JP2006032733A - 基板構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電気的な接続部を増やすことなく、単純な筐体構造のシールドボックスを用いて、確実に高周波信号を発する制御系を電気的にシールドすることができ、かつ電気的な接続状態の信頼性の低下を防止する。
【解決手段】 高周波信号を発生する制御基板12と、メイン電源管理部16や電力消費負荷14との接続のために物理的に太い電源線が接続され、負荷への電力供給を制御するドライブ基板18とを物理的に分離し、制御基板12のみをシールドボックス34に収容した。この場合、制御信号を伝搬する信号線は低電力でよいため、ドライブ基板18との接続のための信号線として、薄肉のフラットケーブル20を適用することができる。このため、シールドボックス34には、フラットケーブル20が挿通可能なスリット形状の開口部40のみを設ければよくなり、シールド性を向上することができ、開口部40に導電性の弾性部材42を設けたため、隙間を遮蔽することができる。
【選択図】 図2

Description

この発明は、制御信号に基づいて駆動し、電力消費負荷に対して電力を供給することで、当該電力消費負荷の動作を制御する基板構造に関するものである。
従来、モータ、ソレノイド、ランプ等の電力消費負荷は、ドライブ制御基板から電力を供給され、その動作(点灯)が制御される。
ドライブ制御基板は、電源ユニットからの電源線(電力供給線の一部)が接続されるドライブ部と、CPU、RAM、ROM等で構成されたコントロール部と、で構成されている。
コントロール部では、制御信号が生成され、当該制御信号に基づいてドライブ部が駆動する(電源線と電力供給線との断/続)ことで、電力消費負荷が動作(点灯)するようになっている。
ここで、コントロール部は、高周波信号(高速処理であればあるほど高周波となる)が発生しており、この高周波信号がノイズとなって周囲のデバイス及び周辺機器に悪影響を及ぼすことがある。
このため、ドライブ制御基板は、シールドボックスに収容され、電気的に外部と遮蔽することがなされている。
ところが、前記ドライブ部に接続される電源線や電力供給線(ケーブル)は、消費電力が大きければ大きいほど、抵抗が増え、抵抗増大による発熱防止のため、ケーブルの導電断面が広くする必要があり(ケーブル外径を太くする必要があり)、その分、この太いケーブルをシールドボックス内外に配線するための開口部の面積が大きくなり、電気的シールド性を低下させている。
これを防止するため、シールドボックスに中継コネクタを取り付け、シールドボックス内において、ドライブ制御基板から中堅コネクタまでの配線ケーブルと、中継コネクタから電力消費負荷までの配線ケーブルとを別部材とするKとおで、シールドボックス内の密閉性(電気的)を向上することが提案されている(特許文献1参照)。
これによれば、ケーブルをシールドボックスの内外に配線する場合、ケーブルの太さに依存するような開口部が不要となり、電気的シールド性を確保することができる。
特開2000−163159公報
しかしながら、特許文献1等の従来技術では、ケーブルの中間(シールドボックスの内外の境界部分)に中継コネクタが必須となる。
この結果、シールドボックスが単純な筐体ではなくなり、部品点数が多く、構造が複雑となるという欠点がある。また、中継コネクタを介在することで、接続部が増え、接触不良等の信頼性が低下する。
本発明は上記事実を考慮し、電気的な接続部を増やすことなく、単純な筐体構造のシールドボックスを用いて、確実に高周波信号を発する制御系を電気的にシールドすることができ、かつ電気的な接続状態の信頼性の低下を防止することができる基板構造を得ることが目的である。
本発明は、入力される制御信号に基づいて駆動し、電力供給線を介して接続された電力消費負荷に対して電力を供給することで、当該電力消費負荷を動作させるドライブ基板と、前記ドライブ基板へ送出するための前記制御信号を生成する制御基板と、前記制御基板の制御信号出力端と、前記ドライブ基板の制御信号入力端との間を電気的に接続し、前記制御信号を伝送するフラットケーブルと、前記フラットケーブルの断面領域と同等の開口部を備え、この開口部にフラットケーブルを配設した状態で、前記制御基板を被覆することで、当該制御基板を電気的にシールドするシールドボックスと、を有している。
本発明によれば、制御基板とドライブ基板とを物理的に分離し、この間をフラットケーブルで電気的に接続した。ここで、高周波ノイズの発生源は、制御基板であるため、この制御基板のみをシールドボックスによって被覆して、電気的にシールドする。
