JP2006037255A - 下着 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】帯状部1、山形部2、胸骨側部3及び骨格支持帯4以外の胴部本体を構成する主要部5に分かれて、異なる組織で編まれており、袖口と裾にゴム編様の縁取り6が形成されているものとする。主要部5の編組織Zが縦の伸び率が横の伸び率の2倍以上であり、帯状部1と山形部2の編組織Xが縦より横の伸び率が大であり、しかもこの横の伸び率は、主要部5の横の伸び率と実質的に同一であること、胸骨側部3及び骨格支持帯4の編組織Yが縦の伸び率より横の伸び率が大で、この横の伸び率は、主要部5、胸骨側部3及び骨格支持帯4の横の伸び率より大であること.
【選択図】図1
Description
即ち、本発明の上衣は、胴部本体が
A)前見頃の襟ぐりの下方に沿って、両脇まで横方向に広がる幅2.5〜6cmの帯状部、
B)両脇下方に位置する幅7〜10cmで高さ9〜13cmの山形部、
C)前記帯状部の上方、前見頃の襟ぐりの両横に位置し、肩まで延びる上胸部、
D)後見頃両肩から前記山形部の上方に向けてクロス状に延びる幅2〜6cmのテープ状の骨格支持帯、
E)前記帯状部、山形部、胸骨側部及び骨格支持帯以外の胴部本体を構成する主要部、
に分かれて、異なる組織で編まれており、かつ
F)裾にゴム編様の縁取りが形成されていること、及び
前記主要部の編組織Zが縦の伸び率が横の伸び率の2倍以上であり、
前記帯状部と山形部の編組織Aが縦より横の伸び率が大であり、しかもこの横の伸び率は、前記主要部の横の伸び率と実質的に同一であること、
前記胸骨側部及び骨格支持帯の編組織Yが縦の伸び率より横の伸び率が大であり、この横の伸び率は、前記主要部、前記胸骨側部及び骨格支持帯の横の伸び率より大であること、並びにいずれの編組織もJIS L 1018 B法の弾性回復率が縦横共に80%以上であることを特徴とするものである。
前記腹部及び前記テープ状部が、上衣の帯状部及び山形部と実質的に同一の編組織Xからなり、
前記変形テープ状の側部及び前記後部中央が、上衣の前記胸骨側部及び骨格支持帯と実質的に同一の編組織Yからなり、
前記臀部部材が、他の部分より薄い編組織で縦横共に200%以上の伸び率を有するものであること、及び
前記縁取部がゴム編み状の組織からなることを特徴とするものである。
かかる本発明の下着は、全体に同素材からなる編地からなるものとすることにより、従来非常に困難であった骨盤部の集中補正をファッション性を損なわず達成し、テーピング理論を用いて構成した編地により、胸骨側面から肩、肩甲骨、背骨、骨盤上部までを一体補正する目的を達成するのである。
この例では、上衣は図1に示されるように、前見頃の襟ぐりの下方に沿って、両脇まで横方向に広がる幅2.5〜5cmの帯状部1と、両脇下方に位置する幅8.5cmで高12cmの山形部2を、弾性に富んだ密な編組織Xからなるものとし、前記帯状部1の上方、前見頃の襟ぐりの両横に位置し、肩まで延びる胸骨側部3と、後見頃両肩から前記山形部2の上方に向けてクロス状に延びる幅3.5cmのテープ状の骨格支持帯4を横方向に伸び易い編組織Y(リブ編)とし、前記帯状部1、山形部2、胸骨側部3及骨格支持帯4以外の胴部本体を構成する主要部5は、ブロック状の凹凸を有する縦方向に伸びやすい編組織Zとした。
前記腹部7及び前記テープ状部8が、上衣の帯状部1及び山形部2と実質的に同一の編組織Xからなり、
前記変形テープ状の側部9及び前記後部中央10が、上衣の前記胸骨側部3及び骨格支持帯4と実質的に同一の編組織Yからなり、
前記臀部部材が、他の部分より薄い編組織で縦横共に250%以上の伸び率を有するものとした。なお、腰部及び裾の縁取部14は、ゴム編組織となっている。
