JP2006040402A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

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    • G11B5/55Track change, selection or acquisition by displacement of the head
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Abstract

【課題】磁気ディスクのサーボ・データ領域を拡張することなく、繰り返し誤差の影響を抑制する。
【解決手段】サーボ制御装置100は、磁気ヘッド20が読み出した位置情報の、磁気ディスクの回転周波数程度の低い周波数成分に対し、この低い周波数成分を位置情報から除去するピーク・フィルタ102と、位置情報を繰り返し誤差補償用データyを用いて補正する手段105と、補正手段105の出力uに基づいて制御量を計算する位相補正回路101と、ピーク・フィルタ102の出力と位相補正回路101の出力を加算する回路103とを有し、位置情報の、磁気ディスクの回転周波数程度の低い周波数成分に対し、位置情報に基づいて磁気ヘッドの位置決め制御量を計算し、位置情報と繰り返し誤差補償用データに基づいて計算された制御量に加算し、磁気ヘッドの位置決めを制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は磁気ディスク装置に係り、特に磁気ヘッドを磁気ディスクの目標トラックに位置決めするサーボ制御装置に関する。
磁気ディスク装置に搭載されている磁気ディスクには、同心円状に複数のデータ・トラックが形成されていると共に、ディスクの半径方向に沿ってサーボ・データが予め記録されている。サーボ・データは、トラック・データと、セクタ・データと、バースト信号の位置情報で構成されている。トラック・データはトラック・アドレスを表す情報であり、セクタ・データはセクタ番号を表す情報であり、磁気ヘッドで読み取ったトラック・データに基づいて、磁気ヘッドのおおよその位置、すなわち磁気ヘッドがどのデータ・トラックに位置しているかを識別することができる。また、バースト信号は、各々信号が記録された領域がディスクの半径方向に沿って一定間隔で配列され互いに信号記録領域の位相が異なる複数のバースト・パターン列で構成されており、磁気ヘッドからバースト・パターンに応じて出力される信号に基づいて、磁気ヘッドの正確な位置、すなわち磁気ヘッドが対応しているデータ・トラックに対し、磁気ヘッドの位置がディスクの内周側あるいは外周側にどの程度ずれているのかを検出することができる。
磁気ディスクに対する情報の読み取りまたは書き込みは、磁気ディスクが回転している状態で、磁気ヘッドで読み取ったトラック・データに基づいて磁気ヘッドのおおよその位置を判断しながら磁気ヘッドを移動させて磁気ヘッドを目標のデータ・トラックに対応させ、次に磁気ヘッドからバースト・パターンに応じて出力される信号に基づいて磁気ヘッドを目標のデータ・トラックに正確に位置決めした後に行われる。また、情報の読み取りまたは書き込みを行っている間も、磁気ヘッドからバースト・パターンに応じて出力される信号に基づいて、目標トラックに対して磁気ヘッドが一定の位置に位置するようにフィードバック制御される。
高密度記録のためにデータ・トラック幅が狭まるにつれ、ディスク上に記録されたサーボ・データが完全な同心円となっていないために生じる繰り返し誤差(RRO:repeatable runout)が問題となる。このRROを補償するため、特許文献1に記載されているように、ディスク上に記録されたサーボ・データ領域の最後にRRO補償用データを記録する方法が知られている。また、特許文献2には、RRO補償用データを得る具体的な方法として、低い周波数成分を測定する方法が記載されている。
特表2002−525776号公報 特表2003−505818号公報
