JP2006038680A - ストリップの表面形状検知方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ストリップの形状不良の検知を確実に行うことのできる方途について提案する。
【解決手段】搬送ロールを介して、ストリップを搬送するに際し、該ストリップの一方の幅方向端部側から他方の幅方向端部側に向けてレーザ光を照射し、該レーザ光を上記他方の幅方向端部側で受光し、ストリップの表面形状を検知するに当り、該レーザ光がストリップを板厚方向に跨ぐように照射幅を拡げる。
【選択図】図1

Description

鋼帯に代表されるストリップの搬送設備、例えば冷間圧延ラインのようなストリップの製造ラインにおいて、このストリップに発生する、いわゆる絞りと称される凸状の異常部を検出することにより、その異常部の発生部分を下流工程にて除去することができるため、異常部の事前検出が重要である。また、かような製造ラインにおいては、その下流工程に、ストリップに接近させてストリップを検査する検査装置が設置されているのが通例であり、ストリップに凸状の異常部が発生した場合、この凸状異常部が検査装置に接触すると該装置が破損する、おそれがあることから、やはり異常部の発生を事前検出して、凸状異常が発生したら下流工程の検査装置を退避させることが有意義である。
かようなストリップに発生する異常部を検出する技術として、特許文献1には、ストリップの搬送ロールの表面と平行に照射するレーザ光の投受光器を設置し、光の遮断を検出して形状不良部の通過を検知することが提案されている。
特開平6−273133号公報
特許文献1に記載された検知手段は、同文献1の図1に記載があるように、レーザ光を一般的なスポット状に照射し、このスポット径内での遮光を検出して上記測定を行うため、例えばストリップ表面に付着したごみや埃の類の異物と形状不良部とを区別することが難しく、従って形状不良部に限定した正確な検知が難しいところに問題があった。
また、ストリップの板厚に応じて投光位置の調節という、煩雑な操作を行う必要があり、さらには、ストリップの板厚変動に対処しきれない不利もある。
そこで、本発明は、ストリップの形状不良の検知を確実に行うことのできる方途について提案することを目的とする。
発明者らは、ストリップの形状不良の検知を確実に行うための手段について、特にストリップの板厚変動に対処可能の手段を模索したところ、レーザ光の照射形状を工夫することが極めて有効であることを知見し、本発明を完成するに到った。
すなわち、本発明の要旨構成は、次の通りである。
(1)搬送ロールを介して、ストリップを搬送するに際し、該ストリップの一方の幅方向端部側から他方の幅方向端部側に向けてレーザ光を照射し、該レーザ光を上記他方の幅方向端部側で受光し、ストリップの表面形状を検知するに当り、該レーザ光がストリップを板厚方向に跨ぐように照射幅を拡げることを特徴とするストリップの表面形状検知方法。
(2)レーザ光の受光をCCD素子にて行うことを特徴とする上記(1)に記載のストリップの表面形状検知方法。
本発明によれば、レーザ光5はストリップ2を板厚方向に跨いで照射されるため、ストリップ2の板厚方向の変動を連続して検出可能であり、ストリップ2の表面変動を板厚方向の変動代として正確に捉えることが可能である。従って、ストリップの厚さが薄いものから厚いものまで搬送されてくるラインに設置して、検出したい形状不良部(凸部)を板厚に関わらず検出することができる。
以下、本発明のストリップの形状不良検知方法について、図1を参照して詳しく説明する。
図1は、搬送ロール1にストリップ2を巻き付けた状態を示し、この状態にあるストリップ2に対し、ストリップ2の一方の幅方向端部側に設けた投光器3から他方の幅方向端部側に設けた受光器4に向けて、搬送ロール1の軸と平行にレーザ光5を照射し、該レーザ光5を受光器4で受光する。そして、ストリップ2の表面形状は、投光器3からのレーザ光5を遮る影として受光器4において認識される。
ここで、投光器3からのレーザ光5は、例えばレンズを介して光源からの光軸を拡開して線状の照射幅を有するものとして、図示のように、このレーザ光5を、その照射幅がストリップ2を板厚方向に跨ぐ向きに据えて照射することが肝要である。
さて、上掲の特許文献1に記載のスポット状のレーザ光を照射してストリップ2の表面形状の変化、典型例として図1に示す鋼帯の幅方向中央部が搬送ロールと反対の向きに凸に隆起した絞り6を検知する場合は、図2にスポット状のレーザ光7を点線で示すように、絞り6が通過した際は受光と遮光を判別するにとどまる。
