JP2006034739A - 遊技機 - Google Patents

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Masahiro Takeuchi
正博 竹内
Yoshio Wakana
芳生 若菜
Makoto Tayui
誠 田結
Hidekatsu Takeuchi
英勝 竹内
Seiichi Yanagawa
誠市 梁川
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Abstract

【課題】 遊技者が所望する遊技時間に応じて、遊技を終了させるタイミングを自由に選択できる遊技機を提供する。
【解決手段】 短時間で遊技を終了させることを所望する遊技者にとっては、確変突入率が低く設定された第2始動入賞口11を狙うことで、確変遊技に突入する(又は、確変遊技中であれば確変遊技が継続される)確率を低く抑えることができ、長時間にわたって遊技を行うことを所望する遊技者にとっては、確変突入率が高く設定された第1始動入賞口7を狙うことで、確変遊技に突入する(又は、確変遊技中であれば確変遊技が継続される)確率を高くすることができ、遊技者が所望する遊技時間に応じて、遊技を終了させるタイミングを自由に選択することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、発射装置から異なる弾発力で遊技球が遊技領域に発射され、該発射された遊技球が落下することで入賞するような位置に各々配置され、確変遊技に突入する確率である確変突入率が異なるように設定された複数の始動口と、該複数の始動口の何れかに入賞したときに、大当りか否かの大当り判定を行う大当り判定手段と、前記複数の始動口のうち開閉動作の変化により入賞率を異ならせることが可能な電動役物として構成されるとともに、前記確変突入率が低く設定された電動始動口に入賞したときに、大当りよりも高い確率で当たる小当りか否かの小当り判定を行う小当り判定手段と、前記複数の始動口の何れかに入賞したことに基づいて図柄の変動表示が行われた後、前記大当り判定手段又は前記小当り判定手段による判定結果に基づいて図柄の停止表示が行われる図柄表示装置と、を備えた遊技機に関するものである。
従来、図柄始動口(始動口)と、該図柄始動口に遊技球が進入したことに起因して当否判定を行う当否判定手段(判定手段)と、該当否判定手段の判定結果を表示する図柄表示装置と、を備えた遊技機であって、1つの図柄表示装置とこれに対応付けられた図柄始動口及び当否判定手段からなる判定系を複数系統備え、各判定系毎に異なる条件で大当りを発生させることができるものがあった。これにより、1台の遊技機が複数種類の遊技形態をもつことが可能になり、多様な遊技展開となるので遊技者が飽きるのを防止することができた(特許文献1参照)。
このような複数の始動口を備えた遊技機においては、始動口への入賞し易さが異なると共に、当否判定手段において大当りとなる確率である判定確率が判定系毎に異なっているので、遊技者は自分の好みの始動口を狙うことになり、興趣を高めることができた。
また、従来の遊技機として、例えば、当否判定手段による判定結果が大当りであって、図柄表示装置に表示される特別図柄が特定の図柄(例えば、奇数の図柄)である、所謂、確変大当りである場合に、次回に判定結果が大当りとなるまで、大当りとなる判定確率と普通図柄の当りとなる判定確率とが高確率に変動する確変遊技を提供し、遊技者にとって有利な遊技状態とするものがあった。このように、確変遊技に制御されることによって、大当りが連続(所謂、連チャン)する期待が高まり、遊技を止め難くするようになっていた。また、例えば、確変遊技の終了後に、特別図柄や普通図柄を変動表示する時間が短縮される時短遊技を提供し、遊技者にとって有利な遊技状態とするものもあった。
特開2003−310925号公報(図1、図4、図5)
しかしながら、短時間で遊技を終了させることを所望する遊技者にとっては、例えば、確変遊技に突入した場合に、いつまでこの確変遊技が継続されるか分からなく、さらに確変遊技中に再度、確変大当りとなってしまうことで確変遊技が継続されることもあり、遊技者の所望する遊技時間よりも長くなってしまう虞があった。
また、従来の遊技機として、例えば、図柄表示装置に表示される図柄の停止表示が所定回数に達することで確変遊技が終了するものがある。このような遊技機においては、確変遊技が継続される所定回数が通常50回程度に設定されており、短時間で遊技を終了させることを所望する遊技者にとって好都合であるが、必ずしも次回に判定結果が大当りとなるまで確変遊技が保障されているものではなく、長時間にわたって遊技を行うことを所望する遊技者にとっては、確変遊技が早期に終了することによって大当りが連続する期待をもつことができず、必ずしも長時間にわたって遊技を行うことができないので、満足できる遊技ではなかった。
本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、遊技者が所望する遊技時間に応じて、遊技を終了させるタイミングを自由に選択できる遊技機を提供することにある。
上記した目的を達成するために、請求項1に記載の発明においては、発射装置(例えば、打球発射装置)から異なる弾発力で遊技球が遊技領域(例えば、遊技領域5)に発射され、該発射された遊技球が落下することで入賞するような位置に(例えば、第1始動入賞口7を障害釘32の左方に、第2始動入賞口11を障害釘32の右方に)各々配置された複数の始動口(例えば、第1始動入賞口7と第2始動入賞口11)と、該複数の始動口の何れかに入賞したときに、大当りか否かの大当り判定を行う大当り判定手段(例えば、大当り判定処理のS406,S407にて大当り判定用乱数の値と大当り判定用テーブルの値とを比較することにより大当りとするか否かを判定する処理)と、前記複数の始動口のうち開閉動作の変化(例えば、普通電動役物の開放時間や開閉回数を異ならせる)により入賞率を異ならせることが可能な電動役物(例えば、普通電動役物)として構成される電動始動口(例えば、第2始動入賞口11)に入賞したときに、大当りよりも高い確率で当たる(例えば、通常状態の大当り確率が1/315、確変状態の大当り確率が5/315に設定されているのに対して、通常状態及び確変状態の小当たり確率が1/60に設定されている)小当りか否かの小当り判定を行う小当り判定手段(例えば、小当り判定処理のS414にて小当り判定用乱数の値と小当り判定用テーブルの値とを比較することにより小当りとするか否かを判定する処理)と、前記複数の始動口の何れかに入賞したことに基づいて図柄(例えば、特別図柄やダミー図柄)の変動表示が行われた後、前記大当り判定手段又は前記小当り判定手段による判定結果に基づいて図柄の停止表示が行われる(例えば、大当り判定処理のS408にて大当りとすることが決定されたときに大当り図柄の組み合わせを停止表示し、はずれとすることが決定されたときにはずれ図柄の組み合わせを停止表示する)図柄表示装置(例えば、図柄表示装置6)と、前記大当り判定手段による判定結果が大当りであるとき(例えば、大当り判定処理のS408にて大当りとすることを決定したとき)に、遊技球の入賞により賞球の獲得(例えば、最大15ラウンド、1ラウンドにつき10個の入賞が上限であり、遊技球の入賞毎に15個の賞球が払い出される)が可能な第1の大入賞口(例えば、第1大入賞口8)を開閉する大当り遊技に制御する大当り遊技制御手段(例えば、S360の特別電動役物制御処理にて第1大入賞口8の開放の制御を行う処理)と、前記大当り判定手段による判定結果が大当りのうち予め定められた確変大当りであるとき(例えば、大当り判定処理のS408にて大当りとすることを決定したときであって、特別図柄選択処理のS424,S431にて選択された大当り図柄が奇数図柄であるとき)に、前記大当り遊技の終了後から次回に前記大当り判定手段による判定結果が大当りとなるまで、該大当り判定手段による判定結果が大当りとなる確率が向上する確変遊技(例えば、大当り確率が通常状態の1/315から5/315に高く設定される遊技状態)に制御する確変遊技制御手段(例えば、確変状態に対応した大当り確率、小当り確率、普通図柄の当たり確率、特別図柄変動時間、普通図柄変動時間、普通電動役物開放時間、及び普通電動役物開放回数等の遊技設定となるように、S170〜S180の制御を行う処理。一例として、大当り判定処理のS406にて確変状態に対応した高確率時の大当り判定用テーブルが選択される処理)と、前記確変遊技の終了後から予め定められた条件に達するまで(例えば、時短遊技(AT機能)に制御されたときに)、開閉動作の変化により前記電動始動口への入賞率を向上させる入賞率向上手段(例えば、S170の普通図柄/普通電動役物処理にて普通電動役物の開放時間が通常状態の0.5sから2sに長く開放するように設定されると共に、普通電動役物の開閉回数が通常状態の1回から2回に多く開閉するように設定される処理)と、前記小当り判定手段による判定結果が小当りであるとき(例えば、小当り判定処理のS415にて小当りとすることを決定したとき)に、遊技球の入賞により前記大当り遊技よりも少ない賞球の獲得(例えば、第2大入賞口10の開放時間が1.8sで、遊技球の入賞毎に15個の賞球が払い出される)が可能な第2の大入賞口(例えば、第2大入賞口10)を開閉する小当り遊技に制御する小当り遊技制御手段(例えば、S360の特別電動役物制御処理にて第2大入賞口10の開放の制御を行う処理)と、を備えた遊技機(例えば、遊技機1)であって、前記複数の始動口は、前記確変遊技に突入する確率である確変突入率の高い始動口(例えば、確変突入率=3/4に設定された第1始動入賞口7)と、前記確変突入率の低い前記電動始動口(例えば、確変突入率=1/4に設定された第2始動入賞口11)と、であり、前記確変遊技制御手段による前記確変遊技中に前記確変突入率の高い始動口に入賞したときであって、前記大当り判定手段による判定結果が確変大当りであるときに、前記大当り遊技制御手段による前記大当り遊技の終了後に再び前記確変遊技制御手段により前記確変遊技に制御する一方、前記確変遊技制御手段による前記確変遊技中に前記確変突入率の低い前記電動始動口に入賞したときであって、前記大当り判定手段による判定結果が確変大当りとは異なる大当り(例えば、非確変大当り)であるときに(例えば、大当り判定処理のS408にて大当りとすることを決定したときであって、特別図柄選択処理のS424,S431にて選択された大当り図柄が偶数図柄であるとき)、前記大当り遊技制御手段による前記大当り遊技の終了後から前記予め定められた条件に達するまで、前記入賞率向上手段により前記電動始動口への入賞率を向上させることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明においては、前記予め定められた条件は、前記大当り判定手段による判定結果が大当りとなること、又は前記確変遊技に制御することが決定されたときに前記図柄表示装置に表示された確変大当り図柄に基づいて指定回数(例えば、「777」の図柄の組み合わせが表示されることによって確変遊技が開始された場合には、1000回の指定回数)が設定され、前記小当り判定手段による判定結果に基づいて前記図柄表示装置に表示される図柄の停止表示が前記指定回数になることのいずれかであることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明においては、前記小当り遊技により開放される前記第2の大入賞口は、前記電動始動口の上方に配置される(例えば、第2大入賞口10の下方に第2始動入賞口11が設けられる。図1参照)ことを特徴とする。
さらに、請求項4に記載の発明においては、前記電動役物の開放が可能な(例えば、通常状態にて開放時間が0.5s、開閉回数が1回で開放する)始動口通過ゲート(例えば、普通図柄作動ゲート9)を備え、該始動口通過ゲートは、前記小当り遊技により開放される前記第2の大入賞口の上方に配置される(例えば、普通図柄作動ゲート9の下方に第2大入賞口11が設けられる。図1参照)ことを特徴とする。