このとき、シールドボックスの内外に亘り配設されるフラットケーブルは、厚み方向が通常のケーブルよりも薄いのが特徴であり、また、制御基板からドライブ基板への制御信号は、低電流(低電圧)であるため、発熱等を考慮する必要がない。
これにより、シールドボックス内外にフラットケーブルを配設するための開口部の開口面積を小さくすることができ、単純な構造(例えば、シールドボックスとしては制御基板が収容可能な容積がある筐体でよい)で、電気的なシールド性を向上することができる。
本発明では、前記フラットケーブルが、前記シールドボックスの外面に密着するように配線され、かつ、前記ドライブ基板が前記シールドボックスの外面に固定されていることを特徴としている。
シールドボックスの外に配設されるフラットケーブルをさらに、シールドボックスの外面に密着するように配線することで、密着面のシールド性を向上することができる。すなわち、フラットケーブルをグランドレベル(シールドボックスの電位と同等のレベル)とすることで、フラットケーブルから発せられるノイズを低減することができる。
また、本発明では、複数の前記フラットケーブルが厚み方向に密着重畳された状態で前記開口部に配設されていることを特徴としている。
制御基板からドライブ基板へ多数の信号線が必要な場合、複数のフラットケーブルを併設する必要がある。このとき、複数のフラットケーブルを厚み方向に密着重畳させて開口部に配設することで、開口部に設ける際に必須の公差(フラットケーブルを通過させるための周囲の余裕であり、フラットケーブルの外形よりも若干大きめとしたときの隙間の開口面積)を小さくすることができる。
さらに、本発明では、前記開口部に導電性の弾性部材を設け、前記開口部とフラットケーブルとの隙間を電気的に遮蔽することを特徴としている。
開口部とフラットケーブルとの間は、すくなからず隙間が生じる場合がある。そこで、この隙間に対して、導電性の弾性部材を設けることで、隙間形状に倣って弾性部材が変形し、この開口部とフラットケーブルとの間の隙間の電気的な遮蔽状態を維持することができる。なお、弾性部材であるため、フラットケーブルが可撓しても、これに追従して弾性変形し、遮蔽状態は常に維持される。
また、本発明では、前記シールドボックスが、少なくとも1面が開口され、前記制御基板を収容する箱体と、前記箱体の開口面に対向する当て板を備え、前記箱体の開口を塞ぐときに、前記当て板によって開口部から突出するフラットケーブルを略直角に屈曲させた状態で挟持する蓋体と、で構成されていることを特徴としている。
シールドボックスを2部材構成(箱体と、蓋体)とする。
例えば、箱体に開口部を設け、この開口部にフラットケーブルを通過させ、蓋体を被せると、蓋体の当て板(開口部と対向する舌片)がフラットケーブルを略直角に屈曲させ、かつ押さえ込む(挟持する)ことになり、電気的な遮蔽状態をさらに向上することができる。
さらに、本発明では、前記請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の基板構造が、像担持体を一様帯電し、前記像担持体に画像データに対応して光ビームを照射して静電潜像を形成すると共に、前記静電潜像に静電気力でトナーを付着させて現像し、当該トナー像を記録媒体に転写し、加熱定着することで画像を形成する画像形成エンジンを備えた画像形成装置の制御系に適用されることを特徴としている。
画像形成装置の画像形成エンジンには、所定のシーケンスで駆動する複数の電力消費負荷が存在する。この電力消費負荷には、高電圧が必要なもの、大電流が必要なもの、発熱源として利用されるもの(高負荷)等があり、このような電力消費負荷と、画像データとを制御系によって共通管理制御すると、画像データに基づく光ビームの変調のための高周波信号がノイズとなって、電力消費負荷等を制御するための信号が乱れ、誤動作することがある。
特に制御基板とドライブ基板を分離し、かつ制御基板のみをシールドボックスで電気的にシールドする本発明を適用することで、物理的に集中管理されている制御系内でのノイズに起因する誤動作を防止することができる。
以上説明した如く本発明によれば、電気的な接続部を増やすことなく、単純な筐体構造のシールドボックスを用いて、確実に高周波信号を発する制御系を電気的にシールドすることができ、かつ電気的な接続状態の信頼性の低下を防止することができるという優れた効果を有する。
図1には、本実施の形態に係る機械的動作を伴う機器の動作を制御するための回路基板10が示されている。
回路基板10は、制御信号を生成する制御基板12と、制御信号に基づいて機器に装備された電力消費負荷14に対して、メイン電源管理部16からの電力の供給を制御するドライブ基板18とで構成され、これらは、互いにフラットケーブル20によって電気的に接続されている。
