JP2006040953A - 基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 配管の配置を工夫することにより、順次に基板を処理する際の反復再現性を高めることができる。
【解決手段】 折り返し部33までの上流側と折り返し後の下流側の配管19が渦巻き状に交互に隣接し、下流側にあたるノズル先端29の手前側部分は、上流側の配管19に隣接して配置される。したがって、順次に基板Wに処理液を供給する際に、温調時間が異なるノズル先端29側と、取付部27a側とにおいて処理液間で熱交換が生じるので、先の基板Wに供給される処理液と、それ以降の基板Wに供給される処理液との間における温度差を小さくすることができる。その結果、順次に基板Wを処理する際の反復再現性を高めることができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、半導体ウエハや液晶表示装置用のガラス基板(以下、単に基板と称する)等の基板に対して乾燥処理を行う基板乾燥装置に係り、特に、処理液を基板に供給する技術に関する。
従来、この種の装置として、例えば、フォトレジスト液を貯留可能な配管を液溜まり部に備え、液溜まり部を温調部で挟み込んでフォトレジスト液を所定温度に調整し、配管の下流側にあたるノズルから基板に対してフォトレジスト液を供給する基板処理装置がある(例えば、特許文献1参照)。なお、液溜まり部における配管は、フォトレジスト液が供給される上流側から、ノズルが設けられた下流側に向かってジグザグ状に配置されている。
このように構成されている装置では、一枚の基板の処理に必要な量(以下、適宜に1ショット分の量と称する)を超えるフォトレジスト液を液溜まり部に貯留可能に配管長さが決められている。例えば、1.5ショット分や2ショット分に相当する長さである。したがって、液溜まり部において一枚分を超える基板の処理に必要なフォトレジスト液が温調されているので、複数枚の基板を順次に処理する際に、各々の基板に対して温調されたフォトレジスト液を供給することができ、フォトレジスト液による膜厚の面内均一性を高めることができる。
特開2003−297739号公報(図4)
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
すなわち、従来の装置は、上流側から配管に流入したフォトレジスト液が下流側のノズルの直前まで流通する間に温調部で温調されるが、最初に配管に貯留された1ショット分のフォトレジスト液は、残りの半ショット分や1ショット分のフォトレジスト液よりも液溜まり部に滞留している時間が長く、温調されている時間が長くなるなど、最初の1ショット分と以降の各ショット分とで温調時間が異なる場合がある。したがって、最初の1ショット分のフォトレジスト液は、それ以降のショット分のフォトレジスト液よりも温度が低くなる場合や高くなる場合があるので、1枚の基板とそれ以降の基板とにおいてフォトレジスト被膜の膜厚に差異が生じるという問題がある。換言すると、反復再現性が劣るという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、配管の配置を工夫することにより、順次に基板を処理する際の反復再現性を高めることができる基板処理装置を提供することを目的とする。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、1ショット分の量を超える処理液を貯留可能な配管を備えた液溜まり部に対して温調手段で所定温度に温調を行い、前記配管の下流側にあたるノズルから基板に対して処理液を供給する基板処理装置において、前記配管は、前記液溜まり部における上流側と下流側とを互いに当接または近接させて配設されていることを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項1に記載の発明によれば、液溜まり部における上流側と下流側とが互いに当接または近接するように配管が配設されている。したがって、温調時間が異なる下流側と、上流側とにおいて処理液間で熱交換が生じるので、先の基板に供給される処理液と、それ以降の基板に供給される処理液との間における温度差を小さくすることができる。その結果、順次に基板を処理する際の反復再現性を高めることができる。
本発明において、前記温調手段は、前記液溜まり部に対して着脱自在であり、前記液溜まり部に当接または近接して前記配管内の処理液に対する温調を行うことが好ましい(請求項2)。複数種類の処理液を使用する場合には、液溜まり部も複数配備されるが、温調手段が液溜まり部に着脱自在であって近接又は当接して温調を行う構成を採用することにより、温調手段を共通化することができる。したがって、装置構成を簡易化することができる。
