JP2006038931A - 形状記憶合金を使用したアクチュエータ - Google Patents

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昭広 沖
Junichi Tanii
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Abstract

【課題】 形状記憶合金のワイヤを使用するアクチュエータのワイヤに発生する応力を低減し、繰り返し動作寿命を延長したアクチュエータを提供する。
【解決手段】 アクチュエータが図3(a)に示す第1の状態にあるとき、第1の形状記憶合金のワイヤ21に通電すると記憶形状に収縮して引張力が発生、駆動部材11は矢印a方向に移動して駆動対象17を矢印b方向に押し下げ、図3(b)に示す第2の状態となる。ワイヤ21への通電を停止、第2の形状記憶合金のワイヤ22に通電すると記憶形状に収縮して引張力が発生、駆動部材11は矢印aと反対方向に移動して押下量が減少、駆動対象17は上昇して第1の状態に復帰する。ワイヤ22への通電により発生する応力は引張バネ25の力が加わり増加するが、ワイヤ21への通電により発生する応力は引張バネ25の力の分だけ減少するから、繰り返し動作寿命を延長することができる。
【選択図】 図3

Description

この発明は、形状記憶合金を使用したアクチュエータに関する。
近年、携帯電話や携帯端末装置にマイクロカメラを組み込んだ装置が開発され、使用されるに至った。携帯電話や携帯端末装置に組み込まれたマイクロカメラユニット(以下、MCUという場合がある)には、画像撮影という基本機能に加えて、最近は焦点調整や光学ズーミングなどの付加機能が求められてきている。
これらの付加機能を実現するためにはレンズ駆動機構が必要となるが、既にモータや圧電アクチュエータを使用したレンズ駆動機構を搭載したMCUが実用化されているが、その駆動源の性質から大型になるため、携帯電話や携帯端末装置の薄型化には限界がある。 このような課題を解決する手段として、形状記憶合金を使用したアクチュエータが知られており(特許文献1、特許文献2参照)、形状記憶合金を使用したアクチュエータをレンズ駆動機構に適用したMCUも提案されている(特許文献3参照)。
特開2001−3850号公報。 特開2002−329028号公報。 特開平6−230457号公報。
形状記憶合金は、それ自身の温度により材料自体の形状が変化する材料で、形状記憶合金で作成されたワイヤでは、最初に加熱状態で所定の初期形状(例えば湾曲形状)に形成してその形状を記憶させておくと、ワイヤを初期形状とは異なる他の形状(例えば直線形状)に加工した後、ワイヤを加熱して所定の温度に達すると、記憶された初期形状(例えば湾曲形状)に復元する。そして、ワイヤが冷却すると、前記した他の形状(例えば直線形状)に戻るという性質を有する。
形状記憶合金のワイヤを使用したアクチュエータを携帯電話や携帯端末装置などの装置に組み込む場合、その繰り返し動作寿命を十分に考慮する必要がある。形状記憶合金のワイヤの繰り返し動作寿命は、駆動時の応力に敏感であることが知られている。所定の形状、例えば縮み形状を記憶させた形状記憶合金のワイヤが記憶形状に収縮変位するとき、収縮歪が一定であるとすれば、ワイヤに発生する応力が高ければ寿命は短く、応力が低ければ寿命は長い。
そこで、形状記憶合金のワイヤを使用したアクチュエータの長寿命化を図るには、応力の低減が課題となる。形状記憶合金のワイヤに発生する応力を低減するには、ワイヤの断面積を拡大すればよい。しかしながら、ワイヤの断面積の拡大は加熱用の電力消費の増加と応答性の低下を伴うので好ましくない。
また、形状記憶合金のワイヤに長さの長いワイヤを使用して収縮歪を増加させずに変位量(ストローク)を拡大し、その分ワイヤの張力を減らして、必要な駆動エネルギーを維持しながら応力を低減する方法も考えられる。しかしながら、形状記憶合金のワイヤの長さを長くすると、形状記憶合金のワイヤを曲げて配置することが困難であるという理由から、アクチュエータが大型化したり部品点数が増加するという不都合がある。この発明は、このような課題の解決を目的とするものである。
