JPH06123711A - ハマ欠け検出方法及び装置 - Google Patents

ハマ欠け検出方法及び装置

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JPH06123711A
JPH06123711A JP4273054A JP27305492A JPH06123711A JP H06123711 A JPH06123711 A JP H06123711A JP 4273054 A JP4273054 A JP 4273054A JP 27305492 A JP27305492 A JP 27305492A JP H06123711 A JPH06123711 A JP H06123711A
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JP
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plate
hole
shaped material
image
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JP4273054A
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English (en)
Inventor
Takashi Hirotsu
孝 広津
Kei Yamamoto
慶 山本
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P40/00Technologies relating to the processing of minerals
    • Y02P40/50Glass production, e.g. reusing waste heat during processing or shaping
    • Y02P40/57Improving the yield, e-g- reduction of reject rates

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  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 反射光を介して撮像した画像を2値化処理し
てガラス板32の孔32Aの有無を判断すると共に孔3
2Aの孔径及び中心座標と所定値を比較してガラス板3
2を良品、不良品等に分別する。さらに、ハマ欠け部3
2Bにマスキングを施してマスキング外側のハマ欠け部
32Bのドット数と所定ドット数を比較してガラス板3
2を良品、不良品等に分別する。 【効果】 孔の加工時に板状材に形成されたハマ欠けの
検査を迅速に、かつ、正確に行うことにより板状材の品
質の向上や生産性の向上を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動車用ウインドガラ
ス等の板状材に孔を穿孔する際に発生したハマ欠けを検
出するハマ欠け検出方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用ウインドガラスにレギ
ュレータやワイパー等を取り付ける場合、ウインドガラ
スに穿孔された孔が使用される。また、この孔はウイン
ドガラスに取付けヒンジを取り付ける場合にも使用され
る。この孔には面取り加工が施されていて、面取り部の
表面や孔の周面は円滑に形成する必要がある。
【0003】従って、レギュレータやワイパー等を取り
付ける孔をウインドガラスに穿孔した後、穿孔された孔
の面取り部の表面や孔の周面にハマ欠けが発生している
か否かを検査する。面取り部の表面や孔の周面にハマ欠
けが発生している場合、ハマ欠けのサイズに応じて良
品、修正品、不良品に分類する。この場合、修正品とは
ハマ欠けを改修すれば良品として使用することができる
ものをいう。
【0004】そして、穿孔された孔の面取り部の表面や
孔の周面にハマ欠けが発生しているか否かは、作業者の
目で検査される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、作業者
の目でハマ欠けを検査する場合、検査結果にバラツキが
生じ、かつ、検査時間が長くなるので、ウインドガラス
の品質の向上や生産性の向上を図ることができないとい
う問題がある。本発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、ハマ欠けの検査を迅速に、かつ、正確に行う
ことによりウインドガラスの品質の向上や生産性の向上