また、本発明において、前記液溜まり部は、上流側にあたる配管を外側から内側に向かって所定方向周りに所定間隔を隔てて平面状で配置し、中心部で前記所定方向とは逆方向に折り返して配置し、前記所定方向周りに配置された配管に沿わせて内側から外側に向かって配置し、下流側にあたる前記ノズルに連通接続されていることが好ましい(請求項3)。折り返しまでの上流側と折り返し後の下流側の配管が交互に隣接し、処理液が吐出されるノズルに対して上流にあたる部分(全体では下流側)は、上流側の配管に隣接して配置される。したがって、温度差のある処理液間で熱交換が生じて、処理液の温度が均一化される。
また、本発明において、前記配管の折り返しは、S字状を呈することが好ましい(請求項4)。S字状を呈する形状で折り返すことにより、配管に無理な力が加わることがなく、円滑に折り返すことができるので、液溜まり部の組み立てが容易にできる。
また、本発明において、前記液溜まり部は、熱伝導率が高い材料からなる二片の板状部材を備え、前記二片の板状部材が対向する面には、前記配管の外形に応じた凹部が形成されていることが好ましい(請求項5)。二片の板状部材の対向面に凹部が形成されているので、それらの間に配管を配置するのが容易にできる。
なお、本明細書は、次のような基板処理装置に係る発明も開示している。
(1)1ショット分の量を超える処理液を貯留可能な配管を備えた液溜まり部に対して温調手段で所定温度に温調を行い、前記配管の下流側にあたるノズルから基板に対して処理液を供給する基板処理装置において、
前記液溜まり部は、上流側にあたる配管を外側から内側に向かって所定方向周りに大半径で曲げつつ、所定間隔を隔てて平面状で配置し、中心部で前記所定方向とは逆方向に折り返して配置し、前記所定方向周りに配置された配管に沿わせて内側から外側に向かって配置し、下流側にあたる前記ノズルに連通接続されていることを特徴とする基板処理装置。
この種の装置における液溜まり部の配管には、処理液への耐性等の関係上、フッ素樹脂製のものが用いられている。よく知られているように、フッ素樹脂製の配管は固く、半径小さく、即ちいわゆる曲げRを小さく曲げ加工することは困難である。そのため、従来の液溜まり部においてジグザグ状に配管を付設すると、液溜まり部の寸法が大きくなるので、装置において占有する空間や面積が大きくなるという問題がある。また、配管を無理に小半径で曲げ加工すると、亀裂や潰れが生じるので、装置の歩留まりが低下してコストが増大する問題がある。
前記(1)の発明によれば、折り返しまでの上流側と折り返し後の下流側の配管が大半径で曲げられつつ交互に隣接し、処理液が吐出されるノズルに対して上流にあたる部分(全体では下流側)は、上流側の配管に隣接して配置される。したがって、最小曲げRは折り返しの部分だけとなり、加工が容易にできる。その結果、液溜まり部を小型化することができるとともに、歩留まり向上によってコストの低減が可能である。さらに、上流側と下流側とで配管が隣接しているので、温度差のある処理液間で熱交換が生じて、処理液の温度が均一化される。
(2)前記(1)に記載の基板処理装置において、前記温調手段は、前記液溜まり部に対して着脱自在であり、前記液溜まり部に当接または近接して前記配管内の処理液に対する温調を行うことを特徴とする基板処理装置。
前記(2)に記載の発明によれば、複数種類の処理液を使用する場合には、液溜まり部も複数配備されるが、温調手段が液溜まり部に着脱自在であって近接又は当接して温調を行う構成を採用することにより、温調手段を共通化することができる。したがって、装置構成を簡易化することができる。
本発明に係る基板処理装置によれば、液溜まり部における上流側と下流側とが互いに当接または近接するように配管が配設されているので、温調時間が異なる下流側と、上流側とにおいて処理液間で熱交換が生じる。したがって、先の基板に供給される処理液と、それ以降の基板に供給される処理液との間における温度差を小さくすることができ、順次に基板を処理する際の反復再現性を高めることができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施例1を説明する。
図1は、実施例1に係る基板処理装置の概略構成を示す平面図である。なお、処理液としては、例えば、フォトレジスト液、現像液、リンス液、SOG(Spin On Glass)液、SOD(Spin On Dielectric)液などがあるが、以下の説明においては単に処理液と称する。