この発明は、上記課題を解決するもので、請求項1の発明は、一対の形状記憶合金の作動部材により第1の方向、及びこれと異なる第2の方向に選択的に駆動される駆動部材を備えた形状記憶合金を使用したアクチュエータにおいて、固定部材と前記駆動部材との間に配設された弾性部材を備え、前記弾性部材は、前記作動部材により駆動負荷の小さい第1の方向へ駆動部材を駆動する時は作動部材から発生する駆動エネルギーの一部を弾性エネルギーとして蓄え、前記作動部材により駆動負荷の大きい第2の方向へ駆動部材を駆動する時は蓄えられた弾性エネルギーを駆動部材の駆動エネルギーの一部として放出するよう配置されることを特徴とする形状記憶合金を使用したアクチュエータである。
そして、前記駆動部材は、レンズを駆動する駆動装置の駆動部材であってもよい。
その場合、前記レンズを駆動する駆動装置は、レンズを保持する光軸方向に移動可能なレンズ保持枠と、そのレンズ保持枠を光軸方向に移動させる光軸の回りに回動自在に保持されたカム環と、そのカム環に係合する作用端部を備えた駆動部材とを備え、前記駆動部材は、形状記憶合金の作動部材により第1の方向及びこれと異なる第2の方向に選択的に駆動され、カム環に係合する作用端部を介してカム環を第1の方向及び第2の方向に回動させ、レンズ保持枠をレンズ繰出し位置及び繰込み位置に移動させることができる。
また、前記駆動部材は、帯状材を巻枠に巻き上げる巻上げ装置の駆動部材であってもよい。
その場合、前記巻上げ装置は、巻枠に連結された爪車と、その爪車の爪部に接触して爪車を回転させる爪を有する駆動部材とを備え、前記駆動部材は、形状記憶合金の作動部材により第1の方向及びこれと異なる第2の方向に選択的に駆動され、爪車に係合する爪を介して爪車を所定の一方向に間欠的に回動させて巻枠を回転させることができる。
そして、前記弾性部材は、引張りバネである。
以上説明したとおり、この発明は、一対の形状記憶合金の作動部材により第1の方向、及びこれと異なる第2の方向に選択的に駆動される駆動部材を備えた形状記憶合金を使用したアクチュエータにおいて、固定部材と前記駆動部材との間に配設された弾性部材を備え、前記弾性部材は、前記作動部材により駆動負荷の小さい第1の方向へ駆動部材を駆動する時は作動部材から発生する駆動エネルギーの一部を弾性エネルギーとして蓄え、前記作動部材により駆動負荷の大きい第2の方向へ駆動部材を駆動する時は蓄えられた弾性エネルギーを駆動部材の駆動エネルギーの一部として放出するよう配置されることを特徴とする形状記憶合金を使用したアクチュエータである。
駆動負荷の小さい第1の方向へ駆動部材を駆動する時は作動部材から発生する駆動エネルギーの一部が弾性エネルギーとして弾性部材に蓄えられるから、作動部材に発生する応力は高くなるが、駆動負荷が小さいから発生する応力はそれ程高くはならない。
駆動負荷の大きい第2の方向へ駆動部材を駆動する時は弾性部材に蓄えられた弾性エネルギーが駆動エネルギーとして放出されるから、駆動負荷が大きくとも作動部材に発生する応力は小さい。この構成によれば、従来の弾性部材を備えない構成と比較して、形状記憶合金の作動部材に発生する応力を低減することができ、繰り返し動作寿命を延長することができる。
まず、この発明の実施の形態の形状記憶合金のワイヤを使用したアクチュエータを説明する前に、従来技術に属する比較例を説明する。
図1は、形状記憶合金のワイヤを使用したアクチュエータの比較例を説明する図で、図1の(a)は第1の状態を示し、図1の(b)は第2の状態を示している。
図1において、アクチュエータ10は、駆動部材11、作動部材である第1の形状記憶合金のワイヤ21及び第2の形状記憶合金のワイヤ22、駆動対象17、押圧バネ18、その他から構成される。
駆動部材11には中央に横長の開孔11aが設けられており、開孔11aは図示しないフレームに配置された案内ピン12、12に嵌合し、図1で左右に摺動自在に支持されている。
駆動部材11の右端部付近にはピン13が、左端部付近にはピン14が植設されており、図示しないフレームには、駆動部材11の左右に間隔を開けてピン15及びピン16が植設されている。そして、前記ピン13とピン15との間に第1の形状記憶合金のワイヤ21が架設され、ピン14とピン16との間に第2の形状記憶合金のワイヤ22が架設されている。
