JP2010072415A - 駆動機構、駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】組立時にレバー部材を組立可能な状態に容易に保持することができる組立作業性の良い小型軽量な駆動機構、駆動装置を提供する。
【解決手段】被駆動物の側に配置され、レバー部材の当接部と当接する支持部材を有し、レバー部材は、形状記憶合金をレバー部材に架設する前に軸受部を支点部材に当接させると当接部が支持部材に当接し、支点部材と支持部材とによって支持されるように構成されていることを特徴とすることを特徴とする駆動機構。
【選択図】図2

Description

本発明は、駆動機構、駆動装置に関する。
近年、カメラ付き携帯電話機等に小型の携帯端末に搭載される撮像素子の画素数が飛躍的に増大し、消費者からデジタルカメラ並の画像と機能が期待されている。そのため、携帯端末に用いるレンズユニットにも画像撮影という基本機能に加えて、フォーカス機能やズーム機能を付加することが求められている。
このような機能を付加するためには、レンズを光軸方向に移動させるレンズ駆動装置が必要であるが、一般的なモータやアクチュエータを用いるとレンズ駆動装置が大型化するという問題がある。
これに対し、形状記憶合金(Shape Memory Alloy、以下SMAと記す。)アクチュエータを用いて小型、軽量化を図ったレンズ駆動装置が開示されている(例えば特許文献1〜3参照)。
SMAは、温度変化により記憶された形状に戻る合金をいい、特許文献1〜3ではSMAに通電することにより自己発熱を生じさせ、記憶された形状に戻ろうとするときに発生する力を利用してレンズを駆動している。このときにSMAの発生する力は比較的大きく、レンズ駆動装置を小型、軽量化することができる。特許文献1〜3に開示されているレンズ駆動装置では、SMAの発生する力をレバーを用いてレンズの駆動方向に伝達している。
特開2007−58075号公報 特開2007−58076号公報 特開2007−60530号公報
しかしながら、特許文献1〜3に開示されているレンズ駆動装置は、レバーの先端がレンズ後端の片側に当接し駆動力を与えるものであり、レンズが傾くおそれがあった。
本発明者らは、このような問題を解決するため、レンズを両側から光軸方向に移動させるレバーをレンズユニットを囲むように配置した薄型のレンズ駆動装置を開発している。レバー機構には、支点とレバーとを直接連結しない簡単な機構のシーソーレバーを用いて小型軽量化を図った。ところが、このようなレバー機構は、支点とレバーとを直接連結しないため組立時の作業性が悪い、という問題がある。
以下、図10を用いてこのようなレバー機構を用いて開発した駆動機構の説明と問題点について説明する。図10は、従来の駆動機構の一例を説明するための側面図である。図10(a)は駆動機構を組み立てた状態、図10(b)は駆動機構を組み立てる前の状態を示している。
ベース部材4は、駆動装置を組み付ける台板である。ベース部材4にはレバー部材2を支持する支点脚8と、第1電極30a(図示せず)、第2電極30bなどが立設されている。レバー支点部8aの形状は、本例では図10の紙面と直交する方向に延びる略円柱形状である。
図10に示すように、レバー部材2は、側面視では逆L字型の形状であり、第1延設部22と第2延設部23とを有している。第1延設部22には、SMAワイヤ3を架け渡す部分である変位入力部2aが設けられている。第2延設部23の軸受部2cは、レバー支点部8aに当接し、レバー支点部8aを支点の軸として揺動可能な形状になっている。
図10(a)に示すように組み立てた状態では、レバー部材2の先端の変位出力部2bは、被駆動物により矢印Fxで示す力量でバネ付勢されている。SMAワイヤ3は、レバー部材2の変位入力部2aに対して折り返すように架け渡され、SMAワイヤ3の両端は第1電極30a(図示せず)と第2電極30bとにそれぞれ固定されている。
レバー部材2の他端に設けられた変位入力部2aには、架け渡されているSMAワイヤ3の張力が矢印F1のように加わる。軸受部2cは、FxとF1とを合成した力量でレバー支点部8aに圧接しているので、レバー部材2は脱落することなく支点脚8のレバー支点部8aを支点として揺動可能に支持されている。
組み立てた状態で第1電極30aと第2電極30bとの間に通電すると、SMAワイヤ3が通電加熱されて収縮し、レバー部材2に加わる力F1が増す。レバー部材2はレバー支点部8aを支点に、バネ付勢された力量Fxと釣り合う角度まで反時計方向に回転する。このように、支点とレバーとを直接連結しないので、少ない部品点数でレバー機構を構成できる。
