JP2006030983A - 帯電防止積層体およびそれを用いた偏光板 - Google Patents
帯電防止積層体およびそれを用いた偏光板 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006030983A JP2006030983A JP2005175045A JP2005175045A JP2006030983A JP 2006030983 A JP2006030983 A JP 2006030983A JP 2005175045 A JP2005175045 A JP 2005175045A JP 2005175045 A JP2005175045 A JP 2005175045A JP 2006030983 A JP2006030983 A JP 2006030983A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antistatic
- polarizing plate
- layer
- light
- light transmissive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Polarising Elements (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
- Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
【解決手段】 偏光板に使用される帯電防止積層体であって、光透過性基材2と、該光透過性基材の上に形成され、帯電防止剤(微粒子)5でなる帯電防止層3とにより構成されてなり、かつ、前記帯電防止層が前記偏光板の偏光素子よりも上面に位置しないものである帯電防止積層体により達成される。
【選択図】 図1
Description
従って、本発明による偏光板に使用される帯電防止積層体は、
前記帯電防止積層体が、光透過性基材と、該光透過性基材の上に形成されてなる帯電防止層とにより構成されてなり、かつ、
前記偏光板に使用される際に、前記帯電防止層が、画像表示側からみて、前記偏光板における偏光素子より下部に位置するものである。
前記帯電防止積層体が、光透過性基材と、該光透過性基材の上に形成されてなる帯電防止層とにより構成されてなり、かつ、
前記帯電防止層が、画像表示側からみて、前記偏光板における偏光素子より下部に位置するものである。
第1偏光板が、前記光透過性表示部位の画像表示側に形成されてなり、かつ、本発明による偏光板により構成されてなり、
第2偏光板が、前記光透過性表示部位の非画像表示側に形成されてなり、かつ、帯電防止積層体を含まないものにより構成されてなるものである。
本発明の第2の態様によれば、光透過性表示部位が第1偏光板と第2偏光板とに挟持されてなる、光透過性表示体が提案され、該光透過性表示体は、
第1偏光板が、前記光透過性表示部位の画像表示側に形成されてなり、かつ、帯電防止積層体を含まないものにより構成されてなり、
第2偏光板が、前記光透過性表示部位の非画像表示側に形成されてなり、かつ、本発明の第1の態様による偏光板により構成されてなるものである。
第1偏光板が、前記光透過性表示部位の画像表示側に形成されてなり、かつ、帯電防止積層体を含まないものにより構成されてなり、
第2偏光板が、帯電防止積層体と偏光素子とにより構成されてなるものであり、かつ、
前記帯電防止積層体と前記偏光子との順により、または、前記偏光子と前記帯電防止積層体との順により構成されてなるものである。
本発明の第1の態様による帯電防止積層体は、第1偏光板の偏光素子よりも上側(最表面側)には形成されず、偏光板における偏光素子よりも下側に配置される点に特徴を有する。
帯電防止積層体(塵埃付着防止積層体)
本発明による偏光板に使用される帯電防止積層体(塵埃付着防止積層体)の一態様を図1により説明する。図1は本発明による帯電防止積層体1の断面図を示す。光透過性基材2の上面に硬化型樹脂と帯電防止剤(微粒子)5により構成されてなる帯電防止層3が形成されている。帯電防止積層体1は偏光板に使用される場合に、帯電防止積層体1の帯電防止層3は第1偏光板の最表面側、即ち、偏光素子よりも上に位置しないものである。
本発明による帯電防止積層体(塵埃付着防止積層体)1は、上記した通り簡易な層構成を有するが、その特徴は偏光板に使用されることにより発揮される。そこで、本発明による光透過性表示体11の一態様を示す図2を用いて説明する。図2は本発明による光透過性表示体11の断面図を示す。本発明による光透過性表示体11は、光透過性表示部位40を第1偏光板12と第2偏光板13とが、好ましくはそれぞれ粘着剤(層)24および30により挟持された構成となっている。
本発明の態様による第1偏光板12は画像表示側から光透過性表示部位40の上面に形成されてなるものである。第1偏光板12は本発明による帯電防止積層体1(帯電防止層3と光透過性基材2)の上に偏光素子(層)21がさらに形成されてなるものである。本発明にあっては、偏光素子(層)21は、帯電防止積層体1の帯電防止層3または光透過性基材2のいずれと接して良く、好ましくは、図2で示すように、偏光素子(層)21はと接して良い。本発明の好ましい態様によれば、第1偏光板12の最表面に任意層20がさらに形成される。任意層20は、第1偏光板12の偏光素子(層)21最表面を保護する目的で形成されてよく、具体的には光透過性基材が用いられる。また、任意層20は、他の光学特性を発揮させるために、ハードコート層、防眩層、耐汚染層等として形成されてよい。
本発明の第2の態様によれば、第1偏光板には、帯電防止層が形成されておらず、第2の偏光板に帯電防止積層体が形成されてなるものである。
1.帯電防止積層体(塵埃付着防止積層体)
帯電防止層(導電層:塵埃付着防止積層)
帯電防止層は、光透過性基材の表面に導電性金属もしくは導電性金属酸化物等を蒸着またはスパッタリングすることにより蒸着膜を形成する方法または樹脂中に導電性微粒子を分散した樹脂組成物を塗布するにより塗膜を形成する方法が挙げられるが、本発明にあっては、硬化型樹脂中に帯電防止剤(導電性微粒子)を混合した樹脂組成物を塗布するにより塗膜を形成する方法が好ましい。