を図ることができるハマ欠け検出方法及び装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成する為に、板状材を保持すると共に、前記板状材に形
成された孔を所定位置に位置決め可能な保持手段と、前
記所定位置に位置決めされた前記板状材の孔を撮像可能
に設けられ、光像を光電変換する撮像カメラと、該撮像
カメラと前記保持手段間に設けられ、前記保持手段の板
状材で反射した光が前記撮像カメラに入射するように前
記板状材を照射する反射光生成用の照明手段と、前記反
射光生成用の照明手段の照射時に前記撮像カメラが撮像
した前記保持手段の板状材の画像を2値化処理して前記
板状材の孔の有無を判断すると共に前記板状材の孔の孔
径及び中心座標が予め記憶されている所定値を満足して
いるか否かを判断して前記板状材を良品、不良品等に分
別する制御部であって、前記孔のハマ欠け部にマスキン
グを施して該マスキング外側の前記ハマ欠け部のドット
数と予め設定されているハマドット数とを比較して前記
板状材を良品、不良品等に分別する制御部と、を備えた
ことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明によれば、保持手段は板状材を保持して
板状材に形成された孔を所定位置に位置決めし、撮像カ
メラは所定位置に位置決めされた板状材の孔を撮像して
光像を光電変換する。反射光生成用の照明手段は撮像カ
メラと保持手段間に設けられていて、板状材で反射した
光が撮像カメラに入射するように板状材を照射する。そ
して、制御部は、反射光生成用の照明手段の照射時に撮
像カメラが撮像した板状材の画像を2値化処理して板状
材の孔の有無を判断すると共に板状材の孔の孔径及び中
心座標が予め記憶されている所定値を満足しているか否
かを判断する。さらに、制御部は、反射光生成用の照明
手段の照射時に撮像カメラが撮像した板状材の画像を2
値化処理して検出された孔のハマ欠け部にマスキングを
施してマスキング外側又はマスキング外側からはみ出し
ているハマ欠け部のドット数と予め設定されているハマ
ドット数とを比較して板状材を良品、不良品等に分別す
る。
【0008】従って、板状材に形成された孔の有無や、
孔の孔径及び中心座標が予め記憶されている規格値を満
足しているか否かを自動的に判断することができ、ま
た、板状材に形成された孔のハマ欠け部が所定値以下の
形状であるか否かを自動的に判断することができる。
【0009】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係るハマ欠け
検出方法及び装置について詳説する。図1には本発明に
係るハマ欠け検出装置10の斜視図が示され、図2には
そのブロック図が示されている。図2に示すようにハマ
欠け検出装置10は保持手段12、撮像カメラ14、反
射光生成用の照明手段16及び制御部20を備えてい
る。保持手段12は図1に示すようにベース板24を含
んでいて、ベース板24の略中央にはブロック26が固
定されている。ブロック26にはポール28が植設され
ている。ポール28の略中央には矩形状のプレート30
がベース板24と平行に設けられている。そして、プレ
ート30にはガラス板32が載置されていて、ガラス板
32の孔32Aは後述する撮像カメラ14の軸線14A
上に位置決めされている。
【0010】前述した撮像カメラ14は梁34を介して
支柱36の上端部に固定されていて、撮像カメラ14は
ガラス板32の孔32Aと同軸上に配置されている。撮
像カメラ14はガラス板32の孔32Aの光像を光電変
換する。反射光生成用の照明手段16は取付け部材38
を介してポール28の上端部に設けられている。照明手
段16はリング状に形成されていて、撮像カメラ14と
同軸上に、かつ、撮像カメラ14とガラス板32間に配
設されている。
【0011】従って、照明手段16がガラス板32を照
射すると、照射光はガラス板32で反射する。そして、
反射した光はリング状の照明手段16の開口部16Aを
通過して撮像カメラ14に入射する。従って、反射光生
成用の照明手段16で照射されたガラス板32は撮像カ
メラ14で撮像される。制御部20にはガラス板32に
穿孔された孔32Aに対する、予め設定された孔径規
格、孔径公差が記録され、さらに、制御部20には予め
設定された後述するマスキングのマスク径、及びマスキ
ング使用時のハマドット数が記録される。
【0012】また、制御部20は、反射光生成用の照明
手段16でガラス板32を照射した場合の撮像カメラ1
4に取り込まれた画像を2値化処理し、2値化処理画像
に基づいてガラス板32の孔32Aの有無を判断する。
