JP2006032802A - ウェット装置、ディスプレイパネルの製造装置およびウェット処理方法 - Google Patents

ウェット装置、ディスプレイパネルの製造装置およびウェット処理方法 Download PDF

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JP2006032802A JP2004212199A JP2004212199A JP2006032802A JP 2006032802 A JP2006032802 A JP 2006032802A JP 2004212199 A JP2004212199 A JP 2004212199A JP 2004212199 A JP2004212199 A JP 2004212199A JP 2006032802 A JP2006032802 A JP 2006032802A
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Abstract

【課題】基板の反処理面に被処理物を再析出・付着させずにウェット処理が行えるウェット装置を提供することである。
【解決手段】現像装置20は、ワーク100上の未硬化レジストを除去させる第1処理液をワーク100の被処理面側に噴出し使用後の第1処理液を回収して再び第1処理液として再使用する第1処理液再使用機構23と、被処理面とは反対側の面である反処理面に対して未使用である第2処理液を噴出する第2処理液噴出機構24とを有する。ワーク100の被処理面側に噴出された第1処理液は、反処理面側に対して吹きかけられた第2処理液によってワーク100の反処理面に回りこまない。このため、ワーク100の反処理面に未硬化レジストを再析出・付着させずに現像処理が行える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ウェット装置、ディスプレイパネルの製造装置およびウェット処理方法に関する。
現在、例えば、プラズマディスプレイパネルや液晶ディスプレイパネルなどのディスプレイパネルの製造工程において、ガラス基板上に電極パターンを形成する際、例えばフォトリソグラフィ法などが用いられている。このフォトリソグラフィ法は、(A)薄膜形成工程、(B)現像処理工程、(C)エッチング処理工程および(D)レジスト剥離工程の4工程を順に経ることにより、基板上にパターンを形成する方法である。
例えばフォトリソグラフィ法によりディスプレイパネルのガラス基板上に電極パターンを形成する場合、(A)薄膜形成工程では、ガラス基板上の全領域にパターニングしたい電極材料の薄膜をスパッタリングなどの方法により形成し、さらに感光性材料であるレジスト層を一様に形成する。(B)現像処理工程では、前工程で形成されたレジストに所望のパターンのUV光を照射・露光し、感光せずに硬化しないまま基板上に残ったレジストのみを現像液で除去することによって現像する。これらの現像されたレジストパターンは、水洗、乾燥した後、基板とレジストとの密着性を向上させるためにポストベーク処理が施される。さらに、(C)エッチング処理工程では、前工程で形成したレジストパターンをマスクとして、電極材料薄膜をエッチング処理液により除去する。レジストはこのエッチング処理液に対して耐性を有するため、電極材料薄膜のレジストパターンに被覆されていない部分のみが除去され、ガラス基板が剥き出しになる。水洗、乾燥後に、(D)レジスト剥離工程では、前工程で残されたレジストパターンがレジスト剥離液により除去され、水洗、乾燥処理が行われる。これにより、ガラス基板上には所望の電極材料のパターンのみが形成される。
従来、このフォトリソグラフィ法における現像処理工程、エッチング処理工程およびレジスト剥離工程では、基板上の被処理物を除去するために処理液を噴出するウェット処理が施されている。このウェット処理は、例えば特許文献1に示すようなウェット装置によって行われている。すなわちこの装置では、被処理物に被覆された基板を搬送機構上に載置し、基板が搬送されると同時に、被処理物が被覆されている被処理面側に向けて上から処理液が噴出され、被処理物が除去される。この時、この処理液は省資源化の観点から一度使用した処理液をフィルタリングによりパーティクルを除去して再利用されるという構成が採られている。
また、上述の特許文献1に示されたウェット装置の他にも、例えば特許文献2に示すウェット装置が知られている。すなわち、この装置では、被処理物に被覆された基板を搬送機構上に載置して、この基板が搬送されると同時に、被処理面側に向けて上から処理液が噴出され、被処理面とは反対側の反処理面側に向けても処理液が噴出される。この時、特許文献1に示すウェット処理装置と同様に、一度使用した処理液はフィルタリングによりパーティクルを除去して再利用されるという構成を採る。
特開2000−182518号公報 特開平10−79371号公報