特許文献1記載の方法では、すべての周波数成分に対しRRO補償用データを使用してRRO成分を抑制し、ディスクの回転中心から同心円にデータ・トラックを配置しようとしている。しかしながら、サーボ・データ領域には上記のとおり、トラック・データ、セクタ・データ、バースト信号が含まれており、さらにRRO補償用データを加えることになり、ユーザ・データの記録領域が減ることになる。また、磁気ディスクが、サーボ・データを書き込まれた後、衝撃等の外乱でシフトし、データ・トラックの中心がスピンドルの回転中心からずれてしまった場合、RRO補償後に、磁気ヘッドが数本のデータ・トラックを横切ることになる。この場合まで補正しようとすると、RRO補償用データにトラック・アドレスまで含めなければならず、RRO補償用データ記録領域が長くなりすぎてしまう。
そもそも、RRO補償値の測定後にディスクがシフトする場合もあり、低い周波数を補正しても正しい値になるとは限らないので、RRO補償に低い周波数を対象とする必要性はない。
本発明の目的は、磁気ディスクのサーボ・データ領域を拡張することなく、繰り返し誤差の影響を抑制できるサーボ制御装置を具備する磁気ディスク装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の磁気ディスク装置においては、
繰り返し誤差補償用データを含む複数のサーボ・データ領域と、該サーボ・データ領域間にデータ記録領域とが形成された複数のトラックを有する磁気ディスクと、
該磁気ディスクを保持し回転させるスピンドル・モータと、
前記磁気ディスクに対してデータの書き込みと読み出しを行う磁気ヘッドと、
該磁気ヘッドを前記磁気ディスクの半径方向に移動させる駆動手段と、
前記磁気ヘッドが前記サーボ・データ領域から読み出した位置情報と繰り返し誤差補償用データに基づいて前記磁気ヘッドの位置決め制御量を計算し、前記磁気ヘッドを前記磁気ディスクの目標トラックに位置決めするサーボ制御装置と、を有し、
前記サーボ制御装置は、前記磁気ヘッドが読み出した位置情報の、前記磁気ディスクの回転周波数程度の低い周波数成分に対し、前記位置情報に基づいて前記磁気ヘッドの位置決め制御量を計算し、前記位置情報と前記繰り返し誤差補償用データに基づいて計算された前記制御量に加算し、前記磁気ヘッドの位置決めを制御することを特徴とする。
前記サーボ制御装置は、ピーク・フィルタと位相補正回路とを有し、前記ピーク・フィルタによって、前記磁気ヘッドが読み出した位置情報に前記磁気ディスクの回転周波数程度の低い周波数成分が含まれているときには、この低い周波数成分が前記位相補正回路に入力されないようにする。
前記磁気ディスクの回転周波数程度の低い周波数成分には、数次の高調波が含まれている。
前記繰り返し誤差補償用データは、前記磁気ヘッドが読み出した位置情報に加えられた外部ノイズの推定値である。
上記目的を達成するために、本発明の磁気ディスク装置においては、
繰り返し誤差補償用データを含む複数のサーボ・データ領域と、該サーボ・データ領域間にデータ記録領域とが形成された複数のトラックを有する磁気ディスクと、
該磁気ディスクを保持し回転させるスピンドル・モータと、
前記磁気ディスクに対してデータの書き込みと読み出しを行う磁気ヘッドと、
該磁気ヘッドを前記磁気ディスクの半径方向に移動させる駆動手段と、
前記磁気ヘッドが前記サーボ・データ領域から読み出した位置情報と繰り返し誤差補償用データに基づいて前記磁気ヘッドの位置決め制御量を計算し、前記磁気ヘッドを前記磁気ディスクの目標トラックに位置決めするサーボ制御装置と、を有し、
前記サーボ制御装置は、前記磁気ヘッドが読み出した位置情報の、前記磁気ディスクの回転中心がずれたことにより生じる低い周波数成分に対し、前記位置情報に基づいて前記磁気ヘッドの位置決め制御量を計算し、前記位置情報と前記繰り返し誤差補償用データに基づいて計算された前記制御量に加算し、前記磁気ヘッドの位置決めを制御することを特徴とする。
前記サーボ制御装置は、ピーク・フィルタと位相補正回路とを有し、前記ピーク・フィルタによって、前記磁気ヘッドが読み出した位置情報に前記磁気ディスクの回転中心がずれたことにより生じる低い周波数成分が含まれているときには、この低い周波数成分が前記位相補正回路に入力されないようにする。
前記磁気ディスクの回転中心がずれたことにより生じる低い周波数成分には、数次の高調波が含まれている。
上記目的を達成するために、本発明の磁気ディスク装置においては、
繰り返し誤差補償用データを含む複数のサーボ・データ領域と、該サーボ・データ領域間にデータ記録領域とが形成された複数のトラックを有する磁気ディスクと、