さらに、制御部20は、2値化処理画像に基づいて孔3
2Aの孔径(D)及び中心座標(X、Y)を計測して、
孔32Aの孔径(D)及び中心座標(X、Y)が予め記
憶されている孔径規格、孔径公差等に入っているか否か
を判断する。
【0013】さらに、制御部20は、ハマ欠け部32B
のみを検出し、検出したハマ欠け部32Bに直径(D+
α)のマスキングを施す。そして、制御部20はマスキ
ングの直径(D+α)外側のハマ欠け部32Bのドット
数を検知し、検知したドット数と予め設定されているハ
マドット数とを比較して、孔32Aを良品、不良品、修
正品に分別する。
【0014】尚、図2上で44はキーボード、46はモ
ニターテレビジョン(以下「モニターTV」と称
す。)、48は電源ボックス、及び50は高周波安定器
である。前記の如く構成された本発明に係るハマ欠け検
出装置の作用を、図3のフローチャート、及び図4
(A)、(B)、図5(A)乃至(C)の検査画面に基
づいて説明する。尚、図4(A)は反射光生成用の照明
手段16でガラス板32を照射した場合の撮像カメラ1
4に取り込まれた生画像、図4(B)及び図5(A)は
図4(A)の2値化処理画像である。図5(B)及び図
5(C)は2値化処理画像のハマ欠け部32Bにマスキ
ングを施した状態を説明する図である。
【0015】先ず、ガラス板32に穿孔された孔32A
の孔径規格、孔径公差を設定し、さらに、後述する第
1、第2マスキングのマスク径を設定すると共に第1、
第2マスキングを使用した際のそれぞれのハマドット数
を設定する(ステップ70)。そして、設定されたそれ
ぞれの条件は制御部20に記録される。ステップ70の
条件設定完了後、ハマ欠け検出を開始する(ステップ7
2)。
【0016】先ず、プレート30に載置したガラス板3
2の孔32Aを撮像カメラ14の軸線14A上に位置決
めする。次に、反射光生成用の照明手段16の電源を
「ON」の状態にして、照明手段16でガラス板32を
照射する。これにより、ガラス板32に照射された光は
ガラス板32で反射して撮像カメラ14に入射する。従
って、撮像カメラ14はガラス板32と共に孔32Aを
撮像して、その画像を取り込む(ステップ74、図4
(A)参照)。
【0017】撮像カメラ14に取り込まれた画像は光電
変換されて制御部20に入力される。制御部20は入力
された電気信号に基づいて、撮像カメラ14に取り込ま
れた画像を2値化処理する(図4(B)、図5(A)参
照)。さらに、制御部20は2値化処理した画像に基づ
いてガラス板32に孔32Aが形成されているか否かを
判断する(ステップ76)。そして、ガラス板32に孔
32Aが形成されていないと判断された場合、ガラス板
32を不良品と設定する(ステップ78)。
【0018】一方、ガラス板32に孔32Aが形成され
ていると判断された場合、2値化処理した画像に基づい
て孔32Aの孔径(D)を計測し(ステップ80)、続
いて孔32Aの中心座標(X、Y)を計測する(ステッ
プ82)。次に、孔32Aの孔径(D)及び中心座標
(X、Y)を、ステップ70で設定されている孔径規
格、孔径公差等と比較して、孔32Aの孔径(D)及び
中心座標(X、Y)が孔径規格、孔径公差等に入ってい
るか否かを判断する(ステップ84)。
【0019】そして、孔32Aの孔径(D)及び中心座
標(X、Y)が予め制御部20に記録されている孔径規
格、孔径公差等に入っていない場合、ガラス板32を不
良品と設定する(ステップ86)。次に、孔32Aの周
囲に形成されているハマ欠け部32Bのみが検出される
ように2値化処理された画像に(図5(A)参照)、直
径(D+d1 )の第1マスキング40を施す(図5
(B)参照)。この場合、第1マスキング40の直径
(D+d1 )は、孔32Aの中心座標(X、Y)に基づ
いて、孔32Aと同軸上に設けられる(ステップ9
0)。
【0020】次に、第1マスキング40の直径(D+d
1 )外側のハマ欠け部32Bのドット数を検知し、検知
したドット数とステップ70で予め設定されている第1
ハマドット数とを比較する(ステップ92)。比較した
結果が第1ハマドット数より少ない場合、良品と判断す
る(ステップ94)。一方、比較した結果が第1ハマド
ット数より多い場合、制御部20は2値化処理した画像
に直径(D+d2 )の第2マスキング42を再度施す
(図5(C)参照)。この場合、第2マスキング42の
直径(D+d2 )は、第1マスキング40と同様に孔3
2Aと同軸上に設けられる(ステップ96)。
【0021】次に、第2マスキング42の直径(D+d
2 )外側のハマ欠け部32Bのドット数を検知し、検知