また、駆動部材11の下側には作用部材11cが設けられ、作用部材11cの下側には作用部材11cに対向する面が斜面17aに形成された駆動対象17が配置されており、図示しないフレームに設けたガイド部材により案内されながら押圧バネ18により上方向に付勢されており、作用部材11cと駆動対象17の斜面17aとが接触している。
以上の構成において、まず、アクチュエータ10は、図1の(a)に示す第1の状態(初期状態)にあるものとする。図示しない電源から第1の形状記憶合金のワイヤ21に通電加熱すると、第1の形状記憶合金のワイヤ21は記憶形状に収縮して引張力が発生し、発生した引張力により駆動部材11は矢印a方向(図1において右方向)に移動する。駆動部材11の下側の作用部材11cが、駆動対象17の斜面17aを押圧バネ18の付勢力の抗して押し下げて矢印b方向に移動させ、図1の(b)に示す第2の状態になる。
次に、第1の形状記憶合金のワイヤ21への通電を停止し、第2の形状記憶合金のワイヤ22に通電加熱すると、第2の形状記憶合金のワイヤ22は記憶形状に収縮して引張力が発生し、発生した引張力により駆動部材11は矢印aと反対方向(図1において左方向)に移動し、駆動部材11の下側の作用部材11cによる駆動対象17の押し下げ量が減少する。駆動対象17は押圧バネ18の付勢力により上昇して矢印bと反対方向に移動し、図1の(a)に示す第1の状態に復帰する。
このように、このアクチュエータ10では、作用部材である第1の形状記憶合金のワイヤ21と第2の形状記憶合金のワイヤ22への通電制御を行なうことにより、駆動対象17を第1の状態(図1の(a)の状態)と、第2の状態(図1の(b)の状態)とを選択して駆動制御することができる。
駆動部材11に加わる駆動負荷は、駆動対象17が斜面を使用して駆動されるため、第1の形状記憶合金のワイヤ21への通電による駆動部材11の矢印a方向への移動の方が、第2の形状記憶合金のワイヤ22への通電による駆動部材11の矢印aと反対方向への移動よりも大きくなる。
駆動対象17の駆動力は、作用部材である通電側の形状記憶合金のワイヤに発生する引張力であるから、形状記憶合金のワイヤに発生する応力も駆動部材の駆動方向により異なり、形状記憶合金のワイヤに発生する応力は第1の形状記憶合金のワイヤ21に発生する応力の方が、第2の形状記憶合金のワイヤ22に発生する応力よりも大きい。
図2は、上記した比較例のアクチュエータにおける通電側の形状記憶合金のワイヤに発生する変位量(ストローク)と応力の関係を説明する図である。
第1の形状記憶合金のワイヤ21への通電により発生する応力は、第2の形状記憶合金のワイヤ22への通電により発生する応力よりも大きく、図2のA点が、第1及び第2の形状記憶合金のワイヤを含めたアクチュエータ内の最大の応力で、それは常に第1の形状記憶合金のワイヤ21に発生する応力である。また、第2の形状記憶合金のワイヤ22に発生する応力は、常に第1形状記憶合金のワイヤ21に発生する応力よりも小さい。
[第1の実施の形態]
この発明の第1の実施の形態の形状記憶合金のワイヤを使用したアクチュエータを説明する。図3は、第1の実施の形態の形状記憶合金のワイヤを使用したアクチュエータ20を説明する図で、先に説明した従来技術に属する比較例に類似した構成を備えており、先に図1により説明した比較例との比較を容易にするため、図1の構成と同一部材には同一符号を付して説明は省略し、相違点について説明する。
図3の(a)は作動部材である形状記憶合金のワイヤを使用したアクチュエータの第1の状態(初期状態)を示し、図3の(b)は、作動部材である第1の形状記憶合金のワイヤ21への通電により記憶形状に収縮して引張力が発生し、駆動部材11が矢印a方向(図3において右方向)に移動した第2の状態を示している。
第1の実施の形態と前記比較例との相違点は、駆動部材11を図3で右方向に牽引する弾性部材である引張バネ25が設けられている点である。
第1の実施の形態の動作を簡単に説明する。アクチュエータ20は図3の(a)に示す第1の状態(初期状態)にあるものとする。図示しない電源から第1の形状記憶合金のワイヤ21に通電加熱すると、第1の形状記憶合金のワイヤ21は記憶形状に収縮して引張力が発生し、発生した引張力により駆動部材11は矢印a方向(図3において右方向)に移動する。駆動部材11の下側の作用部材11cが、駆動対象17の斜面17aを押圧バネ18の付勢力に抗して押し下げて矢印b方向に移動させ、図3の(b)に示す第2の状態になる。