該磁気ディスクを保持し回転させるスピンドル・モータと、
前記磁気ディスクに対してデータの書き込みと読み出しを行う磁気ヘッドと、
該磁気ヘッドを前記磁気ディスクの半径方向に移動させる駆動手段と、
前記磁気ヘッドが前記サーボ・データ領域から読み出した位置情報と繰り返し誤差補償用データに基づいて前記磁気ヘッドの位置決め制御量を計算し、前記磁気ヘッドを前記磁気ディスクの目標トラックに位置決めするサーボ制御装置と、を有し、
前記サーボ制御装置は、前記磁気ヘッドが読み出した位置情報の、前記磁気ディスクの回転周波数程度の低い周波数成分に対し、この低い周波数成分を前記位置情報から除去するピーク・フィルタと、前記位置情報を前記繰り返し誤差補償用データを用いて補正する手段と、該補正手段の出力に基づいて制御量を計算する位相補正回路と、前記ピーク・フィルタの出力と前記位相補正回路の出力を加算する回路と、を有することを特徴とする。
前記ピーク・フィルタは、前記磁気ディスクの回転周波数程度の低い周波数とその数次の高調波に対して高利得を示す狭帯域特性を有する。
前記ピーク・フィルタは、伝達関数で表したとき、分子がFIRフィルタである。
本発明によれば、磁気ディスクのサーボ・データ領域を拡張することなく、繰り返し誤差の影響を抑制することができる。
図7は本発明の一実施例による磁気ディスク装置10の構成を示している。磁気ディスク装置10は、スピンドル・モータ14を備え、電源が投入されるとスピンドル・モータ14の回転軸12が一定速度で回転する。回転軸12には、互いの軸線が一致するようにモータ・ハブ16が取り付けられており、モータ・ハブ16の外周には磁気ディスク18が取り付けられている。
磁気ディスク18は円板状の基板の両面に、磁気記録媒体(記録面)が形成され、中心部にはモータ・ハブ16の外形寸法とほぼ同径の孔が穿設されている。孔にはモータ・ハブ16が挿入され、磁気ディスク18はモータ・ハブ16の外周面に固定されている。磁気ディスク装置10の電源が投入されてスピンドル・モータ14によって回転軸12が回転されると、磁気ディスク18はモータ・ハブ16と一体的に回転される。
また、磁気ディスク装置10は磁気ディスク18の各記録面に対応して設けられた磁気ヘッド20A,20Bを備えている。磁気ヘッド20A,20B(20)は、MR素子を利用して情報の読み取りを行う読取りヘッドと、情報の書き込みを行う誘導型書込みヘッドとで構成されている。磁気ヘッド20A,20Bは各々アーム22A,22B(22)の先端に取り付けられており、磁気ディスク18の対応する記録面から僅かに離れた位置に保持されている。アーム22A,22Bの磁気ヘッド20A,20Bが取り付けられた側と反対側の端部は駆動装置24に取り付けられている。
駆動装置24はアーム22A,22Bを回転させるボイス・コイル・モータ(VCM)を備えており、VCMが駆動されると磁気ヘッド20A,20Bが磁気ディスク18の半径方向に移動するようにアーム22A,22Bを回転させる。これにより、磁気ヘッド20A,20Bは磁気ディスク18の目標位置に位置付けされる。
磁気ディスク18の各記録面には、図8に示すように、磁気ディスク18の周方向に複数のデータ・トラック19が形成されており、各データ・トラック19には半径方向に沿ってサーボ・データ領域50が放射状に形成されている。データ・トラック19のサーボ・データ領域50とサーボ・データ領域50の間はユーザ・データ領域52となる。
図9にサーボ・データ領域50の一部を示す。サーボ・データ領域50にはトラック識別情報記録領域50Aと、バースト・パターン記録領域50Bと、繰り返し誤差(RRO)補償用データ記録領域50Cが設けられている。トラック識別情報記録領域50Aには、各データ・トラック19のトラック・アドレスをグレイ・コードで表したトラック識別情報が記録されている。また、バースト・パターン記録領域50Bにはバースト・パターンが記録されている。バースト・パターンはデータ・トラック19の配列方向(矢印B方向)、すなわち磁気ディスク18の半径方向に沿って配列された4本のバースト・パターン列A乃至Dからなる。各バースト・パターン列A乃至Dを構成する各信号記録領域50a乃至50dは、磁気ディスク18の半径方向に沿った寸法及び隣り合う領域との間隔が各データ・トラック19のピッチPに等しい。
