JP2006037567A - 留め付け部材及びこれを用いた外壁施工構造並びに外壁施工方法 - Google Patents

留め付け部材及びこれを用いた外壁施工構造並びに外壁施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】縦材の配設されていない部分に左右接合部が配される外壁板を充分な強度で留め付けると共に左右のずれを防止することができる、耐久性に優れた留め付け部材及びこれを用いた外壁施工構造並びに外壁施工方法を提供すること。
【解決手段】縦材の配設されていない部分に左右接合部が配される外壁板を構造躯体に留め付けるための留め付け部材1。留め付け部材1は、少なくとも1本の縦材21に固定される長尺固定板部11を有する。長尺固定板部11の前面には、外壁板の左右接合部における上端部及びその上の外壁板の下端部を支承すると共に係止するための第1留め付け部12と、第1留め付け部12の下方において左右接合部に配される垂直立設部13と、左右接合部以外の部分における外壁板の上端部を係止し下端部を支承すると共に係止するための第2留め付け部14とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物の構造躯体における縦材の配設されていない部分に左右接合部が配される外壁板を上記構造躯体に留め付けるための留め付け部材及びこれを用いた外壁施工構造並びに外壁施工方法に関する。
従来より、建物の工法として軸組工法が採用されているが、この軸組工法においては、通常、胴縁下地組が455mmのモジュールとして組まれる。具体的には、胴縁が施工される柱と間柱との間隔(スパン)を455mmとする。これは、日本の戸建建築分野において多く採用されている基準寸法である。
これに伴い、外壁板の製品寸法も、上記胴縁下地組の基準寸法に合せて、455mmの整数倍(例えば455mm×4=1820mm)の横幅寸法となるように設計、製造されている。
しかし、近年、柱と間柱との間隔が、上記の基準寸法455mmとは異なる設計、例えば、メーターモジュールとしての500mmや、24インチ(610mm)などが採用される場合も多い。かかる場合に、上記外壁板を上記柱、間柱に固定すると、外壁板の左右端部を上記柱、間柱上に配置することができない部分が形成されてしまう。この部分は、構造躯体によって支持されないため、構造躯体に対する外壁板の固定力を充分に確保できないおそれがある。
そこで、図20に示すごとく、隣合う縦材(柱、間柱)21にわたって固定される長尺留め付け金具9を用いて、外壁板を構造躯体2に留め付ける技術が提案されている(特許文献1参照)。
この長尺留め付け金具9は、図20に示すごとく、上記縦材21への取付面となる上下の平板上の脚板部91と、該脚板部91よりも前方へ突き出た平板部92と、該平板部92の全横幅方向にわたって平板部92に直交する方向に立設された立上り部93と、該立上り部93の前端から上下にそれぞれ突出した上板係止部94及び下板係止部95とを有する。
そして、上記長尺留め付け金具9を、隣接する外壁板の左右接合部の上辺部及び下辺部に配し、上記下板係止部95によって下側の2枚の外壁板を係止し、上板係止部94によって上側の外壁板を係止する。
なお、図20に示すごとく、上記長尺留め付け金具9は、胴縁23を介して上記縦材21に固定されている。
しかしながら、上記長尺留め付け金具9は、アルミ押出成形などで製造され、上記上板係止部94及び下板係止部95が長尺一体的に形成されている。そのため、剛性に欠け、上記上板係止部94あるいは下板係止部95が係止する左右2枚の外壁板に対して大きな風圧がかかった場合に、上記長尺留め付け金具9には、無理な力が作用することとなる。その結果、長期間の使用により、上記長尺留め付け金具9に金属疲労が蓄積してゆくことが考えられ、外壁板の長期間にわたる安定した留め付け強度を確保することが困難となるおそれがある。
また、上記長尺留め付け金具9は、外壁板の上辺部及び下辺部を係止するが、外壁板の左右の移動を防止する機能を特に有していないため、外壁板の伸縮作用などによる左右へのずれを充分に防ぐことが困難となるおそれがある。
特開2000−291225号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、縦材の配設されていない部分に左右接合部が配される外壁板を充分な強度で留め付けると共に左右のずれを防止することができる、耐久性に優れた留め付け部材及びこれを用いた外壁施工構造並びに外壁施工方法を提供しようとするものである。
第1の発明は、建物の構造躯体における縦材の配設されていない部分に左右接合部が配される外壁板を上記構造躯体に留め付けるための留め付け部材であって、
該留め付け部材は、少なくとも1本の上記縦材に固定される長尺固定板部を有し、
