JP2006033961A - 組電池容量調整装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 エネルギーロス量を低減させ車両燃費性能の向上を図ることが可能な組電池容量調整装置及び方法を提供する。
【解決手段】 組電池容量調整装置1は、複数個の単位セルを接続してなる組電池11の各セルのうち、いずれかの電圧が基準となる電圧を超えた場合に、そのセルについて放電させることで各セル間の充電率を均一に調整するものである。この組電池容量調整装置1はCPU23を備え、CPU23は、組電池11の内部抵抗を検出し、検出した内部抵抗が閾値以上である場合に、組電池11の充電率を減少させる制御を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、組電池容量調整装置及び方法に関する。
従来、単位セル間の充電率のばらつきに起因する過充電・過放電の防止のために、各セル間の充電率を均一に調整する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。この技術においては、充電容量が高いセルについて放電させ、充電容量が低いセルの充電率に合わせるようにして、充電率を均一に調整するようにしている。
また、このような調整にあたっては、例えば、図7に示すように回路が用いられる。すなわち、調整のための回路は基準電圧部とバイパス回路部とから構成されており、充電率が高いセルについては図8に示すようにセルの開放電圧が高くなることを利用し、充電率が高く基準電圧(容量調整開始電圧)を超えるようであればバイパス回路をオンして充電率を調整するようにしている。
特開2003−61257号公報
しかしながら、従来技術では、基準電圧が一定であるため、電池の劣化又は低温時などには電池の内部抵抗が増大してバイパス回路の作動頻度も増加する。図9はその様子を示している。同図に示すように、劣化等したセルについては、エネルギーロス量が多くなり車両燃費性能が悪化してしまう。
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、エネルギーロス量を低減させ車両燃費性能の向上を図ることが可能な組電池容量調整装置及び方法を提供することにある。
本発明の組電池容量調整装置は、複数個の単位セルを接続してなる組電池の各セルのうち、いずれかの電圧が基準となる電圧を超えた場合に、そのセルについて放電させることで各セル間の充電率を均一に調整するものである。この組電池容量調整装置は、内部抵抗検出手段と、充電率制御手段とを備え、内部抵抗検出手段は組電池の内部抵抗を検出し、充電率制御手段は内部抵抗検出手段により検出された内部抵抗が閾値以上である場合に、組電池の充電率を減少させる制御を行う。
本発明によれば、組電池の内部抵抗を検出し、その内部抵抗が閾値以上である場合には、目標となる充電率を減少させる制御を行う。このため、組電池が劣化等したときに充電率を小さくすることで内部抵抗を減少させることとしている。この結果、各セルの電圧が基準となる電圧を超えにくくすることができる。すなわち、組電池が劣化したときには各セルの電圧が基準となる電圧を超えやすくなるが、これを抑制することができ、エネルギーロス量が多くなってしまうことを防止することとなる。従って、エネルギーロス量を低減させ車両燃費性能の向上を図ることができる。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において、同一又は同様の要素には同一の符号を付して説明を省略する。また、以下の説明においては、本実施形態に係る組電池容量調整装置を電気自動車(EV)のバッテリに適用した例を説明する。
図1は本実施形態に係る組電池容量調整装置のハード構成図である。同図に示すように、組電池容量調整装置1は、車両システム10と電池制御ユニット20とを備えている。このうちの車両システム10は、組電池11、電流センサ12、電圧センサ13、温度センサ14、メインリレー15、駆動用モータ(負荷)16、及び補機システム(負荷)17を有している。
上記組電池11は、一般にセルと呼ばれる単電池を複数個の直列に接続したものである。また、組電池11は、電流センサ12とメインリレー15とを介して駆動用モータ16と補機システム17とに接続され、駆動用モータ16と補機システム17とに直流電力を供給する構成となっている。
