JP2006032557A - コイル部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】 唸りを低減して静音性の高いコイル部品を提供する。
【解決手段】 コイル部品1は、枠コア13およびコイル2を有する。コイル2は、枠コア13内部に配置されており、スペーサ19と巻芯5と巻線3とからなる。枠コア13と巻芯5とは別体に形成されている。枠コア13は、厚みが均一かつ一体的に形成され、対向する2側面が開口をなす断面ロ字状の箱型形状である。巻線3は、両端が電極9、11として形成されている。電極9、11は、開口部14側のベース15の所定位置に配置されている。巻芯5の周りには巻線3が巻回されている。巻線3と巻線5との間の所定部分、および、巻線3と枠コア13との間の所定部分は互いに樹脂により固定されており、動作時の唸りが低減されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、各種電子機器および家電製品等に用いられるコイル部品に関する。
従来、1対のE型コアを備え、巻芯部にコイルが嵌合装着されたEE型のコイル部品がある(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−144973(第2−3頁、第1図)
コイル部品は、ノート型のパーソナルコンピュータやプラズマテレビ等に用いられることがあるが、これらの機器には静音性が要求される。しかし、従来のコイル部品では、コイルとコアとが接着等により互いに固定されていないため、使用時に唸り音がしてしまう。
このため、コアの内部に全体的にシリコン樹脂等を充填することが考えられるが、巻線、コア、樹脂の熱膨張の違いにより、コアにクラックが入ってしまうという問題がある。
そこで、本発明は、使用時にクラックなどが入ることがなく、動作音が静かなコイル部品を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によるコイル部品は、軸方向に沿って延びる巻芯を有するコアと、前記巻芯の周りに前記軸方向に沿って所定回数巻回されて巻回部が形成され、前記巻回部の内径が前記巻芯の外径よりも大きな巻線と、前記巻芯と前記巻線との間の少なくとも一部に備えられ、前記巻芯と前記巻線とを互いに固定する樹脂とを有することを特徴としている。
巻線と巻芯とは、樹脂により互いに固定されているため、巻線と巻芯とが動作時にぶつかり合い振動して音を発することが防止される。
樹脂の塗布範囲は、巻芯の外周面上において、巻芯の軸方向には少なくとも一部でよく、巻芯の周方向には全周、等間隔に3箇所以上、または合計長さが半周以上のいずれでもよい。このように樹脂を配置することで、巻線と巻芯とが互いにぶつかりあい振動しないように固定される。
コアは、一体または分割可能で対向する二側面が開口した箱型形状の枠コアと、枠コアと一体または分割可能に形成された巻芯とからなるようにしてもよい。
さらに、巻芯は枠コアと分割可能に形成されており、枠コアと巻芯との間に磁気ギャップが形成されていてもよい。このように、枠コアと巻芯とを別体に形成すれば、両者の間に磁気ギャップを容易に形成し、コイルの特性を調整することができる。
巻線と枠コアとの間の少なくとも一部には、巻線と枠コアとを互いに固定する樹脂が設けられていることが好ましい。巻線と枠コアとが互いにぶつかり合い振動することが防止される。
巻芯は、分割可能な2つの部分から構成され、この2つの部分の間に磁気ギャップが形成されているのでも良い。すなわち、巻芯は分割して形成されていてもよい。巻芯を構成する2つの部分の間に磁気ギャップを容易に形成し、コイルの特性を調整することができる。
本発明によるコイル部品によれば、使用時に部品が破損することがなく、動作音が静かであるという優れた効果を奏し得る。
本発明の1実施の形態によるコイル部品1について、図1から図5を参照しながら説明する。
図1は、コイル部品1を電極9,11が備えられた側から見た概略斜視図である。図2は、図1に示した切断線II−IIに沿って切断したときの断面図である。図3は、コイル部品1をダミー端子17が備えられた側から見た概略斜視図である。
