JP2006023285A - 複合型走査プローブ顕微鏡及び複合型走査プローブ顕微鏡のカンチレバー位置表示方法 - Google Patents

複合型走査プローブ顕微鏡及び複合型走査プローブ顕微鏡のカンチレバー位置表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光学顕微鏡の対物レンズの視野とSPMユニットのカンチレバーとの位置関係を正確に表示できる複合型走査プローブ顕微鏡及びそのカンチレバー位置表示方法を提供する。
【解決手段】対物レンズ10を通して取得される光学観察像を表示器45に表示し、かつ表示器に表示されている光学観察像上にカンチレバーの先端部の位置を示す指標Sを表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、対物レンズを通して試料の光学観察像を取得する光学顕微鏡と、カンチレバーを試料上に走査して走査プローブ観察像を取得する走査型プローブ顕微鏡とを有する複合型走査プローブ顕微鏡及び複合型走査プローブ顕微鏡のカンチレバー位置表示方法に関する。
微小なサイズの試料(以下、微小試料と称する)を簡単に光学観察できる光学顕微鏡がある。近年、微小試料の観察では、光学顕微鏡に代り、光学顕微鏡の分解能以上の分解能で微小試料を観察できる走査型プローブ顕微鏡(以下、SPMと称する)を使用するケースが多い。
光学顕微鏡とSPMとの各機能を備える複合型顕微鏡がある。複合型顕微鏡は、例えば特許文献1、特許文献2に開示されている。これら公報には、顕微鏡本体に装備されているレボルバに対して対物レンズと小型のSPMとの両方を取り付ける複合型顕微鏡が開示されている。このような複合型顕微鏡は、光学顕微鏡による光学観察と、光学顕微鏡よりも高い分解能を有する小型SPMによるSPM観察とを1台で実現できる。
光学顕微鏡とSPMとが別々の装置の場合、試料を光学顕微鏡とSPMとの間で載せ替えて観察しなければならない。複合型顕微鏡であれば、試料を載せ替える手間なく観察ができる。
特許文献1は、レボルバに装着された対物レンズによって試料中の目的の観察部位を設定し、かつ対物レンズを通してSPMユニットのカンチレバーを観察しつつカンチレバーを対物レンズ視野の中央部に位置決めすることを開示する。同公報は、レボルバの回転動作により対物レンズからSPMユニットに切り換え、SPMユニットにより目的の観察部位付近のSPM像を取得することを開示する。同公報によれば、目的観察部位とSPMユニットのカンチレバーとの位置決めが容易となる。検鏡者の観察時の利便性が向上する。
特許文献2は、対物レンズの観察視野位置とSPM像の取得位置との対応性を高めるために、光学顕微鏡により取得された光学観察像とSPMユニットにより取得されたSPM像とから互いの視野位置の位置関係を予め記憶することを開示する。同公報は、光学顕微鏡により観察した後にSPMユニットに切り換えた場合、光学観察像とSPM像との互いの位置ずれ量だけ試料をオフセット移動することを開示する。同公報によれば、光学顕微鏡からSPMユニットに切り換えたときのSPMユニットの観察位置を光学顕微鏡の観察位置に一致させることが可能になる。
特開平8−226928号公報 特許第2824463号公報
カンチレバーは、微小なため製造上、外形形状に大きな誤差が生じ、又SPMユニットへの取付け部から先端部までの長さも各カンチレバー毎に相違する。このようなカンチレバーをSPMユニットに取り付けた場合、上記製造上の誤差により取り付け誤差が生じ、その上、各カンチレバー毎の長さの相違によりカンチレバー先端部の位置がカンチレバー毎に異なる。特許文献1は、対物レンズ視野の中央部にカンチレバーを位置決めしているが、各カンチレバーの製造上の誤差により対物レンズ視野位置とカンチレバーの位置とは常に一定になるとは限らない。
特許文献2は、光学観察像とSPM像との互いの位置ずれ量だけ試料をオフセットしなければならないため、高価な電動ステージが必要とになる。その上、特許文献2は、光学観察像とSPM像とに対してそれぞれ複雑な各画像処理を行って位置出しを行い、電動ステージを動作するために光学観察像とSPM像との互いの位置ずれ量に対応する補正値を算出しなければならないという手間を要する。
本発明は、対物レンズを通して試料の光学観察像を取得する光学顕微鏡と、試料に対して走査するカンチレバーを有し、カンチレバーの走査により試料の走査プローブ観察像を取得する走査型プローブ顕微鏡と、光学観察像又は走査プローブ観察像を表示する表示器と、表示器に表示される光学観察像上にカンチレバーの位置又はカンチレバーの走査の範囲を示す指標を表示するカンチレバー位置表示処理部とを具備した複合型走査プローブ顕微鏡である。
本発明は、複合型走査プローブ顕微鏡のレボルバに取り付けられた対物レンズの視野範囲とレボルバに取り付けられたカンチレバーを有する走査プローブ顕微鏡の測定範囲とのずれ量を求め、ずれ量に基づいて表示器に表示される対物レンズを通して取得される光学観察像にカンチレバーの位置又はカンチレバーの走査範囲を示す指標を表示する複合型走査プローブ顕微鏡のカンチレバー位置表示方法である。
本発明は、光学顕微鏡の対物レンズの視野とSPMユニットのカンチレバーとの位置関係を正確に表示できる複合型走査プローブ顕微鏡及びそのカンチレバー位置表示方法を提供できる。
以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は複合型走査プローブ顕微鏡(以下、複合型SPMと称する)の構成図を示す。顕微鏡フレーム1は、下部フレーム2と、上部フレーム3と、支持フレーム4とを有する。支持フレーム4は、下部フレーム2と上部フレーム3とを上下方向に対向支持する。下部フレーム2には、XYステージ5が設けられている。XYステージ5は、XY方向に移動可能である。XYステージ5上に試料6が載置される。