電流センサ12は、組電池11に流れる電流値を計測するものである。電圧センサ13は、組電池11の電位を計測するものである。温度センサ14は、組電池11の温度を検出するものである。また、これらセンサ12〜14は、それぞれ計測した計測値の情報を電池制御ユニット20に送信するようになっている。
メインリレー15は、組電池11からの電力供給を制御するものであり、電池制御ユニット20からの指令によりオンオフするようになっている。駆動用モータ16は、メインリレー15がオンされて組電池11から電力が供給されると作動し、駆動力を発生させて車両を走行させるものである。また、駆動用モータ16は、車両の制動時に回生電力を組電池11に供給し、組電池11の充電を行うものである。補機システム17は、エアコンディショナなど、駆動用モータ16と同様に組電池11からの電力により作動するものである。
また、電池制御ユニット20は、バイパス回路部(バイパス回路手段)21、基準電圧部22、CPU(内部抵抗検出手段、充電率制御手段、演算手段)23、カウンタ(カウント手段)24、及びメモリ25から構成され、組電池11の充放電と容量調整とを制御する構成となっている。
バイパス回路部21は、組電池11の各セルのうち、いずれかの電圧が基準となる電圧を超えた場合に、そのセルについて放電させることで各セル間の充電率を均一に調整するものである。基準電圧部22は、基準電圧を発生させてバイパス回路部21に出力するものである。
CPU23は、メインリレー15のオンオフ制御を行うものである。また、CPU23は、上記の電流センサ12及び電圧センサ13から計測値の情報を入力し、組電池11の内部抵抗を演算する構成となっている。ここで、内部抵抗は温度によっても変動する。このため、CPU23は温度センサ14から計測値の情報を入力し、求めた内部抵抗について温度分を補正する構成となっている。
また、CPU23は、内部抵抗が閾値以上であるか判断する機能を有している。そして、CPU23は、内部抵抗が閾値以上である場合に、組電池11の充電率を減少させる制御を行う機能を有している。ここで、CPU23は、充電率を減少させる制御として以下の処理を実行できるようになっている。すなわち、CPU23は、例えば、駆動用モータ16や補機システム17を作動させてこれらにへ供給される電力量を増大させることにより、組電池11の充電率を減少させたり、バイパス回路部21により各セルについて放電させることにより、組電池11の充電率を減少させたりできるようになっている。
また、カウンタ24は、各セルの電圧が基準となる電圧を超えた回数をカウントするものである。メモリ25は、各種データ等を記憶するものであると共に、カウンタ24がカウントしたときの時刻情報についても記憶する構成となっている。
さらに、上記したCPU23は、カウンタ24のカウント回数から、充電率の調整頻度を求め、求めた頻度が所定値を下回る場合、目標となる充電率を増加させる制御を行う機能を有している。ここで、CPU23は、充電率を増加させる制御として例えば、補機システム17などの作動を、なるべく後述の補助電池50により行うようにし、電力消費量を抑えることにより充電率を増加させる。
なお、上記組電池容量調整装置1は、上記構成の他に、イグニッションスイッチ30、接続スイッチ40、補助電池50及び車両システムCPU60を備えている。そして、乗員がイグニッションスイッチ30をオンすると、接続スイッチ40が接続し、補助電池50からの電力がCPU23及び車両システムCPU60に供給されるようになっている。なお、車両システムCPU60は、駆動用モータ16と補機システム17とを制御するものであり、組電池11の充電率を減少させる際には、CPU23から指令を受けて駆動用モータ16と補機システム17とを作動させるようになっている。
次に、本実施形態に係る組電池容量調整装置の動作の概略について説明する。まず、本装置1では、セル間の充電率のばらつき防止すべく、各セル間の充電率を均一に調整する。このとき、本実施形態に係る組電池容量調整装置1は、各セルの充電率を目標となる充電率に調整する。図2は、目標となる充電率の説明図であり、(a)は初期状態を示し、(b)は調整後の状態を示している。
まず、図2では、入力特性及び出力特性が示されている。ここで、入力特性とは組電池11の充電可能な容量を示すものであり、この特性に示すように組電池11は充電率が増加するにつれて充電可能な容量が減少していく傾向がある。また、出力特性とは組電池11の放電可能な容量を示すものであり、この特性に示すように組電池11は充電率が増加するにつれて放電可能な容量が増加していく傾向がある。