該長尺固定板部の前面には、上記外壁板の上記左右接合部における上端部及びその上の上記外壁板の下端部を支承すると共に係止するための第1留め付け部と、該第1留め付け部の下方において上記左右接合部に配される垂直立設部と、上記左右接合部以外の部分における上記外壁板の上端部を係止し下端部を支承すると共に係止するための第2留め付け部とを有することを特徴とする留め付け部材にある(請求項1)。
次に、本発明の作用効果につき説明する。
上記留め付け部材は、少なくとも1本の上記縦材に固定される長尺固定板部を有し、該長尺固定板部に、上記第1留め付け部を配設してなる。そのため、上記第1留め付け部を上記外壁板の左右接合部に配置した状態で、長尺固定板部を上記縦材に確実に固定することができる。
それ故、縦材の配設されていない部分に上記左右接合部が配される場合にも、留め付け部材の長尺固定板部が縦材に確実に固定されることによって、外壁板を充分な強度で構造躯体に留め付けることができる。
また、上記第1留め付け部を上記左右接合部に配置したとき、該左右接合部の位置に関わらず、上記長尺固定板部をいずれかの縦材に固定することができるため、施工が容易である。
また、左右接合部において外壁板を係止するのは、上記第1留め付け部であり、該第1留め付け部は長尺ではないため、風圧による大きな力の作用を受けても、該留め付け部材全体の有する剛性でもって抗することができる。それ故、耐久性に優れた留め付け部材を得ることができる。
また、上記留め付け部材は上記第2留め付け部を有するため、該第2留め付け部を上記第1留め付け部と共に外壁板に係止させることにより、左右の外壁板を水平に確実に留め付けることができる。
また、上記留め付け部材は、上記垂直立設部を有する。そのため、上記縦材の配設されていない部分に上記左右接合部が配される場合にも、上記垂直立設部を、外壁板の側端面に当接させた状態で、留め付け部材を構造躯体に固定することができ、外壁板の左右のずれを防止することができる。
以上のごとく、本発明によれば、縦材の配設されていない部分に左右接合部が配される外壁板を充分な強度で留め付けると共に左右のずれを防止することができる、耐久性に優れた留め付け部材を提供することができる。
第2の発明は、建物の構造躯体における縦材の配設されていない部分に外壁板の左右接合部が配された外壁施工構造であって、
上記外壁板は、少なくとも1本の上記縦材に固定される長尺固定板部と、該長尺固定板部の前面にそれぞれ形成された第1留め付け部、垂直立設部、及び第2留め付け部とを有する留め付け部材によって、上記構造躯体に留め付けられており、
上記第1留め付け部は、上記外壁板の上記左右接合部における上端部及びその上の上記外壁板の下端部を支承すると共に係止し、
上記垂直立設部は、上記左右接合部において上記外壁板の側端面に当接し、
上記第2留め付け部は、上記左右接合部以外の部分における上記外壁板の上端部を係止し下端部を支承すると共に係止していることを特徴とする外壁施工構造にある(請求項8)。
次に、本発明の作用効果につき説明する。
上記外壁施工構造においては、上記外壁板が、上記長尺固定板部に上記第1留め付け部を配設してなる留め付け部材によって、構造躯体に留め付けられている。そのため、上記第1留め付け部を上記外壁板の左右接合部に配置した状態で、長尺固定板部を上記縦材に固定することができる。
それ故、縦材の配設されていない部分に上記左右接合部が配される場合にも、外壁板の留め付け強度を確保することができる。
また、上記第1留め付け部を上記左右接合部に配置したとき、該左右接合部の位置に関わらず、上記長尺固定板部をいずれかの縦材に固定することができるため、施工が容易である。
また、左右接合部において外壁板を係止する上記第1留め付け部は長尺ではないため、上述したごとく、留め付け部材の耐久性を確保することができ、ひいては外壁施工構造の耐久性を確保することができる。
また、上記留め付け部材は上記第2留め付け部を有するため、左右の外壁板を水平に確実に留め付けることができる。
また、上記留め付け部材は、上記垂直立設部を有するため、上記縦材の配設されていない部分に上記左右接合部が配される場合にも、外壁板の左右のずれを防止することができる。
以上のごとく、本発明によれば、縦材の配設されていない部分に左右接合部が配される外壁板を充分な強度で留め付けると共に左右のずれを防止することができる、耐久性に優れた外壁施工構造を提供することができる。
第3の発明は、建物の構造躯体における縦材の配設されていない部分に外壁板の左右接合部が配された外壁施工構造を構築する外壁施工方法であって、
上縦材の配設スパン以上の長さの長尺固定板部を有する留め付け部材を用意し、
上記長尺固定板部の前面には、上記外壁板の上記左右接合部における上端部及びその上の上記外壁板の下端部を支承すると共に係止するための第1留め付け部と、該第1留め付け部の下方において上記左右接合部に配される垂直立設部と、上記左右接合部以外の部分における上記外壁板の上端部を係止し下端部を支承すると共に係止するための第2留め付け部とを有しており、
