JP2006026282A - スロットマシン - Google Patents

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Koji Mukoyama
幸治 向山
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Abstract

【課題】 ビッグボーナスが終了した直後であっても遊技者が遊技意欲を喪失することが少なく、引き続きビッグボーナスに対する期待感を持続させることが可能なスロットマシンを提供する。
【解決手段】 本発明のスロットマシン1は、ビッグボーナス中の中断抽選に当選すると、レギュラーボーナスの権利が残っていてもビッグボーナスをいったん終了させる。一方、再開抽選で当選したら、遊技状態を切り換えて再びビッグボーナスを発生させる。ビッグボーナス中のレギュラーボーナス回数が変動する構成としているため、遊技者はビッグボーナスが真に終了したのか、あるいは一時的に中断しただけなのかを判断できない。そのため、期待感が継続する。
【選択図】 図9

Description

本発明は、スロットマシンに関する。
従来のスロットマシンは、たとえば下記特許文献1に記載されているように、ビッグボーナスに突入すると予め定められた回数のレギュラーボーナスを実行することが可能となり、短時間に大量のメダルを獲得できる構成となっている。一方、下記特許文献1に開示されているように、ビッグボーナス中に実行可能なレギュラーボーナスの回数を変化させる技術についても知られている。この技術によれば、ビッグボーナス中の興趣を高めることができる。
特開2002−102429号公報
短期間に大量のメダルを獲得できるビッグボーナス中は、遊技者が最も満足感を得ることができる期間であることは疑いようが無いものの、ひとたびビッグボーナスが終了すると、再び出玉率の低い状態に移行する仕組みとなっているため、期待感が極端に低下して遊技意欲が失せるという問題も指摘されている。
こうした問題に鑑み、本発明は、ビッグボーナスが終了した直後であっても遊技者が遊技意欲を喪失することが少なく、ビッグボーナスに対する期待感を持続させることが可能なスロットマシンを提供することを課題とする。具体的には、ボーナスの発生を適度に離散的にすることができる技術を提供する。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記課題を解決するために本発明のスロットマシンは、複数種類の図柄を変動表示する図柄表示手段と、この図柄表示手段による図柄の変動表示を停止させるためのストップスイッチと、ストップスイッチの操作タイミングと内部抽選の結果とに応じて、図柄表示手段の変動表示を停止させる表示制御手段と、図柄表示手段が予め定められた特別な図柄を停止表示することを条件に、出玉率の低い遊技状態(通常状態という)から出玉率の高い遊技状態(特別状態という)へ移行し、所定の終了条件または中断条件が成立するまで特別状態を継続する特別状態発生手段と、特別状態中において、終了条件が成立する前であっても中断条件が成立したときは、当該特別状態を一時的に中断して遊技状態を通常状態に切り換える特別状態中断手段と、特別状態中断手段により特別状態が中断されたときは、所定の再開条件が成立することを条件に、遊技状態を切り換えて再び特別状態を発生させる特別状態再開手段と、を備えたことを主要な特徴とする。
上記本発明のスロットマシンによれば、特別状態(たとえばビッグボーナス)の中断と再開を繰り返すことにより、特別状態(ビッグボーナス)が表面上終了した場合であっても、遊技者に対しては、単なる中断かもしれないという期待感を抱かせることができる。したがって、特別状態(ビッグボーナス)が終了しても即座に遊技意欲が失われることを防止できる。また、上記のごとく特別状態を細切れで発生させることにより、メダルの払出を分散できるので、出玉率の調整等にも役立ち、ひいては健全な遊技性のスロットマシンを提供することにもつながる。