請求項1に記載の発明においては、確変突入率の高い始動口と確変突入率の低い始動口(電動始動口)とは、発射の狙う位置(発射装置からの発射位置)が異なるように配置される構成とすることにより、例えば、遊技者が確変突入率の高い始動口を狙った場合には、この確変突入率の高い始動口に入賞し、大当り判定手段による判定結果が確変大当りとなることを期待することができる。そして、確変突入率の低い始動口に入賞した場合には、例え大当り判定手段による判定結果が大当りであったとしても、確変突入率が低く設定されているために、大当り遊技制御手段による大当り遊技の終了後に確変遊技制御手段により確変遊技に突入する(又は、確変遊技制御手段による確変遊技中であれば確変遊技が継続される)確率が低く、遊技者にとっては短時間で遊技が終了する期待をもつことができる。
また、確変遊技制御手段による確変遊技中に確変突入率の低い始動口(電動始動口)に入賞したときであって、大当り判定手段による判定結果が確変大当りとは異なる大当り(非確変大当り)である場合には、確変遊技制御手段による確変遊技の終了後から、電動役物の開閉動作の変化により電動始動口への入賞率を高く設定することにより、通常遊技よりも電動始動口への遊技球の入賞を容易にし、さらに電動始動口に入賞することによって小当り判定手段による小当り判定も行われることから、大当りよりも高い確率で当たる小当りした場合、小当り遊技により開放される第2の大入賞口への入賞により遊技球の増加を図ることができ、遊技者にとって遊技球を減らすことなく遊技を行うことができる。
また、遊技者が確変突入率の高い始動口を狙って、この始動口に入賞したときであって、大当り判定手段による判定結果が大当りである場合には、確変突入率が高く設定されているために、大当り遊技制御手段による大当り遊技の終了後に確変遊技制御手段により確変遊技に突入する(又は、確変遊技制御手段による確変遊技中であれば確変遊技が継続される)確率が高く、長時間にわたって遊技を行うことを所望する遊技者にとっては、確変遊技制御手段による確変遊技中に大当り判定手段による判定結果が大当りとなることによって大当りが連続する期待をもつことができ、満足して遊技を行うことができる。
従って、遊技者が所望する遊技時間に応じて、遊技を終了させるタイミングを自由に選択できる遊技機を実現することができる。また、上記した遊技を1つの遊技機が備えることにより、遊技者にとってはバラエティに富んだ遊技を楽しむことができる。
また、請求項2に記載の発明においては、確変遊技制御手段による確変遊技の終了後から、大当り判定手段による判定結果が大当りとなるまで、又は確変遊技に制御することが決定されたときに図柄表示装置に表示された確変大当り図柄に基づいて指定回数が設定され、小当り判定手段による判定結果に基づいて図柄表示装置に表示される図柄の停止表示が指定回数に達するまで、電動役物の開閉動作の変化により電動始動口への入賞率を高く設定することになり、上記した期間に限って、通常遊技よりも電動始動口への遊技球の入賞を容易にし、さらに電動始動口に入賞することによって小当り判定手段による小当り判定も行われることから、大当りよりも高い確率で当たる小当りした場合、小当り遊技により開放される第2の大入賞口への入賞により遊技球の増加を図ることができ、遊技者にとって遊技球を減らすことなく遊技を行うことができる。
また、請求項3に記載の発明においては、電動始動口の上方で、小当り遊技により開放される第2の大入賞口を開閉させる構成とすることにより、発射の狙う位置(発射装置からの発射位置)を変えることなく電動始動口への入賞を狙うことができると共に、大当りよりも高い確率で当たる小当りした場合、小当り遊技により開放される第2の大入賞口への入賞により遊技球の増加を図ることができ、遊技者にとって遊技球を減らすことなく遊技を行うことができる。
さらに、請求項4に記載の発明においては、小当り遊技により開放される第2の大入賞口の上方に始動口通過ゲートが配置される構成とすることにより、始動口通過ゲートを通過させた遊技球を、さらに小当り遊技により開放される第2の大入賞口に入賞させることができる。また、始動口通過ゲートを通過させることによって電動役物が開放されるチャンスのある電動始動口への入賞率を高めながら、小当り判定の判定結果が小当りであるときに小当り遊技により開放される第2の大入賞口への入賞を実現できるので、効率よく遊技球の増加を図ることができ、遊技者にとって遊技球を減らすことなく遊技を行うことができる。
本実施形態の遊技機1は、図1に示すように、図示しない遊技島に固定される外枠27と、この外枠27に取り付けられた内枠28とから構成されており、内枠28には、遊技者にパチンコ遊技を提供する遊技盤26と、遊技者が操作することにより図示しない打球発射装置を作動させる打球操作ハンドル2と、打球発射装置によって打ち出された遊技球を誘導する打球誘導レール3と、打ち出された遊技球が一定範囲内で飛球するよう設けられ遊技領域形成レール4と、打球誘導レール3及び遊技領域形成レール4によって囲われた遊技領域5と、後述する図柄表示装置6、第1始動入賞口7、第1大入賞口8、普通図柄作動ゲート9、第2大入賞口10、第2始動入賞口11(電動チューリップ)と、遊技球を打球発射装置に供給するための打球供給皿12(下受け皿)と、この打球供給皿12に入りきらない球を貯留することができると共に、図示しない貯留球箱に遊技球を移動できるようになっている余剰球受皿13と、入賞に対する賞球の払い出しや球詰まり、異常を報知する遊技効果ランプ14と、遊技領域5の最下部に設けられた遊技球を回収するアウト口15と、開閉自在に設けられたガラス扉枠16と、によって構成されている。
遊技領域5の中央付近には、図2に示すように、ダミー図柄が回転する様子を示す擬似的な表示を行うダミー図柄表示部20等を有する図柄表示装置6(詳細は後述する)が設けられている。
図柄表示装置6の下方には、遊技球が入賞することによって確変突入率が3/4に設定された大当り判定を実行し、図柄表示装置6に特別図柄及びダミー図柄の変動表示を開始させる第1始動入賞口7が設けられている。また、第1始動入賞口7の上方には、対をなす障害釘29が設けられ、その間隔を広く、あるいは狭くすることによって、第1始動入賞口7への入賞率を調節することができる。また、第1始動入賞口7の下方には、図柄表示装置6における特別図柄及びダミー図柄の表示結果が予め定められた態様(第1特別図柄表示部19又は第2特別図柄表示部25の左右のランプのうち左側のランプが点灯、又はダミー図柄表示部20のダミー図柄において、大当り図柄の組み合わせ)となった場合、遊技者に有利に開口される第1大入賞口8が設けられている。
図柄表示装置6の右方には、遊技球が通過することによって後述する普通図柄表示部21に普通図柄の変動表示を開始させる普通図柄作動ゲート9が設けられている。また、普通図柄作動ゲート9の上方には、対をなす障害釘30が設けられ、その間隔を広く、あるいは狭くすることによって、普通図柄作動ゲート9への通過率を調節することができる。また、普通図柄作動ゲート9の下方には、図柄表示装置6における特別図柄及びダミー図柄の表示結果が第1大入賞口8が開口される表示結果とは異なる予め定められた態様(第2特別図柄表示部25の左右のランプのうち左側のランプが点灯、又はダミー図柄表示部20のダミー図柄において、小当たり図柄の組み合わせ)となった場合、遊技者に有利に開口される第2大入賞口10が設けられている。
このように、第2大入賞口10の上方に普通図柄作動ゲート9が配置される構成とすることにより、普通図柄作動ゲート9を通過させた遊技球を、さらに第2大入賞口10に入賞させることができ、後述するように、普通図柄作動ゲート9を通過させることによって普通電動役物の開放のチャンスのある第2始動入賞口11への入賞率を高めながら、この第2始動入賞口11への入賞によって大当り判定と共に小当り判定を実行し、小当り判定の判定結果が小当りであるときに小当り遊技により開放される第2大入賞口10への入賞を実現できるので、効率よく遊技球の増加を図ることができ、遊技者にとって遊技球を減らすことなく遊技を行うことができる。
第2大入賞口10の下方には、遊技球が入賞することによって確変突入率が1/4に設定された大当り判定を実行すると共に小当り判定を実行し、図柄表示装置6に特別図柄及びダミー図柄の変動表示を開始させる第2始動入賞口11(電動チューリップ)が設けられている。また、第2始動入賞口11の上方には、三角形の位置関係をなす3本の障害釘31が設けられ、通常状態において第1始動入賞口7よりも遊技球が入賞し難い状態となっている。しかしながら、遊技球が普通図柄作動ゲート9を通過し、普通図柄表示部21における普通図柄の表示結果が予め定められた態様(同じ図柄の組み合わせ)となった場合、第2始動入賞口11の羽根(普通電動役物)を所定時間開放し、通常状態よりも遊技球が入賞し易い状態となる。
このように、第2始動入賞口11の上方の位置で、第2大入賞口10を開閉させる構成とすることにより、発射装置からの発射位置を変えることなく大当り判定と共に小当り判定を実行する第2始動入賞口11への入賞を狙うことができると共に、後述するように、小当り判定の判定結果が大当りよりも高い確率で当たる小当りした場合、小当り遊技により開放される第2大入賞口10への入賞により遊技球の増加を図ることができ、遊技者にとって遊技球を減らすことなく遊技を行うことができる。
また、図柄表示装置6、第1始動入賞口7、及び第1大入賞口8が設けられている遊技領域5の中央付近と、普通図柄作動ゲート9、第2大入賞口10、及び第2始動入賞口11が設けられている遊技領域5の右方との間には、遊技領域5を区分けするように、多数の障害釘32が設けられている。
このように、多数の障害釘32によって遊技領域5が区分けされる構成とすることにより、遊技者が第1始動入賞口7又は第1大入賞口8への入賞を狙う場合には、多数の障害釘32の左方を狙うことになり、普通図柄作動ゲート9、第2大入賞口10、又は第2始動入賞口11への入賞を狙う場合には、遊技者が多数の障害釘32の右方を狙うことになる。例えば、遊技者が確変突入率の低い第2始動入賞口11を狙った場合には、多数の障害釘32によって障害釘32の左方に設けられた確変突入率の高い第1始動入賞口7への入賞を防ぐことができる。
従って、第1始動入賞口7と第2始動入賞口11とは、発射の狙う位置(発射装置からの発射位置)が異なるように配置される構成とすることにより、後述するように、短時間で遊技を終了させることを所望する遊技者にとっては、確変突入率が低く設定された第2始動入賞口11を狙い、確変遊技に突入する(又は、確変遊技中であれば確変遊技が継続される)確率を低く抑えることができ、長時間にわたって遊技を行うことを所望する遊技者にとっては、確変突入率が高く設定された第1始動入賞口7を狙い、確変遊技に突入する(又は、確変遊技中であれば確変遊技が継続される)確率を高くすることができる。
図柄表示装置6は、図2に示すように、第1保留枠18内において4つまでの保留記憶をそれぞれ個別に表示する第1保留LED17と、第1特別図柄表示部19と、ダミー図柄表示部20と、普通図柄表示部21と、4つの普通図柄保留LED22と、第2保留枠24内において4つまでの保留記憶をそれぞれ個別に表示する第2保留LED23と、第2特別図柄表示部25と、によって構成されている。
図柄表示装置6の左部中央には、図柄表示装置6が特別図柄及びダミー図柄の変動表示中に遊技球が確変突入率=3/4に設定された第1始動入賞口7へ入賞した場合(以下、このような遊技球を保留記憶ともいう)に、当該変動表示が終了した後に、あと何回変動表示するか(最高4回)を遊技者に報知するための保留記憶の点灯表示を順次行う4つの第1保留LED17と、特別図柄及びダミー図柄の変動表示が第1始動入賞口7への入賞に基づく変動表示であることを遊技者に報知するための点滅表示(点灯表示でもよい。)を行う第1保留枠18が設けられている。
第1保留LED17及び第1保留枠18の下方(図柄表示装置6の左下部)には、遊技球が確変突入率=3/4に設定された第1始動入賞口7へ入賞した場合、又は、未だ変動表示が開始されていない保留記憶がある(第1保留LED17が点灯している)場合に、左右の特別図柄を交互に点灯表示(変動表示)させて大当り判定を行い、左の特別図柄を点灯表示した状態で停止した場合に、第1大入賞口8を開放する第1特別図柄表示部19が設けられている。
図柄表示装置6の右上部には、遊技球が普通図柄作動ゲート9を通過した場合に、二つの普通図柄を表示し、その普通図柄が予め定められた普通図柄の組み合わせ(同じ図柄の組み合わせ)である場合に、第2始動入賞口11としての電動チューリップの羽根(普通電動役物)を開放する普通図柄表示部21が設けられている。
