JP2005077639A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子写真画像形成装置において、各制御回路基板の接続を良好にし、更に、装置内の温度上昇を防止して部品の劣化を防ぎ、省スペース、低コストで高速化に対応できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成手段1〜7が、発光手段31を有し、外部情報より像担持体を露光して静電潜像を形成する露光手段3、及び、定着手段7を含む画像形成装置100において、画像形成制御手段が、少なくとも定着手段7の電力制御回路62を含む第1の回路基板60、外部情報からの画像データ処理を実行する第2の回路基板40、及び処理された画像データに基づき露光手段3の発光手段35の駆動制御を行う第3の回路基板30、を有し、且つ、第1の回路基板60は、画像形成装置の本体100側壁面に平行もしくは略垂直方向に配置され、且つ、第3の回路基板30に近接して配置され、第2の回路基板40は、露光手段3に近接して配置される
【選択図】図2

Description

本発明は、電子写真方式を利用して画像形成を行う、特に、レーザプリンタやディジタル複写機、ファクシミリ等の画像記録装置に関するものである。
従来、使用されてきた、電子写真方式で画像形成を行う画像形成装置であるレーザプリンタ(以下、「LBP」と称す。)について、各機能部品の配置構成の一例を、図8、9、10を用いて、説明する。尚、図8は、従来例であるLBP100の要部構成の横断面図、図9は、鉛直上方から見た要部構成配置図、図10は、主要回路基板の機能ブロック図である。
LBP100は、画像形成動作を制御する画像形成制御手段として、図8に示すように、第1の回路基板であるプリンタエンジンの制御を司るエンジン回路基板50を有する。エンジン回路基板50には、回路制御手段であるCPUが配置されており、画像形成手段に係わる画像形成装置本体のハードウェアの制御、即ち、画像形成工程を実行する画像形成手段の駆動の制御、つまり、各画像形成手段の高圧電源、モータ、クラッチ、スキャナ、レーザ等の制御を行っており、外部情報から読み取られた画像をに基づいて、像担持体である感光ドラム1上に潜像を形成するための露光操作を行う、画像形成手段のひとつとしての潜像形成手段である露光手段(スキャナ)3とは、ケーブル130で接続されている。
そして、潜像が形成される像担持体は、有機感光層を有する感光ドラム1であり、露光によって潜像が形成される前に感光ドラム1を一様に帯電する帯電手段としての一次帯電ローラ2、帯電ローラ2によって一様に帯電された感光ドラム1表面を露光することによって、静電潜像を形成する潜像形成手段としての露光手段(レーザスキャナ)3、感光ドラム1表面に形成された静電潜像に現像剤を付着させて現像剤像(トナー像)を形成する現像手段としての現像器4、トナー像を記録材に転写する転写手段としての転写ローラ5、感光ドラム1上に転写後に残留した現像剤を除去するクリーナ6、記録材にトナー像を定着させる定着手段としての定着器7等の、前記帯電、露光、現像、転写、定着等の画像形成工程を行う画像形成手段を有する。
又、記録材が収容されている標準カセット8aには給紙ローラ8c、オプションカセット8bには給紙ローラ8dが備えられ、これらの給紙ローラ8c、8dにより給紙された記録材は、搬送ローラ9a、レジストローラ9bにより転写部taに導かれ、上記の画像形成手段により感光ドラム1表面に形成されたトナー像は、転写ローラ5によって、記録材上に転写される。トナー像が転写された記録材は、定着器7に導かれ、加熱定着された後、搬送ローラ9c、9d、及び排紙ローラ11により搬送され、排紙トレー10上に出力される。