図1及び図2に示すように、コイル部品1は、ベース15、枠コア13、コイル2等を備えている。
ベース15は、略矩形状平板部と、当該平板部の一辺に沿って起立した電極固定部とからなり、両者は絶縁性の樹脂で一体成形されている。電極固定部の外側面には、凹部23、25が形成されている。
枠コア13は、ベース15上に配置されている。枠コア13は、断面がロ字状で、対向する2側面が開口した箱型のコアである。枠コア13は、底板13a、天板13c、および2つの側板13b、13dを有している。枠コア13は、また、開口部14と開口部16とを有している。底板13a、天板13c、および2つの側板13b、13dは、厚さが均一で一体に形成されている。枠コア13は、例えば、Mn、Zn等を主成分とするフェライトで形成されている。底板13aの下面がベース15に固着されている。
枠コア13の内部には、コイル2が設けられている。
コイル2は、スペーサ19と、スペーサ19に固着された巻芯5と、巻芯5の周りに巻かれた巻線3とからなる。
スペーサ19は底板13a上に配置されている。スペーサ19と巻芯5の下面とは図示しない樹脂により接着されている。巻芯5と天板13cとは接しておらず、両者間に空隙が形成されている。巻芯5の上面と天板13cの間の空隙と、巻芯5の下面と底板13aとの間のスペーサ19が介挿入された部分とが、それぞれ、磁気ギャップとして作用する。巻線3は、巻芯5の上面と下面との間の範囲内に巻かれている。すなわち、巻線3の最上部は、巻芯5の上面と同じかそれよりも下部に位置している。巻線3の最下部は巻芯5の下面と同じ高さに位置している。
巻線3は、1本の平角線からなり、所定回数巻回されて、その両端部分(巻線端部3a,3b)は開口部14に向かってほぼ平行方向に延びている。巻線端部3a、3bは、開口部14付近で樹脂53、55により枠コア13と固定され、さらに、開口部14から出たところで下方に屈曲され、ベース15に形成された凹部23,25内にはめ込まれている。凹部23,25にはめ込まれた巻線3の部分は、それぞれ、電極9、11として機能する。樹脂53は、巻線端部3aを底板13aと側板13bとに対し固定している。すなわち、樹脂53は、巻線端部3aの上面にその幅全体に亘って延びるように塗布されており、樹脂53の側板13b側の端部は底板13aと側板13bとに固着し、樹脂53の反対側の端部は底板13aに固着している。一方、樹脂55は巻線端部3bを天板13cと側板13dとに対し固定している。すなわち、樹脂55は巻線端部3bと天板13cと側板13dとの間の隙間に塗布されている。樹脂53,55としては、例えばエポキシ樹脂を用いることができる。
図3に示すように、ベース15のうち、電極9、11が備えられた側と対向する側には、ダミー端子17が設けられている。ダミー端子17は、コイル部品1を基板に面実装する際にコイル部品1の実装安定性、および固着強度を増すために設けられた固定用端子である。ダミー端子17は、例えば、すず(Sn)、銅(Cu)等を成分とする金属よりなる。
また、巻線3の巻回部の外周面のうち、開口部16側(ダミー端子17側)に面した一部は、底板13aに樹脂57で固定されている。樹脂57としては、例えばエポキシ樹脂を用いることができる。
次に、コイル2について、図2と図4と図5とを参照して、より詳細に説明する。図4は、コイル2の斜視図である。図5は、コイル2を上から見た平面図である。なお、図5では明瞭化を図るためスペーサ19の図示は省略している。
スペーサ19は、例えば、カプトンテープ等のポリイミド製の樹脂シートである。スペーサ19と巻芯5の下面とは図示しない樹脂により接着されている。
巻芯5は円柱形状をなし、例えば、マンガン(Mn)および亜鉛(Zn)を主成分とするフェライトで構成されている。巻芯5の軸方向の長さ(下面から上面までの高さ)とスペーサ19の厚みとの和は、枠コア13の内部の上下方向の高さ(底板13aと天板13bとの間の距離)よりも小さい。したがって、下面がスペーサ19に固着された巻芯5を枠コア13の底板13a上に配置しても、巻芯5と天板13cとの間に磁気ギャップが形成される。