下方に配設した上記外壁板の左右接合部において、上記外壁板の側端面に上記垂直立設部を当接させると共に、上記外壁板の上端部に上記第1留め付け部を係止させ、上記左右接合部以外の部分において、上記外壁板の上端部に上記第2留め付け部を係止させるように、上記留め付け部材を配設して上記構造躯体に固定して、
次いで、上記第1留め付け部及び上記第2留め付け部に下端部を支承させると共に係止させるように、上方の上記外壁板を配設することを特徴とする外壁施工方法にある(請求項12)。
次に、本発明の作用効果につき説明する。
上記外壁施工方法においては、上記縦材の配設スパン以上の長さの上記長尺固定板部に上記第1留め付け部を配設してなる留め付け部材によって、外壁板を構造躯体に留め付ける。そのため、上記第1留め付け部を上記外壁板の左右接合部に配置した状態で、長尺固定板部を上記縦材に固定することができる。
それ故、縦材の配設されていない部分に上記左右接合部が配される場合にも、外壁板を充分な留め付け強度で固定することができる。
また、上記第1留め付け部を上記左右接合部に配置したとき、該左右接合部の位置に関わらず、上記長尺固定板部をいずれかの縦材に固定することができるため、施工が容易である。
また、左右接合部において外壁板を係止する上記第1留め付け部は長尺ではないため、上述したごとく、留め付け部材の耐久性を確保することができ、ひいては外壁施工構造の耐久性を確保することができる。
また、上記留め付け部材は上記第2留め付け部を有するため、左右の外壁板を水平に確実に留め付けることができる。
また、上記留め付け部材は、上記垂直立設部を有するため、上記縦材の配設されていない部分に上記左右接合部が配される場合にも、外壁板の左右のずれを防止することができる。
以上のごとく、本発明によれば、縦材の配設されていない部分に左右接合部が配される外壁板を充分な強度で留め付けると共に左右のずれを防止することができる、耐久性に優れた外壁施工構造を構築する外壁施工方法を提供することができる。
上記第1の発明(請求項1)において、上記構造躯体は、例えば、木造の構造躯体であり、軸組施工構造の構造躯体、枠組施工構造の構造躯体等、種々の構造躯体とすることができる。
また、上記留め付け部材は、上記縦材に直接固定しても、胴縁等の下地材を介して上記縦材に間接的に固定してもよい。
また、上記留め付け部材は、例えば、溶融亜鉛−アルミニウム−マグネシウム合金鍍金鋼板、ステンレス鋼板、鉄板等によって形成することができる。
また、上記外壁板としては、例えば、窯業系の外壁板とすることができる。
また、上記長尺固定板部は、500〜1000mmの左右長さを有することが好ましい。
また、本明細書においては、「前」とは建物の外側方向を、「後」とは建物の内側方向をいう。そして、上記留め付け部材等に関しては、構造躯体に取付けた状態において、「前」、「後」、「上」、「下」、「水平」、「垂直」等の表現を用いる。また、「左」、「右」に関しては、外壁を意匠面側から正面視したとき(図10、図11参照)に「左」、「右」となる方向を表す。
また、上記第1留め付け部は、上記長尺固定板部の一方の端部に設けてあり、上記第2留め付け部は、上記長尺固定板部の他方の端部に設けてあることが好ましい(請求項2、請求項9)。
この場合には、上記留め付け部材を、より安定した状態で、外壁板の上端部及び下端部に配設することができる。
また、上記留め付け部材は、上記第2留め付け部と同様の形状及び機能を有する第3留め付け部を有することが好ましい(請求項3)。
この場合には、外壁板の留め付け強度をより向上させることができる。
また、上記留め付け部材は、上記第1留め付け部と上記垂直立設部とを一体形成したストッパー付き留め付け金具を、上記長尺固定板部の前面に固定してなるものであってもよい(請求項4)。
この場合には、別個に作製した上記ストッパー付き留め付け金具を、上記長尺固定板部に固定することにより、容易に上記留め付け部材を得ることができる。また、上記外壁板の左右接合部が上記縦材の位置に配置される場合には、上記ストッパー付き留め付け金具を単独で直接構造躯体に固定することができる。
なお、上記ストッパー付き留め付け金具を上記長尺固定板部に固定するに当っては、例えば、バーリングかしめ加工を施すことができる。
また、上記留め付け部材は、上記第2留め付け部を形成した留め付け金具を、上記長尺固定板部の前面に固定してなるものであってもよい(請求項5)。
この場合には、別個に作製した上記留め付け金具を、上記長尺固定板部に固定することにより、容易に上記留め付け部材を得ることができる。また、上記留め付け部材を配設しない部分に、上記留め付け金具をそのまま単独で構造躯体に固定することができる。
なお、上記留め付け金具を上記長尺固定板部に固定するに当っては、例えば、バーリングかしめ加工を施すことができる。