制御基板12には、CPU22、ASIC(application specific integrated circuits/特定用途向け集積回路)24等が装着されており、高周波信号(高速信号)を処理することで、制御信号が生成されるようになっている。
また、制御基板12には、フラットケーブル20の一端部を機械的、かつ電気的に接続するコネクタ26が取り付けられている。フラットケーブル20は、幅方向に複数本の信号線がアレイ状に配列され、肉厚寸法が極めて薄く、かつ幅広形状となっている。
これに対してコネクタ26は、フラットケーブル20の幅方向寸法に対応する挿入部が設けられている。フラットケーブル20が挿入部に挿入され、コネクタ26の図示しないラッチ機構により挟持かつ保持することで、前記複数本の信号線を、それぞれ対応する制御基板12のプリント配線に電気的に接続することができる。
このフラットケーブル20の他端は、ドライブ基板18に取り付けられたコネクタ28に接続されている。このドライブ基板18のコネクタ28とフラットケーブル20との接続は、上記制御基板12とフラットケーブル20との接続と同様の構成であるため、説明は省略する。
ドライブ基板12には、ドライブ用IC30等が装着されており、制御基板12から入力される制御信号に基づいて、メイン電源管理部16から供給される電源を、電力消費負荷14へ供給する、ドライブ回路32を制御するようになっている。
ここで、本実施の形態の制御基板12には、金属製のシールドボックス34に収容されている。
図2及び図3に示される如く、シールドボックス34は、上面が開口された箱体36と、当該開口を閉塞する蓋部38とで構成され、蓋部38は、箱部36に対して、図示しないねじ締めによって固定されている。
箱体36の側面には、矩形スリット状の開口部40が設けられている。この開口部40の縦寸法(以下、スリット幅寸法という)は、前記フラットケーブル20の肉厚寸法に対して若干大きめの寸法となっており、スリット幅に対して直交する横寸法(以下、長さ寸法という)は、フラットケーブル20の幅寸法よりも若干大きめの寸法となっている。
この開口部40には、フラットケーブル20が挿通されている。ここで、このフラットケーブル20を開口部40に通すとき、開口部40のスリット幅寸法及び長さ寸法と、フラットケーブル20の肉厚寸法と幅寸法との差によって、フラットケーブル20を、ほとんど抵抗感なく通過させることができる。
また、この開口部40には、導電性の弾性部材(例えば、スポンジ(製品名:シールドソフトパッキング/製造元:竹内工業社製:商標)42が設けられている。この弾性部材42には、その中央に線状の切り込み(シールドボックス34の内外を貫通する切り込み)42A(図3参照)が形成されており、フラットケーブル20は、この切り込み42Aを通過するようになっている。このため、実質的にフラットケーブル20と開口部40との寸法差による隙間は、弾性部材42によって閉塞されることになる。
前記シールドボックス34の開口部40から外部へ突出されたフラットケーブル20は、開口部40の突出直後に略直角に上方に屈曲され、さらに、蓋体38の上面と同一平面となる位置で、さらに同一方向(すなわち、蓋体38の上面方向)に略直角に屈曲されている。
このため、フラットケーブル20の突出先端は、蓋体38の上面位置となっており、ドライブ基板18は、シールドボックス34の蓋体38の上面に取り付けられている。
フラットケーブル20を、シールドボックス34の外面に沿わせることで、フラットケーブル20自体が、グランドレベルとなり、制御基板12で生成され、フラットケーブル20を介してドライブ基板18へと伝搬される制御信号(高周波信号)にノイズがのることが低減されるようになっている。
以下に本実施の形態の作用を説明する。
回路基板10を構成する場合に、制御信号を生成する制御基板12と、当該制御信号に基づいて電力消費負荷14に対して電力供給を制御するドライブ基板18とを、物理的に別体とされた基板構成とする。
この分離された制御の内、制御基板12をシールドボックス34の箱体36に収容し、固定する。
次に、シールドボックス34の箱体36に設けられた開口部40にフラットケーブル20を通す。このとき、フラットケーブル20の外形(肉厚寸法、幅寸法)に対して開口部40の縦横寸法(スリット幅寸法、長さ寸法)が若干大きめであるため、フラットケーブル20は抵抗感なく挿入される。
また、この開口部40には、導電性の弾性部材42が設けられ、フラットケーブル20は、この弾性部材42の切り込み42Aを通過するため、前記抵抗感をなくすために設けた開口部40との隙間は、導電性の弾性部材42によって閉塞され、この開口部40の電気的シールド性を保持することができる。