好適な態様において、上記した特別状態は、遊技者にとって有利な複数回のゲーム(いわゆるジャックゲーム)を1単位として構成されるレギュラーボーナスを複数回繰り返し実行することが可能なビッグボーナスとすることができる。この場合、特別状態中断手段は、1回以上のレギュラーボーナスの権利を残しつつ、中断条件の成立に応じて、そのとき行なわれているレギュラーボーナスの終了タイミングまたは次に発生するレギュラーボーナスの終了タイミングでビッグボーナスを中断する。このように、レギュラーボーナス単位でビッグボーナスの中断・再開を制御するようにすれば、真の終了なのか中断なのかを遊技者に見抜かれないようにすることができる。したがって、遊技者の期待感を持続させる効果を十分に見込める。
また、ビッグボーナスを発生させるか否かを決定するための第1抽選処理を通常状態中にのみ実行する第1抽選手段と、第1抽選処理でビッグボーナスに当選した場合に、そのビッグボーナス中に実行されるレギュラーボーナスの回数を決定するための第2抽選処理を実行する第2抽選手段とをさらに設けることができる。この場合、先の発明に示した特別状態中断手段は、ビッグボーナス中にそのビッグボーナスを一時的に中断するか否かを決定するための第3抽選処理を実行する第3抽選手段を含み、その第3抽選処理でビッグボーナスを一時的に中断するべき旨の抽選結果を得ることを以って中断条件の成立を認識するように構成することができる。また、特別状態再開手段については、中断したビッグボーナスを再開するか否かを決定するための第4抽選処理を実行する第4抽選手段を含み、その第4抽選処理でビッグボーナスを再開するべき旨の抽選結果を得ることを以って再開条件の成立を認識するように構成することができる。このような構成によれば、ビッグボーナスの中断する制御と再開する制御とを簡単且つスムーズに行なえる。そのため、遊技者にも何ら違和感を与えることがない。
また、特別状態再開手段によって再開条件の成立が確認されたら、表示制御手段は、ビッグボーナスが開始される特別な図柄とは異なるビッグボーナス再開用の図柄で図柄表示手段の変動が停止することを許容する制御を実行するように構成することができる。このようにすれば、同じビッグボーナスに移行する場合であっても、初当たりなのか再開なのかを遊技者が容易に知り得ることとなる。
また、図柄表示手段や表示制御手段等が収容される筐体の正面に、図柄表示手段とは別途設けられた第2表示手段と、その第2表示手段を用いて遊技中の表示演出を行なう第2表示制御手段とをさらに設けることができる。この第2表示制御手段は、第2表示手段を用いて行なうべき表示演出を、予め用意された複数通りの表示演出の中から一つ選んで実行するとともに、一部または全部の表示演出について、特別状態が中断された状態と通常状態とで選択率が異なるように構成するとよい。このような構成によれば、特別状態(ビッグボーナス)が中断して通常のゲームが行なわれているときであっても、特別状態が中断状態にあることを適度な確率で遊技者に報知することができる。そのため、遊技者の期待感を高めやすい。また、ビッグボーナスが中断中でないときにも、ビッグボーナスが中断中であるかのような表示演出を適度な確率で行なうようにすれば、遊技者の期待感を維持しやすく、稼働率の向上にもつながる。
以下、添付の図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明のスロットマシン1の正面模式図である。スロットマシン1は、正面部が開閉式の扉により構成された筐体2を有する。筐体2の内側には、3体のリール26L,26C,26Rが互いに平行配置されている。各リール26L,26C,26Rには、複数種類の図柄の描かれたフィルム(図3(a)参照)が貼着されている。また、各リール26L,26C,26Rには、それらを個別に回転駆動させるためのステッピングモータ(モータ25L,25C,25R)が環の中心部に取り付けられている。筐体2は、遊技者が位置することとなる正面側に透明な表示窓18を有し、そこからリール26L,26C,26Rが視認可能になっている。表示窓18のほかにも筐体2の正面には、メダル投入口10、ストップスイッチ20L,20C,20R、スタートスイッチ11、MAXBETスイッチ15、精算スイッチ16、払出表示部22、クレジット表示部21、スピーカ17,17および液晶表示部19などが設けられている。図柄組み合わせライン12,13,14は、メダルの投入数に応じて有効化される。有効化された図柄組み合わせライン12,13,14(有効ライン)上に入賞態様を示すようにリール26L,26C,26Rが停止すると、役が入賞となる。