次に、第1の形状記憶合金のワイヤ21への通電を停止し、第2の形状記憶合金のワイヤ22に通電加熱すると、第2の形状記憶合金のワイヤ22は記憶形状に収縮して引張力が発生し、発生した引張力により駆動部材11は矢印aと反対方向(図3において左方向)に移動し、駆動部材11の下側の作用部材11cによる駆動対象17の押し下げ量が減少する。駆動対象17は押圧バネ18の付勢力により上昇して矢印bと反対方向に移動し、図3の(a)に示す第1の状態に復帰する。
第2の形状記憶合金のワイヤ22への通電により駆動部材11は矢印aと反対方向(図3において左方向)に移動し、図3の(b)に示す状態になるが、そのとき、引張バネ25は駆動部材11の左方向移動の抵抗力として作用する。しかし、駆動部材11が矢印aと反対方向に移動するときは、駆動部材11に加わる駆動負荷は小さいから(作用部材11cが駆動対象17の斜面17aを下る方向のため)、ワイヤ22に発生する応力はそれ程大きくならない。一方、第1の形状記憶合金のワイヤ21への通電による駆動部材11の矢印a方向移動においては、駆動部材11の移動を補助する補助力となり、ワイヤ22に発生する応力は大きくならない。
引張バネ25は、第2の形状記憶合金のワイヤ22への通電時には駆動エネルギーの一部を弾性エネルギーとして蓄え、第1の形状記憶合金のワイヤ21への通電時には蓄えた弾性エネルギーを再び駆動エネルギーとして還元するという機能と作用を行なうものである。
図4は、第1の実施の形態のアクチュエータにおける通電側の形状記憶合金のワイヤに発生する変位量と応力の関係を説明する図である。
第2の形状記憶合金のワイヤ22への通電により発生する応力は、引張バネ25の引張力により発生する応力が加わる分だけ応力が増加しているが、第1の形状記憶合金のワイヤ21への通電により発生する応力は、引張バネ25の引張力により発生する応力が減じられるのでその分だけ応力が減少している。
図4のB点が、第1及び第2の形状記憶合金のワイヤを含めたアクチュエータ内の最大の応力であり、それは前記した比較例の場合のアクチュエータ内の最大の応力のA点(図2参照)よりも小さくなっている。
先に説明したとおり、形状記憶合金のワイヤの繰り返し動作寿命は駆動時の応力が小さい程長寿命であるから、第1の実施の形態のアクチュエータは、引張バネを備えない比較例のアクチュエータに比較して寿命を長くすることができる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態は、この発明に係る形状記憶合金のワイヤを使用したアクチュエータを、撮像装置のレンズ駆動装置に適用した例である。
図5及び図6は、第2の実施の形態の撮像装置30の要部の構成を説明する図である。図5は撮像装置の要部を光軸方向から見た正面図で、後述するレンズ玉枠及びレンズは図示を省略してある。また、図6は、図5の線A−S−Aに添った断面図で、ここでは後述するレンズ玉枠及びレンズを含めて図示してある。なお、Sは後述するレンズ玉枠34の中心、即ちレンズ35の光軸中心で、カム環32の回転中心でもある。
図5及び図6において、31はベース、32はカム環、34はレンズ玉枠、35はレンズでレンズ玉枠34に取り付けられている。また、40はCCD等からなる撮像素子で、被写体像はレンズ35により撮像素子40の上に結像するように配置されている。
ベース31は略直方体の枠で、図6を参照すると明らかであるが、中央部分に円形の開口部31aが形成されており、開口部31aの周辺部には環状の凹部31bが形成されており、カム環32、及びレンズ玉枠34の支承部34aが嵌合している。さらに、ベース31の裏側には、外郭形状が略方形(略四角形)に形成された撮像素子40が配置されている。
カム環32は、ベース31の環状の凹部31bに光軸方向には移動することなく、光軸回りにのみ回転自在に嵌合している。カム環32には後述する駆動レバー51の一方の作用端部51aが係合する係合部32bと、これも後述するカム機構Cのカム部32cが設けられている。
