JP2008257834A - サーボ方法及び媒体 - Google Patents

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    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/596Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on disks
    • G11B5/59627Aligning for runout, eccentricity or offset compensation

Abstract

【課題】新規且つ改善されたサーボ補正方法及び媒体を提供すること。
【解決手段】サーボ補正の方法は、ディスクのウェッジのサーボバーストエリアの情報から、読み出し素子の第1のウェッジオフセット減少フィールド値を決定し、第1のウェッジオフセット減少フィールド値を格納し、ディスクのウェッジのサーボバーストエリアの情報から、読み出し素子の第2のウェッジオフセット減少フィールド値を決定し、第2のウェッジオフセット減少フィールド値を格納し、第1のウェッジオフセット減少フィールド値又は第2のウェッジオフセット減少フィールド値のうちの少なくとも一つを用いて、ディスクの所望のトラックから読み出し素子のオフセット値を推定することを備える。
【選択図】 図9

Description

本発明は、サーボ補正方法及び媒体に関する。
ディスクドライブは情報記憶装置である。ディスクドライブは、回転軸に固定された1又は複数のディスクと、各ディスクの表面からデータを表す情報を読み出すための、及び/又は、各ディスクの表面にデータを書き込むための少なくとも1つのヘッドとを含む。より具体的には、データを記憶することには、ディスクのトラックの一部分に、データを表す情報を書き込むことが含まれる。データ検索には、データを表す情報が記憶されたトラックの一部分からデータを表す情報を読み出すことが含まれる。ディスクドライブはまた、1又は複数のディスクの選択されたデータトラック上で1又は複数のトランスデューシングヘッド(transducing head)を位置決めするために直線運動あるいは回転運動を利用するアクチュエータを備える。回転型アクチュエータは、トランスデューシングヘッドが取り付けられた、あるいはトランスデューシングヘッドと一体に形成されたスライダを、回転するディスクの表面をトランスデューシングヘッドが隈なく通過する(sweep across)ことを可能にするピボットポイントに連結する。回転型アクチュエータは、ボイスコイルモータによって駆動される。
ディスクドライブ情報記憶装置は、読み出し動作、書き込み動作、及びシーク中にトランスデューシングヘッドの位置を制御するための制御システムを採用する。この制御システムは、サーボ制御システム又はサーボループを含む。ディスクドライブ情報記憶装置内のヘッド位置決めサーボ制御システムの機能には、2つの素子がある。1つ目は、読み出し/書き込みトランスデューシングヘッドをデータトラック上で十分な正確さで位置決めして、当該トラックの読み出し及び書き込みを誤差無しで可能にすることであり、2つ目は、隣接するトラックへ侵食しないように、書き込み素子を十分な正確さで位置決めして、追跡しているトラックへの書き込み動作中における、それらのトラックからのデータ侵食(erosion)を防止すること、あるいは、書き込みを継続することで隣接するトラックへ侵食し得る場合には進行中の書き込みを停止することである。
サーボ制御システムには、サーボパターンと称される、ディスクの表面上に書き込まれたパターンが含まれる。このサーボパターンは、トランスデューシングヘッドによって読み出される。サーボパターンを読み出すことで、ディスクのトラックに対するトランスデューシングヘッドの位置を決定するのに用いられるサーボ信号又は位置決めデータが得られる。あるサーボ機構において、位置決めデータはサーボウェッジに含まれ得るが、その各々がサーボパターンを含む。サーボパターンに含まれる情報は、所望のトラック中心からのトランスデューシングヘッドの逸脱を示す位置誤差信号(PES)(position error signal)を生成するために用いることができる。PESはまた、トランスデューシングヘッドの位置を所望のトラック中心線上に維持するために、あるいはトランスデューシングヘッドを所望のトラックの中心線上の位置に再配置するために信号をアクチュエータのボイスコイルモータに供給する制御システムにおけるフィードバックとして用いられる。
そこで、本発明は、新規且つ改善されたサーボ補正方法及び媒体を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、ディスクのウェッジのサーボバーストエリアの情報から、読み出し素子の第1のウェッジオフセット減少フィールド値を決定し、前記第1のウェッジオフセット減少フィールド値を格納し、前記ディスクの前記ウェッジの前記サーボバーストエリアの情報から、前記読み出し素子の第2のウェッジオフセット減少フィールド値を決定し、前記第2のウェッジオフセット減少フィールド値を格納することを備える、サーボ補正の方法が提供される。
本発明の他の態様によれば、ディスクのウェッジのサーボバーストエリアの情報から、書き込み素子の第1のウェッジオフセット減少フィールド値を決定し、前記第1のウェッジオフセット減少フィールド値を格納し、前記ディスクの前記ウェッジの前記サーボバーストエリアの情報から、前記書き込み素子の第2のウェッジオフセット減少フィールド値を決定し、前記第2のウェッジオフセット減少フィールド値を格納することを備える、サーボ補正の方法が提供される。
本発明の他の態様によれば、媒体であって、複数のトラックと、データセクタと、前記媒体に書き込まれた少なくとも1つのサーボ情報のウェッジとを備え、前記サーボ情報のウェッジは、第1のサーボバーストエッジと、第2のサーボバーストエッジと、前記媒体に書き込まれた前記第1のサーボバーストエッジに関連付けられた第1のウェッジオフセット減少フィールド値と、前記媒体に書き込まれた前記第2のサーボバーストエッジに関連付けられた第2のウェッジオフセット減少フィールド値とを備え、前記複数のトラックは、前記データセクタと前記少なくとも1つのサーボ情報のウェッジの双方を通過することを特徴とする、媒体が提供される。