しかしながら、特許文献1に示すようなウェット処理装置では、被処理面とは反対側の反処理面に処理液が回り込み易く、また、再利用された処理液には被処理物が溶解しており、このため、ウェット処理の際に反処理面側に被処理物が再析出・付着してしまう等の問題が一例として挙げられる。
また、特許文献2に示すウェット処理装置の場合、基板に対して上下両方向から再使用の処理液が噴出されるため、反処理面に被処理物が再析出・付着してしまうことが軽減されるが、反処理面側に噴出する処理液にも再使用の処理液を用いるため、反処理面にはどうしても被処理物が再析出・付着してしまう問題が一例として挙げられる。
このようにウェット処理の過程において、一度基板の反処理面に再析出・付着した被処理物は、いったん乾燥されて固化してしまうと、除去することが困難である。プラズマディスプレイパネルなどのディスプレイパネルを製造する場合、これらの反処理面に被処理物が再析出・付着した汚れは修正の対象となり、このため製造ラインの稼働率が低下してしまう。汚れの程度によっては、基板自体が不良品となり、歩留まりが低下してしまう問題がある。また、反処理面が汚れた基板が次の工程に流れていくことにより、次工程の装置を汚染してしまい、装置寿命が低下してしまう問題がある。
ここで、本発明の目的は、基板の反処理面に被処理物を再析出・付着させずにウェット処理が行えるウェット装置、ディスプレイパネルの製造装置およびウェット処理方法を提供することである。
請求項1に記載された本発明のウェット装置は、基板上に形成された被処理物に対して、前記基板上から除去すべき部分の被処理物を除去させる第1処理液を前記基板の被処理面に供給するウェット装置において、使用済の前記第1処理液を回収して再び当該第1処理液として再使用する第1処理液再使用手段と、前記基板の前記被処理物が形成された被処理面とは反対側の面である反処理面に対して、未使用である第2処理液を吹きかける第2処理液噴出手段と、を有することを特徴とする。
請求項6に記載された本発明のディスプレイパネル製造装置は、請求項1から請求項5のいずれかに記載のウェット装置を備えたディスプレイパネル製造装置であって、前記ウェット装置は、ディスプレイパネルの基板上に電極パターンを形成する際に用いられる
ことを特徴とする
請求項7に記載された本発明のウェット処理方法は、基板上に形成された被処理物に対して第1処理液を供給し、前記基板上から除去すべき部分の被処理物を除去するウェット処理方法において、使用済の前記第1処理液を回収して再び当該第1処理液として再使用するとともに、前記基板の前記被処理物が形成された被処理面とは反対側の面である反処理面に対して、未使用である第2処理液を吹きかける、ことを特徴とする。
〔現像処理装置1の構成〕
以下、本発明の一実施形態であるウェット処理装置を図面に基づいて説明する。このウェット処理装置は、フォトリソグラフィ法の現像処理工程における現像装置として使用されるものである。図1は、本実施形態の現像処理装置1の概略構成図が示されている。図2は、前記実施形態の現像処理装置1の要部を構成する現像装置20の概略構成図である。図3は、前記現像装置20の一部を基板の進行方向から見た場合の概略構成図である。なお、図1および図2とも現像装置20が示されているが、図1では図2に示す現像装置20の一部が省略されて示されている。図1において、本実施形態の現像処理装置1は、フォトリソグラフィ法における現像処理を行う装置であり、処理工程の順に露光装置10、現像装置20および水洗装置30が連続的に配置されている。露光装置10の前工程側には、ガラス基板に電極材料薄膜およびレジスト層を形成する装置である薄膜形成処理装置が配置され、水洗装置30の後工程側には、エッチング処理装置およびレジスト剥離装置が順に配置されている。
〔露光装置10の構成〕
露光装置10は、前処理工程でガラス基板上に電極材料層およびレジスト層が順に形成されたワーク100に、その電極材料層およびレジスト層が形成された処理面に所望のパターンの紫外光を照射・露光し、所定の部位のレジスト層を硬化させる装置である。この露光装置10は装置本体である処理容器11を備え、その処理容器11の内部には搬送機構12および露光機構13が設けられている。処理容器11は、ワーク100が搬入される部位に搬入窓110が形成され、ワーク100が搬出される部位に搬出窓111が形成されている。これら搬入窓110および搬出窓111は、露光処理が施されている間は閉じる機構を有している。
搬送機構12は、複数の搬送ロール120、図示しないベルトおよび図示しないモータを備えている。これら複数の搬送ロール120は、水平面において図1中のX方向と直交する方向に対して平行に所定の間隔で配置され、これら搬送ロール120によって基板をX方向に搬送する搬送路が形成される。この搬送路は搬入窓110および搬出窓111を貫通してX方向に沿って水平に延びている。複数の搬送ロール120のそれぞれの一端は図示しないベルトに連結され、さらにこのベルトは図示しないモータに連結されており、また、搬送ロール120のもう一端はそれぞれ図示しない軸受に連結されている。このため、それぞれの搬送ロール120は、モータの駆動力がベルトに伝わることによって一方向に連動して回転運動する。露光機構13は、所望のパターンに対応した露光マスク(図示しない)を有しており、この露光マスクを介して所望のパターンの露光が行える。なお、この露光の条件は、使用するレジストの種類によって異なる。