さらに、図2には、車両要求出力及び車両要求入力が示されている。ここで、車両要求出力とは、車両運行に必要とされる最低限の放電容量であり、車両要求入力とは、充電について最低限確保しなければならない値である。このため、組電池11は、常に車両要求出力及び車両要求入力以上の充放電電力を確保しなければならない。そして、この充放電電力は、車両要求出力及び車両要求入力に対して、できるだけ余裕があることが望ましい。故に、本装置1では、入力特性と出力特性の交点となる充電率SOC1に、各セル間の充電率を調整する。
ところが、組電池11が劣化したり低温時には、内部抵抗が増加して調整の頻度も増加してしまう。故に、エネルギーロス量も増加してしまう。そこで、これを防止すべく、本装置1は、以下の動作を実行する。
すなわち、まず、CPU23は電流センサ12及び電圧センサ13から信号を入力して、組電池11の内部抵抗を求める。また、CPU23は、温度センサ14からの信号により求めた内部抵抗を補正する。次いで、CPU23は、求めた内部抵抗が、予め定める閾値より大きいか否かを判断する。
そして、判断の結果、求めた内部抵抗が閾値よりも大きい場合、当初の想定以上に組電池11の各セルの電圧が基準電圧を超え易くなっている。すなわち、各セルの充電率が放電されてエネルギーロス量が多くなっている。
ここで、内部抵抗は組電池11の充電率にも依存して変動するものであり、充電率が小さくなると内部抵抗は減少する。このため、CPU23は、エネルギーロス量を低減させるべく、組電池11の充電率を減少させる。具体的に、図2(b)に示すように、各セルの調整目標となる充電率がSOC1であったが、これを減少させて充電率SOC2になるように制御する。これにより、各セルの電圧が基準電圧を超え難くすることとなり、エネルギーロス量を低減させ車両燃費性能の向上を図ることとなる。
ここで、例えば組電池11の充電率を小さくした結果、逆に各セルの電圧が殆ど基準電圧を超えなくなり、本来的に組電池容量調整装置1が有するセル電位のバラツキ解消機能が働かなくなる可能性がある。このため、カウンタ24は、各セルの電圧が基準電圧を超えた回数をカウントし、メモリ25は、例えば各セルの電圧が基準電圧を超えたときの時刻情報を記憶していく。
そして、CPU23は、これらの情報から充電率の調整頻度を求め、この頻度が所定値を下回る場合、組電池11の充電率を増加させる制御を行う。具体的には、約5%程度充電率を高SOC側に変更する。これにより、各セルの電圧が基準電圧を超え易くすることとなり、セル電位のバラツキを解消させることができる。
次に、本実施形態に係る組電池の容量調整方法について説明する。図3は、本実施形態に係る組電池の容量調整方法を示すフローチャートである。なお、以下の説明においては、組電池11の劣化が進行したときの制御方法について説明するものとする。
まず、図3に示すように、CPU23は電流センサ12及び電圧センサ13からの信号に基づいて組電池11の内部抵抗を求める(ST1)。
次に、CPU23は求めた内部抵抗を、温度センサ14からの温度情報に基づいて補正し、組電池11の劣化度を判定する(ST2)。すなわち、メモリ25は予め初期の内部抵抗の情報を記憶しており、CPU23はこの情報を読み出す。そして、CPU23は、温度補正した内部抵抗と、予め記憶する初期の内部抵抗とを比較して劣化度を判定する。
次いで、CPU23は、劣化度から入出力可能な充電率を求める(ST2)。ここで、入出力可能な充電率とは、車両運行上支障がなく組電池11の充放電を行うことができる充電率の範囲(以下、入出力可能範囲という)をいう。
図4は、組電池11の入出力可能範囲についての説明図である。なお、図4には、図2と同様に入力特性及び出力特性、並びに車両要求出力及び車両要求入力が示されているが、入力特性及び出力特性に関しては組電池11の新品時及び劣化時が示されている。
まず、図4に示すように、組電池11は新品時において入力特性及び出力特性が共に高い状態となっている。このため、組電池11の入出力可能範囲は、比較的広いものとなる。これに対し、組電池11が劣化すると入力特性及び出力特性が示す電力値は低くなる。このため、組電池11の入出力可能範囲は新品時と比較して狭いものとなる。
再度、図3を参照する。上記の如く、入出力可能範囲は、組電池11の劣化度に依存して変化してしまう。このため、CPU23は、組電池11の劣化度を判定すると、この劣化度から新たな入力特性及び出力特性を求め、この特性と車両要求出力及び車両要求入力から入出力可能な充電率の範囲、すなわち入出力可能範囲を求める(ST2)。
