JP2006037047A - シーリング材組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、シーリング材に求められる基本性能(作業性、機械的強度、特に引張特性等)を発揮し、かつ、硬化物の表面にざらつき感を有するシーリング材組成物を提供する。
【解決手段】変成シリコーン系重合体、ウレタン系重合体、ウレタン/エポキシ系重合体、ポリサルファイド系重合体およびシリコーン系重合体からなる群より選択される少なくとも1種の重合体と、コロイダル炭酸カルシウムと、平均粒径が65μm以上の炭酸カルシウムとを含有し、前記平均粒径が65μm以上の炭酸カルシウムの含有量が5〜20vol%である、シーリング材組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、シーリング材組成物に関する。
窯業系サイディング材は、防火性、施工性および外観の良さ等の点から、従来のモルタル仕上げに代わる外壁材として急速に普及している。特に、一戸建て住宅の外壁材としては、主流となってきている。
そして、近年重厚な外壁イメージを創り出すために、窯業系サイディング材の表面に細かな砂をまき、本物の石が持つざらつきのある質感を再現した外壁材(以下、便宜上「砂まき塗装外壁材」という。)や、石を張り巡らせたような外観のサイディング材(以下、便宜上「砂岩調塗装外壁材」という。)が使用されるようになってきている。
一方、外壁材の目地についてみると、従来より、いくつかの方法があるが、不定系シーリング材による防水工法が一般的であり、ウレタン系あるいは変成シリコーン系のシーリング材が主に使用されている。しかし、上述した砂まき塗装外壁材または砂岩調塗装外壁材を施工した場合、従来の不定系シーリング材を使用すると、いずれも施工表面が光沢を有し、かつ、平滑となるため、目地が浮きでたような仕上がりになるという問題がある。そこで、砂まき塗装または砂岩調塗装外壁材と調和するシーリング材の開発が求められている。
これに対して、上記サイディング材と一体感のある外観を有するシーリング材組成物を提供することを目的とした、シーリング材組成物中に平均粒径が100μ以上のバルーンを5〜25vol%含ませることを特徴とする、ざらつき感を有する砂まき塗装および/または砂岩調塗装の外壁材用シーリング材組成物が提案されている(特許文献1参照。)。
特許第3504457号公報
しかしながら、本発明者は、上記外壁材用シーリング材組成物について検討した結果、変成シリコーン系シーリング材組成物に、コーティングされていない無機バルーンを5vol%以上添加すると、機械的強度、特に引張特性が著しく低下することを知見した。なお、コーティングされていない無機バルーンとは、例えば、脂肪酸、樹脂酸、ウレタン化合物または脂肪酸エステル等の表面処理剤で処理されていない、シラスバルーンやセラミックバルーン等をいう。
そこで、本発明は、シーリング材に求められる基本性能(作業性、機械的強度、特に引張特性等)を発揮し、かつ、硬化物の表面にざらつき感を有するシーリング材組成物を提供することを目的とする。
本発明者は、鋭意検討した結果、変成シリコーン系重合体等の重合体を含む樹脂成分と、コロイダル炭酸カルシウムと、特定量の平均粒径が65μm以上の炭酸カルシウムとを含有することにより、シーリング材に求められる基本性能(作業性、機械的強度、特に引張特性等)を発揮し、かつ、硬化物の表面にざらつき感を有し、特に、砂まき塗装または砂岩調塗装外壁材の目地において、これらの外壁材と一体感のある外観を有するシーリング材として好適に用いられ得るシーリング材組成物となることを見出し、本発明を完成させた。
即ち、本発明は、以下の(1)〜(4)を提供する。
(1)変成シリコーン系重合体、ウレタン系重合体、ウレタン/エポキシ系重合体、ポリサルファイド系重合体およびシリコーン系重合体からなる群より選択される少なくとも1種の重合体と、
コロイダル炭酸カルシウムと、
平均粒径が65μm以上の炭酸カルシウムと
を含有し、
前記平均粒径が65μm以上の炭酸カルシウムの含有量が5〜20vol%である、シーリング材組成物。
(2)前記重合体が、変成シリコーン系重合体である上記(1)に記載のシーリング材組成物。
(3)前記平均粒径が65μm以上の炭酸カルシウムの平均粒径が350μm以下である上記(1)または(2)に記載のシーリング材組成物。
(4)更に、平均粒径が80μm以上のバルーンを0.1〜4vol%含有する上記(1)〜(3)のいずれかに記載のシーリング材組成物。
本発明のシーリング材組成物は、シーリング材に求められる基本性能(作業性、機械的強度、特に引張特性等)を発揮し、かつ、硬化物の表面にざらつき感を有する。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明のシーリング材組成物(以下、「本発明の組成物」ともいう。)は、変成シリコーン系重合体、ウレタン系重合体、ウレタン/エポキシ系重合体、ポリサルファイド系重合体およびシリコーン系重合体からなる群より選択される少なくとも1種の重合体と、コロイダル炭酸カルシウムと、平均粒径が65μm以上の炭酸カルシウムとを含有し、上記平均粒径が65μm以上の炭酸カルシウムの含有量が5〜20vol%である、シーリング材組成物である。
<樹脂成分>
本発明の組成物は、樹脂成分として変成シリコーン系重合体、ウレタン系重合体、ウレタン/エポキシ系重合体、ポリサルファイド系重合体およびシリコーン系重合体からなる群より選択される少なくとも1種の重合体を含有する。中でも、本発明の組成物を外壁材の目地に用いた場合、この外壁材の収縮による目地の拡張に対して応力緩和性を有するという点から、変成シリコーン系重合体が好適に用いられる。
上記変成シリコーン系重合体としては、特に限定されず、具体的には、シリコーン変成ポリオキシアルキレン、シリコーン変成アクリル系重合体、シリコーン変成ポリイソブチレン重合体等が挙げられる。特に、主鎖がアルキレンオキシド単量体単位を含み、加水分解性ケイ素含有基を1分子あたり少なくとも1個有する重合体(以下、「重合体(A)」という。)、加水分解性ケイ素含有基を1分子あたり少なくとも1個有するアクリル系重合体(以下、「重合体(B)」という。)および加水分解性ケイ素含有基を1分子あたり少なくとも1個有するポリイソブチレン重合体(以下、「重合体(C)」という。)が好ましい。これらは単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
重合体(A)の主鎖は、アルキレンオキシド単量体単位を含むものであれば特に限定されないが、この単量体単位の割合が50質量%を超えるのが好ましく、70質量%以上であるのがより好ましい。