図2は、スロットマシン1の制御装置200の構成を示すブロック図である。図2に示すように、スロットマシン1の制御装置200は、主制御部であるメイン基板100および副制御部であるサブ基板101を含んで構成されている。メイン基板100は、CPU30と、プログラム格納用のROM31と、ワーク用のRAM32とを有する。これらの装置は、バスで相互に接続されている。メイン基板100には、スタートスイッチ11、ストップスイッチ20L,20C,20Rなどの操作部、あるいはメダル投入口10に付設された投入メダル検知部10a、リール位置検知部27などの検知部からの検知信号が入力される。メイン基板100に入力された各検知信号は、CPU30に入力される。メダル払出部28を駆動することにより、所定量のメダルが遊技者に払い出される。また、図示しないランプ回路を介して、ランプ部29の点滅が制御される。
左モータ25Lと左リール26Lは、図柄を変動表示可能な図柄表示装置を構成している。中、右についても同様である。モータ25L,25C,25Rは、CPU30から出力された駆動パルス信号によって、その動作が制御される。CPU30からモータ25L,25C,25Rに向けて所定数の駆動パルス信号が出力される毎に、RAM32内の所定領域に設けられた図柄カウンタがカウントアップ(インクリメント)される。図柄カウンタの値は、1つのリールが保有する21個の図柄の各々に対応するものとなっている。リール26L,26C,26Rは、リール位置検知部27によって1回転ごとに基準位置が検知される。その結果、リール基準位置検知信号がメイン基板100にフィードバックされ、RAM32内の図柄カウンタがクリアされる。カウンタクリア後は、駆動パルス信号の出力に応じて再びカウントアップが開始される。つまり、図柄カウンタは、各リール26L,26C,26Rが1周するごとにリセットされる。CPU30は、RAM32の図柄カウンタを読むことによって、どの角度位置にどの図柄があるのか全リール26L,26C,26Rについて常に正確に把握することができ、ひいてはリール26L,26C,26Rの停止位置を正確に制御することができる。
図3は、メイン基板100にて実行される第1抽選処理にかかる複数種類の役を説明する図であり、(a)はリール26L,26C,26Rに描かれた図柄の配列、(b)は入賞となる図柄組み合わせ(役)を示すものである。メイン基板100においては、メダルの投入を確認後、スタートスイッチ11からゲーム開始信号が入力されることに応じて、大当たりや小役等の予め定められた複数種類の役(図3(b)参照)のうちいずれを当選とするかを決定するための第1抽選処理が実行される。もちろん、いずれの役にも当選しないハズレもあり得る。このような抽選処理は、メイン基板100にて発生させた乱数のサンプリングと、サンプリング乱数に基づき複数種類の役のうちいずれに当選しているか、あるいはハズレかを判断することにより行われる。メイン基板100のCPU30は、各役に対応するフラグの成否を決定する抽選手段として機能する。また、RAM32は、上記した第1抽選処理においていずれかの役に当選した場合、当選した役に対応するフラグを成立状態に記憶する記憶手段として機能する。フラグが成立すると、成立したフラグに対応する役が入賞可能になる。
一方、液晶表示部19やアンプ44は、サブ基板101(副制御部)によって制御される。サブ基板101は、CPU40、ROM41およびRAM42を備え、メイン基板100から一方向の通信による制御信号(制御コマンド)が入力されることに基づき、表示制御基板102、音声制御基板103を制御する。これにより、液晶表示部19に画像が表示されるとともに、スピーカ17から音声が出力される。
次に、スロットマシン1の詳細な制御について、図4から図7のフローチャートを参照しつつ説明する。まず、メダル投入口10にメダル投入後、スタートスイッチ11がオンされると、ゲーム開始信号がメイン基板100のCPU30に入力される。ゲーム開始信号の入力に応じて、メイン基板100では、役の当否を決定する第1抽選処理が実行され、リール26L,26C,26Rの駆動が開始されてゲーム開始となる(S10:リール駆動処理)。この第1抽選処理は、フローチャートのS5に示す通常抽選処理である。また、ビッグ中断フラグがオンされている場合には、再開抽選処理(S8)が実行される。再開抽選処理の詳細は後述する。