上部フレーム3の下面には、レボルバ支持部8が設けられている。レボルバ支持部8は、レボルバ7を回転可能に支持する。レボルバ7は、レボルバ支持部8の傾斜支持面9に対して回転可能に設けられている。レボルバ7には、例えば光学顕微鏡の対物レンズ10と走査型プローブ顕微鏡ユニット(以下、SPMユニットと称する)11とが取り付けられている。対物レンズ10は、互いに倍率の異なるものを複数取り付けてもよい。なお、レボルバ7には、対物レンズ10及びSPMユニット11を取り付けるための複数の取付孔が設けられている。
図2はSPMユニット11の構成図を示す。取付け部12は、例えば環状に形成され、かつ中空孔13を有する。取付け部12の外周面には、ネジ部14と取付止め部15とが設けられている。ネジ部14には、ネジが切られている。ネジ部14は、レボルバ7の取付孔に螺合する。取付止め部15は、ネジ部14の下側に設けられている。取付止め部15は、ネジ部14の外径よりも大きい外径に形成されている。
XYアクチュエータ16が取付け部12に設けられている。XYアクチュエータ16は、中空部17を有する円筒形状に形成された円筒型圧電素子である。XYアクチュエータ16は、取付け部12の中空部13に対して同軸上に設けられている。XYアクチュエータ16は、後述する演算部22からの電圧の印加によってXY方向にそれぞれ微小変位し、この微小変位によってXY方向へのスキャンを行う。
Zアクチュエータ19が連結部材20を介してXYアクチュエータ16に連結されている。Zアクチュエータ19は、中空部を有する円筒形状に形成された円筒型圧電素子である。Zアクチュエータ19は、連結部材20を介してXYアクチュエータ16の中空部17に対して同軸上に設けられている。Zアクチュエータ19は、後述する演算部22からの電圧印加によってZ方向に微小変位し、この微小変位によってZ方向へのスキャンを行う。連結部材20は、例えば環状に形成されている。
XYアクチュエータ16の微小変位方向XYとZアクチュエータ19の微小変位方向Zとは、図1に示すようにSPMユニット11を試料6に対して対向配置したときの方向である。
レンズ固定部材23がZアクチュエータ19の下端部に設けられている。レンズ固定部材23は、例えば円筒形状に形成されている。レンズ固定部材23の下端部24には、変位部材26が取り付けられている。変位部材26は、励振用圧電素子等から成る。変位部材26には、カンチレバー25が取り付けられている。
カンチレバー25の先端部には、探針27が設けられている。カンチレバー25は、変位部材26に対して斜め下方に向けて設けられている。探針27は、尖鋭で、例えば10nm程度の径に形成されている。カンチレバー25は、変位部材26によって下端部24に対して取り付け、取り外し可能である。
レンズ固定部材23の側面には、例えば半導体レーザ等のレーザ発振素子29が設けられている。レーザ発振素子29から発振されるレーザビームの光路上でかつレンズ固定部材23の中空孔内には、ビームスプッタ等の分光部材30が設けられている。分光部材30は、レーザ発振素子29から発振されたレーザビームを下方に反射する。
分光部材30の反射光路上には、レンズ31が設けられている。レンズ31は、レンズ固定部材23の中空孔内に設けられている。レンズ31は、分光部材30で反射したレーザビームをカンチレバー25背面側の反射面28上に集光する。
フォトディテクタ32がレンズ固定部材23における反射面28の反射光路上に設けられる。フォトディテクタ32は、カンチレバー25の反射面28で反射したレーザビームを受光し、この受光位置に応じた位置検出信号を出力する。フォトディテクタ32は、例えば複数の受光素子をライン状に配列してなる。フォトディテクタ32のライン配置方向は、カンチレバー25が励振したときに往復移動する反射面28からのレーザビームの反射光路の軌跡上に沿っている。
CCDカメラ等の撮像装置33が上部フレーム3の上面に取り付けられている。撮像装置33は、光学顕微鏡の観察光路上に取り付けられる。光学顕微鏡の観察光路は、対物レンズ10がレボルバ7の回転によって観察位置に設定されたときの対物レンズ10を通る光軸である。対物レンズ10の観察位置は、対物レンズ10を試料6に対向させた位置である。撮像装置33は、光学顕微鏡の対物レンズ10がレボルバ7の回転によって観察位置に設定された場合、対物レンズ10を通して試料6の像を撮像する。
一方、SPMユニット11の測定位置は、レボルバ7の回転によってSPMユニット11を試料6に対向させた位置である。
撮像装置33は、SPMユニット11が測定位置に設定された場合、SPMユニット11の中空孔群、すなわち図2に示す取付け部12の中空孔13、XYアクチュエータ16の中空部17、Zアクチュエータ19の中空部21、さらに分光部材30、レンズ31を通してカンチレバー25を撮像する。
演算部22は、CPU、プログラムメモリ、データメモリ、データ入出力ポートなどを有するコンピュータからなる。演算部22の機能ブロック40を図1に示す。演算部22は、プログラムメモリ41、データメモリ42、指標データメモリ43及びカンチレバー位置表示処理部44を有する。演算部22には、表示器45と操作入力部46とが接続されている。表示器45は、例えば液晶ディスプレイを有する。操作入力部46は、検鏡者により操作指示などを行うためのマウス、キーボード等を有する。
プログラムメモリ41には、形状測定プログラム及びカンチレバー位置表示プログラムが記憶されている。形状測定プログラムは、カンチレバー25の変位部材26に励振指令を発し、探針27を励振させながら試料6に対してアプローチさせ、探針27と試料6との間に働く相互作用、例えばトンネル電流や原子間力等を検知し、試料6の表面の形状等を原子レベルで測定させる処理をコンピュータに実行させる。探針27を励振させながら試料6に対してアプローチさせる間隔は、例えばnm(1/10m)オーダ、又は数オングストロームである。