重合体(A)に含まれるアルキレンオキシド単量体単位としては、例えば、−CH2CH2O−、−CH2CH(CH3)O−、−CH2CH(C25)O−、−CH(CH3)CH2O−、−CH(C25)CH2O−、−CH2CH2CH2O−または−CH2CH2CH2CH2O−で表される繰り返し単位を有するもの等が挙げられる。
重合体(A)の主鎖は、これらの繰り返し単位の1種のみからなっていてもよく、2種以上からなっていてもよい。
加水分解性ケイ素含有基は、ケイ素原子に結合した1〜3個のヒドロキシ基および/または加水分解性基を有し、湿気や架橋剤の存在下、必要に応じて触媒等を使用することにより縮合反応を起こしてシロキサン結合を形成することにより架橋しうるケイ素含有基である。例えば、アルコキシシリル基、アルケニルオキシシリル基、アシロキシシリル基、アミノシリル基、アミノオキシシリル基、オキシムシリル基、アミドシリル基が挙げられる。具体的には、下記式で例示される、アルコキシシリル基、アルケニルオキシシリル基、アシロキシシリル基、アミノシリル基、アミノオキシシリル基、オキシムシリル基、アミドシリル基等が好適に用いられる。
Figure 2006037047
中でも、取扱いが容易である点で、アルコキシシリル基が好ましい。
アルコキシシリル基のケイ素原子に結合するアルコキシ基は、特に限定されないが、原料の入手が容易なことからメトキシ基、エトキシ基またはプロポキシ基が好適に挙げられる。
アルコキシシリル基のケイ素原子に結合するアルコキシ基以外の基は、特に限定されず、例えば、水素原子またはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基等の炭素原子数が20以下である、アルキル基、アルケニル基もしくはアリールアルキル基が好適に挙げられる。
重合体(A)が有する加水分解性ケイ素含有基の数は、1分子あたり少なくとも1個である。また、加水分解性ケイ素含有基の結合位置は、主鎖の末端であるのが好ましく、主鎖の末端のみであるのがより好ましい。また、主鎖の両末端にそれぞれ加水分解性ケイ素含有基を有するのが、接着性、耐候性の点から好ましい。
このような重合体(A)としては、公知のものを用いることができる。具体的には、例えば、MSポリマー(S810、S203、S303、いずれも鐘淵化学工業(株)製)が挙げられる。
上記加水分解性ケイ素含有基を1分子あたり少なくとも1個有するアクリル系重合体(重合体(B))としては、例えば、特開2003−105192号に記載されたものを用いることができる。その製法としては、ラジカル共重合法、リビング重合法が使用できるがこれに限定されるものではない。この重合体(B)は、単量体を通常の溶液重合法や塊重合法等により重合させることにより得られる。
一般的なラジカル重合法としては、特開昭59−168014号、特開昭54−123192号、特開昭63−112642号等に記載の方法が例示される。
リビング重合法としては、特開平11−080249号、特開平11−005815号、特開平11−116617号、特開平11−080571号、特開平11−080570号、特開平11−130931号、特開平11−116763号、特開平9−272714号、特開平9−272715号等に記載の方法が例示される。
重合体(B)に用いられる(メタ)アクリル酸エステル単量体は、下記一般式(1)で示される単量体が好ましい。
CH2=C(R1)COOR2 (1)
式中、R1は水素原子またはメチル基、R2は置換または非置換の1価の炭化水素基を示す。
上記一般式(1)中のR2としては、たとえばメチル基、エチル基、プロピル基、n−ブチル基、t−ブチル基、2−エチルヘキシル基等の炭素数1〜8のアルキル基;ラウリル基、トリデジル基、セチル基、ステアリル基、炭素数22のアルキル基、ベヘニル基等の炭素数10以上のアルキル基;グリシジル基、アミノエチル基、ジエチルアミノエチル基等の置換炭化水素基が挙げられる。これらの中でも、メチル基やn−ブチル基、2−エチルヘキシル基、ステアリル基を有する(メタ)アクリル酸エステル単量体が好ましい。
これらは単独で用いてもよく、2種以上混合して用いてもよい。
2種以上の(メタ)アクリル酸エステル単量体の混合例としては、炭素数1〜8のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体と炭素数10以上のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体との組み合わせが、加水分解性ケイ素含有基を含有する重合体(A)との混合物の透明性の点から好ましい。
また、炭素数1〜6のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体と炭素数8〜10のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体との組み合わせが、(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体の取り扱いやすさおよび重合体(A)との相溶性の点から好ましい。
また別の組み合わせとして、炭素数1〜2のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体と炭素数4以上のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体との組み合わせが、経済性の点から好ましい。
重合体(B)中には(メタ)アクリル酸エステル単量体以外の単量体に起因する単位が含まれていてもよいが、本アクリル系重合体(B)中の(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体に起因する単位の量は50質量%以上、さらには70質量%以上が好ましい。
(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体以外の単量体としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸等のカルボン酸基含有単量体;アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミド等のアミド基、グリシジルアクリレ−ト、グリシジルメタクリレ−ト等のエポキシ基、ジエチルアミノエチルアクリレ−ト、ジエチルアミノエチルメタクリレ−ト、アミノエチルビニルエ−テル等のアミノ基を含む単量体;その他、アクリロニトリル、イミノールメタクリレート、スチレン、α−メチルスチレン、アルキルビニルエーテル、塩化ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、エチレン等の単量体が挙げられる。
重合体(B)は、数平均分子量で500〜100,000のものが取扱いの容易さの点から好ましい。