また、S9に示す演出処理は、液晶表示部19を用いた表示処理である。S10のリール駆動処理は、リール26L,26C,26Rを駆動するとともに、停止位置を制御する処理である。リール26L,26C,26Rの駆動制御については、先に説明した通りである。S11の払出処理は、図3(b)に示すビッグボーナス等のボーナス役や他の小役が入賞したときに、メダル払出部28のモータを駆動する処理である。また、ビッグボーナスやレギュラーボーナスの発生に応じて、ビッグボーナス処理(S12)、レギュラーボーナス処理(S13)、ビッグボーナス再開処理(S14)が実行される。また、ジャックゲーム抽選処理(S4)、小役ゲーム抽選処理(S6)は、ビッグボーナス中に実行される処理である。
一般に、ビッグボーナスは、レギュラーボーナスを複数回繰り返し行なうことが可能になる特別な遊技状態である。レギュラーボーナスは、複数回のジャックゲームを1単位として構成されるボーナスである。ビッグボーナス中の一のレギュラーボーナスと他のレギュラーボーナスとの間は、通常状態よりも小役の確率が高められた小役ゲームを実行することができる。すなわち、図9のタイムチャートに示すように、ビッグボーナス中は小役ゲームとレギュラーボーナスとが交互に実行される形となる。また、ジャックゲームは全てのゲームの中で遊技者に最も有利なゲームとされ、1回のゲームでのメダル払出枚数の上限(たとえば15枚)を獲得することが可能とされる。
ゲームが開始された後、ストップスイッチ20L,20C,20Rが操作されてリール停止信号が入力されると、メイン基板100は、そのリール停止信号の入力タイミングに応じてモータ25L,25C,25Rの駆動を停止する。これにより、リール26L,26C,26Rが停止に至る。このとき、フラグが成立していない役は入賞しないようにリール制御が働く。ビッグボーナス図柄が揃う(入賞する)位置でリール26L,26C,26Rが停止したことが確認されると、ビッグボーナスフラグがオンされてビッグボーナスが開始される。
図5に、ビッグボーナス処理のフローチャートを示す。ビッグボーナス処理は、S5の通常抽選処理でビッグボーナスに当選したときと、ビッグボーナス中とに実行される。ビッグボーナス処理が開始されると、ジャックゲームフラグまたは小役ゲームフラグがオンされているか否か判断される(S20,S33)。図9に示すごとく、ビッグボーナスが開始されているときは、ジャックゲームフラグと小役ゲームフラグのいずれかが必ずオンされた状態になる。通常、スリーセブン等のビッグボーナス図柄が揃うと、小役ゲームフラグがオンされ、ビッグボーナス中の最初のゲームは小役ゲームが実行される。いずれのフラグもオンされていない状態は、ビッグボーナスが発生していない通常状態を意味するので、S38に進み、ビッグボーナスが入賞したか否か、すなわちビッグボーナス図柄が有効ライン上に揃ったかどうかを判断する。
S38でビッグボーナス入賞であるとの判断がなされると、続くS39でジャックイン回数抽選処理、すなわちビッグボーナス中に実行可能となるレギュラーボーナスの回数を決定するための第2抽選処理を実行する(CPU30:第2抽選手段)。図8(a)の選択テーブル概念図に示すごとく、本実施形態のスロットマシン1は、ビッグボーナス中のレギュラーボーナス回数が第2抽選処理の結果に応じて1回から5回まで変化するように構成されている。第2抽選処理で決定されたジャックイン回数は、RAM32の所定領域に割り当てられたジャックイン回数カウンタに記憶される(RAM32:レギュラーボーナス回数記憶部)。そして、続くS41で小役ゲームフラグがオンされる。
一方、S33で小役ゲームフラグがオンであることを確認したら、S34で小役ゲーム回数をインクリメントし、図3(b)に示すジャックインの形でリール26L,26C,26Rが停止したか否かを判断する(S35)。ジャックインの場合には、図9のタイムチャートに示すごとく、ジャックゲームフラグをオンするとともに、小役ゲームフラグをオフする(S36,S37)。これで、次のゲームからはS4のジャックゲーム抽選処理が実行されることになる。