その後、CPU23は、ステップST1において求めた内部抵抗が閾値を超えるか否かを判断する(ST3)。すなわち、CPU23は、セル電圧が基準電圧を超えやすくなっているかを判断することとなる。ここで、上記閾値はユーザ等により予め設定されている。
図5は閾値の説明図であり、エネルギーロス量と基準電圧との相関関係、及び内部抵抗との相関関係を示している。まず、ユーザ等が最大限ロスしてもよいとするエネルギーロス量αを予め設定したとする。また、本装置1の基準電圧部22が発生させる基準電圧がV1であるとする。
この場合、CPU23は、図5からも明らかなように、両者の相関から内部抵抗の最大値を求めることができる。そして、CPU23は、この内部抵抗の最大値を、閾値として設定する。なお、閾値は予め計算により適切な値を求めておき、直接メモリ25に記憶させておくようにしてもよい。
再度、図3を参照する。ステップST1において求めた内部抵抗が閾値を超えないと判断した場合(ST3:NO)、特にエネルギーロス量が多くなるわけではないことから、調整の必要がなく、処理は終了することとなる。
一方、ステップST1において求めた内部抵抗が閾値を超えると判断した場合(ST3:YES)、CPU23は充電率の変更目標となる目標充電率を設定する(ST4)。ここで、CPU23はステップST2において求めた入出力可能範囲内で目標充電率を設定する。このとき、CPU23は最もエネルギーロス量が少なくなるように目標充電率を設定したり、セル電位のバラツキ解消機能をできるだけ利用すべく適度に充電率を減少させることとする。
その後、CPU23は、設定された目標充電率で車両要求出力以上の放電を行うことができるか否かを判断する(ST5)。ここで、車両要求出力以上の放電を行うことができるようであれば(ST5:YES)、CPU23は、ステップST4にて設定した目標充電率にて充電率調整を行わせる(ST6)。これにより、各セルの電圧が基準電圧を超え難くし、エネルギーロス量が多くなってしまうことを防止することができる。なお、CPU23は、バイパス回路部21に放電させることにより充電率を減少させてもよいし、車両システムCPU60に充電率の情報を送信して、車両システムCPU60により駆動用モータ16及び補機システム17を制御して充電率を減少させてもよい。
また、車両要求出力以上の放電を行うことができないようであれば(ST5:NO)、CPU23は、目標充電率を再設定した後に充電率調整を行わせる(ST7)。図6は、図3に示すステップST7の詳細説明図である。例えば、CPU23がステップST4において入出力可能範囲外で目標充電率SOC3を設定してしまった場合、今後の車両走行に支障をきたす可能性がある。このため、CPU23は目標充電率を再設定する。
具体的にCPU23は、目標充電率がSOC3であったが、入出力可能範囲内で最低値となるSOC4に再設定する。これにより、今後の車両走行への悪影響を防止することとなる。そして、CPU23は、この目標充電率に向けて充電率を減少させることとなる。
そしてステップST6,7の後、処理は終了することとなる。その後、例えば車両のイグニッションスイッチ30がオフされるまで、図3に示した処理が繰り返されることとなる。
このようにして、本実施形態に係る組電池容量調整装置1及び方法によれば、組電池11の内部抵抗を検出し、その内部抵抗が閾値以上である場合には、目標となる充電率を減少させる制御を行う。このため、組電池11が劣化等したときに充電率を小さくすることで内部抵抗を減少させることとしている。この結果、各セルの電圧が基準となる電圧を超えにくくすることができる。すなわち、組電池11が劣化したときには各セルの電圧が基準となる電圧を超えやすくなるが、これを抑制することができ、エネルギーロス量が多くなってしまうことを防止することとなる。従って、エネルギーロス量を低減させ車両燃費性能の向上を図ることができる。
また、本実施形態に係る組電池容量調整装置1では、各セルの電圧が基準となる電圧を超えた回数をカウントして充電率の調整頻度を求め、その頻度が所定値を下回る場合には、組電池11の充電率を増加させる制御を行う。これにより、各セルの電圧が基準電圧を超え易くすることができ、例えば充電率を減少させすぎてしまい、セル電位のバラツキ解消機能が実質的に作動しなくなったような場合であっても、バラツキ解消機能を復帰させ、セル電位の調整を行うことができる。
また、組電池11の充電率を減少させる際には、駆動用モータ16,17などを作動させて組電池11からこれら部分16,17へ供給される電力量を増大させることとしている。このため、新たな構成を付加することなく、駆動用モータ16,17などを有効活用し、簡易に充電率を減少させることができる。