重合体(B)の加水分解性ケイ素含有基は上述したものと同様のものを用いることができる。
重合体(B)中の加水分解性ケイ素含有基の個数は、充分な硬化性を得る点から、平均1個以上が好ましく、より好ましくは1.1個以上、更に好ましくは1.5個以上であり、また見掛け上、加水分解性ケイ素含有基1個あたりの数平均分子量が300〜4000になるように存在することが好ましい。
重合体(B)に加水分解性ケイ素含有基を導入する方法としては種々のものがあるが、例えば、(イ)重合性不飽和結合と反応性シリコーン官能基を有する化合物とを、他の単量体に添加して共重合する方法、(ロ)重合性不飽和結合および反応性官能基を有する化合物(例えばアクリル酸)を他の単量体に添加して共重合させ、その後生成した共重合体を反応性ケイ素基と、反応性官能基と反応しうる官能基とを有する化合物(例えば、イソシアネート基と−Si(OCH33基を有する化合物)と反応させる方法等があげられる。
このような重合体(B)としては、公知のものを用いることができる。具体的には、例えば、MSポリマー(S911、S943、いずれも鐘淵化学工業(株)製)が挙げられる。
加水分解性ケイ素含有基を1分子あたり少なくとも1個有するポリイソブチレン重合体(重合体(C))の製法および組成物は、特開2003−105192号、特開昭63−6041号、特開昭63−6003号、特開昭63−205304号、特開平1−38407号、特公平4−69659号、特公平7−53768号等に例示されている。一般的には、低温度で開始剤の存在下でリビング重合にてイソブチレン単量体を付加させて重合体を得た後、末端基と反応性を有する加水分解性ケイ素含有基を有する化合物との反応で1分子中に少なくとも1個の加水分解性ケイ素含有基を含有させることができる。加水分解性ケイ素含有基の導入法は重合体(A)および重合体(B)と同様な方法で導入が可能であるが、末端ビニル基にヒドロシラン化合物を付加させる方法が最も一般的である。
このような重合体(C)としては、公知のものを用いることができる。具体的には、例えば、EPION EP505S(鐘淵化学工業(株)製)等が挙げられる。
上記ウレタン系重合体としては、特に限定されず、具体的には、ポリオール化合物と過剰のポリイソシアネート化合物(即ち、ヒドロキシ基に対して過剰のイソシアネート基)との反応生成物であるウレタンプレポリマーであって、一般に、0.5〜10質量%のイソシアネート基を含有するものが好適に挙げられる。
本発明に用いられるウレタンプレポリマーは、活性イソシアネート基、即ち、ブロックされていないイソシアネート基を分子内に有するウレタンプレポリマーである。なお、本発明の効果を損なわない範囲であれば、一部のイソシアネート基がブロックされていてもよい。ブロックされたイソシアネート基を有しない場合には、湿気硬化させたときと加熱硬化させたときの物性の差が少ない。
ウレタンプレポリマーに用いられるポリオール化合物は、炭化水素の複数個の水素をヒドロキシ基で置換したアルコール類である。例えば、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドおよびテトラヒドロフラン等のアルキレンオキサイドの少なくとも1種を、分子中に活性水素を2個以上有する活性水素含有化合物に付加重合させた生成物が挙げられる。
分子中に活性水素を2個以上有する活性水素含有化合物としては、例えば、多価アルコール類、アミン類、アルカノールアミン類および多価フェノール類が挙げられる。
具体的には、多価アルコール類としては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ジエチレングリコール、グリセリン、ヘキサントリオール、トリメチロールプロパンおよびペンタエリスリトール等が挙げられる。
アミン類としては、例えば、エチレンジアミンおよびヘキサメチレンジアミン等が挙げられる。
アルカノールアミン類としては、例えば、エタノールアミンおよびプロパノールアミン等が挙げられる。
多価フェノール類としては、例えば、レゾルシンおよびビスフェノール類等が挙げられる。
ポリオール化合物としては、具体的には、ポリテトラメチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシブチレングリコール等のポリエーテル系ポリオール;ポリブタジエンポリオール、ポリイソプレンポリオール等のポリオレフィン系ポリオール;アジペート系ポリオール;ラクトン系ポリオール;ヒマシ油等のポリエステル系ポリオールが好適に挙げられる。
これらは単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
ポリオール化合物は、重量平均分子量が500〜10000程度であるのが好ましく、2000〜6000程度であるのがより好ましい。
ウレタンプレポリマーに用いられるポリイソシアネート化合物としては、通常のポリウレタン樹脂の製造に用いられる種々のものを用いることができる。具体的には、例えば、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート等のTDI;ジフェニルメタン−4,4′−ジイソシアネート等のMDI;テトラメチルキシリレンジイソシアネート(TMXDI)、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート(TMHMDI)、1,5−ナフタレンジイソシアネート、エチレンジイソシアネート、プロピレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、キシリレンジイソシアネート(XDI)、トリフェニルメタントリイソシアネート、ノルボルナン骨格を有するジイソシアネート(NBDI)、および、これらの変成品等が挙げられる。
これらは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
これらのポリイソシアネート化合物の中でも、MDI、TDI、IPDI、TMXDI、HDI、XDIおよびNBDIが好ましい。これらのポリイソシアネート化合物は汎用であるので、安価かつ入手が容易である。より好ましくは、MDIおよびTDIである。これらのポリイソシアネートを用いて合成されたウレタンプレポリマーは、活性水素含有化合物と穏やかに反応するため、本発明の組成物としたときに、特に取り扱いが容易である。
上記ウレタンプレポリマーの製造時におけるポリオール化合物とポリイソシアネート化合物とを混合する割合は、ポリオール化合物のヒドロキシ基の数に対するポリイソシアネート化合物のイソシアネート基の数の比(NCO/OH)が、1.0以上であるのが好ましく、1.5〜2.0であるのがより好ましい。
