JP2006028711A - 外衣 - Google Patents

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Abstract

【課題】 セルロース系繊維による膨らみ感と張り腰感に優れた外衣を提供することにあり、詳しくは洗濯耐久性に優れた外衣を提供する。
【解決手段】 沸水処理後の伸縮伸長率(SB)が4%以上、50%以下のセルロース系繊維と合成繊維を複合してなる外衣。
【選択図】 選択図なし

Description

本発明は、セルロース系繊維と合成繊維を複合してなる外衣に関するものである。
セルロース系繊維は、発色性に優れて鮮明な色彩を呈し、独特の風合いを有する為、婦人の外衣に幅広く供されている。近年、外衣に要求される機能として、洗濯が出来ることが従来より要求されている見映え、風合いなどの機能に追加されつつある。外衣には織物や編物があり、多彩な色合い、風合いを備えたポリエステル繊維や各種素材及びその複合素材による商品が上梓されている。例えば、横編セーターなどの嵩高性の要求される編物にはセルロースフィラメントからなり、沸水処理後の伸縮伸長率(SB)が4%以上である高捲縮仮撚加工糸による編織物が提案されている(例えば、特許文献1参照)が、セルロースフィラメントの高捲縮仮撚加工糸による編織物は確かに膨らみ感はあるものの張り腰感が不足し、外衣として使用範囲が限定される。
また、リヨセル繊維において、湿熱処理(60%水分率)により押し込み捲縮を付与する方法(例えば、特許文献2参照)やセルロースからなる繊維を高圧蒸気で処理する方法でデニット加工糸やギヤ加工糸の形状を記憶処理する方法(例えば、特許文献3参照)が開示されている。しかし、これらの方法はヤーン単位での捲縮であり、沸水処理前後の伸縮伸長率の比(SB/S0)が0.5未満であり、優れた嵩高感が得られ難い。また、セルロースフィラメントの織物は編物に比べて嵩高性の付与が表現し難く、ポリエステル繊維との複合や二重織などの織物構造を駆使しながら嵩高性を付与したものが見受けられる。一方、消費者に於いては春夏衣料に対する洗濯要求が高く、外衣の商業洗濯や家庭洗濯が必要となってきた。しかしながら、セルロース系繊維を用いた織編物においては洗濯によるしわの発生や嵩高性の消失による膨らみ感の低下が有り、ポリエステル繊維などの合成繊維による外衣と比較して見劣りするものであった。
特開2004−131890号公報 特表平9−509987号公報 特開平5−33259号公報
本発明の目的は、セルロース系繊維による膨らみ感と張り腰感に優れた外衣を提供することにあり、詳しくは洗濯耐久性に優れた外衣を提供することにある。
発明者は前記課題を解決するために鋭意検討した結果、外衣に要求される機能として、洗濯後のしわ回復性を付与することによりセルロース系繊維の外衣として要求を満たすことが可能となる。具体的にはセルロース系繊維に洗濯耐久性のある嵩高性を付与することが膨らみ感を維持することになり、強いては洗濯後のしわ回復性を付与することに到達でき、本発明に到達したものである。
すなわち、本発明は下記の通りである。
(1)沸水処理後の伸縮伸長率(SB)が4%以上、50%以下のセルロース系繊維と合成繊維を複合してなる外衣。
(2)AATCC124法によるW&W性が3.5級以上であることを特徴とする上記(1)に記載の外衣。
本発明の外衣は、膨らみ感と張り腰感に優れたものである。詳しくは洗濯耐久性のあるしわ回復性を付与したものである。
本発明について、以下具体的に説明する。