シールドボックス34の箱体36の内部のフラットケーブル30の一端は、制御基板12に取り付けられたコネクタ26の挿入部に挿入され、ラッチ機構によって機械的に固定される。このとき、電気的にもフラットケーブル20のアレイ状の各信号線は、制御基板12のプリント配線に、互いにショートすることなく接続される。
次に、制御基板12を収容した箱体34の開口面を、蓋体36によって閉塞し、ねじ締めで固定する。これにより、制御基板12は、シールドボックス34によって、完全に電気的シールドが施されることになる。
また、開口部40においても、弾性部材42によって、開口部40の内周と、フラットケーブル20の外周との隙間を埋めているため、高周波信号に起因するノイズが漏れることがない。
一方、開口部40から外部に突出されたフラットケーブル20は、上方に略直角に屈曲され、さらに、蓋体38の上面方向に略直角に屈曲され、他端部が蓋体38の上部に位置する。
このように、フラットケーブル20をシールドボックス34の外面に沿わせることで、フラットケーブル20をグランドレベルとすることができ、ノイズの発生を軽減することができる。
フラットケーブル20の他端は、ドライブ基板18に取り付けられたコネクタ28の挿入部に挿入され、上記(制御基板12とフラットケーブル20との接続構成)と同様の構成で、機械的、かつ電気的に接続される。
すなわち、シールドボックス34の上部にドライブ基板18が支持された状態で固定され、一体化される。
ドライブ基板18には、メイン電源管理部16と、電力消費負荷14とを接続する。
以上により、回路基板10の組み付け、並びに配線が終了し、機器内の所定の位置に固定する。
このように、高周波信号、すなわち制御信号を生成する制御基板12をドライブ基板18から分離して、制御基板12のみをシールドボックス34によって閉塞し、電気的にシールドするようにしたため、制御基板12からドライブ基板18への配線は、低電力(数ミリボルト)の信号を伝搬できればよい薄肉のフラットケーブル20を適用することができ、シールドボックス34の開口部40の開口面積を小さくすることができる。
また、開口部40へのフラットケーブル20の通過性を向上するために、若干の隙間を設けることが好ましいが、この隙間を設けることで、シールド性が低下する。そこでで、隙間に導電性の弾性部材42を設け、フラットケーブル20を弾性部材42の切り込み42Aを通過させることで、開口部40の内周と、フラットケーブル20の外周との隙間を完全に閉塞することができ、電気的シールド性の低下を抑制することができる。
さらに、シールドボックス34の開口部40から突出したフラットケーブル20を、シールドボックス34の外面に沿わせるようにしたため、フラットケーブル20をグランドレベルとすることができ、フラットケーブル20による制御信号の伝搬時にノイズが発生することを抑制することができる。
なお、本実施の形態では、開口部40の周囲は、弾性部材42を設けるのみとしたが、図3に示される如く、蓋体38の周囲に、蓋体38を箱体36に被せるときに、箱体の開口周縁と重なるリブ38Aを設け、このリブ38Aの一部から、前記開口部40に対向する当て板38Bを一体に形成し、蓋体38を箱体36に被せたときに、この当て板38Bと箱体36との間で、フラットケーブル20を挟持する構成とすれば、さらに、開口部40の周辺の電気てきシールド性を高めることができる。
また、本実施の形態の回路基板10では、単一のフラットケーブル20を対象として説明したが、制御信号が多くなれば、フラットケーブル20が複数本必要となる場合がある。この場合、それぞれに開口部40を別々に設けると、それぞれの開口部40に隙間が生じることになる。また、この隙間を閉塞するための弾性部材42がそれぞれ必要となる。
そこで、図4に示される如く、複数本のフラットケーブル20を配線する場合には、フラットケーブル20同士を肉厚方向に重ねた状態で単一の開口部40を通して配線する。これにより、開口部40とフラットケーブル20との間の隙間を、1本のフラットケーブル20に対する隙間と同等とすることができ、フラットケーブル20の本数が増えても、隙間の累積面積が増加することがなく、シールド性を安定させることができる。また、隙間に設ける弾性部材42も同量、かつ単一でよいため、部品点数の増加等の不具合を解消することができる。