カンチレバー位置表示プログラムは、レボルバ7の回転により対物レンズ10に切り換えた状態で、撮像装置33により対物レンズ10を通して後述する位置決め用マークを撮像させ、撮像装置33の撮像により取得された画像データを表示器45に表示させる。次に、カンチレバー位置表示プログラムは、撮像装置33の撮像により取得された画像データを演算させて光学観察像中の位置決め用マークの位置情報を取得させる。次に、カンチレバー位置表示プログラムは、レボルバ7の回転によりSPMユニット11に切り換えた状態で、撮像装置33によりカンチレバー25を撮像させる。次に、カンチレバー位置表示プログラムは、撮像装置33の撮像により取得された画像データを演算させてカンチレバー25の位置情報を取得させる。次に、カンチレバー位置表示プログラムは、位置決め用マークの位置情報とカンチレバー25の位置情報とを比較演算して光学観察像中でのカンチレバー25の位置情報を求める。次に、カンチレバー位置表示プログラムは、表示器45に表示されている光学観察像中に、カンチレバー25の位置情報に従ってカンチレバー25の位置を示す指標を表示させる。カンチレバー位置表示プログラムは、上記処理をコンピュータに実行させる。
データメモリ42は、撮像装置33の撮像により取得された画像データなどを記憶する。
指標データメモリ43は、表示器45に表示させるカンチレバー25の位置を示すための指標画像データDsを記憶する。指標画像データDsは、例えば図3Aに示すようにカンチレバー25の形状に相似した形状を成している。又、指標画像データDsは、図3Bに示すように例えば円形、又は「×」に形成してもよい。指標画像データDsは、その他の形状として例えば「△」、「○」「□」「☆」「↑」「*」等の所望の形状に形成してもよい。
カンチレバー位置表示処理部44は、指標データメモリ43に記憶されている指標画像データDsを読み出し、表示器45に表示されている対物レンズ10を通して取得された光学観察像上にカンチレバー25の位置、ここではカンチレバー25の先端部の位置(探針27の位置)を示す指標Sを表示する。
表示器45の光学観察像上に指標Sを表示させる手法について説明する。例えば図4に示す位置決め用試料48を用いる。位置決め用試料48には、位置決め用マーク47が形成されている。位置決め用試料48は、例えば光透過性の部材からなる。位置決め用マーク47は、位置決め用試料48上に例えば十字形状に形成されている。位置決め用マーク47は、十字形状の他に、例えば円形形状、複数の円を同心円状に形成したもの等の位置を特定可能な形状であればよい。
位置決め用試料48が試料6に替わってXYステージ5上に載置される。撮像装置33は、対物レンズ10を通して位置決め用試料48を撮像する。これにより、光学観察像中における位置決め用試料48上の位置決め用マーク47の位置情報が撮像装置33の撮像により取得された画像データから取得される。
しかるに、対物レンズ10を観察位置に設定した状態で、撮像装置33は、対物レンズ10を通して位置決め用試料48を撮像し、画像信号を出力する。
カンチレバー位置表示処理部44は、撮像装置33から出力された画像信号を入力し、位置決め用試料48を撮像したときの画像データを第1の画像データとして取得し、第1の画像データ中から位置決め用マーク47の位置情報を求める。
一方、撮像装置33は、SPMユニット11が測定位置に設定された状態で、SPMユニット11の中空孔群、すなわち図2に示す取付け部12の中空孔13、XYアクチュエータ16の中空部17、Zアクチュエータ19の中空部21、さらに分光部材30、レンズ31を通してカンチレバー25及び位置決め用試料48上の位置決め用マーク47を撮像し、画像信号を出力する。
カンチレバー位置表示処理部44は、撮像装置33から出力される画像信号を入力し、カンチレバー25を撮像したときの画像データを第2の画像データとして取得し、カンチレバー25と位置決め用マーク47との位置関係から第2の画像データ中のカンチレバー25の位置情報を求める。
カンチレバー位置表示処理部44は、第1の画像データ中の位置決め用マーク47の位置情報と第2の画像データ中のカンチレバーの位置情報との偏差からずれ量を求め、当該ずれ量に従って表示器45に表示している光学観察像上にカンチレバー25の先端部を示す指標Sを重ねて表示する。
次に、上記の如く構成された複合型SPMでのカンチレバー位置表示の動作について説明する。
先ず、複合型SPMでは、事前に、粗調整が行われる。粗調整は、対物レンズ10の視野範囲とSPMユニット11のレンズ31の視野範囲との間で互いに重なる部分を生じさせる。粗調整は、高精度を要求されるものでなく、次の調整方法により行なわれる。
粗調整は、対物レンズ10の視野範囲とSPMユニット11のレンズ31の視野範囲が重なれば良い。粗調整は、例えば機械的精度で十分実現できる。機械的精度で実現できない場合、対物レンズ10又はSPMユニット11のいずれか一方又は両方を調整して各々の視野範囲が重なるようにする。
対物レンズ10の視野範囲とSPMユニット11のレンズ31の視野範囲とを互いに重ならせる調整は、上述したものに限られるものではなく、他の方法を用いても良い。
次に、前調整が行われる。例えば図4に示す位置決め用マーク47を形成した位置決め用試料48がXYステージ5上に載置される。対物レンズ10がレボルバ7の回転によって観察光路上に設定される。撮像装置33は、対物レンズ10を通して位置決め用マーク47を撮像し、その画像信号を出力する。
カンチレバー位置表示処理部44は、撮像装置33から出力された位置決め用マークの画像信号を入力する。カンチレバー位置表示処理部44は、図5Aに示すような位置決め用マーク47の第1の画像データをデータメモリ42に記憶する。
次に、位置決め用試料48の位置は、変えない。SPMユニット11がレボルバ7の回転によって測定位置に設定される。撮像装置33は、SPMユニット11の中空孔群、分光部材30、レンズ31を通してカンチレバー25及び位置決め用マーク47を撮像し、その画像信号を出力する。
カンチレバー位置表示処理部44は、撮像装置33から出力された画像信号を入力し、図5Bに示すような位置決め用マーク47の第2の画像データをデータメモリ42に記憶する。
位置決め用試料48の位置は変化していない。図5Aに示すように対物レンズ10を通して取得した第1の画像データ上の位置決め用マーク47のクロス位置は、(a,b)になる。図5Bに示すようにSPMユニット11の中空孔群を通して取得した第2の画像データ上の位置決め用マーク47のクロス位置は、(a,b)になる。