また、上記第2留め付け部は、上記長尺固定板部の一部を加工することにより、該長尺固定板部と一体的に形成されていてもよい(請求項6)。
この場合には、留め付け部材の軽量化、低コスト化を図ることができる。
また、上記長尺固定板部は、前方へ隆起したリブ部を左右方向に形成してなると共に、上記長尺固定板部の下辺から前方へ屈曲した下辺屈曲部を形成してなることが好ましい(請求項7)。
この場合には、上記長尺固定板部の強度を確保することができる。また、上記長尺固定板部に留め付け金具を固定する場合には、該留め付け金具の下端を上記下辺屈曲部に当接させることにより、取り付けに当って上下方向の位置合せを容易に行うことができる。
上記第2の発明(請求項8)において、上記留め付け部材は、上記第2留め付け部と同様の形状及び機能を有する第3留め付け部を有し、該第3留め付け部は、上記左右接合部以外の部分における上記外壁板の上端部を係止し下端部を支承すると共に係止していることが好ましい(請求項10)。
この場合には、外壁板の留め付け強度をより向上させ、耐久性に優れた外壁施工構造を得ることができる。
また、上記構造躯体は、上記縦材の配設スパンを500〜610mmとし、上記長尺固定板部は、540〜650mmの左右長さを有することが好ましい(請求項11)。
この場合には、上記留め付け部材を少なくとも1本の縦材に容易に固定することができる。
(実施例1)
本発明の実施例にかかる留め付け部材につき、図1〜図13を用いて説明する。
本例の留め付け部材1は、図10に示すごとく、建物の構造躯体2における縦材21の配設されていない部分に左右接合部39が配される外壁板3を、上記構造躯体2に留め付けるための部材である。
上記留め付け部材1は、図1、図10に示すごとく、少なくとも1本の縦材21に固定される長尺固定板部11を有する。
図1、図2に示すごとく、該長尺固定板部11の前面には、第1留め付け部12とその下方に設けた垂直立設部13と、第2留め付け部14と、第3留め付け部15とが設けてある。
図11、図12に示すごとく、上記第1留め付け部12は、その下側に配される外壁板3、3の左右接合部39における上端部31を係止し、上側に配される外壁板3、3の下端部32を支承すると共に係止する。
上記垂直立設部13は、該第1留め付け部12の下方において、左側に配される外壁板3の右側端部(側端面33)に当接される。
図11、図13に示すごとく、上記第2留め付け部14は、上記左右接合部39以外の部分における外壁板3の上端部31を係止し、その上側に配される外壁板3の下端部32を支承すると共に係止する。
図1に示すごとく、上記第1留め付け部12は、上記長尺固定板部11の左端部に設けてあり、上記第2留め付け部14は、上記長尺固定板部11の右端部に設けてある。
また、上記留め付け部材1は、上記第2留め付け部14と同様の形状及び機能を有する第3留め付け部15を有する。該第3留め付け部15は、長尺固定板部11の略中央部に配設されている。
上記留め付け部材1は、第1留め付け部12と垂直立設部13とを一体形成したストッパー付き留め付け金具4、上記第2留め付け部14を形成した留め付け金具5、及び上記第3留め付け部15を形成した留め付け金具5を、それぞれ長尺固定板部11の前面に固定してなる。
ストッパー付き留め付け金具4及び留め付け金具5は、図1に示すかしめ部16において、長尺固定板部11にかしめ固定されている。
即ち、図9に示すごとく、長尺固定板部11とストッパー付き留め付け金具4又は留め付け金具5との間で、2箇所以上バーリングかしめ加工を施す。バーリングかしめ加工に当っては、まず、長尺固定板部11の開口部とストッパー付き留め付け金具4及び留め付け金具5の開口部とを重ね合わせる。次いで、長尺固定板部11の開口部周辺を、ストッパー付き留め付け金具4又は留め付け金具5の開口部よりも前方に隆起させると共に、開口部からはみ出した部分を、ストッパー付き留め付け金具4又は留め付け金具5を挟み込むように前面において折り曲げ、圧着する。
図3、図4に示すごとく、上記長尺固定板部11は、前方へ隆起した上側のリブ部111と下側のリブ部112を左右方向に複数形成してなると共に、長尺固定板部11の下辺から前方へ直角に屈曲した下辺屈曲部113を形成してなる。
また、上記長尺固定板部11は、650mmの左右長さを有する。この長さは、500mmや610mmのモジュールにも対応できる長さである。
長尺固定板部11における上記留め付け金具5を配置する部分においては、上記リブ部111が形成されておらず、また、リブ部112が途切れた途切れ部分116が存在する。これにより、上記留め付け金具5は、上記長尺固定板部11上に、当接状態で載置される。そして、上側のリブ部111は、断面略三角形状に隆起しており、上側の斜面に釘孔114が、左右方向に等間隔(例えば15mm間隔)に多数形成されている。