普通図柄表示部21の下方には、図柄表示装置6が普通図柄の変動表示中に遊技球が普通図柄作動ゲート9を通過した場合(以下、このような遊技球を普通図柄保留記憶ともいう)に、当該変動表示が終了した後に、あと何回変動表示するか(最高4回)を遊技者に報知するための普通図柄保留記憶の点灯表示を順次行う4つの普通図柄保留LED22が設けられている。
図柄表示装置6の右部中央には、図柄表示装置6が特別図柄及びダミー図柄の変動表示中に遊技球が確変突入率=1/4に設定された第2始動入賞口11へ入賞した場合(以下、このような遊技球を保留記憶ともいう)に、当該変動表示が終了した後に、あと何回変動表示するか(最高4回)を遊技者に報知するための保留記憶の点灯表示を順次行う4つの第2保留LED23と、特別図柄及びダミー図柄の変動表示が第2始動入賞口11への入賞に基づく変動表示であることを遊技者に報知するための点滅表示(点灯表示でもよい。)を行う第2保留枠24が設けられている。
第2保留LED23及び第2保留枠24の下方(図柄表示装置の右下部)には、遊技球が確変突入率=1/4に設定された第2始動入賞口11へ入賞した場合、又は、未だ変動表示が開始されていない保留記憶がある(第2保留LED23が点灯している)場合に、左右の特別図柄を交互に点灯表示(変動表示)させて大当り判定及び小当り判定を行い、左の特別図柄を点灯表示した状態で停止した場合に、第1大入賞口8(大当り時)又は第2大入賞口10(小当たり時)を開放する第2特別図柄表示部25が設けられている。
図柄表示装置6の中央部には、ダミー図柄表示部20が設けられている。ダミー図柄表示部20は、第1特別図柄表示部19又は第2特別図柄表示部25の変動表示内容を、より演出効果を高めて遊技者に表示するための表示部である。このダミー図柄表示部20の表示結果は第1特別図柄表示部19又は第2特別図柄表示部25の表示結果に対応するために、第1特別図柄表示部19の表示結果が大当り状態を示す結果となる場合には、ダミー図柄表示部20の結果も大当り状態を示す結果になる。また、第2特別図柄表示部25の表示結果が大当り状態又は小当り状態を示す結果となる場合には、ダミー図柄表示部20の結果も大当り状態又は小当たり状態を示す結果になる。さらに、第1特別図柄表示部19又は第2特別図柄表示部25の表示結果が大当り状態又は小当り状態とはならないはずれ状態を示す場合には、ダミー図柄表示部20の表示結果もはずれ状態を示す結果になる。
このように、第1始動入賞口7へ入賞したことに基づく第1特別図柄表示部19と、第2始動入賞口11へ入賞したことに基づく第2特別図柄表示部25と、は別個に設けられているが、これらの表示部における変動表示に伴うダミー図柄の表示は1つのダミー図柄表示部20によって共用されている。以上の構成とすることにより、ダミー図柄表示部20に表示されるダミー図柄等の演出画像を共用できるため、複数の演出用プログラムや複数の図柄表示装置(ダミー図柄表示部)を用意する必要がなく経済的であり、遊技領域5における遊技スペースを有効に利用することができる。
なお、図柄表示装置6には、第1始動入賞口7へ入賞したことに基づく第1特別図柄表示部19と第2始動入賞口11へ入賞したことに基づく第2特別図柄表示部25とは別個に設けられているが、例えば、ダミー図柄の変動表示のように第1保留枠18又は第2保留枠24を点滅表示することにより、何れの始動入賞口へ入賞したことに基づく変動表示であるかを遊技者に報知する構成であれば、1つの特別図柄表示部によって共用する構成としてもよい。
また、図柄表示装置6には、第1保留LED17及び第1保留枠18と、第1特別図柄表示部19と、ダミー図柄表示部20と、普通図柄表示部21と、普通図柄保留LED22と、第2保留LED23及び第2保留枠24と、第2特別図柄表示部25と、がそれぞれ別個に設けられ、ダミー図柄を変動表示するため、ダミー図柄表示部20にのみ液晶表示装置が用いられているが、1つの液晶表示装置に各々を表示する表示エリアを設けるような構成としてもよい。
このように構成される遊技機1は、まず、遊技者の打球操作ハンドル2の操作により、打球発射装置から遊技球が発射され、打球誘導レール3と遊技領域形成レール4との間を通って遊技球が遊技盤26上の遊技領域5に打ち出される、そして、遊技球は遊技領域5を自重により落下し、落下する過程においては、遊技盤26に植設される図示しない障害釘や風車によって落下する方向に変化を与えられ、第1始動入賞口7や第2始動入賞口11に入賞したり、普通図柄作動ゲート9を通過したり、全ての入賞口に入賞しなかった場合には、アウト口15に回収されるようになっている。なお、打球発射装置から異なる弾発力で発射することで、障害釘32の左方に配置される第1始動入賞口7、又は障害釘32の右方に配置される第2始動入賞口11を狙うことができる。
遊技球が第1始動入賞口7に入賞した場合には、第1始動入賞口スイッチによって遊技球を検出し、所定の賞球(例えば5個)を遊技者に与えると共に、特別図柄及びダミー図柄が変動表示できる状態であれば、大当り判定の判定結果に基づいてダミー図柄表示部20にダミー図柄を変動表示させ、確定表示されたダミー図柄が予め定められたダミー図柄の組み合わせ(大当り図柄の組み合わせ。このとき、第1特別図柄表示部19において左側のランプが点灯する。)である場合に、第1大入賞口8を所定の態様(例えば最大15ラウンド、1ラウンドにつき10個の入賞まで)で開放するようになっている(大当り遊技)。遊技球が第1大入賞口8に入賞した場合には、所定の賞球(例えば15個)を遊技者に与える。また、大当り遊技において、第1大入賞口8に入賞した遊技球がさらに第1大入賞口8の特定領域を通過した場合には、特定領域スイッチによって遊技球を検出し、次のラウンドを継続して行い(再び第1大入賞口8を開放し)、第1大入賞口8の特定領域を通過しなかった場合には、次のラウンドを行わない(大当り遊技を終了させる)ようになっている。また、特別図柄及びダミー図柄が変動表示できる状態でなければ、1つの第1保留LED17を点灯表示する(最高4つ)。
確定表示されたダミー図柄が所定の突入率(例えば確変突入率=3/4)で確率変動に突入するダミー図柄の組み合わせ(奇数図柄の組み合わせ。これを確変図柄又は確変大当り図柄の組み合わせということがある。)である場合には、当該大当り遊技が終了した後に、通常状態の大当り確率(例えば1/315)よりも大当り確率が高くなる確率変動状態(確変状態)に制御される。このような確変状態では、通常状態よりも大当り判定における大当り確率が高く設定(例えば5/315)されると共に、大当り判定及び小当り判定の判定結果に基づくダミー図柄の変動時間が短縮(時短、例えば0.5s)され、遊技者にとって有利な遊技状態となる(確変遊技)。なお、確変状態は、次回、確定表示されたダミー図柄が予め定められたダミー図柄の組み合わせ(大当り図柄の組み合わせ)となるまで継続される。また、所定の突入率は、確変状態においても継続される。
このように、第1始動入賞口7に入賞したときの確変突入率を高く設定することにより、第1始動入賞口7への入賞を狙うことで、大当り判定の判定結果が大当りである場合には、この大当りが確変大当りである確率、即ち、確変状態に突入する確率が高く、遊技者にとっては長時間にわたって遊技を行うことができる。また、遊技状態が確変状態に制御されているときであっても、第1始動入賞口7に入賞したときの確変突入率が通常状態と同様の設定であることにより、第1始動入賞口7への入賞を狙うことで、確変状態が継続される確率が高く、長時間にわたって遊技を行うことを所望する遊技者にとっては、確変大当りが連続する期待をもつことができ、満足して遊技を行うことができる。
なお、確変状態の終了契機は、次回、確定表示されたダミー図柄が大当り図柄の組み合わせとなるまでに設定されているが、例えば、大当り判定及び小当り判定の判定結果に基づくダミー図柄の変動表示回数(特別図柄の確定表示回数)が所定回数(例えば100回)に達したときに終了させる回数切りであったり、大当り判定を実行する毎に確変状態を終了させるか否かの終了抽選を行い、この終了抽選にて確変状態を終了させることが決定されたときとしてもよい。
遊技球が普通図柄作動ゲート9を通過した場合には、普通図柄作動ゲートスイッチによって遊技球を検出し、普通図柄が変動表示できる状態であれば、普通図柄の当り判定の判定結果に基づいて普通図柄表示部21に二つの普通図柄を変動表示させ、確定表示された普通図柄が予め定められた普通図柄の組み合わせ(同じ図柄の組み合わせ)である場合に、第2始動入賞口11の羽根(普通電動役物)を所定の態様(例えば開放時間0.5s、開閉回数1回)で開放するようになっている。また、普通図柄が変動表示できる状態でなければ、1つの普通図柄保留LED22を点灯表示する(最高4つ)。
そして、遊技球が第2始動入賞口11に入賞した場合には、第2始動入賞口スイッチによって遊技球を検出し、所定の賞球(例えば5個)を遊技者に与えると共に、特別図柄及びダミー図柄が変動表示できる状態であれば、大当り判定及び小当り判定の判定結果に基づいてダミー図柄表示部20にダミー図柄を変動表示させ、確定表示されたダミー図柄が予め定められたダミー図柄の組み合わせ(大当り図柄の組み合わせ。このとき、第2特別図柄表示部25において左側のランプが点灯する。)である場合に、第1大入賞口8を所定の態様(例えば最大15ラウンド、1ラウンドにつき10個の入賞まで)で開放するようになっている(大当り遊技)。遊技球が第1大入賞口8に入賞した場合には、所定の賞球(例えば15個)を遊技者に与える。また、大当り遊技において、第1大入賞口8に入賞した遊技球がさらに第1大入賞口8の特定領域を通過した場合には、特定領域スイッチによって遊技球を検出し、次のラウンドを継続して行い(再び第1大入賞口8を開放し)、第1大入賞口8の特定領域を通過しなかった場合には、次のラウンドを行わない(大当り遊技を終了させる)ようになっている。また、特別図柄及びダミー図柄が変動表示できる状態でなければ、1つの第2保留LED23を点灯表示する(最高4つ)。
また、確定表示されたダミー図柄が大当り図柄の組み合わせではない場合であっても、確定表示されたダミー図柄が大当り図柄の組み合わせとは異なる予め定められたダミー図柄の組み合わせ(小当たり図柄の組み合わせ。このときも、第2特別図柄表示部25において左側のランプが点灯する。)である場合に、第2大入賞口10を所定の態様(例えば1.8s)で開放するようになっている(小当り遊技)。遊技球が第2大入賞口10に入賞した場合には、所定の賞球(例えば15個)を遊技者に与える。
確定表示されたダミー図柄が所定の突入率(例えば確変突入率=1/4)で確率変動に突入するダミー図柄の組み合わせ(奇数図柄の組み合わせ。これを確変図柄又は確変大当り図柄の組み合わせということがある。)である場合には、当該大当り遊技が終了した後に、通常状態の大当り確率(例えば1/315)よりも大当り確率が高くなる確率変動状態(確変状態)に制御される。このような確変状態では、通常状態よりも大当り判定における大当り確率が高く設定(例えば5/315)されると共に、大当り判定及び小当り判定の判定結果に基づくダミー図柄の変動時間が短縮(時短、例えば0.5s)され、遊技者にとって有利な遊技状態となる。なお、確変状態は、次回、確定表示されたダミー図柄が予め定められたダミー図柄の組み合わせ(大当り図柄の組み合わせ)となるまで継続される。また、所定の突入率及び小当たり確率(例えば1/60)は、確変状態後も継続される。
このように、第2始動入賞口11に入賞したときの確変突入率を第1始動入賞口7に入賞したときの確変突入率よりも低く設定することにより、第2始動入賞口11への入賞を狙うことで、例え大当り判定の判定結果が大当りであったとしても、この大当りが非確変大当りである確率、即ち、確変状態に突入する確率が低く、遊技者にとっては短時間で遊技を終了させることができる。また、遊技状態が確変状態に制御されているときであっても、第2始動入賞口11に入賞したときの確変突入率が通常状態と同様の設定であることにより、第2始動入賞口11への入賞を狙うことで、確変状態が継続される確率が低く、遊技者にとっては短時間で遊技を終了させることができる。