本発明によれば、新規且つ改善されたサーボ補正方法及び媒体を提供することができる。
本発明は、添付の特許請求の範囲において詳細に指摘される。しかし、本発明のより完全な理解は、詳細な説明を参照し、全体を通じて同様の符号は同様の素子を示す図面に関連して考察することで得られるであろう。
本明細書に提示する記載は、本発明の種々の実施形態を説明するものであり、当該記載は如何なる方法によっても限定するものとして解釈されることを意図したものではない。
図1は、本発明の種々の実施形態を用いるディスクドライブ100の分解図である。ディスクドライブ100は、ハウジングベース104とハウジングカバー106とを含むハウジング102を備える。図示されたハウジングベース104は、ベースキャスティングである。しかし、他の実施形態において、ハウジングベース104は、ディスクドライブ100の組み立ての前に、あるいはディスクドライブ100の組み立ての間に組み立てられた別個のコンポーネントを備え得る。ディスク120は、スピンドルモータによって回転されるハブ又はスピンドル122に取り付けられる。ディスク120は、クランプ121によって、ハブ又はスピンドル122に取り付けることができる。ディスクは、毎分3600未満の回転から15000を超える回転の範囲で、一定の速度又は可変速度で回転され得る。将来的には、より高い回転速度が予期される。スピンドルモータは、ハウジングベース104に接続される。ディスク120は、軽アルミニウム合金製の基板、セラミック/ガラス製の基板、あるいは他の適当な基板で作ることができ、ディスクの片面又は両面に磁化可能な物質が堆積される。磁気層は、トランスデューシングヘッド146を介して移されるデータを格納するための磁化された小さな領域を含む。トランスデューシングヘッド146は、ディスク120からデータを読み出し、ディスク120にデータを書き込むように構成された磁気トランスデューサを含む。他の実施形態において、トランスデューシングヘッド146は、別個の読み出し素子と書き込み素子を備える。例えば、別個の読み出し素子は、MRヘッドとしても知られる磁気抵抗ヘッドとすることができる。多様なヘッド146の構成を用い得ることが理解されるであろう。
回転型アクチュエータ130は、ベアリング132によってハウジングベース104に軸支され、ディスク120の内径(ID)とディスク120の外径(OD)近傍に位置するランプ150との間の弧をなぞる。ボイスコイルモータ(VCM)112の固定された部分を共に形成する、少なくとも1つの磁石と上部及び下部磁気リターンプレート110とが、ハウジング104に取り付けられる。ボイスコイル134は、回転型アクチュエータ130に取り付けられ、VCM112の空隙中に置かれる。回転型アクチュエータ130は、ベアリング132を中心に旋回する。ボイスコイル134に電流が流されると、アクチュエータは、ある角度方向に加速し、電流が逆に流されると、反対方向に加速して、アクチュエータ130及び取り付けられたトランスデューシングヘッド146のディスク120に対する位置の制御を可能にする。VCM112は、ディスク120の複数のトラックのうちの1つの上でトランスデューシングヘッド146の位置を決定するために、ディスク120からトランスデューシングヘッド146によって読み出される位置決めデータを用いるサーボシステム(図4に示す)に接続される。サーボシステムは、ボイスコイル134に流すのに適切な電流を決定し、電流ドライバ及び関連する回路(図4及び図5に示す)を用いてボイスコイル134に電流を流す。なお、一部の実施形態において、トランスデューシングヘッド146は2つの別個の素子を含む。一方の素子は、データを表す情報を読み出し、位置情報又はサーボ情報を読み出すためのものである。この素子は読み出し素子として知られる。これらの実施形態における他方の素子は、データを表す情報を書き込むためのものであり、書き込み素子として知られる。そのようなトランスデューシングヘッドの一例には、磁気抵抗(MR)トランスデューシングヘッドがある。
ディスク120の両面に、関連するヘッド146を有してもよく、これらのヘッド146は、一致して旋回するように、回転型アクチュエータ130にまとめて接続される。本明細書に記載される発明は、個々のヘッドがアクチュエータに対して短い距離を別個に移動する装置に同様に適用できる。この技術はデュアルステージアクチュエーション(DSA)と称される。
サーボシステムの1つのタイプは、データを表す情報を格納するために用いられる各ディスク表面のトラックが、小さなセグメントのサーボ情報を含むエンベデッドサーボシステムである。サーボ情報は、一部の実施形態において、ディスク120の円周に概ね等間隔で配置された、幾つかの細い、いくらか湾曲したスポーク128として示される、放射状のサーボセクタ又はサーボウェッジに格納される。なお、実際には、図1に示されるよりも多くのサーボウェッジが存在し得ることに留意すべきである。サーボウェッジ128は、図2、図3及び図4、並びにこれらの図面に関連した説明で更に詳述される。
ディスク120はまた、各ディスク表面に複数のトラックを有する。図1において、複数のトラックは、ディスク120の表面に示される、トラック129といった多数のトラックによって表される。サーボウェッジ128は、ディスク120上のトラック129といった複数のトラックを横切る。複数のトラックは、一部の実施形態において、1組の実質的に同心の円として配置され得る。データは、埋め込まれたサーボウェッジ128の間のトラックに沿った固定されたセクタに格納される。ディスク120上のトラックは、それぞれ複数のデータセクタを含む。より具体的には、データセクタは、固定されたブロック長と固定されたデータ記憶容量(例えば、データセクタあたり512バイトのユーザデータ)とを有するトラックの一部分である。ディスク120の内側の方のトラックは、ディスク120の外周の方のトラックほど長くはない。結果として、ディスク120の内側の方のトラックは、ディスク120の外周の方のトラックと同じだけのデータセクタを有することができない。同じ数のデータセクタを保持することができるトラックは、データゾーンとしてグループ化される。密度とデータレートはデータゾーンによって異なるため、サーボウェッジ128は少なくともデータセクタの一部を中断し(interrupt)、分割し得る。サーボセクタ128は、通常、工場でサーボ書き込み装置(サーボライタと称される)を用いて記録されるが、ディスクドライブ100の1又は複数のトランスデューシングヘッド146を用いてセルフサーボ書き込み動作(self-servowriting operation)で書き込まれてもよい。