〔現像装置20の構成〕
現像装置20は、露光装置10で露光処理が施されたワーク100の被処理面側に現像液を噴出し、感光せず硬化しないまま残された未硬化レジストを溶解しワーク100上から除去する装置である。図2において、この現像装置20は、処理容器21、第1処理液再使用機構23、第2処理液噴出機構24および搬送機構22を有している。処理容器21は、その内部は使用する現像液に対して耐性を示す材料で被覆されており、処理容器21のワーク100が搬入される部位には搬入窓210が形成され、ワーク100が搬出される部位には搬出窓211が形成されている。これら搬入窓210および搬出窓211は、現像処理が施されている間は閉じる機構を有している。処理容器21の底部212は、略漏斗型の構造となっており、使用された現像液を回収する。この底部212の最低部には、廃液口213が設けられている。
搬送機構22は、露光装置10における搬送機構12と同様に、複数の搬送ロール220、図示しないベルトおよび図示しないモータを備えており、搬送ロール220上に載置されたワーク100をX方向に搬送する。これら複数の搬送ロール220は、水平面において図1中のX方向と直交する方向に対して平行に所定の間隔で配置され、これら搬送ロール220によって基板をX方向に搬送する搬送路が形成される。この搬送路は、露光装置10の搬送機構12の搬送路と連続しており、搬入窓210および搬出窓211を貫通してX方向に沿って水平に延びている。複数の搬送ロール220のそれぞれの一端は図示しないベルトに連結され、さらにこのベルトは図示しないモータに連結されており、また、搬送ロール220のもう一端はそれぞれ図示しない軸受に連結されている。このため、それぞれの搬送ロール220は、モータの駆動力がベルトに伝わることによって一方向に連動して回転運動する。
第1処理液再使用機構23は、第1処理液収納タンク230、フィルター231、第1処理液用ポンプ232、第1処理液供給配管233および噴出ノズル235から構成されており、現像液をワーク100の被処理面側に噴出し、使用後の現像液を回収、濾過し、再び現像液としてワーク100の被処理面側に噴出する機構である。ここで、この第1処理液再使用機構23の噴出ノズル235から噴出される再使用の現像液を、第1処理液と定義する。
なお、使用される現像液(例えば、希炭酸ナトリウム水溶液)は、ワーク100の被処理面に形成された未硬化レジスト(例えば、商品名NIT200 日本合成化学社製)を溶解する性質を有するため、現像処理後の第1処理液中には、未硬化レジストの一部が溶解し、あるいはその一部は塊状体のまま溶液中に残存する。この塊状体の未硬化レジストをフィルター231で除去することによって、第1処理液が循環的に再使用されることとなる。
第1処理液収納タンク230は、処理容器21の下方において、処理容器21の廃液口213と連結されており、使用後の第1処理液は、処理容器21の底部212によって回収された後、廃液口213から流出して第1処理液収納タンク230に収納される。フィルター231の片側は第1処理液収納タンク230に連結され、もう一方側は第1処理液用ポンプ232に連結されている。使用後の第1処理液中に残存した未硬化レジストの塊状体は、このフィルター231により除去される。なお、このフィルター231は、第1処理液収納タンク230の内部もしくは外部のいずれに設けられても構わない。第1処理液用ポンプ232は、処理容器21の外部に設けられ、その吸引側はフィルター231に連結され、その吐出側は第1処理液供給配管233に連結されている。この第1処理液用ポンプ232により、第1処理液収納タンク230内に収納された使用後の第1処理液は、フィルター231を通過して第1処理液として使用可能な状態となり、図2中のP1方向に供給される。
第1処理液供給配管233は、用いる現像液に対して耐性を示す材料からなるパイプであり、その一端側は処理容器21外部において第1処理液用ポンプ232に連結されており、もう一端側は処理容器21内部の上側において3列のパイプ234に分岐されている。図2および図3において、この分岐された3列のパイプ234はそれぞれ、処理容器21内部において同一水平面上でX方向に沿って平行に延びており、その中央の列のパイプ234Aは、ワーク100の幅方向の中心上を通るように配置され、他の2列のパイプ234Bは、この中心となるパイプ234Aの両側にそれぞれ所定の間隔をおいて配置されている。複数個の噴出ノズル235は、3列のパイプ234のそれぞれに、X方向に沿って所定の間隔でワーク100の被処理面側に対向するように形成されている。第1処理液は、これら噴出ノズル235からワーク100の被処理面側に向かってシャワー状に噴出され、それぞれ隣り合うシャワーは互いにオーバーラップする。噴出された第1処理液は、上述のように未硬化レジストをワーク100上から除去した後、処理容器21の底部212によって回収され、フィルター231によって第1処理液内の未硬化レジストの塊状体が取り除かれ、再び第1処理液として使用される。