図9において、LBP100を上方から見るとわかるように、LBP100は、上記の画像形成手段とは別の位置に、画像形成制御手段としての第2の回路基板として、装置側面端部に鉛直方向に設けられた画像データ処理回路基板(以下、「イメージコントローラ」と称す。)40を備え、それによって、ホストコンピュータ等の外部機器90(図10)からの画像データを本画像形成装置100の出力速度、出力形式に応じたシリアルデータに変換する。そして、イメージコントローラ40によって求められたシリアルデータに基づいて、エンジン回路基板50によって、感光ドラム1、定着器7、及び搬送ローラ9a〜9d等の駆動源となるメインモータ20、駆動ギア列21による各画像形成手段の駆動を制御する。
そして、上記画像形成手段の下方に水平に備えられたエンジン回路基板50は、レーザスキャナ3と連絡し、レーザスキャナ3には、画像形成制御手段としての第3の回路基板であるレーザ駆動回路基板30が備えられ、レーザ駆動回路基板30とエンジン回路基板50とはケーブル130を介して接続されており、画像データ処理基板40とエンジン回路基板50とはケーブル131を介して接続されている。
つまり、LBP100は、画像形成手段の駆動を制御する画像形成制御手段として、第1の回路基板としてのエンジン回路基板50、第2の回路基板としてのイメージコントローラ40、第3の回路基板としてのレーザ駆動回路基板30と、の少なくとも3つの回路基板を設けている。図8及び図9に示した、これらの各回路基板30、40、50の機能について、図10の機能ブロック図を用いて、説明する。
第1の回路基板であるエンジン回路基板50は、画像形成装置本体のハードウェアを制御する回路であり、モータ駆動回路部55、高圧電源回路部(H.V)54、電源回路53、不図示のトライアック、トランジスタ、コンデンサ等を有し、定着器7に設けられた加熱手段である定着ヒータ700への通電制御を行う通電制御回路52、及び回路制御手段のプロセッサ(CPU)51等を備え、高圧電源回路部54は、上記の各画像形成手段による感光ドラム1に関わる帯電、現像、転写等の各画像形成工程に必要なバイアスを発生させ、電源回路53は、そのバイアスの印加を行い、回路制御手段であるプロセッサ51は、これらの各回路を制御する。
第2の回路基板であるイメージコントローラ基板40は、エンジン回路基板50との通信を行うプロセッサ41、制御ROM、及びビットマップデータを一時格納するRAM等から構成され、ホストコンピュータ等の外部機器90からの画像データを、このLBP100の画像データの展開形式に合ったシリアルデータに変換する。
そして、第3の回路基板であるレーザ駆動回路基板30は、レーザスキャナであるスキャナユニット3に設けられ、レーザスキャナ3は、他に、半導体レーザ31、ポリゴンミラー32及びスキャナモータ33、結像光学系34、折り返しミラー35(図8、図9)が備えられ、イメージコントローラ基板40からの画像展開データに基づき、レーザ駆動回路基板30が駆動する発光手段である半導体レーザ31からのレーザ光を、f−θレンズ等にて構成される結像光学系34を介して、感光ドラム1上にポリゴンミラー32とスキャナモータ33で構成されるポリゴンスキャナ36が水平走査し、その間、BDセンサ(不図示)が水平同期信号を発生させる。
しかしながら、以上に説明した構成の従来例では、図8に示されるように、エンジン回路基板50を、記録材が転写部taを通過する、感光ドラム1等の画像形成手段の下方の記録材搬送路9a、9b、9cと、記録材がそこから補給される給紙カセット8a、8bと、の間に配置させ、又、レーザスキャナユニット3を、像形成装置、つまり感光ドラム1等の上方に配置させていた。
そのため、エンジン回路基板50とスキャナユニット3、及びイメージコントローラ40との各接続は、束線あるいはFFC等で行われているが、特に第1の回路基板であるエンジン制御回路基板50と、第3の回路基板であるレーザ駆動回路基板30を有するスキャナユニット3と、は、それぞれが画像形成装置の底面付近と天板付近に配置されたユニット間がケーブル130によって接続されるため、ケーブル130の長さは装置100内のユニット間を接続させるケーブルの中では比較的長いものとなっていた。