図2は、少なくとも1つのサーボウェッジ128を有する、ディスク120の一部を示す。各サーボウェッジ128は、磁化の領域として、あるいは光学的な特徴(indicia)といった他の特徴として格納された情報を含む。サーボウェッジ128は、長手方向に磁化されること(例えば、図2の拡大部分で、サーボパターン200は、左方向に磁化されたクロスハッチ模様のブロックと、右方向に磁化された余白、若しくは右方向に磁化されたクロスハッチ模様のブロックと、左方向に磁化された余白を含む)も、あるいは垂直方向に磁化されること(例えば、クロスハッチ模様のブロックは紙面外に向かって磁化され、余白は紙面に向かって磁化される、若しくはクロスハッチ模様のブロックは紙面に向かって磁化され、余白は紙面外に向かって磁化される)もできる。各サーボウェッジ128に含まれるサーボパターン200は、回転しているディスク120の表面がトランスデューシングヘッド146の下を通過するときに、トランスデューシングヘッド146によって読み出される。サーボパターン200は、データフィールド264に含まれるデータセクタを識別するために用い得る情報を含むことができる。例えば、サーボパターン200は、プリアンブル202、サーボアドレスマスク(SAM)204、トラック識別番号206といったデジタル情報を含むことができる。サーボパターン200はまた、1組のサーボバーストを含む。図2に示すように、1組のサーボバーストは、Aサーボバースト、Bサーボバースト、Cサーボバースト、及びDサーボバーストを含む。AバーストとBバーストとの間にはサーボバーストエッジ210があり、CバーストとDバーストとの間にはサーボバーストエッジ220がある。図示のパターンは、方形タイプパターン(quadrature type pattern)である。一部の実施形態では、ディスクドライブは、各サーボウェッジ128に各タイプのサーボバーストの一つのコラムを含むであろう。各コラムはディスクの径(radial)に対応する。一部の実施形態では、サーボウェッジ128はまた、ウェッジ番号といった他の情報を含むであろう。これはインデックスウェッジ(ウェッジ#0)を指定するためのシングルビットとすることができ、SAMは他のパターン(サーボインデックスマーク又はSIMと称する)と置き換えてもよく、ウェッジは完全なウェッジ番号又はウェッジ番号の幾つかの下位ビットを含んでもよい。
サーボバーストには多様なパターンがある。図3は、ヌルパターンと関連付けられた別のサーボバーストパターンを示す。このパターンは、4つのサーボバーストを示しており、これはコラムごとに繰り返されて、ディスクのサーボウェッジ128といった各サーボウェッジで、ディスクのABバースト、ABバースト、CDバースト及びCDバーストの幾つかの放射状の直線を生成することが理解されるべきである。サーボバーストパターンは、ABサーボバーストとABサーボバーストとの間にサーボバーストエッジ310を、CDサーボバーストとCDサーボバーストとの間にサーボバーストエッジ320をヌルパターンで生成する。
図4は、一実施形態に係る、サーボウェッジ128の少なくとも1つのサーボバーストエッジのロケーションを決定し、ディスクドライブ100のアクチュエータドライバに駆動信号を生成する電気回路図を含む、ディスクドライブ100の概略図である。図4に示すように、ディスク120は、AB,ABバーストエッジ310とCD,CDバーストエッジ320を備えるヌルタイプサーボバーストパターンを有する、サーボウェッジ128を含む。サーボウェッジにはまた、AB,ABバーストエッジ310の実際のトラックからの距離の補正値、及びCD,CDバーストエッジ320の実際のトラックからの距離の補正値の格納フィールドが含まれる。これらの補正値は、ウェッジオフセット減少フィールド(WORF)(wedge offset reduction field)値としても知られる。トランスデューサが、読み出し素子としても書き込み素子としても機能する1つの素子を備える場合、WORF値はAB,ABバーストエッジ310及びCD,CDバーストエッジ320について格納される。トランスデューサが、別個の読み出し素子と別個の書き込み素子を備える場合、読み出し素子及び書き込み素子の双方についてのAB,ABバーストエッジ310のWORF値と、読み出し素子及び書き込み素子の双方についてのCD,CD間バーストエッジ320のWORF値とが存在し得る。一部の実施形態では、読み出し及び書き込みについて、各AB,ABバーストエッジの1つのWORF値と、各CD,CDバーストエッジの1つのWORF値とで十分であるべきである。なぜなら、サーボは常に、読み出し/書き込み素子の位置を、それが読み出し中であるか書き込み中であるかにかかわらず、読み出し素子を用いて決定するからである。もちろん、一部の実施形態において、サーボウェッジは、ABバーストエッジ210(図2に示す)及びCDバーストエッジ220(図2に示す)を有するであろう方形タイプのサーボパターンを含んでもよい。ディスク120は、一種の媒体であるが、媒体に書き込まれた少なくとも1つのサーボ情報のウェッジ、データセクタ、及び複数のトラック129(図1にも示す)を備える。トラック129は、データセクタと少なくとも1つのサーボ情報のウェッジ129の双方を横切る。サーボ情報のウェッジ128は、第1のサーボバーストエッジ310、第2のサーボバーストエッジ320、ディスクに書き込まれた第1のサーボバーストエッジ310に関連付けられた第1のウェッジオフセット減少フィールド値、及び、ディスクに書き込まれた第2のサーボバーストエッジ320に関連付けられた第2のウェッジオフセット減少フィールド値を含む。