巻線3は断面が略長方形の一本の平角ワイヤからなり、巻芯5の軸方向に巻回されている。巻線3は、巻芯5の上面から下面までの高さ範囲内に巻回されている。巻線3は、例えば、エポキシ変性アクリル樹脂により被覆されている。電極9、11は、巻線3の両端部を扁平に潰した後、表面の被覆を剥離し、さらに幅を凹部23,25の幅に揃えるように切断して半田を被せて作成されたものである。巻線3は、枠コア13に組み込まれる前に、電極9、11がほぼコ字状に屈曲されており、この電極9、11をベース15の所定位置(凹部23,25)に合わせて枠コア13に組み込むことで、巻線3の位置決めが可能となっている。
図2に示すように、巻線3の巻回部の内径は巻芯5の外径より大きいため、巻線3の内周面と巻芯5の外周面との間には隙間が形成されている。この隙間の所定部分に樹脂51が塗布されており、巻線3と巻芯5とを接着固定している。樹脂51としては、例えばエポキシ樹脂を用いることができる。
樹脂51は、図2の断面図に示すように、巻芯5の外周面上の巻芯5の軸方向における少なくとも一部であって、かつ、図5の平面図に示すように、巻芯5の全周に亘って、塗布されている。このように、巻線3と巻芯5とは、樹脂51により互いに接着固定されているため、これらが動作時に互いにぶつかりあい振動して唸りが生じることが防止されている。本発明者らは、コイル部品1を作製した。本発明者らは、さらに、比較例のコイル部品を作製した。この比較例のコイル部品は、コイル部品1と同一な構成を有するが、巻線3と巻芯5とが樹脂51にて接着固定されておらず、巻線3と枠コア13も樹脂53,55,57にて接着固定されていない。コイル部品1と比較例のコイル部品とを動作させたところ、コイル部品1では、比較例のコイル部品に比べ、唸りが軽減されることが確認された。
なお、樹脂51は、巻芯5の全周に亘って塗布しなくても良い。例えば、図6に示すように、樹脂51を、巻芯5の周りに周方向に4箇所互いに離間して等間隔に塗布しても良い。もしくは、図7に示すように、樹脂51を、巻芯5の半周に亘って塗布しても良い。あるいは、図8に示すように、樹脂51を巻芯5の周りに4分の1周ずつ2ヶ所に塗布しても良い。図6〜図8のいずれの場合にも、樹脂51は、図5の場合と同様、巻線3と巻線5とを、これらが動作時にぶつかり合い振動しないように、固定することができる。なお、図6〜図8のいずれの場合にも、軸方向については、樹脂51は、巻芯5の外周面上の軸方向における少なくとも一部に塗布すればよい。
なお、図6のように樹脂51を周方向に互いに離間して等間隔に塗布する場合には、4箇所でなくても良い。3箇所以上であればよい。
図7では半周に亘って延びる塗布範囲を1箇所設け、図8では4分の1周に亘って延びる塗布範囲を2箇所設けた。しかしながら、塗布範囲の合計長さが半周以上であれば、塗布範囲を3箇所以上互いに離間して設けても良い。
以上説明したように、本実施の形態によるコイル部品1によれば、巻芯5の外周部、すなわち、巻線3と巻芯5との間が、軸方向には少なくとも一部に、周方向には、全周に亘って、または等間隔に、あるいは塗布範囲の合計長さが半周以上になるように樹脂51により接着硬化されており、互いにぶつかり合い振動して唸り音を発生することが抑制されている。
しかも、巻線3の巻回部の外周部の一部が枠コア13と樹脂57によって接着固定され、巻線3の巻線端部3a、3bが枠コア13と樹脂53、55によって接着固定されている。このように、巻線3の開口部16側を枠コア13に対し樹脂57により固定し、巻線3の開口部14側を枠コア13に対し樹脂53,55により固定しているため、さらに静音性が向上している。
枠コア13の底板13a、天板13c、および2つの対向する側板13b、13dの厚さが全て均一である。従って、特定部位の板材の厚さが他の部位の板材の厚さより厚いコイル部品と比較した場合、本実施の形態によるコイル部品1は、その外形寸法が比較対象のコイル部品の外形寸法と同じであれば、より広い内部空間を確保することができるし、内部空間の広さが上記した比較対象のコイル部品の内部空間の広さと同じであれば、外形寸法を小さくすることができる。
また、枠コア13は一体に形成されているので、接合面を研磨する必要がなく、製造を簡略化することができる。さらに、接合部分から磁束が漏れることがないので、周りの部品に悪影響を及ぼしたり、交流銅損を増大させたりすることがない。