したドット数とステップ70で予め設定されている第2
ハマドット数とを比較する(ステップ98)。比較した
結果が第2ハマドット数より少ない場合、修正品と判断
する(ステップ100)。修正品は加工工程にフィード
バックされ再加工される。一方、比較した結果が第2ハ
マドット数より多い場合、不良品と判断する(ステップ
102)。
【0022】前記実施例では皿取り加工されていない孔
32Aの良不を判断する方法について説明したが、これ
に限らず、皿取り加工されている孔の場合は孔の良不に
加えて皿幅寸法の良不を同時に判断することも可能であ
る。以下図6乃至図 に基づいて、孔の良不に加えて皿
幅寸法の良不を同時に判断する方法について説明する。
【0023】図6には皿取り加工部120Aが備えられ
たコアドリル120が示されている。このコアドリル1
20でガラス板32の両側から孔32Aを穿孔すると同
時に孔32Aの外周に皿部32Bが加工される(図7
(A)、(B)参照)。一方、一対のコアドリル120
を同時に使用していてもそれぞれのコアドリル120の
切味が異なると、それぞれのコアドリル120の送り量
が異なる。これにより、一方のコアドリル120で研削
された皿部32Bの幅寸法と、他方のコアドリル120
で研削された皿部32Bの幅とが異なる。従って、皿部
32Bの幅が規格を満たしているか否かを検査する必要
がある。
【0024】ところで、それぞれのコアドリル120で
ガラス板32の両側から孔32Aを穿孔すると、上側の
孔32Aの中心C1と下側の孔32Aの中心C2とがズ
レる場合が考えられる(図8(A)、(B))。このよ
うに芯ズレの状態の孔32Aをハマ欠け検出装置10で
図3に示すスッテプ80に基づいて、孔径及び中心位置
を検出すると、上側の孔32Aと下側の孔32Aの双方
の開口部のみを孔として検出するので小径L1の孔を計
測する。そして、計測された小孔L1の径に基づいて、
中心C3が計測される。
【0025】従って、上側の孔32Aの皿部32Bの幅
を計測する場合、中心C3に基づいて計測すると正確な
検査結果を得ることができない。すなわち、上側の孔3
2Aの皿部32Bの幅を計測する場合、上側の孔32A
の中心C1に基づいて計測する必要がある。そこで、上
側の孔30Aの皿部32Bの幅を計測する前に芯ズレを
補正する必要がある。以下に芯ズレ補正機能について説
明する。
【0026】先ず、ハマ欠け検出装置10の反射光生成
用の照明手段16でプレート30に載置されたガラス板
32の孔32Aを照射する。照射された光は上側の孔3
2Aの皿部32B及び上側の孔32Aの段差部D1(図
9上でハッチング部分)で反射されて、撮像カメラ14
に取り込まれる。この場合、皿部32Bは傾斜面で段差
部D1は水平面なので、撮像カメラ14に取り込まれる
信号は段差部D1のほうが明るい信号になる(図9
(B)参照)。
【0027】そして、撮像カメラ14に取り込まれる信
号に基づいて、段差部D1の明るい信号の逆位相信号を
生成する(図9(C)参照)。図9(B)に示す撮像カ
メラ14に取り込まれた信号と図9(C)に示す逆位相
信号を合成すると、図10に示す信号が形成される。図
10において明るい方向に立ち上がっているパルス信号
の位置が上側の孔32Aの皿部32Bの直径方向の2点
を示す。従って、図10の信号に基づいて上側の孔32
Aの中心C1を計測することができる。そして、計測さ
れた上側の孔32Aの中心C1に基づいて、上側の孔3
2Aの皿部32Bの幅寸法や、上側の孔32Aの孔径等
を計測する。
【0028】以下に本発明に係るハマ欠け検出装置を使
用して、上側の孔32Aと下側の孔32Aの中心のズレ
を補正して孔32Aの良不を検査する場合について図1
0のフローチャートに基づいて説明する。尚、図10の
フローチャートと図3のフローチャートとの相違点は、
孔32Aの皿部32Bの幅寸法を計測する点と、図8
(A)、(B)に示すように上側の孔32Aの中心C1
と下側の孔32Aの中心C2とがズレる場合を考慮して
芯ズレ補正を行う点である。
【0029】先ず、ステップ200で図3のステップ7
0で設定したそれぞれの設定値に加えて皿幅規格及び皿
幅公差を設定する。そして、設定されたそれぞれの条件
は制御部20に記録される。次に、図3のステップ74
と同様に撮像カメラ14が照明手段16から照射されて
ガラス板32で反射した光を介してガラス板32と共に
孔32Aの画像を取り込む(ステップ202)。撮像カ
メラ14に取り込まれた画像は光電変換されて制御部2
0に入力される。制御部20は入力された電気信号に基
づいて、撮像カメラ14に取り込まれた画像を2値化処
理する(図4(B)、図5(A)参照)。