従って、SPMユニット11の中空孔群を通して取得した第2の画像データ上のカンチレバー25の位置(a,b)とクロス位置(a,b)とのずれ量が対物レンズ10の視野とSPMユニット11の測定範囲とのずれ量(X,Y)になる。
カンチレバー位置表示処理部44は、対物レンズ10の倍率及びSPMユニット11の倍率を用いてずれ量(X,Y)を換算し、対物レンズ10の視野とSPMユニット11の測定範囲とのずれ量の実距離を算出する。次に、カンチレバー位置表示処理部44は、対物レンズ10を通して取得した第1の画像データ上のクロス位置(a,b)とのずれ量の実距離を用いて光学観察像上に表示するSPMユニットの測定範囲の位置を算出する。
次に、表示器45に表示されている対物レンズ10を通して取得される光学観察像上にカンチレバー25の先端部の位置を示す指標Sを表示する動作について説明する。
試料6を観察する場合、試料6がXYステージ5上に載置される。対物レンズ10がレボルバ7の回転によって観察光路上に設定される。撮像装置33は、対物レンズ10を通して試料6を撮像し、その画像信号を出力する。演算部22は、撮像装置33から出力された画像信号を入力し、試料6の像を画像処理してリアルタイムで表示器45に表示する。
前調整において、対物レンズ10の視野とSPMユニット11の測定範囲とのずれ量の実距離がデータメモリ42に記憶されている。
カンチレバー位置表示処理部44は、表示器45に対物レンズ10を通して取得される光学観察像をリアルタイムで表示する。この状態で、カンチレバー位置表示処理部44は、データメモリ42に記憶されているずれ量の実距離を読み出すと共に、指標データメモリ43に記憶されている指標画像データDsを読み出し、ずれ量の実距離に従って図6に示すように表示器45にカンチレバー25の先端部の位置を示す指標Sを表示する。
このように表示器45に試料6の光学観察像がリアルタイムで表示されている状態で、カンチレバー25の先端部の位置を示す指標Sが重ねて表示される。検鏡者は、試料6の光学観察像を観察しながらSPMユニット11に切り換えた時のSPM像の取得範囲Hを確認できる。SPM像の取得範囲Hは、カンチレバー25の位置、ここではカンチレバー25の先端部の位置を基に算出して求められる。
従って、試料6の光学観察像が表示器45に表示されている観察状態にある。この状態で、試料6中でSPM像を取得したい所望の部位、例えば図6に示す部位Tがあるとする。この場合、XYステージ5がXY方向に移動され、XYステージ5の移動により所望の部位Tがカンチレバー25の先端部の位置を示す指標Sの位置に移動される。この後、レボルバ7を回転してSPMユニット11が測定位置に設定される。
SPMユニット11は、所望の部位Tにおいてカンチレバー25の探針27を励振させながら試料6に例えばnm(1/10m)オーダ、又は数オングストロームまでアプローチさせる。SPMユニット11は、カンチレバー25の探針27を励振させながら試料6にアプローチしたときに、探針27と試料6との間に働く相互作用、例えばトンネル電流や原子間力等を検知する。
演算部22は、SPMユニット11により検知された探針27と試料6との間に働く相互作用、例えばトンネル電流や原子間力等に基づいて試料6の表面の形状等を原子レベルで測定する。表示器45は、演算部22により測定された所望の部位TのSPM像を表示する。
次に、カンチレバー25を交換した場合について説明する。
Zアクチュエータ19の下端部に設けられているカンチレバー25が取り外される。新しいカンチレバー25がZアクチュエータ19の下端部に設けられる。カンチレバー25は、製造上の誤差を有する。このため、カンチレバー25の先端部位置は、交換前のカンチレバー25の先端部位置からずれる。
新しいカンチレバー25を設けたSPMユニット11がレボルバ7の回転によって測定位置に設定される。この状態で、撮像装置33は、SPMユニット11の中空孔群、分光部材30、レンズ31を通してカンチレバー25を撮像し、その画像信号を出力する。
カンチレバー位置表示処理部44は、撮像装置33から出力された画像信号を入力し、カンチレバー25の先端部の第2の画像データをデータメモリ42に記憶し、かつ図7に示すようにカンチレバー25の先端部の像を表示器45に表示する。
検鏡者は、表示器45に表示されたカンチレバー25の像をモニタしながらカンチレバー25の先端部の位置を操作入力部46に指示する。操作入力部46は、例えばマウス等を用いてカンチレバー25の先端部の位置をクリックする。
カンチレバー位置表示処理部44は、操作入力部46からの位置指示を入力し、図7に示すようにカンチレバー25の先端部の画像データ中におけるカンチレバー25の先端部の位置(a,b)を演算して求める。
次に、カンチレバー位置表示処理部44は、データメモリ42からカンチレバー25の交換前のカンチレバー25の位置(a,b)を読み出す。カンチレバー位置表示処理部44は、カンチレバー25の交換前の位置(a,b)とカンチレバー25の交換後の位置(a,b)との偏差(a−a,b−b)を求める。
次に、カンチレバー位置表示処理部44は、偏差(a−a,b−b)を用いて表示器45に表示するカンチレバー25の先端部位置を示す指標Sの座標位置を補正する。
次に、カンチレバー位置表示処理部44は、表示器45に対物レンズ10を通して取得される光学観察像をリアルタイムで表示し、かつ補正された座標位置に従って光学観察像上に新たなカンチレバー25の先端部の位置を示す指標Sを表示する。
従って、新たなカンチレバー25に交換した後でも、表示器45には、新たに交換されたカンチレバー25の先端部の位置を示す指標Sがリアルタイムで表示されている試料6の光学観察像上に重ねて表示される。
このように上記第1の実施の形態によれば、対物レンズ10を通して取得される光学観察像をリアルタイムで表示器45に表示している状態で、表示器45にカンチレバー25の先端部の位置を示す指標Sを表示できる。従って、検鏡者は、光学観察像上で、対物レンズ10からSPMユニット11に切り換えた場合のSPMユニット11の測定範囲すなわちSPM像の取得範囲Hを確認できる。検鏡者は、図6に示すようにXYステージ5をXY方向に駆動することにより試料6中でSPM像を取得したい所望の部位Tを指標Sに移動する。これにより、対物レンズ10からSPMユニット11に切り換えたときに、所望の部位TのSPM像が表示器45に確実に表示できる。この結果、対物レンズ10とSPMユニット11とを切り換えて試料6の観察するときの能率が向上できる。