従って、短時間で遊技を終了させることを所望する遊技者にとっては、確変突入率が低く設定された第2始動入賞口11を狙うことで、確変遊技に突入する(又は、確変遊技中であれば確変遊技が継続される)確率を低く抑えることができ、長時間にわたって遊技を行うことを所望する遊技者にとっては、確変突入率が高く設定された第1始動入賞口7を狙うことで、確変遊技に突入する(又は、確変遊技中であれば確変遊技が継続される)確率を高くすることができ、遊技者が所望する遊技時間に応じて、遊技を終了させるタイミングを自由に選択することができる。このような遊技方法を1つの遊技機が備えることにより、遊技者にとってはバラエティに富んだ遊技を楽しむことができる。
遊技状態が確変状態に移行されたときには、普通図柄の当り判定において通常状態の普通図柄の当り確率(例えば1/12)よりも普通図柄の当り確率が高く設定(例えば1/2)され、普通図柄の変動時間が短縮(普通図柄の時短、例えば0.5s)され、さらに確定表示された普通図柄が同じ図柄の組み合わせである場合に、第2始動入賞口11の羽根(普通電動役物)が開放時間を延長及び開閉回数を増加するように所定の態様(例えば開放時間2s、開閉回数2回)で開放することにより、第2始動入賞口11への入賞率を向上させるようになっている
このように、確変状態に制御されたときに、この確変状態の終了契機に達するまで、小当り判定を実行する第2始動入賞口11への入賞率を高く設定することにより、通常遊技より第2始動入賞口11への遊技球の入賞を容易にすることができ、第2始動入賞口11に入賞させることにより得られる所定の賞球(例えば5個)や小当り判定の判定結果が小当りであることで開放される第2大入賞口10に入賞することにより得られる所定の賞球(例えば15個)によって、遊技者は遊技球を減らすことなく遊技を行うことができる。
この実施の形態では、上記した確変状態が終了した後に、遊技状態が時短状態に制御されることにより、確変遊技の終了後も遊技者にとって有利な遊技状態になる(時短遊技)。一般に、この遊技制御をAT機能(Assist Time)という。但し、確変状態の終了契機として、大当り判定の判定結果に基づいて確定表示されたダミー図柄が確変大当り図柄の組み合わせであった場合には、当該大当り遊技が終了した後に、確変状態に制御される(確変遊技が行われる)ので時短状態に制御されることはない(時短遊技が行われることはない)。
具体的には、遊技状態が時短状態に移行されたときに、大当り判定及び小当り判定の判定結果に基づくダミー図柄の変動時間が短縮(時短、例えば0.5s)される。また、普通図柄の当り判定において通常状態及び確変状態の普通図柄の当り確率(例えば通常状態であれば1/12、確変状態であれば1/2)よりも普通図柄の当り確率が高く設定(例えば11/12)され、普通図柄の変動時間が短縮(普通図柄の時短、例えば0.5s)され、さらに確定表示された普通図柄が同じ図柄の組み合わせである場合に、第2始動入賞口11の羽根(普通電動役物)が開放時間を延長及び開閉回数を増加するように所定の態様(例えば開放時間2s、開閉回数2回)で開放されることにより、第2始動入賞口11への入賞率を向上させるようになっている。なお、大当り確率及び小当たり確率は、通常状態と同様の設定である。
このように、確変状態の終了後に時短状態に制御されたときに、この時短状態の終了契機に達するまで、小当り判定を実行する第2始動入賞口11への入賞率を高く設定することにより、確変状態の終了後も通常遊技より第2始動入賞口11への遊技球の入賞を容易にすることができ、第2始動入賞口11に入賞させることにより得られる所定の賞球(例えば5個)や小当り判定の判定結果が小当りであることで開放される第2大入賞口10に入賞することにより得られる所定の賞球(例えば15個)によって、確変状態と同様に、遊技者は遊技球を減らすことなく遊技を行うことができる。従って、遊技状態が確変状態に制御されているときに、例えば、確変突入率の低い第2始動入賞口11に入賞し、大当り判定の判定結果が非確変大当りとなることで確変状態が終了してしまっても、確変状態の終了後に遊技者にとって有利な時短状態に制御されるため、遊技者は満足して遊技を行うことができる。
時短状態の終了契機は、大当り判定の判定結果に基づいて確定表示されたダミー図柄が大当り図柄の組み合わせとなるまで、又は確変遊技に制御することが決定されたときに確定表示されたダミー図柄の組み合わせに基づいて指定回数(例えば10〜1000回)が設定され、小当り判定の判定結果に基づくダミー図柄の変動表示回数(特別図柄の確定表示回数)が指定回数に達するまでのいずれか先に達したときに設定されている。
なお、上記した指定回数は、大当り判定の判定結果に基づいて確定表示されたダミー図柄が大当り図柄の組み合わせとなることで前回の時短状態を終了し、設定された指定回数が消化されなかった場合に、この消化されなかった指定回数を新たに設定された指定回数に加算してもよい。例えば、前回の時短状態に設定された指定回数が1000回であって、700回目のダミー図柄の変動表示において大当り判定の判定結果に基づいて確定表示されたダミー図柄が大当り図柄の組み合わせとなることでこの時短状態を終了した場合に、この指定回数のうち消化されなかった300回の指定回数が新たに設定される指定回数に加算される。
このような特別図柄及びダミー図柄の表示や、大当り遊技等の提供を行うために、遊技機1は、図3に示すように配線が接続された遊技制御基板35(主基板や主制御基板といわれることもある。)やサブ制御基板50(副制御基板や表示制御基板、あるいは図柄制御基板といわれることもある。)を備えている。遊技制御基板35は、以下に示す各部に接続され、パチンコ遊技を提供するために、情報の入出力を行う。
遊技制御基板35は、ワンチップマイクロコンピュータを備えており、後述する入力スイッチ90を介して取得した各スイッチからの信号に基づいて、ワンチップコンピュータが後述する各種制御基板や出力ソレノイド100に接続されている機器等を制御するための所定の制御プログラムを実行する。また、ワンチップコンピュータは、制御プログラムを実行するCPU、CPUが実行する制御プログラムを格納するROM、及びCPUが処理するデータを一時的に記憶すると共に電源が切られた場合でも記憶内容を保持可能なバックアップ機能を有するRAMを備えている。
また、遊技制御基板35には、中継基板40を介してサブ制御基板50が接続されている。サブ制御基板50は、内部にCPU、このCPUの作業領域及び制御データ(音声制御データやランプ制御データ)等を記憶保持するための記憶エリアを備えた制御用RAM、各コマンド(変動パターン指定コマンド等)に対応した制御データ(ランプ制御データ)等が記憶された制御用ROM、音声制御データが記憶された音声データ用ROM等を備えている。
サブ制御基板50は、中継基板40を介して遊技制御基板35のCPUから一方向のストローブ信号やデータ信号(音声制御用コマンド信号やランプ制御用コマンド信号)等の制御信号を受け、ストローブ信号が入力されると、上記CPUは、音声制御用コマンドやランプ制御用コマンドを認識する。音声制御用コマンドを認識したとき、この音声制御用コマンドに対応するデータエリアから音声制御データが音声データ用ROMから読み出され、上記音声制御データを記憶する制御用RAMに格納される。この格納された音声制御用データは、出力順がくると制御用RAMから音声制御データが読み出され、遊技盤26上に設けられたスピーカー51に音声出力される。
また、ランプ制御用コマンドを認識したとき、このランプ制御用コマンドに対応するデータエリアからランプ制御データが制御用データから読み出され、上記ランプ制御用データを記憶する制御用RAMに格納される。この格納されたランプ制御用データは、表示順がくると制御用RAMからランプ制御データが読み出され、ランプ演出を行うために又は異常を報知するために遊技盤26上に設けられた装飾・異常LED52に表示される。
また、サブ制御基板50には、遊技盤26上に設けられ、遊技の状況に応じてモータ,ソレノイド等を可動する盤面飾り可動物53と、遊技者に操作されることで操作演出等を実行可能にする演出用操作スイッチ54と、が接続されている。
なお、サブ制御基板50の制御用RAMは、CPUが処理するデータを一時的に記憶すると共に電源が切られた場合でも記憶内容を保持可能なバックアップ機能を有してもよい。また、スピーカー51の音声出力及び装飾・異常LED52の表示は、音声制御用コマンド信号やランプ制御用コマンド信号に従って、サブ制御基板50とは別に設けた制御基板によって制御されてもよい。
サブ制御基板50には、演出図柄制御基板55が接続されている。演出図柄制御基板55は、内部にCPU、このCPUの作業領域を備えた制御用RAM、各コマンド(変動パターン指定コマンド等)に対応した表示制御データが記憶された制御用ROM、画像データ等を記憶保持するための記憶エリアを備えた図柄データ用RAM、キャラクタや図柄や背景等が記憶された図柄データ用ROM等を備えている。
演出図柄制御基板55は、サブ制御基板50のCPUから一方向のストローブ信号やデータ信号(表示制御用コマンド信号)等の制御信号を受け、ストローブ信号が入力されると、上記CPUは、表示制御用コマンドを認識する。この表示制御用コマンドに対応するデータエリアから表示制御データ及びキャラクタや図柄が上記制御用ROMから読み出され、上記画像データを記憶する制御用RAMに格納される。この格納された画像データは、表示順がくると制御用RAMから画像データが読み出され、LCD56に表示される。なお、LCD56の表示は、サブ制御基板50によって制御されてもよいが、近年の演出表示の多様化に伴い、演出表示するための制御プログラム及び画像データ等のデータ量が膨大となる傾向にあり、サブ制御基板50の処理負担を軽減するためにもサブ制御基板50とは別に演出図柄制御基板55を設けたほうがよい。
このように構成された遊技機1において、遊技制御基板35は、後述する図4以降のフローチャートに示す処理等を実行することにより、当該遊技機1の全体制御を行うと共に、遊技の状況に応じた様々なダミー図柄をダミー図柄表示部20に表示させる。
また、遊技制御基板35には、電源基板60が接続されている。電源基板60は、各種制御基板や遊技機1に設けられた可動物の動作に必要な電源電圧を供給する電源電圧として+5V,+12V,+32Vを作成する。また、遊技機1に対する電力供給が停止したときに、遊技制御基板35や払出制御基板70のバックアップ機能を有するRAMに対して記憶内容を保持可能な電源電圧を供給するバックアップ電源を備えている。
また、電源基板60にて作成された電源電圧は、電源中継基板65を介してサブ制御基板50に供給されている。電源基板60は、従来、機種毎に趣向を凝らすために演出するための付属物(装飾・異常LED53や盤面飾り可動物54)の数が異なったり、電気容量や電圧種別が異なることから、機種変更する際に交換を必要としたが、電源中継基板65を設けることで汎用性のある基板とすることができる。従って、機種変更する際には、電源基板60を交換することなく電源中継基板60を交換すればよい。また、データ線用の中継基板40と電源用の電源中継基板65とを一つの基板とする構成としてもよいが、データ線用の中継基板40と電源用の電源中継基板65とを別に設ける構成とすることで、電源によるデータ線にノイズの影響を与えることがない。
また、電源基板60は、遊技機1に対する電力供給が開始されたときに、各々の制御プログラムの実行を開始する時期であるとしてリセット信号を出力し、各種制御基板のCPUを動作可能にする。また、電源基板60は、遊技機1に対する電力供給を監視することで遊技機1に対する電力供給の停止を検出し、遊技機1に対する電力供給が停止するときに、遊技制御基板35に停電信号を出力し、遊技制御基板35のバックアップ機能を有するRAMにおいて遊技状態をバックアップするための処理を実行する。
また、電源基板60には、操作されることで遊技制御基板35や払出制御基板70にクリア信号が出力されるクリアスイッチ61が設けられている。遊技機1に対する電力供給が開始されたときにクリアスイッチ61が操作されることで、遊技制御基板35や払出制御基板70のバックアップ機能を有するRAMの記憶内容を初期化することができる。