巻線3の両端部が電極9、11となっており、基板に巻線3を直接接続できるので、漏れ磁束による影響を受けず、交流銅損が小さい。また、電極と巻線とをはんだ等により接続する必要がなく、断線の危険性が低減するとともに、直流抵抗が小さく、直流抵抗値の部品毎のばらつきも少ない。電極9と電極11は、開口部14の同一の一辺側に配置されているので、対向する開口側には磁束が漏れることがない。さらに、電極9、11をベース15の凹部23、25にはめ込むことで巻線3および巻芯5の枠コア13内での位置決めが可能であり、コイル部品1の部品毎のインダクタンス、その他特性上のばらつきを軽減することができる。
巻芯5には接合面がないので、研磨工程が不要で製造が容易である。また、巻芯5は、枠コア13とは別体に形成されており、巻芯5と枠コア13との間に磁気ギャップを形成することが容易である。
枠コア13と巻芯5との間に磁気ギャップを設けたことで、枠コア13と巻芯5との間の磁束密度の飽和を軽減することが可能になる。これにより、コイル部品1の直流重畳特性を向上させることができる。特に、巻芯5の上面および下面が枠コア13との間に形成する2つの磁気ギャップの距離を略同一とすることで、直流重畳特性の向上を図ることができる。
ベース15を、枠コア13の底板13aに接して配置したので、電極9、11と枠コア13との間の絶縁が可能である。ダミー端子17を設けたので、コイル部品1の基板への実装安定性、および固着強度を増すことができる。
コイル部品1において、巻線3は巻芯5の上面と下面との間に巻回されている。また、枠コア13は一体に形成されており、接合面から磁束が漏れることがないので、漏れ磁束が巻線3に当たりづらい構造となっている。よって、例えばE型のコアを採用している他のコイル部品と比較して、巻線3による交流抵抗を半分近くまで軽減させることが可能となる。また、巻線3は断面が略長方形の平角ワイヤを用いており、断面が円形のワイヤに比べて断面積を大きくとることができるので、銅損を下げることができる。
本発明によるコイル部品は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。
例えば、上述した実施の形態では、枠コア13は一体型であった。しかしながら、一体型の代わりに、図9に示すような分割型の枠コア45を用いてもよい。分割型の枠コア45は、平板状のI型コア41とC型コア43とからなる。C型コア43は、対向する1対の側面と底面とを有している。I型コア41がC型コア43の上部を塞ぐように接着固定されて枠コア45が作成される。
また、上述した実施の形態では、別体の枠コア13と巻芯5とからコアを構成していた。しかしながら、図10に示すような、EI型のコア49を用いても良い。コア49は、I型コア41とE型コア46とからなる。E型コア46には巻芯47が予め一体的に形成されている。I型コア41がE型コア46の上部を塞ぐように接着固定されコア49が作成される。巻芯47の外周に図示しない巻線3が巻回され巻線3と巻芯47との間の一部に樹脂が塗布される。
もしくは、上述した実施の形態の枠コア13と巻芯5とからなるコアの代わりに、図11に示すような、EE型のコア59を用いてもよい。コア59は、2つのE型コア53からなる。各E型コア53の中心には、内側に突出する円柱部57が形成されている。コア59は、E型コア53を2つ向かい合わせて接着固定することで作成される。このとき、2つの円柱部57は、同軸状に向かい合って1つの分割型の巻芯を構成する。巻芯の外周に図示しない巻線が巻回され、巻線と巻芯との間の一部に樹脂が塗布される。ここで、2つの円柱部57の互いに対向する面の間に磁気ギャップを形成してもよいし、形成しなくてもよい。
上述した実施の形態のコイル部品1においては、ベース15は枠コア13の底板13a全体を含む大きさのものを用いたが、底板13aの一部を含む大きさのものであっても良い。また、ベース15は必ずしも必要ではなく、ベース15を設けない構成のコイル部品としてもよい。ベース15を設けない場合には、枠コア13の材料として抵抗値の高い、例えば、ニッケル(Ni)、銅(Cu)、亜鉛(Zn)を主成分とするフェライト等を採用することが好ましい。このときダミー端子17は、枠コア13の開口部14と対向する側の開口部16に設ければ良い。