近年、パソコンの高速化に伴いLBPには高解像度化と高速化が求められており、一つの画素に相当するレーザの点燈時間は短くなると共に、グラフィックス画像を出力させた場合における階調性の向上を計るために一つの画素をさらに4分割、8分割させて、より細かな静電潜像を像担持体上に形成し、階調性の優れた画像の再現が求められている。
そのため、LBPは、記録材の搬送速度(プロセススピード)が100mm/秒、1200dpi程度の出力速度と解像度を実現させるために、レーザの駆動信号(VDO信号)は、MHzからギガHz帯となり、その結果、各回路基板30、40、50間の高周波信号を取り扱う接続ケーブル130、131が長くなると電磁界放射ノイズ(RFI)が大きくなり、その対策が必要になる。
この対策の為、フェライトコア等から構成されるノイズフィルターを束線に近接させたり、シールド電線を使用していたが、コストが高くなるという難点があった。
又、エンジン回路基板50に設けられた通電制御回路52は、不図示のトライアック、パワートランジスタ、コンデンサ等から構成され、100mm/秒程度の速度で通紙を行う画像形成装置であれば通紙時に400〜500W程度の電力を消費する定着ヒータ700への通電制御を行うために、発熱量が比較的大きい。
この発熱量の大きい通電制御回路部52が備えられた第1の回路基板であるエンジン回路基板50を本体100底面に水平配置している為、通電制御回路部52で発生した熱は画像形成装置100全体に拡散するため、機内温度が全体的に上昇し、特に記録材の長手巾全面、及び、画像形成手段(像形成装置)の中心部に配置される感光ドラム1や現像器4、クリーナ6等、の温度上昇を招き、部品の劣化や画質の低下などの弊害を生みやすく、又、これを回避する為、ファン等の空冷手段を用いる必要が生じ、装置のコストアップをまねいていた。
又、特許文献1に記載されているように、画像形成装置100の給紙口を正面として、エンジン回路基板50を像形成装置の背面に配置させる構成もあるが、この場合、像形成装置の奥行き寸法が大きくなるため、画像形成装置100をデスク上に配置させる場合など、奥行き寸法が大きくなる分使い勝手が悪いといった問題があった。
特開平05−019553号公報
本発明の目的は、電子写真画像形成装置において、画像形成手段の動作を制御する各制御回路基板の接続を良好にし、電磁界放射ノイズや装置内の温度上昇を防止して部品の劣化を防ぎ、省スペース、低コストで高速化に対応できる画像形成装置を提供することである。
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、像担持体と、該像担持体又は記録材に作用して、画像形成工程を実行して前記記録材にトナー像を形成する画像形成手段と、該画像形成手段を制御する画像形成制御手段と、を少なくとも有し、前記画像形成手段は、発光手段を有して外部情報より前記像担持体を露光して静電潜像を形成する露光手段、及び、前記トナー像を前記記録材に定着させる定着手段を含む画像形成装置において、
前記画像形成制御手段が、少なくとも前記定着手段の電力制御回路を含む第1の回路基板、前記外部情報からの画像データ処理を実行する第2の回路基板、及び前記処理された画像データに基づき前記露光手段の前記発光手段の駆動制御を行う第3の回路基板、を有し、
且つ、前記第1の回路基板は、画像形成装置の本体側壁面に平行もしくは略垂直方向に配置され、且つ、前記第3の回路基板に近接して配置され、前記第2の回路基板は、前記露光手段に近接して配置されることを特徴とする画像形成装置を提供する。
本発明の一実施態様によると、前記第1の回路基板と前記第2の回路基板は、前記記録材搬送方向に平行に、且つ、それぞれが、互いに対向する装置側壁それぞれに沿って設けられる。
本発明の他の実施態様によると、前記第1の回路基板は、加熱手段を接続された駆動回路を含む電源回路基板と、前記第1の回路基板が備える回路の動作を制御する回路制御手段を含む駆動回路制御基板と、を有し、該駆動回路制御基板と前記第3の回路基板は、前記電源回路基板と前記第3の回路基板との距離より近い位置関係に配置される。
