶縁樹脂層11は、例えばポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂等からなり、その厚さは例えば1〜30μmである。
第1の絶縁樹脂層11は、例えば回転塗布法、印刷法、ラミネート法などにより形成することができる。また、第1の開口部16は、例えばフォトリソグラフィ技術を利用したパターニングなどにより形成することができる。
第2の絶縁樹脂層13は、半導体基板1の表面に沿う位置が第1の開口部16とは異なる位置に開口した第2の開口部17を有する。これら第2の開口部17は、それぞれ第2の配線層14の端部14a,14bに整合する位置に形成されている。
第1の配線層12は、電極3とスパイラルコイル15とを接続する再配線層である。第1の配線層12の一端部12aは、第1の開口部16を介して第1の絶縁樹脂層11を貫通し、電極3と接続されている。また、第1の配線層12の他端部12bは、第2の開口部17と整合する位置まで延びている。
第1の配線層12の材料としては例えばCu等が用いられ、その厚さは例えば1〜20μmである。これにより充分な導電性が得られる。第1の配線層12は、例えば、電解銅メッキ法等のメッキ法、スパッタリング法、蒸着法、または2つ以上の方法の組み合わせにより形成することができる。
第2の配線層14は、誘電素子としてのスパイラルコイル15を有する。第2の配線層14の端部14a,14bは、第2の開口部17を介して第2の絶縁樹脂層13を貫通しており、それぞれ、第1の配線層12の他端部12bと接続されている。
第2の配線層14の材料としては例えばCu等が用いられ、その厚さは例えば1〜20μmである。これにより充分な導電性が得られる。第2の配線層14は、例えば、電解銅メッキ法等のメッキ法、スパッタリング法、蒸着法、または2つ以上の方法の組み合わせにより形成することができる。
第2の絶縁樹脂層13及び第2の配線層14の上には、必要に応じて、少なくとも第2の配線層14を覆う封止層(図示略)を設けることができる。
封止層は、例えばポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂等からなり、その厚さは例えば10〜150μmである。封止層には、外部への端子を出力するための開口部が設けられる。
さらに、本形態例の半導体装置10は、第1の絶縁樹脂層11と第2の絶縁樹脂層13との層厚の和が5μm以上60μm以下であることを特徴とする。詳しくは後述するが、これにより、Q値が高く、特性の優れた誘電素子を有する半導体装置を得ることができる。
本形態例の半導体装置においては、第1の配線層12の層厚が、第2の配線層14の層厚以下であることが好ましい。特に、第1の配線層12の層厚を第2の配線層14の層厚で除した値が、0.3〜0.5であることが好ましい。
また、第1の配線層12の厚さが、第2の絶縁樹脂層13の厚さよりも薄いことが好ましい。
次に、図1,図2に示す半導体装置の製造方法について説明する。
図3(a)〜(e)は、上記半導体装置の製造方法の一例を工程順に示す模式的断面図である。図3(a)〜(e)の断面図は、図1のA−A線に沿う位置の断面を示す。
まず、図3(a)に示すように、集積回路2、電極3およびパッシベーション膜4を有する半導体基板1を用意する。
この半導体基板1は、上述したように、表面に電極3とパッシベーション膜4が形成されており、パッシベーション膜4には電極3と整合する位置に開口部5が設けられた半導体ウエハである。
次いで、図3(b)に示すように、半導体基板1のパッシベーション膜4の上に、第1の開口部16を有する第1の絶縁樹脂層11を形成する。
このような第1の絶縁樹脂層11は、例えば上記樹脂からなる膜を例えば回転塗布法、印刷法、ラミネート法などによってパッシベーション膜4上の全面に成膜(第1の絶縁樹脂層形成工程)した後、フォトリソグラフィ技術等を利用したパターニングなどにより、電極3と整合する位置に第1の開口部16を形成する(第1の開口部形成工程)ことによって形成することができる。
次いで、図3(c)に示すように、第1の絶縁樹脂層11の上に第1の配線層12を形成する(第1の配線層形成工程)。この第1の配線層12を所定の領域に製造する方法は特に限定されるものではないが、例えば国際公開第00/077844号パンフレットに記載された方法を用いることができる。