帯電防止層を蒸着膜で形成する場合、帯電防止剤として導電性金属もしくは導電性金属酸化物、例えばアンチモンドープのインジウム・錫酸化物(以下、「ATO」という)、インジウム・錫酸化物(以下、「ITO」という)が挙げられる。本発明の好ましい態様によれば、帯電防止層は帯電防止剤、好ましくは導電性微粒子を含む塗液により形成されることが好ましい。導電性微粒子としては、(透明)金属、(透明)金属酸化物または有機導電性材料(有機化合物からなる導電性微粒子)が挙げられ、好ましくは、透明金属酸化物または有機導電性材料が挙げられる。導電性微粒子の具体例としては、アンチモンドープのインジウム・錫酸化物(以下、「ATO」という)、インジウム・錫酸化物(以下、「ITO」という)等の透明金属酸化物または金、ニッケルで表面処理した有機化合物微粒子があげられる。また、有機導電性材料の具体例としては、脂肪族共役系のポリアセチレン、芳香族共役系のポリ(パラフェニレン)、複素環式共役系のポリピロール、ポリチオフェン、含ヘテロ原子共役系のポリアニリン、混合型共役系のポリ(フェニレンビニレン)が挙げられ、これら以外に、分子中に複数の共役鎖を持つ共役系である複鎖型共役系、前述の共役高分子鎖を飽和高分子にグラフトまたはブロック共重した高分子である導電性複合体等が挙げられる。
帯電防止剤の添加量は、帯電防止層の全重量に対して、5重量%以上70重量%以下であり、好ましくは上限が67重量%以下であり、下限が15重量%以上である。塗膜(帯電防止層)の厚さは、0.05μm以上2μm以下であり、好ましくは下限が0.1μm以上であり上限が1μm以下である。
本発明にあっては、導電性微粒子を用いて塗膜する場合、好ましくは硬化型樹脂を用いる。硬化型樹脂としては、透明性のものが好ましく、その具体例としては、紫外線または電子線(例えば紫外線)により硬化する樹脂である電離放射線硬化型樹脂、電離放射線硬化型樹脂と溶剤乾燥型樹脂との混合物、または熱硬化型樹脂の三種類が挙げられ、好ましくは電離放射線硬化型樹脂が挙げられる。
本発明にあっては、帯電防止剤の分散性を向上させる為に、分散剤を使用することもできる。このような分散剤としては、たとえば、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル等の高級脂肪酸エステルが用いられ得る。ポリグリセリン脂肪酸エステルが好ましいが、特にポリグリセリンはα位で縮合した直鎖状ポリグリセリン以外に一部β位で縮合した分岐状ポリグリセリンおよび環状ポリグリセリンを含有していてもよい。ポリグリセリン脂肪酸エステルを構成するポリグリセリン脂肪酸エステルを構成するポリグリセリンは、より良好な分散状態を得る上で、数平均重合度が2〜20程度が好ましいが、より好ましくは2〜10程度である。脂肪酸としては、分岐状または直鎖状の飽和または不飽和脂肪酸が好ましく、たとえば、カプロン酸、エナンチル酸、カプリル酸、ノナン酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘニン酸、パルミチン酸、イイソステアリン酸、ステアリン酸、オレイン酸、イソノナン酸、アラキン酸などの脂肪族モノカルボン酸などが好ましく挙げられる。また、高級脂肪酸エステルとして用いられるポリグリセリン脂肪酸エステルとしては、特に、味の素ケミカル社製、アジスパー-PN-411やPA-111、阪本薬品工業社製のSYグリスターなどが好ましく使用できる。
さらに、上記の他にも、スルホン酸アミド系、ε−カプロラクトン系、ハロイドロステアリン酸系、ポリカルボン酸系、ポリエステル系など各種分散剤を使用することができる。具体的には、ソルパース3000、9000、17000、20000、24000、41090(以上、ゼネカ社製)、Disperbyk-161、−162、−163、−164、Disperbyk−108、110、111、112、116、140、170、171、174、180、182、220S(以上、ビックケミー社製)などが挙げられる。
なお、導電性微粒子の分散方法については、種種の分散方法で分散することができる。例えば、超音波ミル、ビーズミル、サンドミル、ディスクミルなどの粉砕機を用いる。
電離放射線硬化型樹脂の具体例としては、アクリレート系の官能基を有するもの、例えば比較的低分子量のポリエステル樹脂、ポリエーテル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、アルキッド樹脂、スピロアセタール樹脂、ポリブタジエン樹脂、ポリチオールポリエン樹脂、多価アルコール等の多官能化合物の(メタ)アルリレート等のオリゴマー又はプレポリマー、反応性希釈剤が挙げられ、これらの具体例としては、エチル(メタ)アクリレート、エチルヘキシル(メタ)アクリレート、スチレン、メチルスチレン、N−ビニルピロリドン等の単官能モノマー並びに多官能モノマー、例えば、ポリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ヘキサンジオール(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
電離放射線硬化型樹脂に混合して使用される溶剤乾燥型樹脂としては、主として熱可塑性樹脂が挙げられる。熱可塑性樹脂は一般的に例示されるものが利用される。溶剤乾燥型樹脂の添加により、塗布面の塗膜欠陥を有効に防止することができる。
熱硬化性樹脂の具体例としては、フェノール樹脂、尿素樹脂、ジアリルフタレート樹脂、メラニン樹脂、グアナミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、アミノアルキッド樹脂、メラミン−尿素共縮合樹脂、ケイ素樹脂、ポリシロキサン樹脂等が挙げられる。熱硬化性樹脂を用いる場合、必要に応じて、架橋剤、重合開始剤等の硬化剤、重合促進剤、溶剤、粘度調整剤等をさらに添加して使用することができる。
本発明のより好ましい態様によれば、帯電防止剤と硬化型樹脂との混合重量比は有機溶剤が光透過性基材に浸透しない溶剤(例えばトルエン)を使用した場合、70:30〜60:40であり、好ましくは75:25〜50:50、より好ましくは65:35〜60:40である。また本発明のより好ましい態様によれば、帯電防止剤と硬化型樹脂との混合重量比は、有機溶剤が光透過性に浸透する溶剤(例えばシクロヘキサノン)を使用した場合、10:90〜90:10(好ましくは20:80、より好ましくは15:85)である。
鹸化処理とは、KOH水溶液に、本発明による帯電防止積層体を浸漬しその表面を処理(例えば、OH基導入)するものである。本発明にあって、この鹸化処理による評価は、KOH(濃度2mol/L)に本発明による帯電防止積層体を40℃で5分間浸漬した後の帯電防止層の表面の強度を爪で軽く擦った時の「傷」の有無を黙視にて確認する方法により行われる。
光透過性基材は、透明性、平滑性、耐熱性を備え、機械的強度に優れたものが好ましい。光透過性基材を形成する材料の具体例としては、ポリエステル、セルローストリアセテート、セルロースジアセテート、セルロースアセテートブチレート、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、ポリエーテルスルフォン、ポリスルフォン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアセタール、ポリエーテルケトン、ポリメタクリル酸メチル、ポリカーボネート、またはポリウレタン等の熱可塑性樹脂が挙げられ、好ましくはポリエステル、セルローストリアセテートが挙げられる。また、本発明にあっては、光透過性基材として位相差フィルムを使用することも挙げられる。