本発明の画像形成装置は、画像形成手段が、発光手段を有し、外部情報より像担持体を露光して静電潜像を形成する露光手段、及び、記録材にトナー像を定着する定着手段を含む画像形成装置において、画像形成制御手段が、少なくとも定着手段に対する電力制御回路を含む第1の回路基板、外部情報からの画像データ処理を実行する第2の回路基板、及び処理された画像データに基づき露光手段の発光手段の駆動制御を行う第3の回路基板、を有し、且つ、第1の回路基板は、画像形成装置の本体側壁面に平行、もしくは略垂直方向に配置され、且つ第3の回路基板に近接して配置され、第2の回路基板は、露光手段に近接して配置されるので、下記(1)、(2)及び(3)に記載の効果が得られる。
(1)第2の回路基板としてのイメージコントローラと第3の回路基板に備えられた露光手段であるレーザスキャナ、及び、第1の回路基板に備えられた回路制御手段であるプロセッサから第3の回路基板に備えられたレーザスキャナを結ぶ高周波配線部を短く構成することで電磁界放射ノイズ(RFI)の発生、及びノイズを受けることによる誤動作の発生を抑え、それによって電磁界放射ノイズに対する対策コストを低減させることが可能になる。
(2)更に、第1の回路基板に備えられた通電制御回路基板を、略垂直方向に配置させることにより、回路から生じた熱を基板面に沿って鉛直方向に排熱させることが可能になるため、水平に配置させた場合に比べ、像形成装置内への熱の拡散を大幅に抑えることが可能になる。それにより、空冷ファンなどの手段を用いなくとも機内昇温を抑えることが可能となり、低コストで画像形成動作工程における画像通紙領域、及び装置本体の中心部に配置されている部材の昇温を抑え、部品の劣化や画質の劣化を防止できる。
(3)更に、第1の回路基板、第2の回路基板であるイメージコントローラ基板を記録材搬送方向に平行に配置させることにより、像形成装置の奥行き寸法を抑え、省スペースの画像形成装置が提供できる。
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
実施例1
図1、2、3を用いて、本発明の実施例1の説明を行う。図1は、本発明を適用した画像形成装置であるレーザプリンタ(LBP)200の要部の構成配置を示した横断面図、図2は、鉛直上方から見た要部構成配置図、図3は、主要回路基板の機能ブロック図である。尚、本実施例のLBP200における画像形成手段、及び画像形成手段が行う画像形成工程は従来例100と同様であるので、詳しい説明を省略する。
本実施例では、図1、2に示すように、画像形成制御手段として、従来例100に設けられたものと同様の回路制御手段であるプロセッサ61(図3)を有し、各画像形成手段の制御をする第1の回路基板としての、プリンタエンジンの制御を司るエンジン回路基板60が設けられているが、従来例100とLBP200本体における配置が違って、本体側面に沿って平行に、且つ第2の回路基板であるイメージコントローラ基板40の近傍に設けられたモータ20、駆動ギア列21が配置される側面と対向する側面に配置されている。
尚、図1に示すように、従来例100同様の構成、画像形成工程を行う有機感光層を有する感光ドラム1、一次帯電ローラ2、レーザスキャナ3、現像器4、転写ローラ5、クリーナ6、定着器7等の画像形成手段が、従来例100と同様の位置に設置される。又、標準カセット8aに設置された標準カセット給紙ローラ8c、オプションカセット8bに設置された給紙ローラ8dにより給紙された記録材が、搬送ローラ9a、レジストローラ9bにより転写部taに導かれ、感光ドラム1上に形成された現像剤像(トナー像)が、転写ローラ5によって転写される。トナー像が転写された記録材は、定着器7に導かれて加熱定着された後、搬送ローラ9c、9d、及び、排紙ローラ11により送られ、排紙トレー10上に出力される。