新たなカンチレバー25に交換した場合、カンチレバー25の先端部の位置が製造上の誤差によりずれる。この対策として上記第1の実施の形態によれば、交換する前のカンチレバー25の位置(a,b)と新たなカンチレバー25の先端部の位置(a,b)との偏差(a−a,b−b)に基づいて指標Sを表示する位置が補正される。この結果、新たに交換されたカンチレバー25の先端部の位置を示す指標Sが正確に表示できる。
所望の部位TのSPM像を表示器45に表示させるには、XYステージ5をXY方向に駆動してSPM像を取得したい所望の部位Tを指標Sに移動させるだけである。従来のように光学観察像とSPM像との互いの位置ずれ量だけ試料をオフセットするために高価な電動ステージは必要ない。光学観察像とSPM像とに対してそれぞれ複雑な各画像処理を行って位置出しを行い、電動ステージを動作するために光学観察像とSPM像との互いの位置ずれ量に対応する補正値を算出しなければならないという手間が必要ない。これにより、上記第1の実施の形態によれば、対物レンズ10による観察からSPMユニット11に切り換えて測定するまでの時間が短縮できる。
上記第1の実施の形態において、位置決め用マーク47の第2の画像データは、撮像装置33によりSPMユニット11の中空孔群、分光部材30、レンズ31を通して位置決め用マーク47を撮像して取得したものである。なお、実際に位置決め用試料48に対するSPM測定を行って位置決め用マーク47の画像データを取得してもよい。このときの第2の画像データには、カンチレバー25は表示されず、例えば図5Cに示すように位置決め用マーク47のみが表示される。すなわち、SPM測定では、カンチレバー25を用いて測定するので、カンチレバー25が表示されることはない。なお、カンチレバー25の位置は、第2の画像データの中心位置であり、ずれ量等を算出するときは、第2の画像データの中心位置(a,b)を使用する。
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図1と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
図8は複合型SPMの特徴部分を示す一部構成図を示す。対向側対物レンズ50がSPMユニット11に対向して設けられている。対向側対物レンズ50は、例えばSPMユニット11の下方に設けられている。対向側対物レンズ50には、第2の撮像装置51が取り付けられている。なお、図1に示す撮像装置33は、第1の撮像装置33とする。対向側対物レンズ50及び第2の撮像装置51は、XYステージ52に設けられている。対向側対物レンズ50及び第2の撮像装置51は、一体で構成された調整用の冶具である。
次に、上記の如く構成された複合型SPMでのカンチレバー位置表示の動作について説明する。
先ず、第2の実施の形態の複合型SPMでは、上記第1の実施の形態の記載と同様、事前に対物レンズ10の視野範囲とSPMユニット11のレンズ31の視野範囲との間で、互いに重なる部分を生じさせる粗調整を行う。
粗調整は、第1の実施の形態と同様、高精度に調整する必要はない。対物レンズ10の視野範囲とSPMユニット11のレンズ31の視野範囲とが重なるようすればよい。粗調整は、例えば、機械的精度で十分実現できる。機械精度で実現できない場合、対物レンズ10やSPMユニット11を調整して各々の視野範囲が重なるようにする。なお、粗調整は、上述したものに限られるものではなく、他の方法を用いても良い。
以下に、調整方法の一つについて説明をする。
図4に示す位置決め用試料48がXYステージ5上に載置される。第1の撮像装置33は、対物レンズ10を通して位置決め用マーク47を撮像し、その画像信号を出力する。演算部22は、第1の撮像装置33から出力された画像信号を入力し、位置決め用マーク47の像を画像処理して表示器45に表示する。
検鏡者は、表示器45に表示された位置決め用マーク47をモニタする。検鏡者は、位置決め用マーク47をモニタしながら例えばXYステージ5をXY方向に移動させ、位置決め用マーク47を対物レンズ10の視野中心に位置決めする。
第2の撮像装置51は、対向側対物レンズ50を通して位置決め用マーク47を撮像し、その画像信号を出力する。演算部22は、第2の撮像装置51から出力された画像信号を入力し、位置決め用マーク47の像を画像処理して表示器45に表示する。
検鏡者は、表示器45に表示される位置決め用マーク47をモニタする。検鏡者は、位置決め用マーク47をモニタしながら例えばXYステージ52をXY方向に移動させ、位置決め用マーク47のクロスを対向側対物レンズ50の視野中心に位置決めする。
演算部22は、第2の撮像装置51から出力された画像信号を入力し、対向側対物レンズ50の視野中心に位置決めされた位置決め用マーク47のクロス位置の画像データを第1の画像データとしてデータメモリ42に記憶する。
SPMユニット11がレボルバ7の回転によって測定位置に設定される。第1の撮像装置33は、SPMユニット11の中空孔群、さらに分光部材30、レンズ31を通してカンチレバー25を撮像し、その画像信号を出力する。演算部22は、第1の撮像装置33から出力された画像信号を入力し、カンチレバー25の先端部の像を表示器45に表示する。
検鏡者は、表示器45に表示されたカンチレバー25の像をモニタしながらカンチレバー25の先端部をレンズ31の視野中心になるようにカンチレバー25の位置を調整する。
第2の撮像装置51は、対向側対物レンズ50を通してカンチレバー25の先端部を撮像し、その画像信号を出力する。
演算部22は、データメモリ42に記憶されている第1の画像データを読み出して表示器45に表示する。これと共に演算部22は、第2の撮像装置51から出力される画像信号を入力し、対向側対物レンズ50を通してリアルタイムで取得されるカンチレバー25の先端部の画像を表示器45に表示する。これにより、表示器45には、対向側対物レンズ50を通して撮像された位置決め用マーク47のクロス位置の画像と、対向側対物レンズ50を通してリアルタイムで取得されるカンチレバー25の先端部の画像とが重ね合わされて表示される。