本発明は、沸水処理後の伸縮伸長率(SB)が4%以上、好ましくは7%以上、特に好ましくは10%以上、50%以下のセルロース系繊維を用いることに最大の特徴があり、SBが4%以上であると編織物となした時に充分な嵩高性と軽量感が得られる。尚、SBが大きすぎると、嵩高性は大きいものの、凹凸感のある編織物となり外観が損なわれる傾向がある。伸縮伸長率はJIS−L−1090伸縮性試験法(A法)に準じて測定した。
本発明においてさらに好ましい要件としては、沸水処理前後の伸縮伸長率の比(SB/S0)は精練や染色に基づく熱水処理で嵩高性の観点から0.5以上、特に好ましくは0.7以上であり、また10以下であると編織物となした時に極めて大きな嵩高性と軽量感が得られる。
SB/S0とは、沸水処理して乾燥した後の伸縮伸長率(SB)と、沸水処理前の伸縮伸長率(S0)との比である。
さらに本発明においては、X線回析による算出法(後記する)にて、セルロースIV型結晶成分が20%以上,好ましくは20〜60%混在するのが好ましい。この範囲であると、セルロースIV型の特徴である湿潤処理による形態保持性が充分に発揮される。
このような沸水処理後の伸縮伸長率(SB)が4%以上、50%以下のセルロース系繊維としては、綿、麻等の天然繊維、ビスコースレーヨン、キュプラアンモニウムレーヨン、ポリノジックレーヨン、精製セルロース繊維(テンセル、リヨセル)などの人造セルロース繊維があり、これらの一種又は二種以上を混用したものをいう。
繊維の形態は、長繊維でも短繊維でもよく、長さ方向に均一なものや太細のあるものでもよく、断面においても丸型、三角、L型、T型、Y型、W型、八葉型、偏平(扁平度1.3〜4程度のもので、W型、I型、ブ−メラン型、波型、串団子型、まゆ型、直方体型等がある)、ドッグボーン型等の多角形型、多葉型、中空型や不定形なものでもよい。
さらに糸条の形態としては、リング紡績糸、オープンエンド紡績糸、エアジェット精紡糸等の紡績糸、マルチフィラメント原糸、甘撚糸〜強撚糸、仮撚加工糸、空気噴射加工糸、押し込み加工糸、ニットデニット加工糸等がある。
このような沸水処理後の伸縮伸長率(SB)が4%以上、50%以下のセルロース系繊維は、例えば特開2002−54044号公報、特開2002−327343号公報、特開2004−131890号公報に開示されている方法によって製造することが出来る。
好ましい製法例としては、本発明のセルロース系繊維を高圧水蒸気処理後に高圧熱水処理方法がある。この方法はセルロース系繊維が仮撚加工糸、1000T/m以上の有撚糸に適用するとより効果的であり、具体的な条件としては、絶対圧力0.41〜1.23MPa、温度160〜210℃、処理時間300〜1800秒が好ましい。高圧水蒸気処理は、従来公知の高圧釜装置を備えている装置で、チーズ状あるいはビーム状で処理できれば良く、例えば特開平9−31830号公報に記載されている高圧釜等である。
高圧熱水処理の場合、従来公知の高圧釜装置を備えていて、チーズ染色あるいはビーム染色などができる装置で有れば良い。熱水処理においては、縦型処理機が好ましく、予め、処理糸を装着し、その中に水を投入したのち、染色ビームの内側から、外側に向かって液循環させながら、所定の処理を行うものである。
高圧水蒸気処理、高圧熱水処理する時の糸形態は、巻密度0.30〜0.45g/cmにしたチーズ形態で処理することが好ましい。