また、S20でジャックゲームフラグがオンであることを確認したら、S21でジャックゲーム回数をインクリメントする。ジャックゲーム回数を計数するためのカウンタは、RAM32の所定領域に設定される。次に、図3(b)に示すジャック入賞の形でリール26L,26C,26Rが停止したか否かを判断する(S22)。ジャック入賞の場合には、ジャック入賞回数をインクリメントするととともに、ジャックゲーム回数が12回(第1の規定回数)に達したか、もしくはジャック入賞回数が8回(第2の規定回数)に達したか否かを判断する。つまり、ビッグボーナス中の1回のレギュラーボーナスを終了する条件が成立したかどうかを判断する(S24)。
レギュラーボーナスの終了条件が成立すると、S25でジャックゲームフラグがオフされるとともに、残りジャックイン回数、すなわち実行可能な残りのレギュラーボーナス回数がゼロかどうかを判断する(S26)。残りジャックイン回数がゼロでないときは、小役ゲーム回数が30回(上限数)に達したかどうかを判断する(S27)。小役ゲーム回数が未だ上限数に達しておらず、ビッグボーナスを続行することが可能であるとの判断がなされると、S28に進み、ビッグボーナスを一時的に中断するか否かを決定するビッグボーナス中断抽選処理(第3抽選処理)が実行される。
従来は、予め決められた回数のレギュラーボーナスまたは小役ゲームを実行したら、ビッグボーナスが終了する構成であった。ところが、本発明のスロットマシン1では、ビッグボーナス中のレギュラーボーナスが終了するゲームで中断抽選を行ない、その中断抽選で当選したときは、レギュラーボーナスの権利を1回以上残したままビッグボーナスをいったん終了(一時中断)させる制御を行なうようにしている。こうした中断抽選処理には、公知の乱数抽選処理を適用することができる。図8(b)に示すごとく、本発明では中断する場合と続行する場合とが等しい確率で選択されるようになっているため、真の終了なのか、あるいは中断なのかを見抜かれ難くなっている。なお、小役ゲーム時に予め中断抽選を行ない、次のレギュラーボーナスの終了とともにビッグボーナスを中断するという構成としても、本実施形態と同じ結果を得ることができる。
S28,S29に示すビッグボーナス中断抽選で当選すると、S30でビッグボーナス中断フラグがオンされて液晶表示部11にビッグボーナス終了のメッセージを表示する。これにより、ビッグボーナスは一時中断し、次のゲームから通常の遊技状態に切り換わる。ビッグボーナス終了のメッセージは、ビッグボーナスが真に終了する場合と、一時中断の場合とで共通とする。したがって、表面上は真の終了と一時中断との区別ができないようになっている。なお、S28,S29のビッグボーナス中断抽選でハズレの場合には、小役ゲームフラグがオンされて、ビッグボーナスが続行する。
上記のごとくビッグボーナスが中断されて通常状態に切り換わると、その後に行なわれる各ゲームで、図4のS8に示した再開抽選処理(第4抽選処理)が実行される。なお、ビッグボーナス中断フラグがオンされている期間は、通常抽選処理の代わりに再開抽選処理をのみ実行するとよい。こうすることで、ビッグボーナス中断状態中に新たなビッグボーナスが発生せず、処理の簡素化を図ることができる。また、再開抽選処理は、他の抽選処理と同様の乱数抽選方式にて行なうことができるが、その確率は図8(c)に示すごとく、比較的当選しやすい確率に設定するとよい。そして、この再開抽選処理に当選すると、ビッグボーナス再開フラグがオンされ、次のゲームから図3(b)に示すビッグボーナス再開図柄の入賞を許容するリール制御がなされる。
次に、図6にビッグボーナス再開処理(S14)を示す。ビッグボーナス再開図柄が揃う(入賞する)位置でリール26L,26C,26Rが停止したことが確認されると、ビッグボーナス中断フラグがオフされるとともに、小役ゲームフラグがオンされる。そして、液晶表示部19に、ビッグボーナスの再開を示すメッセージを表示する(S50〜S53)。なお、ビッグボーナスの再開条件として、ビッグボーナス再開図柄が揃うこと以外の条件を設定してもよい。