【0030】そして、制御部20は2値化処理した画像
に基づいてガラス板32の孔32Aのエッジノイズの有
無を判断する(ステップ204)。エッジノイズが有り
と判断された場合にはエッジノイズを除去した後(ステ
ップ206)、ガラス板32に孔32Aが形成されてい
るか否かを判断する(ステップ208)。一方、エッジ
ノイズが無しと判断された場合には直接ステップ208
でガラス板32に孔32Aが形成されているか否かを判
断する。そして、ガラス板32に孔32Aが形成されて
いないと判断された場合、ガラス板32を不良品と設定
する(ステップ210)。
【0031】一方、ガラス板32に孔32Aが形成され
ていると判断された場合、2値化処理した画像に基づい
て孔32Aの孔径(D)及び皿部32Bの皿幅(W)を
計測し(ステップ212)、続いて計測された孔32A
の孔径(D)及び皿部32Bの皿幅(W)が規格内に入
っているか否かを判断する(ステップ214)。計測結
果が規格内に入っていない場合にはガラス板32を不良
品と設定する(ステップ216)。
【0032】計測結果が規格内に入っている場合には、
続いて孔32Aの中心座標(X、Y)を計測する(ステ
ップ218)。ここで、図8(A)、(B)に示すよう
に上側の孔32Aの中心C1と下側の孔32Aの中心C
2とがズレる場合を考慮して、上述した芯ズレ補正が行
われる。このようにして求められた計測結果に基づいて
基準座標までの距離を計測する(ステップ220)。次
に、孔32Aの中心座標(X、Y)から基準座標までの
距離が規格内に入っているか否かを判断する(ステップ
222)。そして、孔32Aの中心座標(X、Y)から
基準座標までの距離が規格内に入っていない場合、ガラ
ス板32を不良品と設定する(ステップ224)。
【0033】一方、孔32Aの中心座標(X、Y)から
基準座標までの距離が規格内に入っている場合、図3に
示すステップ90〜ステップ100と同様にハマ欠けの
検査を行う。すなわち、制御部20は2値化処理した画
像に直径(D1 =D+d1 )の第1マスキング40を施
す。この場合、第1マスキング40の直径(D1 )は、
孔32Aの中心座標(X、Y)に基づいて、孔32Aと
同軸上に設けられる(ステップ226)。
【0034】次に、第1マスキング40の直径(D1
の外側のハマ欠け部32Bのドット数を検知し、検知し
たドット数とステップ200で予め設定されている第1
ハマドット数とを比較する(ステップ228、図5
(B)参照)。比較した結果が第1ハマドット数より少
ない場合、良品と判断する(ステップ230)。一方、
比較した結果が第1ハマドット数より多い場合、制御部
20は2値化処理した画像に直径(D2 =D+d2 )の
第2マスキング42を再度施す。この場合、第2マスキ
ング42の直径(D2 )は、第1マスキング40と同様
に孔32Aと同軸上に設けられる(ステップ232)。
【0035】次に、第2マスキング42の直径(D2
の外側のハマ欠け部32Bのドット数を検知し、検知し
たドット数とステップ200で予め設定されている第2
ハマドット数とを比較する(ステップ234図5(C)
参照)。比較した結果が第2ハマドット数より少ない場
合、修正品と判断する(ステップ236)。修正品は加
工工程にフィードバックされ再加工される。一方、比較
した結果が第2ハマドット数より多い場合、不良品と判
断する(ステップ238)。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るハマ欠
け検出方法及び装置によれば、反射光生成用の照明手段
の照射時に撮像カメラが撮像した板状材の画像を2値化
処理して板状材の孔の有無を判断すると共に板状材の孔
の孔径及び中心座標が予め記憶されている所定値を満足
しているか否かを判断して板状材を良品、不良品等に分
別する。さらに、制御部は、反射光生成用の照明手段の
照射時に撮像カメラが撮像した板状材の画像を2値化処
理して検出された孔のハマ欠け部にマスキングを施して
マスキング内のハマ欠け部のドット数と予め設定されて
いるハマドット数とを比較して板状材を良品、不良品等
に分別する。
【0037】これにより、板状材に形成された孔の有無
や、孔の直径及び中心座標が予め記憶されている所定値
を満足しているか否かを自動的に判断することができ、
また、板状材に形成された孔のハマ欠け部が所定値以下
の形状であるか否かを自動的に判断することができる。
従って、孔の加工時に板状材に形成されたハマ欠けの検
査を迅速に、かつ、正確に行うことにより板状材の品質