また、上記リブ部111とリブ部112との間には、左右方向に等間隔(例えば15mm間隔)に、複数のビス孔115が多数形成されている。このため、上記長尺固定板部11が当接される柱や間柱部分に対して、留め付け部材1を確実にビス留めできる。
また、上記下辺屈曲部113は、長尺固定板部11における左端近傍内側であって、ストッパー付き留め付け金具4を配置する部分以外に連続して形成されている。この下辺屈曲部113上に留め付け金具5が載置されるように下端部が当接している。
図5、図6に示すごとく、上記ストッパー付き留め付け金具4は、上記外壁板3の裏側面36に当接される基板部41を有する。該基板部41の上方および下方には、それぞれ上記長尺固定板部11の前面に当接配置される上方脚部42及び下方脚部43が形成されている。そして、上記ストッパー付き留め付け金具4は、上記基板部41から前方へ水平方向に立設された支承部44と、該支承部44から斜め上方へ屈曲した上板係止部45と、上記支承部44から斜め下方へ屈曲した下板係止部46とを有する。
そして、図11、図12に示すごとく、上記ストッパー付き留め付け金具4は、上記左右の外壁板3の左右接合部39の上端に配置して、上記左右の外壁板3の上端部31及び下端部32に係合させることができるよう構成されている。
また、図5、図6に示すごとく、上記ストッパー付き留め付け金具4は、上記支承部44を左右2箇所に有すると共に、上記上板係止部45の前端と上記下板係止部46の前端を連設する連設部456を有する。
また、上記ストッパー付き留め付け金具4は、上記2つの支承部44の間において上記基板部41から前方へ水平方向に立設された中央水平立設部47と、該中央水平立設部47の前端に垂直方向に形成された中央前板部471とを有する。該中央前板部471は上記連設部456よりも後方に配置されている。そして、上記中央水平立設部47の左右端部の上面から、中央前板部471の前面までにわたって、弾性材48が2条配設されている。これにより、該2条の弾性材48の間に位置する中央前板部471の前面を伝って雨水が流下するので、外壁施工構造6の内部への雨水の浸入をより確実に防いでいる。
また、図5、図6に示すごとく、上記ストッパー付き留め付け金具4は、上記支承部44よりも下方に、垂直方向に前方に立設された垂直立設部49を有する。該垂直立設部49は下方脚部43に対して略直角に屈曲しており、その屈曲部には、金属板を局部的に変形してなる補強用のリブ495が形成されている。また、上記基板部41及び上方脚部42にも、それぞれ補強用のリブ415、425が形成されている。
なお、上記垂直立設部49が、上記留め付け部材1における垂直立設部13となる。
また、図7、図8、図13に示すごとく、上記留め付け金具5は、柱や間柱(縦材21)の前面に当接される基板部51と、該基板部51から前方に立設された支承部52と、該支承部52から斜め上方へ屈曲した上板係止部53と、支承部52から斜め下方へ屈曲した下板係止部54とを有する。
そして、上記留め付け金具5は、下側に配された外壁板3の上端部31を上記下板係止部54によって係止し、上側に配された外壁板3の下端部32を上記支承部52によって支承すると共に上記上板係止部53によって係止する。
即ち、上記下板係止部54が、下側の外壁板3の上端部31に設けた上部下実311を係止する。また上記支承部52が、上側の外壁板3の下端部32に設けた下部上実321の後方の下部係合部322を支承し、上記上板係止部53が、該下部係合部322を係止する。これにより、外壁板3を長尺固定板部11を介して構造躯体2に留め付けている。
そして、上下の外壁板3は、上記上部下実311と下部上実321とが重ね合わされる合決り接合により接合されている。
また、図7、図13に示すごとく、上記基板部51には、前方へ隆起した連続隆起部511が、その左右辺及び下辺に沿って連続して絞り形成されている。そして、図13に示すごとく、該連続隆起部511の上面部に、外壁板3の裏側面36が当接している。
また、上記構造躯体2は、木造の構造躯体であり、複数の上記縦材21を610mmのスパンで配設してなる。
また、本例においては、上記留め付け部材1を上記縦材21に直接固定しているが、胴縁等の下地材を介して縦材21に間接的に固定してもよい。
また、上記留め付け部材1は、溶融亜鉛−アルミニウム−マグネシウム合金メッキ鋼板やステンレス鋼等の金属材料からなる。即ち、上記長尺固定板部11と、ストッパー付き留め付け金具4と、留め付け金具5とは、それぞれ鋼板を切断、折り曲げ加工などすることにより形成してなる。
また、上記外壁板3は、窯業系の外壁板であり、図12、図13に示すごとく、上端部31に上部下実311を設け、下端部32に下部上実321を設けた上下合決り構造を有する。
また、本例の外壁施工構造6においては、例えば図10に示すごとく、外壁板3を馬乗り目地状に施工する。即ち、上記左右接合部39によって形成される縦目地が互い違いに配置されるように、外壁板3を施工する。なお、本発明は、馬乗り目地状に限らず、種々の外壁板の張り方の場合に対応することができる。
