JP2005150195A - トランス - Google Patents

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Abstract

【課題】電子機器の電源等に使用されるトランスに関するものであり、トランスコイル間の磁気特性変動を抑え電気的特性のばらつきを低減したトランスを提供するものである。
【解決手段】金属板よりなる1ターンのコイル部とそのコイル部から外方に導出する端子部を有する板状コイルと、複数の板状コイルで挟まれた絶縁被膜を有する導体から形成された空心コイルと、分割された磁心とを組み込んで構成されるトランスで、板状コイルの少なくとも端子部の一方は接続方向に屈折し、他の板状コイルの端子部と接続し、板状コイル間の間隔を一定にする。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子機器の電源等に使用されるトランスに関するものである。
従来、この種のトランスは、図14、図15に示されるような構成を有していた。
図14は従来のトランスの分解斜視図である。図15は従来のトランスの断面図である。
図のようにベース1と、2個の磁心2と、2個の空心コイル3と2個の板状コイル4と、4枚の絶縁体5で構成されている。
ベース1は絶縁樹脂で形成された平板で、その両端に空心コイル3と板状コイル4を接続する端子6が植設されている。また中央部には貫通孔7が設けられ、その回りにボビン8が形成されている。
磁心2は中脚9および外足10をもつE型フェライトコアである。
空心コイル3は導体11を平面状に巻き、中央部に空心が形成されたものである。
また板状コイル4は一端が開放された金属板で、1ターンのコイルである。
絶縁体5はポリエステル樹脂等のフィルムで上記空心に対応する位置に穴が設けられている。
従来のトランスは、空心コイル3と板状コイル4の間に絶縁体5を介在させて、組合わせ、ベース1のボビン8に積層し、空心コイル3と板状コイル4の引き出し部を端子6に接続固定し、その上下から磁心2を組み込んだ構造であった。
なお、この出願の発明に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開平10−189356号公報
しかし、図16に示すように、空心コイル3に重ねた板状コイル4が傾き、また浮いた状態で固定されると位置寸法aが変化しばらつきが発生し、トランスのコイル間の磁気特性が変動し、電気的特性がばらつくという問題があった。
本発明は上記の課題を解決するもので、トランスコイル間の磁気特性変動を抑え電気的特性のばらつきを低減したトランスを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を有する。
本発明の請求項1に記載の発明は、金属板よりなる1ターンのコイル部とそのコイル部から外方に導出する端子部を有する板状コイルと、前記複数の板状コイルで挟まれた絶縁被膜を有する導体から形成された空心コイルと、分割された磁心を組み込んで構成されるトランスにおいて、前記板状コイルの少なくとも端子部の一方は接続方向に屈折し、他の板状コイルの端子部と接続するため、端子部に対する板状コイル位置を正確に決めることができ、板状コイル間および空心コイルの位置を一定にすることができるためトランスコイル間の磁気特性変動を抑え電気的特性のばらつきを低減できるという作用効果が得られる。
本発明の請求項2に記載の発明は、板状コイルの端子部と相反する側にコイル部から外方に突出面を設けたため、板状コイルの放熱を向上させ、トランスの温度上昇を低減できるという作用効果が得られる。
本発明の請求項3に記載の発明は、板状コイルの端子部と相反する側にコイル部から外方に突出面を設け、前記突出面に厚み方向に突起を設けたため、端子部に対する板状コイルの位置をより正確に決めることができ、板状コイル間および空心コイルの位置を一定にすることができるためトランスコイル間の磁気特性変動を抑え電気的特性のばらつきを低減できるという作用効果が得られる。