本発明に用いられるウレタンプレポリマーの製造は、通常のウレタンプレポリマーと同様に、所定量比の両化合物を混合し、通常、60〜100℃で、常圧下で、加熱撹拌することによって行うことができる。
本発明に用いられるウレタン/エポキシ系重合体としては、上述したウレタン系重合体と、下記のエポキシ系重合体とのブレンドまたは共重合体が挙げられる。
ウレタン系重合体とエポキシ系重合体のブレンドにおいて、上記ウレタン系重合体と上記エポキシ系重合体の質量比は、99/1〜50/50が好ましい。この範囲であると、得られる組成物の硬化物が適度な柔軟性を有し、シーリング材として好適な引張特性を有する。これらの特性により優れる点から、上記ウレタン系重合体と上記エポキシ系重合体の質量比は、97/3〜60/40がより好ましい。
ウレタン系重合体とエポキシ系重合体との共重合体は、例えば、上記ウレタンプレポリマーと下記エポキシ系重合体とを分子中に活性水素を2個以上有する活性水素含有化合物を用いて共重合させたものが挙げられる。この共重合体におけるウレタン系重合体とエポキシ系重合体の質量比は、ブレンドの場合と同程度である。
この共重合体の重量平均分子量は、粘度が高くなり過ぎず、接着性に優れる点から3000〜50000が好ましく、5000〜30000がより好ましい。
上記ウレタン/エポキシ系重合体に用いられるエポキシ系重合体としては、特に限定されず、例えば、ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールS、ヘキサヒドロビスフェノールA、テトラメチルビスフェノールA、ピロカテコール、レソルシノール、クレゾールノボラック、テトラブロモビスフェノールA、トリヒドロキシビフェニル、ビスレソルシノール、ビスフェノールヘキサフルオロアセトン、テトラメチルビスフェノールF、ビキシレノール等の多価フェノールとエピクロルヒドリンとの反応によって得られるグリシジルエーテル型;グリセリン、ネオペンチルグリール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等の脂肪族多価アルコールとエピクロルヒドリンとの反応によって得られるポリグリシジルエーテル型;p−オキシ安息香酸、β−オキシナフトエ酸等のヒドロキシカルボン酸とエピクロルヒドリンとの反応によって得られるグリシジルエーテルエステル型;フタル酸、メチルフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、テトラハイドロフタル酸、ヘキサハイドロフタル酸、エンドメチレンテトラハイドロフタル酸、エンドメチレンヘキサハイドロフタル酸、トリメリット酸、重合脂肪酸等のポリカルボン酸から誘導されるポリグリシジルエステル型;アミノフェノール、アミノアルキルフェノール等から誘導されるグリシジルアミノグリシジルエーテル型;アミノ安息香酸から誘導されるグリシジルアミノグリシジルエステル型;アニリン、トルイジン、トリブロムアニリン、キシリレンジアミン、ジアミノシクロヘキサン、ビスアミノメチルシクロヘキサン、4,4′−ジアミノジフェニルメタン、4,4′−ジアミノジフェニルスルホン等から誘導されるグリシジルアミン型;さらにエポキシ化ポリオレフィン、グリシジルヒダントイン、グリシジルアルキルヒダントイン、トリグリシジルシアヌレート等;ブチルグリシジルエーテル、フェニルグリシジルエーテル、アルキルフェニルグリシジルエーテル、安息香酸グリシジルエステル、スチレンオキサイド等のモノエポキシ化合物等が挙げられ、これらの1種または2種以上の混合物を用いることができる。
これらの中でも、ビスフェノールA型、ビスフェノールF型、グリシジルアミン型エポキシ樹脂が、入手の容易さおよび硬化物の性質(性能)のバランスが良好であることから好ましい。
また、上記エポキシ系重合体は、そのエポキシ当量が80〜1000であるのが低粘度に起因する良好な作業性と、硬化物の耐熱性が良好である点で好ましく、80〜700であるのがより好ましい。
上記エポキシ系重合体は市販品を用いてもよく製造してもよい。製造条件は特に限定されず、通常用いられる条件で行うことができる。
本発明に用いられるポリサルファイド系重合体としては、ポリスルフィド結合により主鎖結合を形成し、末端にメルカプト基を有する重合体からなる樹脂のことである。
上記ポリサルファイド系重合体の分子量は、1000〜8000が好ましい。
このようなポリサルファイド系重合体としては、東レ・ファインケミカル(株)製のLPシリーズ等を用いることができる。
本発明に用いられるシリコーン系重合体としては、特に限定されないが、具体的には、例えば、ポリジメチルシリコーン、メチルビニルシリコーン、メチルフェニルシリコーン、フルオロシリコーン等が挙げられる。中でも、ポリジメチルシリコーンが好ましい。また、低温特性に優れるものとしてはメチルフェニルシリコーンを好適に使用できる。
上記シリコーン系重合体の分子量は6000〜30000が好ましい。
<コロイダル炭酸カルシウム>
コロイダル炭酸カルシウムは、増量剤として、また揺変性を付与する目的で用いられる。本発明に用いられるコロイダル炭酸カルシウムとしては、公知のものを特に制限なく使用できる。
上記コロイダル炭酸カルシウムの平均粒径は、用いられる樹脂成分により適宜選択されるが、一般的には、0.04〜0.15μmが好ましい。平均粒径がこの範囲であると、揺変性を付与する効果に優れる。
このようなコロイダル炭酸カルシウムとしては、例えば、カルファイン200(丸尾カルシウム(株)製)、ネオライトSP(竹原化学工業(株)製)、白艶華CCR(白石工業(株)製)等が挙げられる。
コロイダル炭酸カルシウムの含有量は、本発明の効果を損なわない範囲であれば特に限定されないが、上記樹脂成分100質量部に対して20〜200質量部であることが、適度な揺変性を付与できる点から好ましい。
<第2の炭酸カルシウム>
本発明に用いられる平均粒径が65μm以上である炭酸カルシウム(以下、便宜上「第2の炭酸カルシウム」ともいう。)は、上述したコロイダル炭酸カルシウムや、シーリング材組成物に通常用いられる軽質炭酸カルシウムまたは重質炭酸カルシウムよりも平均粒径が極めて大きい炭酸カルシウムであり、本発明の組成物の硬化物にざらつき感を付与する。上記第2の炭酸カルシウムは、平均粒径が65μm以上のものであれば特に限定されず、脂肪酸、樹脂酸、ウレタン化合物または脂肪酸エステル等の表面処理剤で処理されているものであってもよく、未処理のものであってもよい。
また、平均粒径が65μm以上の炭酸カルシウムであれば、1種の炭酸カルシウムを使用しても、複数種類の炭酸カルシウムを混合して使用してもよい。