第1のウェッジオフセット減少フィールド値と第2のウェッジオフセット減少フィールド値は、トラック129に沿ったブロック410で示されるように、ディスク120のサーボウェッジ128に格納される。トラックは、データセクタと、少なくとも1つのサーボ情報のウェッジ128の双方を横切る。1組のWORF値のみがサーボウェッジ128に格納されると説明したが、一部の実施形態では、第1のウェッジオフセット減少フィールド値と第2のウェッジオフセット減少フィールド値は、ディスクの複数のトラックについて決定されることに留意すべきである。上述したように、一部の実施形態において、第3のウェッジオフセット減少フィールド値と第4のウェッジオフセット減少フィールド値は、それぞれ第1のサーボバーストエッジ310と第2のサーボバーストエッジ320に関連付けられる。サーボバーストエッジ310、320は、ヌルサーボパターン又は方形サーボパターンといった、如何なる数のバーストパターンにも関連付けることができる。
アクチュエータ130は、アクチュエータドライバ440によって駆動される。アクチュエータドライバ440は、ボイスコイルモータ(図1に示す)に電流を供給する。動作中、記録された磁束の変動から誘導された微弱な電気信号は、プリアンプ424によって増幅された後、従来のディスクドライブデータリカバリ回路(図示せず)に供給される。ディスクドライブ100は、トランスデューサのロケーションを決定するのに用いられるサーボシステムを備える。サーボシステムは、トランスデューシングヘッドの位置を測定し、所望のトラック上の位置にトランスデューシングヘッドを駆動するためにアクチュエータのボイスコイルモータに入力する駆動電流を生成するフィードバックループである。サーボシステムは、ウェッジオフセット減少フィールド(WORF)回路426と高精度位置リカバリ回路(fine position recovery circuit)430を備える。実際のロケーション信号は、トランスデューシングヘッドによって決定され、位置誤差信号と合計され、ABバーストエッジ310又はCDバーストエッジ320と関連付けられた少なくとも1つのWORF値で補正される。信号は次に、アクチュエータドライバ440で駆動電流を生成するために用いられる。ここで図4を参照し、サーボシステムについてより詳細に説明する。WORF回路426は、ディスク120のサーボウェッジ128のWORFフィールド410からのWORF値又はデジタルバースト補正値を回復する(recovers)。
加算ノード428はまた、プリアンプ424から下流の信号経路に含まれており、レーザー干渉計ベースのサーボ書き込みステーションにおける従来のサーボ書き込み動作の期間中にサーボウェッジ428に書き込まれた未知の位置誤差成分又は反復可能なランアウト(RRO)(repeatable runout)の加算を示す。位置誤差RROは、A、B、C及びDサーボバーストの正確な位置から読み出される相対振幅に加算され、高精度位置リカバリ回路430によって合計として回復されるが、高精度位置リカバリ回路430は、例えば、トランスデューシングヘッドによって読み出されるA、B、C及びDサーボバーストの相対振幅を回復するサーボピーク検出器であってもよい。他の実施形態において、アナログ信号はデジタル化され、パーシャルレスポンス最尤デジタル検出器を用いてバーストロケーションが決定される。これらの相対振幅(書き込まれた(WRTITEN-IN)位置誤差RROによって破損されている)は次に、アナログ/デジタル変換器(ADC)432によって量子化され、ヘッド位置制御回路436に供給される。変換器432からのデータストリームで、加算ノード434は、位置誤差RROを相殺するために、現在のサーボセクタ128の補正値フィールド又はWORFフィールド410から読み出されるWORF値と、デジタル化された位置値とを結合する。図4に示すように、補正値フィールド又はWORFフィールド410は、ABバーストエッジ及びCDバーストエッジの双方に関連付けられた補正値又はWORF値を格納する。制御回路436は、ディスクドライブ100内の他の回路からヘッド位置コマンド値を受け取り、このコマンド値と、量子化され且つ補正されたヘッド位置値とを結合して、命令されたアクチュエータ電流値を生成する。ノード436によって計算された、この命令された電流値は、デジタル/アナログ変換器(DAC)438によってアナログ値に変換され、アクチュエータドライバ回路440を制御するために印加される。アクチュエータドライバ回路440は、回転型アクチュエータ130を作動させて、追跡されているデータトラック129に対するヘッドの位置を調整する。
図10は、別の実施形態に係る、第1のバーストエッジと第2のバーストエッジに対する第1の補正値と第2の補正値の配置を示す、ディスクドライブシステム1000のディスク120の概略図である。ディスクドライブシステム1000は、図4に示されるディスクドライブシステム100と同様の素子を多く備える。従って、簡潔且つ簡単にするため、ディスクドライブシステム1000と100との間の主要な差異について説明する。この特定の実施形態では、ABバーストエッジ310と関連付けられた第1の補正値フィールド又はWORFフィールド1010、及びCDバーストエッジ320に関連付けられた第2の補正値フィールド又はWORFフィールド1020が存在する。第1の補正値フィールド又はWORF値フィールド1010は、ABバーストエッジ310と実質的に同列に配置される。第2の補正値フィールド又はWORF値フィールド1020は、CDバーストエッジ320と実質的に同列に配置される。多くの場合、補正に用いられるバーストエッジは、読み出しヘッドが最も近接しているであろうバーストエッジであるので、補正値フィールド又はWORFフィールド1010、1020を、それぞれ関連付けられたバーストエッジ310、320と同列に配置することは、補正値又はWORF値の読み出しを容易にするであろう。双方のバーストエッジが用いられるとしても、対応する1又は複数のバースト値がPESの決定に用いられるほど十分に読み出しヘッドがバーストエッジに近接していれば、関連付けられたWORF値も読み取り可能であるべきである。