基板処理装置は、基板Wを水平姿勢で回転駆動するためのスピンチャック1を備え、その周囲を囲うように飛散防止カップ3を備えている。これらは装置の左側に寄せて配備されている。装置の右側には、三本の供給ノズル5をそれぞれ収納するための待機ポット7が配備されている。各待機ポット7は、一直線上に配設されている。
飛散防止カップ3と待機ポット7の手前側には、第1移動機構9が配備されている。この第1移動機構9は、リニアガイド11と、螺軸13とを備えている。螺軸13は、図示しない回転モータにより正逆転駆動される。第2移動機構15は、その一端側が摺動自在に嵌め付けられているとともに、螺軸13に螺合されており、図示しない回転モータの駆動により待機ポット7と飛散防止カップ3の上方の間を移動される。各待機ポット7は、供給ノズル5が待機している際に、処理液の固化を防止する等の機能を備えている。
第2移動機構15は、長軸方向に沿って移動自在の移動ヘッド17を備えている。この移動ヘッド17は、第2移動機構15の高さ方向(紙面方向)に対して昇降可能に構成されている。また、図示しない処理液供給源に連通接続されている配管19の先端側にあたる供給ノズル5を挟持するために、水平方向で互いに反対側へ向かって移動可能な一対の挟持ハンド21を備えている。また、一対の挟持ハンド21は、ペルチェ素子やヒータなどを備えた温調手段23を内蔵している。なお、配管19は、耐薬品性を備えているPFAなどのフッ素樹脂製である。
上記の第1移動機構9が第2移動機構15を待機ポット7の上方に移動させた後、第2移動機構15が3個の待機ポット7のいずれかの上方に移動ヘッド17を移動させ、待機ポット7へ移動ヘッド17を下降させる。そして、挟持ハンド21で供給ノズル5を挟持した後に移動ヘッド17を上昇させ、供給ノズル5を待機ポット7から取り出す。次いで、基板Wの中心付近に相当する第2移動機構15上における位置に移動ヘッド17を移動させ、第1移動機構9を移動させて供給ノズル5を基板Wの中心付近上方に移動させる。この状態で供給ノズル5から処理液を供給する。なお、挟持ハンド21が供給ノズル5を挟持した時点で、挟持ハンド21の温調手段23による温調が開始されている。このように温調手段23が各供給ノズル5に着脱自在で温調を行う構成を採用することにより、温調手段23を各供給ノズル5で共通化することができる。したがって、装置構成を簡易化することができる。
次に、図2及び図3を参照して、上述した供給ノズル5について説明する。なお、図2は、液溜まり部を示す側面図であり、図3は、図2の100−100矢視断面図である。
供給ノズル5は、液溜まり部25を備えている。この液溜まり部25は、熱伝導率が高い材料からなる二片の板状部材27と、これらで挟持固定されている配管19と、配管19の下流側にあたるノズル先端29とを備えている。二片の板状部材27は、配管19を取り付けるための取付部27aが右下隅部に形成されている。また、取付部27aにて配管19の移動を規制するための規制ピン31が立設されている。また、同様のものがノズル先端29の上部と折り返し部33に、それぞれ規制ピン35及びガイドピン37として立設されている。二片の板状部材27の対向面には、配管19の外形に応じた凹部である案内溝39が形成されている。
配管19は、次のように液溜まり部25に配置されている。
すなわち、上流側にあたる配管19を取付部27aから内側の折り返し部33に向かって所定方向周り(図2で時計方向)に所定間隔(ほぼ配管19の外径)を隔てて配置し、中心部の折り返し部33で逆S字状を呈するように所定方向とは逆方向に折り返して配置し、所定方向周りに配置された配管19に沿わせて外側に向かって配置し、下流側にあたるノズル先端29に連通接続されるように配置する。最終的には、図示しないネジ等によって二片の板状部材27が配管19とともに挟持固定される。なお、配管19は、例えば、内径が3mmで外径が4mmであり、長さが60〜100cmである。この配管長や径は、1.5枚分の基板Wに対して必要な処理液の量に相当する容量となるように決められている。
本実施例では、折り返し部33までの上流側と折り返し後の下流側の配管19が渦巻き状に交互に隣接し、下流側にあたるノズル先端29の手前側部分は、上流側の配管19に隣接して配置される。したがって、順次に基板Wに処理液を供給する際に、温調時間が異なる下流側(ノズル先端29側)と、上流側(取付部27a側)とにおいて処理液間で熱交換が生じるので、先の基板Wに供給される処理液と、それ以降の基板Wに供給される処理液との間における温度差を小さくすることができる。その結果、順次に基板Wを処理する際の反復再現性を高めることができる。