第2処理液噴出機構24は、第2処理液収納タンク240、第2処理液用ポンプ241、第2処理液供給配管242および噴出ノズル244を備えており、未使用の現像液である第2処理液をワーク100の被処理面と反対側の反処理面に向かって噴出する機構である。
第2処理液収納タンク240は、未使用の現像液である第2処理液を収納しておくものであり、処理容器21の外部に設けられている。第2処理液用ポンプ241は、処理容器21の外部に設けられ、その吸引側は第2処理液収納タンク240に連結され、吐出側は第2処理液供給配管242に連結されている。この第2処理液用ポンプ241により、第2処理液収納タンク240内に収納された第2処理液は、図2中のP2方向に供給される。
第2処理液供給配管242は、第1処理液供給配管233と同様に、用いる現像液に対して耐性を示す材料からなるパイプであり、その一端側は処理容器21外部において第2処理液用ポンプ241に連結されており、もう一端側は処理容器21内部の搬送ロール220よりも下側において、3列のパイプ243に分岐されている。図2および図3において、この分岐された3列のパイプ243はそれぞれ、処理容器21内部において同一水平面上でX方向に沿って平行に延びており、そのうち1列のパイプ243Aは、ワーク100の幅方向の中心上を通るように配置され、他の2列のパイプ243Bは、この中心となるパイプ243Aの両側にそれぞれ所定の間隔をおいて配置されている。中央のパイプ243Aには、複数個の噴出ノズル244AがX方向に沿って所定の間隔でワーク100の反処理面側に対向するように形成されている。また、中央のパイプ243Aを挟んで両側2列のパイプ243Bには、複数個の噴出ノズル244Bが、X方向に沿って所定の間隔でワーク100の反処理面に対して傾いて取り付けられている。これら噴出ノズル244Bの傾きは、ワーク100のX方向に平行する辺よりもワーク100の外側に向けられており、これらの傾きはワーク100のサイズに合わせて適宜調整できる。なお、これら噴出ノズル244A、244Bは、搬送ロール220と干渉しない位置に配置される。このため、噴出ノズル244からシャワー状に噴出された第2処理液は、それぞれ隣り合うシャワーどうしがオーバーラップしながら、搬送ロール220の間を通過してワーク100の反処理面上に到達し、ワーク100の上面から反処理面に回り込んで来る第1処理液をワーク100の外側に押し出す。
噴出ノズル244から噴出された第2処理液は、現像処理の過程において使用後の第1処理液と混合され、処理容器21の底部212によって回収され、第1処理液収納タンク230に収納され、再び第1処理液として使用される。すなわち、処理容器21の底部212は、使用後の第1処理液および使用後の第二処理液を回収する手段となり、また、第1処理液再使用機構23は、使用後の第2処理液を再使用する第2処理液再利用手段としての機能を兼ね備えている。
〔水洗装置30の構成〕
水洗装置30は、現像処理工程において現像液および未硬化レジストの塊状体が付着したワーク100を水洗する装置であり、処理容器31、水洗機構33および搬送機構32を備えている。処理容器31には、ワーク100が出入りする部位に搬入窓310および搬出窓311が形成されており、これら搬入窓310、搬出窓311は、水洗処理の間は閉じる機構を有している。
搬送機構32は、搬送機構12および搬送機構22と同様に、複数の搬送ロール220、図示しないベルトおよび図示しないモータを備えており、搬送ロール320上に載置されたワーク100をX方向に搬送する。これら複数の搬送ロール320は、水平面において図1中のX方向と直交する方向に対して平行に所定の間隔で配置され、これら搬送ロール320によって基板をX方向に搬送する搬送路が形成される。この搬送路は、露光装置10の搬送機構12の搬送路および現像装置20の搬送機構22の搬送路と連続しており、搬入窓310および搬出窓311を貫通してX方向に沿って水平に延びている。複数の搬送ロール320のそれぞれの一端は図示しないベルトに連結され、さらにこのベルトは図示しないモータに連結されており、また、搬送ロール320のもう一端はそれぞれ図示しない軸受に連結されている。このため、それぞれの搬送ロール320は、モータの駆動力がベルトに伝わることによって一方向に連動して回転運動する。水洗機構33からは、ワーク100に向かって洗浄用水が噴出される。
〔現像処理動作〕
次に、前記現像処理装置1による現像処理動作について図面に基づいて説明する。ここでは、プラズマディスプレイパネルの基板上にAlの電極パターン(例えばアドレス電極)を形成する場合について説明する。まず、(A)薄膜形成工程において、ガラス基板上にAl電極薄膜をスパッタリングなどの方法により形成し、その上にレジスト(例えば商品名NIT200 日本合成化学社製)層を設け、ワーク100を作製する。