本発明の請求項4に記載の発明は、板状コイルと前記空心コイルとの間に絶縁体を介在させたことにより、板状コイルによる空心コイルの傷つきを防止でき、板状コイルと空心コイル間および板状コイル間の絶縁性を高めることができるという作用効果が得られる。
本発明の請求項5に記載の発明は、金属板よりなる1ターンのコイル部とそのコイル部から外方に導出する端子部を有する3枚以上の板状コイルと、絶縁被膜を有する導体から形成された空心コイルとを積層し、分割された磁心を組み込んで構成されるトランスにおいて、前記板状コイルの少なくとも端子部の一方は接続方向に屈折し、他の板状コイルの端子部と接続された接続部を複数箇所設けたことにより、端子部に対する板状コイルの位置を正確に決めることができ、各板状コイル間および空心コイルの位置を一定にすることができるためトランスコイル間の磁気特性変動を抑え電気的特性のばらつきを低減できるという作用効果が得られる。
本発明の請求項6に記載の発明は、接続部は超音波溶着・溶接・ロウ付けまたはカシメで接続されたことにより、板状コイルの端子部間接続の機械強度および寸法精度が安定でき、トランスの信頼性を高めるという作用効果が得られる。
本発明の請求項7に記載の発明は、各板状コイルの端子部と接続された接続部は積層方向から見て重なっていないため、溶接等による接続時に溶接の電極が他の端子と接触せずまた干渉しないため接続作業が簡単にでき、作業能率を向上できるという作用効果が得られる。
本発明の請求項8に記載の発明は、各板状コイルの端子部と接続された接続部は積層方向に対し同一高さに配置する構造により、接続時に接続作業が簡単にでき、作業能率を向上できるという作用効果が得られる。
本発明の請求項9に記載の発明は、空心コイルを三層絶縁電線で構成するため、空心コイルの形状を保持でき、また、板状コイルと空心コイル、空心コイルと磁心間の絶縁距離を小さくでき、トランスを小型化できるという作用効果が得られる。
金属板よりなる1ターンのコイル部とそのコイル部から外方に導出する端子部を有する板状コイルと、前記複数の板状コイルで挟まれた絶縁被膜を有する導体から形成された空心コイルと、分割された磁心を組み込んで構成されるトランスにおいて、前記板状コイルの少なくとも端子部の一方は接続方向に屈折し、他の板状コイルの端子部と接続するため、端子部に対する板状コイル位置を正確に決めることができ板状コイル間および空心コイルの位置を一定にすることができるためトランスコイル間の磁気特性変動を抑え電気的特性の安定した信頼性の高いトランスを実現できる。
(実施の形態1)
以下、実施の形態1を用いて、本発明の特に請求項1,4,6,9に記載の発明について説明する。
図1は本発明の実施の形態1におけるトランスの分解斜視図、図2は同実施の形態におけるトランスの斜視図、図3は同実施の形態におけるトランスのX−X’断面図である。
図1〜図3において、21はベースであり絶縁樹脂で形成された平板でその中央部に貫通孔22が設けられその回りにボビン23が形成されている。
24は空心コイルで銅線、アルミ線等の導体25にポリエステル等の絶縁被膜26を施した自己融着三層絶縁電線を平面状に1層または複数層のスパイラル巻きにし、固着形成したもので、中央部に空心が形成されている。
27は絶縁体であり絶縁体27は、材厚0.05mm程度のポリエステルフィルム、カプトンフィルム等で空心コイル24の空心に対応する位置に穴が設けられている。
28(a)は板状コイルで、一端が開放された銅・アルミ等の材厚0.2mm以上の金属板よりなる1ターンのコイル部29(a)から外方に導出した端子部30(a1)および30(a2)で構成されている。
28(b)も板状コイルで、同様にコイル部29(b)から外方に導出した端子部30(b1)および30(b2)で構成されている。
板状コイル28(a)の端子部30(a1)は直線状に引出されている。また端子部30(a2)および板状コイル28(b)の端子30(b1)は板状コイル28(a)と28(b)を直列に接続するため、接続方向に屈折させ、段差寸法CおよびDを形成している。
31はケースであり、絶縁樹脂で形成され一端に空心コイル24を接続する端子32が植設されている。
33は分割された磁心で、中脚34と外足35をもつE−E型フェライトコアである。
