JP2006028752A - 床部材、連結部材及びその床部材の敷設構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】目地部を境界として区切られた二以上のパターンを有するパネル20からなりパネル20が連結部材31を介して連結されることにより構成される床部材であって、パネル20を構成しかつ表面に材質が異なる表面材料を有する方形状の射出成形樹脂製ベース部材の端辺部25’に沿って所定間隔を開けて脚部26が形成され、連結部材31には脚部26に嵌合する嵌合筒が形成され、目地部にはこの目地部に沿って連結部材31に嵌合可能でかつその形状及び配置間隔がパネル20の端辺部25に設けられた脚部26の形状及び配置と略同一である脚部29が形成されている。
【選択図】図14
Description
ネル(タイルともいう)を構成し、射出成形樹脂製ベース部材の端辺部若しくは格子点部
に脚部を形成し、連結部材の嵌合筒をパネルの端辺部同士の脚部又は切断した場合に端辺
部に露出する脚部に嵌合させて、パネル同士を連結する構成のものが知られている(例え
ば、特許文献1参照。)。
部材1の格子点部に脚部3を形成し、切断した場合に端辺部2となる部分に露出する脚部
3同士を嵌合筒4を有する方形状の連結部材5を用いて連結する構成であり、切断の仕方
によって、図1、図2に示すように、端辺部同士の間に隙間6ができて、パネルの格子状
のパターンがくずれて見栄えを損なうという問題点がある。
なる部分が互いに干渉することがあり、パネルの連結に支障が生じることがある。
ている場合には、連結部材5を用いて連結できない不都合もある。
より係合突起を形成するのが困難であるので、切断した場合に端辺部となる部分に露呈す
る脚部3と嵌合筒4との嵌合力を高めることができず、パネルの連結力の向上を図り難い
という不都合もある。
パネル8を連結することにより構成される床部材も知られている。このパネル8は例えば
表面に材質が異なる表面材料9を有し、その裏面に図5に示すように格子状の射出成形樹
脂製ベース部材10が設けられ、その端辺部11に沿って所定間隔を開けて脚部12が形
成されている。
ればならず、パネル8の一部の切断を余儀なくされるが、図5に示すように、目地部7に
沿って切断すると、目地部7に沿って脚部12が設けられていないため、樹脂製収まり調
整部材と連結できず、1パネルごと交換して樹脂製収まり調整部材に交換している。この
ため、敷設スペースの隅や端の部分では樹脂製収まり調整部材の面積が大きくなる場合が
あり、美感の面で不都合が生じる。
0とはネジ10Aに裏面側から連結固定され、その図5において、符号10Bは端辺部1
1に沿って適宜間隔を開けて形成された丸穴である。
た場合に余ったパネルを再利用できると共に、樹脂製収まり調整部材の使用面積を極力少
なくすることができ、もって、美感の向上に寄与できると共に廃材の量削減に貢献するこ
とのできる床部材、連結部材及び敷設構造を提供することにある。
パネルからなり該パネルが連結部材を介して連結されることにより構成される床部材であ
って、前記パネルを構成する方形状の射出成形樹脂製部材の端辺部又は前記パネルを構成
しかつ表面に材質が異なる表面材料を有する方形状の射出成形樹脂製ベース部材の端辺部
に沿って所定間隔を開けて脚部が形成され、前記連結部材には前記脚部に嵌合する嵌合筒
が形成され、前記目地部にはこの目地部に沿って前記連結部材に嵌合可能でかつその形状
及び配置間隔が前記パネルの端辺部に設けられた脚部の形状及び配置と略同一である脚部
が形成されていることを特徴とする。
は前記脚部が形成された端辺部と異なる端辺部に沿って前記脚部と嵌合可能な嵌合筒が形
成されていることを特徴とする。
るパネルを連結することにより構成される床部材であって、前記パネルを構成する方形状
の射出成形樹脂製部材の端辺部又は前記パネルを構成しかつ表面に材質が異なる表面材料
を有する方形状の射出成形樹脂製ベース部材の端辺部に沿って所定間隔を開けて脚部が形