一方、図10(b)に示すように組み立てる前の状態では、軸受部2cとレバー支点部8aとは連結されていないので、軸受部2cをレバー支点部8aと接する位置に置いても、レバー部材2の自重により軸受部2cはレバー支点部8aから脱落してしまう。そのため、組立時には何らかの手段でレバー部材2を所定の位置に保持してからSMAワイヤ3を変位入力部2aに架け渡す必要があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、組立時にレバー部材を組立可能な状態に容易に保持することができる組立作業性の良い小型軽量な駆動機構、駆動装置を提供することを目的とする。
本発明の目的は、下記構成により達成することができる。
1.ベース部材に設けられた支点部材と、該支点部材に当接する軸受部を中心に、架設された形状記憶合金によって該支点部材に対して相対的に揺動して、変位出力部で係合する被駆動物を所定の方向に移動させるレバー部材と、を備え、前記ベース部材の前記被駆動物が配置される領域の側に設けられ、前記レバー部材の当接部と当接する支持部材を有する駆動機構であって、
前記レバー部材は、
前記形状記憶合金を前記レバー部材に架設する前に前記軸受部を前記支点部材に当接させると前記当接部が前記支持部材に当接し、前記支点部材と前記支持部材とによって支持されるように構成されていることを特徴とすることを特徴とする駆動機構。
2.前記レバー部材は、
前記軸受部に対し前記変位出力部の側に重心があることを特徴とする前記1に記載の駆動機構。
3.前記当接部と前記支持部材とは、
前記当接部が前記支持部材に当接することにより、前記軸受部を前記支点部材に当接させる分力を発生するように構成されていることを特徴とする前記1または2に記載の駆動機構。
4.被駆動物と、該被駆動物を所定の方向に移動させる前記1乃至3の何れか1項に記載の駆動機構とを備えていることを特徴とする駆動装置。
5.前記被駆動物は、
前記形状記憶合金を前記レバー部材に架設する前に、前記被駆動物を前記変位出力部に当接させると、前記変位出力部を押圧し前記支持部材に前記当接部を圧接するように構成されていることを特徴とする前記4に記載の駆動装置。
6.前記レバー部材は、
前記形状記憶合金を前記レバー部材に架設していないときに前記当接部が前記支持部材から離れる方向に移動するのを規制する突起部を備えることを特徴とする前記5に記載の駆動装置。
7.前記被駆動物は、レンズユニットであり、該レンズユニットをその光軸方向に移動させることを特徴とする前記4乃至6の何れか1項に記載の駆動装置。
本発明によれば、レバー部材は、形状記憶合金をレバー部材に架設していない状態でも、軸受部を支点部材に当接させると当接部がベース部材の上に配置された支持部材に当接し、支点部材と支持部材とに支持されるように構成されている。したがって、組立時にレバー部材を組立可能な状態に容易に保持することができるので、組立作業性の良い小型軽量な駆動機構、駆動装置を提供することができる。
以下、図面に基づき本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るレンズ駆動装置100の組立途中の状態を示した平面図、図2は、本発明の第1の実施形態に係るレンズ駆動装置100の組立途中の状態を概略的に示した側面図である。図3は、本発明の第1の実施形態に係るレバー部材2の説明図である。
レンズ駆動装置100は、ベース部材4に対して各部品を組み付ける構成となっている。ベース部材4は、レンズ駆動装置100の取り付け対象となる部材(例えば携帯電話機のフレームやマウント基板等)に固定されるものであり、レンズ駆動装置100の底辺を構成する不動の部材である。このベース部材4は、平面視では四辺形の板状に形成され、全体が樹脂材料等により構成されている。
ベース部材4には、支点脚8と、後の工程で組み付けられるレンズユニット1(図1には図示せず)の両側に位置する支持脚40と電極30a、30bとが設けられている。支点脚8は本発明の支点部材、支持脚40は本発明の支持部材である。
レバー部材2について、先に図3を用いて説明する。図3(a)はレバー部材2の平面図、図3(b)はレバー部材2の側面図、図3(c)は第1延設部22側から見たレバー部材2の正面図である。
図3に示すように、金属材料で形成されたレバー部材2の表面には樹脂材料で形成された第1延設部22と第2延設部23とが接着等により取り付けられている。図中、2aは変位入力部、2bは変位出力部、2cは軸受部、2dは当接部である。
第1延設部22は、レバー部材2に後に説明するSMAワイヤ3を架け渡すための部品であり、SMAワイヤ3と接触する部分の摩擦が少なくなるようSMAワイヤ3と接触する変位入力部2aは例えばV溝状になっている。