ここで、第1の配線層12を形成する好適な方法の一例について説明する。
まず、スパッタ法等により、電解めっき用の薄いシード層(図示略)を第1の絶縁樹脂層11上の全面または必要な領域に形成する。シード層は、例えばスパッタ法により形成されたCu層及びCr層からなる積層体、またはCu層及びTi層からなる積層体である。また、無電解Cuメッキ層でもよいし、蒸着法、塗布法または化学気相成長法(CVD)等により形成された金属薄膜層であってもよいし、上記の金属層形成方法を組み合わせてもよい。
次に、シード層の上に、電解メッキ用のレジスト膜(図示略)を形成する。このレジスト膜には第1の配線層12の形成すべき領域に開口部を設け、該開口部において前記シード層を露出させておく。レジスト膜は、例えばフィルムレジストをラミネートする方法、液体レジストを回転塗布する方法等により形成することができる。
そして、前記レジスト膜をマスクとして露出したシード層上に、電解めっき法等によりCu等から構成された第1の配線層12を形成する。このように、所望の領域に第1の配線層12が形成された後、不要なレジスト膜及びシード層はエッチングにより除去し、第1の配線層12が形成された領域以外の部分では第1の絶縁樹脂層11が露出されるようにする(図3(c)参照)。
次いで、図3(d)に示すように、第1の絶縁樹脂層11及び第1の配線層12の上を覆うように第2の絶縁樹脂層13を形成する。
このような第2の絶縁樹脂層13は、例えば上記樹脂からなる膜を例えば回転塗布法、印刷法、ラミネート法などによって第1の絶縁樹脂層11及び第1の配線層12の全面を覆うように成膜(第2の絶縁樹脂層形成工程)した後、フォトリソグラフィ技術等を利用したパターニングなどにより、第1の配線層12の他端部12bと整合する位置に第2の開口部17を形成する(第2の開口部形成工程)ことによって設けることができる。
次いで、図3(e)に示すように、第2の絶縁樹脂層13の上に、スパイラルコイル15を有する第2の配線層14を形成する(第2の配線層形成工程)。第2の配線層14を所定の領域に設ける方法は、第1の配線層12を設ける方法と同様に行うことができるので、詳しい説明は省略する。
第2の配線層14の上に封止層を設ける場合は、例えば、感光性ポリイミド樹脂等の感光性樹脂をフォトリゾグラフィ技術によりパターニングすることによって、所望の位置に開口部を有する封止層を形成することができる。なお、封止層の形成方法は、この方法に限定されるものではない。
封止層の形成後、前記誘導素子などの各種構造物が形成された半導体ウエハを所定の寸法にダイシングすることにより、前記誘導素子などがパッケージ化された半導体チップを得ることができる。
次に、本形態例の半導体装置の作用及び効果を説明する。
半導体基板と誘電素子との間に、第1及び第2の樹脂層を介在させることにより、半導体基板と誘電素子との距離が離れ、半導体基板の抵抗(図12のRSiを参照)が減少し、渦電流損失が低減する。また、半導体基板に近い側の第1の配線層が電極と誘電素子とを接続する接続用配線であり、半導体基板から離れた側の第2の配線層に誘電素子が設けられているため、半導体基板と誘電素子との距離が離れ、誘電素子から発生する磁束による渦電流損失が低減する。
また、半導体基板と誘電素子との間には、第1の絶縁樹脂層および第2の絶縁樹脂層が介在されるが、これら絶縁樹脂層の厚さの和を5μm以上60μm以下とすることにより、Q値の上昇が大きく、かつ寸法や製造コスト等の観点から好ましい半導体装置を得ることができる。2層の絶縁樹脂層の厚さの和が5μm未満であると、Q値の改善が小さく、好ましくない。また、2層の絶縁樹脂層の厚さの和が60μmを超えると、これ以上はQ値上昇の効果が伸びず(図5参照)、製造コストや製造条件などの観点から好ましくない。誘電素子として使用するためには、一般的に、このQ値が20以上であることが好ましい。
本形態例の半導体装置では、インダクタは、第1の配線層および第2の配線層からなるが、このうち、第1の配線層は、半導体基板上の電極と誘電素子(コイル)とを接続するアンダーパス部分であり、第2の配線層は、誘電素子(コイル)を有する部分である。