また、他の好ましい製法例としては、セルロース系繊維のフィラメント糸を仮撚加工するに際し、仮撚加工前の供給糸に水分を付与し、加撚時にヒーター温度180℃以上の高温で処理をすることにより製造される。付与する水分は、水のみ、または、水に浸透剤等の界面活性剤、あるいは目的に応じて各種の機能を付与するための加工剤を添加しても良い。界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、アルキルフェニルエーテル系活性剤等の非イオン系活性剤やジアルキルサクシネート、ジオクチルスルホサクシネートなどのアニオン系活性剤等を使用する。使用量としては、好ましくは0.1〜20g/リットル、より好ましくは0.5〜10g/リットルである。また、水と共にグリセリン、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピリングリコール等のポリアルキレングリコールなどを付与することにより、仮撚加工糸の強度低下を防止することができる。付与する水分は、常温でも温湯でも良いが、15〜25℃が好ましい。
水分の付与は、仮撚加工する前、即ち、クリール仕掛けをする前に別工程で付与しても良く、又、仮撚加工工程での第1ヒーター前でも良い。また、セルロース系繊維のフィラメント原糸製造工程における乾燥工程に仮撚機構を組み入れ、一次乾燥時に仮撚工程を組み入れて製造しても良い。水分を付与する方法は、供給糸を水中に走行させる浸漬法、水をノズルから噴出させて付与するノズル法、水で濡れたローラー表面に糸を接触させる単純ローラー法、また、ローラーの前で糸を水に浸漬させるデイップローラー法、走行中の糸に水をシャワーする噴霧法等、何れの方法でも良い。付与する水分量は、第1ヒーターに入る前の供給糸の絶乾水分率を20〜130%にするのが好ましく、更に好ましくは30〜100%である。尚、絶乾水分率は(株)ケット科学研究所製の赤外線水分計(FD−240)を用いて測定した。
仮撚加工温度は、例えば加工速度60〜100m/分、接触式ヒーターゾーンの通過時間が0.69〜1.15秒の場合、第1ヒーター温度は180〜260℃が好ましく、更に好ましくは220〜260℃である。
尚、第1ヒーター通過直後の糸の絶乾水分率は0〜15%、特に5〜12%が更に好ましい。又、第2ヒーターを使用した2ヒーター仮撚加工糸にしても良い。
仮撚加工はピン、ニップベルト、ディスク等によって撚をかける仮撚方式により加工することが好ましく、なかでも均一な捲縮を得るためにはピン仮撚方式が好ましい。他の好ましい仮撚加工条件は次式で表される。
仮撚数=(24000/D1/2+590)×(0.6〜1.1)
式中、Dは供給糸の繊度(dtex)を表す。
第1フィード率は−3〜10%、テイクアップ(TU)フィード率は1〜8%、加撚張力は0.05〜0.29cN/dtex、解撚張力は、(加撚張力)×(3.0〜8.0)倍である。
仮撚加工に供給するセルロース系繊維のフィラメント糸は無撚糸でも甘撚糸でもインターレース交絡した糸でも良く、またポリエステル系繊維に代表される合成繊維とのインターレース交絡等による複合糸でも良い。
セルロース系繊維と合成繊維を複合するとは、アセテート(ジ、トリ)、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート等のポリエステル系繊維、ナイロン6、ナイロン66等ポリアミド系繊維、アクリル系繊維、ポリウレタン系等の弾性繊維等の各種人造繊維、さらにはこれらの共重合タイプや、同種又は異種ポリマー使いの複合繊維(サイドバイサイド型、偏芯鞘芯型等)等の合成繊維の一種又は二種以上を混紡(混綿、フリース混紡、スライバー混紡、コアヤーン、サイロスパン、サイロフィル、ホロースピンドル等)、混繊(沸水収縮率3〜10%程度の低収縮糸、沸水収縮率15〜30%程度の高収縮糸さらには異収縮混繊糸との混繊を含む)、交撚、諸撚糸、意匠撚糸、カバリング(シングル、ダブル)、複合仮撚(同時仮撚、先撚仮撚(先撚同方向仮撚や先撚異方向仮撚)、位相差仮撚、仮撚加工後に後混繊)、2フィード(同時フィードやフィード差をつけた)空気噴射加工等の手段で混用してもよく、更に布帛製造による複合形態としては交織、交編などの何れでも良い。