上述したように、本発明者は、変成シリコーン系シーリング材組成物中にコーティングされていない無機バルーンを5vol%以上添加した場合は、機械的強度、特に破断強度および破断伸びが低下するという事実を知見した。この問題は、コーティングされていない無機バルーンはシーリング材組成物中で他の成分と会合したりすることがなく比較的不安定に存在していることに起因すると考えられる。一方、本発明の組成物は、平均粒径が65μm以上である炭酸カルシウム(第2の炭酸カルシウム)を含有するが、充填材として含有されるコロイダル炭酸カルシウムとの相性が良いので、機械的強度を低下させることなく、ざらつき感を付与することができる。更に、上記第2の炭酸カルシウムは、通常、凹凸のある形状であるため、ざらつき感を付与する効果がバルーンに比べて大きくなるという利点を有する。
上記第2の炭酸カルシウムの平均粒径は、本発明の組成物の用途に応じて適宜調整できる。例えば、本発明の組成物が砂まき塗装外壁材または砂岩調塗装外壁材用シーリング材組成物として用いられるときは、その外壁材と一体感を有する外観(ざらつき感)になるような平均粒径の炭酸カルシウムを選択すればよい。
なお、本明細書において「砂まき塗装または砂岩調塗装外壁材」とは、サイディング材表面を加工してざらつき感を付与したり、凹凸を設けた外壁材を意味する。具体的には、表面に細かな砂をまき、本物の石が持つざらつきのある質感を再現した外壁材、石を張り巡らせたような外観の外壁材、表面に着色骨材を装布し質感を高めた外壁材等が挙げられる。このような外壁材としては、例えば、ニチハ(株)製のSY78、SY79、SY70、SY76、旭硝子(株)製のAG−WALL12Rワイド・まとい、クボタ松下電工外装(株)製ネオロック・セラ18極石柄、さらら柄、深石柄、石積みライン柄等が挙げられる。
第2の炭酸カルシウムの平均粒径が65μm以上であると、目視で本発明の組成物の硬化物表面にざらつき感を認識でき、砂まき塗装外壁材または砂岩調塗装外壁材用シーリング材組成物として好適に用いられ得る組成物を提供できる。平均粒径が135μm以上であると、より一層ざらつき感が付与されるので、表面の凹凸が比較的大きい外壁材用シーリング材組成物にも用いることができる点から好ましい。この特性により優れる点から、平均粒径が260μm以上であることが更に好ましい。
第2の炭酸カルシウムの平均粒径の大きさは、本発明の組成物の効果を損なわない範囲であれば特に限定されないが、好ましくは350μm以下である。この範囲であれば、市販の炭酸カルシウムを用いることができるので入手が容易である。また、硬化物の機械的強度の低下が起きず、表面の凹凸が比較的大きい外壁材用シーリング材組成物にも用いることができる。平均粒径が100μm未満である場合は、ざらつき感が比較的少なくなるので、表面の凹凸が比較的小さい外壁材用シーリング材組成物に好適に用いることができる。
上記第2の炭酸カルシウムは、市販品を用いることができる。具体的には、例えば、NSK−1、NA−1、KC−N(いずれも、(株)ニッチツ製)等が挙げられる。
上記第2の炭酸カルシウムの含有量(体積濃度)は、本発明の組成物の全体積に対して5〜20vol%である。この範囲であれば、硬化物の表面がざらつき感を有し、組成物の粘度が高くなり過ぎることがない。なお、本明細書において第2の炭酸カルシウムの体積濃度(vol%)は、下記式で表される。
体積濃度(vol%)=(第2の炭酸カルシウムの体積/本発明の組成物の全体積)×100
<バルーン>
本発明の組成物は、更に、平均粒径が80μm以上のバルーンを0.1〜4vol%含有するのが好ましい態様の1つである。
上記バルーンを含有することにより、ざらつき感を維持したまま、第2の炭酸カルシウムの添加量を抑えることができる。更に、上記バルーンは第2の炭酸カルシウムより比重が軽いので組成物を軽量化することができる。また、軽量化された分、コロイダル炭酸カルシウムを多く添加することにより、揺変性に優れた組成物とすることもできる。
本発明の組成物に用いられるバルーンは、球形で内部が中空のものである。このバルーンの材料としては、ガラス、シラス、シリカ等の無機系の材料、およびフェノール樹脂、尿素樹脂、ポリスチレン、サラン等の有機系の材料が挙げられるが、これらのみに限定されるものではなく、無機系の材料と有機系の材料とを複合させたり、また、積層して複数層を形成させてもよい。また、脂肪酸、樹脂酸、ウレタン化合物または脂肪酸エステル等の表面処理剤で処理されているものでもよい。
平均粒径が80μm以上であれば、1種のバルーンを使用しても、複数種類のバルーンを混合して使用してもよい。
上記バルーンの平均粒径が80μm以上であると、ざらつき感を付与することができる。上記バルーンの平均粒径の大きさは、本発明の組成物の効果を損なわない範囲であれば特に限定されないが、好ましくは350μm以下である。この範囲であれば、市販されているので入手が容易である。また、硬化物の機械的強度の低下が起きず、表面の凹凸が比較的大きい外壁材用シーリング材組成物にも用いることができる。平均粒径が100μm未満である場合は、ざらつき感が比較的少なくなるので、表面の凹凸が比較的小さい外壁材用シーリング材組成物に好適に用いることができ、軽量化という点でも好適である。
上記バルーンの含有量(体積濃度)は、本発明の組成物の全体積に対して0.1〜4vol%である。この範囲であれば、ざらつき感を維持したまま、第2の炭酸カルシウムの添加量を抑えることができる。また、コーティングされていない無機バルーンを変成シリコーン系重合体に用いた場合でも機械的強度の低下が起きることがない。
本明細書においてバルーンの体積濃度(vol%)は、下記式で表される。
体積濃度(vol%)=(バルーンの体積/本発明の組成物の全体積)×100
<硬化剤>
本発明の組成物は、所望により、硬化剤を含有することができる。硬化剤は、用いられる重合体に応じて適宜選択することができる。
ウレタン系重合体の硬化剤としては、特に限定されないが、例えば、分子中に活性水素を2個以上有する活性水素含有化合物が挙げられる。分子中に活性水素を2個以上有する活性水素含有化合物としては、例えば、多価アルコール類、アミン類、アルカノールアミン類、多価フェノール類等が挙げられる。具体的には、例えば、多価アルコール類としては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ジエチレングリコール、グリセリン、ヘキサントリオール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等が挙げられる。アミン類としては、例えば、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン等が挙げられる。アルカノールアミン類としては、例えば、エタノールアミン、プロパノールアミン等が挙げられる。多価フェノール類としては、例えば、レゾルシン、ビスフェノール類等が挙げられる。