以上説明したように本実施の形態では、高周波信号を発生する制御基板12と、メイン電源管理部16や電力消費負荷14との接続のために物理的に太い電源線(電力供給線202)が接続され、前記制御基板12によって生成された制御信号に基づいて、負荷への電力供給を制御するドライブ基板18とを物理的に分離し、制御基板12のみをシールドボックス34に収容した。この場合、制御信号を伝搬する信号線は低電力(数ミリボルト)でよいため、ドライブ基板18との接続のための信号線として、薄肉のフラットケーブル20を適用することができる。このため、シールドボックス34には、フラットケーブル20が挿通可能なスリット形状の開口部40のみを設ければよくなり、シールド性を向上することができる。また、この開口部40に導電性の弾性部材42を設けたため、フラットケーブル20と開口部40との隙間を遮蔽することができる。
以下に本実施の形態の回路基板10の構成が適用された機器として画像形成装置110を例にとり、その概略構成を説明する。
図5には、本発明の回路基板構造が適用された画像形成装置110の実施例が示されており、画像形成装置110は、この装置本体112の内部に、画像形成エンジンとしてのエンジン部114が配設されている。
エンジン部114には、像担持体としての感光体ドラム116が回転可能に配設されている。この感光体ドラム116は、所定のプロセススピードで回転駆動される。
上記感光体ドラム116の周面には、帯電器118によって所定の電位に帯電された後、これ又感光体ドラム116の直上の離れた位置に配置された光走査系としてのROS(Raster Output Scanner)120によって、レーザービーム(LB)による画像露光が施され、画像情報に応じた静電潜像が形成される。上記感光体ドラム116上に形成された静電潜像は、現像器122によって現像され、トナー像となる。
上記トナー像が形成されるにあたって感光体ドラム116が回転する回数は、画像のサイズに応じて異なるが、例えば、A4サイズであれば、感光体ドラム116が3回転することによって、1画像が形成される。
上記感光体ドラム116上に順次形成されたトナー像は、転写位置(図1のA線矢視)を通過する際に、記録用紙126上に転写される。
記録用紙126は、図1に示すように、装置本体112の下部に配置された給紙部128から、1枚ずつ捌かれた状態で給紙され、ベルト124に搬送されながら、前記転写位置へと搬送され、当該転写位置で画像が転写される。
なお、感光体ドラム116は、トナー像の転写後、クリーニング部130によってクリーニングされ、次の画像形成のため帯電ロール118で帯電される。
上記トナー像が転写された記録用紙126は、定着器132へと搬送され、この定着器132によって加熱及び圧力でトナー像が記録用紙124上に定着され、排出ロール134によって排出される。
図6には、画像形成装置110における画像形成を主体とした制御系のブロック図、並びに電源供給配線図が示されている。
メイン電源管理部200には、商用電源201が接続されており、低電圧電源及び高電圧電源を生成し、負荷電源供給ライン202、ドライブ基板18を介して電力消費負荷(以下、単に負荷という)204へ電力を供給する。
負荷204には、DCサーボモータ、ステッピングモータ、クラッチ、ソレノイド、HVPS電源、レーザー電源、定着器ランプ等が存在する。
DCサーボモータは、感光体ドラム116の駆動用モータ、現像部122のトナー撹拌に用いられるモータ、定着器132のローラ駆動用モータ、装置本体112やエンジン部114の各部に設けられた放熱ファン(図示省略)を駆動するためのモータ等として適用される。
また、ステッピングモータは、駆動系のフィード(搬送)用モータ、ROS(光走査系)の位置調整(レジ)用モータ等として適用される。
図6に示される如く、メイン電源管理部200で生成された5V電源は、制御電源供給ライン206により、メインコントローラ208を含む制御基板12へ供給されている。
このメインコントローラ208は、図示しない外部ホストコンピュータとのネットワークラインが接続されており、画像データが入力されるようになっている。
画像データが入力されると、メインコントローラ208では、例えば、画像データに含まれるプリント指示情報と、イメージデータとを解析し、エンジン部114に適合する形式(例えば、ビットマップデータ)に変換し、画像形成処理制御部214へ画像データを送出する。
画像形成処理制御部214では、入力されたイメージデータに基づいて、光走査系コントロール部216、駆動系コントロール部218、帯電器コントロール部220、現像器コントロール部222、定着器コントロール部224のそれぞれを同期制御し、画像形成を実行する。
上記制御基板12とドライブ基板18とは、コネクタ26、28を介してフラットケーブル20によって電気的に接続されている。
(通常動作)
本実施の形態に係る画像形成装置110では、次のようにして、画像形成動作が行われる。