上述の薄膜形成工程が終わると、作業は(B)現像処理工程の露光処理工程へと移行する。図1に示す露光装置10おいて、ワーク100が搬送ロール120上に水平に載置され搬入窓110から処理容器11内に供給されると、搬入窓110が閉じる。ワーク100が所定の露光位置に配置されると、露光機構13は、所望のパターンに対応した露光マスクを介して、ワーク100の被処理面に対して紫外光を照射する。紫外光が照射されたワーク100上のレジストは硬化し、紫外光が未照射の部位のレジストは硬化せず、この未硬化のレジストが現像処理により除去されることになる。露光処理が終了すると搬出窓111が開き、ワーク100は、搬送機構12により現像装置20へと搬送される。
次に、ワーク100は、露光装置10の搬送ロール120から現像装置20の搬送ロール220に移動され、現像装置20の搬入窓210から処理容器21内に取り込まれる。ワーク100が処理容器21内に取り込まれると搬入窓210が閉じ、ワーク100への現像処理が可能な状態となる。そして、第1処理液再使用機構23、第2処理液噴出機構24および搬送機構22が同時に稼動することによって、現像処理が開始される。
搬送機構22において、ワーク100への現像処理が可能な状態になると、搬送機構22はワーク100を搬送ロール220に載置した状態でX方向に移動する。この間、ワーク100の被処理面側には第1処理液が噴出され、ワーク100の反処理面側には第2処理液が噴出される。このため、ワーク100の反処理面に使用後の第1処理液が回り込むことなく、ワーク100上から未硬化レジストが取り除かれる。
第1処理液再使用機構23において、ワーク100への現像処理が可能な状態になると、第1処理液用ポンプ232が起動し、第1処理液収納タンク230に収納された現像液(例えば希炭酸ナトリウム溶液)は、フィルター231を透過してからP1方向へと運ばれる。第1処理液用ポンプ232によりP1方向に運ばれた第1処理液は、第1処理液供給配管233を通過して処理容器21内に到達すると、3本の分岐したパイプ234にそれぞれ均等に分割され、複数の噴出ノズル235からワーク100の処理面側に向かってそれぞれ一斉に噴出される。ワーク100上の未硬化レジストは、噴出された第1処理液中に溶解し、またその一部は塊状体となってワーク100から剥離される。なお、隣り合う噴出ノズル235からそれぞれ噴出された第1処理液のシャワーは、互いにオーバーラップするため、ワーク100を漏れなく現像処理することができる。未硬化レジストがワーク100上から取り除かれると、ワーク100上には露光により硬化したレジストパターンおよびAl電極薄膜がガラス基板上に残される。そして、使用後の第1処理液は処理容器21の底部212によって回収され、廃液口213から排出される。廃液口213より排出された使用後の第1処理液は、第1処理液収納タンク230に収納され、フィルター231によって未硬化レジストの塊状体が除去された後、再度第1処理液として現像処理に用いられる。
第2処理液噴出機構24において、ワーク100への現像処理が可能な状態になると、第2処理液用ポンプ241が起動し、第2処理液収納タンク240に収納された第2処理液がP2方向へと運ばれる。第2処理液は、第2処理液供給配管242を通過して処理容器21内に到達すると、3本の分岐したパイプ243にそれぞれ均等に分割され、複数の噴出ノズル244からワーク100の反処理面側に向かってそれぞれ一斉に噴出される。
図3において、第1処理液は、噴出ノズル235からワーク100の処理面側に噴出されると、ワーク100の処理面上から端部に向かって流れ、端部からワーク100の外側に流れ落ちる。一方、第2処理液は、噴出ノズル244からワーク100の反処理面側に向かって噴出される。噴出ノズル244Aから噴出される第2処理液は、ワーク100の移動に伴ってワーク100の幅方向から回り込んでくる第1処理液を、ワーク100の外側に押し出し、使用後の第1処理液が反処理面側に回りこむのを防ぐ。また、噴出ノズル244Bから噴出される第2処理液は、ワーク100の長さ方向から回り込んでくる第1処理液をワーク100の両外側に押し出し、使用後の第1処理液が反処理面側に回り込むのを防ぐ。なお、噴出ノズル244からワーク100の反処理面側に向かって噴出された第2処理液のシャワーは、隣り合うシャワーどうしが互いにオーバーラップしているため、使用後の第1処理液が反処理面に回り込むのを確実に防ぐことができる。また、第1処理液と第2処理液の噴出量の比は、使用後の第1処理液が反処理面に回り込むのを防げる程度にその噴出量を調整でき、例えば、3対2から2対1の噴出量比であれば良い。
使用後の第2処理液は使用後の第1処理液と混合され、これら処理液は、処理容器21の底部212によって回収され、廃液口213から排出される。廃液口213より排出された使用後の第1処理液および第2処理液は、第1処理液収納タンク230に収納され、フィルター231によって未硬化レジストの塊状体が除去された後、再度第1処理液として現像処理に用いられる。つまり、使用後の第2処理液も再度、第1処理液として循環して再使用される。