また、遊技制御基板35には、払出制御基板70が接続されている。払出制御基板70は、ワンチップマイクロコンピュータを備えており、遊技制御基板35のCPUからの制御信号に基づいて、ワンチップコンピュータが賞球モータ71等を制御するための所定の払出制御プログラムを実行する。また、ワンチップコンピュータは、払出制御プログラムを実行する払出制御用CPU、払出制御用CPUが実行する払出制御プログラムを格納するROM、及び払出制御用CPUが処理するデータを一時的に記憶すると共に電源が切られた場合でも記憶内容を保持可能なバックアップ機能を有するRAMを備えている。
払出制御基板70は、遊技制御基板35のCPUから一方向のストローブ信号やデータ信号(払出制御用コマンド信号)等の制御信号を受け、ストローブ信号が入力されると、上記CPUは、払出制御用コマンドを認識する。払出制御用コマンドを認識したとき、この払出制御用コマンドに対応するデータエリアから払出制御データがROMから読み出され、上記払出制御データを記憶するRAMに格納される。この格納された払出制御用データは、出力順がくるとRAMから払出制御データが読み出され、賞球モータ71を駆動することにより払出制御用コマンドに対応した賞球数が払い出される。
また、払出制御基板70は、ストローブ信号やデータ信号(払出制御用コマンド信号)を入力したときには、遊技制御基板35のCPUに対して一方向のストローブ信号やデータ信号(払出確認用コマンド信号)等の制御信号を出力する。遊技制御基板35のCPUは、払出確認用コマンドを認識したときに、払出制御基板70において払出制御用コマンドが正常に認識されたことを確認する。
また、払出制御基板70には、払い出しに関するエラー状態を表示する状態表示器78が設けられている。また、払出制御基板70には、賞球モータ71を駆動制御するときに賞球モータ71の駆動位置を検出するモータ制御スイッチ72と、払出された賞球を検出する賞球スイッチ73と、補給球が不足したときにオンする補給球不足スイッチ74と、下受け皿12が満杯になったときにオンする下受け皿満杯スイッチ75と、インターフェースボード76を介して、プリペイドカードが挿入されることにより玉貸しを可能にするプリペイドカードユニット77と、が接続されている。
また、払出制御基板70には、発射制御基板80が接続されている。発射制御基板80は、内部にCPU、このCPUの作業領域を備えたRAM、払出制御基板70のCPUから入力された発射制御信号(発射用制御コマンド信号)に対応した発射制御データが記憶されたROM、発射制御データ等を記憶保持するための記憶エリアを備えたRAM等を備えている。
また、発射制御基板80には、遊技領域5に向けて遊技球を弾発するための発射ソレノイド81と、発射モータ中継基板板82を介して、打球操作ハンドル2が回動操作されて遊技球が発射されるときにオンするタッチプレート83と、打球操作ハンドル2の所定箇所に設けられ押圧操作することにより打球発射装置の作動をオフさせて遊技球の発射を停止する発射停止スイッチ84と、打球操作ハンドル2を回動操作することにより遊技球を球送りする球送りソレノイド85と、が接続されている。
また、遊技制御基板35及び払出制御基板70には、試験用中継端子板41が接続されている。試験用中継端子板41には、遊技制御基板35及び払出制御基板70の制御状態を遊技機1外部で確認するための試験信号を出力する試験端子が設けられている。試験機関においては、この試験端子に専用の試験機器を接続することで簡単に試験を行うことができる。
また、遊技制御基板35及び払出制御基板70には、外部情報端子板45が接続されている。外部情報端子板45は、遊技制御基板35及び払出制御基板70からの情報信号に基づいて、賞球の払い出し、球貸し、ガラス扉枠16の開放を検出するガラス枠開放スイッチ46に基づくガラス枠の開閉、大当り1(通常大当り)、大当り2(確変大当り)、図柄確定回数(大当り回数)等の遊技機1の制御状態を遊技機1外部に情報を出力する。
また、遊技制御基板35には、図柄表示装置6に設けられた第1保留LED17と、第1保留枠18と、第1特別図柄表示部19と、普通図柄表示部21と、普通図柄保留LED22と、第2保留LED23と、第2保留枠24と、第2特別図柄表示部25と、が接続されている。
入力スイッチ90には、第1始動入賞口7に入賞した遊技球を検出する第1始動入賞口スイッチと、第2始動入賞口11に入賞した遊技球を検出する第2始動入賞口スイッチと、第1大入賞口8又は第2大入賞口10を開放することにより第1大入賞口8又は第2大入賞口10内に入賞した遊技球を各々検出する2つのカウントスイッチと、大当り遊技に係わる第1大入賞口8の特定領域を通過した遊技球を検出する特定領域スイッチと、普通図柄作動ゲート9を通過した遊技球を検出する普通図柄作動ゲートスイッチと、図示しない普通入賞口に入賞した遊技球を検出する普通入賞口スイッチと、が接続されている。
出力ソレノイド100には、第1大入賞口8を開口動作するための第1大入賞口ソレノイドと、第2大入賞口10を開口動作するための第2大入賞口ソレノイドと、第2始動入賞口11としての電動チューリップを開放動作するための普通電動役物ソレノイドと、第2大入賞口10内の球流路を切り換えるための球流路切換ソレノイドと、が接続されている。
図4は、複数の遊技状態(通常遊技、確変遊技及び時短遊技)と遊技設定との関係を示す説明図である。この遊技設定とは、大当り判定の判定結果が大当りとなる確率である大当り確率、小当たり判定の判定結果が小当りとなる確率である小当り確率、普通図柄の当り判定の判定結果が当りとなる確率である普通図柄当り確率、特別図柄(ダミー図柄)が変動表示される時間である特別図柄変動時間、普通図柄が変動表示される時間である普通図柄変動時間、第2始動入賞口11の羽根(普通電動役物)が開放される時間である普通電動役物開放時間、及び第2始動入賞口11の羽根(普通電動役物)が開放される回数である普通電動役物開放回数である。
通常遊技の遊技設定においては、図4に示すように、大当り確率が1/315、小当り確率が1/60、普通図柄の当たり確率が1/12、特別図柄変動時間が10〜50秒(選択される変動パターンによって異なる)、普通図柄変動時間が30秒、普通電動役物開放時間が0.5秒、及び普通電動役物開放回数が1回に設定されている。
また、確変遊技の遊技設定においては、図4に示すように、大当り確率が5/315、小当り確率が1/60、普通図柄の当たり確率が6/12、特別図柄変動時間が0.5秒、普通図柄変動時間が0.5秒、普通電動役物開放時間が2秒、及び普通電動役物開放回数が2回に設定されている。
また、時短遊技(AT機能)の遊技設定においては、図4に示すように、大当り確率が1/315、小当り確率が1/60、普通図柄の当たり確率が11/12、特別図柄変動時間が0.5秒、普通図柄変動時間が0.5秒、普通電動役物開放時間が2秒、及び普通電動役物開放回数が2回に設定されている。
図5は、遊技制御基板35で実行される遊技制御処理ルーチンのフローチャートである。遊技制御処理の詳細な説明は省略するが概略を以下に示す。
この遊技制御処理は、遊技機1に電源が供給されると起動され、まず作業領域は正常かを判断する(S100)。ここでは、電源投入直後は、正常ではないと判断され、次にRAMの初期化設定処理が行われる(S110)。RAMの初期化設定処理後は、後述するS210〜S230の処理を次に図5の遊技制御処理のS100が起動されるまで、繰り返す。
また、電源投入直後でなければ、作業領域は正常であると判断され(S100)、次に図柄、ランプ、音声、情報、払出、ソレノイドのデータの出力を行う出力処理が行われる(S120)。
以後、入力ポートから入力されたデータのチェックを行う入力処理(S130)、入賞球に基づく賞球データの作成を行う払出処理(S140)、SW断線・短絡エラーの検出及びその解除を行うエラー検出及び、解除処理(S150)を行う。
S150にて、エラー中であることが検出された場合には(S160)、後述するS200の外部情報作成処理に移行する。以後、S210〜S230を次に図5の遊技制御処理のS100が起動されるまで、繰り返す。
次いで、エラー中でなければ(S160)、前回の遊技の結果に基づく遊技状態の設定を行う遊技状態設定処理が行われる(S165)。例えば、前回の大当り判定の判定結果が確変大当りであった場合には、遊技状態が確変状態に設定され、次に大当り判定の判定結果が大当りとなるまで継続される。また、確変状態の終了後(確変状態の終了契機として、大当り判定の判定結果が確変大当りである場合を除く。)には、遊技状態が時短状態に設定され、次に大当り判定の判定結果が大当りとなるまで、又は後述する確変状態の開始時の確変大当り図柄に基づいて指定回数(例えば10〜1000回)が設定され、小当り判定の判定結果に基づくダミー図柄の変動表示回数(特別図柄の確定表示回数)が指定回数に達するまで(なお、小当り判定の判定結果は小当りであってもはずれであってもよい。)継続される。
そして、遊技状態設定処理にて設定された通常遊技、確変遊技、又は時短遊技のいずれかの遊技状態に基づいて、図4に示すように、この遊技状態に対応した大当り確率、小当り確率、普通図柄の当たり確率、特別図柄変動時間、普通図柄変動時間、普通電動役物開放時間、及び普通電動役物開放回数等の遊技設定となるように、後述するS170〜S180の処理を実行する。例えば、後述するS405にて、遊技状態が確変状態であるか否かに基づいて、高確率時(確変状態に対応した大当り確率)の大当り判定用テーブル又は低確率時(通常状態及び時短状態に対応した大当り確率)の大当り判定用テーブルの何れかの大当り判定用テーブルを選択する処理が、これに相当する。
また、S165の処理に続いて、普通図柄の当り判定を実行し、この判定結果に基づく普通図柄の変動、停止及び第2始動入賞口11の普通電動役物開放の制御を行う普通図柄/普通電動役物処理(S170)を実行する。具体的には、遊技球が普通図柄作動ゲート9を通過したときに、この普通図柄作動ゲート9を通過したことに基づく保留記憶を記憶し、普通図柄表示部21にて普通図柄の変動表示中でなければ、この保留記憶に基づいて普通図柄の当り判定を実行する。
普通図柄の当り判定では、遊技状態に基づいて、高確率時(時短状態に対応した普通図柄の当り確率)の普通図柄の当り判定用テーブル、高確率時(確変状態に対応した普通図柄の当り確率)の普通図柄の当り判定用テーブル又は低確率時(通常状態に対応した普通図柄の当り確率)の普通図柄の当り判定用テーブルの何れかの当り判定用テーブルを選択し、この当り判定用テーブルに設定されている判定値と乱数バッファから読込みした普通図柄の当り判定用乱数の値とを比較することによって、一致する値があれば当りとすることにし、一致する値がなければはずれとすることを決定する。
そして、普通図柄の当り判定の判定結果に基づいて、普通図柄表示部21にて普通図柄の変動表示を開始させ、所定の変動過程を経て普通図柄の変動表示を終了させた後に、確定表示された普通図柄が同じ図柄の組み合わせ(普通図柄の当り判定の判定結果が当り)であれば、第2始動入賞口11の羽根(普通電動役物)を所定の態様で開放する。この所定の態様とは、遊技状態が通常状態であれば、普通電動役物開放時間が0.5s,普通電動役物開閉回数が1回の遊技設定であり、遊技状態が確変状態又は時短状態であれば、普通電動役物開放時間が2s,普通電動役物開閉回数が2回の遊技設定である。
また、S170の処理に続いて、特別図柄(ダミー図柄)の変動、停止、及び第1大入賞口8や第2大入賞口10の特別電動役物開放の制御を行う特別図柄/特別電動役物処理(S180)、第1保留LED17や第2保留LED23に関するデータである特別図柄記憶LEDデータ、普通図柄保留LED22に関するデータである普通図柄記憶LEDデータ、ランプデータ、音声データの作成を行うランプ・LED・音声データ作成処理(S190)、変動回数情報、大当り情報、高確率状態情報を作成する外部情報作成処理(S200)を実行する。上記S100〜S200の処理は、所定時間毎に実行される。
また、S200の処理に続いて、記憶領域に格納すべき特別図柄データを更新する特別図柄データ更新処理(S210)、変動パターン選択用カウンタの値に基づいて、変動パターン選択用乱数の更新を行う特別図柄制御用各乱数更新処理(S220)、大当り判定用乱数として用いる大当り判定用カウンタの初期値を更新する大当り判定用乱数初期値更新処理(S230)を繰り返し実行する。