次に、ビッグボーナス中断時の表示演出について説明する。液晶表示部11を用いた演出処理のフローチャートを図7に示す。この演出処理は、ビッグボーナス中断時および通常遊技時のいずれにも実行される。ただし、ビッグボーナス中断フラグのオン/オフに応じて、実行される表示演出の種類を異ならせたり、同じ表示演出でも選択率を異ならせたりするようにしている。
図8(d)に示すように、液晶表示部11を用いて行なわれる表示演出は、パターンが予め複数通り用意されている。こうした表示演出に用いる画像データは、サブ基板101もしくは表示制御基板102のROM(図示省略)に格納されている。メイン基板100では、表示演出を行なうか否かを決定する。表示演出を行なう決定がなされると、フローチャートのS60でビッグボーナス中断フラグがオンされているかどうか確認される。そして、図8(d)に示すパターン1〜パターン5のうち、いずれの表示演出を行なうのかを決定する。一部の表示演出は、ビッグボーナスの中断時およびボーナスフラグ成立時と、通常時とで、選択率を異ならせてある。すなわち、パターン4,5は、ビッグボーナスの中断時(およびボーナスフラグ成立時)にのみ発生する特有な演出パターンとなっている。なお、図8(d)の例では、一部のパターンについてのみ選択率を異ならせたが、全部を異ならせてもよい。
以上、本実施形態では、ビッグボーナス中断状態中は通常抽選処理、すなわち新たなビッグボーナスの抽選処理を行なわないようにしたが、再開抽選処理とともに通常抽選処理を行なうようにしてもよい。ビッグボーナスの中断状態中に再度ビッグボーナスに当選した場合は、先のビッグボーナスが終了するまでストックして、後のビッグボーナスが入賞しない(ビッグボーナス図柄が有効ライン上に揃わない)ような制御を行なう。具体的には、ビッグボーナスの入賞権利をRAM32(記憶部)に一時格納するストック手段としての機能を、メイン基板100のCPU30に持たせるとよい。そして、先のビッグボーナスの残存レギュラーボーナスを全て消化したら、ビッグボーナスを入賞させるためのビッグボーナスフラグをオンに切り換えて、これにより新たにビッグボーナスが入賞可能となるリール制御を行なうようにする。こうした構成によれば、ビッグボーナス中断中にも、新たなビッグボーナス当選への期待感を持つことができ、遊技興趣の向上に寄与する。
あるいは、後に当選したビッグボーナスを優先して消化し、その後で中断中のビッグボーナスを消化するようにしてもよい。この場合は、ビッグボーナス終了後に次のビッグボーナスが発生しても、先のビッグボーナスが未だ中断状態にある可能性があるので、遊技者の期待感がより長い期間持続する。
また、本実施形態では、ビッグボーナスが中断したときに真の終了か中断かを判別できないようにしたが、液晶表示部11を用いた表示演出等により、判別できる場合を設けるようにしてもよい。特に、中断であることが判別できる場合を設けると、遊技者は安心して遊技を続けることができるようになる。また、ビッグボーナス終了時の演出内容により、中断であることの期待度を報知するようにしてもよい。
なお、本明細書中において「入賞」とは役に対応した賞態様を呈するように各リールが停止して、メダル、得点、再ゲームの権利といった賞がプレーヤーに付与されることをいう。他方、「当選」とは「入賞」することが許容されることをいう。また、遊技媒体としてメダルを使用する従来式のスロットマシンの他にも、パチンコ玉を用いたスロットマシン、いわゆるパロットに本発明を適用することもできる。
本発明のスロットマシンの正面模式図。 図1のスロットマシンの構成を示すブロック図。 入賞役の態様を示す図。 ゲーム処理の全体フローチャート。 ビッグボーナス処理のフローチャート。 ビッグボーナス再開処理のフローチャート。 演出処理のフローチャート。 抽選確率の例を示す図。 遊技状態の切り換わりを説明するタイムチャート。
符号の説明
1 スロットマシン
19 液晶表示部(第2表示手段)
20L,250,20R ストップスイッチ
25L,25C,25R ステッピングモータ
26L,26C,26R リール(図柄表示手段)
30 CPU(第1抽選手段、第2抽選手段、第3抽選手段、第4抽選手段、特別状態発生手段、特別状態中断手段、特別状態再開手段、リール制御手段(表示制御手段))
100 メイン基板(主制御部)
102 表示制御基板(第2表示制御手段)
200 制御装置

Claims (5)

  1. 複数種類の図柄を変動表示する図柄表示手段と、