検鏡者は、表示器45に表示された位置決め用マーク47のクロス位置とカンチレバー25の先端部の像とをモニタしながら位置決め用マーク47のクロス位置とカンチレバー25の先端部とを重ねるようにSPMユニット11の位置を調整する。
次に、上記第1の実施の形態と同様に前調整が行われる。これにより、対物レンズ10の視野とSPMユニット11の測定範囲とのずれ量(X,Y)がデータメモリ42に記憶される。
次に、表示器45に表示されている対物レンズ11を通して取得される光学観察像中にカンチレバー25の先端部の位置を示す指標Sを表示する動作について説明する。
前調整において、対物レンズ10の視野とSPMユニット11の測定範囲とのずれ量(X,Y)がデータメモリ42に記憶されている。
カンチレバー位置表示処理部44は、表示器45に対物レンズ10を通して取得される光学観察像をリアルタイムで表示する。この状態に、カンチレバー位置表示処理部44は、データメモリ42に記憶されているずれ量(X,Y)を読み出すと共に、指標データメモリ43に記憶されている指標画像データDsを読み出し、ずれ量(X,Y)に従って図6に示すように表示器45にカンチレバー25の先端部の位置を示す指標Sを表示する。
次に、カンチレバー25を交換した場合について説明する。
新しいカンチレバー25を設けたSPMユニット11がレボルバ7の回転によって測定位置に設定される。この状態で、第2の撮像装置51は、対向側対物レンズ50を通してカンチレバー25を撮像し、その画像信号を出力する。
カンチレバー位置表示処理部44は、第2の撮像装置51から出力された画像信号を入力し、カンチレバー25の先端部の第2の画像データをデータメモリ42に記憶する。これと共にカンチレバー位置表示処理部44は、図7に示すようにカンチレバー25の先端部の像を表示器45に表示する。
検鏡者は、表示器45に表示されたカンチレバー25の像をモニタしながらカンチレバー25の先端部の位置を操作入力部46に指示する。操作入力部46は、例えばマウス等を用いてカンチレバー25の先端部の位置をクリックする。
カンチレバー位置表示処理部44は、操作入力部46からの位置指示を入力し、図7に示すようにカンチレバー25の先端部の第2の画像データ中におけるカンチレバー25の先端部の座標(a,b)を演算して求める。
次に、カンチレバー位置表示処理部44は、データメモリ42から交換前のカンチレバー25の位置(a,b)を読み出す。カンチレバー位置表示処理部44は、カンチレバー25の交換前の位置(a,b)とカンチレバー25の交換後の位置(a,b)との偏差(a−a,b−b)を求める。
次に、カンチレバー位置表示処理部44は、偏差(a−a,b−b)を用いて表示器45に表示するカンチレバー25の先端部の位置を示す指標Sの位置を補正する。なお、表示器45には、試料6の光学観察像がリアルタイムで表示される。
次に、カンチレバー位置表示処理部44は、対物レンズ10を通して取得される光学観察像を表示器45にリアルタイムで表示する。この状態で、カンチレバー位置表示処理部44は、補正された位置に従って交換された新たなカンチレバー25の先端部の位置を示す指標Sを表示器45に重ねて表示する。
このように上記第2の実施の形態によれば、対向側対物レンズ50をSPMユニット11に対向して設けられても、上記第1の実施の形態の効果と同様の効果を奏することができる。
なお、本発明は、上記各実施の形態に限定されるものではなく、種々変形してもよい。
SPMユニット11は、図9に示すようにZアクチュエータ19の先端部に環状のレンズ固定部材60を設ける。レンズ固定部材60には、レンズ31が設けられる。レンズ固定部材60には、探針27を有するカンチレバー25が設けられる。
このような構成であれば、例えば撮像装置33は、対物レンズ10を通して位置決め用マーク47を撮像し、その画像信号を出力する。表示器45には、対物レンズ10を通して撮像された位置決め用マーク47が表示される。
検鏡者は、例えばXYステージ5をXY方向に移動し、位置決め用マーク47を対物レンズ10の視野中心に位置決めする。この後、演算部22は、撮像装置33から出力された画像信号を入力し、この画像データから位置決め用マーク47のクロスの座標をデータメモリ42に記憶する。対物レンズ10を通して取得された位置決め用マーク47のクロス位置は、例えば図5Aに示すように(a,b)である。
撮像装置33は、SPMユニット11の中空孔群、レンズ31を通してカンチレバー25及び位置決め用マーク47を撮像する。演算部22は、撮像装置33から出力された画像信号を入力し、この画像データをデータメモリ42に記憶する。SPMユニット11の中空孔群を通して取得されたカンチレバー25及び位置決め用マーク47のクロス位置は、例えば図5Bに示すように(a,b)(a,b)である。
従って、SPMユニット11の中空孔群を通して取得した画像データ上のカンチレバー25の位置(a,b)とクロス位置(a,b)とのずれ量が対物レンズ10の視野とSPMユニット11の測定範囲とのずれ量(X,Y)になる。ずれ量(X,Y)は、データメモリ42に記憶される。
従って、カンチレバー位置表示処理部44は、表示器45に対物レンズ10を通して取得される光学観察像をリアルタイムで表示し、かつずれ量(X,Y)に従って図6に示すように表示器45にカンチレバー25の先端部の位置を示す指標Sを重ねて表示する。
新たなカンチレバー25に交換した場合、演算部22は、交換する前のカンチレバー25の先端部の位置(a,b)と新たなカンチレバー25の先端部の位置(a,b)との偏差(a−a,b−b)に基づいて指標Sを表示する位置を補正する。
カンチレバー位置表示処理部44は、補正された位置に従って交換された新たなカンチレバー25の先端部の位置を示す指標Sを表示器45に重ねて表示する。