帯電防止層として塗膜を形成するには、硬化型樹脂に帯電防止剤(導電性微粒子)を混合分散させた塗液を、ロールコート法、ミヤバーコート法、グラビアコート法、ダイコート法等の塗布方法により光透過性基材の表面に塗布する。塗布後に、乾燥と紫外線硬化を行う。電離放射線硬化型樹脂の硬化方法としては、電子線または紫外線の照射によって硬化する。電子線硬化の場合には、100KeV〜300KeVのエネルギーを有する電子線等を使用する。紫外線硬化の場合には、超高圧水銀灯、高圧水銀灯、低圧水銀灯、カーボンアーク、キセノンアーク、メタルハライドランプ等の光線から発する紫外線等を使用する。
偏光板は、偏光素子を光透過性基材により挟持した積層体を基本構成とする。偏光素子には、よう素又は染料により染色し、延伸してなるポリビニルアルコールフィルム、ポリビニルホルマールフィルム、ポリビニルアセタールフィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体系ケン化フィルム等を用いることができ、好ましくはポリビニールアルコールフィルムが挙げられる。偏光素子を挟持する光透過性基材は先に説明したものであって良いが、好ましくは、トリアセチルセルロースフィルム、好ましくは、無延伸トリアセチルセルロースフィルムが挙げられる。偏光素子は、例えば、ヨウ素を含有したPVAを1軸延伸し、鹸化処理を行ったTAC2枚でラミネートすることにより形成されてよい。
本発明による第1偏光板は光透過性表示部位の画像表示面に形成されてなるものである。第1偏光板の偏光素子(層)より下面に本発明による帯電防止積層体が形成され、さらにこの帯電防止積層体の下面に発光素子(層)が形成されてなるものである。また、本発明による第2偏光板は光透過性表示部位の非画像表示面に形成されてなるものである。本発明による第2偏光板は、帯電防止積層体を有しない形態で形成される以外は第1偏光板と同様であってよい。
任意層
本発明の第1偏光板の最表面には任意層を形成してよく、具体的には、光透過性基材により形成されてよい。また、任意層は、他の光学特性を発揮させるために、ハードコート層、防眩層、耐汚染層等として形成されてよい。
「ハードコート層」とは、JIS5600−5−4(1999)で規定される鉛筆硬度試験で「H」以上の硬度を示すものをいう。ハードコート層の膜厚(硬化時)は0.1〜100μm、好ましくは0.8〜20μmの範囲にあることが好ましい。ハードコート層は樹脂と任意成分とにより形成されてなる。
樹脂としては、透明性のものが好ましく、その具体例としては、紫外線または電子線により硬化する樹脂である電離放射線硬化型樹脂、電離放射線硬化型樹脂と溶剤乾燥型樹脂との混合物、または熱硬化型樹脂の三種類が挙げら、好ましくは電離放射線硬化型樹脂が挙げられる。
防眩層は、樹脂と防眩剤とにより形成されてよく、樹脂は、ハードコート層の項で説明したものと同様であってよい。
30≦Sm≦600
0.05≦Rz≦1.60
0.1≦θa≦2.5
0.3≦R≦15
を全て同時に満たすものが好ましい。
防眩剤としては微粒子が挙げられ、その形状は、真球状、楕円状などのものであってよく、好ましくは真球状のものが挙げられる。また、微粒子は無機系、有機系のものが挙げられる。微粒子は、防眩性を発揮するものであり、好ましくは透明性のものがよい。微粒子の具体例としては、無機系であればシリカビーズ、有機系であればプラスチックビーズが挙げられる。プラスチックビーズの具体例としては、スチレンビーズ(屈折率1.59)、メラミンビーズ(屈折率1.57)、アクリルビーズ(屈折率1.49)、アクリル−スチレンビーズ(屈折率1.54)、ポリカーボネートビーズ、ポリエチレンビーズなどが挙げられる。微粒子の添加量は、透明樹脂組成物100重量部に対し、2〜30重量部、好ましくは10〜25重量部程度である。
低屈折率層は、シリカ、もしくはフッ化マグネシウムを含有する樹脂、低屈折率樹脂であるフッ素系樹脂、シリカ、もしくはフッ化マグネシウムを含有するフッ素系樹脂から構成され、屈折率が1.46以下の、やはり30nm〜1μm程度の薄膜、または、シリカ、もしくはフッ化マグネシウムの化学蒸着法もしくは物理蒸着法による薄膜で構成することができる。フッ素樹脂以外の樹脂については、帯電防止層を構成するのに用いる樹脂と同様である。
耐汚染層は、反射防止積層体に対して防汚性と耐擦傷性のさらなる改善するものである。防汚層用剤の具体例としては、分子中にフッ素原子を有する電離放射線硬化型樹脂組成物への相溶性が低く、低屈折率層中に添加することが困難とされるフッ素系化合物および/またはケイ素系化合物、分子中にフッ素原子を有する電離放射線硬化型樹脂組成物および微粒子に対して相溶性を有するフッ素系化合物および/またはケイ系化合物が挙げられる。
本発明による光透過性表示体は光透過性表示部位とそれを挟持する二枚の偏光板とにより構成されてなり、偏光板は本発明によるものが好ましくは利用され、より好ましくは画像視認性側の偏光板は本発明による第1偏光板であり、画像非視認性側の偏光板は本発明による第2偏光板で構成されてなるものが好ましい。ここで、光透過性表示部位は、画像形成部位であり、その手法はいずれのものであってよく、例えば、液晶表示、エレクトロルミネッセンス表示、ハッコウダイオード表示等が挙げられる。
本発明のさらに別の態様によれば、画像表示装置を提供することができ、この画像表示装置は、透過性表示体と、前記透過性表示体を背面から照射する光源装置とを備えてなり、この透過性表示体は上記した本発明によるものが利用される。
本発明による防眩性積層体、反射防止積層体、偏光板の構成材料として、また画像表示装置は、透過型表示装置に利用される。特に、テレビジョン、コンピュータ、ワードプロセッサなどのディスプレイ表示に使用される。とりわけ、液晶パネルなどの高精細画像用ディスプレイの表面に用いられる。より具体的な用途して、液晶テレビ、コンピュータ、ワードプロセッサ、携帯電話、カーナビゲーション等のディスプレイ製品として使用される。
本発明の第2の態様は、光透過性表示部位が第1偏光板と第2偏光板とに挟持されてなる、光透過性表示体を提案するものである。本発明にあっては、第1偏光板は、帯電防止積層を含まないものにより構成されてなり、第2偏光板は、本発明による帯電防止積層体を備えて成るものである。従って、第1偏光板と第2偏光板と帯電防止積層体とは、本発明の第1の態様で説明したのと同様であってよい。
帯電防止層形成用組成物を下記の組成に従い混合して調製した。
基本組成物1