これらは単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。また、ケチミン等の潜在性硬化剤を用いて1液型シーリング材組成物とすることもできる。
ウレタン/エポキシ系重合体の硬化剤としては、特に限定されないが、例えば、分子中に活性水素を2個以上有する活性水素含有化合物が挙げられる。その具体例は上述したものと同様である。
ポリサルファイド系重合体の硬化剤としては、特に限定されないが、具体的には、例えば、二酸化鉛、二酸化マンガン、過酸化カルシウム、過酸化亜鉛等の過酸化物、過ホウ酸ソーダ、パラキノンジオキシム、ジニトロベンゼンおよびポリイソシアネート化合物等が挙げられる。ポリイソシアネート化合物は、上記ウレタン系重合体に用いられるものと同様であり、ウレタンプレポリマーを用いてもよい。
変性シリコーン系重合体およびシリコーン系重合体の硬化剤としては、特に限定されないが、具体的には、例えば、アセトキシシラン、ケトキシムシラン、アルコキシシラン、アミノシラン、アシドシラン、アミノキシシラン等のシラン類が好適に挙げられる。
<硬化触媒>
本発明の組成物は、必要に応じて硬化触媒を含有することができる。
変成シリコーン系重合体の硬化触媒としては、特に限定されず、例えば、オクタン酸亜鉛、オクタン酸鉄、オクタン酸マンガン、オクタン酸スズ、ナフテン酸亜鉛、ナフテン酸鉄、ブタン酸スズ、カプリル酸スズ、オレイン酸スズ等のカルボン酸金属塩;ジブチルスズジアセテート、ジブチルスズジオクトエート、ジブチルスズジラウレート、ジブチルスズジオレエート、ジオクチルスズジラウレート、ジフェニルスズジアセテート、酸化ジブチルスズ、酸化ジブチルスズとフタル酸エステルとの反応生成物、ジブチルスズジメトキシド、ジブチルスズ(トリエトキシシロキシ)、ジブチルスズシリケート等の有機スズ化合物;ジブチルスズジアセチルアセトナート等のスズキレート化合物;テトラエトキシチタン、テトラプロポキシチタン、テトラブトキシチタン、テトラ−2−エチルヘキシルオキシチタン、テトライソプロペニルオキシチタン等のチタン酸エステル;ジイソプロポキシチタンビス(アセチルアセトナート)、ジイソプロポキシチタンビス(エチルアセトアセテート)、1,3−プロパンジオキシチタンビス(アセチルアセトナート)、1,3−プロパンジオキシチタンビス(エチルアセトアセテート)、チタントリス(アセチルアセトナート)等のチタンキレート化合物;テトライソプロポキシジルコニウム、テトラブトキシジルコニウム、トリブトキシジルコニウムステアレート等のジルコニウムアルコキシド;ジルコニウムテトラ(アセチルアセトナート)等のジルコニウムキレート化合物;トリエトキシアルミニウム、トリプロポキシアルミニウム、トリブトキシアルミニウム等のアルミニウムアルコキシド;ジイソプロポキシアルミニウム(エチルアセトアセテート)、アルミニウムトリス(アセチルアセトナート)、アルミニウムトリス(エチルアセトアセテート)等のアルミニウムキレート化合物;ブチルアミン、ヘキシルアミン、オクチルアミン、ドデシルアミン、オレイルアミン、シクロヘキシルアミン、ベンジルアミン等の第一級アミン;ジブチルアミン等の第二級アミン;ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、グアニジン、ジフェニルグアニジン、キシリレンジアミン等のポリアミン;トリエチレンジアミン、モルホリン、N−メチルモルホリン、2−エチル−4−メチルイミダゾール、1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕−7−ウンデセン等の環状アミン;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアミノアルコール化合物;2,4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール等のアミノフェノール化合物等のアミン化合物およびそのカルボン酸塩;ベンジルトリエチルアンモニウムアセタート等の第四級アンモニウム塩;過剰のポリアミンと多塩基酸とから得られる低分子量アミド樹脂;過剰のポリアミンとエポキシ化合物との反応生成物等が挙げられる。
これらは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
これらの中でも、保存中および作業中に揮発しにくいことから、金属化合物が好ましく、中でも微量の配合で優れた触媒能が得られることから、有機スズ化合物、スズキレート化合物およびチタン酸エステルが好ましい。
硬化触媒の含有量は、上記変成シリコーン系重合体100質量部に対して、0.1〜10質量部が好ましい。硬化触媒の含有量がこの範囲であると、硬化触媒の作用を十分に発揮でき、他の成分との相溶性に関しても問題がなく、硬化時に局所的な発熱や発泡が生じることもない。
本発明の組成物が、1液型の湿気硬化性組成物である場合には、硬化触媒は含有されてもされなくてもよい。換言すれば、目的とする硬化特性に応じて選択される。
本発明の組成物が、2液型の反応硬化性組成物である場合には、組成物に含有される変成シリコーン系重合体と、硬化触媒とを別個の液として含有するのが好ましい。
ウレタン系重合体の硬化触媒としては、特に限定されないが、具体的には、例えば、ジメチルスズジラウレート、ジブチルスズジラウレート、ジブチルスズマレエート、ジブチルスズジアセテート、オクチル酸スズ、ナフテン酸スズ等のスズカルボン酸塩類、テトラブチルチタネート、テトラプロピルチタネート等のチタン酸エステル類、アルミニウムトリスアセチルアセトナート、アルミニウムトリスエチルアセトアセテート、ジイソプロポキシアルミニウムエチルアセトアセテート等の有機アルミニウム化合物類、ジルコニウムテトラアセチルアセトナート、チタンテトラアセチルアセトナート等のキレート化合物類、オクタン酸鉛、オクタン酸ビスマス等のオクタン酸金属塩等の金属触媒が挙げられる。
このほかに、ブチルアミン、オクチルアミン、ジブチルアミン、トリエチルアミン、N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン等のモノアミン類、N,N,N′,N′−テトラメチルエチレンジアミン、N,N,N′,N′−テトラメチルプロパン−1,3−ジアミン、N,N,N′,N′−テトラメチルヘキサン−1,6−ジアミン等のジアミン類、N,N,N′,N″,N″−ペンタメチルジエチレントリアミン、N,N,N′,N″,N″−ペンタメチルジプロピレントリアミン等のトリアミン類、N−メチルモルホリン、N,N′−ジメチルピペラジン、N−メチル−N′−(2−ジメチルアミノ)−エチルピペラジン等の環状アミン類、ジメチルアミノエタノール、ジメチルアミノエトキシエタノール、N,N,N′−トリメチルアミノエチルエタノールアミン等のアルコールアミン類、ビス(2−ジメチルアミノエチル)エーテル、エチレングリコールビス(3−ジメチル)アミノプロピルエーテル等のエーテルアミン類等のアミン系触媒、またはこれらの塩化合物も挙げられる。