図2に示すように、ホストコンピュータ等の外部機器90(図3)からの画像データを本画像形成装置200の出力速度、出力形式に応じたシリアルデータに変換する、第2の回路基板であるイメージコントローラ40が、従来例同様に、装置側面に沿って重力方向に設けられ、感光ドラム1、定着器7、及び搬送ローラ9a〜9d等の駆動源となるメインモータ20、駆動ギア列21近傍に設けられている。尚、エンジン回路基板60とは像形成装置を挟んで対向している配置となる。
そして、レーザスキャナ3には、第3の回路基板であるレーザ駆動回路基板30が設けられ、レーザ駆動回路基板30と上記の画像形成装置200側端部に沿って平行に設けられたエンジン回路基板60とはケーブル150を介して接続され、イメージコントローラ40とはケーブル151を介して接続されている。
つまり、LBP200は、画像形成手段の駆動を制御する画像形成制御手段として、従来例100同様の、第1の回路基板としてのエンジン回路基板60、第2の回路基板としてのイメージコントローラ40、第3の回路基板としてのレーザ駆動回路基板30と、の少なくとも3つの回路基板を設けている。図1及び2に示した、これらの各回路基板30、40、60の機能について、図3の機能ブロック図を用いて、説明する。
第1の回路基板である、エンジン回路基板60は、画像形成装置本体のハードウェアを制御する回路である。つまり、各々が図3に示すように、プロセッサ61に接続された、通電制御回路部62、モータ駆動回路部65、高圧電源回路部(H.V)64、及び電源回路63、等を備え、回路制御手段であるプロセッサ(CPU)61は、各駆動回路62〜65を制御し、画像形成手段に備えられたモータ、クラッチ、スキャナ、レーザ等の制御、画像形成工程における各画像形成手段と感光ドラム1へのバイアス印加、記録材搬送速度及び画像形成手段の回転速度調整等を行う。
ここで、高圧電源回路部64は、プロセッサ61の信号により、上記の各画像形成手段による感光ドラム1に関わる帯電、現像、転写等の各プロセスに必要なバイアスを発生させ、電源回路63は、そのバイアスの印加を行う。通電制御回路62は、不図示のトライアック、パワートランジスタ、コンデンサ等から構成され、100mm/秒程度の速度で通紙を行う画像形成装置であれば通紙時に400〜500W程度の電力を消費する、定着器7に備えられた加熱手段である定着ヒータ700への通電制御を行うために、発熱量が比較的大きい。
第2の回路基板であるイメージコントローラ基板40は、従来例と同様に、エンジン回路基板60との通信を行うプロセッサ41、制御ROM、及びビットマップデータを一時格納するRAM等から構成され、ホストコンピュータ等の外部機器90からの画像データを、このLBP100の画像データの展開形式に合ったシリアルデータに変換する。
第3の回路基板であるレーザ駆動回路基板30も、従来例と同様に、レーザスキャナであるスキャナユニット3に、半導体レーザ31、ポリゴンミラー32及びスキャナモータ33、結像光学系34、折り返しミラー35(図1、図2)と共に備えられ、レーザスキャナ3は、イメージコントローラ基板40からの画像展開データに基づき、レーザ駆動回路基板30が駆動する発光手段である半導体レーザ31からのレーザ光を、f−θレンズ等にて構成される結像光学系34を介して、感光ドラム1上にポリゴンミラー32とスキャナモータ33とで構成されるポリゴンスキャナ36が水平走査し、その間、BDセンサ(不図示)が水平同期信号を発生させる。
つまり、本実施例においては、上記に説明したように発熱量の大きい通電制御回路62や、それに接続されている高圧電源回路部64、高圧電源回路64に接続されている電源回路63を有する制御回路基板60を、像形成装置LBP本体の外装側面に近接させて配置させるため、回路60から生じた熱は、外装側面に沿って排熱されるため、従来例に示したように通電制御回路62を含むエンジン回路基板60を像形成装置の記録材搬送路の下側に水平配置させた場合に比べ、機内の昇温が抑えられる。
特に、現像器4や帯電ローラ2、クリーナ6等の感光ドラム1に近接配置され、且つ現像剤であるトナーを表面に帯びている部材の昇温の防止をファン等の空冷手段を使用することなく可能となるため、画像形成装置を省スペース、低コストで設計することが可能になる。