帯電防止剤(ATO) 30質量部
((株)ジェムコ製、商品名;T-1 ATO系超微粒子 平均1次粒径20nm)
ペンタエリスリトールトリアクリレート 10質量部
(日本化薬(株)製、商品名;PET30)
トルエン 60質量部
分散剤(味の素ケミカル(株)製、商品名;アジスパーPN-411) 2.5質量部
基本組成物2
トルエンをシクロヘキサノンに変えた以外は、基本組成物1と同様にして調製した。
基本組成物3
チオフェン系導電性ホ゜リマー塗工液(ELコート-TA LP2010 出光テクノファイン製)を用いた。
基本組成物4
チオフェン系導電性ポリマー塗工液(ELコート UVH515(2) 出光テクノファイン製)
基本組成物5
耐電防止剤(ATO)
(ASHD300S ザ・インクテック(株)製) 5質量部
シクロヘキサノン 22質量部
重合開始剤
(イルガキュア184 チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製) 0.2質量部
透明基材フィルム(厚み80μmトリアセチルセルロース樹脂フィルム(富士写真フイルム(株)製、TF80UL)を準備し、フィルムの片面に、下記透明帯電防止層形成用塗工液を巻線型のコーティングロッドを用いて塗布し、温度70℃の熱オーブン中で30秒間保持し、塗膜中の溶剤を蒸発させ、その後、紫外線を積算光量が98mjになるように照射して塗膜を硬化させて、0.7g/cm2(乾燥時)の透明帯電防止層を形成させて、帯電防止積層体を調製した。
透明帯電防止層形成用塗工液の調製
下記組成のものを混合して調製した。
基本組成物1 100質量部
開始剤 樹脂成分に対して5質量部
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名;イルガキュア907)
トルエン 438質量部
透明帯電防止層形成用塗工液を下記の組成により調製した以外は実施例1と同様にして帯電防止積層体を調製した。
基本組成物1 100質量部
ペンタエリスリトールトリアクリレート 3.5質量部
開始剤 樹脂成分に対して5質量部
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名;イルガキュア907)
トルエン 460質量部
透明帯電防止層形成用塗工液を下記の組成により調製した以外は例1と同様にして帯電防止積層体を調製した。
基本組成物1 100質量部
ペンタエリスリトールトリアクリレート 5.2質量部
開始剤 樹脂成分に対して5質量部
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名;イルガキュア907)
トルエン 485質量部
透明帯電防止層形成用塗工液を下記の組成により調製した以外は例1と同様にして帯電防止積層体を調製した。
基本組成物2 100質量部
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 95質量部
(日本化薬(株)製、商品名;DPHA)
開始剤 樹脂成分に対して5質量部
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名;イルガキュア907)
シクロヘキサノン 710質量部
透明帯電防止層形成用塗工液を下記の組成により調製した以外は例1と同様にして帯電防止積層体を調製した。
基本組成物2 100質量部
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 147質量部
(日本化薬(株)製、商品名;DPHA)
開始剤 樹脂成分に対して5質量部
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名;イルガキュア907)
シクロヘキサノン 700質量部
基本組成物3を巻線型のコーティングロッドを用いて例1の光透過性基材に塗布し、温度70℃の熱オーブン中で1分間保持し、塗膜中の溶剤を蒸発させ、かつ熱硬化し、0.7g/cm2(乾燥時)の透明帯電防止層を形成させて帯電防止積層体を調製した。
基本組成物4を巻線型のコーティングロッドを用いて例1の光透過性基材に塗布し、温度60℃の熱オーブン中で2分間保持し、塗膜中の溶剤を蒸発させ、その後、窒素パージ下で、紫外線を積算光量が500mjになるように照射して塗膜を硬化させて、0.7g/cm2(乾燥時)の透明帯電防止層を形成させて、帯電防止積層体を調製した。
ハート゛コート層用組成物の調整
下記組成表に表された組成物を、混合分散してハート゛コート層用組成物を調整した。
ペンタエリスリトールトリアクリレート
(PET30 日本化薬(株)製) 100質量部
メチルエチルケトン 43質量部
レベリング剤
(MCF-350-5 大日本インキ化学工業(株)製) 2質量部
重合開始剤
(イルガキュア184 チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製) 6質量部
透明基材(厚み80μmトリアセチルセルロース樹脂フィルム TF80UL富士写真フイルム(株)製)を準備し、フィルムの片面に、帯電防止層形成用組成物の基本組成物5を巻線型のコーティングロッドを用いて塗布し、温度70℃のオーブン中で30秒間保持し、塗膜中の溶剤を揮発させ、その後、紫外線を積算光量が98mjになるように照射して塗膜を硬化させて、0.7g/cm2(乾燥時)の透明な帯電防止層を形成させた。帯電防止層を形成したあと、ハート゛コート層用組成物を塗布し、温度70℃のオーブン中で30秒間保持し、塗膜中の溶剤を揮発させ、その後、紫外線を積算光量が46mjになるように照射して塗膜を硬化させて、15g/cm2(乾燥時)の透明なハート゛コート層を帯電防止層上に形成させ、ハート゛コート付帯電防止積層体を調整した。
比較例2
防眩層用組成物の調整
下記組成表に表された組成物を、混合分散して防眩層用組成物を調整した。
ペンタエリスリトールトリアクリレート
(PET30 日本化薬(株)製) 70質量部
イソシアヌル酸EO変性ジアクリレート
(東亜合成(株)製) 30質量部
3.5μmスチレンビーズ
(綜研化学(株)製) 15質量部
通電ビーズ
(ブライト20GNR4.6EH 日本化学工業(株)製) 0.14質量部
レベリング剤
(10−28 ザ・インクテック(株)製) 0.01質量部
トルエン 127.5質量部
シクロヘキサノン 54.6質量部
透明基材(厚み80μmトリアセチルセルロース樹脂フィルム TF80UL富士写真フイルム(株)製)を準備し、フィルムの片面に、帯電防止層形成用組成物の基本組成物5を巻線型のコーティングロッドを用いて塗布し、温度70℃のオーブン中で30秒間保持し、塗膜中の溶剤を揮発させ、その後、紫外線を積算光量が98mjになるように照射して塗膜を硬化させて、0.7g/cm2(乾燥時)の透明な帯電防止層を形成させた。帯電防止層を形成したあと、防眩層用組成物を巻線型のコーティングロッド(#12)を用いて塗布し、温度70℃のオーブン中で30秒間保持し、塗膜中の溶剤を揮発させ、その後、紫外線を積算光量が46mjになるように照射して塗膜を硬化させて、帯電防止層の上に防眩層を形成させ、防眩性帯電防止積層体を調整した。