上記画像形成装置110では、プリント動作時に、感光体ドラム116が所定の速度で回転駆動される。
その後、上記感光体ドラム116の表面は、帯電器118によって所定の電位に帯電された後、ROS120によって画像データに対応した画像露光が施され、静電潜像が形成される。この感光体ドラム116上に形成された静電潜像は、現像器122によって現像され、感光体ドラム116の表面には、トナー像が形成される。
感光体ドラム116の表面に形成されたトナー像は、転写位置において、搬送されてきた記録用紙126に転写され、定着器132を通過することで定着されて排出される。
上記構成の画像形成装置110の制御系において、メインコトローラ208と画像形成処理制御部206とを図1の制御基板12側、光走査系コントロール部216、駆動系コントロール部218、帯電器コントロール部220、現像器コントロール部222、定着器コントロール部224を図1のドライブ基板18側として設定し、制御基板12をシールドボックス34によって被覆すると共に、これらをフラットケーブル20で接続することで、制御基板12側のメインコントローラ等から発生するノイズを外部に漏らすことを防止することができる。
本実施の形態に係る回路基板の概略構成図である。 本実施の形態に係る回路基板の外観を示す斜視図である。 図2のIII−III線断面図である。 変形例(当て板による開口部遮蔽構造)に係るシールドボックスの開口部近傍の断面図である。 変形例(フラットケーブル重畳構造)に係るシールドボックスの開口部近傍の正面図である。 本実施の形態の回路基板構造が適用された機器の一例としての画像形成装置の概略構成図である。 図6の画像形成装置における画像形成を主体とした制御系のブロック図、並びに電源供給配線図である。
符号の説明
10 回路基板
12 制御基板
14 電力消費負荷
16 メイン電源管理部
18 ドライブ基板
20 フラットケーブル
22 CPU
24 ASIC
26 コネクタ
28 コネクタ
30 ドライブ用IC
32 ドライブ回路
34 シールドボックス
36 箱体
38 蓋部
38A リブ
38B 当て板
40 開口部
42 弾性部材
42A 切り込み
110 画像形成装置
114 エンジン部
116 感光体ドラム
118 帯電器
120 ROS
122 現像器22
126 記録用紙
128 給紙部
130 クリーニング部
132 定着器

Claims (6)

  1. 入力される制御信号に基づいて駆動し、電力供給線を介して接続された電力消費負荷に対して電力を供給することで、当該電力消費負荷を動作させるドライブ基板と、
    前記ドライブ基板へ送出するための前記制御信号を生成する制御基板と、
    前記制御基板の制御信号出力端と、前記ドライブ基板の制御信号入力端との間を電気的に接続し、前記制御信号を伝送するフラットケーブルと、
    前記フラットケーブルの断面領域と同等の開口部を備え、この開口部にフラットケーブルを配設した状態で、前記制御基板を被覆することで、当該制御基板を電気的にシールドするシールドボックスと、
    を有する基板構造。
  2. 前記フラットケーブルが、前記シールドボックスの外面に密着するように配線され、かつ、前記ドライブ基板が前記シールドボックスの外面に固定されていることを特徴とする請求項1記載の基板構造。
  3. 複数の前記フラットケーブルが厚み方向に密着重畳された状態で前記開口部に配設されていることを特徴とする請求項1記載の基板構造。
  4. 前記開口部に導電性の弾性部材を設け、前記開口部とフラットケーブルとの隙間を電気的に遮蔽することを特徴とする請求項1記載の基板構造。
  5. 前記シールドボックスが、少なくとも1面が開口され、前記制御基板を収容する箱体と、前記箱体の開口面に対向する当て板を備え、前記箱体の開口を塞ぐときに、前記当て板によって開口部から突出するフラットケーブルを略直角に屈曲させた状態で挟持する蓋体と、で構成されていることを特徴とする請求項1記載の基板構造。
  6. 前記請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の基板構造が、
    像担持体を一様帯電し、前記像担持体に画像データに対応して光ビームを照射して静電潜像を形成すると共に、前記静電潜像に静電気力でトナーを付着させて現像し、当該トナー像を記録媒体に転写し、加熱定着することで画像を形成する画像形成エンジンを備えた画像形成装置の制御系に適用されることを特徴とする基板構造。
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