図6は、図5のS180の詳細を示す特別図柄/特別電動役物処理ルーチンのフローチャートである。
詳細の説明は省略するが、特別図柄/特別電動役物処理では、まず遊技制御基板35から指定した変動パターンなどの所要時間を設定し、カウントする特別図柄動作タイマ減算処理(S300)、大当り判定用乱数、大当り図柄用乱数の作成、特別図柄データ、変動パターン選択用乱数、大当り判定用乱数の初期値を更新する特別図柄用各乱数作成処理(S310)、4ms毎に特別図柄データを基にはずれ図柄を作成する特別図柄作成処理(S320)、保留記憶数4以上のとき、処理を終了し、保留記憶数4未満のとき、保留記憶を加算し、大当り判定用乱数、大当り図柄判定用乱数等の乱数を取得する第1始動入賞口入賞処理(S330)及び第2始動入賞口入賞処理(S340)、後述する特別図柄変動制御処理(S350)、大入賞口入賞数、特別図柄動作タイマなどより第1大入賞口8や第2大入賞口10の特別電動役物を制御する特別電動役物制御処理(S360)が行われる。
図7は、上記S330の詳細を示す第1始動入賞口入賞処理ルーチンのフローチャートである。
まず、第1始動入賞口7に遊技球が入賞していない(S331)、又は、保留カウンタI及び保留カウンタJを合算した値が5未満でなければ(S332)、後述するS333〜S336の処理を実行することなく、第1始動入賞口入賞処理ルーチンを終了する。なお、保留カウンタIとは、第1始動入賞口7への入賞に基づく保留記憶を計数するカウンタであり、保留カウンタJとは、第2始動入賞口11への入賞に基づく保留記憶を計数するカウンタである。
なお、S332の処理にて、保留カウンタI及び保留カウンタJを合算した値が5未満であるか否かを判定しているが、これは第1始動入賞口7への入賞及び第2始動入賞口11への入賞に基づいて合算した保留記憶数が既に上限数(この実施の形態では、5個。特別図柄が変動中である場合に、この変動中の保留記憶を1個として含む。)であるか否かを判定している。
次いで、第1始動入賞口7に遊技球が入賞している(S331)、且つ、保留カウンタI及び保留カウンタJを合算した値が5未満であれば(S332)、第1始動入賞口7に入賞したことに基づいて保留カウンタJを1加算し(S333)、この第1始動入賞口7への入賞が何番目の保留記憶であるかを記憶する始動入賞順位記憶処理(S334)、大当り判定用乱数、大当り図柄用乱数、はずれ図柄用乱数、変動パターン選択用乱数等を乱数バッファに記憶する乱数取得処理(S335)を実行する。
そして、該当する第1保留LED17を点灯すると共に、記憶された始動入賞順位を第1保留LED17に表示する処理(S336)を実行する。
なお、S336の処理では、該当する第1保留LED17を点灯すると共に、記憶された始動入賞順位を第1保留LED17に表示することを決定するのみであって、上述したS190のランプ・LED・音声データ作成処理にてLEDデータを作成することで、第1保留LED17に点灯・表示される。ただし、保留記憶がない状態で入賞したときには、変動表示が開始されるとして、第1保留LED17が点灯されない。
以上の処理にて点灯された第1保留LED17は、この保留記憶に基づく変動表示が開始されると共に、消灯される。このとき、点灯している第1保留LED17及び第2保留LED23において表示される各々の始動入賞順位を1減算して表示する。
なお、特別図柄の変動表示中には、第1保留枠18が点滅されると共に第1保留LED17が消灯されるが、第1保留枠18ではなく第1保留LED17が点滅することで、第1始動入賞口7への入賞に基づく変動表示であることを遊技者に報知する構成としてもよい。このとき、第1保留LED17は、変動表示の終了後に消灯される。
図8は、上記S340の詳細を示す第2始動入賞口入賞処理ルーチンのフローチャートである。
まず、第2始動入賞口11に遊技球が入賞していない(S341)、又は、保留カウンタI及び保留カウンタJを合算した値が5未満でなければ(S342)、後述するS343〜S346の処理を実行することなく、第2始動口入賞処理ルーチンを終了する。
なお、S342の処理にて、保留カウンタI及び保留カウンタJを合算した値が5未満であるか否かを判定しているが、これは第1始動入賞口7への入賞及び第2始動入賞口11への入賞に基づいて合算した保留記憶数が既に上限数(この実施の形態では5個。特別図柄が変動中である場合に、この変動中の保留記憶を1個として含む。)であるか否かを判定している。
次いで、第2始動入賞口11に遊技球が入賞している(S341)、且つ、保留カウンタI及び保留カウンタJを合算した値が5未満であれば(S342)、第2始動入賞口11に入賞したことに基づいて保留カウンタJを1加算し(S343)、この第2始動入賞口11への入賞が何番目の保留記憶であるかを記憶する始動入賞順位記憶処理(S344)、大当り判定用乱数、小当り図柄用乱数、はずれ図柄用乱数、変動パターン選択用乱数等を乱数バッファに記憶する乱数取得処理(S345)を実行する。
そして、該当する第2保留LED23を点灯すると共に、記憶された始動入賞順位を第2保留LED23に表示する処理(S346)を実行する。
なお、S336の処理では、該当する第2保留LED23を点灯すると共に、記憶された始動入賞順位を第2保留LED23に表示することを決定するのみであって、上述したS190のランプ・LED・音声データ作成処理にてLEDデータを作成することで、第2保留LED23に点灯・表示される。ただし、保留記憶がない状態で入賞したときには、変動表示が開始されるとして、第2保留LED23が点灯されない。
以上の処理において点灯された第2保留LED23は、この保留記憶に基づく変動表示が開始されると共に、消灯される。このとき、点灯している第1保留LED17及び第2保留LED23において表示される各々の始動入賞順位を1減算して表示する。
なお、特別図柄の変動表示中に、第2保留枠24が点滅されると共に第2保留LED23が消灯されるが、第2保留枠24ではなく第2保留LED23が点滅することで、第2始動入賞口11への入賞に基づく変動表示であることを遊技者に報知する構成としてもよい。このとき、第2保留LED23は、変動表示の終了後に消灯される。
このように、第1始動入賞口7及び第2始動入賞口11へ同時入賞した場合に、S340の第2始動入賞口入賞処理よりもS330の第1始動入賞口入賞処理を先に処理することによって、確変突入率の低い第2始動入賞口11への入賞よりも、確変突入率の高い第1始動入賞口7への入賞を優先して記憶させることで、後述するように、少しでも早い時期に確変突入率の高い第1始動入賞口7への入賞に基づく大当り判定を実行し、大当り判定の判定結果が確変大当りとなる割合を高めることができ、確変状態に突入する割合を高める(遊技状態が確変状態中であれば確変状態が継続される割合を高める)ことによって、遊技者が少しでも多くの賞球を獲得することができる遊技機を実現することができる。
図9は、上記S350の詳細を示す特別図柄変動制御処理(ダミー図柄変動制御処理)ルーチンのフローチャートである。
後述するように、特別図柄(ダミー図柄)の大当りの判定を行う大当り判定処理(S400)、第2始動入賞口11への入賞に基づく判定であって、大当り判定処理で大当りとしないと判定された場合に、特別図柄(ダミー図柄)の小当りの判定を行う小当り判定処理(S410)、大当り判定処理にて大当りと判定された場合に、大当り図柄用カウンタの値が設定されている大当り図柄乱数バッファの値を取り出し、ダミー図柄大当り時の停止図柄を決定する処理、又は小当り判定処理にて小当りと判定された場合に、小当り図柄用カウンタの値が設定されている小当り図柄乱数バッファの値を取り出し、ダミー図柄小当り時の停止図柄を決定する処理、又ははずれと判定された場合に、停止図柄を選択し決定する処理を行う特別図柄選択処理(S420)、変動パターンを決定する変動パターン作成処理(S440)を行う。
図10は、上記S400の詳細を示す大当り判定処理ルーチンのフローチャートである。
まず、そのときの状態が特別図柄の変動表示中であるか否か、又は、大当り遊技中であるか否かを判定する(S401)。即ち、特別図柄の変動表示を開始できる状態であるか否かを判定する。変動表示中でなければ、保留カウンタIと保留カウンタJの合算した値が1以上であるか否かを判定し(S402)、第1始動入賞口7又は第2始動入賞口11に入賞したことに基づく保留記憶があるか否かを判定する。変動表示中である、又は、保留カウンタIと保留カウンタJの合算した値が0であれば(第1始動入賞口7又は第2始動入賞口11に入賞したことに基づく保留記憶がなければ)、大当り判定処理を終了する。
次いで、保留カウンタIと保留カウンタJの合算した値が1以上であれば(S402)、始動入賞順位が1位(保留記憶のうち1番初めに判定するべき保留記憶)に記憶された保留記憶において、第1始動入賞口7又は第2始動入賞口11の何れかの始動口に入賞したことに基づく保留記憶であるかを示すフラグをセットする(S403)。
そして、S335の乱数取得処理にて記憶された大当り判定用乱数を乱数バッファから読込し(S404)、遊技状態が確変状態であるか否かに基づいて(S405)、高確率時の大当り判定用テーブル又は低確率時の大当り判定用テーブルの何れかの大当り判定用テーブルを選択する。
遊技状態が確変状態であれば高確率時の大当り判定用テーブルを選択し、この大当り判定用テーブルに設定されている判定値と乱数バッファから読込みした大当り判定用乱数の値とを比較することによって(S406:大当り判定)、一致する値があれば大当りとすることにし、一致する値がなければはずれとすることを決定する(S408)。なお、高確率時の大当り判定用テーブルにおいて、高確率時の大当り確率が5/315になるように設定されている。
一方、遊技状態が通常状態及び時短状態であれば低確率時の大当り判定用テーブルを選択し、この大当り判定用テーブルに設定されている判定値と乱数バッファから読込みした大当り判定用乱数の値とを比較することによって(S407:大当り判定)、一致する値があれば大当りとすることにし、一致する値がなければはずれとすることを決定する(S408)。なお、低確率時の大当り判定用テーブルにおいて、低確率時の大当り確率が1/315になるように設定されている。
このように、第1始動入賞口7及び第2始動入賞口11へ同時入賞した場合に、確変突入率の低い第2始動入賞口11への入賞よりも、確変突入率の高い第1始動入賞口7への入賞を優先して記憶させ、この記憶された第1始動入賞口7への入賞から優先してS406,S407において大当り判定を実行し、大当り判定の判定結果が確変大当りとなる割合を高めることができ、確変状態に突入する割合を高める(遊技状態が確変状態中であれば確変状態が継続される割合を高める)ことによって、遊技者が少しでも多くの賞球を獲得することができる遊技機を実現することができる。
図11は、上記S410の詳細を示す小当り判定処理ルーチンのフローチャートである。
まず、第2始動入賞口11への入賞に基づくフラグがセットされているか否かを判定する(S411)。S403にて第2始動入賞口11への入賞に基づくフラグがセットされていれば、S408にてこの保留記憶を大当りとすることが決定されているか否かを判定する(S412)。第2始動入賞口11への入賞に基づくフラグがセットされていない、又は、第2始動入賞口11への入賞に基づく保留記憶を大当りとすることが決定されていれば、小当り判定処理を終了する。
次いで、S335の乱数取得処理にて記憶された大当り判定用乱数を乱数バッファから読込し(S413)、小当り判定用テーブルに設定された判定値(大当り判定用テーブルに設定された判定値とは異なる。)と乱数バッファから読込みした大当り判定用乱数の値とを比較することによって(S414)、一致する値があれば小当りとすることにし、一致する値がなければはずれとすることを決定する(S415)。なお、小当り判定用テーブルにおいて、小当り確率が1/60になるように設定されている。
このように、第2始動入賞口11への入賞に基づく保留記憶では、S408にて大当りとしないことが決定されている場合でも、大当りよりも高い確率で小当りとすることがある。
なお、小当りとするか否かの判定(小当り判定用テーブルに設定された判定値との比較)には、大当りとするか否かの判定に用いられた大当り判定用乱数と同じ乱数が用いられているが、大当り判定用乱数とは別に小当り判定用乱数をS310の特別図柄用各乱数作成処理にて作成し、この小当り判定用乱数を用いてもよい。