次に、本例の外壁施工構造6を構築する外壁施工方法につき説明する(図10、図11参照)。
まず、縦材21の配設スパン(610mm)以上の長さ(650mm)の長尺固定板部11を有する上記留め付け部材1を用意する。
そして、下方に配設した外壁板3の上端部31において、上記留め付け部材1を構造躯体2に固定する。固定方法としては、縦材21の前面に配置される上記長尺固定板部11の釘孔114を使用して、釘を縦材21に打ち込むか、ビス孔115を使用してビス固定する方法をとることができる(図示略)。
このとき、下方に配設した外壁板3の左右接合部39において、左側に配された上記外壁板3の側端面33に上記垂直立設部13を当接させると共に、上記外壁板3の上端部31に上記第1留め付け部12を係止させる。また、上記左右接合部39以外の部分において、外壁板3の上端部31に第2留め付け部14及び第3留め付け部15を係止させる。
次いで、上記第1留め付け部12、第2留め付け部14、及び第3留め付け部15に、上側に配される外壁板3の下端部32を支承させると共に係止させるように、上方の外壁板3を配設する。
また、留め付け部材1を配設しない部分であって、外壁板3の上端部31又は下端部32が縦材21の前面に配置される部分には、同一形状の留め付け金具5を単独で配設し、外壁板3を留め付ける。
この作業を繰り返すことにより、図10に示す外壁施工構造を構築する。
次に、本例の作用効果につき説明する。
上記留め付け部材1は、少なくとも1本の縦材21に固定される長尺固定板部11を有し、該長尺固定板部11の左端部に第1留め付け部12を備え、その下方に垂直立設部13を備え、更に右端部に第2留め付け部14を、そして略中央部に第3留め付け部15を備えている。そのため、上記垂直立設部13を左側の外壁板3の右側端部(側端面33)に当接させ、第1留め付け部12を外壁板3の左右接合部39に配置した状態で、長尺固定板部11を縦材21に固定することができる。
また、図10に示すごとく、縦材11の配設されていない部分に左右接合部39が配されている場合にも、第1留め付け部12、第2留め付け部14、第3留め付け部15によって確実に上下に配される外壁板3を係止支持すると共に、縦材21の前面部に位置する長尺固定板部11の釘孔114又はビス孔115を使用して、釘固定、ビス固定できる。それ故、外壁板3を充分な強度で構造躯体2に留め付けることができる。
また、第1留め付け部12を上記左右接合部39に配置したとき、該左右接合部39の位置に関わらず、長尺固定板部11をいずれかの縦材21に固定することができるため、施工が容易である。
また、上下に配される外壁板3を係止するのは、第1留め付け部12、第2留め付け部14、第3留め付け部15におけるそれぞれの係止部であって、その水平方向寸法は短い。そのため、長尺固定板部11が外部負荷に対して適切な剛性を発揮できることから、耐久性に優れた留め付け部材1を得ることができる。
また、上記留め付け部材1が、第1留め付け部12、第2留め付け部14、第3留め付け部15を互いに離隔して設けており、それらの係止部が同一の水平レベルに位置していることから、留め付け部材1を傾斜させることなく、外壁板3を確実に縦材21に固定することができる。
また、上記留め付け部材1は、上記垂直立設部13を有する。そのため、上記縦材21の配設されていない部分に上記左右接合部39が配される場合にも、垂直立設部13を、外壁板3の側端面33に当接させた状態で、留め付け部材1を構造躯体2に固定することができる。そのため、外壁板3の左右方向のずれを確実に防止することができる。
また、留め付け部材1は、別個に作製した上記ストッパー付き留め付け金具4と、上記留め付け金具5とを上記長尺固定板部11にバーリングかしめ加工により固定することにより得ることができるため、製造が容易である。また、外壁板3の左右接合部39が縦材21の位置に配置される場合には、上記ストッパー付き留め付け金具4を単独で構造躯体2に固定することで外壁板3を強固に留め付けることができる。
また、留め付け部材1は、別個に作製した上記留め付け金具5を長尺固定板部11に固定することにより得ることができるため、製造が容易である。また、図10に示すごとく、留め付け部材1を配設しない部分に、上記留め付け金具5を単独で構造躯体2に固定することもでき、部材の共用が可能となり、部材コストを低減することができる。
また、長尺固定板部11は、上記リブ部111、112、及び下辺屈曲部113を形成してなるため、長尺固定板部11の強度を確保することができる。また、上記留め付け金具5の下端を下辺屈曲部113に当接させることにより、長尺固定板部11への留め付け金具5の取り付けに当っての上下方向の位置合せを容易に行うことができる。
また、長尺固定板部11は、650mmの左右長さを有するため、縦材21の配設スパンが610mm(24インチ)となる構造躯体21においても、留め付け部材1を少なくとも1本の縦材21に確実に固定することができる。