成され、しかも前記目地部には前記連結部材に嵌合可能でその形状及び配置間隔が前記パ
ネルの端辺部に沿って設けられた脚部の形状及び配置と略同一である床部材に使用される
連結部材であって、前記脚部に嵌合する嵌合筒を有し、該嵌合筒はその穴が前記パネルが
隣り合う方向に遊びを有する大きさとされていることを特徴とする。
率を有する材料から構成されていることを特徴とする。
は異なる材質を表面部材として用いた樹脂製調整部材のパターンの一部を切り欠き、切り
欠かれた樹脂製調整部材を請求項3に記載の連結部材を用いて前記射出成形樹脂製ベース
部材に連結可能としたことを特徴とする。
部材を用いて他のパネルと連結して使用できるという効果を奏する。
に沿って切断すれば、その切断されたパネルを再利用できるので、廃材の量を減らすこと
ができる。
ネルの他の端辺部にこの脚部と嵌合可能な嵌合筒が形成されているので、パネル同士の連
結を連結部材を用いることなく行うことができるため、迅速な施工処理を行うことができ
る。
を有しているので、パネルの熱膨張・熱収縮に対応可能であり、連結部材とパネルとの嵌
合をスムーズに行わせることができる。
ができる。
て他のパネルと連結して使用できるので、樹脂製収まり調整部材の使用面積の削減が可能
となり、全体としての見栄えの向上を図ることができる。
の図6(a)〜図6(c)において、20は方形状のパネルである。このパネル20はそ
の裏面側に格子形状の射出成形樹脂製部材21が設けられ、パネル20の表面側に射出成
形樹脂製部材21と材質が同一の表面樹脂材料22が図6(c)に示すように一体に形成
されている。この射出成形樹脂製部材21には静電気を放電するためのカーボ線21Aが
配設されている。なお、符号21Bはそのカーボン線21Aを支持するために支持突起で
ある。
では、そのパターンは4分割パターンであるが、2分割パターンであっても良いし、9分
割パターンであっても良いし、正方形状ではなく、長方形状のパターンであっても良い。
。そのパネル20の端辺部25、25’とは異なる端辺部27、27’には、他のパネル
20の端辺部25、25’に形成された脚部26と嵌合する嵌合筒28が脚部26の間隔
に合わせて形成されている。
嵌合筒28又は後述する連結部材に嵌合可能でかつその形状及び配置間隔がパネル20の
端辺部25、25’に設けられた脚部26の形状及び配置と略同一とされている。
、四角柱形又は図7(B)に拡大して示すように平面部30を有する小判形状とするのが
、図9に拡大して示す連結部材31を用いて連結する際の摩擦力を高めるうえで望ましい
。
と表面樹脂材料22とは別体で形成され、射出成形樹脂製部材21と表面樹脂材料22と
は異なる樹脂材料で構成され、表面樹脂材料22には例えばセラミック等が用いられてい
る。その射出成形樹脂製部材(特許請求の範囲の記載において射出成形樹脂製ベース部材
という)21と表面樹脂材料22とは接着部22Aを接着剤を用いて接着されている。
のいずれをも用いることができ、また、図6(a)〜図6(c)に示すパネル20と図8
に示すパネル20とを適宜組み合わせて使用することもできる。
も図7(B)に示す平面部30を有する脚部26、29に対応するようにその一部に平面
部34を持たせる構成とするのが望ましい。
20、20が隣り合う方向に遊び35を有する大きさとするのが望ましい。このような遊
び35を持たせることにより、連結されるパネル20、20同士の端辺部25、25同士
、目地部23と端辺部25(25’)に隙間が開くのを防止でき、パネル20を連結して
構成される床部材の美感の向上を図ることができる。
ものを示しているが、これに限られるものではなく、図11(A)に示すように、嵌合穴
34を二組有する嵌合筒32を有するもの、この図11(A)に示す二組の穴部34を有
する嵌合筒32を連結バー36で連結した構成のものを用いても良い。
ることにすれば、例えば、図6又は図8に示すパネル20を連結して結合した床部材(図
12参照)をこの図12に示すように切断線Sに沿って切断した場合、従来は、図13(