また、折り返し部33は、逆S字状を呈するように配置しているので、U字状に折り返すのに比較して配管19に無理な力が加わることがなく、円滑に折り返すことができるので、液溜まり部25の組み立てが容易にできる。その上、二片の板状部材27の対向面に凹部である案内溝39が形成されているので、それらの間に配管19を配置するのが容易にできる。
また、換言すると、配管19は次のように配設されている。
すなわち、上流側にあたる配管19を取付部27aから内側に向かって所定方向周りに大半径で曲げつつ、所定間隔を隔てて平面状で配置し、折り返し部33で所定方向とは逆方向に折り返して配置し、所定方向周りに配置された配管19に沿わせて折り返し部33から外側に向かって配置し、下流側にあたるノズル先端29に連通接続されるように設ける。
このように、折り返し部33までの上流側と折り返し後の下流側の配管19が大半径で曲げられつつ交互に隣接し、処理液が吐出されるノズル先端29に対して上流にあたる部分は、上流側の配管19に隣接して配置される。したがって、最小半径は折り返し部33だけとなり、配管19の加工が容易にできる。その結果、液溜まり部25を小型化することができるとともに、歩留まり向上によってコストの低減が可能となる。
次に、図4及び図5を参照して、上述した本実施例と従来例との比較を行う。なお、図4は、本実施例装置から吐出された処理液の温度を示すグラフであり、図5は、従来例装置から吐出された処理液の温度を示すグラフである。なお、これらのグラフ中における1st等は、何ショット目であるかを示すものである。
この図4のグラフから明らかなように、本実施例装置では、1ショット目と2ショット目との温度差が小さくなっているとともに、2ショット目以降の各ショット間における温度差も小さくなっている。その一方、図5の従来例装置では、1ショット目の温度が低く、2ショット目の温度が高くなり、それ以降はほぼ2ショット目と同じであるがショット間における温度差が激しいことがわかる。
なお、上記の実施例では、温調手段23が挟持ハンド21に内蔵されているが、以下の各実施例に記載のように液溜まり部25に内蔵するようにしてもよい。
また、挟持ハンド21は、供給ノズル5を当接挟持し、液溜まり部25と温調手段23との間で熱交換を行うが、液溜まり部25や挟持ハンド21のいずれか一方側または双方に小突起を設けて挟持した状態で近接するように構成してもよい。このような構成としても、上記同様の作用効果を奏する。
さらに、上記の例では、配管19を平面的に配しているが、例えば、図2において紙面の奥側にも配管19を引き回してノズル先端29に至るように構成してもよい。これにより、液溜まり部25に貯留可能な処理液の量を増やすことができ、供給ノズル5の大型化を抑制しつつも一度に温調可能なショット数を増やすことができる。
次に、図面を参照してこの発明の実施例2を説明する。
図6は、実施例2に係る基板処理装置の液溜まり部を示す概略構成図である。なお、上述した実施例1と同様の構成については、同符号を付すことにより詳細な説明を省略する。
液溜まり部25Aは、配管19が側方から配設され、螺旋状の螺旋形成部40を描きながら上方へ配され、上部の折り返し部33から螺旋形成部40の中央部を通り、螺旋形成部40の配管19の内側に当接するようにノズル先端29へ至るように配置されている。螺旋形成部40の周囲には、温調手段23が配設されている。
このような構成であっても、上述した実施例1と同様に、温調時間が異なる下流側(ノズル先端29側)と、上流側にあたる螺旋形成部40の配管19とにおいて処理液間で熱交換が生じるので、各ショット間における処理液の温度差を小さくすることができる。その結果、順次に基板Wを処理する際の反復再現性を高めることができる。
また、螺旋状に配管19を配することで、液溜まり部25Aにおける省スペース化を図ることができる。
次に、図面を参照してこの発明の実施例3を説明する。
図7は、実施例3に係る基板処理装置の液溜まり部を示す概略構成図である。なお、上述した各実施例と同構成については、同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
液溜まり部25Bは、側方から配された配管19が湾曲部41を経てほぼ垂直方向に引き上げられ、上部で大半径の折り返し部33を形成して下方に向けられる。そして、下端側が配管19の上流側の湾曲部41に沿って曲げられつつノズル先端29に連通されている。また、配管19の側方や上方には、温調手段23が配設されている。