第2延設部23は、支点脚8と接触し、レバー部材2の揺動の支点となる部品であり、支点脚8の先端(以下、レバー支点部8aという)と接触する軸受部2cはレバー支点部8aとの摩擦が少なくなるよう斜面を持つ溝形状になっている。本実施形態では軸受部2cはV溝状の例を図示しているが、半円溝など他の形状でも良い。
また、本実施形態ではレバー支点部8aを凸形状、軸受部2cを凹形状としているが、レバー支点部8aを凹形状、軸受部2cを凸形状にしても良い。
第1延設部22、第2延設部23を形成する材料は特に限定されるものではないが、モールド等樹脂材料を成形して作製することが好ましい。また、本実施形態では、第1延設部22と第2延設部23とを別部品で構成しているが、第1延設部22と第2延設部23をモールド等樹脂材料により一体に成形して作製しても良い。
当接部2dは、レバー部材2の支持脚40に当接する部分であり、本実施形態では図3(b)のように斜面になっている。
変位出力部2bは、レバー部材2の被駆動物に当接する部分である。レバー部材2の重心は、軸受部2cに対し変位出力部2bの側にある。
図2(a)は図1の矢印方向から見た側面図である。レバー部材2の軸受部2cをレバー支点部8aに当接させると、レバー部材2は、重心が変位出力部2bの側にあるのでレバー支点部8aを支点に図2(a)の矢印S1方向に回転する力が働き、当接部2dが支持脚40の端部41に当接して支持される。
本実施形態では、当接部2dが斜面になっているので、当接部2dが端部41に当接すると、レバー部材2を紙面右側方向に移動させる分力が発生する。この分力により軸受部2cはレバー支点部8aに押しつけられ、軸受部2cがレバー支点部8aから脱落しないようにしている。したがって、レバー部材2をベース部材4に載置して安定して支持することができる。
図1、図2(a)のようにレバー部材2をベース部材4に載置した後、図2(b)のようにレンズユニット1(被駆動物)、天板5、平行板バネ6a、6b及びバイアスバネ7、不動部N等を組み付ける。
レンズユニット1は円筒形を有し、撮像レンズ10と、この撮像レンズ10を保持するレンズ駆動枠12とから構成されている。撮像レンズ10は、対物レンズ、フォーカスレンズ、ズームレンズ等を有し、図外の撮像素子に対する被写体像の結像光学系を構成している。レンズ駆動枠12は、所謂玉枠であって、鏡筒14と共に光軸AX方向に移動する。レンズ駆動枠12の対物側先端の外周縁部には、周方向に180°の角度差を有して一対の支持部16が突設されている。
レンズユニット1は、天板5に形成される開口部分に挿入された状態でベース部材4上に配置されている。ベース部材4及び天板5には、それぞれ平行板バネ6a、6bが固定されており、これら平行板バネ6a、6bにレンズユニット1が固定されている。これによってレンズユニット1がベース部材4等に対して変位可能に支持されると共に、その変位自由度が、光軸AXに沿った方向に規制されている。なお、天板5は、ベース部材4に対して図外の支柱等を介して固定してもよいし、ベース部材4と一体となる構造でもよく、ベース4と同様不動の部材である。
バイアスバネ7は、レンズユニット1を矢印S1方向に付勢するものである。このバイアスバネ7は、レンズ駆動枠12の周縁サイズと略合致した径の圧縮コイルバネからなり、レンズ駆動枠12の頂面に一端側(下端側)が当接している。なお、バイアスバネ7の他端側(上端側)は、不動部Nに当接される。バイアスバネ7は、レンズユニット1をホームポジションに復帰させるバイアス荷重をレンズユニット1に与えるものである。
図2(b)のように、レンズユニット1やバイアスバネ7などを組み立ててから、レンズユニット1を押し上げてレバー部材2の変位出力部2bに支持部16が当接するように組み立てる。このようにすると、バイアスバネ7によって当接部2dを端部41にさらに押しつける力が加わる。そのため、レバー部材2を紙面右側方向に移動させる分力もさらに加わり、この分力により軸受部2cはレバー支点部8aに押しつけられ、レバー部材2を支点脚8からより外れにくくすることができる。
なお、本実施形態では当接部2dを斜面にした例を説明したが、レバー部材2を支持脚40に当接させることにより軸受部2cをレバー支点部8aに押しつける分力を生じるのであれば他の構成でも良い。例えば図4に示すように、支持脚40に斜面42を設け当接部2dが当接することにより軸受部2cをレバー支点部8aに押しつける分力を生じさせても良い。
次の工程でSMAワイヤ3をレバー部材2に架設し、図5、図6に示すレンズ駆動装置100を完成させる。架設工程は、例えば、図2(b)のように組み立てた後、SMAワイヤ3の一端を第1電極30aに固着し、次に、SMAワイヤ3を変位入力部2aと第2電極30bとに所定の張力で掛け渡した後、SMAワイヤ3の他端を第2電極30bを固着して行う。