指標Sは、カンチレバー25の先端部に限らず、カンチレバー25の全体の形状を表わすシンボルを用いてもよい。指標Sは、例えば十字形状又はリング形状によりカンチレバー25の先端部を示すようにしてもよい。指標Sは、カンチレバー25そのものの位置を指標Sにより表示してもよい。カンチレバー25の位置は、走査範囲を含むように指標Sにより表示してもよい。
対物レンズ10の倍率を変更したときの指標Sの位置は、変更した対物レンズ10の倍率の変化の比率に応じて指標Sの位置を修正して求める。
カンチレバー25の先端部の位置を認識する方法は、例えば位置決め用マーク47等の基準試料をXYステージ5上に載置し、SPMユニット11により位置決め用マーク47の画像データを取得し、対物レンズ10を通して位置決め用マーク47の画像データを取得する。
次に、対物レンズ10を通して取得された位置決め用マーク47の画像データ上にSPMユニット11により取得された位置決め用マーク47の画像データを重ね合わせる。重ね合わせた画像データからカンチレバー25の先端部の位置を表示器24上で確認し、マウス等の操作入力部46からカンチレバー25の先端部の位置を入力指示するようにしてもよい。
上記第1の実施の形態では、位置決め用マーク47は、例えば光反射性の部材、例えばミラーにより形成してもよい。
対物レンズを通して試料の光学観察像を取得する光学顕微鏡は、通常知られている既存の顕微鏡からなる光学顕微鏡の他に、走査型レーザ顕微鏡(LSM)、ディスクスキャン方式の共焦点顕微鏡、走査型電子顕微鏡等の走査プローブ顕微鏡により取得される分解能よりも低分解能の顕微鏡を全て含むものとする。又、かかる光学顕微鏡は、生物の標本を観察するものも含む。
本発明に係る複合型走査プローブ顕微鏡の第1の実施の形態を示す構成図。 同顕微鏡におけるSPMユニットの構成図。 同顕微鏡における指標画像データの模式図。 同顕微鏡における他の指標画像データの模式図。 同顕微鏡に用いる位置決め用マークを示す図。 同顕微鏡における対物レンズの視野の中心位置を示す摸式図。 同顕微鏡におけるSPMユニットの測定範囲の中心位置を示す摸式図。 同顕微鏡ににより位置決め用試料に対してSPM測定を行って取得した画像データを示す模式図。 同顕微鏡により光学観察像をリアルタイムで表示している表示器にカンチレバーの先端部の位置を示す指標を表示した状態を示す図。 同顕微鏡により表示器に表示されるカンチレバー先端部の像の摸式図。 本発明に係る複合型走査プローブ顕微鏡の第2の実施の形態を示す一部構成図。 本発明に係る複合型走査プローブ顕微鏡におけるSPMユニットの変形例を示す構成図。
符号の説明
1:顕微鏡フレーム、2:下部フレーム、3:上部フレーム、4:支持フレーム、5:XYステージ、6:試料、7:レボルバ、8:レボルバ支持部、9:傾斜支持面、10:対物レンズ、11:走査型プローブ顕微鏡ユニット(SPMユニット)、12:取付け部、13:中空孔、14:ネジ部、15:取付止め部、16:XYアクチュエータ、17:中空部、19:Zアクチュエータ、20:連結部材、21:中空部、22:演算部、23:レンズ固定部材、24:下端縁部、25:カンチレバー、26:変位部材、27:探針、28:反射面、29:レーザ発振素子、30:分光部材、31:内蔵対物レンズ、32:フォトディテクタ、33:撮像装置、40:機能ブロック、41:プログラムメモリ、42:データメモリ、43:指標データメモリ、44:カンチレバー位置表示処理部、45:表示器、46:操作入力部、47:位置決め用マーク、48:位置決め用試料、50:対向側対物レンズ、51:第2の撮像装置、52:XYステージ、60:レンズ固定部材、S:指標。

Claims (19)

  1. 対物レンズを通して試料の光学観察像を取得する光学顕微鏡と、
    前記試料に対して走査するカンチレバーを有し、前記カンチレバーの走査により前記試料の走査プローブ観察像を取得する走査型プローブ顕微鏡と、
    前記光学観察像又は前記走査プローブ観察像を表示する表示器と、
    前記表示器に表示される前記光学観察像上に前記カンチレバーの位置又は前記カンチレバーの前記走査の範囲を示す指標を表示するカンチレバー位置表示処理部と、
    を具備したことを特徴とする複合型走査プローブ顕微鏡。
  2. 前記カンチレバー位置表示処理部は、前記対物レンズの視野位置と前記走査プローブ顕微鏡の観察位置とのずれ量に基づいて前記表示器への前記指標の表示を行うことを特徴とする請求項1記載の複合型走査プローブ顕微鏡。
  3. 前記カンチレバーを撮像する撮像装置を有し、
    前記カンチレバー位置表示処理部は、前記撮像装置の撮像により得られた前記カンチレバーの位置情報に基づいて前記光学観察像上に表示する前記指標の位置を算出することを特徴とする請求項1記載の複合型走査プローブ顕微鏡。
  4. 位置決め用マークと、
    前記光学顕微鏡の前記対物レンズを通して前記位置決め用マークを撮像する撮像装置とを有し、
    前記カンチレバー位置表示処理部は、前記光学顕微鏡の前記対物レンズを通して前記撮像装置の撮像により取得された前記光学観察像中の前記位置決め用マークの位置情報と前記走査型プローブ顕微鏡の測定により取得された前記位置決め用マークの位置情報とのずれ量に基づいて前記光学観察像中での前記カンチレバーの位置情報を求め、前記カンチレバーの位置情報に従って前記表示器に表示される前記光学観察像上に前記指標を表示する、
    ことを特徴とする請求項1記載の複合型走査プローブ顕微鏡。
  5. 前記カンチレバー位置表示処理部は、前記対物レンズを通して観察したときの前記位置決め用マークの前記位置情報を予め記憶する、
    ことを特徴とする請求項4記載の複合型走査プローブ顕微鏡。
  6. 位置決め用マークと、
    前記対物レンズと前記カンチレバーを有する走査型プローブ顕微鏡ユニットとが取り付けられ、前記対物レンズと前記走査型プローブ顕微鏡ユニットとを切り換えるレボルバと、
    前記光学顕微鏡の前記対物レンズを通して前記位置決め用マークを撮像する、又は前記走査型プローブ顕微鏡を介して前記位置決め用マークを撮像する撮像装置と、
    を有し、