AATCC124法によるW&W性が3.5級以上であるとは、耐洗濯性の尺度として繰り返し洗濯によるしわ回復性が実用による商品の見映えと最も相関性が有り、W&W性が3.5級未満では洗濯によるしわが目立ち、外衣として見映えが劣り好ましくない。
本発明の織編物の形態としては、平織、綾織、朱子織などあらゆる織物組織が適用可能である。また、編物においてもトリコットやラッセルなどの経編物、天竺編み、フライス編みなどの丸編物や横編みなどの緯編物の何れでも良く、織物構造や編物構造に左右されることはない。
なお、実施例において物性評価は、下記の方法で行った。
(1)伸縮伸長率
沸水処理前の伸縮伸長率(S0)は試料を20℃、65%RHの恒温恒湿の室内に約1週間放置した後、検尺機にて2cN/糸以下の張力で解舒して綛を作り、1昼夜リラックスさせた状態で調湿、JIS−L−1090伸縮性試験法(A法)に準じて測定を行い、5回の平均値で算出した。
沸水処理後の伸縮伸長率(SB)は沸水処理前と同様に検尺機にて作った綛を1昼夜リラックスさせ、綛の状態でガーゼに包み、JIS−L−1013フィラメント収縮率(B法)に準じて沸騰水中に30分間浸漬させ、綛を取り出して手で挟んで軽く水を切り、ガーゼを外した後、吊干しの状態で20℃、65%RHの標準状態の室内にて乾燥及び調湿した後にJIS−L−1090伸縮性試験法(A法)に準じて測定を行い、5回の平均値で算出した。
(2)セルロースIV型結晶成分の混在比率
X線回析装置(Rigaku−RINT2000広角ゴニオメーター)を使用して、X線源CuK−ALPHAI/40kv/200mA、発散スリット1deg、散乱スリット1deg、受光スリット0.15mm、スキャンスピード2°/min、スキャンステップ0.02°、走査軸2θ/θ、走査範囲5°〜45°の条件にて強度分布を作成し、分布図よりセルロースIV型結晶成分の混在比率を次式により算出した。
セルロースIV型の混在比率(%)={(16°ピークの面積)/〔(16°ピークの面積)+(12°ピークの面積)〕}×100
(3)絶乾水分率
(株)ケット科学研究所製の赤外線水分計(FD−240)を用いて測定した。絶乾水分率は設定温度90℃で、水分率変化が1分間当たり0.1%以内となる時間を恒量時とし、この時の質量を絶乾質量値とし、下記の式にて求めた。
絶乾水分率(%)={(湿潤質量−絶乾質量)/絶乾質量}×100
(4)しわ回復性
AATCC124法に準じて測定し、同様に指定のレプリカにより級判定を行い、3.5級以上を合格とした。
<沸水処理後の伸縮伸長率(SB)が4%以上、50%以下のセルロース系繊維の製法>
(製造例1)
110dtex/60fキュプラアンモニウムレーヨン糸(旭化成せんい社製:商標ベンベルグ:引張強さ23.2cN/tex、引張り伸度8.9%、沸水収縮率4.3%)を用い、ピン仮撚機により仮撚温度200℃、フィード率1%、仮撚数1500T/mで仮撚加工を行った。続いて、該仮撚糸を染色ボビンに巻き密度0.30g/cmで巻き上げ、スペーサーで固定、縦型高圧釜にセットした。
続いて、減圧下、圧力0.97MPaで180℃で5分間高圧スチーム処理した。次に水を投入し、加圧により脱泡した後、染色ボビンの内側から外側に向けて液循環させながら、圧力0.97MPaで180℃で10分間高圧熱水処理、加圧脱水後、80℃で60分間乾燥した。得られた仮撚加工糸は、SB=11.5%、(SB/S0)=1.10、セルロースIV型の混在比率24%であった。
(製造例2)
84dtex/45fキュプラアンモニウムレーヨンフィラメント(旭化成せんい社製;:商標ベンベルグ:引張強さ23.0cN/tex、引張り伸度9.1%、沸水収縮率4.5%)を用い、仮撚加工機(石川製作所製:IVF−338、加撚機構はピン方式、接触式ヒーター、ヒーター長115cm)の条件を加工速度100m/分、加熱時間0.69秒、スピンドル回転数230000rpm,仮撚数2300T/m(Z撚)、第1フィード率0%、TUフィード率4%に設定した。