バースト・パターン列Aの信号記録領域50a及びバースト・パターン列Bの信号記録領域50bは、磁気ディスク18の半径方向に沿って千鳥状に配置され、かつ各領域の磁気ディスク18の半径方向に沿った両端部の辺がデータ・トラック19の幅方向中心部に対応しており、各領域に信号が記録されることによってバースト・パターン列A及びBが形成されている。また、バースト・パターン列Cの信号記録領域50c及びバースト・パターン列Dの信号記録領域50dは、磁気ディスク18の半径方向に沿って千鳥状に配置され、かつ各領域の磁気ディスク18の半径方向に沿った両端部の辺が隣接するデータ・トラック間の境界に対応しており、各領域に信号が記録されることによってバースト・パターン列C及びDが形成されている。
繰り返し誤差(RRO)補償用データ記録領域50Cには、RROを補正するためのRRO補償用データ51が記録されている。RRO補償用データ51は、測定可能な位置誤差信号から慣性座標系に対する磁気ヘッドの移動量を計算し、測定可能な位置誤差信号に磁気ヘッドの移動量を加算することで得られる。
ユーザ・データ領域52には複数のデータ・トラック19が同心円状にピッチPで形成されている。各データ・トラック19に対しては、磁気ヘッド20が磁気ディスク18の周方向(矢印A方向)に沿って情報の読み取り、書き込みを行う。
本発明では、図10に示すように、衝撃等の外乱により磁気ディスク18がシフトし、データ・トラック19の中心がモータ・ハブ16の回転中心からずれてしまった場合でも、上記のRRO補償用データ量を増やすことなく、磁気ヘッドの位置決めを正確に行うサーボ制御装置を得ることを目的にしている。その実現手段の一例を図1乃至図6を参照して説明する。
図1は磁気ヘッド20をデータ・トラック19に追従するように制御するサーボ制御装置100のブロック構成図である。サーボ制御装置100は、位相補正回路101と、ピーク・フィルタ102と、加算器103と、RRO生成回路104と、減算器105を含む。加算器103の出力であるVCMを駆動する制御電流はVCMに入力され、VCMにより移動制御された磁気ヘッド20が読み取ったサーボ・データ信号(位置情報)はRROあるいは衝撃等の外部ノイズeが加わった信号xとしてサーボ制御装置100にフィードバックされる。
通常の情報の読み取り、書き込みの場合は、RRO生成回路104は使用しないので、減算器105は、磁気ヘッド20が読み取ったサーボ・データ信号の位置情報信号xから、RRO補償用データyを減算する。すなわちRROを補正した位置情報信号uを位相補正回路102に出力する。
位相補正回路101は、減算器105からの位置情報信号uを入力し、磁気ヘッド20の目標位置に対する現在位置のずれを検出し、磁気ヘッド20の移動量(駆動装置24の制御量)を計算してVCMに制御電流として供給する。
ピーク・フィルタ102は、一周120Hzの磁気ディスク装置10の場合、図2に示すように6次までの周波数に対して高利得を示す狭帯域特性を有する。したがって、図10に示すように磁気ディスク18がシフトしたときに生じる低い周波数成分は、ピーク・フィルタ102で除去され、位相補正回路101には入力されない。位相補正回路101は、磁気ディスク18がシフトしたときに生じるような低い周波数成分が除かれたサーボ・データ信号に基づいて、磁気ヘッド20を目標トラックに正確に位置付けるようにサーボ制御する。
ピーク・フィルタ102の効果により、磁気ディスク18がシフトしたときに生じる低い周波数に対しては、トラック識別情報とバースト・パターンを用いて磁気ヘッド20を追従させることができる。したがって、RRO補償用データに低い周波数成分やトラック・アドレスまで含める必要はなくなる。
RRO補正データ測定時の場合、図1のブロック図は図3のブロック図のように表すことができる。A(z)は安定なzの多項式で表され、系の安定のために決められる。このとき、回転周波数の高調波をωk(k=1,2…)とすると、次の式を満たすように設計すれば安定な系が構成できる。
|∠A(ejωk)−P|<φ
但し、
∠:複素平面での角度
Figure 2006040402
Figure 2006040402
図3のlは、正の小さな定数で、図の開ループ関数のナイキスト線図が(−1,0)の点を横切らないように、大きさが決められる。