未硬化レジストが完全に除去されると、第1処理液再使用機構23、第2処理液噴出機構24が停止することにより、現像処理が終了する。この後、搬出窓211が開き、搬送機構22によってワーク100が処理容器21の外に搬出され、水洗装置30へと搬送される。
現像処理後のワーク100は、現像装置20の搬送ロール220から水洗装置30の搬送ロール320に移動され、搬入窓310から処理容器31内に取り込まれると、搬入窓310が閉じる。ワーク100への水洗処理が可能な状態になると、搬送機構32によってワーク100が移動され、同時に水洗機構33から洗浄用水が噴出される。このため、現像処理においてワーク100に付着した現像液などが、十分に洗浄される。ワーク100の洗浄後、搬出窓311が開き、ワーク100は搬送機構32によって処理容器31の外へと搬出される。
この後、次工程である(C)エッチング処理工程において、エッチング処理液(例えば混酸/HNO3+H3PO4+CH3COOH)によってレジストに被覆されていないAl電極薄膜が除去される。さらに、(D)レジスト剥離工程において、レジスト剥離液(例えばNaOH)によって硬化レジストが剥離され、ガラス基板上にAlの電極パターンのみが残される。
〔作用効果〕
本実施形態の現像処理装置1によれば、以上の構成より次に挙げる作用効果が期待できる。
(1)現像装置20において、現像処理の間、第2処理液噴出機構24によってワーク100の反処理面側に第2処理液を噴出するため、ワーク100の被処理面側に噴出された第1処理液がワーク100の端部から反処理面に回りこむことを防げる。これにより、ワーク100の反処理面に、現像液中に溶解したレジストが再析出・付着する問題が解消される。したがって、ディスプレイパネル製造ラインの稼働率が低下することもなく、歩留まりが低下することもない。また、現像処理後のワーク100が次の工程に搬送されても、次工程の装置を汚染し装置寿命を低下させることはない。
(2)現像装置20において、第2処理液には、再使用した現像液を使用するのではなく、未使用の現像液を用いるため、ワーク100の反処理面に現像液中に溶解した未硬化レジストが再析出・付着することがない。
(3)本実施形態の現像処理装置1では、第1処理液再使用機構23によって、第1処理液を循環して再使用するために、省資源化が図れる。また、第2処理液においても同様に、第1処理液再使用機構23によって、第1処理液として再使用されるため、省資源化が図れる。
(4)第1処理液再使用機構23は、第2処理液噴出機構24より噴出された第2処理液を回収、再使用し、第2処理液再使用機構としての機能を兼ね備えている。このため、現像装置20の構造は単純であり、従来の現像装置に第2処理液噴出機構24を設置すれば、従来の現像装置においても本実施形態と同様の作用効果が期待できる。
(5)本実施形態の現像処理装置1では、ワーク100は、搬送機構22によってX方向に移動され、この間、ワーク100の被処理面側には第1処理液が噴出されるとともにワーク100の反処理面側には第2処理液が噴出される。第1処理液および第2処理液がシャワー状に噴出された空間をワーク100が移動することにより、ワーク100上から未硬化レジストを十分に除去することができ、また、ワーク100の反処理面に使用後の第1処理液が回り込むこともない。
(6)第2処理液噴出機構における複数の噴出ノズル244において、中央のパイプ243Aに取り付けられた噴出ノズル244Aは、ワーク100の反処理面側に対向して形成されており、また、中央のパイプ243Aを挟んで両側2列のパイプ243Bに取り付けられた複数個の噴出ノズル244Bは、ワーク100のX方向に平行する辺よりもワーク100の外側に向けられて形成されている。このため、噴出ノズル244Aから噴出される第2処理液は、ワーク100の移動に伴ってワーク100の幅方向から回り込んでくる第1処理液を、ワーク100の外側に押し出し、使用後の第1処理液がワーク100の反処理面に回りこむのを防ぐことができる。また、噴出ノズル244Bから噴出される第2処理液は、ワーク100の長さ方向から回り込んでくる第1処理液をワーク100の両外側に押し出し、使用後の第1処理液がワーク100の反処理面に回り込むのを防ぐことができる。
(7)第1処理液再使用機構23において、複数の噴出ノズル235からそれぞれ噴出された第1処理液のシャワーは、隣り合うシャワーどうしが互いにオーバーラップするため、ワーク100を漏れなく現像処理することができる。また、第2処理液噴出機構24においても同様に、噴出ノズル244からワーク100の反処理面側に向かって噴出された第2処理液のシャワーは、隣り合うシャワーどうしが互いにオーバーラップしているため、使用後の第1処理液が反処理面に回り込むのを確実に防ぐことができる。
(8)第2処理液噴出機構における複数の噴出ノズル244において、中央のパイプ243Aを挟んで両側2列のパイプ243Bに取り付けられた複数個の噴出ノズル244Bは、その傾きを自在に変更できるため、処理するワーク100のサイズに合わせてノズル244Bの傾きを適宜調整することによって、様々なサイズのワーク100に対して現像処理を行うことができる。