クリールから供給された糸に2.9cN/糸の張力を掛け、第1ヒーター前にて水中を走行させる浸漬法で水分を付与した後、鋭角のセラミック板に接触させ、更に、エアーサクションを用いて付着水を除去して絶乾水分率を40%とした後、第1ヒーター温度250℃で仮撚加工した。
得られた仮撚加工糸は、SB=21.0%、(SB/S0)=2.53、セルロースIV型の混在比率58.8%であった。
(製造例3;比較)
製造例1において、高圧熱水処理しない以外は製造例1同様に処理した。
得られた仮撚加工糸は、SB=2.9%、(SB/S0)=0.42、セルロースIV型の混在比率0%であった。
(製造例4;比較)
製造例2において、水分を付与しない以外は製造例2同様に仮撚加工した。
得られた仮撚加工糸は、SB=2.5%、(SB/S0)=0.48、セルロースIV型の混在比率0%であった。
〔実施例1〕
製造例1で得られた加工糸を経糸に用い、ポリエステルEQH84dt/24f(旭化成せんい社製)を緯糸に用いて、平織物(経密度135本/吋、緯密度85本/吋)を試作した。該織物をスコアロール FC−250(花王社製:精練剤)2g/Lを用いて60℃で20分精練し、下記の条件で染色した。
Remazol Black B 2%omf (ダイスター社製:C.IREACTIVE BLACK5 ビニルスルホン系反応性染料)
硫酸ナトリウム 50g/L
炭酸ナトリウム 15g/L
浴比 1:20、60℃×60分
染色終了のち、酢酸水溶液にて中和し、更に、80℃による高温洗浄を行った後、脱水し、100℃でリラックス乾燥した。続いて、ニッカシリコンAMZ−3(日華化学社製:アミノ変成シリコン系柔軟剤)2vol%水溶液に浸漬し、ピックアップ75%にて絞液した後、ネツト型乾燥機で120℃×3分乾燥し、続いて、ピンテンター型乾燥機にて150℃×2分のセットを行った。
得られた紺色織物のW&W性は3.5級で、膨らみ感と張り腰感に優れたものであった。
[比較例1]
製造例3で得られた加工糸を用いた以外は実施例1と同様の条件で織成、精練・染色仕上げを行い、得られた紺色織物のW&W性は2級で、膨らみ感と張り腰感に劣るものであった。
[実施例2]
製造例2で得られた加工糸とポリエステルEQH56dt/36f(旭化成せんい社製)との合撚糸(S1,000t/m)を大隈モラート28Gを用いて天竺編地を編成した。該編物を実施例1と同様の条件で精練・染色を行い、続いて、ニッカシリコンAMZ−3(日華化学社製:アミノ変成シリコン系柔軟剤)2vol%水溶液に浸漬し、ピックアップ95%にて絞液した後、タンブル乾燥機で80℃×30分乾燥した。その後、スチームセッターにて有長有幅でセットした。得られた紺色織物のW&W性は4級で、膨らみ感と張り腰感に優れたものであった。
[比較例2]
製造例4で得られた加工糸を用いた以外は実施例2と同様の条件で編成、精練・染色仕上げを行い、得られた紺色織物のW&W性は2級で、膨らみ感と張り腰感に劣るものであった。
本発明はセルロース系繊維による膨らみ感と張り腰感に優れた外衣を提供することにあり、詳しくは洗濯耐久性に優れた外衣を提供する。

Claims (2)

  1. 沸水処理後の伸縮伸長率(SB)が4%以上、50%以下のセルロース系繊維と合成繊維を複合してなる外衣。
  2. AATCC124法によるW&W性が3.5級以上であることを特徴とする請求項1に記載の外衣。
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