    前記カンチレバー位置表示処理部は、前記対物レンズを通して前記撮像装置により取得された前記位置決め用マークの第1の画像データと、前記走査型プローブ顕微鏡ユニットを介して前記撮像装置により取得された第2の画像データと、に基づいて前記表示器に表示される前記光学観察像上の前記カンチレバーの位置情報を演算し求め、前記表示器に表示される前記光学観察像上に前記指標を表示する、
    ことを特徴とする請求項1記載の複合型走査プローブ顕微鏡。
  7. 前記指標は、前記カンチレバーの形状に相似した形状、円形又は所望の形状を有することを特徴とする請求項1記載の複合型走査プローブ顕微鏡。
  8. 前記位置決め用マークは、光透過性の部材に形成され、十字形状、円形形状、同心円状の複数の円、又は位置を特定可能な形状を有することを特徴とする請求項4記載の複合型走査プローブ顕微鏡。
  9. 前記位置決め用マークは、光透過性の部材に形成され、十字形状、円形形状、同心円状の複数の円、又は位置を特定可能な形状を有することを特徴とする請求項6記載の複合型走査プローブ顕微鏡。
  10. 位置決め用マークと、
    前記対物レンズと前記カンチレバーを有する走査型プローブ顕微鏡ユニットとが取り付けられ、前記対物レンズ又は前記走査型プローブ顕微鏡ユニットに切り換えるレボルバと、
    前記レボルバにより切り換えられた前記対物レンズを通して前記位置決め用マークを撮像する第1の撮像装置と、
    前記レボルバにより切り換えられた前記走査型プローブ顕微鏡ユニットに対して対向配置された対向側対物レンズと、
    前記対向側対物レンズを通して前記走査型プローブ顕微鏡ユニットの前記カンチレバーを撮像する第2の撮像装置と、
    前記カンチレバー位置表示部は、前記第1の撮像装置の撮像により取得された前記位置決め用マークの第1の画像データと、前記第2の撮像装置の撮像により取得された前記カンチレバーの第2の画像データと、に基づいて前記光学観察像中の前記カンチレバーの位置情報を演算し求める、
    ことを特徴とする請求項1記載の複合型走査プローブ顕微鏡。
  11. 前記走査型プローブ顕微鏡ユニットは、先端部に対して前記カンチレバーが着脱可能で、かつ前記レボルバに対して取り付け、取り外し可能であり、中空部を有する円筒形状に形成されたユニット本体と、
    前記ユニット本体の前記先端部における前記中空部内に設けられたレンズと、
    を有することを特徴とする請求項6記載の複合型走査プローブ顕微鏡。
  12. 前記走査型プローブ顕微鏡ユニットは、先端部に対して前記カンチレバーが着脱可能で、かつ前記レボルバに対して取り付け、取り外し可能であり、中空部を有する円筒形状に形成されたユニット本体と、
    前記ユニット本体の前記先端部における前記中空部内に設けられたレンズと、
    を有することを特徴とする請求項10記載の複合型走査プローブ顕微鏡。
  13. 前記撮像装置は、前記ユニット本体の前記中空部内から前記レンズを通して前記カンチレバーを撮像することを特徴とする請求項11記載の複合型走査プローブ顕微鏡。
  14. 前記撮像装置は、前記ユニット本体の前記中空部内から前記レンズを通して前記カンチレバーを撮像することを特徴とする請求項12記載の複合型走査プローブ顕微鏡。
  15. 複合型走査プローブ顕微鏡のレボルバに取り付けられた対物レンズの視野範囲と前記レボルバに取り付けられたカンチレバーを有する走査プローブ顕微鏡の測定範囲とのずれ量を求め、
    前記ずれ量に基づいて表示器に表示される前記対物レンズを通して取得される光学観察像に前記カンチレバーの位置又は前記カンチレバーの走査範囲を示す指標を表示する、
    ことを特徴とする複合型走査プローブ顕微鏡のカンチレバー位置表示方法。
  16. 前記対物レンズを通して位置決め用マークを観察したときの前記光学観察像中の前記位置決め用マークの位置情報を取得し、
    前記レボルバの切り換えにより前記対物レンズから前記走査プローブ顕微鏡ユニットに切り換え、
    前記走査型プローブ顕微鏡ユニットを介して観察したときの前記位置決め用マークの位置情報を取得し、
    前記対物レンズを通して取得された前記位置決め用マークの前記位置情報と前記走査型プローブ顕微鏡ユニットを介して取得された前記位置決め用マークの前記位置情報とのずれ量を求め、
    前記表示器に表示される前記光学観察像に前記ずれ量に応じて前記カンチレバーの位置又は前記カンチレバーの走査範囲を示す指標を表示する、
    ことを特徴とする請求項15記載の複合型走査プローブ顕微鏡のカンチレバー位置表示方法。
  17. 前記位置決め用マークの前記位置情報は、撮像装置により前記対物レンズを通して前記位置決め用マークを撮像し、前記撮像により取得される画像データを画像処理して求められることを特徴とする請求項16記載の複合型走査プローブ顕微鏡のカンチレバー位置表示方法。
  18. 前記カンチレバーの前記位置情報は、前記走査型プローブ顕微鏡ユニットに有する円筒形状のユニット本体内に設けられたレンズを通して前記カンチレバーを撮像装置により撮像し、前記撮像により取得される画像データを画像処理して求められる、
    ことを特徴とする請求項16記載の複合型走査プローブ顕微鏡のカンチレバー位置表示方法。
  19. 前記対物レンズを通して位置決めマークを観察したときの前記光学観察像中の前記位置決め用マークの位置情報を取得し、
    前記レボルバの切り換えにより前記対物レンズから走査型プローブ顕微鏡ユニットに切り換え、
    前記走査型プローブ顕微鏡ユニットにより測定したときの前記位置決め用マークの位置情報を取得し、
    前記対物レンズを通して取得された前記位置決め用マークの位置情報と前記走査型プローブ顕微鏡ユニットにより取得された前記位置決め用マークの位置情報とのずれ量を求め、
    前記表示器に表示される前記光学観察像に前記ずれ量に応じた前記カンチレバーの位置又は前記カンチレバーの走査範囲を示す指標を表示する、
    ことを特徴とする請求項15記載の複合型走査プローブ顕微鏡のカンチレバー位置表示方法。
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