更に、レーザ駆動回路基板30とCPU61との距離を近接させることで、イメージコントローラ40を介したVDO信号等の高周波信号制御を安定させ、且つ、電磁界放射ノイズ(RFI)の低減をフェライトコアの使用を抑えたり、シールドケーブルの使用量を抑えるなど、より低コストな構成で実現させることが可能になる。
尚、本実施例では、第1の回路基板と第2の回路基板は、記録材搬送方向に平行に、しかも装置本体の対向した側面にそれぞれ沿って備えられるので、像形成装置の奥行き寸法を抑え、デスク上に配置させても使い勝手の良いコンパクトな画像形成装置が提供できるが、これらを対向する2つの側面に設置させる配置に限定されるものではない。
又、第1の前記回路基板と第3の回路基板との間の距離は、互いの機能を発揮できる範囲で、できるだけ近接させるが、少なくとも、第1の回路基板と感光ドラム1との間の距離より短く配置する。
第2の回路基板とレーザスキャナとの間の距離も同様にできるだけ近接させるが、少なくとも第2の回路基板と感光ドラムとの間の距離より短いように配置する。
実施例2
図4、5、6、7を用いて本発明の実施例2の説明を行う。図4は、本発明を適用した画像形成装置であるレーザプリンタ(LBP)300の要部の構成配置を示した横断面図、図5は鉛直上方から見た要部構成配置図、図6は、主要回路基板の機能ブロック図、図7は、本LBP300の外観斜視図である。
本実施例は、実施例1のエンジン回路基板60を、電源回路73、定着ヒータ700への通電制御回路72等を含む回路部分710と、CPU71を含む信号(データ)処理回路部分720との2つに分割し、CPU71を含むデータ処理回路部720をレーザ駆動回路基板30aにより近接させたことを特徴とする。
第1の回路基板であるエンジン回路基板に含まれた通電制御回路72は、通紙時に400〜500W程度の電力を消費する定着ヒータ700への通電のON/OFFを、不図示のトライアック、CMOSトランジスター、コンデンサー等から構成される回路で行っているために、比較的発熱量が大きい。
そこで、第1の回路基板を、電源回路73、通電制御回路72、高圧電源回路部74等を含み、装置側面に沿って鉛直方向に配置される電源回路基板710と、モータ駆動回路部75、回路制御手段であるCPU71等を含み、レーザスキャナ3aの直上方に配置される駆動回路制御基板(データ処理回路基板)720と、に分割して配置した。
本実施例に示すLBP300は、実施例1に示したLBP200と比較すると、像担持体である感光ドラム1a、現像器4a、転写ローラ5a、定着器7a、及びクリーナ6a等の画像形成手段(像形成装置)と、記録材を収容する実施例1同様の標準カセット8a、オプションカセット8b、及び排紙ローラ12の配置は、実施例1と異なり、給紙後の記録材搬送経路が、ほぼ鉛直方向になるように配置されている。つまり、装置下方の記録材が収容されたカセット8a、8bから上方に向かって、感光ドラム1aと転写ローラ5aとの対向部である転写部ta、定着器7a、排紙トレー10、が配置されている。そのことによって、レーザスキャナ3aを、実施例1のように像形成装置の上方に配置する必要がなくなる。こうした画像形成装置300においては、電源回路基板710よりも高周波信号を取り扱うデータ処理回路部分720を、レーザスキャナ3aのより近くに配置できる。その結果、データ処理回路720とレーザ駆動回路基板30aとを結ぶ高周波ケーブル170の長さを短く設定することが可能になるため、電磁界放射ノイズの発生レベルを低減させることが可能になる。
又、このように、記録材搬送経路が鉛直方向になる構成をとると、給紙部から排紙部までの距離が、実施例1の構成に比べて短くなるため、紙の搬送速度が同じであれば、プリントジョブコマンドを送ってからプリントアウトされるまでの待ち時間が、短縮される。又、紙パスを短く出来るので、フレームシャーシ、エンジンサイズ、外装を小さく出来るため、コストを下げることが可能になる。