の向上や生産性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るハマ欠け検出装置の斜視図
【図2】本発明に係るハマ欠け検出装置のブロック図
【図3】本発明に係るハマ欠け検出装置の作用を説明す
るフローチャート
【図4】図4(A)、(B)はガラス板の孔の有無、孔
径、孔位置の計測を説明する検査画面
【図5】図5(A)、(B)、(C)はガラス板の孔の
ハマドット数計測を説明する検査画面
【図6】本発明に係るハマ欠け検出装置に使用されるコ
アドリルの側面図
【図7】図7(A)は図6に示すコアドリルで皿部付き
孔が加工されたガラス板の平面図、図7(B)はその断
面図
【図8】図8(A)は芯ズレ状態の孔が形成されたガラ
ス板の平面図、図8(B)はその断面図
【図9】図9(A)は芯ズレ状態の孔が形成されたガラ
ス板の平面図、図9(B)は図9(A)の画像を取り込
んだ信号、図9(C)は図9(B)で取り込んだ信号の
段差部分の信号に基づいて生成された逆位相信号
【図10】図9(B)の取込信号と図9(C)の逆位相
信号を合成した信号
【図11】本発明に係るハマ欠け検出装置の作用を説明
する他のフローチャート
【符号の説明】
10…ハマ欠け検出装置 12…保持手段 14…撮像カメラ 16…反射光生成用の照明手段 20…制御部 30…プレート 32…ガラス板 32A…孔 32B…ハマ欠け部 40、42…マスキング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 孔が加工されている板状材に反射光を照
    射した状態で、反射光を介して前記板状材を撮像する工
    程と、 前記板状材を撮像した光像を光電変換すると共に光電変
    換された画像を2値化処理して板状材に形成された孔を
    検出し、前記板状材に孔がないと判断された場合には前
    記板状材を不良品と設定する工程と、 前記板状材に孔があると判断された場合には前記2値化
    処理された画像に基づいて前記板状材の孔の孔径及び中
    心座標を計測する工程と、 該計測された板状材の孔の孔径及び中心座標が予め設定
    されている所定値を満足しているか否かを判断し、満足
    していない場合には前記板状材を不良品と設定する工程
    と、 満足している場合には反射光を介して前記板状材を撮像
    する工程と、 前記板状材を撮像した光像を光電変換すると共に光電変
    換された画像を2値化処理して前記板状材の孔のハマ欠
    け部を検出する工程と、 前記検出されたハマ欠け部にマスキングを施して該マス
    キング外側の前記ハマ欠け部のドット数と予め設定され
    ているハマドット数とを比較して前記板状材を良品、不
    良品等に分別する工程と、 を備えたことを特徴とするハマ欠け検出方法。
  2. 【請求項2】 板状材を保持すると共に、前記板状材に
    形成された孔を所定位置に位置決め可能な保持手段と、 前記所定位置に位置決めされた前記板状材の孔を撮像可
    能に設けられ、光像を光電変換する撮像カメラと、 該撮像カメラと前記保持手段間に設けられ、前記保持手
    段の板状材で反射した光が前記撮像カメラに入射するよ
    うに前記板状材を照射する反射光生成用の照明手段と、 前記反射光生成用の照明手段の照射時に前記撮像カメラ
    が撮像した前記保持手段の板状材の画像を2値化処理し
    て前記板状材の孔の有無を判断すると共に前記板状材の
    孔の孔径及び中心座標が予め記憶されている所定値を満
    足しているか否かを判断して前記板状材を良品、不良品
    等に分別する制御部であって、前記孔のハマ欠け部にマ
    スキングを施して該マスキング外側の前記ハマ欠け部の
    ドット数と予め設定されているハマドット数とを比較し
    て前記板状材を良品、不良品等に分別する制御部と、 を備えたことを特徴とするハマ欠け検出装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001071323A (ja) * 1999-08-31 2001-03-21 Bando Kiko Kk ガラス板における孔開け装置
JP2002062122A (ja) * 2000-08-23 2002-02-28 Asahi Glass Co Ltd ガラス板の形状測定方法及び形状測定装置
JP2019188482A (ja) * 2018-04-18 2019-10-31 共立精機株式会社 ツールプリセッタにおけるツール形状の測定装置及び測定方法

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