このとき、インダクタの抵抗(R)の中では、第2の配線層の抵抗が支配的となる。また、第1および第2の絶縁樹脂層の厚さを一定としたとき、第2の絶縁樹脂層の厚さがあまりに薄いと、第1の配線層と第2の配線層との間隔が小さくなり、インダクタのキャパシタンス(C)の増大によりエネルギー損失の影響が無視できなくなる。これは、第2の絶縁樹脂層(図2参照)のなかには、第1の絶縁樹脂層の直上に設けられた部分と、第1の配線層の上に設けられた部分とがあるので、第1の配線層があまりに厚いと、第2の絶縁樹脂層を形成する際に第1の配線層の上から樹脂が流れ出し、第1の配線層上の樹脂厚が目標の層厚よりも薄くなりやすいためである。
しかしながら、第1の配線層の厚さがあまりに薄いと、第1の配線層の断面積の縮小により電気抵抗が増大するので好ましくない。
第1の配線層の層厚を第2の配線層の層厚で除した値が、0.3以上0.5以下であることにより、キャパシタンス(C)の増大等の影響が低減され、特性が一層優れた半導体装置を得ることができる。
半導体基板がシリコン基板であり、第1及び第2の絶縁樹脂層がポリイミド樹脂からなり、第1の絶縁樹脂層と第2の絶縁樹脂層との間に第1の配線層が設けられており、第2の絶縁樹脂層の上に第2の配線層が設けられており、誘電素子が3.5回巻きのスパイラルコイルである半導体装置を製造し、特性を評価した。第1および第2の配線層の材料としては、Cuを用いた。
<誘導素子の配置>
本発明の実施例として、半導体基板に近い側の第1の配線層が接続用配線(アンダーパス)であり、半導体基板から離れた側の第2の配線層が誘電素子である半導体装置と、比較例として、半導体基板に近い側の第1の配線層が誘電素子であり、半導体基板から離れた側の第2の配線層が接続用配線(オーバーパス)である半導体装置を製造し、周波数とQ値の関係を測定した。
実施例の半導体素子と比較例の半導体素子は、上述のように誘導素子の配置を変えた以外には、絶縁樹脂層の厚さなどの条件を揃えて製造した。
図4中、実線は、誘電素子が第2の配線層に設けられた実施例の半導体素子のデータを示す。また、破線は、誘電素子が第1の配線層に設けられた比較例の半導体素子のデータを示す。
図4の結果に示すように、2層の配線層を設けるとしても、誘電素子を半導体基板から離れた側に設けたほうがQ値の高いインダクタを得ることができることが分かる。
<絶縁樹脂層の厚さ>
表1に示すように、第1の絶縁樹脂層と第2の絶縁樹脂層の層厚の和が異なる幾つかの半導体装置を製造して、周波数が2GHzのときのQ値を測定した。
なお、これらの半導体装置では、半導体基板に近い側の第1の配線層が接続用配線(アンダーパス)であり、半導体基板から離れた側の第2の配線層が誘電素子である。
図5及び表1に、第1の絶縁樹脂層と第2の絶縁樹脂層の層厚の和(樹脂層の全厚さ)に対するQ値の関係を示す。この結果から、第1の絶縁樹脂層と第2の絶縁樹脂層の層厚の和が5μm以上60μm以下である場合に、Q値が20以上となり、Q値上昇の効果が高く、かつ、絶縁樹脂層の全厚さが不必要に大きくならずに済むことが分かる。
Figure 2006041357
<導電層の厚さ>
第2の配線層の厚さを10μmに揃え、第1の配線層の厚さを数通りに変えて複数の半導体装置を製造した。
なお、これらの半導体装置では、半導体基板に近い側の第1の配線層が接続用配線(アンダーパス)であり、半導体基板から離れた側の第2の配線層が誘電素子である。
図6に、第2の配線層の厚さ(10μm)に対して、第1の配線層の厚さが1μm、3μm、5μm、または9μmである半導体装置のQ値(周波数は、2GHz)の測定値を示す。この測定では、第1の絶縁樹脂層の厚さは10μmとし、第2の絶縁樹脂層の厚さは10μmとした。
図6に示すように、第1の配線層の厚さを第2の配線層の厚さで除した値が、0.3〜0.5の範囲内である場合、Q値が一層優れた半導体装置を得ることができることが分かる。
図7に、第2の絶縁樹脂層の厚さ(第1の絶縁樹脂層の直上における厚さ)を10μmとし、第1の配線層の厚さが3μm、5μm、10μmである半導体装置において、第1の配線層と第2の配線層との間隔の測定値を示す。図7に示す測定では、第1の絶縁樹脂層の厚さは10μmとし、第2の配線層の厚さは10μmとした。
図7に示すように、第1の配線層の厚さが、第2の絶縁樹脂層の厚さに比べて薄いほど、第1の配線層と第2の配線層との間隔が大きくなった。このことから、第1の配線層の厚さが、第2の絶縁樹脂層の厚さに比べて薄いほど、Q値の高い、優れた半導体装置を得ることができるものと考えられる。