(9)本実施形態の現像処理装置1において、露光装置10の搬送ロール120、現像装置20の搬送ロール220および水洗装置30の搬送ロール320は、同一水平面上において連続して設置されている。このため、作業効率が向上され、ディスプレイパネル製造の連続操業が可能となる。
〔実施形態の変形〕
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態ではウェット装置をフォトリソグラフィ法における現像処理装置として用いたが、本発明ではこれに限らず、基板上に形成された被処理物のうち除去すべき被処理物を薬液を使って除去する装置であれば構わない。
例えば、本発明をフォトリソグラフィ法におけるエッチング処理装置に用いた場合、ワーク100の上面から再使用のエッチング処理液を噴射し、裏面に未使用のエッチング処理液を噴出する以外は前記実施形態と同様の構成である。
また、本発明をフォトリソグラフィ法におけるレジスト剥離装置に用いた場合、ワーク100の上面から再使用のレジスト剥離液を噴射し、裏面に未使用のレジスト剥離液を噴出する以外は前記実施形態と同様の構成である。
本実施形態で製造できるディスプレイパネルはプラズマディスプレイパネルに限らず、本実施形態は、液晶ディスプレイパネル、LED(Light Emitting Diode)ディスプレイパネルなどのディスプレイパネルも製造でき、ディスプレイパネルのサイズの大小を問わず、基板上に電極のパターンを形成するタイプのディスプレイパネルであれば製造可能である。また、前記実施形態ではプラズマディスプレイパネルのAlの電極パターンのみについて説明したが、これに限らず、フォトリソグラフィ法で形成できるパターンであればいずれのパターンでも構わない。例えば、プラズマディスプレイパネルの透明電極パターン、バス電極パターンや隔壁(リブ)パターンなどが挙げられる。
また、本実施形態の現像装置20では、第1処理液は噴出ノズル235からワーク100に向けてシャワー状に噴出されるが、これに限らず、十分に現像処理が行える程度にワーク100に現像液が供給される構成であれば良い。例えば、パイプ234に円形の吐出孔を設け、現像液を吐出する構成などが挙げられる。
本実施形態では、噴出ノズル244Bの傾きは、ワーク100のサイズに合わせて適宜調整できる構成であるが、噴出ノズル244の傾きが固定された構成であっても構わない。また、噴出ノズル235および噴出ノズル244の位置または個数もそれぞれ任意であり、本発明の効果が得られるのであれば、適宜変更しても構わない。第1処理液再使用機構における分岐したパイプ234および第2処理液噴出機構24における分岐したパイプ243においても、本実施形態ではパイプの本数を3本ずつとしたが、これに限らず、それぞれのパイプの本数は任意であり何本でも構わない。また、これらパイプの配置も任意である。
また、前記実施形態では、第2処理液供給配管242において、分岐された3列のパイプ243のうち中央1列のパイプ243Aは、ワーク100の幅方向の中心上を通るように配置され、他の2列のパイプ243Bは、この中心となるパイプ243Aの両側にそれぞれ所定の間隔をおいて配置されており、中央のパイプ243Aには、複数個の噴出ノズル244AがX方向に沿って所定の間隔でワーク100の反処理面側に対向するように形成され、また、中央のパイプ243Aを挟んで両側2列のパイプ243Bには、複数個の噴出ノズル244Bが、ワーク100のX方向に平行する辺よりもワーク100の外側に向けられて形成されている構成としたが、本発明は、この構成に限らない。
例えば、第2処理液供給配管242は、そのパイプ243が分岐しておらず1本であって、このパイプに複数個の噴出ノズル243がX方向に沿って所定の間隔で設けられる構造でもよい。この場合、前記実施形態の同様の効果を奏するため、これらの噴出ノズル243のうち一部のノズル先端をワーク100のX方向に平行する一方の片側の辺のよりもワーク100の外側に向けて形成し、残りのノズル先端をワーク100のX方向に平行する他方の片側の辺のよりもワーク100の外側に向けて形成するものでもよく、さらには、これらの噴出ノズル243のノズル先端の向きを交互に変更するものでもよい。
これにより、第2処理液供給配管242のパイプ243を分岐させずに、1本のパイプ243でワーク100の反処理面側へ回り込む第1処理液をワーク100の外側へ押し出すことができる。
本実施形態の露光装置10の搬送機構12、現像装置20の搬送機構22および水洗装置30の搬送機構32においては、基板の搬送手段として搬送ロールが用いられているが、基板を搬送し、第2処理液の噴出を阻害しない構成であれば搬送ロールに限らない。例えば、幅の狭い搬送ベルトを複数利用して搬送する構成でも良い。また、現像装置20の搬送機構22および水洗装置30の搬送機構32においては、X方向のみに基板を移動する構成であるが、これに限らず、基板をX方向に往復移動する構成であっても良い。これによって、短い搬送ラインで現像処理および水洗処理を確実に行うことができるの。すなわち製造装置の小型化が図れる。