実施の形態1におけるトランスは端子部30(a1)および端子部30(a2)を有する板状コイル28(a)と端子部30(b1)および端子部30(b2)を有する板状コイル28(b)で絶縁被膜26を有する導体25から形成された空心コイル24を挟み、その板状コイル28(a)、28(b)と空心コイル24の間にそれぞれ絶縁体27を介在させ、ベース21のボビン23に積層しケース31をベース21に嵌合させ、分割された磁心33を組み込んで構成している。端子部30(a2)および板状コイル28(b)の端子30(b1)は板状コイル28(a)と28(b)を直列に接続するため図3のようにケース31より引き出し、あらかじめ接続方向に屈折させた段差寸法CおよびDを形成し重ね合わせて、超音波接合・カシメ・溶接等で機械的・電気的に接続部36を設ける。段差寸法CとDの合計寸法は空心コイル24の厚み寸法E=1.0mmと絶縁体27の厚みF=0.05mmの2枚分の総合計寸法G=1.1mmと同等、もしくは空心コイル24の変形を考慮して多少小さい1.0mm程度の寸法とした。
この構造により、空心コイル24および絶縁体27を挟んだ板状コイル28(a)と28(b)の端子部30(a2)と30(b1)を溶接し機械的および電気的に接続し接続部36を設けることにより板状コイル28(a)と28(b)間の間隔を寸法Gにすることができ、板状コイル28の傾き、浮きの発生がなく、端子部30に対する板状コイル28の位置を正確に決めることができ、板状コイル28(a)と28(b)間および空心コイルの位置を一定にすることができるためトランスコイル間の磁気特性変動を抑え電気的特性の安定したばらつきがないトランスを実現することができる。
また板状コイル28と前記空心コイル24との間に絶縁体27を介在させたことにより、板状コイル28のばり等による空心コイル24の傷つきを防止でき、板状コイルと空心コイル間および板状コイル間の絶縁性を高めたトランスを実現できる。
また接続部36は超音波溶着・溶接・ロウ付けまたはカシメで接続されたことにより、板状コイル28(a)の端子部30(a2)と板状コイル28(b)の端子部30(b1)間接続の機械強度および寸法精度が安定でき、トランスの信頼性を高めることができる。
また空心コイル24を自己融着三層絶縁電線で巻線し固着しているため、空心コイル24の形状を保持でき、板状コイル28(a)と板状コイル28(b)、空心コイル30(a)および30(b)と磁心33の絶縁距離を小さくでき、トランスを小型化できる。
(実施の形態2)
以下、実施の形態2を用いて、本発明の特に請求項2および3に記載の発明について説明する。
図4は本発明の実施の形態2におけるトランスの分解斜視図、図5は同実施の形態におけるトランスの断面図である。なお、実施の形態1と同様の構成を有するものについては、同一符号を付しその説明を省略する。
図4、図5において、実施の形態1と相違する点は、板状コイル38(a)の端子部40(a1)(a2)と相反する側にコイル部39(a)から外方に突出面41(a)を設け、その突出面41(a)に厚み方向に突起42を設けるとともに、他の板状コイル38(b)の端子部40(b1)(b2)と相反する側にコイル部39(b)から外方に突出面41(b)を設け、前記板状コイル38(b)と空心コイル24の間に介在させる絶縁体37も板状コイル38(b)の突出面41(b)に対応する突出面43を設けている。
板状コイル38(a)の端子部40(a2)および板状コイル38(b)の端子部40(b1)は板状コイル28(a)と28(b)を直列に接続するため図5のようにケース31より引き出し、接続方向に屈折させ、段差寸法CおよびDを形成し、重ね合わせて、超音波接合・カシメ・溶接等で機械的・電気的に接続部36を設ける。段差寸法CとDの合計寸法は空心コイル24の厚み寸法E=1.0mmと絶縁体27および37の厚みF=0.05mmの2枚分の総合計寸法G=1.1mmと同等とし、板状コイル39(a)の突起42の高さをH=G−F=1.05mmとした。
この構造により板状コイル38(a)の端子部40(a1)(a2)と相反する側にコイル部39(a)から外方に突出面41(a)を設けることにより板状コイルの放熱を向上させ、トランスの温度上昇を低減できる。