このような構成を採用しても、実施例1,2と同様の効果を奏することができる。また、この実施例3は、配管19の配置が単純であるので、液溜まり部25Bを容易に構成することができる。
なお、側方からの配管19を斜め下方から配することで、湾曲部41の曲げ半径を小さくすることができ、さらに加工が容易になる。
次に、図面を参照してこの発明の実施例4を説明する。
図8は、実施例4に係る基板処理装置の液溜まり部を示す斜視図であり、図9は、図8の101−101矢視断面図である。なお、上記各実施例と同様の構成については同符号を付すだけに留めて詳述はしない。また、これらの図では、図示の関係上、温調手段23の図示を省略してある。
液溜まり部25Cは、側方からの配管19をy方向に配して第1直線部47を構成し、その先端部にてx方向を経てy方向への折り返し部43を形成し、y方向への第2直線部49を構成する。その先端部にてz方向を経てy方向への折り返し部45を形成する。第1直線部47は、第2直線部49と外周面が当接している。折り返し部45からy方向へ第3直線部51を経て、その先端部においてx方向を経て第1直線部47へ傾斜した折り返し部53を形成し、第1直線部47に沿った第4直線部55を経てノズル先端29へ配置する。
このように複雑に湾曲配置した構成を採用しても、温調時間が異なる下流側の第4直線部55と、上流側にあたる第1直線部47とにおいて処理液間で熱交換が生じるので、各ショット間における処理液の温度差を小さくすることができる。その結果、順次に基板Wを処理する際の反復再現性を高めることができる。また、第3直線部51と第2直線部49との隙間にも加熱器を配置することで、配管19の長さに起因する温度差を抑制できる。
なお、上述した本発明に係る各実施形態では、下流側の配管19と、上流側の配管19とが当接するように配置しているが、熱交換が行われる程度の距離に近接させるように構成してもよい。
実施例1に係る基板処理装置の概略構成を示す平面図である。 液溜まり部を示す側面図である。 図2の100−100矢視断面図である。 本実施例装置から吐出された処理液の温度を示すグラフである。 従来例装置から吐出された処理液の温度を示すグラフである。 実施例2に係る基板処理装置の液溜まり部を示す概略構成図である。 実施例3に係る基板処理装置の液溜まり部を示す概略構成図である。 実施例4に係る基板処理装置の液溜まり部を示す斜視図である。 図8の101−101矢視断面図である。
符号の説明
W … 基板
1 … スピンチャック
3 … 飛散防止カップ
5 … 供給ノズル
7 … 待機ポット
9 … 第1移動機構
11 … リニアガイド
13 … 螺軸
15 … 第2移動機構
17 … 移動ヘッド
19 … 配管
21 … 挟持ハンド
23 … 温調部
25 … 液溜まり部
27 … 板状部材
29 … ノズル先端
33 … 折り返し部
39 … 案内溝

Claims (5)

  1. 1ショット分の量を超える処理液を貯留可能な配管を備えた液溜まり部に対して温調手段で所定温度に温調を行い、前記配管の下流側にあたるノズルから基板に対して処理液を供給する基板処理装置において、
    前記配管は、前記液溜まり部における上流側と下流側とを互いに当接または近接させて配設されていることを特徴とする基板処理装置。
  2. 請求項1に記載の基板処理装置において、
    前記温調手段は、前記液溜まり部に対して着脱自在であり、前記液溜まり部に当接または近接して前記配管内の処理液に対する温調を行うことを特徴とする基板処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の基板処理装置において、
    前記液溜まり部は、上流側にあたる配管を外側から内側に向かって所定方向周りに所定間隔を隔てて平面状で配置し、中心部で前記所定方向とは逆方向に折り返して配置し、前記所定方向周りに配置された配管に沿わせて内側から外側に向かって配置し、下流側にあたる前記ノズルに連通接続されていることを特徴とする基板処理装置。
  4. 請求項3に記載の基板処理装置において、
    前記配管の折り返しは、S字状を呈することを特徴とする基板処理装置。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の基板処理装置において、
    前記液溜まり部は、熱伝導率が高い材料からなる二片の板状部材を備え、
    前記二片の板状部材が対向する面には、前記配管の外形に応じた凹部が形成されていることを特徴とする基板処理装置。
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