図5は、図1及び図4に示されるディスクドライブシステムの離散モデルであり、例示の実施形態の原理及び側面の一部を示すものである。図5において、搭載されたヘッド位置サーボコントローラ436及び関連付けられた回路を含むディスクドライブ100は、ブロック550内に含まれる離散時間動的システムG(z)として表されているが、これに限定されるものではない。この例示のモデルにおいて、zは、連続時間システムを離散時間システムに変換するのに一般的に用いられるように離散時間タイムアドバンス演算子(discrete-time time advance operator)を表し、サンプル時系列rro(t)のZ変換は、RRO(z)で表されるものとする。動的システムは、加算ノード552で加算される、未知の反復する外乱RRO(z)にさらされる。別の未知の外乱N(z)は、ゼロミーンノイズ(zero mean noise)であるが、加算ノード554でヘッド位置信号に加算される。最後に、特定の補正信号WORF(z)が、妨害されたヘッド位置信号に加算ノード556で加算される。これら3つの影響は、モデル50を駆動する誤差項である、結合された影響ERR(z)を形成する。結果として得られる閉ループ伝達関数は、
Figure 2008257834
として定義され得るが、これは、
Figure 2008257834
として並べ替え得る。
RRO信号は、定義上、周期的である。周期的であるので、それは周波数領域では離散的であり、有限長のz多項式として表すことができる。それはディスクスピンドルの回転毎に繰り返すので、スピンドルの様々な調波の和として表すことができる。実際には、rro(t)で存在する部分は、ω、ただしi=0からM/2で発生するものだけであり、ここでMは1回転毎のサーボ位置サンプルの数である。G(z)は、周期的な信号rro(t)で励起される線形システムであるので、ここで取り上げるのは、各ωにおけるG(z)の部分である。システム全体は、それぞれがωで作動し、それぞれを個別に解く、離散的システムの総和として扱われる。
所与のωについて、WORF(jω)の計算は容易であり、(離散フーリエ変換(DFT)又は同様の方法で)ERR(jω)を測定し、1+G(jω)を知ることで、RRO(jω)を、
Figure 2008257834
から計算する。
err(t)のDFTを各ωで求め、それぞれを対応する1+G(jω)でスケーリングする処理は、各ωで求められた1+G(z)の応答から得られる零空間(kernel)でerr(t)を畳み込み積分することと同じである。従って、信号err(t)を零空間で畳み込み積分して、
Figure 2008257834
本発明の原理及び側面によれば、ゼロミーンノイズ項n(t)の影響は、スピンドルの複数の回転について、err(t)又はerr(t)−worf(t)のどちらかの漸近的に減少する時定数でローパスフィルタリング、又は同期平均することで最小限度に抑えられる。必要な回転数は、n(t)項の周波数成分に依存する。スピンドル調波(spindle harmonics)に近い有意なスペクトルを有するn(t)は、rro(t)のスペクトルをn(t)と十分に区別するために、より多くの回転のデータフィルタリングを必要とするであろう。十分なフィルタリングが得られる場合、n(t)は小さくなり、上記方程式の左辺は、
Figure 2008257834
となるが、これは計算されたWORF値とRRO値自身との間の誤差である。このフォーマットは、繰り返し解
Figure 2008257834
に適しているが、ここでαは、実際の伝達関数と零関数を生成するのに用いられるものとの間の不一致を許す収束速度を得るために選択された、1に近い定数である。αの値は、反復と反復の間で変化することもあり得る。
本発明の原理及び側面によれば、零空間は、制御システムシミュレーションの処理によって、あるいはサーボ制御ループに識別信号を投入し、それらの信号に対する応答を測定することによって、異なるディスクドライブ製品毎に生成される。一部の実施形態では、組み立て後の製造工程において、製造されたドライブ毎に別個の零空間を決定することができる。ヘッド毎に別個に決定された零空間を用いることも、あるいは、ヘッド毎に複数の零空間を用いること、即ち、各ヘッドについて多様な放射状のゾーンの各々について1つの零空間を用いることもできる。
一実施形態では、位置誤差信号(PES)を復調するときに2つのWORF値が用いられる。一実施形態において、この方法は、1つのオフセット又はWORF値を、210、220、又は310、320(図1乃至図4に示す)といった、2つのバーストエッジの各々の位置誤差に関連づけるであろう。オフセット又はWORF値は、その対応するバーストペア(又はバースト差異)に起因する位置誤差信号(PES)の一部に加算される。如何なるときでも未処理のPES(raw PES)を決定するのに、2つのバーストエッジのうちの1つだけを用いた場合、2つのオフセット又はWORF値のうちの1つのみが用いられるであろう。210、220、又は310、320(図1乃至図4に示す)といった2つのバーストエッジに対応する値の一次結合が用いられた場合、2つのオフセット又はWORF値の同一の重み付けが未処理のPESに加算される。
図6は、一実施形態に係る、読み出し素子に対するトラックの位置を決定する方法600のフローチャートである。読み出し素子に対するトラックの位置を決定する方法600は、ディスクの第1のサーボバーストエッジについての第1のウェッジオフセット減少フィールド値を決定すること(610)と、ディスクの第2のサーボバーストエッジについての第2のウェッジオフセット減少フィールド値を決定すること(612)とを備える。方法600はまた、読み出し素子に対するトラックの位置を、第1のウェッジオフセット減少フィールド値又は第2のウェッジオフセット減少フィールド値のうちの少なくとも1つを用いて計算すること(614)を備える。
図7は、一実施形態に係る、読み出し素子に対するトラックの位置を決定する別の方法700のフローチャートである。サーボ補正のための方法700は、ディスクのウェッジのサーボバーストエリアの情報から読み出し素子についての第1のウェッジオフセット減少フィールド値を決定すること(710)と、第1のウェッジオフセット減少フィールド値を格納すること(712)と、ディスクのウェッジのサーボバーストエリアの情報から読み出し素子についての第2のウェッジオフセット減少フィールド値を決定すること(714)と、第2のウェッジオフセット減少フィールド値を格納すること(716)と、第1のウェッジオフセット減少フィールド値又は第2のウェッジオフセット減少フィールド値のうちの少なくとも1つを用いて、ディスクの所望のトラックからの読み出し素子のオフセット値を推定すること(718)とを備える。一部の実施形態において、第1のウェッジオフセット減少フィールド値と第2のウェッジオフセット減少フィールド値は、ディスクに格納される。