〔実施形態の作用効果〕
本発明の現像処理装置1は、ワーク100上の未硬化レジストを除去させる第1処理液をワーク100の被処理面側に噴出し、使用後の第1処理液を回収して再び第1処理液として再使用する第1処理液再使用機構23と、被処理面とは反対側の反処理面に対して、未使用である第2処理液を吹きかける第2処理液噴出機構24とを有することを特徴とするため、ワーク100の反処理面に使用後の第1処理液が回り込むことを防ぎ、ワーク100の反処理面にレジストを再析出・付着させずに現像処理が行える。
本実施形態である現像処理装置の概略構成図。 前記現像処理装置の要部を構成する現像装置の概略構成図。 前記現像装置の一部を基板の進行方向から見た場合の概略構成図。
符号の説明
1 現像処理装置
10 露光装置
20 現像装置
21 処理容器
22 搬送機構
23 第1処理液再使用機構
24 第2処理液噴出機構
30 水洗装置
100 ワーク
220 搬送ロール
230 第1処理液収納タンク
231 フィルター
232 処理液用ポンプ
233 第1処理液供給配管
235 噴出ノズル
240 第1処理液収納タンク
241 第1処理液用ポンプ
242 処理液供給配管
244 噴出ノズル
X 基板の搬送方向

Claims (9)

  1. 基板上に形成された被処理物に対して、前記基板上から除去すべき部分の被処理物を除去させる第1処理液を前記基板の被処理面に供給するウェット装置において、
    使用済の前記第1処理液を回収して再び当該第1処理液として再使用する第1処理液再使用手段と、
    前記基板の前記被処理物が形成された被処理面とは反対側の面である反処理面に対して、未使用である第2処理液を吹きかける第2処理液噴出手段と、
    を有することを特徴とするウェット装置。
  2. 請求項1に記載のウェット装置において、
    前記第2処理液噴出手段から前記反処理面へ吹きかけられた使用後の前記第2処理液を回収する第2処理液回収手段と、
    前記処理液回収手段により回収された当該使用後の第2処理液を前記第1処理液として再利用する第2処理液再利用手段と、
    を具備したことを特徴とするウェット装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のウェット装置において、
    前記第1処理液を前記被処理面へ供給するとともに前記第2処理液を前記反処理面に吹きかける際に、前記基板を前記反処理面で接しながら搬送する搬送手段を備えた
    ことを特徴とするウェット装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のウェット装置において、
    前記第2処理液噴出手段は、前記第2処理液を前記反処理面に対して吹きかけるとともに前記基板の搬送方向と交差する方向に並んだ複数個の第2処理液噴出ノズルを備え、
    これらの第2処理液噴出ノズルのうち少なくとも両側端に配置された2個は、それぞれ先端が前記基板の搬送方向に平行となる端辺よりも前記基板の外側に向けて形成される
    ことを特徴とするウェット装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載のウェット装置において、
    前記第1処理液および第2処理液は、フォトリソグラフィ法で使用される現像液、エッチング処理液およびレジスト剥離液のうち一つを含む
    ことを特徴とするウェット装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載のウェット装置を備えたディスプレイパネル製造装置であって、
    前記ウェット装置は、ディスプレイパネルの基板上に電極パターンを形成する際に用いられる
    ことを特徴とするディスプレイパネル製造装置。
  7. 基板上に形成された被処理物に対して第1処理液を供給し、前記基板上から除去すべき部分の被処理物を除去するウェット処理方法において、
    使用済の前記第1処理液を回収して再び当該第1処理液として再使用するとともに、
    前記基板の前記被処理物が形成された被処理面とは反対側の面である反処理面に対して、未使用である第2処理液を吹きかける、
    ことを特徴とするウェット処理方法。
  8. 請求項7に記載のウェット処理方法において、
    前記反処理面へ供給された使用後の前記第2処理液を回収し、当該使用後の第2処理液を前記第1処理液として再利用すること
    を特徴とするウェット処理方法。
  9. 請求項7または請求項8に記載のウェット処理方法において、
    前記第1処理液を前記被処理面へ供給するとともに前記第2処理液を前記反処理面に吹きかける際に、前記基板を前記反処理面で接しながら搬送する
    ことを特徴とするウェット処理方法。
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