本発明は、例えば誘導素子がアンテナコイルとして機能する非接触ICタグ用半導体装置など、誘導素子を有する各種半導体装置に適用できる。
本発明の半導体装置の一例を示す平面図である。 本発明の半導体装置の一例を示す(a)部分切欠斜視図および(b)図1のA−A線に沿う断面図である。 (a)〜(e) 図1に示す半導体装置の製造方法の一例を工程順に示す模式的断面図である。 誘導素子の配置が異なる半導体装置について、周波数とQ値の関係の一例を示すグラフである。 第1の絶縁樹脂層と第2の絶縁樹脂層の層厚の和(樹脂層の全厚さ)に対するQ値の関係の一例を示すグラフである。 第1の配線層の厚さに対する、半導体装置のQ値の関係の一例を示すグラフである。 第1の配線層の厚さに対する、第1の配線層と第2の配線層との間隔の関係の一例を示すグラフである。 従来の半導体装置の一例を示す平面図である。 従来の半導体装置の一例を示す(a)部分切欠斜視図および(b)図8のB−B線に沿う断面図である。 (a)〜(d) 図8に示す半導体装置の製造方法の一例を工程順に示す模式的断面図である。 (a)〜(d) 従来の他の例の半導体装置の製造方法の一例を工程順に示す模式的断面図である。 従来の半導体装置の等価回路を示す回路図である。
符号の説明
1…半導体基板、3…電極、10…半導体装置、11…第1の絶縁樹脂層、12…第1の配線層(アンダーパス)、13…第2の絶縁樹脂層、14…第2の配線層、15…誘導素子(スパイラルコイル)、16…第1の開口部、17…第2の開口部。

Claims (5)

  1. 表面に電極が設けられた半導体基板と、
    前記半導体基板を覆うように設けられ、前記電極と整合する位置に第1の開口部を有する第1の絶縁樹脂層と、
    前記第1の絶縁樹脂層の上に設けられ、前記第1の開口部を介して前記電極と接続された第1の配線層と、
    前記第1の絶縁樹脂層及び第1の配線層を覆うように設けられ、前記半導体基板の表面に沿う位置が前記第1の開口部とは異なる位置に開口した第2の開口部を有する第2の絶縁樹脂層と、
    前記第2の絶縁樹脂層上に設けられ、前記第2の開口部を介して前記第1の配線層と接続された第2の配線層とを有する半導体装置であって、
    前記第2の配線層は誘導素子を有し、前記第1の絶縁樹脂層と前記第2の絶縁樹脂層との層厚の和が5μm以上60μm以下であることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1の配線層の層厚を前記第2の配線層の層厚で除した値が、0.3〜0.5であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記誘導素子がスパイラルコイルであることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 半導体基板とその表面に設けられた電極の上を覆うように、第1の絶縁樹脂層を形成する第1の絶縁樹脂層形成工程と、
    前記第1の絶縁樹脂層に、前記電極を露出させる第1の開口部を形成する第1の開口部形成工程と、
    前記第1の絶縁樹脂層の上に、前記第1の開口部を介して前記電極と接続された第1の配線層を形成する第1の配線層形成工程と、
    前記第1の絶縁樹脂層及び第1の配線層の上を覆うように、第2の絶縁樹脂層を形成する第2の絶縁樹脂層形成工程と、
    前記半導体基板の表面に沿う位置が前記第1の開口部とは異なる位置となる位置で前記第1の配線層と整合した第2の開口部を形成する第2の開口部形成工程と、
    前記第2の開口部を介して前記第1の配線層と接続され、かつ誘導素子として機能する第2の配線層を前記第2の絶縁樹脂層上に形成する第2の配線層形成工程とを順に行い、
    前記第1の絶縁樹脂層と前記第2の絶縁樹脂層との層厚の和が5μm以上60μm以下となるように制御することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 前記第1の配線層の層厚を前記第2の配線層の層厚で除した値が、0.3〜0.5となるように制御することを特徴とする請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
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