次に、RRO補償用データを生成あるいは変更する場合について説明する。RRO補償用データを生成あるいは変更する場合は、図1のRRO生成回路104を動作させることになる。このとき、図1と等価となるブロック構成図を図4に示す。RRO生成回路104のZ−1は、定常状態では、RROのすべての周波数成分を通さないので、その出力uはゼロとなる。このとき、x=e/(1+PC)となるので、PCが十分小さければ、xを知ればeが分かることになる。なお、ピーク・フィルタ102の作用によりxに低い周波数成分は入ってこないので、その周波数成分は含まれない。xとyはuがゼロなので等しいことになり、yを知ればRRO補正値が分かることになる。
Cは狭帯域とはいえ、ピーク周波数の数次上の高調波に対して影響を与え、そのためP、Cが大きくなり、eの推定に誤差を生じさせる可能性がある。その場合は、オフラインで時間遅れのないFIRを構成し、その周波数成分を除去すれば良い。
RRO補償値yを測定後は、その値を磁気ディスク18のRRO補償用データ記録領域50CにRRO補償用データ51として書き込む。あるいは、Flash ROMなどのメモリに書き込んでも良い。このRRO補償用データ51を各セクタ毎に読み出して図1のyとして与えRRO補正を行う。また、yは実際に外乱eの推定値なので、C、HがRRO補償値測定時の値と完全に同じである必要はない。
以上の説明のとおり、上記実施例によれば、必要でない低周波のRROをRRO補償から除外したRRO補償が可能となる。したがって、RRO補償用データを長くすることなく、磁気ヘッドの位置決めを正確に行うことができる。
図5に上記したRRO補償値yの生成あるいは更新処理をフローチャートにして示す。A(z)は、A(z)=α0+α1z+α2z+α3z+α4z、として計算している。図6に通常動作時の処理をフローチャートにして示す。
本発明の一実施例によるサーボ制御装置のブロック構成図である。 サーボ制御装置のピーク・フィルタの周波数特性を示す図である。 通常動作時における図1と等価なブロック構成図である。 RRO補償値の生成あるいは更新時における図1と等価なブロック構成図である。 サーボ制御装置のRRO補償値の生成あるいは更新時の処理を示すフローチャートである。 サーボ制御装置の通常動作時の処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施例による磁気ディスク装置の概略構成図である。 磁気ディスクの記録面の平面図である。 サーボ・データ領域の一部を示す図である。 衝撃等の外乱により磁気ディスクがシフトした状態を示す図である。
符号の説明
10…磁気ディスク装置、
12…回転軸、
14…スピンドル・モータ、
16…モータ・ハブ、
18…磁気ディスク、
19…データ・トラック、
20(20A,20B)…磁気ヘッド、
22(22A,22B)…アーム、
24…駆動装置、
50…サーボ・データ領域、
50A…トラック識別情報記録領域、
50B…バースト・パターン記録領域、
50C…RRO補償用データ記録領域、
51…RRO補償用データ、
52…ユーザ・データ領域、
100…サーボ制御装置、
101…位相補正回路、
102…ピーク・フィルタ、
103…加算器、
104…RRO生成回路、
105…減算器、
x…位置情報、
y…RRO補償値、
u…RRO補正後の位置情報。

Claims (10)

  1. 繰り返し誤差補償用データを含む複数のサーボ・データ領域と、該サーボ・データ領域間にデータ記録領域とが形成された複数のトラックを有する磁気ディスクと、
    該磁気ディスクを保持し回転させるスピンドル・モータと、
    前記磁気ディスクに対してデータの書き込みと読み出しを行う磁気ヘッドと、
    該磁気ヘッドを前記磁気ディスクの半径方向に移動させる駆動手段と、
    前記磁気ヘッドが前記サーボ・データ領域から読み出した位置情報と繰り返し誤差補償用データに基づいて前記磁気ヘッドの位置決め制御量を計算し、前記磁気ヘッドを前記磁気ディスクの目標トラックに位置決めするサーボ制御装置と、を有する磁気ディスク装置において、
    前記サーボ制御装置は、前記磁気ヘッドが読み出した位置情報の、前記磁気ディスクの回転周波数程度の低い周波数成分に対し、前記位置情報に基づいて前記磁気ヘッドの位置決め制御量を計算し、前記位置情報と前記繰り返し誤差補償用データに基づいて計算された前記制御量に加算し、前記磁気ヘッドの位置決めを制御することを特徴とする磁気ディスク装置。