偏光素子の調製
厚さ80μmのポリビニルアルコールフィルムを0.3%のヨウ素水溶液中で染色した後、4%のホウ酸、2%のヨウ化カリウム水溶液中で5倍まで延伸し、次いで50℃で4分間乾燥させて偏光素子を得た。
例で調整した帯電防止積層を塗工した帯電防止積層体を40℃の2mol/LのKOH水溶液中に5分間浸漬して鹸化処理を施した後、純水で洗浄し、次いで70℃で5分間乾燥した。次いで、この鹸化処理を施した帯電防止積層体の光透過性基材側に7%ポリビニルアルコール系水溶液からなる接着剤を塗布し、偏光子の片側に貼り合せ、片面保護フィルム付偏光板とした。その後、別の透明基材フィルム(厚み80μmTACフィルム:富士写真フイルム(株)製 TF80UL)を上記と同様に鹸化処理し、同様な接着剤を塗布し、偏光子の残っている片面に貼り合わせ、本件の帯電防止積層体を有する偏光板を作製した。
上記例で得られた帯電防止積層体について下記の評価試験を行って評価し、その結果を下記の表1に表した。
物性評価試験
1)表面抵抗値(Ω/□)は、表面抵抗率測定器(三菱化学製、製品番号;Hiresta IP MCP−HT260)にて測定した。
2)全光線透過率(%)は、ヘイズメーター(村上色彩技術研究所製、製品番号;HM−150)を用いて測定した。
3)ヘイズ値(%)は、ヘイズメーター(村上色彩技術研究所製、製品番号;HM−150)を用いて測定した。
表面硬度は、帯電防止積層体の帯電防止層を指の腹と爪にて表面を軽く2回擦り、表面の傷の有無を目視し下記の基準で評価した。
評価基準
評価◎:傷が生じなかった
評価○:指の腹で擦っても「傷」は生じなかったが、指の爪で擦った時少々の「傷」が生じたが技術的に問題なかった
評価△:指の腹で擦っても「傷」は生じなかったが、指の爪で擦った時「傷」が生じた
評価×:指の腹で擦った時「傷」が生じた
偏光版の片面のみTACを張り合わせた片面保護フィルムつきの偏光板(もう片面は、偏光子のまま)の偏光子側面に、透明粘着材にて実施例および比較例で作製した帯電防止積層体の、TAC側面を張り合わせ偏光板を作製した。実施例においては、偏光素子よりも下面に帯電防止層が形成された状態を仮定し、帯電防止層のない方のTAC表面をポリエステル布にて20往復こすり、そのこすった面をタバコの灰に近づけて塵埃付着防止を下記基準にて評価した。比較例においては、実施例とは逆面、つまり偏光素子よりも上面に帯電防止層積層体が形成された状態を仮定し、帯電防止層のある方のハート゛コート層面および防眩層面をポリエステル布にて20往復こすり、そのこすった面をタバコの灰に近づけて塵埃付着防止を下記基準にて評価した。
評価基準
評価◎:灰の付着がなく、塵埃付着防止効果があった。
評価×:灰の付着が多数あり、塵埃付着防止効果が無かった。
Claims (10)
- 偏光板に使用される帯電防止積層体であって、
前記帯電防止積層体が、光透過性基材と、該光透過性基材の上に形成されてなる帯電防止層とにより構成されてなり、かつ、
前記偏光板に使用される際に、前記帯電防止層が、画像表示側からみて、前記偏光板における偏光素子より下部に位置する、帯電防止積層体。 - 前記帯電防止層が、帯電防止剤と硬化型樹脂とにより形成されてなり、
前記帯電防止剤と前記硬化型樹脂の混合重量比が、90:10〜10:90である、請求項1に記載の帯電防止積層体。 - 前記硬化型樹脂が、電離放射線硬化型樹脂であり、前記帯電防止剤が透明金属酸化物または有機導電性材料である、請求項1または2に記載の帯電防止積層体。
- 前記帯電防止層の表面の抵抗値が104以上1012Ω/□以下である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の帯電防止積層体。
- 帯電防止積層体を備えてなる偏光板であって、
前記帯電防止積層体が、光透過性基材と、該光透過性基材の上に形成されてなる帯電防止層とにより構成されてなり、かつ、
前記帯電防止層が、画像表示側からみて、前記偏光板における偏光素子より下部に位置する、偏光板。 - 光透過性表示部位が第1偏光板と第2偏光板とに挟持されてなる、光透過性表示体であって、
第1偏光板が、前記光透過性表示部位の画像表示側に形成されてなり、かつ、請求項5に記載のものであり、
第2偏光板が、前記光透過性表示部位の非画像表示側に形成されてなり、かつ、帯電防止積層体を含まないものにより構成されてなる、光透過性表示体。 - 光透過性表示部位が第1偏光板と第2偏光板とに挟持されてなる、光透過性表示体であって、
第1偏光板が、前記光透過性表示部位の画像表示側に形成されてなり、かつ、帯電防止積層体を含まないものにより構成されてなり、
第2偏光板が、前記光透過性表示部位の非画像表示側に形成されてなり、かつ、請求項5に記載のものである、光透過性表示体。 - 光透過性表示部位が第1偏光板と第2偏光板とに挟持されてなる、光透過性表示体であって、
第1偏光板が、前記光透過性表示部位の画像表示側に形成されてなり、かつ、帯電防止積層体を含まないものにより構成されてなり、
第2偏光板が、帯電防止積層体と偏光素子とにより構成されてなるものであり、かつ、
前記帯電防止積層体と前記偏光子との順により、または、前記偏光子と前記帯電防止積層体との順により構成されてなり、
前記帯電防止積層体が、光透過性基材と、該光透過性基材の上に形成されてなる帯電防止層とにより構成されてなる、光透過性表示体。 - 前記帯電防止積層体が、請求項1〜4のいずれか一項に記載のものである、請求項8に記載の光透過性表示体
- 光透過性表示体と、該光透過性表示体を背面から照射する光源装置とを備えて成る画像表示装置であって、
前記光透過性表示体が請求項6〜9のいずれか一項に記載のものである、画像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005175045A JP4725840B2 (ja) | 2004-06-15 | 2005-06-15 | 帯電防止積層体およびそれを用いた偏光板 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004177388 | 2004-06-15 | ||
JP2004177388 | 2004-06-15 | ||