以上のごとく、本例によれば、縦材の配設されていない部分に左右接合部が配される外壁板を充分な強度で留め付けると共に左右のずれを防止することができる、耐久性に優れた留め付け部材を提供することができる。
(実施例2)
本例は、図14〜図17に示すごとく、実施例1における留め付け金具5の代わりに図16に示す留め付け金具50を用いて、第2留め付け部14及び第3留め付け部15を形成した例である。
上記留め付け金具50は、図16、図17に示すごとく、外壁板3の裏側面36に当接する基板部51と、該基板部51から前方に立設された支承部52と、該支承部52から斜め上方へ屈曲した上板係止部53と、上記支承部52から斜め下方へ屈曲した下板係止部54とを有する。また、上板係止部53及び下板係止部54の前方には、前方平板部57が形成されている。また、上記基板部51は、上部と下部において長尺固定板部11に当接する上方脚部511及び下方脚部512を有する。
また、図15に示すごとく、本例の留め付け部材1における長尺固定板部11は、リブ部111、112を左右の全長にわたって連続して形成されている。そして、図17に示すごとく、留め付け金具50は、基板部51が上記リブ部111、112の双方をまたぐような状態で長尺固定板部11に固定されている。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、上記のごとく、長尺固定板部11のリブ部111、112を連続形成すればよいため、留め付け部材の製造が容易である。そのため、より安価な留め付け部材を得ることができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例3)
本例は、図18、図19に示すごとく、第2留め付け部14及び第3留め付け部15が、長尺固定板部11の一部を板金加工することにより、該長尺固定板部11と一体的に形成されている留め付け部材1の例である。
即ち、上記長尺固定板部11の右端部及び中央部を、部分的にプレスして前方に隆起させて、外壁板3の裏側面36に当接させる外壁板当接面71を形成する。そして、外壁板当接面71の一部を切り欠くと共に折り曲げ加工を施すことにより、前方へ立設した支承部72と、支承部72から斜め上方へ屈曲した上板係止部73と、支承部72から斜め下方へ屈曲した下板係止部74とを形成する。
上記外壁板当接面71が外壁板3の裏側面36に当接し、支承部72が外壁板3の下端部32を支承し、上板係止部73が外壁板3の下端部32を係止し、下板係止部74が外壁板3の上端部31を係止する。
長尺固定板部11の形状は、第2留め付け部14及び第3留め付け部15以外の部分については、実施例2と略同様である。ただし、ビス孔(図15の符号115参照)は設けていない。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、長尺固定板部11とは別個に作製した留め付け金具5、50を、長尺固定板部11に固定する必要がないため、留め付け部材1の軽量化、低コスト化を図ることができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
実施例1における、留め付け部材の正面図。 実施例1における、留め付け部材の底面図。 実施例1における、長尺固定板部の正面図。 実施例1における、長尺固定板部の側面図。 実施例1における、ストッパー付き留め付け金具の正面図。 実施例1における、ストッパー付き留め付け金具の側面図。 実施例1における、留め付け金具の正面図。 実施例1における、留め付け金具の断面図。 実施例1における、バーリングかしめ加工の説明図。 実施例1における、外壁施工構造の正面図。 実施例1における、留め付け部材の周辺の外壁施工構造の正面図。 実施例1における、図1のA−A線矢視断面相当の外壁施工構造の断面図。 実施例1における、図1のB−B線矢視断面相当の外壁施工構造の断面図。 実施例2における、留め付け部材の正面図。 実施例2における、長尺固定板部の正面図。 実施例2における、留め付け金具の斜視図。 実施例2における、図14のC−C線矢視断面相当の外壁施工構造の断面図。 実施例3における、留め付け部材の正面図。 実施例3における、留め付け部材の底面図。 従来例における、縦材に固定した長尺留め付け金具の斜視図。
符号の説明
1 留め付け部材
11 長尺固定板部
12 第1留め付け部
13 垂直立設部
14 第2留め付け部
15 第3留め付け部
2 構造躯体
21 縦材
3 外壁板
31 上端部
32 下端部
4 ストッパー付き留め付け金具
5 留め付け金具
6 外壁施工構造

Claims (12)

  1. 建物の構造躯体における縦材の配設されていない部分に左右接合部が配される外壁板を上記構造躯体に留め付けるための留め付け部材であって、