そして、電源回路基板710とデータ処理回路基板720は、ケーブル173によって接続され、データ処理回路基板720とレーザ駆動回路基板30aは、ケーブル170によって接続され、データ処理回路基板720とイメージコントローラ40とは、ケーブル171によって接続される。
図4及び図5に示した、上記の各回路基板710、720、30、40の機能について、図6の機能ブロック図を用いて、説明する。
第1の回路基板において、電源回路基板710に備えられた、高圧電源回路部74は、上記の各画像形成手段による感光ドラム1aに関わる帯電、現像、転写等の各プロセスに必要なバイアスを発生させ、電源回路73は、そのバイアスの印加を行い、データ処理回路部分720に設けられたプロセッサ71は、各駆動回路を制御する。
第2の回路基板であるイメージコントローラ基板40は、電源回路基板710及びデータ処理回路部720との通信を行うプロセッサ41、制御ROM、及びビットマップデータを一時格納するRAM等から構成され、ホストコンピュータ等の外部機器90からの画像データを、このLBP100の画像データの展開形式に合ったシリアルデータに変換する。
そして、レーザスキャナであるスキャナユニット3aは、半導体レーザ31a、ポリゴンミラー32a及びスキャナモータ33a、結像光学系34a、折り返しミラー35a、第3の回路基板であるレーザ駆動回路基板30aが備えられ、イメージコントローラ基板40からの画像展開データに基づき、レーザ駆動回路基板30aが駆動する半導体レーザ31aからのレーザ光を、f−θレンズ等にて構成される結像光学系34aを介して、感光ドラム1上にポリゴンミラー32aとスキャナモータ33aとで構成されるポリゴンスキャナ36aが水平走査し、その間、BDセンサ(不図示)が水平同期信号を発生させる。
本実施例においては、スキャナ3aの位置を上方から下げたことによって、図7のLBP300の外観斜視図に示すように、LBP300外装側面上部に形成されたルーバ310を有する構成を実現させため、側面に配置された電源基板710等からの熱で温められた空気の排出を促し、LBP300内の昇温を抑える機能を有している。
そして、本実施例においては、発熱量の大きな電源回路基板710と高周波信号処理を行うデータ処理基板720とを分離させ、電源回路基板710を像形成装置の側壁面に縦配置させると共に、高周波信号の処理を行うCPU71周りの回路基板720を、同じく高周波信号処理を行うレーザ駆動回路基板30aとイメージコントローラ40に、より近接配置させる。
本構成を採用することにより、電源回路基板710から発生する熱は側壁面に沿って上昇し、ルーバ310からの排熱が促されるため、データ処理回路基板720やレーザ駆動回路基板30a、スキャナモータ33a等の昇温に及ぼす影響を、より低減させられるとともに、温められた空気が側壁面付近を上昇するようになるため、通紙部に配置される感光ドラム1aや現像器5a、クリーナ6a等電子写真プロセスを実行する上で重要なパーツ類の昇温をより抑えることが可能になる。
更に、高周波信号処理を行うイメージコントローラ40とレーザ駆動回路基板30a、及びこれらとデータ処理回路基板720を近接させて配置させることが可能になるため、基板間の接続を高コストとなりがちなシールドケーブルで行う場合においてもケーブル長を短くさせる、あるいは基板間を直接コネクター接続させることが可能となり従来例に比べ、より低コストで電磁界放射ノイズ(RFI)対策を行うことが可能になる。
エンジン制御回路部を電源回路基板とデータ処理回路基板とに分割する構成は、実施例1のように記録材搬送路を水平に設けた画像形成装置においても有効である。
以上に説明した画像形成装置の構成部品の寸法、材質、形状、及びその相対位置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