このような硬化触媒の中でも、スズカルボン酸塩類、チタン酸エステル類等の金属触媒が好ましい。金属触媒は、少量を配合することで十分な触媒効果が得られるからである。
硬化触媒の含有量は、上記ウレタン系重合体100質量部に対して、0.01〜5質量部が好ましい。
ウレタン/エポキシ系重合体の硬化触媒としては、特に限定されないが、具体的には、上述したウレタン系重合体の硬化触媒と同じものを使用できる。
硬化触媒の含有量は、上記ウレタン系重合体100質量部に対して、0.01〜5質量部が好ましい。
ポリサルファイド系重合体の硬化触媒としては、特に限定されないが、具体的には、例えば、HCl、H2SO4 、H2PO4、HBr、HNO3等のプロトン酸、ZnCl2、SnCl4等のルイス酸、有機スズ化合物およびリン酸エステル類等が挙げられる。中でも、取り扱い性に優れる点から、酸性リン酸エステルが好適に用いられる。
硬化触媒の含有量は、上記ポリサルファイド系重合体100質量部に対して、0.01〜10質量部が好ましい。
シリコーン系重合体の硬化触媒としては、特に限定されないが、具体的には、上述した変成シリコーン系重合体の硬化触媒と同じものを使用できる。
硬化触媒の含有量は、上記シリコーン系重合体100質量部に対して、0.01〜10質量部が好ましい。
<添加剤>
本発明の組成物は、上記の各成分以外に、本発明の目的を損なわない範囲で、充填剤、可塑剤、酸化防止剤、老化防止剤、顔料、チクソトロピー性付与剤、接着性付与剤、難燃剤、染料、帯電防止剤、分散剤、溶剤等の各種添加剤を含有することができる。
充填剤としては、各種形状の有機または無機の充填剤が挙げられる。具体的には、例えば、ヒュームドシリカ、焼成シリカ、沈降シリカ、粉砕シリカ、溶融シリカ;ケイソウ土;酸化鉄、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化バリウム、酸化マグレシウム;上述した炭酸カルシウム以外の炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸亜鉛;ろう石クレー、カオリンクレー、焼成クレー;カーボンブラック;これらの脂肪酸処理物、樹脂酸処理物、ウレタン化合物処理物、脂肪酸エステル処理物が挙げられる。充填剤の含有量は、硬化物の物性の点で、上記樹脂成分100質量部に対して1〜300質量部であるのが好ましい。
上述した炭酸カルシウム以外の炭酸カルシウムとしては、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム等が挙げられる。これらの炭酸カルシウムは、脂肪酸、樹脂酸、ウレタン化合物または脂肪酸エステル等により表面処理されていてもよく、未処理のものでもよい。具体的には、例えば、スーパーS(丸尾カルシウム(株)製)、NS#100(日東粉化工業(株)製)、ライトンA−4(備北粉化工業(株)製)等が挙げられる。
可塑剤としては、具体的には、例えば、ジオクチルフタレート(DOP)、ジイソノニルフタレート(DINP)、ジブチルフタレート(DBP)、ジヘプチルフタレート、ジ(2−エチルヘキシル)フタレート、ブチルベンジルフタレート等のフタル酸エステル類;ジイソノニルアジペート(DINA)、ジオクチルアジペート、ジオクチルセバケート、ジブチルセバケート、コハク酸イソデシル、アジピン酸ジオクチル等の非芳香族二塩基酸エステル類;オレイン酸ブチル、アセチルリシリノール酸メチル等の脂肪族エステル類;ジエチレングリコールジベンゾエート、トリエチレングリコールジベンゾエート、ペンタエリスリトールエステル、アジピン酸プロピレングリコールポリエステル、アジピン酸ブチレングリコールポリエステル等のポリアルキレングリコールのエステル類;トリクレジルホスフェート、トリブチルホスフェート等のリン酸エステル類;トリメリット酸エステル類;塩素化パラフィン類;アルキルジフェニル、部分水添ターフェニル等の炭化水素系油;プロセスオイル類;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等のポリエーテル類;エポキシ化大豆油、エポキシステアリン酸ベンジル等のエポキシ可塑剤類;(メタ)アクリル酸エステル重合体;ポリエステル系可塑剤類等が挙げられる。これらは、単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
これらの中でも、ポリエーテル類および(メタ)アクリル酸エステル重合体が好ましい。また、分子量が小さいアクリル酸アルキルエステル重合体である可塑剤としてアクリル酸エステル系単量体を高温、高圧で連続塊状重合によって得た、いわゆるSGOプロセスによる重合体を用いるのが好ましい。
可塑剤の含有量は、作業性、機械的強度の観点から、上記樹脂成分100質量部に対して、10〜100質量部であるのが好ましい。
酸化防止剤としては、具体的には、例えば、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)等が挙げられる。
老化防止剤としては、具体的には、例えば、ヒンダードフェノール系等の化合物が挙げられる。
顔料としては、具体的には、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、群青、ベンガラ、リトポン、鉛、カドミウム、鉄、コバルト、アルミニウム、塩酸塩、硫酸塩等の無機顔料;アゾ顔料、フタロシアニン顔料、キナクリドン顔料、キナクリドンキノン顔料、ジオキサジン顔料、アントラピリミジン顔料、アンサンスロン顔料、インダンスロン顔料、フラバンスロン顔料、ペリレン顔料、ペリノン顔料、ジケトピロロピロール顔料、キノナフタロン顔料、アントラキノン顔料、チオインジゴ顔料、ベンズイミダゾロン顔料、イソインドリン顔料、カーボンブラック等の有機顔料等が挙げられる。
チクソトロピー性付与剤としては、具体的には、例えば、エアロジル(日本エアロジル(株)製)、ディスパロン(楠本化成(株)製)等が挙げられる。
接着性付与剤としては、具体的には、例えば、テルペン樹脂、フェノール樹脂、テルペン−フェノール樹脂、ロジン樹脂、キシレン樹脂等が挙げられる。
難燃剤としては、具体的には、例えば、クロロアルキルホスフェート、ジメチル・メチルホスホネート、臭素・リン化合物、アンモニウムポリホスフェート、ネオペンチルブロマイド−ポリエーテル、臭素化ポリエーテル、水酸化マグネシウム等が挙げられる。
帯電防止剤としては、一般的に、第四級アンモニウム塩;ポリグリコール、エチレンオキサイド誘導体等の親水性化合物等が挙げられる。