JP2005175045A JP4725840B2 (ja) | 2004-06-15 | 2005-06-15 | 帯電防止積層体およびそれを用いた偏光板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006030983A true JP2006030983A (ja) | 2006-02-02 |
JP4725840B2 JP4725840B2 (ja) | 2011-07-13 |
Family
ID=35897340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005175045A Active JP4725840B2 (ja) | 2004-06-15 | 2005-06-15 | 帯電防止積層体およびそれを用いた偏光板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4725840B2 (ja) |
Cited By (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007292883A (ja) * | 2006-04-21 | 2007-11-08 | Dainippon Printing Co Ltd | 光学積層体 |
JP2007334294A (ja) * | 2006-05-16 | 2007-12-27 | Nitto Denko Corp | 防眩性ハードコートフィルム、偏光板および画像表示装置 |
WO2008020612A1 (fr) * | 2006-08-18 | 2008-02-21 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Procédé de fabrication de stratifié optique, équipement de fabrication, stratifié optique, plaque de polarisation et appareil d'affichage d'images |
JP2008046497A (ja) * | 2006-08-18 | 2008-02-28 | Dainippon Printing Co Ltd | 光学積層体、その製造方法、偏光板及び画像表示装置 |
JP2008046496A (ja) * | 2006-08-18 | 2008-02-28 | Dainippon Printing Co Ltd | 光学積層体、偏光板及び画像表示装置 |
CN102012532A (zh) * | 2009-09-03 | 2011-04-13 | 株式会社巴川制纸所 | 光学层叠体、偏振片及使用其的显示装置 |
KR101421757B1 (ko) * | 2006-08-18 | 2014-07-22 | 다이니폰 인사츠 가부시키가이샤 | 광학 적층체, 편광판 및 화상 표시 장치 |
KR20150079608A (ko) * | 2012-10-29 | 2015-07-08 | 다이니폰 인사츠 가부시키가이샤 | 인셀 터치 패널 액정 소자의 전방면용 광학 적층체 및 이것을 사용한 인셀 터치 패널형 액정 표시 장치 |
KR20150079609A (ko) * | 2012-10-29 | 2015-07-08 | 다이니폰 인사츠 가부시키가이샤 | 인셀 터치 패널 액정 소자의 전방면용 광학 적층체 및 이것을 사용한 인셀 터치 패널형 액정 표시 장치 |
JP2017138626A (ja) * | 2017-05-11 | 2017-08-10 | リケンテクノス株式会社 | 防眩性ハードコート積層フィルム |
US11065851B2 (en) | 2015-03-18 | 2021-07-20 | Riken Technos Corporation | Multilayer hard coating film |
US11065852B2 (en) | 2015-03-18 | 2021-07-20 | Riken Technos Corporation | Adhesive film |
JP2022017317A (ja) * | 2017-05-11 | 2022-01-25 | リケンテクノス株式会社 | 防眩性ハードコート積層フィルム |
US11241866B2 (en) | 2015-11-25 | 2022-02-08 | Riken Technos Corporation | Door body |
US11352473B2 (en) | 2015-03-18 | 2022-06-07 | Riken Technos Corporation | Hard coat laminated film and method for producing same |
US11407870B2 (en) | 2016-09-14 | 2022-08-09 | Riken Technos Corporation | Hard coat laminated film |
US11433651B2 (en) | 2015-03-18 | 2022-09-06 | Riken Technos Corporation | Hard coat laminated film |
US11512176B2 (en) | 2015-03-18 | 2022-11-29 | Riken Technos Corporation | Anti-glare hard coat laminated film |
US11639428B2 (en) | 2016-11-25 | 2023-05-02 | Riken Technos Corporation | Hardcoat multilayer film |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06157788A (ja) * | 1992-11-25 | 1994-06-07 | Dainippon Printing Co Ltd | 帯電防止能を有するトリアセチルセルロースフィルム、そのフィルムを用いた偏光板及びその製造方法 |
JPH1152355A (ja) * | 1997-08-06 | 1999-02-26 | Hitachi Ltd | 液晶表示装置 |
JP2001318230A (ja) * | 2000-03-01 | 2001-11-16 | Nitto Denko Corp | 偏光部材、面光源及び液晶表示装置 |
JP2003080639A (ja) * | 2001-09-11 | 2003-03-19 | Mitsubishi Polyester Film Copp | フィルム |
JP2003177241A (ja) * | 2001-12-10 | 2003-06-27 | Fujimori Kogyo Co Ltd | 光学用積層体、粘着剤転写テープ、および光学用積層体の製造法 |