本発明では、レバー部材2は支点脚8と支持脚40とによって安定して支持されているので正規の位置にSMAワイヤ3を容易に架設、固定することができる。
図5は、本発明の第1の実施形態に係るレンズ駆動装置100を概略的に示した平面図、図6は、本発明の第1の実施形態に係るレンズ駆動装置100を概略的に示した側面図である。
図5、図6を用いてレンズ駆動装置100について説明する。なお、以降これまでに説明した構成要素には同番号を付し、説明を省略する。
SMAワイヤ3は、レバー部材2に対して移動力F1を付与するもので、例えばNi−Ti合金等の形状記憶合金(SMA)ワイヤ(線状体)からなる線状アクチュエータである。このSMAワイヤ3は、低温で弾性係数が低い状態(マルテンサイト相)において所定の張力を与えられることで伸長し、この伸長状態において熱が与えられると相変態して弾性係数が高い状態(オーステナイト相;母相)に移行し、伸長状態から元の長さに戻る(形状回復する)という性質を有している。本実施形態では、SMAワイヤ3を通電加熱することで、上述の相変態を行わせる構成が採用されている。
すなわち、SMAワイヤ3は所定の抵抗値を有する導体であることから、当該SMAワイヤ3自身に通電することでジュール熱を発生させ、該ジュール熱に基づく自己発熱によりマルテンサイト相からオーステナイト相へ変態させる構成とされている。このため、SMAワイヤ3の両端には、通電加熱用の第1電極30a及び第2電極30bが固着されている。これら電極30a、30bはベース部材4に設けられる所定の電極固定部に固定されている。
SMAワイヤ3は、図5に示すように、レバー部材2の変位入力部2aに対してV字状に折り返すように架け渡されている。このような構成により、電極30a、30bを介してSMAワイヤ3を通電加熱し、作動(収縮)させると、レバー部材2に対して移動力F1が付与され、この移動力F1によりレバー部材2が揺動する。
レバー部材2は、図5に示すように、第2延設部23からレンズユニット1の両側に二股に分かれて当該レンズユニット1の外周面に近接してそれぞれ均等に延び、全体としてレンズユニット1の片側半分を包囲するように形成されている。レバー部材2の先端(両端)の変位出力部2bは、それぞれレンズユニット1の各支持部16の位置に達している。
図6(a)は、SMAワイヤ3に通電加熱を行っていない状態、図6(b)は、SMAワイヤ3に通電加熱を行った状態である。
図6(b)のようにSMAワイヤ3に通電し加熱すると、架け渡し位置である変位入力部2aに図6(b)に矢印で示す移動力F1が入力されることにより、レバー部材2が揺動する。この揺動に伴いレバー部材2の先端が光軸AX方向に移動し、変位出力部2bが各支持部16を押し上げてレンズユニット1は矢印S方向に移動する。
なお、SMAワイヤ3は、作動していない状態では、レンズユニット1(支持部16)及びレバー部材2を介して作用するバイアスバネ7の押圧力を受けて緊張するようにその線長が設定されている。つまり、その作動状態に拘わらず、常に前記レバー部材2の変位出力部2bをレンズユニット1(支持部16)に当接(圧接)させるようにその線長が設定されている。
この構成により、本実施形態では、支点脚8とレバー部材2とを直接連結することなく支点脚8の先端にレバー部材2を揺動可能に支持しており、また、SMAワイヤ3の作動時には、その変位を速やかに伝えて当該レバー部材2を揺動させる構成となっている。
次に、図7、図8、図9を用いて第2の実施形態について説明する。
図7は、本発明の第2の実施形態に係るレンズ駆動装置100の組立途中の状態を示した平面図、図8は、本発明の第2の実施形態に係るレンズ駆動装置100の組立途中の状態を概略的に示した側面図である。図9は、本発明の第2の実施形態に係るレンズ駆動装置100を概略的に示した側面図である。
本実施形態では、図8に示すようにレバー部材2の当接部2dは直線状でありその先端には突起部2eが設けられている。また、支持脚42も当接部2dと当接する部分は直線状である。ベース部材4やレンズユニット1、バイアスバネ7などの構成は第1の実施例と同じであり説明を省略する。
図8は、レンズユニット1やバイアスバネ7などを組み立ててから、レンズユニット1を押し上げてレバー部材2を支持部16と支持脚42が挟むように組み付けた状態である。このようにすると、バイアスバネ7によって当接部2dは支持脚42に押しつけられ、レバー部材2は支点脚8から外れにくくなる。
しかしながら、レバー部材2が支持脚42に沿って紙面左方向に移動し脱落する可能性があるので、当接部2dが支持脚42から離れる方向に移動するのを規制する突起部2eをレバー部材2に設け、レバー部材2の移動量を規制している。