レンズ玉枠34は、全体が環状に形成されており、その中央部分にはレンズ35が装着されるほか、環状の周辺部にはベース31の環状の凹部31bに嵌合する支承部34aが形成されている。レンズ玉枠34の支承部34aとベース31に付設した受部31dとの間には押えばね39が配置され、レンズ玉枠34はベース31の環状の凹部31bの内面31cに支承された状態で光軸方向に付勢され、レンズ玉枠34はベース31に対して、公知の手段、例えば光軸方向に延びた凸条とこれに嵌合する摺動溝から構成される摺動機構等により、回転することなく光軸方向にのみ移動可能に保持されている。
図7は、カム環32の回転をレンズ玉枠34の光軸方向の直線移動に変換する運動変換機構であるカム機構Cを説明する図で、カム機構Cは、カム部32cと突起34sから構成される。
図5を参照すると明らかであるが、カム環32の側面32pには3箇所に斜面を備えたカム部32cが形成されている。一方、図7を参照すると明らかであるが、レンズ玉枠34の支承部34aの側面34pには、前記カム部32cに接触する突起34sが3箇所に形成されており、カム部32cと突起34sで、カム環32の回転をレンズ玉枠34の光軸方向の直線移動に変換するカム機構Cを構成している。
その動作を簡単に説明する。図7において、カム環32が矢印a方向に回転(移動)すると、カム部32cの斜面がレンズ玉枠34の支承部34aの側面の突起34sを矢印a方向に押し出すが、レンズ玉枠34は回転せず、光軸方向にのみ移動可能に保持されているので、カム環32の矢印a方向の回転(移動)により、レンズ玉枠34は光軸方向(矢印b方向)に繰出される。
次に、カム環32を回転させる駆動機構である形状記憶合金のワイヤを使用したアクチエータについて説明する。カム環32を回転自在に保持しているベース31の環状の凹部31bには半径方向に延長された延長部31eが形成され(図6参照)、延長部31eには駆動レバー51が支軸51cの回りに回動自在に支承されている。
駆動部材である駆動レバー51は、カム環32を回転させる作用端部51aと、支軸51cを挟んで2つの係止部51b及び51dが設けられているほか、弾性部材である引張バネ54を係止するピン51eが設けられている。
駆動レバー51の作用端部51aはカム環32の係合部32bに係合し、ピン51eとベース31に設けられたピン31pとの間に引張バネ54が架設されている。
作動部材である第1の形状記憶合金のワイヤ41は、ベース31に設けられたピン31fに一端が固定され、他端がベース31に植設されたピン31gに固定され、ワイヤ41の中間部分は駆動レバー51の係止部51bに係合して折り返されている。
やはり作動部材である第2の形状記憶合金のワイヤ42は、ベース31に設けられたピン31gに一端が固定され、他端がベース31に植設されたピン31hに固定され、ワイヤ42の中間部分は駆動レバー51の係止部51dに係合して折り返されている。
即ち、第1の形状記憶合金のワイヤ41は、ピン31f、係止部51b、ピン31gの間に架設され、第2の形状記憶合金のワイヤ42は、ピン31g、係止部51d、ピン31hの間に架設されている。また、ピン31f、31g及びピン31hは形状記憶合金のワイヤ41及び42の給電端子を兼ねている。
以上の構成の動作を説明する。まず、第1の形状記憶合金のワイヤ41に図示しない電源から給電して加熱すると、ワイヤ41は記憶形状に復元しようとして収縮し、その引張力により駆動レバー51は、図5において支軸51cの回りに反時計方向に回動する。駆動レバー51の反時計方向の回動は、引張バネ54による牽引力で補助される。
駆動レバー51の作動端部51aはカム環32の係合部32bに係合しているので、駆動レバー51の反時計方向の回動は、カム環32を時計方向に回動する。この結果、カム環32のカム機構を構成するカム部32cがレンズ玉枠34の支承部の側面のカム機構を構成する突起34sから外れ、レンズ玉枠34は光軸方向に繰込まれる。
次に、第1の形状記憶合金のワイヤ41への通電を停止し、第2の形状記憶合金のワイヤ42に図示しない電源から給電して加熱すると、ワイヤ41の引張力の低下と、ワイヤ42の記憶形状への収縮が生じ、その引張力により駆動レバー51は、図5において支軸51cの回りに時計方向に回動する。このとき、駆動レバー51の時計方向の回動は引張バネ54の抵抗力を受ける。
駆動レバー51の作動端部51aはカム環32の係合部32bに係合しているので、駆動レバー51の時計方向の回動は、カム環32を反時計方向に回動する。この結果、カム環32のカム機構を構成するカム部32cが、レンズ玉枠34の支承部の側面のカム機構を構成する突起34sを押えばね39の押圧力に抗して図7で矢印a方向に押し出し、レンズ玉枠14は光軸方向(矢印b方向)に繰出される。