    この図柄表示手段による図柄の変動表示を停止させるためのストップスイッチと、
    前記ストップスイッチの操作タイミングと内部抽選の結果とに応じて、前記図柄表示手段の変動表示を停止させる表示制御手段と、
    前記図柄表示手段が予め定められた特別な図柄を停止表示することを条件に、出玉率の低い遊技状態(通常状態という)から出玉率の高い遊技状態(特別状態という)へ移行し、所定の終了条件または中断条件が成立するまで前記特別状態を継続する特別状態発生手段と、
    前記特別状態中において、前記終了条件が成立する前であっても前記中断条件が成立したときは、当該特別状態を一時的に中断して遊技状態を前記通常状態に切り換える特別状態中断手段と、
    前記特別状態中断手段により前記特別状態が中断されたときは、所定の再開条件が成立することを条件に、遊技状態を切り換えて再び前記特別状態を発生させる特別状態再開手段と、
    を備えたことを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記特別状態は、遊技者にとって有利な複数回のゲームを1単位として構成されるレギュラーボーナスを複数回繰り返し実行することが可能なビッグボーナスであり、前記特別状態中断手段は、1回以上の前記レギュラーボーナスの権利を残しつつ、前記中断条件の成立に応じて、そのとき行なわれている前記レギュラーボーナスの終了タイミングまたは次に発生する前記レギュラーボーナスの終了タイミングで前記ビッグボーナスを中断する請求項1記載のスロットマシン。
  3. 前記ビッグボーナスを発生させるか否かを決定するための第1抽選処理を前記通常状態中にのみ実行する第1抽選手段と、
    前記第1抽選処理で前記ビッグボーナスに当選した場合に、そのビッグボーナスで実行される前記レギュラーボーナスの回数を決定するための第2抽選処理を実行する第2抽選手段とをさらに備え、
    前記特別状態中断手段は、前記ビッグボーナス中にそのビッグボーナスを一時的に中断するか否かを決定するための第3抽選処理を実行する第3抽選手段を含み、その第3抽選処理で前記ビッグボーナスを一時的に中断するべき旨の抽選結果を得ることを以って前記中断条件の成立を認識するように構成され、
    前記特別状態再開手段は、中断した前記ビッグボーナスを再開するか否かを決定するための第4抽選処理を実行する第4抽選手段を含み、その第4抽選処理で前記ビッグボーナスを再開するべき旨の抽選結果を得ることを以って前記再開条件の成立を認識するように構成される請求項2記載のスロットマシン。
  4. 前記特別状態再開手段によって前記再開条件の成立が確認されたら、前記表示制御手段は、前記ビッグボーナスが開始される前記特別な図柄とは異なるビッグボーナス再開用の図柄で前記図柄表示手段の変動が停止することを許容する制御を実行する請求項3記載のスロットマシン。
  5. 前記図柄表示手段や前記表示制御手段等が収容される筐体の正面に、前記図柄表示手段とは別途設けられた第2表示手段と、その第2表示手段を用いて遊技中の表示演出を行なう第2表示制御手段とをさらに備え、
    前記第2表示制御手段は、前記第2表示手段を用いて行なうべき表示演出を、予め用意された複数通りの表示演出の中から一つ選んで実行するとともに、一部または全部の表示演出について、前記特別状態が中断された状態と前記通常状態とで選択率が異なるように構成されている請求項1ないし4のいずれか1項に記載のスロットマシン。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003000792A (ja) * 2001-06-22 2003-01-07 Olympia:Kk 遊技機及び遊技機用プログラム及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2004141502A (ja) * 2002-10-25 2004-05-20 Daito Giken:Kk 遊技台

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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