これら伸び率は及び伸長弾性率は共に、JIS L 1018 カットストリップ法−試験片幅2.5cm:つかみ間隔10cm:初荷重29mN:一定荷重4.90N−で測定した。
[表1]
編組織 (部位) 伸び率(%) 伸長弾性率(%)
. 縦 横 縦 横
X (上衣:帯状部1と山形部2) 90.6 107.1 98.9 95.8
. (下衣:腹部7とテープ状部8)
Y (上衣:胸骨側部3と骨格支持帯4) 102.7 146.1 90.3 94.9
. (下衣:側部9と後部中央10)
Z (上衣:主要部5) 245.5 107.4 85.2 96.8
. (下衣:主要部13)
筒状帯15 77.9 103 90.1 93.7
表裏に細かな凹凸を有するもの)とするのがよい。なお、この例では、筒状帯15は下衣装着時に常に一体して着用できるように、後部中央に逢着16されている。
2 山形部
3 胸骨側部
4 骨格支持帯
5 主要部
6 縁取り
7 腹部
8 テープ状部
9 側部
10 後部中央
11 臀部部材
12 襠部材
13 主要部
14 縁取り部
15 筒状帯
16 逢着
Claims (5)
- 全体に縦横共に伸縮性に富んだ編地からなる下着であって、上衣本体の胴部本体が異なる編組織を組み合わせて一体に構成されており、胴部本体が
A)前見頃の襟ぐりの下方に沿って、両脇まで横方向に広がる幅2.5〜6cmの帯状部、
B)両脇下方に位置する幅7〜10cmで高さ9〜13cmの山形部、
C)前記帯状部の上方、前見頃の襟ぐりの両横に位置し、肩まで延びる胸骨側部、
D)後見頃両肩から前記山形部の上方に向けてクロス状に延びる幅2〜6cmのテープ状の骨格支持帯、
E)前記帯状部、山形部、胸骨側部及骨格支持帯以外の胴部本体を構成する主要部5、
に分かれて、異なる組織で編まれており、かつ
F)裾にゴム編様の縁取りが形成されていること、及び
前記主要部の編組織が縦の伸び率が横の伸び率の2倍以上であり、
前記帯状部と山形部の編組織が縦より横の伸び率が大であり、しかもこの横の伸び率は、前記主要部の横の伸び率と実質的に同一であること、
前記胸骨側部及骨格支持帯の編組織が縦の伸び率より横の伸び率が大であり、この横の伸び率は、前記主要部、前記胸骨側部及骨格支持帯の横の伸び率より大であること、並びに
いずれの編組織もJIS L 1018 B法の弾性回復率が縦横共に80%以上であることを特徴とする矯正下着。 - 前記上衣に袖が取付けられており、この袖本体が、前記主要部と同一編組織からなり、かつ袖口にゴム編様の縁取りが形成されている請求項1の矯正下着。
- 前記下着の下衣が、パンツ型で、前面中央上方部に菱形の上端を切り欠いた形状の腹部、後面の臀部の下方を持ち上げるように位置する実質的に扁平W字型のテープ状部、前面両脇部から前記テープ状部の脇部上方に位置し臀部側面を覆う幅2〜6cmの変形テープ状の側部、後面中央上方部の臀部上方を覆う逆三角形状の後部中央−この後部中央の下端は前記テープ状部の中央と繋がっている−、後面両脇から臀部を覆う臀部部材、及び股部の襠部材、その他の下衣主要部、並びに下衣の腰と裾に位置する縁取部からなるものであり、
前記腹部及び前記テープ状部が、前記帯状部及び山形部と実質的に同一の編組織からなり、
前記側部及び前記後部中央が、前記胸骨側部及び骨格支持帯と実質的に同一の編組織からなり、
前記臀部部材が、他の部分より薄い編組織で縦横共に200%以上の伸び率を有するものであること、及び
前記縁取部がゴム編み状の組織からなることを特徴とする請求項1又は2の矯正下着。 - 前記下衣の腰部が弾性ある筒状帯で覆われるようになっている請求項3の矯正下着。
- 前記筒状帯が、前記下衣の後面中央で前記下衣に取付けられている請求項4の矯正下着。
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