方法700はまた、アクチュエータモータを駆動するコントローラに位置誤差信号を入力すること(720)を備えることができる。位置誤差信号は、読み出し素子が選択されたトラック又は所望のトラックに沿うように、読み出し素子をどのように移動させるべきかを決定するために、コントローラによって用いられる。位置誤差信号は、ディスクのサーボウェッジからの情報、及び第1のウェッジオフセット減少フィールド値又は第2のウェッジオフセット減少フィールド値のうちの少なくとも1つから決定される。一実施形態において、読み出し素子についての第1のウェッジオフセット減少フィールド値は、210又は310(図2乃至図4に示す)といった、サーボバーストエリアの第1のバーストエッジから決定される。別の実施形態において、読み出し素子についての第1のウェッジオフセット減少フィールド値は、210又は310(図2乃至図4に示す)といった、サーボバーストエリアの第1のバーストエッジから決定され、第2のウェッジオフセット減少フィールド値は、220又は320(図2乃至図4に示す)といった、サーボバーストエリアの第2のバーストエッジから決定される。更に別の実施形態において、ディスクの所望のトラックからの読み出し素子のオフセット値を推定すること(718)は、第1のウェッジオフセット減少フィールド値と第2のウェッジオフセット減少フィールド値の双方を用いることを含む。
特定の要素についての2つのWORF値は、ディスクドライブ100をテストする期間中に決定される。2つのWORF値を決定する手段は、その決定期間中にサーボによって用いられるPES方式に依存する。ABバーストエッジ210、310(図2乃至図4に示す)及びCDバーストエッジ220、320(図2乃至図4に示す)についてのWORF値を決定する方法は数多くある。一実施形態では、ABバーストエッジ210、310(図2乃至図4に示す)のためだけのバーストエッジは、各ウェッジ128におけるPES決定に用いられる。なお、ディスクの放射状の直線上に位置する、サーボウェッジ128といった複数のサーボウェッジが存在することに留意すべきである。簡単のため、以下の説明では、ABバーストエッジ210、310は、特定のトラック129(図1乃至図4を参照)上のあらゆるサーボウェッジについて用いられるものであると仮定する。他の実施形態では、CDバーストエッジ220、320もまた特定のトラック上のあらゆるサーボウェッジに用いることができ、更に別の実施形態では、あるサーボウェッジについてはCDバーストウェッジを用いることができ、ABバーストエッジは他のサーボウェッジに用いることができる。特定のトラックについて、幾つかのサーボウェッジがABバーストエッジを用い、他のサーボウェッジがCDバーストエッジを用いる実施形態においては、特定のトラックのWORF値を決定する期間中に、ディスクの各回転に対して如何なる所与のサーボについても同一のバーストエッジが用いられることが重要である。即ち、所与のトラックのWORF決定ステップの期間に、ウェッジ#0のPESを決定するためにはABバーストエッジが用いられるが、ウェッジ#1にはCDバーストエッジが用いられる場合、ABバーストエッジは、当該トラックのRROの測定の全ての回転についてウェッジ#0に用いられ、CDバーストエッジはウェッジ#1に用いられるであろう。ここで、ABバーストエッジのみが用いられるという仮定に戻ると、ABバーストエッジのみを用いて決定された未処理のPESは、以下PESABと称され、CDバーストエッジのみを用いて決定される未処理のPESは、PESCDと称されるであろう。ABバーストエッジに対応するWORF値は、PESABの同期平均値(synchronously-averaged value)の巡回畳み込みと、サーボループの逆感度関数(inverse-sensitivity-function)の逆離散フーリエ変換(DFT)によって決定されるであろう。換言すれば、
Figure 2008257834
ただし、
Figure 2008257834
は、ウェッジ#kにおけるPESABの同期平均値であり、
invsf(k)は、サーボループの感度関数の逆数の逆DFTのk番目の値であり、
Nは、ディスクの回転毎のウェッジの数であり、「%」は、モジュロ関数(modulo function)を示す。
図8は、例示の実施形態に係る、トランスデューサがディスクを通過するときのヘッドの位置と、ディスクの様々な位置に書き込まれたランアウトと共に、望ましいトラックを表す図である。図8において、望ましいトラックは直線として示されているが、実際には、当該望ましいトラックはアーチ形である。図示のように、望ましいトラックは、サーボウェッジ#8乃至#13に渡る、ディスクの一部分である。上述したように、ディスク120には、サーボウェッジ#128といった、多くのサーボウェッジが存在し得る。ディスクドライブによっては、150個以上のサーボウェッジが存在し得る。従って、図8に示されるトラック129のセクションは、実際には直線であるように見えるくらい短いアーチ形のパスであってもよい。図8は、仮想のトラック上のサーボウェッジ#8乃至#13のABバーストエッジの誤った配置(810)と、ディスクの1回転の期間中の読み出し/書き込みヘッド実際の誤った配置(820)を示す。ABバーストエッジからの検出された未処理のPESは単に、読み出し又は書き込みヘッドの実際の位置とそのエッジの誤った配置との間の差異である。上記に定義した畳み込み演算は、サーボが、書き込まれたランアウトを追随しようとする方法を説明し、結果として、実際に書き込まれたランアウトとは異なるPESABが得られる。この図では、ウェッジ#10における書き込まれたランアウトは、WORFAB(10)と表示され、決定されたWORFAB値は、完全に正確であることを意味する。実際には、各ウェッジのWORFAB値は、当該ウェッジのABバーストエッジの書き込まれたランアウトの推定値にすぎない。
この各ウェッジのWORFAB値の決定がなされると、(ABバーストエッジのみの観察に基づく)測定期間中の読み出し又は書き込みヘッドの実際の位置の「最良の推測」は、
Figure 2008257834
となる。
ここで、POSAB(n)は、ウェッジ#nにおける、読み出し/書き込みヘッドの理想的な位置830に対する、読み出し/書き込みヘッドの実際の位置の推定平均値である。
上記2つの方程式から、WORFCD(n)の適当な値の推定値は、
Figure 2008257834