  2. 前記サーボ制御装置は、ピーク・フィルタと位相補正回路とを有し、前記ピーク・フィルタによって、前記磁気ヘッドが読み出した位置情報に前記磁気ディスクの回転周波数程度の低い周波数成分が含まれているときには、この低い周波数成分が前記位相補正回路に入力されないようにすることを特徴とする請求項1記載の磁気ディスク装置。
  3. 前記磁気ディスクの回転周波数程度の低い周波数成分には、数次の高調波が含まれていることを特徴とする請求項1又は2記載の磁気ディスク装置。
  4. 前記繰り返し誤差補償用データは、前記磁気ヘッドが読み出した位置情報に加えられた外部ノイズの推定値であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の磁気ディスク装置。
  5. 繰り返し誤差補償用データを含む複数のサーボ・データ領域と、該サーボ・データ領域間にデータ記録領域とが形成された複数のトラックを有する磁気ディスクと、
    該磁気ディスクを保持し回転させるスピンドル・モータと、
    前記磁気ディスクに対してデータの書き込みと読み出しを行う磁気ヘッドと、
    該磁気ヘッドを前記磁気ディスクの半径方向に移動させる駆動手段と、
    前記磁気ヘッドが前記サーボ・データ領域から読み出した位置情報と繰り返し誤差補償用データに基づいて前記磁気ヘッドの位置決め制御量を計算し、前記磁気ヘッドを前記磁気ディスクの目標トラックに位置決めするサーボ制御装置と、を有する磁気ディスク装置において、
    前記サーボ制御装置は、前記磁気ヘッドが読み出した位置情報の、前記磁気ディスクの回転中心がずれたことにより生じる低い周波数成分に対し、前記位置情報に基づいて前記磁気ヘッドの位置決め制御量を計算し、前記位置情報と前記繰り返し誤差補償用データに基づいて計算された前記制御量に加算し、前記磁気ヘッドの位置決めを制御することを特徴とする磁気ディスク装置。
  6. 前記サーボ制御装置は、ピーク・フィルタと位相補正回路とを有し、前記ピーク・フィルタによって、前記磁気ヘッドが読み出した位置情報に前記磁気ディスクの回転中心がずれたことにより生じる低い周波数成分が含まれているときには、この低い周波数成分が前記位相補正回路に入力されないようにすることを特徴とする請求項5記載の磁気ディスク装置。
  7. 前記磁気ディスクの回転中心がずれたことにより生じる低い周波数成分には、数次の高調波が含まれていることを特徴とする請求項5又は6記載の磁気ディスク装置。
  8. 繰り返し誤差補償用データを含む複数のサーボ・データ領域と、該サーボ・データ領域間にデータ記録領域とが形成された複数のトラックを有する磁気ディスクと、
    該磁気ディスクを保持し回転させるスピンドル・モータと、
    前記磁気ディスクに対してデータの書き込みと読み出しを行う磁気ヘッドと、
    該磁気ヘッドを前記磁気ディスクの半径方向に移動させる駆動手段と、
    前記磁気ヘッドが前記サーボ・データ領域から読み出した位置情報と繰り返し誤差補償用データに基づいて前記磁気ヘッドの位置決め制御量を計算し、前記磁気ヘッドを前記磁気ディスクの目標トラックに位置決めするサーボ制御装置と、を有する磁気ディスク装置において、
    前記サーボ制御装置は、前記磁気ヘッドが読み出した位置情報の、前記磁気ディスクの回転周波数程度の低い周波数成分に対し、この低い周波数成分を前記位置情報から除去するピーク・フィルタと、前記位置情報を前記繰り返し誤差補償用データを用いて補正する手段と、該補正手段の出力に基づいて制御量を計算する位相補正回路と、前記ピーク・フィルタの出力と前記位相補正回路の出力を加算する回路と、を有することを特徴とする磁気ディスク装置。
  9. 前記ピーク・フィルタは、前記磁気ディスクの回転周波数程度の低い周波数とその数次の高調波に対して高利得を示す狭帯域特性を有することを特徴とする請求項8記載の磁気ディスク装置。
  10. 前記ピーク・フィルタは、伝達関数で表したとき、分子がFIRフィルタであることを特徴とする請求項9記載の磁気ディスク装置。
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