この構造により空心コイル24を挟んだ板状コイル38(a)の突起42が絶縁板37を挟んで板状コイル38(b)を支え、板状コイル38(a)と38(b)間の間隔を寸法Gにすることができ、板状コイル28の傾き、浮きの発生がなく接続部36に対する板状コイル38の位置を正確に決めることができ、板状コイル38(a)と38(b)間および空心コイル24の位置を一定にすることができるためトランスコイル間の磁気特性変動を抑え電気的特性の安定したばらつきがないトランスを実現することができる。
(実施の形態3)
以下、実施の形態3を用いて、本発明の特に請求項5,7に記載の発明について説明する。
図6は本発明の実施の形態3におけるトランスの分解斜視図、図7は同実施の形態におけるトランスの斜視図、図8は同実施の形態におけるトランスのX−X’断面図、図9は同実施の形態における端子部の位置および溶接作業を示すトランスの側面図である。なお、実施の形態1と同様の構成を有するものについては、同一符号を付しその説明を省略する。
図6〜図9において、実施の形態1と相違する点は、端子部30(a1)および端子部30(a2)を有する板状コイル28(a)と端子部30(b1)および端子部30(b2)を有する板状コイル28(b)と端子部30(c1)および端子部30(c2)を有する板状コイル28(c)と端子部30(d1)および端子部30(d2)を有する板状コイル28(d)の4枚それぞれの間に、絶縁体27を上下面に介在させた絶縁被膜26を有する導体25から形成された空心コイル24をそれぞれ挟み、ベース21のボビン23に積層しケース31をベース21に嵌合させ、分割された磁心33を組み込んで図7のトランスとなる。
端子部30(a2)と端子部30(b1)、端子部30(b2)と端子部30(c1)、端子部30(c2)と端子部30(d1)をそれぞれ重ね接続するため図8のようにケース31より引き出し、接続方向に屈折させ、段差寸法CおよびDを形成し、重ね合わせて、超音波接合・カシメ・溶接等で機械的・電気的に接続部36(a)、36(b)、36(c)を複数設ける。段差寸法CとDの合計寸法は実施の形態1と同じで、空心コイル24の厚み寸法E=1.0mmと絶縁体17の厚みF=0.05mmの2枚分の総合計寸法G=1.1mmと同等、もしくは空心コイル24の変形を考慮して多少小さい1.0mm程度の寸法とした。
また端子部30(a1)、30(d2)、接続部36(a)、36(b)、36(c)それぞれの積層方向からみたピッチは寸法jとした。
この構造により、空心コイル24および絶縁体27を挟んだ板状コイル28(a)と28(b)、28(c)、28(d)の接続部36(a)、36(b)、36(c)を設けることにより板状コイル28(a)と28(b)、28(b)と28(c)、28(c)と28(d)間の間隔をそれぞれ寸法Gにすることができ、板状コイル28の傾き、浮きの発生がなく、端子部30に対する板状コイル28の位置を正確に決めることができ、板状コイル28(a)と28(b)、28(c)、28(d)相互間および空心コイルの位置を一定にすることができるためトランスコイル間の磁気特性変動を抑え電気的特性の安定したばらつきがないトランスを実現することができる。
また端子部30(a1)、30(d2)、接続部36(a)、36(b)、36(c)それぞれの積層方向からみたピッチは寸法jは接続部36より大きくし重ならない構造としたため図9のように溶接作業時に電気溶接等の電極44が他の端子と干渉しないため作業が簡単にでき、作業能率を向上できる。
なお板状コイル28(b)と28(c1)間等にすべて空心コイル24を挟む必要はなく、その場合の端子部30(b2)、30(c1)の段差寸法CおよびDの合計は、板状コイル28(b)と28(c)間に挟まれた絶縁体27の厚みFと等しい寸法とすればよい。
(実施の形態4)
以下、実施の形態4を用いて、本発明の特に請求項7に記載の発明について説明する。
図10は本発明の実施の形態4におけるトランスの分解斜視図、図11は同実施の形態におけるトランスの斜視図、図12は同実施の形態におけるトランスのX2−X2’断面図、図13は同実施の形態における端子部の位置および溶接作業を示すトランスの側面図である。なお、実施の形態3と同様の構成を有するものについては、同一符号を付しその説明を省略する。