図12(A)は、第1始動入賞口7への入賞に基づく大当り図柄の決定に用いられる確変大当り図柄テーブル(確変突入率=3/4)の説明図であり、図12(B)は、第2始動入賞口11への入賞に基づく大当り図柄の決定に用いられる確変大当り図柄テーブル(確変突入率=1/4)の説明図であり、図12(C)は、第2始動入賞口11への入賞に基づく小当り図柄の決定に用いられる小当り図柄テーブルの説明図である。
第1始動入賞口7への入賞時には、図12(A)に示すように、確変大当り図柄の判定値は「1」、「3」、「5」、「7」、「8」、「9」、「10」、「11」、「12」、「13」、「14」、「15」であり、確変状態となる割合(確変突入率)が3/4となるように設定されている。このとき、対応するダミー図柄として、「111」、「333」、「555」、「777」、「999」のいずれかの奇数図柄の組み合わせがダミー図柄表示部20に表示される。
また、確変大当り図柄の判定値には、確変状態の終了後の時短状態(AT機能)に制御される期間であって、小当り判定の判定結果に基づくダミー図柄の変動表示回数(特別図柄の確定表示回数)を示す指定回数が設定されている。従って、例えば、ダミー図柄の停止図柄として、「777」の図柄の組み合わせがダミー図柄表示部20に表示された場合には、確変状態の終了後に1000回の指定回数が設定され、小当り判定の判定結果に基づくダミー図柄の変動表示回数(特別図柄の確定表示回数)が1000回の指定回数に達するまで、時短状態が継続されることになる。但し、小当り判定の判定結果に基づくダミー図柄の変動表示回数(特別図柄の確定表示回数)が1000回の指定回数に達していなくても、大当り判定の判定結果に基づいて確定表示されたダミー図柄が大当り図柄の組み合わせとなった場合には、この時点で時短状態が終了される。なお、時短状態は、確変状態の終了後に制御される遊技状態であるため、非確変大当り図柄(偶数図柄の組み合わせ)には指定回数が設定されていない。
また、第2始動入賞口11への入賞時には、図12(B)に示すように、確変大当り図柄の判定値は「1」、「3」、「5」、「7」であり、確変状態となる割合(確変突入率)が1/4となるように設定されている。従って、第1始動入賞口7への入賞時には、第2始動入賞口11への入賞時よりも確変突入率が高く設定されている。このとき、対応するダミー図柄の停止図柄として、「111」、「333」、「555」、「777」のいずれかの奇数図柄の組み合わせがダミー図柄表示部20に表示される。また、確変大当り図柄の判定値には、図12(A)と同様に、確変状態の終了後の時短状態(AT機能)に制御される期間であって、小当り判定の判定結果に基づくダミー図柄の変動表示回数(特別図柄の確定表示回数)を示す指定回数が設定されている。
また、第2始動入賞口11への入賞時には、図12(C)に示すように、小当り図柄の判定値は「0」〜「19」に設定されている。このとき、対応するダミー図柄として、大当り図柄のうち右図柄の数字が1大きい、又は1小さい図柄、例えば、取得した乱数が「7」であれば「778」の図柄の組み合わせがダミー図柄表示部20に表示される。
図13は、上記S420の詳細を示す特別図柄選択処理(ダミー図柄選択処理)ルーチンのフローチャートである。
まず、第1始動入賞口7への入賞に基づくフラグがセットされているか否かを判定する(S421)。第1始動入賞口7への入賞に基づくフラグがセットされていなければ、後述するS428に移行する。
また、S403にて第1始動入賞口7への入賞に基づくフラグがセットされていれば(S421)、S408にてこの保留記憶を大当りとすることが決定されているか否かを判定する(S422)。
第1始動入賞口7への入賞に基づく保留記憶を大当りとすることが決定されていれば、大当り図柄用乱数を乱数バッファから読込み(S423)、この大当り図柄用乱数と確変突入率=3/4に設定された確変大当り図柄テーブル(図12(A))の判定値とを比較することによって、大当り図柄を決定する(S424)。ここで、決定された大当り図柄が奇数図柄であった場合、即ち、確変大当りであった場合には、大当り遊技(確変大当り遊技)を提供し、この保留記憶に基づく変動表示の次の変動表示から確変状態に制御される。また、決定された大当り図柄が偶数図柄であった場合には、通常大当り遊技を提供する。
第1始動入賞口7への入賞に基づく保留記憶を大当りとしないことが決定されていれば、はずれ図柄用乱数を乱数バッファから読込み(S426)、このはずれ図柄用乱数とはずれ図柄テーブル(図示しない)の判定値とを比較することによって、はずれ図柄を決定する(S427)。
そして、第2始動入賞口11への入賞に基づくフラグをリセットする(S425)。
次に、第2始動入賞口11への入賞に基づくフラグがセットされているか否かを判定する(S428)。第2始動入賞口11への入賞に基づくフラグがセットされていなければ、特別図柄選択処理を終了する。
また、S403にて第2始動入賞口11への入賞に基づくフラグがセットされていれば(S428)、S408にてこの保留記憶を大当りとすることが決定されているか否かを判定する(S429)。
第2始動入賞口11への入賞に基づく保留記憶を大当りとすることが決定されていれば、大当り図柄用乱数を乱数バッファから読込み(S430)、この大当り図柄用乱数と確変突入率=1/4に設定された確変大当り図柄テーブル(図12(B))の判定値とを比較することによって、大当り図柄を決定する(S431)。ここで、決定された大当り図柄が奇数図柄であった場合には、確変大当り遊技を提供し、この保留記憶に基づく変動表示の次の変動表示から確変状態に制御される。また、決定された大当り図柄が偶数図柄であった場合には、通常大当り遊技を提供する。
第2始動入賞口11への入賞に基づく保留記憶を大当りとしないことが決定されていれば、S415にてこの保留記憶を小当りとすることが決定されているか否かを判定する(S433)。第2始動入賞口11への入賞に基づく保留記憶を小当りとすることが決定されていれば、小当り図柄用乱数を乱数バッファから読込み(S434)、この小当り図柄用乱数と小当り図柄テーブル(図12(C))の判定値とを比較することによって、小当り図柄を決定する(S435)。
第2始動入賞口11への入賞に基づく保留記憶を大当りとしない及び小当りとしないことが決定されていれば、はずれ図柄用乱数を乱数バッファから読込み(S436)、このはずれ図柄用乱数とはずれ図柄テーブル(図示しない)の判定値とを比較することによって、はずれ図柄を決定する(S437)。
そして、第2始動入賞口11への入賞に基づくフラグをリセットし(S432)、特別図柄選択処理を終了する。
このように、第1始動入賞口7及び第2始動入賞口11へ同時入賞した場合に、確変突入率の低い第2始動入賞口11への入賞よりも、確変突入率の高い第1始動入賞口7への入賞を優先して記憶させ、少しでも早い時期にこの記憶された確変突入率の高い第1始動入賞口7への入賞に基づく大当り判定を実行し、大当り判定の判定結果が大当りである場合には、S424において大当り図柄を決定することで、この判定処理が特に遊技状態を確変状態とするか否かに係わる処理であるため、確変状態に突入する割合を高める(遊技状態が確変状態中であれば確変状態が継続される割合を高める)ことができ、遊技者が多くの賞球を獲得することができる遊技機を実現することができる。
図14は、上記S440の詳細を示す変動パターン作成処理ルーチンのフローチャートである。変動パターンとは、ダミー図柄の変動を開始させ、所定の変動過程を経て、ダミー図柄の変動を終了させるまでのダミー図柄の変動状態を設定したものである。
まず、大当りとすることが決定されているか否かを判定し(S441)、S408にて大当りとすることを判定している場合には、大当り用の変動パターン候補を提供する第1変動パターン群を選択する(S442)。
大当りとしないことを判定している場合には(S441)、小当りとすることが決定されているか否かを判定し(S443)、S414にて小当りとすることを判定している場合には、小当り用の変動パターン候補を提供する第2変動パターン群を選択する(S444)。なお、第1始動入賞口7に基づく変動パターン群の選択である場合には、小当り判定が行われず小当りとなることがないので、第2変動パターン群が選択されることはない。
そして、大当りとしない及び小当りとしないことを判定している場合には(S443)、リーチをするか否かの判定に用いられるリーチ判定用乱数を乱数バッファから読込み(S445)、リーチをするか否かを判定するリーチ判定処理を実行する(S446)。
リーチをすることを判定した場合には、リーチはずれ用の変動パターン候補を提供する第3変動パターン群を選択する(S448)。一方、リーチをしないことを判定した場合には、はずれ用の変動パターン候補を提供する第4変動パターン群を選択する(S449)。
次いで、変動パターンの選択に用いられる変動パターン選択用乱数を乱数バッファから読込み(S450)、S442,S444,S448,S449にて選択された第1変動パターン群〜第4変動パターン群の何れかから、この変動パターン選択用乱数に基づき1つの変動パターンに決定する(S451)。
なお、上記した第1変動パターン群〜第4変動パターン群の各々の変動パターン群には、遊技状態が確変状態又は時短状態であるときに選択され、通常状態の変動時間よりも変動時間が短縮された時短制御用の変動パターン群が設定されている。従って、遊技状態が通常状態であることを判定した場合には、第1変動パターン群〜第4変動パターン群の各々の変動パターン群のうち通常の変動パターン候補を提供する変動パターン群を選択し、遊技状態が確変状態又は時短状態であることを判定した場合には、図4に示した特別図柄変動時間に従って、第1変動パターン群〜第4変動パターン群の各々の変動パターン群のうち時短制御用の変動パターン候補を提供する変動パターン群を選択することになる。
また、第1始動入賞口7への入賞又は第2始動入賞口11への入賞の何れの入賞であっても、同じダミー図柄が表示されるように設定された第1変動パターン群〜第4変動パターン群の変動パターン群から選択される。すなわち、第1始動入賞口7への入賞又は第2始動入賞口11への入賞の何れの入賞であっても、同じダミー図柄が図柄表示装置6のダミー図柄表示部20に表示される。
また、大当り判定、小当り判定、リーチ判定、及び遊技状態に基づいて変動パターン群が選択され、この選択された変動パターン群から変動パターン選択用乱数に基づいて1つの変動パターンに決定される。この決定された変動パターンは、ダミー図柄の変動開始を指定する指定コマンドが含まれる変動パターン指定コマンドとして、S180の特別図柄/特別電動役物処理において表示制御基板50に送信される。そして、表示制御基板50は、送信された変動パターン指定コマンドに基づいて、ダミー図柄の変動を開始させ、所定の変動過程を経て、ダミー図柄の変動を終了させるまでのダミー図柄の変動状態をダミー図柄表示部20に表示する。
S448にて決定された変動パターンに従って、図15に示したように、ダミー図柄の変動表示がダミー図柄表示部20に表示される。
この例では、ダミー図柄の変動表示が開始するときに、上方に「確変1/4」と表示された第2保留枠24が点滅(点灯でもよい。)し、確変突入率=1/4に設定された第2始動入賞口11へ入賞したことに基づくダミー図柄の変動表示であることを遊技者に報知している。但し、確変突入率=3/4に設定された第1始動入賞口7へ入賞したことに基づくダミー図柄の変動表示であっても、同じダミー図柄がダミー図柄表示部20に表示される。
このように、第1始動入賞口7への入賞又は第2始動入賞口11への入賞の何れの入賞に基づく変動表示であるかを、それぞれに対応させた第1保留枠18又は第2保留枠24(なお、第1保留枠18の上方には、「確変3/4」が表示され、第2保留枠24の上方には、「確変1/4」が表示されている。)を点滅させる構成とすることによって、変動表示中の大当り判定の確変突入率をはっきりと認識できるため、遊技者にとって分かりやすく面白味のある遊技が可能となる。