巻芯5の下面と枠コア13との間に磁気ギャップを形成するためにシート状のスペーサ19を用いているが、スペーサ19はこのようなシート状の部材には限定されない。例えば、樹脂にガラスビーズを混入させた材料等、均一な厚みが得られ、磁気抵抗が枠コア13よりも大きく磁気ギャップとしての作用が可能なものであれば、スペーサとして用いることができる。
巻芯5の形状は円柱形状には限定されず、断面が楕円や、角が曲線の略四角形の柱状等でもよい。また、枠コア13の形状も、厚みが均一で、一体に形成されていれば、底板13a、天板13c、および2つの側板13b、13dの互いの接続部が直線をなさず、曲線状になっているような形状でもよい。
コイル部品1の構造を適用してコモンモードフィルタを構成することができる。
本発明のコイル部品は、パーソナルコンピュータの電源系等、電子機器に用いることができる。
本実施の形態によるコイル部品を電極が備えられた側から見た斜視図である。 図1のコイル部品のII−II線断面図である。 図1のコイル部品をダミー端子が備えられた側から見た斜視図である。 図1のコイル部品に設けられたコイルの斜視図である。 樹脂の塗布範囲を示す図4のコイルの平面図である。 樹脂の塗布範囲の別の例を示す平面図である。 樹脂の塗布範囲の別の例を示す平面図である。 樹脂の塗布範囲の別の例を示す平面図である。 枠コアの別の例の構成を示す斜視図である。 枠コアと巻芯の別の例の構成を示す斜視図である。 枠コアと巻芯の別の例の構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 コイル部品
2 コイル
3 巻線
5 巻芯
9、11 電極
13 枠コア
15 ベース
19 スペーサ
51 樹脂
53 樹脂
55 樹脂
57 樹脂

Claims (8)

  1. 軸方向に沿って延びる巻芯を有するコアと、
    前記巻芯の周りに前記軸方向に沿って所定回数巻回されて巻回部が形成され、前記巻回部の内径が前記巻芯の外径よりも大きな巻線と、
    前記巻芯と前記巻線との間の少なくとも一部に備えられ、前記巻芯と前記巻線とを互いに固定する樹脂と、
    を有することを特徴とするコイル部品。
  2. 前記樹脂は、前記巻芯の外周面上の前記軸方向における少なくとも一部であって、かつ、前記軸方向と直交する周方向における全周に亘って設けられていることを特徴とする請求項1に記載のコイル部品。
  3. 前記樹脂は、前記巻芯の外周面上の前記軸方向における少なくとも一部であって、かつ、前記軸方向と直交する周方向における3箇所以上に互いに離間して等間隔に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のコイル部品。
  4. 前記樹脂は、前記巻芯の外周面上の前記軸方向における少なくとも一部において、前記軸方向と直交する周方向における合計長さが半周以上になるように設けられていることを特徴とする請求項1に記載のコイル部品。
  5. 前記コアは、
    一体または分割可能で対向する二側面が開口した箱型形状の枠コアと、
    前記枠コアと一体または分割可能に形成された巻芯とからなることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のコイル部品。
  6. 前記巻芯は前記枠コアと分割可能に形成されており、
    前記枠コアと前記巻芯との間に磁気ギャップが形成されていることを特徴とする請求項5に記載のコイル部品。
  7. 前記巻線と前記枠コアとの間の少なくとも一部には、前記巻線と前記枠コアとを互いに固定する樹脂が設けられていることを特徴とする請求項5または6のいずれか一項に記載のコイル部品。
  8. 前記巻芯は、分割可能な2つの部分から構成され、前記2つの部分の間に磁気ギャップが形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のコイル部品。
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