図10〜図13において、実施の形態3と相違する点は、板状コイル48(a)〜(d)の50(a2)と50(b1)、50(b2)と50(c1)、50(c2)と50(d1)をケース31より引出したのち、接続方向に屈折させ、重ね合わせて、電気溶接等で機械的・電気的に接続する接続部36(a)、36(b)、36(c)および端子部50(a1)、50(d2)の位置を図13のように積層方向に対し高さ寸法Kにしたことである。
この構造により、図13のように接続部36(a)、36(b)、36(c)を溶接用電極44で挟み通電して溶接する場合、端子部50(a)〜50(d)が同一高さにあるため溶接用電極を積層方向に動かす必要がなく、水平方向のみの位置決めで溶接が可能となり、接続時に接続作業が簡単にでき、作業能率を向上できる。
本発明にかかるトランスは、端子部に対する板状コイルの位置を正確に決めることができ、板状コイル間および空心コイルの位置を一定にすることができるため、トランスコイル間の磁気特性変動を抑え電気的特性の安定した信頼性の高いトランスを実現できるという効果を有し、電子機器の電源等に使用されるトランス等に有用である。
本発明の実施の形態1におけるトランスの分解斜視図 同実施の形態におけるトランスの斜視図 同実施の形態におけるトランスのX−X’断面図 本発明の実施の形態2におけるトランスの分解斜視図 同実施の形態におけるトランスの断面図 本発明の実施の形態3におけるトランスの分解斜視図 同実施の形態におけるトランスの斜視図 同実施の形態におけるトランスのX−X’断面図 同実施の形態における端子部の位置および溶接作業を示すトランスの側面図 本発明の実施の形態4におけるトランスの分解斜視図 同実施の形態におけるトランスの斜視図 同実施の形態におけるトランスのX2−X2’断面図 同実施の形態における端子部の位置および溶接作業を示すトランスの側面図 従来のトランスの分解斜視図 従来のトランスの断面図 従来のトランスの課題を説明する断面図
符号の説明
24 空心コイル
25 導体
26 絶縁被膜
27 絶縁体
28 板状コイル
29 コイル部
30 端子部
33 磁心
36 接続部

Claims (9)

  1. 金属板よりなる1ターンのコイル部とそのコイル部から外方に導出する端子部を有する板状コイルと、前記複数の板状コイルで挟まれた絶縁被膜を有する導体から形成された空心コイルと、分割された磁心を組み込んで構成されるトランスにおいて、前記板状コイルの少なくとも端子部の一方は接続方向に屈折し、他の板状コイルの端子部と接続された接続部を有することを特徴とするトランス。
  2. 前記板状コイルの端子部と相反する側にコイル部から外方に突出面を設けたことを特徴とする請求項1記載のトランス。
  3. 前記板状コイルの端子部と相反する側にコイル部から外方に突出面を設け、前記突出面に厚み方向に突起を設けたことを特徴とする請求項1記載のトランス。
  4. 前記板状コイルと前記空心コイルとの間に絶縁体を介在させたことを特徴とする請求項1記載のトランス。
  5. 金属板よりなる1ターンのコイル部とそのコイル部から外方に導出する端子部を有する3枚以上の板状コイルと、絶縁被膜を有する導体から形成された空心コイルとを積層し、分割された磁心を組み込んで構成されるトランスにおいて、前記板状コイルの少なくとも端子部の一方は接続方向に屈折し、他の板状コイルの端子部と接続された接続部を複数箇所設けたことを特徴とするトランス。
  6. 前記接続部は超音波溶着・溶接・ロウ付けまたはカシメで接続されたことを特徴とする請求項1または4記載のトランス。
  7. 前記接続部は積層方向から見て重なっていないことを特徴とする請求項4記載のトランス。
  8. 前記接続部は積層方向に対し同一高さに配置することを特徴とする請求項4記載のトランス。
  9. 前記空心コイルは自己融着三層絶縁電線で構成されたことを特徴とする請求項1または4のトランス。
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