となるであろう。
ここで、
Figure 2008257834
は、n番目のウェッジにおけるPESCDの同期平均値をいう。
ディスクドライブには、別個の読み出し素子と別個の書き込み素子を有するトランスデューサを備えるものがある。従って、上記方法は、ディスクのウェッジのサーボバーストエリアの情報から書き込み素子について第3のウェッジオフセット減少フィールド値を決定することと、当該ディスクの当該ウェッジの当該サーボバーストエリアの情報から書き込み素子について第4のウェッジオフセット減少フィールド値を決定することと、第3及び第4のウェッジオフセット減少フィールド値の双方を格納することを備えることができる。ディスクの所望のトラックからの書き込み素子のオフセット値は、第3のウェッジオフセット減少フィールド値又は第4のウェッジオフセット減少フィールド値のうちの少なくとも1つを用いて推定される。一部の実施形態において、ディスクの所望のトラックからの書き込み素子のオフセット値の推定は、第3のウェッジオフセット減少フィールド値と第4のウェッジオフセット減少フィールド値の双方を用いることを含む。
図9は、一実施形態に係る、トランスデューシングヘッドの書き込みヘッドのサーボ補正の方法900のフローチャートである。サーボ補正の方法900は、ディスクのウェッジのサーボバーストエリアの情報から書き込み素子の第1のウェッジオフセット減少フィールド値を決定すること(910)と、第1のウェッジオフセット減少フィールド値を格納すること(912)と、ディスクのウェッジのサーボバーストエリアの情報から書き込み素子の第2のウェッジオフセット減少フィールド値を決定すること(914)と、第2のウェッジオフセット減少フィールド値を格納すること(916)と、ディスクの所望のトラックからの書き込み素子のオフセット値を、第1のウェッジオフセット減少フィールド値又は第2のウェッジオフセット減少フィールド値のうちの少なくとも一つを用いて推定すること(918)と含む。一部の実施形態において、第1のウェッジオフセット減少フィールド値と第2のウェッジオフセット減少フィールド値は、ディスクに格納される。一部の実施形態において、ディスクの所望のトラックからの書き込み素子のオフセット値を推定すること(918)は、第1のウェッジオフセット減少フィールド値と第2のウェッジオフセット減少フィールド値の双方を用いることを含む。第1及び第2のWORF値のみを用いる場合、(第1及び第2のWORF値を読み出し動作期間中にヘッド位置の補正に用いるのとは対照的に)これらを書き込み動作の期間中にのみヘッド位置の補正に用いることもできる。
上述した特定の実施形態の記載は、本発明の一般的な性質を、他者が現在の知識を適用することで、包括的な概念から逸脱することなく、種々の応用例に容易に適用及び/又は変形できるように十分に明らかにするものであり、従って、そのような適応及び変形は、開示された実施形態と均等な範囲及び意味において理解されるべきものである。
本明細書で採用された表現又は専門用語は、説明のためであって、限定のためのものではないことが理解されるべきである。従って、本発明は、あらゆる代替物、変形例、均等物、及びバリエーションを、添付の特許請求の範囲の精神及び広範な範囲内に包含することを意図するものである。
本明細書に記載される例示の実施形態を用いるディスクドライブの分解図である。 例示の実施形態に係る、サーボバーストを含むサーボパターンを備える図1に示すディスクドライブのディスクの部分詳細図である。 例示の実施形態に係る、サーボウェッジで用いられ得るサーボバースト(ヌルパターン)の別の配置を表す図である。 例示の実施形態に係る、サーボウェッジの少なくとも1つのサーボバーストエッジの位置を決定し、ディスクドライブのアクチュエータドライバへの駆動信号を生成するための電気回路図を含む、ディスクドライブの概略図である。 図1及び図4に示されるディスクドライブシステムの離散モデルであり、例示の実施形態の一部の原理及び一部の面を示す図である。 例示の実施形態に係る、読み出し素子に対するトラックの位置を決定する方法のフローチャートである。 例示の実施形態に係る、読み出し素子に対するトラックの位置を決定する別の方法のフローチャートである。 例示の実施形態に係る、トランスデューサがディスクを通過するときのヘッドの位置と、ディスクの様々な位置に書き込まれたランアウトと共に望ましいトラックを表す図である。 例示の実施形態に係る、トランスデューシングヘッドの書き込みヘッドのサーボ補正の方法のフローチャートである。 例示の実施形態に係る、第1のバーストエッジ及び第2のバーストエッジに対する第1の補正値及び第2の補正値の配置を示す、ディスクドライブシステムのディスクの概略図である。
符号の説明
100…ディスクドライブ、102…ハウジング、104…ハウジングベース、106…ハウジングカバー、110…上部及び下部磁気リターンプレート、112…ボイスコイルモータ、120…ディスク、121…クランプ、122…スピンドル、128…スポーク、129…トラック、130…回転型アクチュエータ、132…ベアリング、134…ボイスコイル、146…トランスデューシングヘッド、150…ランプ、200…サーボパターン、202…プリアンブル、204…サーボアドレスマスク(SAM)、206…トラック識別番号、210…サーボバーストエッジ、220…サーボバーストエッジ、264…データフィールド、310…サーボバーストエッジ、320…サーボバーストエッジ、410…WORFフィールド、424…プリアンプ、426…ウェッジオフセット減少フィールド(WORF)回路、428…加算ノード、430…高精度位置リカバリ回路、432…アナログ/デジタル変換器、434…加算ノード、436…ヘッド位置制御回路、438…デジタル/アナログ変換器、440…アクチュエータドライバ、552…加算ノード、554…加算ノード、556…加算ノード、560…コントローラ及びドライブ、1010…第1の補正値フィールド(WORFフィールド)、1020…第2の補正値フィールド(WORFフィールド)。

Claims (20)

  1. ディスク上のウェッジのサーボバーストエリアの情報から、読み出し素子の第1のウェッジオフセット減少フィールド値を決定し、
    前記第1のウェッジオフセット減少フィールド値を格納し、