図8の(a)(b)(c)は撮像装置のレンズ玉枠34が光軸方向に繰込まれた状態、即ち通常撮影に設定された状態を示す図で、図9の(a)(b)(c)は撮像装置のレンズ玉枠34が光軸方向に繰り出された状態、即ち近接撮影に設定された状態を示す図である。図8及び図9のそれぞれは、図5乃至図7に示す撮像装置の正面図、断面図、及びカム機構の説明図に対応するものである。
図8の(c)では、カム環32のカム部32cがレンズ玉枠34の突起34sから離脱し、レンズ玉枠34が繰込まれて通常撮影位置にあることが示されている。図9の(c)では、カム環32のカム部32cが矢印a方向に移動してレンズ玉枠34の支承部側面の突起34sを押し出し、レンズ玉枠34が光軸方向(矢印b方向)に繰出されて近接撮影位置にあることが示されている。
以上説明した第2の実施の形態では、引張バネ54は駆動レバー51を支軸51cの回りに反時計方向に付勢するように取付けられている。これにより、第2の形状記憶合金のワイヤ42への通電加熱時、即ちレンズ35の繰出時は、ワイヤ42に発生する引張力の一部が引張バネ54を牽引して弾性エネルギーとして蓄積され、第1の形状記憶合金のワイヤ41への通電加熱時、即ちレンズ35の繰込時は、引張バネ54に蓄積された弾性エネルギーがレンズ35の繰込動作に還元されるように作用する。
引張バネ54を設けてない場合は、第1の形状記憶合金のワイヤ41、第2の形状記憶合金のワイヤ42に発生する応力は、前記した従来技術の比較例として図2で説明したものと同じになるが、第2の実施の形態では引張バネ54を配置したので、第1の実施の形態で図4で説明したものと同じになり、その最大応力をA点からB点に減少させることができ、繰り返し動作寿命を延ばすことができる。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態は、この発明に係る形状記憶合金のワイヤを使用したアクチュエータを巻き上げ装置に適用した例である。この巻き上げ装置は、例えばカメラのフイルム巻き上げ装置、その他の帯状体の巻き上げ装置に適用することができる。
図10は、第3の実施の形態の巻き上げ装置60の要部の構成を説明する図である。巻き上げ装置60は、巻上げプーリ61、巻上げプーリ61と同軸に配置された爪車62、爪車62の爪部62aに押圧されるクリックバネ63、爪車62の爪部62aに噛合して爪車62を駆動する駆動レバー65などから構成され、巻上げプーリ61には図示しない供給側から供給された巻上対象物Pの先端が固定され、巻上げプーリ61の方向の回転により、巻上対象物Pが巻き上げられるものとする。
爪車62の爪部62aにはクリックバネ63の接触部63aが押圧され、爪車62の回転を抑制する保持トルクが与えられている。爪車62に保持トルク以上の回転トルクが与えられなければ、爪車62は回転しない。
駆動部材である駆動レバー65は、支軸65aの回りに回動自在に支承されており、支軸65aと反対側の先端には、爪車62の爪部62aに係合する回動爪66を備えており、回動爪66はバネ66aにより時計方向に回転するよう付勢されている。さらに、支軸65aと回動爪66との間には、ピン65b、65cが設けられている。
また、駆動レバー65には回動爪66の時計方向回転を停止させるストッパ65pを備え、回動爪66には反時計方向回転を停止させるストッパ66pを備えており、駆動レバー65が反時計方向に回転するときは、ストッパ65pとストッパ66pとは係止して、駆動レバー65と回動爪66とは一体に回動するが、駆動レバー65が時計方向に回転するときは、ストッパ66pはストッパ56pに係止することなく、回動爪66は駆動レバー65に拘束されずに回転することができる。即ち、駆動レバー65の時計方向回転では、回動爪66は爪車62の上を通過して次の爪部62aに係合することができる。
一方、図示しない巻き上げ装置のフレームには、ピン72b、72cが植設されているほか、前記フレームと駆動レバー65との間に弾性部材である引張バネ75が架設されている。