本発明の組成物は、公知の方法により製造することができる。例えば、窒素雰囲気下で、樹脂成分、コロイダル炭酸カルシウム、第2の炭酸カルシウム、ならびに所望により添加されるバルーン、硬化剤、硬化触媒および添加剤を、撹拌機を用いて混合し分散させることにより得ることができる。
本発明の組成物は、樹脂成分を含む主剤と、硬化剤および/または硬化触媒とからなる2液型として用いることができる。コロイダル炭酸カルシウム、第2の炭酸カルシウム、バルーンおよび添加剤は主剤と硬化剤のどちらか一方または両方に含有することができる。
また、変成シリコーン系重合体、シリコーン系重合体およびポリサルファイド系重合体を樹脂成分として用いる場合は、空気中の湿気等の水分または加熱することにより硬化させる1液型として用いることができる。硬化剤としてケチミン等の潜在性硬化剤を用いる場合は、ウレタン系重合体またはウレタン/エポキシ系重合体を樹脂成分とする1液型として用いることができる。
このようにして得られる本発明の組成物は、シーリング材に求められる基本性能(作業性、機械的強度、特に破断時の引張応力等)を発揮し、かつ、ざらつき感を有し、特に、砂まき塗装または砂岩調塗装外壁材の目地において、これらの外壁材と一体感のある外観を有するシーリング材として好適に用いられ得る。
本発明の組成物は、上述したような優れた特性を有することから、特に、砂まき塗装または砂岩調塗装外壁材の目地において、これらの外壁材と一体感のある外観を有するシーリング材として好適に用いられるが、本発明の組成物の用途はこれに限定されず、例えば、金属系サイディング材の目地、コンクリート壁(例えば、RC壁、窓枠まわり、壁式PCa等)の目地、タイルの目地等にも用いることができる。
以下に、実施例を示して本発明を具体的に説明する。ただし、本発明はこれらに限定されるものではない。
(実施例1〜10および比較例1〜4)
下記第1表に示す各成分を、第1表に示す組成(質量部)で、撹拌機を用いて混合し分散させ、第1表に示される各シーリング材組成物を得た。
得られた組成物について、以下のようにして、シーリング材表面のざらつき感、作業性(押出し性、スランプ)、引張特性(50%モジュラス(M50)、破断強度(TB)、破断伸び(EB))を評価した。
結果を第1表に示す。
<シーリング材表面のざらつき感>
各シーリング材組成物の硬化後の表面を目視で観察し、比較体(比較例1)と比較してざらつき感があるものを「○」とした。
<押出し性>
JIS A5758−2004に準拠して、測定温度23℃で測定した。
<スランプ>
JIS A5758−2004に準拠して、測定温度23℃で、スランプ(縦)を測定した。
<引張特性>
陽極酸化アルミをプライマー(プライマーNo.21、横浜ゴム(株)製)で処理し、各シーリング材組成物を打設し、23℃、50%RHで、14日間養生して試験体とした。
JIS A5758−2004に準拠して、試験温度23℃で、50%モジュラス(M50)、破断強度(TB)および破断伸び(EB)を測定した。
Figure 2006037047
Figure 2006037047
第1表に示す各成分は以下のとおりである。
・変成シリコーン系重合体:MSP S943、鐘淵化学工業(株)製
・コロイダル炭酸カルシウム:カルファイン200、丸尾カルシウム(株)製
・重質炭酸カルシウム:スーパーS、丸尾カルシウム(株)製
・酸化チタン(顔料):タイペークR−820、石原産業(株)製
・可塑剤(ジオクチルフタレート):DOP、(株)ジェイ・プラス製
・紫外線吸収剤:チヌビン327、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製
・シランカップリング剤:A−1110、日本ユニカー(株)製
・硬化触媒(ジブチルスズジアセチルアセトナート):U−220、日東化成(株)製
・バルーン1(コーティングされていないセラミックバルーン):SL−350、平均粒径250μm、比重0.85、太平洋セメント(株)製
・バルーン2(コーティングされていないシリカバルーン):フィライト200/7、平均粒径80μm、比重0.7、日本フィライト(株)製
・第2の炭酸カルシウム1:NSK−1、平均粒径270μm、比重2.7μm、(株)ニッチツ製
・第2の炭酸カルシウム2:NA−1、平均粒径135μm、比重2.7μm、(株)ニッチツ製
・第2の炭酸カルシウム3:K−CN、平均粒径68μm、比重2.7μm、(株)ニッチツ製
第1表の結果から明らかなように、第2の炭酸カルシウムを含む組成物(実施例1〜10)は、第2の炭酸カルシウムおよびバルーンを含まない組成物(比較例1)に比べて、ざらつき感を有していた。これらの組成物は、砂まき塗装または砂岩調塗装外壁材(例えば、ニチハ(株)製SY78706)の目地に使用されたときにも、比較例1に比べて、外壁材と一体感のある外観を有していた。
また、押出し性およびスランプ(揺変性)もシーリング材組成物に求められるレベルを満足するものであった。
コーティングされていないセラミックバルーンを5vol%以上含む組成物(比較例2〜4)は破断強度および破断伸びが比較例1に比べて著しく低下しているのに対して、バルーンを含まず、第2の炭酸カルシウムを含む組成物(実施例1〜6)は破断強度および破断伸びを維持していた。また、第2の炭酸カルシウムを15vol%と、バルーンを4vol%含む組成物(実施例7〜10)は破断強度および破断伸びを維持していた。
また、コロイダル炭酸カルシウムの量が少ない組成物(比較例4)は揺変性が低下してスランプが大きくなっていた。実施例9と実施例6の組成物を比較すると、実施例9はバルーンを4vol%含むので、ざらつき感を維持したまま第2の炭酸カルシウムの量を抑えることができ、その分コロイダル炭酸カルシウムを増量できるため揺変性が向上し、スランプが実施例6より小さくなっていた。

Claims (4)

  1. 変成シリコーン系重合体、ウレタン系重合体、ウレタン/エポキシ系重合体、ポリサルファイド系重合体およびシリコーン系重合体からなる群より選択される少なくとも1種の重合体と、
    コロイダル炭酸カルシウムと、
    平均粒径が65μm以上の炭酸カルシウムと
    を含有し、
    前記平均粒径が65μm以上の炭酸カルシウムの含有量が5〜20vol%である、シーリング材組成物。
  2. 前記重合体が、変成シリコーン系重合体である請求項1に記載のシーリング材組成物。
  3. 前記平均粒径が65μm以上の炭酸カルシウムの平均粒径が350μm以下である請求項1または2に記載のシーリング材組成物。
  4. 更に、平均粒径が80μm以上のバルーンを0.1〜4vol%含有する請求項1〜3のいずれかに記載のシーリング材組成物。
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