また、組電池11の充電率を減少させる際には、検出した内部抵抗が閾値以上である場合、バイパス回路部21により各セルについて放電させることにより、組電池11の充電率を減少させることとしている。このため、もともと放電機能を有するバイパス回路部21を有効に利用して、簡易に充電率を減少させることができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよい。例えば、上記実施形態では、組電池容量調整装置及び方法を電気自動車のバッテリーに適用した例について説明したが、これに限定されず、ハイブリッド車両やエンジン車両のバッテリーや、車両以外の多くの装置に用いられるバッテリーに適用するようにしてもよい。
本実施形態に係る組電池容量調整装置のハード構成図である。 目標となる充電率の説明図であり、(a)は初期状態を示し、(b)は調整後の状態を示している。 本実施形態に係る組電池の容量調整方法を示すフローチャートである。 組電池の入出力可能範囲についての説明図である。 閾値の説明図であり、エネルギーロス量と基準電圧との相関関係、及び内部抵抗との相関関係を示している。 図3に示すステップST7の詳細説明図である。 従来技術の一例を示す図であり、充電率を均一に調整する回路構成を示している。 開放電圧と充電率との相関関係を示す説明図である。 内部抵抗の様子を示す説明図である。
符号の説明
1…組電池容量調整装置
10…車両システム
11…組電池
12…電流センサ
13…電圧センサ
14…温度センサ
15…メインリレー
16…駆動用モータ(負荷)
17…補機システム(負荷)
20…電池制御ユニット
21…バイパス回路部(バイパス回路手段)
22…基準電圧部
23…CPU(内部抵抗検出手段、充電率制御手段、演算手段)
24…カウンタ(カウント手段)
25…メモリ
30…イグニッションスイッチ
40…接続スイッチ
50…補助電池
60…車両システムCPU

Claims (5)

  1. 複数個の単位セルを接続してなる組電池の各セルのうち、いずれかの電圧が基準となる電圧を超えた場合に、そのセルについて放電させることで各セル間の充電率を均一に調整する組電池容量調整装置において、
    前記組電池の内部抵抗を検出する内部抵抗検出手段と、
    前記内部抵抗検出手段により検出された内部抵抗が閾値以上である場合に、前記組電池の充電率を減少させる制御を行う充電率制御手段と、
    を備えることを特徴とする組電池容量調整装置。
  2. 各セルの電圧が基準となる電圧を超えた回数をカウントするカウント手段と、
    前記カウント手段のカウント回数から、充電率の調整頻度を求める演算手段と、を更に備え、
    前記充電率制御手段は、前記演算手段により求められた頻度が所定値を下回る場合、前記組電池の充電率を増加させる制御を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の組電池容量調整装置。
  3. 前記組電池からの電力供給を受けて作動する負荷、を更に備え、
    前記充電率制御手段は、前記負荷を作動させて前記組電池から前記負荷へ供給される電力量を増大させることにより、前記組電池の充電率を減少させる
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の組電池容量調整装置。
  4. 前記組電池の各セルのうち、いずれかの電圧が基準となる電圧を超えた場合に、そのセルについて放電させることにより、各セル間の充電率を均一に調整するバイパス回路手段を更に備え、
    前記充電率制御手段は、前記内部抵抗検出手段により検出された内部抵抗が閾値以上である場合、前記バイパス回路手段により各セルについて放電させることにより、組電池の充電率を減少させる
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の組電池容量調整装置。
  5. 複数個の単位セルを接続してなる組電池の各セルのうち、いずれかの開放電圧が基準となる電圧を超えた場合に、そのセルについて放電させることにより、各セル間の充電率を均一に調整する組電池容量調整方法において、
    組電池の内部抵抗を検出して、その内部抵抗が閾値以上であると判断した場合には、組電池の充電率を減少させる制御を行う
    ことを特徴とする組電池容量調整方法。
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