駆動レバー65のピン65bとフレームのピン72bとの間には、作動部材である第1の形状記憶合金のワイヤ71が架設され、駆動レバー65のピン65cとフレームのピン72cとの間には、作動部材である第2の形状記憶合金のワイヤ72が架設されている。また、駆動レバー65のピン65b及びピン65c、フレームのピン72b及び72cは、形状記憶合金のワイヤ71及び72の給電端子を兼ねている。
以上説明した巻き上げ装置の動作を図11乃至図13を参照して説明する。まず、図11の(a)に示す初期状態において、第1の形状記憶合金のワイヤ71に図示しない電源から給電して加熱すると、ワイヤ71は記憶形状に復元しようとして収縮し、その引張力により駆動レバー65は、図11の(a)において支軸65aの回りに反時計方向に回動する。駆動レバー65の反時計方向の回動は引張バネ75による牽引力で補助される。
駆動レバー65が反時計方向に回動するとき、駆動レバー65とその先端の回動爪66とは一体的に回転するので、駆動レバー65の反時計方向に回動により、回動爪66が爪車62を爪1個分だけ矢印a方向に回転させ、図11の(b)に示す状態になる。
第1の形状記憶合金のワイヤ71への通電を停止し、第2の形状記憶合金のワイヤ72に図示しない電源から通電して加熱すると、ワイヤ71の引張力の低下と、ワイヤ72の記憶形状への収縮が生じ、その引張力により駆動レバー65は、図12の(a)に示すように、支軸65aの回りに時計方向に回動する。このとき、駆動レバー65の時計方向の回動は引張バネ75の抵抗力を受ける。
駆動レバー65の時計方向の回動では、駆動爪66は駆動レバー65に拘束されずに回転することができるから、駆動爪66は爪車62に何等の作用を与えることなく移動し、駆動レバー65は図12の(b)に示す位置を経て、図13に示す位置に復帰する。
かくして、爪車62は、第1の形状記憶合金のワイヤ71への通電による駆動レバー65の反時計方向の回動により爪車62の爪1個分だけ矢印a方向に回転し、第2の形状記憶合金のワイヤ72への通電による駆動レバー65の時計方向の回動により駆動レバー65は初期位置に復帰するから、第1の形状記憶合金のワイヤ71と、第2の形状記憶合金のワイヤ72とを、順次切り換えて通電することで、爪車62を爪1個分づつ連続して駆動し、巻上げプーリ61の巻き上げ動作を行なうことができる。
以上説明した第3の実施の形態では、引張バネ75は動レバー65を支軸65aの回りに反時計方向に付勢、即ち第1の形状記憶合金のワイヤ71が通電により収縮する方向に付勢している。これにより、第2の形状記憶合金のワイヤ72への通電加熱時、即ち駆動レバー65が時計方向に回動するだけで、大きな駆動力を必要としないときは、ワイヤ72に発生する引張力の一部が引張バネ75に弾性エネルギーとして蓄積される。第1の形状記憶合金のワイヤ71への通電加熱時、即ち駆動レバー65の反時計方向に回動により回動爪66が爪車62を駆動するときは、引張バネ75に蓄積された弾性エネルギーが爪車62の駆動動作に還元されるように作用する。
引張バネ75を設けてない場合は、第1の形状記憶合金のワイヤ71、第2の形状記憶合金のワイヤ72に発生する応力は、前記した従来技術の比較例として図2で説明したものと同じになるが、第2の実施の形態では引張バネ75を配置したので、第1の実施の形態で図4で説明したものと同じになり、その最大応力をA点からB点に減少させることができ、繰り返し動作寿命を延ばすことができる。
作動部材である形状記憶合金のワイヤを使用するアクチュエータのワイヤに発生する応力を低減し、繰り返し動作寿命を延長したアクチュエータである。駆動負荷の小さい方向に駆動するときは形状記憶合金のワイヤから発生する駆動エネルギーを弾性部材に弾性エネルギーとして蓄積し、駆動負荷の大きい方向に駆動するときは蓄積した弾性エネルギーを放出し、形状記憶合金のワイヤに発生する応力を減少させ、繰り返し動作寿命を延長できるように構成されている。