    前記ディスク上の前記ウェッジの前記サーボバーストエリアの情報から、前記読み出し素子の第2のウェッジオフセット減少フィールド値を決定し、
    前記第2のウェッジオフセット減少フィールド値を格納する
    ことを備えるサーボ補正方法。
  2. 前記第1のウェッジオフセット減少フィールド値を格納することは、前記第1のウェッジオフセット減少フィールド値を前記ディスクに格納することを備える請求項1記載のサーボ補正方法。
  3. 前記第2のウェッジオフセット減少フィールド値を格納することは、前記第2のウェッジオフセット減少フィールド値を前記ディスクに格納することを備える請求項2記載のサーボ補正方法。
  4. 前記読み出し素子を移動させるために用いられるアクチュエータモータを駆動するコントローラに対して位置誤差信号を入力することを更に備え、前記位置誤差信号は、前記ディスク上の前記ウェッジからの前記情報と、前記第1のウェッジオフセット減少フィールド値又は前記第2のウェッジオフセット減少フィールド値のうちの少なくとも1つから決定される請求項1記載のサーボ補正方法。
  5. 前記ディスク上の前記ウェッジの前記サーボバーストエリアの前記情報から、前記読み出し素子の前記第1のウェッジオフセット減少フィールド値を決定することは、前記サーボバーストエリアの第1のバーストエッジから決定することを含む請求項1記載のサーボ補正方法。
  6. 前記ディスク上の前記ウェッジの前記サーボバーストエリアの前記情報から、前記読み出し素子の前記第2のウェッジオフセット減少フィールド値を決定することは、前記サーボバーストエリアの第2のバーストエッジから決定することを備える請求項5記載のサーボ補正方法。
  7. 前記第1のウェッジオフセット減少フィールド値又は前記第2のウェッジオフセット減少フィールド値のうちの少なくとも一つを用いて、前記ディスクの所望のトラックから前記読み出し素子のオフセット値を推定することを更に備える請求項1記載のサーボ補正方法。
  8. 前記ディスクの前記所望のトラックから前記読み出し素子の前記オフセット値を推定することは、前記第1のウェッジオフセット減少フィールド値及び前記第2のウェッジオフセット減少フィールド値の双方を用いることを備える請求項7記載のサーボ補正方法。
  9. 前記ディスク上の前記ウェッジのサーボバーストエリアの情報から、書き込み素子の第3のウェッジオフセット減少フィールド値を決定し、
    前記第3のウェッジオフセット減少フィールド値を格納し、
    前記ディスク上の前記ウェッジの前記サーボバーストエリアの情報から、前記書き込み素子の第4のウェッジオフセット減少フィールド値を決定し、
    前記第4のウェッジオフセット減少フィールド値を格納する
    ことを更に備える請求項1記載のサーボ補正方法。
  10. 前記第3のウェッジオフセット減少フィールド値又は前記第4のウェッジオフセット減少フィールド値のうちの少なくとも一つを用いて、前記ディスクの所望のトラックから前記書き込み素子のオフセット値を推定することを更に備える請求項9記載のサーボ補正方法。
  11. 前記ディスクの前記所望のトラックから前記書き込み素子の前記オフセット値を推定することは、前記第3のウェッジオフセット減少フィールド値及び前記第4のウェッジオフセット減少フィールド値の双方を用いることを含む請求項10記載のサーボ補正方法。
  12. ディスク上のウェッジのサーボバーストエリアの情報から、書き込み素子の第1のウェッジオフセット減少フィールド値を決定し、
    前記第1のウェッジオフセット減少フィールド値を格納し、
    前記ディスクの前記ウェッジの前記サーボバーストエリアの情報から、前記書き込み素子の第2のウェッジオフセット減少フィールド値を決定し、
    前記第2のウェッジオフセット減少フィールド値を格納する
    ことを備えるサーボ補正方法。
  13. 前記第1のウェッジオフセット減少フィールド値を格納することは、前記第1のウェッジオフセット減少フィールド値を前記ディスクに格納することを備える請求項12記載のサーボ補正方法。
  14. 前記第2のウェッジオフセット減少フィールド値を格納することは、前記第2のウェッジオフセット減少フィールド値を前記ディスクに格納することを備える請求項13記載のサーボ補正方法。
  15. 前記第1のウェッジオフセット減少フィールド値又は前記第2のウェッジオフセット減少フィールド値のうちの少なくとも一つを用いて、前記ディスクの所望のトラックから前記書き込み素子のオフセット値を推定することを更に備える請求項12記載のサーボ補正方法。
  16. 前記ディスクの前記所望のトラックから前記書き込み素子の前記オフセット値を推定することは、前記第1のウェッジオフセット減少フィールド値及び前記第2のウェッジオフセット減少フィールド値の双方を用いることを備える請求項15記載のサーボ補正方法。
  17. 媒体であって、
    複数のトラックと、
    データセクタと、
    前記媒体に書き込まれた少なくとも1つのサーボ情報のウェッジとを備え、
    前記サーボ情報のウェッジは、
    第1のサーボバーストエッジと、
    第2のサーボバーストエッジと、
    前記媒体に書き込まれた前記第1のサーボバーストエッジに関連付けられた第1のウェッジオフセット減少フィールド値と、
    前記媒体に書き込まれた前記第2のサーボバーストエッジに関連付けられた第2のウェッジオフセット減少フィールド値とを備え、
    前記複数のトラックは、前記データセクタと前記少なくとも1つのサーボ情報のウェッジの双方を通過する媒体。
  18. 前記第1のウェッジオフセット減少フィールド値と前記第2のウェッジオフセット減少フィールド値は、前記媒体の前記少なくとも1つのサーボ情報のウェッジ内に書き込まれる請求項17記載の媒体。
  19. 複数の第1のウェッジオフセット減少フィールド値及び複数の第2のウェッジオフセット減少フィールド値が、前記媒体の前記複数のトラックについて決定される請求項17記載の媒体。
  20. 前記第1のサーボバーストエッジと前記第2のサーボバーストエッジにそれぞれ関連付けられた第3のウェッジオフセット減少フィールド値と第4のウェッジオフセット減少フィールド値を更に備える請求項19記載の媒体。
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