また、始動入賞順位が3番目であることを示す「3」が第1保留LED17内に表示されると共に第1保留LED17が点灯し、さらに始動入賞順位が1,2,4番目であることを示す「1」、「2」、「4」が第2保留LED23内に表示されると共に第2保留LED23が点灯している。従って、当該変動表示の後に、保留カウンタJ(1番目)→保留カウンタJ(2番目)→保留カウンタI(3番目)→保留カウンタJ(4番目)の順で、各々の確変突入率を伴った大当り判定を実行することになる。
このように、第1保留LED17又は第2保留LED23内に、S334,S344の始動入賞順位記憶処理において第1始動入賞口7又は第2始動入賞口11に入賞した順番を記憶した始動入賞順位を表示する構成とすることによって、確変突入率が高い第1始動入賞口7に入賞した保留記憶があるとき、遊技者はこの保留記憶に基づく変動表示がいつ開始されるのかを認識できるので、変動表示が開始される前から、予め確変状態に突入する期待感を増大させることができ、面白味のある遊技が可能となる。
図16は、確変突入率の異なる始動入賞口に基づくダミー図柄の変動状態のタイミングチャートである。
ダミー図柄が変動表示できる状態であれば、決定された変動パターンに従って、ダミー図柄の左図柄、中図柄、右図柄の順で変動表示が開始され、所定の変動過程を経て、ダミー図柄の左図柄、中図柄、右図柄の順で変動表示が停止(確定表示)される。
確変突入率=3/4に設定された第1始動入賞口7に入賞したことに基づく保留記憶が記憶された状態であれば、ダミー図柄の右図柄の変動表示が停止されてから(ダミー図柄の全図柄の変動表示が停止されることにより確定表示されてから)T1の時間が経過した後に、決定された次の変動パターンに従って、左図柄の変動表示が開始される。また、ダミー図柄の左図柄の変動表示が開始されてからT3の時間経過した後に、中図柄の変動表示が開始される。
一方、確変突入率=1/4に設定された第2始動入賞口11に入賞したことに基づく保留記憶が記憶された状態であれば、ダミー図柄の右図柄の変動表示が停止されてから(ダミー図柄の全図柄の変動表示が停止されることにより確定表示されてから)T1<T2となるT2の時間が経過した後に、決定された次の変動パターンに従って、左図柄の変動表示が開始される。また、ダミー図柄の左図柄の変動表示が開始されてからT4の時間経過した後に、中図柄の変動表示が開始される。
この例では、確変突入率の低い第2始動入賞口11に入賞したことに基づく保留記憶よりも、確変突入率の高い第1始動入賞口7に入賞したことに基づく保留記憶の方が、T3の時間だけ変動表示が終了した後の開始タイミングが早く設定されている。具体的には、T2の時間は、T1+T3=T2となる時間に設定され、T4の時間は、T3=T4となる時間に設定されている。
このように、変動表示が終了した後に開始される保留記憶であって、確変突入率の低い第2始動入賞口11に入賞したことに基づく保留記憶よりも、確変突入率の高い第1始動入賞口7に入賞したことに基づく保留記憶の方が、変動表示が開始されるタイミングが早く設定される構成とすることによって、第1始動入賞口7への入賞又は第2始動入賞口11への入賞の何れかの入賞に対応させて点滅する第1保留枠18又は第2保留枠24を意識して見なくとも、変動表示が開始されるときのダミー図柄の動き(開始タイミング)を感覚で認識することで、変動表示の開始直後から何れの始動入賞口に基づく変動表示がされているのかを認識することができる。従って、変動表示中の大当り判定の確変突入率を認識できるため、遊技者にとって分かりやすく面白味のある遊技が可能となる。
なお、変動表示が開始されるときの開始タイミングを異ならせるために、S451において決定された変動パターンを、ダミー図柄の変動開始を指定する指定コマンドが含まれる変動パターン指定コマンドとして、S180の特別図柄/特別電動役物処理において表示制御基板50に送信するタイミングを異ならせている。
また、変動表示が終了してから次の変動表示が開始されるまでのT2の時間は、T1+T3=T2となる時間に設定されているが、変動表示が開始されるときのダミー図柄の動き(開始タイミング)を感覚で認識することで、変動表示の開始直後から何れの始動入賞口に基づく変動表示がされているのかを認識することができればよく、例えば、T1+T3=T2とはならないT1<T2に設定されてもよい。また、変動表示が開始されるときの開始タイミングではなく、ダミー図柄の左図柄の変動表示が開始されてから中図柄の変動表示が開始されるまでのT3及びT4の時間を異なるように、例えば、T3>T4に設定し(いわゆるT3に図柄の滑りを設定し)、何れの始動入賞口に基づく変動表示がされているのかを認識される構成としてもよい。
なお、この実施の形態では、遊技球が普通図柄の当り判定を実行する普通図柄作動ゲート9を通過することにより、普通図柄の当り判定の判定結果に基づいて普通図柄表示部21に普通図柄を変動表示させ、確定表示された普通図柄が予め定められた普通図柄の組み合わせである場合に、第2始動入賞口11としての電動チューリップの羽根(普通電動役物)を開放する構成としているが、例えば、普通図柄の当り判定を実行せずに、遊技球が普通図柄作動ゲート9を通過することにより、第2始動入賞口11としての電動チューリップの羽根(普通電動役物)を所定の態様で開放する構成としてもよい。
また、この実施の形態では、第1始動入賞口7への入賞又は第2始動入賞口11への入賞の何れの入賞であっても、同じダミー図柄が表示される変動パターンが第1変動パターン群〜第4変動パターン群の変動パターン群から選択され、ダミー図柄表示部20に表示されたが、例えば、確変突入率の高い第1始動入賞口7に入賞したことに基づく変動表示と、確変突入率の低い第2始動入賞口11に入賞したことに基づく変動表示とによって異なる図柄を表示し、変動表示の開始直後から何れの始動入賞口に基づく変動表示がされているのかを認識することができる構成としてもよい。
また、この実施の形態では、第1始動入賞口7及び第2始動入賞口の2つの始動入賞口が遊技領域5に設けられ、これらの始動入賞口に入賞したことに基づいて1つのダミー図柄表示部20にダミー図柄を変動表示させる構成としているが、3つ以上の始動入賞口を遊技領域5に設け、これらの始動入賞口に入賞したことに基づいて1つのダミー図柄表示部20にダミー図柄を変動表示させる構成としてもよい。このとき、設置された始動入賞口への入賞の何れの始動入賞口に基づく変動表示がされているのかを認識することができるように、それぞれに対応させた保留枠を点滅表示させる等の構成が設けられる。また、3つ以上の始動入賞口は、発射の狙う位置(発射装置からの発射位置)が異なるように配置され、遊技者が所望するタイミングで各々の始動入賞口を狙うことができる構成とすればよい。さらに、これらの始動入賞口は、確変突入率が異なるように設定され、確変遊技の終了後の時短遊技には、普通電動役物の開閉動作の変化により複数の始動入賞口のうちもっとも確変突入率の低い始動入賞口への入賞率を高く設定することにより、通常遊技よりも遊技球の入賞を容易にし、さらにこの始動入賞口に入賞することによって大当り判定と共に小当り判定を行い、大当りよりも高い確率で当たる小当りした場合、小当り遊技により開放される大入賞口への入賞により遊技球の増加を図ることができ、遊技者にとって遊技球を減らすことなく遊技を行うことができる構成とすればよい。
遊技機の正面図である。 図柄表示装置の正面図である。 遊技機の配線系統のブロック図である。 複数の遊技状態と遊技設定との関係を示す説明図である。 遊技制御基板で実行される遊技制御処理ルーチンのフローチャートである。 特別図柄/特別電動役物処理ルーチンのフローチャートである。 第1始動入賞口入賞処理ルーチンのフローチャートである。 第2始動入賞口入賞処理ルーチンのフローチャートである。 特別図柄変動制御処理ルーチンのフローチャートである。 大当り判定処理ルーチンのフローチャートである。 小当り判定処理ルーチンのフローチャートである。 同図(A)が確変大当り図柄テーブル(確変突入率=3/4)であり、同図(B)が確変大当り図柄テーブル(確変突入率=1/4)であり、同図(C)が小当り図柄テーブルである。 特別図柄選択処理ルーチンのフローチャートである。 変動パターン作成処理ルーチンのフローチャートである。 図柄表示装置の正面図である。 ダミー図柄の変動状態のタイミングチャートである。
符号の説明
1 遊技機
5 遊技領域
6 図柄表示装置
7 第1始動入賞口
8 第1大入賞口
9 普通図柄作動ゲート
10 第2大入賞口
11 第2始動入賞口
17 第1保留LED
18 第1保留枠
19 第1特別図柄表示部
20 ダミー図柄表示部
21 普通図柄表示部
22 普通図柄保留LED
23 第2保留LED
24 第2保留枠
25 第2特別図柄表示部
35 遊技制御基板(主基板)
50 サブ制御基板

Claims (4)

  1. 発射装置から異なる弾発力で遊技球が遊技領域に発射され、該発射された遊技球が落下することで入賞するような位置に各々配置された複数の始動口と、
    該複数の始動口の何れかに入賞したときに、大当りか否かの大当り判定を行う大当り判定手段と、
    前記複数の始動口のうち開閉動作の変化により入賞率を異ならせることが可能な電動役物として構成される電動始動口に入賞したときに、大当りよりも高い確率で当たる小当りか否かの小当り判定を行う小当り判定手段と、
    前記複数の始動口の何れかに入賞したことに基づいて図柄の変動表示が行われた後、前記大当り判定手段又は前記小当り判定手段による判定結果に基づいて図柄の停止表示が行われる図柄表示装置と、
    前記大当り判定手段による判定結果が大当りであるときに、遊技球の入賞により賞球の獲得が可能な第1の大入賞口を開閉する大当り遊技に制御する大当り遊技制御手段と、
    前記大当り判定手段による判定結果が大当りのうち予め定められた確変大当りであるときに、前記大当り遊技の終了後から次回に前記大当り判定手段による判定結果が大当りとなるまで、該大当り判定手段による判定結果が大当りとなる確率が向上する確変遊技に制御する確変遊技制御手段と、
    前記確変遊技の終了後から予め定められた条件に達するまで、開閉動作の変化により前記電動始動口への入賞率を向上させる入賞率向上手段と、
    前記小当り判定手段による判定結果が小当りであるときに、遊技球の入賞により前記大当り遊技よりも少ない賞球の獲得が可能な第2の大入賞口を開閉する小当り遊技に制御する小当り遊技制御手段と、
    を備えた遊技機であって、
    前記複数の始動口は、前記確変遊技に突入する確率である確変突入率の高い始動口と、前記確変突入率の低い前記電動始動口と、であり、
    前記確変遊技制御手段による前記確変遊技中に前記確変突入率の高い始動口に入賞したときであって、前記大当り判定手段による判定結果が確変大当りであるときに、前記大当り遊技制御手段による前記大当り遊技の終了後に再び前記確変遊技制御手段により前記確変遊技に制御する一方、
    前記確変遊技制御手段による前記確変遊技中に前記確変突入率の低い前記電動始動口に入賞したときであって、前記大当り判定手段による判定結果が確変大当りとは異なる大当りであるときに、前記大当り遊技制御手段による前記大当り遊技の終了後から前記予め定められた条件に達するまで、前記入賞率向上手段により前記電動始動口への入賞率を向上させることを特徴とする遊技機。
  2. 前記予め定められた条件は、前記大当り判定手段による判定結果が大当りとなること、又は前記確変遊技に制御することが決定されたときに前記図柄表示装置に表示された確変大当り図柄に基づいて指定回数が設定され、前記小当り判定手段による判定結果に基づいて前記図柄表示装置に表示される図柄の停止表示が前記指定回数になることのいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記小当り遊技により開放される前記第2の大入賞口は、前記電動始動口の上方に配置されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記電動役物の開放が可能な始動口通過ゲートを備え、
    該始動口通過ゲートは、前記小当り遊技により開放される前記第2の大入賞口の上方に配置されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の遊技機。

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