形状記憶合金のワイヤを使用したアクチュエータの比較例を説明する図。 比較例のアクチュエータにおける通電側の形状記憶合金のワイヤに発生する変位量と応力の関係を説明する図。 第1の実施の形態の形状記憶合金のワイヤを使用したアクチュエータを説明する図。 第1の実施の形態のアクチュエータにおける通電側の形状記憶合金のワイヤに発生する変位量と応力の関係を説明する図。 第2の実施の形態の撮像装置の要部の構成を説明する図。 図5の線A−S−Aに添った断面図。 カム環の回転をレンズ玉枠の光軸方向の直線移動に変換する運動変換機構であるカム機構Cを説明する図。 第2の実施の形態の撮像装置のレンズ玉枠が光軸方向に繰込まれた状態、即ち通常撮影に設定された状態を示す図。 第2の実施の形態の撮像装置のレンズ玉枠が光軸方向に繰出された状態、即ち近接撮影に設定された状態を示す図。 第3の実施の形態の巻き上げ装置の要部の構成を説明する図。 第3の実施の形態の巻き上げ装置の動作を説明する図(その1)。 第3の実施の形態の巻き上げ装置の動作を説明する図(その2)。 第3の実施の形態の巻き上げ装置の動作を説明する図(その3)。
符号の説明
10、20 アクチュエータ
11 駆動部材
11c 作用部材
12 案内ピン
13、14 ピン
15、16 ピン
17 駆動対象
17a 斜面
18 押圧バネ
21 第1の形状記憶合金のワイヤ
22 第2の形状記憶合金のワイヤ
30 撮像装置
31 ベース
31a 開口部
31b 環状の凹部
31d 受部
31e 延長部
31f、31g、31h
31p ピン
32 カム環
32b 係合部
32c カム部
34 レンズ玉枠
34a 支承部
34s 突起
35 レンズ
39 押えバネ
40 撮像素子
41 第1の形状記憶合金のワイヤ
42 第2の形状記憶合金のワイヤ
51 駆動レバー
51a 作用端部
51c 支軸
51b、51d 係止部
51e ピン
54 引張バネ
60 巻き上げ装置
61 巻上げプーリ
62 爪車
62a 爪部
63 クリックバネ
63a 接触部
65 駆動レバー
65a 支軸
65b、65c ピン
65p ストッパ
66 回動爪
66a バネ
66p ストッパ
71 第1の形状記憶合金のワイヤ
72 第2の形状記憶合金のワイヤ
72b、72c ピン
75 引張バネ

Claims (6)

  1. 一対の形状記憶合金の作動部材により第1の方向、及びこれと異なる第2の方向に選択的に駆動される駆動部材を備えた形状記憶合金を使用したアクチュエータにおいて、
    固定部材と前記駆動部材との間に配設された弾性部材を備え、
    前記弾性部材は、前記作動部材により駆動負荷の小さい第1の方向へ駆動部材を駆動する時は作動部材から発生する駆動エネルギーの一部を弾性エネルギーとして蓄え、前記作動部材により駆動負荷の大きい第2の方向へ駆動部材を駆動する時は蓄えられた弾性エネルギーを駆動部材の駆動エネルギーの一部として放出するよう配置されること
    を特徴とする形状記憶合金を使用したアクチュエータ。
  2. 前記駆動部材は、レンズを駆動する駆動装置の駆動部材であること
    を特徴とする請求項1記載の形状記憶合金を使用したアクチュエータ。
  3. 前記レンズを駆動する駆動装置は、レンズを保持する光軸方向に移動可能なレンズ保持枠と、そのレンズ保持枠を光軸方向に移動させる光軸の回りに回動自在に保持されたカム環と、そのカム環に係合する作用端部を備えた駆動部材とを備え、
    前記駆動部材は、形状記憶合金の作動部材により第1の方向及びこれと異なる第2の方向に選択的に駆動され、カム環に係合する作用端部を介してカム環を第1の方向及び第2の方向に回動させ、レンズ保持枠をレンズ繰出し位置及び繰込み位置に移動させること
    を特徴とする請求項2記載の形状記憶合金を使用したアクチュエータ。
  4. 前記駆動部材は、帯状材を巻枠に巻き上げる巻上げ装置の駆動部材であること
    を特徴とする請求項1記載の形状記憶合金を使用したアクチュエータ。
  5. 前記巻上げ装置は、巻枠に連結された爪車と、その爪車の爪部に接触して爪車を回転させる爪を有する駆動部材とを備え、
    前記駆動部材は、形状記憶合金の作動部材により第1の方向及びこれと異なる第2の方向に選択的に駆動され、爪車に係合する爪を介して爪車を所定の一方向に間欠的に回動させて巻枠を回転させること
    を特徴とする請求項4記載の形状記憶合金を使用したアクチュエータ。
  6. 前記弾性部材は、引張りバネであること
    を特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の形状記憶合金を使用したアクチュエータ。
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