    該留め付け部材は、少なくとも1本の上記縦材に固定される長尺固定板部を有し、
    該長尺固定板部の前面には、上記外壁板の上記左右接合部における上端部及びその上の上記外壁板の下端部を支承すると共に係止するための第1留め付け部と、該第1留め付け部の下方において上記左右接合部に配される垂直立設部と、上記左右接合部以外の部分における上記外壁板の上端部を係止し下端部を支承すると共に係止するための第2留め付け部とを有することを特徴とする留め付け部材。
  2. 請求項1において、上記第1留め付け部は、上記長尺固定板部の一方の端部に設けてあり、上記第2留め付け部は、上記長尺固定板部の他方の端部に設けてあることを特徴とする留め付け部材。
  3. 請求項1又は2において、上記留め付け部材は、上記第2留め付け部と同様の形状及び機能を有する第3留め付け部を有することを特徴とする留め付け部材。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項において、上記留め付け部材は、上記第1留め付け部と上記垂直立設部とを一体形成したストッパー付き留め付け金具を、上記長尺固定板部の前面に固定してなることを特徴とする留め付け部材。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項において、上記留め付け部材は、上記第2留め付け部を形成した留め付け金具を、上記長尺固定板部の前面に固定してなることを特徴とする留め付け部材。
  6. 請求項1〜4のいずれか一項において、上記第2留め付け部は、上記長尺固定板部の一部を加工することにより、該長尺固定板部と一体的に形成されていることを特徴とする留め付け部材。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項において、上記長尺固定板部は、前方へ隆起したリブ部を左右方向に形成してなると共に、上記長尺固定板部の下辺から前方へ屈曲した下辺屈曲部を形成してなることを特徴とする留め付け部材。
  8. 建物の構造躯体における縦材の配設されていない部分に外壁板の左右接合部が配された外壁施工構造であって、
    上記外壁板は、少なくとも1本の上記縦材に固定される長尺固定板部と、該長尺固定板部の前面にそれぞれ形成された第1留め付け部、垂直立設部、及び第2留め付け部とを有する留め付け部材によって、上記構造躯体に留め付けられており、
    上記第1留め付け部は、上記外壁板の上記左右接合部における上端部及びその上の上記外壁板の下端部を支承すると共に係止し、
    上記垂直立設部は、上記左右接合部において上記外壁板の側端面に当接し、
    上記第2留め付け部は、上記左右接合部以外の部分における上記外壁板の上端部を係止し下端部を支承すると共に係止していることを特徴とする外壁施工構造。
  9. 請求項8において、上記第1留め付け部は、上記長尺固定板部の一方の端部に設けてあり、上記第2留め付け部は、上記長尺固定板部の他方の端部に設けてあることを特徴とする外壁施工構造。
  10. 請求項8又は9において、上記留め付け部材は、上記第2留め付け部と同様の形状及び機能を有する第3留め付け部を有し、該第3留め付け部は、上記左右接合部以外の部分における上記外壁板の上端部を係止し下端部を支承すると共に係止していることを特徴とする外壁施工構造。
  11. 請求項8〜10のいずれか一項において、上記構造躯体は、上記縦材の配設スパンを500〜610mmとし、上記長尺固定板部は、540〜650mmの左右長さを有することを特徴とする外壁施工構造。
  12. 建物の構造躯体における縦材の配設されていない部分に外壁板の左右接合部が配された外壁施工構造を構築する外壁施工方法であって、
    上縦材の配設スパン以上の長さの長尺固定板部を有する留め付け部材を用意し、
    上記長尺固定板部の前面には、上記外壁板の上記左右接合部における上端部及びその上の上記外壁板の下端部を支承すると共に係止するための第1留め付け部と、該第1留め付け部の下方において上記左右接合部に配される垂直立設部と、上記左右接合部以外の部分における上記外壁板の上端部を係止し下端部を支承すると共に係止するための第2留め付け部とを有しており、
    下方に配設した上記外壁板の左右接合部において、上記外壁板の側端面に上記垂直立設部を当接させると共に、上記外壁板の上端部に上記第1留め付け部を係止させ、上記左右接合部以外の部分において、上記外壁板の上端部に上記第2留め付け部を係止させるように、上記留め付け部材を配設して上記構造躯体に固定して、
    次いで、上記第1留め付け部及び上記第2留め付け部に下端部を支承させると共に係止させるように、上方の上記外壁板を配設することを特徴とする外壁施工方法。
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