JP2003294951A (ja) * | 2001-12-31 | 2003-10-15 | Boe-Hydis Technology Co Ltd | 液晶表示装置の導電性偏光板及びその製造方法 |
-
2005
- 2005-06-15 JP JP2005175045A patent/JP4725840B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06157788A (ja) * | 1992-11-25 | 1994-06-07 | Dainippon Printing Co Ltd | 帯電防止能を有するトリアセチルセルロースフィルム、そのフィルムを用いた偏光板及びその製造方法 |
JPH1152355A (ja) * | 1997-08-06 | 1999-02-26 | Hitachi Ltd | 液晶表示装置 |
JP2001318230A (ja) * | 2000-03-01 | 2001-11-16 | Nitto Denko Corp | 偏光部材、面光源及び液晶表示装置 |
JP2003080639A (ja) * | 2001-09-11 | 2003-03-19 | Mitsubishi Polyester Film Copp | フィルム |
JP2003177241A (ja) * | 2001-12-10 | 2003-06-27 | Fujimori Kogyo Co Ltd | 光学用積層体、粘着剤転写テープ、および光学用積層体の製造法 |
JP2003294951A (ja) * | 2001-12-31 | 2003-10-15 | Boe-Hydis Technology Co Ltd | 液晶表示装置の導電性偏光板及びその製造方法 |
Cited By (25)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007292883A (ja) * | 2006-04-21 | 2007-11-08 | Dainippon Printing Co Ltd | 光学積層体 |
JP2007334294A (ja) * | 2006-05-16 | 2007-12-27 | Nitto Denko Corp | 防眩性ハードコートフィルム、偏光板および画像表示装置 |
KR101421757B1 (ko) * | 2006-08-18 | 2014-07-22 | 다이니폰 인사츠 가부시키가이샤 | 광학 적층체, 편광판 및 화상 표시 장치 |
JP2008046497A (ja) * | 2006-08-18 | 2008-02-28 | Dainippon Printing Co Ltd | 光学積層体、その製造方法、偏光板及び画像表示装置 |
JP2008046496A (ja) * | 2006-08-18 | 2008-02-28 | Dainippon Printing Co Ltd | 光学積層体、偏光板及び画像表示装置 |
US20100097705A1 (en) * | 2006-08-18 | 2010-04-22 | Dai Nippon Printing Co. Ltd | Method for producing optical layered body, production apparatus of optical layered body, optical layered body, polarizer and image display device |
US8485673B2 (en) * | 2006-08-18 | 2013-07-16 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Method for producing optical layered body, production apparatus of optical layered body, optical layered body, polarizer and image display device |
WO2008020612A1 (fr) * | 2006-08-18 | 2008-02-21 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Procédé de fabrication de stratifié optique, équipement de fabrication, stratifié optique, plaque de polarisation et appareil d'affichage d'images |
KR101476462B1 (ko) * | 2006-08-18 | 2014-12-24 | 다이니폰 인사츠 가부시키가이샤 | 광학 적층체의 제조 방법, 광학 적층체, 편광판 및 화상 표시 장치 |
CN102012532A (zh) * | 2009-09-03 | 2011-04-13 | 株式会社巴川制纸所 | 光学层叠体、偏振片及使用其的显示装置 |
KR20150079609A (ko) * | 2012-10-29 | 2015-07-08 | 다이니폰 인사츠 가부시키가이샤 | 인셀 터치 패널 액정 소자의 전방면용 광학 적층체 및 이것을 사용한 인셀 터치 패널형 액정 표시 장치 |
KR20150079608A (ko) * | 2012-10-29 | 2015-07-08 | 다이니폰 인사츠 가부시키가이샤 | 인셀 터치 패널 액정 소자의 전방면용 광학 적층체 및 이것을 사용한 인셀 터치 패널형 액정 표시 장치 |
KR102038373B1 (ko) * | 2012-10-29 | 2019-10-31 | 다이니폰 인사츠 가부시키가이샤 | 인셀 터치 패널 액정 소자의 전방면용 광학 적층체 및 이것을 사용한 인셀 터치 패널형 액정 표시 장치 |
KR102038372B1 (ko) * | 2012-10-29 | 2019-10-31 | 다이니폰 인사츠 가부시키가이샤 | 인셀 터치 패널 액정 소자의 전방면용 광학 적층체 및 이것을 사용한 인셀 터치 패널형 액정 표시 장치 |
US11512176B2 (en) | 2015-03-18 | 2022-11-29 | Riken Technos Corporation | Anti-glare hard coat laminated film |
US11065851B2 (en) | 2015-03-18 | 2021-07-20 | Riken Technos Corporation | Multilayer hard coating film |