このようにすれば、仮に突起部2eが支持部16に当接するまでレバー部材2が移動しても移動量が限られているので、SMAワイヤ3を架設、固定する工程でレバー部材2を紙面右方向に移動させて容易に軸受部2cをレバー支点部8aに当接させることができる。
SMAワイヤ3を架設、固定すると、図9(a)のように軸受部2cはレバー支点部8aに当接し、レバー部材2はレバー支点部8aを支点として揺動可能に支持される。SMAワイヤ3に通電すると、レバー部材2の変位出力部2bは支持部16を押し上げ、図9(b)のようにレンズユニット1は矢印S方向に移動する。
以上このように本発明によれば、組立時にレバー部材を組立可能な状態に容易に保持することができる組立作業性の良い小型軽量な駆動機構、駆動装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係るレンズ駆動装置100の組立途中の状態を示した平面図である。 本発明の第1の実施形態に係るレンズ駆動装置100の組立途中の状態を概略的に示した側面図である。 図3は、本発明の第1の実施形態に係るレバー部材2の説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る別例のレンズ駆動装置100の組立途中の状態を概略的に示した側面図である。 本発明の第1の実施形態に係るレンズ駆動装置100を概略的に示した平面図である。 本発明の第1の実施形態に係るレンズ駆動装置100を概略的に示した側面図である。 本発明の第2の実施形態に係るレンズ駆動装置100の組立途中の状態を示した平面図である。 本発明の第2の実施形態に係るレンズ駆動装置100の組立途中の状態を概略的に示した側面図である。 本発明の第2の実施形態に係るレンズ駆動装置100を概略的に示した側面図である。 従来の駆動機構の一例を説明するための側面図である。
符号の説明
1 レンズユニット(被駆動物)
2 レバー部材
2a 変位入力部
2b 変位出力部
2c 軸受部
2d 当接部
2e 突起部
3 SMAアクチュエータ
4 ベース部材
5 天板
6 板バネ
7 バイアスバネ
8 支点脚
10 レンズ
12 レンズ駆動枠
16 支持部
21 アーム部
22 第1延設部
23 第2延設部
24 中間部
24a 溝部
30 電極
40、42 支持脚
41 端部
100 レンズ駆動装置

Claims (7)

  1. ベース部材に設けられた支点部材と、該支点部材に当接する軸受部を中心に、架設された形状記憶合金によって該支点部材に対して相対的に揺動して、変位出力部で係合する被駆動物を所定の方向に移動させるレバー部材と、を備え、前記ベース部材の前記被駆動物が配置される領域の側に設けられ、前記レバー部材の当接部と当接する支持部材を有する駆動機構であって、
    前記レバー部材は、
    前記形状記憶合金を前記レバー部材に架設する前に前記軸受部を前記支点部材に当接させると前記当接部が前記支持部材に当接し、前記支点部材と前記支持部材とによって支持されるように構成されていることを特徴とすることを特徴とする駆動機構。
  2. 前記レバー部材は、
    前記軸受部に対し前記変位出力部の側に重心があることを特徴とする請求項1に記載の駆動機構。
  3. 前記当接部と前記支持部材とは、
    前記当接部が前記支持部材に当接することにより、前記軸受部を前記支点部材に当接させる分力を発生するように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の駆動機構。
  4. 被駆動物と、該被駆動物を所定の方向に移動させる請求項1乃至3の何れか1項に記載の駆動機構とを備えていることを特徴とする駆動装置。
  5. 前記被駆動物は、
    前記形状記憶合金を前記レバー部材に架設する前に、前記被駆動物を前記変位出力部に当接させると、前記変位出力部を押圧し前記支持部材に前記当接部を圧接するように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の駆動装置。
  6. 前記レバー部材は、
    前記形状記憶合金を前記レバー部材に架設していないときに前記当接部が前記支持部材から離れる方向に移動するのを規制する突起部を備えることを特徴とする請求項5に記載の駆動装置。
  7. 前記被駆動物は、レンズユニットであり、該レンズユニットをその光軸方向に移動させることを特徴とする請求項4乃至6の何れか1項に記載の駆動装置。
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