A)に符号P1で示す切断パネル部分を廃棄することになっていたが、本発明によれば、
切断パネル部分P1を目地部23に沿って切断線S’に沿って切断することにより、図1
3(B)に示すように、その切断パネル部分P1の大部分P2を再使用することができ、
残余のパネル部分P3のみが廃棄されることになるので、廃材の量の低減を図ることがで
きる。
を用い、図8に示す4分割パターンの一部を目地部23に沿って切断し、図6に示すパネ
ル20の4分割パターンの一部を目地部23に沿って切り出すと共に、その切り出した4
分割パターンの一部を斜めに切り欠いて樹脂製収まり調整部材37とし、この樹脂製収ま
り調整部材37を連結部材31を用いて図8に示す射出成形樹脂製部材21に連結すれば
、樹脂製収まり調整部材37の敷設面積を小さくすることができ、美感の向上に貢献でき
る。
(変形例)
図6、図8に示すパネル20には、端辺部25、25’に形成された脚部26の先端に
嵌合筒32と係合する係合突起を設けておいても良い。このように構成すると、パネル2
0同士を連結して運搬するとき、パネル20同士の連結の外れ防止の確実化を図ることが
できる。
を連結部材31を用いて連結したときにパネル20間の間隔が目地部23の溝幅に相当す
る間隔となるように設計することが望ましい。
する樹脂の弾性率よりも弾性率の高い材料を用いると、脚部26、29に嵌合筒32を嵌
合させたときに脚部26、29が変形するので、バネ作用が生じ、嵌合筒32と脚部26
、29との嵌合力が向上する。なお、この場合には、脚部26、29の遊び方向と直交す
る方向の寸法を穴部33の穴径よりも若干大きな寸法とする必要がある。
ットとなるように設計されているものである。
23…目地部
31…連結部材
25’…端辺部
26、29…脚部
32…嵌合筒
Claims (5)
- 目地部を境界として区切られた二以上のパターンを有するパネルからなり該パネルが連
結部材を介して連結されることにより構成される床部材であって、前記パネルを構成する
方形状の射出成形樹脂製部材の端辺部又は前記パネルを構成しかつ表面に材質が異なる表
面材料を有する方形状の射出成形樹脂製ベース部材の端辺部に沿って所定間隔を開けて脚
部が形成され、前記連結部材には前記脚部に嵌合する嵌合筒が形成され、前記目地部には
この目地部に沿って前記連結部材に嵌合可能でかつその形状及び配置間隔が前記パネルの
端辺部に設けられた脚部の形状及び配置と略同一である脚部が形成されていることを特徴
とする床部材。 - 前記射出成形樹脂製部材又は射出成形樹脂製ベース部材には前記脚部が形成された端辺
部と異なる端辺部に沿って前記脚部と嵌合可能な嵌合筒が形成されていることを特徴とす
る請求項1に記載の床部材。 - 目地部を境界として区切られた二以上のパターンを有するパネルを連結することにより
構成される床部材であって、前記パネルを構成する方形状の射出成形樹脂製部材の端辺部
又は前記パネルを構成しかつ表面に材質が異なる表面材料を有する方形状の射出成形樹脂
製ベース部材の端辺部に沿って所定間隔を開けて脚部が形成され、しかも前記目地部には
前記連結部材に嵌合可能でその形状及び配置間隔が前記パネルの端辺部に沿って設けられ
た脚部の形状及び配置と略同一である床部材に使用される連結部材であって、前記脚部に
嵌合する嵌合筒を有し、該嵌合筒はその穴が前記パネルが隣り合う方向に遊びを有する大
きさとされていることを特徴とする連結部材。 - 前記パネルを構成する樹脂材料の弾性率よりも高い弾性率を有する材料から構成されて
いる請求項3に記載の連結部材。 - 請求項3に記載の射出成形樹脂製ベース部材とは異なる材質を表面部材として用いた樹
脂製調整部材のパターンの一部を切り欠き、切り欠かれた樹脂製調整部材を請求項3に記
載の連結部材を用いて前記射出成形樹脂製ベース部材に連結可能としたことを特徴とする
床部材の敷設構造。
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