US11065852B2 (en) | 2015-03-18 | 2021-07-20 | Riken Technos Corporation | Adhesive film |
US11433651B2 (en) | 2015-03-18 | 2022-09-06 | Riken Technos Corporation | Hard coat laminated film |
US11352473B2 (en) | 2015-03-18 | 2022-06-07 | Riken Technos Corporation | Hard coat laminated film and method for producing same |
US11241866B2 (en) | 2015-11-25 | 2022-02-08 | Riken Technos Corporation | Door body |
US11407870B2 (en) | 2016-09-14 | 2022-08-09 | Riken Technos Corporation | Hard coat laminated film |
US11639428B2 (en) | 2016-11-25 | 2023-05-02 | Riken Technos Corporation | Hardcoat multilayer film |
JP2022017317A (ja) * | 2017-05-11 | 2022-01-25 | リケンテクノス株式会社 | 防眩性ハードコート積層フィルム |
JP2017138626A (ja) * | 2017-05-11 | 2017-08-10 | リケンテクノス株式会社 | 防眩性ハードコート積層フィルム |
JP7270698B2 (ja) | 2017-05-11 | 2023-05-10 | リケンテクノス株式会社 | 防眩性ハードコート積層フィルム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4725840B2 (ja) | 2011-07-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4725840B2 (ja) | 帯電防止積層体およびそれを用いた偏光板 | |
JP5359137B2 (ja) | 光学積層体、その製造方法、偏光板及び画像表示装置 | |
TWI406001B (zh) | An optical laminate, a polarizing plate, and an image display device | |
WO2005124405A1 (ja) | 帯電防止積層体およびそれを用いた偏光板 | |
JP4641829B2 (ja) | 防眩性積層体 | |
CN108919409B (zh) | 光学层积体、偏振片及其制造方法、图像显示装置及其制造方法和可见性改善方法 | |
JP5024287B2 (ja) | 光学積層体及び光学積層体の製造方法 | |
JP4414188B2 (ja) | ハードコート層の滑り性を改善した積層体 | |
JP5380832B2 (ja) | 光学積層体の製造方法 | |
JP2006126808A (ja) | 光学積層体 | |
KR102296559B1 (ko) | 적층 폴리에스테르 필름 및 그것을 사용한 편광판 | |
JPWO2006106758A1 (ja) | 偏光板 | |
JP4983792B2 (ja) | 光学積層体 | |
JP4500522B2 (ja) | ハードコート層のカール化を抑制した積層体 | |
JP5076763B2 (ja) | 光学積層体の製造方法、光学積層体、偏光板及び画像表示装置 | |
JP2015232120A (ja) | 光学用ポリエステルフィルム及びそれを用いた偏光板および透明導電性フィルム | |
JPWO2006109419A1 (ja) | 光学積層体 | |
JP2016001305A (ja) | 光学用ポリエステルフィルム及びそれを用いた偏光板、透明導電性フィルム | |
JP5340591B2 (ja) | 光学積層体 | |
JP2002254573A (ja) | 帯電防止防眩フィルム | |
KR101128016B1 (ko) | 대전방지 적층체 및 그를 이용한 편광판 | |
JP2005181996A (ja) | 防眩性フィルム、それを用いた反射防止フィルムおよび画像表示装置 | |
JP6824935B2 (ja) | 画像表示装置の製造方法 | |
JP4811748B2 (ja) | ハードコート層の滑り性を改善したディスプレイ用積層体の製造方法 | |
JP2016001304A (ja) | 光学用ポリエステルフィルム及びそれを用いた偏光板、透明導電性フィルム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071211 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100402 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100528 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100716 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100903 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101029 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20101119 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110215 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20110222 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110318 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110331 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4725840 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140422 Year of fee payment: 3 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02 |