本発明に係る画像形成装置の一例を示す概略構成断面図である。 本発明に係る画像形成装置の一例を示す概略構成上視図である。 本発明に係る画像形成制御手段の一例を示す回路ブロック図である。 本発明に係る画像形成装置の他の例を示す概略構成断面図である。 本発明に係る画像形成装置の他の例を示す概略構成上視図である。 本発明に係る画像形成制御手段の他の例を示す回路ブロック図である。 本発明に係る画像形成装置の他の例を示す斜視図である 従来の画像形成装置の一例を示す概略構成断面図である。 従来の画像形成装置の一例を示す概略構成上視図である。 従来の画像形成制御手段の一例を示す回路ブロック図である。
符号の説明
1 感光ドラム(像担持体)
3 レーザスキャナ(露光手段)
7 定着器(定着手段)
30 レーザ駆動回路基板(第3の回路基板)
35 半導体レーザ(発光手段)
40 イメージコントローラ(第2の回路基板)
50、60、70 エンジン回路基板(第1の回路基板)
51、61、71 プロセッサ(回路制御手段)
52、62、72 通電制御回路
100、200、300 LBP(画像形成装置本体)
700 定着ヒータ(加熱手段)
710 電源回路基板
720 データ処理回路基板(駆動回路制御基板)

Claims (8)

  1. 像担持体と、該像担持体又は記録材に作用して、画像形成工程を実行して前記記録材にトナー像を形成する画像形成手段と、該画像形成手段を制御する画像形成制御手段と、を少なくとも有し、前記画像形成手段は、発光手段を有して外部情報より前記像担持体を露光して静電潜像を形成する露光手段、及び、前記トナー像を前記記録材に定着させる定着手段を含む画像形成装置において、
    前記画像形成制御手段が、少なくとも前記定着手段の電力制御回路を含む第1の回路基板、前記外部情報からの画像データ処理を実行する第2の回路基板、及び前記処理された画像データに基づき前記露光手段の前記発光手段の駆動制御を行う第3の回路基板、を有し、
    且つ、前記第1の回路基板は、画像形成装置の本体側壁面に平行もしくは略垂直方向に配置され、且つ、前記第3の回路基板に近接して配置され、前記第2の回路基板は、前記露光手段に近接して配置されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1の回路基板と前記第3の回路基板との間の距離は、前記第1の回路基板と前記像担持体との間の距離より短いことを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  3. 前記第2の回路基板と前記露光手段との間の距離は、前記第2の回路基板と前記像担持体との間の距離より短いことを特徴とする請求項1又は2の画像形成装置。
  4. 前記第1の回路基板は、前記画像形成手段に係わる画像形成装置本体のハードウェアの制御を行うことを特徴とする請求項1、2又は3の画像形成装置。
  5. 前記画像形成装置本体のハードウェアの制御とは、前記画像形成手段に備えられたモータ又はクラッチの駆動、前記画像形成手段に接続された電源の切り換えと出力制御であることを特徴とする請求項4の画像形成装置。
  6. 前記第1の回路基板と前記第2の回路基板は、前記記録材搬送方向に平行に、且つ、それぞれが、互いに対向する装置側壁それぞれに沿って設けられることを特徴とする請求項1〜5のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  7. 前記第1の回路基板は、加熱手段が接続された前記定着手段の電力回路を含む電源回路基板と、前記第1の回路基板が備える回路の動作を制御する回路制御手段を含む駆動回路制御基板と、を有し、該駆動回路制御基板と前記第3の回路基板は、前記電源回路基板と前記第3の回路基板との距離より近い位置関係に配置されることを特徴とする請求項1〜6のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  8. 前記駆動回路制御基板が備える回路は、前記電源回路基板が備える回路よりも高い周波数の信号を受信することを特徴とする請求項7の画像形成装置。
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