これに対して、本発明に従って、レーザ光5の照射形状並びに向きを制御すれば、具体的には図3に示すように、レーザ光5はストリップ2を板厚方向に跨いで照射すれば、ストリップ2の板厚方向の変動を連続して検出可能であり、ストリップ2の表面変動を板厚方向の変動代として正確に捉えることが可能である。従って、形状不良に起因したものなのか、異物等の通過物なのかの判別が可能になるのである。すなわち、ストリップ2の表面欠陥、例えば絞りなどは、いずれの向きにおいても徐々に隆起して最高点になってから再び高さが漸減するのが通例であるから、かような欠陥は板厚方向の変動代が検出されれば、絞りとして判断でき、しかも表面に付着した異物等と明確に区別され得るのである。
また、このような検出を板厚に関わらず容易に行い得るのである。
上記のように線状に照射幅が拡げられたレーザ光を照射してストリップの表面形状を投影する際、その投影を受ける受光器4は、当然線状にて受光する必要があり、かくして遮光高さに合った電気信号に比例して変換できる。このため、受光器4の窓を例えば長方形にするとよく、さらに受光器をCCD式にして受光することが好ましい。
すなわち、CCD式受光器は、小さな受光素子を多数線状に配置した構造のため、ストリップの表面に発生した形状不良部(凸部)による受光器上の受光と遮光の境界が明瞭に検出でき、形状不良部(凸部)の高さを特定できる。
なお、レーザ光5を、その照射幅がストリップ2を板厚方向に跨ぐ向きに拡げて照射するに際し、前記境界位置を精度良く求めるためには、レーザ光5は、その照射幅を拡げる方向がストリップ2の板厚方向にあるか、或いは板厚方向に対する傾きをできるだけ少なく、具体的には板厚方向に対して30°以内の傾斜範囲内とすることが好ましい。
また、図3には、投光器および受光器を搬送ロール1の軸と平行の線上に配置しているが、該平行線上から傾けて設置することによって、図4に示すように、投光器3bから見た凸部6bの後方に、別の凸部6aが隠れている場合も対処可能となる。
すなわち、図4に示すように、投光器3および受光器4の組み合わせを、例えば2組用意し、投光器3aからのレーザ光5がロール1の軸に対して傾いた線上に配置する。すると、レーザ光5aで凸部6aを検出することが可能になるのである。
図1に示したところに従って、搬送ロール1に巻き付けた、幅1600mmおよび厚さ1.0mmのストリップ(めっき原板)2における凸部(絞り)6の発生を検出するに当り、図5に示すように、光源3gからのレーザをレンズ3hを介して線状に照射幅を30mmに拡開した投光器3からのレーザ光5を、受光器4においてレンズ4gを介してCCD素子4hに入光させて、受光器4での投影(受光と遮光の境界)を検出した。その検出結果の一例を図6に示す。
なお、レンズ3hは、市販のレーザ用コリメータ(平行光束を得るための光学素子)を用いた。
この種のめっき原板における絞りの経験値から、投影から求めた板厚方向の変動量が3mmを閾値として設定し、この閾値を超える時間が8msec以上の場合を絞りとして検出したところ、図6の検出結果は条件を満たしたため、絞りの発生と判断したところ、下流において絞りの発生を確認した。一方、同様の条件で検出を試み、絞りの発生はないと判断したところ下流においても絞りの発生は確認されなかった。以上の操作によって、めっき原板の溶接点前後±10mの部分を除く100kmの長さにわたって、絞りの検知を行ったところ、下流における的中率は99.1%であった。
本発明のストリップの形状不良検知方法について、ストリップとしてめっき原板を主に説明したが、これ以外にも、亜鉛めっき鋼板や非鉄金属板、さらには紙や合成樹脂の帯状体における、表面欠陥の検知に適用することが可能である。要は、ストリップ表面の凸部の的確な測定がもとめられるとき、本発明は有利に適合する。
従来技術によるストリップの形状不良の検知要領を示す斜視図である。 スポット状レーザ光による検出を示す図である。 照射幅を線状に拡げたレーザ光による検出を示す図及び本発明によるストリップの形状不良の検知要領を示す斜視図である。 本発明による他の検知手段を示す斜視図である。 本発明による検知要領を具体的に示す図である。 レーザ光投影による検出結果を示す図である。
符号の説明
1 搬送ロール
2 ストリップ
3 投光器
4 受光器
5 レーザ光
6 絞り

Claims (2)

  1. 搬送ロールを介して、ストリップを搬送するに際し、該ストリップの一方の幅方向端部側から他方の幅方向端部側に向けてレーザ光を照射し、該レーザ光を上記他方の幅方向端部側で受光し、ストリップの表面形状を検知するに当り、該レーザ光がストリップを板厚方向に跨ぐように照射幅を拡げることを特徴とするストリップの表面形状検知方法。
  2. レーザ光の受光をCCD素子にて行うことを特徴とする請求項1に記載のストリップの表面形状検知方法。
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